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千の夜を越えても
side R
「て、夢オチ〜!?」
思わずロックマンはPETの中で大声をあげてしまった。
どうりで、夢を見ているときは気付かなかったが、起きてから考えると、いろいろと奇妙な点があったわけだ。
ネット世界では、現実世界のように微妙な光量で時間は移り変わらない。
ネットナビは、人間のように、ベッドで眠ったりはしない。
それに何より、彼がいるはずが、ない。
全ては、ありえない夢の話なのだ。
千の夜を越えたとしても、
二人で無邪気に同じベッドで眠る日は、来ない。
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