ポジション解説


TYPEI(NORMAL)
磁性体に酸化鉄を使用。ほとんどのテープレコーダで使えるスタンダード的存在。80年代に性能が飛躍的に向上し、METALポジションにも引けを取らない。(最大残留磁京密度1200〜1800gauss)
TYPEII(HIGH/CrO2)
当初は磁性体に二酸化クロームを使用(CrO2ポジション)。独BASF社が開発。しかし、公害問題や性能の問題もあり、現在は酸化鉄にコバルトを添加したもの(HIGHポジション)に取って代わられる。VHSテープもこの磁性体が使われている。(同1500〜2000gauss)
TYPEIII(Fe-Cr)
TYPEIとTYPEIIの磁性体を二層塗りしたテープ。ソニーが開発。当初TYPEIIは中低音域が弱かったため、その弱点を補うために開発されたが、HIGHポジションの登場によりその役目を終える。なお、NORMALポジションでも一応使える。(同1500gauss)
TYPEIV(METAL)
磁性体に純鉄を用いる。米3M社(Scotch)が開発。従来のテープに比べ、性能が飛躍的に向上する。8ミリビデオやDATのテープとしても使われている。磁気エネルギーがNORMALポジションの倍以上。(同3000〜3600gauss)

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