なのはなユニオンニュース

225号 2016年5月25日


16春闘 今すぐ同一労働・同一賃金!

写真1

 5月1日、全国ユニオンメーデーを新宿駅西口8時に開始。宣伝行動後、代々木公園で開催された連合中央メーデーに合流。参加者5万人。なのはなユニオンは11名が参加。終了後は渋谷にて懇親会。

写真2
連合メーデー。なのはなユニオンMさん、非正規労働者として元気にあいさつ。

 私は、菓子製造の会社で、パートで2年10ヵ月働いています。毎日の仕事はケーキを包装する仕事です。

 私がユニオンと出会ったのは、雇用保険と社会保険に加入できなかったからです。面接のとき、「雇用保険と社会保険に加入したいでしょ」と会社が言ってくれたので、すぐに加入できると思ったのに、加入できませんでした。それとなく会社に保険に加入したい旨を話しても、「待ってください」と言われるだけでした。労働局、労基署、年金事務所、ハローワークに相談に行きましたが、雇用契約書に「月の出勤日が12日以内」と明記されているので、加入できないと言われました。実際には月曜日から金曜日、毎日8時間、働いていると説明しても、指導してもらえませんでした。思い切ってユニオンに相談しました。ユニオンはすぐに、雇用保険と社会保険の加入要件を満たしているのだから会社は即刻、加入させなければいけない、入社時にさかのぼって加入させるべきとして、すぐに会社に団体交渉を申し入れてくれました。会社は1回目の交渉で、要求を全面的に認めました。私は、自分ひとりで8カ月もかかったことが、ユニオンと一緒に交渉したら、1回で実現できたことに驚きました。
写真3
 労働時間についても交渉しました。ケーキを扱うラインなので、夏は仕事が減るので労働時間がカットされます。私は賃貸住宅で単身で生活しています。時給900円だと1か月フルタイム働いて144000円です。残業代がプラスされて約20万円。保険料や税金などが控除されて、手取りは約15万円程です。生活は毎月、ギリギリです。不安なく働きたいと思い、毎月の労働時間の安定を要求し、「1日の労働時間は8時間」を確保できました。

 今年は、はじめて春闘要求をしました。時給は昨年の夏に50円アップしたばかりなので、時間単位でとれる有給休暇を要求しました。仕事の帰りに歯医者に寄ったりなど、ちょこっと早く帰りたいとき、時間休暇があったらいいなと思ったのです。会社は、働くすべての従業員に関わること、特にパートがたくさんいる部署は労働時間がバラバラなので、時間給を入れると複雑な事務作業になり、すぐに対応できないとの回答でした。でも、この交渉で、賃金が減額になる閑散期、賃金を確保するために土曜休みを有給に振り替えられること、有給の申し込みは前月の15日までと思っていたら、月末まで申し込めることを確認できました。職場ではできないと思っていたことが実はそうではなかったのです。会社は、職場に周知すると約束もしてくれました。写真4

 私は、ユニオンに入ってよかったと思っています。ユニオンと一緒に交渉すると、少しずつですが賃金や労働条件が改善されることを実感しています。だから、みんなにも労働組合に入りましょう、と言いたいです。今日は、私の小さな経験をメーデーという労働者の祭典の場で話す機会をいただき、ありがとうございました。








16春闘 オリエンタルランドユニオン

 3月4日、会社に要求書を提出。昨年、初めて取り組んだ15春闘はゼロ回答だったので、要求は昨年とほぼ同じ。

 全職種・すべての非正規労働者に、1.時給「100円アップ」(現在約1000円)、2.土・日・祭日出勤手当1時間50円、3.年末・年始手当を1 時間500円とし、対象日を現在の12月31日〜1月3日とする。4.「雇用契約書」に始業及び終業の時刻、1週間の労働日を明記する。5.有期労働契約から無期労働契約を望む労働者に対し、改正労働契約法18条を先取りして無期転換を図る。6.ボーナスの支払い基準を現在の720時間から684時間とし、その基準に満たない場合も段階を作り対称者を拡げる。

 出演者には、1.着替え手当350円、片付け手当1000円、2.キャストにあって出演者にない時間帯による手当(7〜8時:200円、22時〜1時:300円、1時〜7時:200円)、3.特殊作業手当(高温度手当)1勤務500円、4.ボーナスをCキャストと同額で年2回支給。

 労働環境として、1.従業員女子トイレの行列状態改善のために増設、2.託児所の設置。

 4月6日交渉。会社は制度変更をし、「普通に働けば半年で10円、頑張って働けば20円の昇給を実施」と回答。出演者についても、改善の方向性ありと回答。まだまだ要求が実現したとは言えないが、ほんの一歩、前進。半年後に昇給が実施されるかどうか、チェックしていきたい。


従業員代表者選挙に立候補し、わかったこと!

 2016年1月、オリエンタルランドで従業員代表者選挙が行われました。しかし、それは民主的な選挙とは程遠い内容でした。

 立候補期間知っている? まず、立候補期間を知っている人がどのくらいいたのか?そこに疑問を感じました。普段目につくような掲示板には立候補についての掲示は一切ありません。果たして会社側は告知する気があったのでしょうか?

どうやって立候補したことを

 次に投票期間、選挙活動についてです。立候補期間1月12日〜1月18日、投票期間1月21日〜1月28日。会社の構内で、集会、掲示、各種印刷物の配布またはこれに類似する行為を禁止する。立候補から中2日。この短い期間、しかもほとんどの選挙活動が禁止された中で、どうやって有権者に立候補の意図を伝えればいいのでしょうか?

 そしていざ投票が始まっても、投票所にすら従業員代表者選挙の事は掲示されず、組合員のいる店舗以外で掲示されたという情報もありません。投票が始まった1月24日の給与明細に一応従業員代表者選挙のお知らせ程度のものは記載されていましたが、ただ投票期間と投票場所が記されただけ。掲示されていた組合員のいる店舗でも、情報は氏名、部署、年齢、勤続年数。公約などの選挙に当たって重要な内容等は一切記載なし。私がオリエンタルランドユニオンの支部長である事を記載して欲しいと申し出ても、公平性が保たれないとの理由で認められず。氏名や年齢で、どう判断し投票するのでしょうか? さらに現従業員代表者が立候補しているにも関わらずその記載すらないのです。

 さらにあってはならない事がユニオンの元に情報提供されました。商品部のマネージャーやSVが勤務時間中キャストに対し、従業員代表者選出選挙の同意書に署名、捺印をお願いしていたというのです。この同意書に署名、捺印をする事は1票を投じた事と同じ事になります。しかし、選挙規則は勤務時間中の選挙活動を禁止しています。これは明らかな規則違反です。9割がバイトの会社でマネージャーが勤務時間中に票を集めていて、それを問題にしないと言うのなら、会社ぐるみで票を集めていたと言われても反論できないのではないでしょうか? そして選挙結果は当然落選。その事を伝える選挙結果の掲示には当選者の氏名が記されていただけ。得票数、投票率等の情報は一切記載されていませんでした。おそらく、会社はあまりにも低すぎる投票率を記載することなどできなかったのでしょう。

 今回、従業員代表者選挙をたたかってみて、これはオリエンタルランドだけの問題ではない事を感じました。従業員代表者とは従業員すなわち労働者の代表者であって、経営者の意思を代弁する者であってはならないのです。しかし現実には、経営者の意思を丸飲みする従業員代表者が多いのではないのでしょうか? これを機に、従業員代表者の問題にも取り組んでいきたいと思います。
(支部長 中園)

労契法20条裁判 内陸バス支部

 5月19日、合議制ということで裁判官3人になり、709号室で行われた。原告側の個別の労働条件ごとに主張をという求釈明に対し、被告は反論していると主張。どう見ても、被告の主張は同じことの繰り返しになっている。

 原告側は、「正社員路線は乗客数が多く、サービスなどの技術が契約社員路線より求められる」という被告の主張に対し、正社員路線と契約社員路線のバスの乗降者数は変わらないということを実際に調査したものと、契約社員路線はバス同士のすれ違いができないような狭い道路を走り運転技術が求められていることを証明するために道路幅を実測し、道路がいかに狭いかがわかる写真を証拠として提出。どちらも支部の組合員が実際に調査した貴重な証拠である。これから弁証準備に入っていく。

 次回は7月4日、631号室。よろしくお願いします。





長澤運輸闘争ニュース





5・14ちばキャラバン

今すぐ
最低時給1500円!

今すぐ
同一労働同一賃金


JR柏駅・東口 10:00 ⇒ JR松戸駅・東口 11:00⇒ JR市川駅・北口 12:30 ⇒ JR津田沼駅・北口 14:30 ⇒ JR稲毛駅・東口 15:30 ⇒ JR千葉駅・クリスタルドーム 16:15 ⇒ JR五井駅・西口 17:15

「今すぐ最低時給1500円!今すぐ同一労働同一賃金!」5・14ちばキャラバンは好天に恵まれ、各駅頭10人〜15人の参加で今年も元気に、柏駅から五井駅までチラシを配布し、「今すぐ最低時給1500円!今すぐ同一労働同一賃金!」を訴える。

 稲毛駅では「以前、組合活動をやっていた。自分で頑張らないとダメだね」とカンパをいただく。 最後はユニオンいちはらで交流会。一日ごくろうさまでした。

ちばキャラバン1
10時、柏駅集合。キャラバン日和。


ちばキャラバン2
800枚のチラシ。30分で予定通り配布。
キャラバン出発!
ちばキャラバン4
ちばキャラバン3
ちばキャラバン5
松戸駅。松戸労組会議の方々や二階堂市議がかけつけてくれる。
→ ちばキャラバン6
バスで市川駅に異動。突然の連絡にも関わらず、 なのはなユニオン・市川地域の仲間が待っていてくれた。


↓
ちばキャラバン10
ちばキャラバン7
昼食休憩後は津田沼駅。国労や京成の方が参加。


↓稲毛駅
ちばキャラバン9

五井駅にて、最後の記念撮影。
←
ちばキャラバン8

千葉駅・クリスタルドーム。チラシがすぐになくなってしまった。






第12回「草莽塾」に参加して

 4月23日(土)に開催された「草莽塾」に参加、受講させていただいた。全部で4つの教程で 講座が持たれ、そのそれぞれについての講師の説明と質疑応答がなされた。以下、それぞれのテーマを紹介するとともに、私なりに受けとめたポイントや感想を簡単に述べさせていただき報告にかえさせていただきたいと思う。
(中西 徹)


第1教程 東京共同法律事務所 花垣存彦弁護士写真5
「労働契約法20条を使った裁判の現状と課題」

 このテ−マについては昨年の第11回草莽塾でも同じ講師により同様なテ−マで取り上げられたのであるが、昨今この労働契約法20条を論拠とする裁判が数多くなされるようになっているとともに近く判決も出されるというような動きもあるところから再度取り上げられたのであろう。

 まずは労働契約法20条の条文そのものについて掲げさせていただきたい。

 「有期労働契約を締結している労働者の労働契約の内容である労働条件が、期限の定めがあることにより同一の使用者と期限の定めのない労働契約を締結している労働者の労働契約の内容である労働条件と相違するする場合においては、当該労働条件の相違は、労働者の業務の内容及び当該業務に伴う責任の程度(以下この条において「職務の内容」という。)、当該職務の内容及び配置の変更の範囲とその他の事情を考慮して、不合理と認められるものであってはならない。」

 また講師から裁判事例として日本郵便・東日本訴訟/西日本訴訟、メトロコマ−ス事件、ハマキヨウレックス事件、長澤運輸事件、千葉内陸バス事件を取り上げられた。特に昨年の教程では講師自身が担当された「長澤運輸事件」を例にとっての説明が中心であったが、本年の教程告では、実際の裁判上での論点についての説明に重きがおかれていたように思われた。

 その論点であるが、1.〜労働契約法20条が適用される草案か? 2.〜賃金の相違が不合理だといえるか? といった点についての説明もなされたが、ここでは私自身が特に印象に残った論点3.〜定年後再雇用の労働条件の「合意」についての被告の主張と原告の反論を以下に
紹介しておきたい。

 [被告の主張]原告らは定年後再雇用の労働条件について「合意」した/被告が使用者として有する裁量権の逸脱がない限り、その合意は有効。

 [原告の反論]労働契約法20条は民法90条の公序(公の秩序)を構成/使用者と有期契約労働者との間に「合意」があるからといって、労働契約法20条に反するような契約が有効になるものではない。この点についてだが、講師が「民法90条の『公序良俗』の規定は強行法規であり、これに反するものは絶対的に無効である」と述べられていたことが印象に残った。


第2教程 法政大学 沼田雅之教授写真7
「同一労働・同一賃金〜その目指すべき方向」

 このテ−マについて講師よりレジュメとそのレジュメを補足する「同一労働同一賃金」という説明資料の他に厚生労働省提出資料、東京大学社会科学研究所教授(労働法)水町勇一郎氏作成の「同一労働同一賃金の推進について」という資料が配布され詳しい説明がなされた。

 まずは、同一労働同一賃金とは「職務内容が同一または同等の労働者に対し同一の賃金を支払うべきという考え方」であると定義することができようが、その原則の主張の歴史は古い。1919年のベルサイユ条約の第13編の国際労働機関憲章「同一価値の労働に関する同一報酬の原則の承認」にはじまり、1948年の世界人権宣言、1951年ILO100号条約(日本は1967年批准)、1966年世界人権規約などにもそれについての規定がある。国内的にも労働基準法、パ−トタイム労働法、労働契約法、労働者派遣法のなかにも関連した規定がある。いくつかの裁判事例の中でも争われている。又、「一億総活躍国民会議」での日本総合研究所理事長・高橋進氏、日本経済団体連合会会長・榊原定征氏の発言なども紹介された。さらには講師より「EUにおける均等待遇原則に関する現状」についての説明がされた。ここではそれらについて細かく述べることはできないが、それぞれが主張する内容は決して一様ではないことがわかった。そして、それら諸点の説明を踏まえて、講師より「目指すべき方向性」として以下のような指摘がなされた。

本来の意味での「同一労働同一賃金原則」の確立はすぐには困難な状況。
まずは、企業内での処遇格差について「不合理性」という視点からの労働条件の点検を。
労契法20条やパ−トタイム労働法8条の「不合理と認められるものであってはならない」は労契法20条の見出し通りに「不合理な労働条件の禁止」と読むべき。
そして、「不合理」=「合理的でない」のだから、労働条件の相違が「合理的でない」=「合理性を説明できない」のであれば、法的に違法の扱いを受けると解釈すべき。

個別の労働条件の合理性について、使用者に説明を求める。
この説明には、訴訟だけではなく、団体交渉を通じた開示を含む。
職場、会社単位での地道な問題提起なくして、労働市場を横断する「同一労働同一賃金原則」の規範確立はない。


写真7
第3教程 東京外国語大学大学院 伊勢崎賢治教授
「日本の安全保障〜国際社会の中での日本の果たす役割」

 伊勢崎賢治氏は現職につかれる以前には、国連PKO上級幹部として東ティモ−ル、シエラレオネの日本政府特別代表としてアフガニスタンの武装解除の指揮にあたられるなどの大変ユニ−クなキャリアの持ち主である。そして、自ら「紛争屋」と名乗るなど、日本人として「戦場」という名の現場を最も知っておられる方でもある。それだけに氏の発言は大変「説得力」があるなという印象を持った。

 そして第1次世界大戦以降の集団安全保障や集団的自衛権の歴史国連の成立や国連憲章について、PKOの歴史と現状、これに対するこれまでの日本の係わりと今後のあり方など極めて多岐にわたって説明がされた。ここではそのすべてについて述べることはできないので、氏の考え方が大変わかりやすく述べられている著作があるのでそれを紹介したい。是非一読していただければと思う。

『日本人は人を殺しに行くのか』(戦場からの集団的自衛権入門)伊勢崎賢治朝日新書780円+税


第4教程 LGBT 法連合会事務局長 神谷悠一氏
「LGBTの基礎と労働分野での問題・解決」

 はじめに講師よりLGBT法連合会とは「性的指向および性自認等により困難を抱えている当事者等に対する法整備のための「全国連合会」の通称であることが述べられた。

 そして、「LGBT」とは、L:レズビアン=女性の同性愛者G:ゲイ=男性の同性愛者B:バイセクシュアル=両性愛者T:トランスジェンダ=身体の性と心の性が一致していない人、この4つの頭文字をとったもので、セクシャルマイノリティを表す総称として使われているのだそうだ。

 講師より順次問題点の説明がなされたが、「LGBT」が日本に約7.6%いるといわれたことには大変驚かされた。そして、これまでもLGBTの子どもへのいじめが存在することは容易に想像することはできたが、今回の講師の説明で、差別禁止にむけた地方自治体の取り組みや法律制定にむけたLGBT超党派議連も作られているということなど認識を新たにした。

 最後に労働組合の取り組みとしては、性的指向や性自認に関する差別禁止の方針化、ハラスメントをなくす取り組みなどが考えられるが、実際に取り組んでいく上ではかなりの困難も伴うとも思われる。いずれにせよ、「当事者のニーズに基づく運動」の展開をどうはかっていくのかが重要となるであろう。



写真8 4月から5月にかけて、5・1メーデー、5・3憲法集会、脱原発集会、安倍政権はもう嫌だ!などなど、集会、デモ行進、国会前総行動、講演会などが続きました。東金という千葉の田舎から、バスや電車を乗り継いで、ほぼ皆勤で参加している清水さんに、参加の感想をいただきました。


  色々な講演会・行動に参加してみて

 仕事が15時で終わるので土日祝だけでなく、平日実施される講演会やデモ等にもできる限り参加してみました。職場から直接バス停に向かい東京行きのバスに乗り、電車を乗り継ぎ会場へ。
 講演会では様々なジャンルの専門家の話を聞く機会がありましたので3名の講演会に出席しました。上野千鶴子氏の講演では、個人的に印象(衝撃)的だった発言は「求人倍率の中身は、同職種の非正規労働者の内定も含まれる」という事でした。このような操作をしている国(諸悪の根源)や行政だけでなく、マスコミも視聴者にもっと理解し易く報道できないのか、と思いました。1度聞いただけでは理解出来ない内容でしたので、その場で著書「女たちのサバイバル作戦」を購入。読んでみると、日本の労働を滅茶苦茶にしたのは小泉政権ですが、実はその基礎を作ったのはもっと以前から、という内容も。また女性に関しては均等法が仕事をする上であまり役立っていないことも。一体法律って、誰の為? と改めて思わせる内容です。ぜひ読んでみてください。

 金平茂紀氏の講演では現在、いかに強い報道規制が入っているか、その証拠に沖縄の慰霊祭に出席した安倍が沖縄の人達に野次られていたシーンも、普通はスクープ記事になるはずがどのマスコミも報道しない、のが現政権は自分たちの都合の悪い事に関して、「臭いものにはふたをしろ」感覚で動いている、という何よりの証拠だろうと思いました。また講演の中で、戦後沖縄の居住者に対して標準語で話そうというキャンペーンソングがあり、実際の音源も聞きました。「この曲を聞いた沖縄県民が今更無理、と言うと軍人に連行され殺される」というショッキングな話も。関連した話は聞いたことはありましたが、芸能を戦争の武器の様に利用していたことも。

 藤田孝典氏の講演では高齢者と若者の貧困というテーマで、簡単に言うと「生活保護制度はどんどん利用しましょう。利用者の生活の質も向上、同時に社会保障額に税金が回り、公共工事費や軍事費のような余計な経費に税金が利用されなくなる」、ということです。参加した講演の中では個人的に一番理解できました。

 その他参加したイベント等でゲスト出演したジャーナリストなどの話の中では、浜矩子氏の「アベノミクスは情が無い政策」、内田樹氏「観光産業しかない一党独裁、一都集中であるシンガポールを目指しているのでは? 治安維持法もある」という意見も印象的でした。

 参加していて個人的に思った事は、連合も肥大化しすぎて小回りが利かない(というより曲がれない)状態なので、やはり小さなユニオンがこのような専門家(女性の労働者、貧困者、LGBT)とタッグを組んでワンストップで問題を解決できる組織になる事が重要ではないか、と思いました。
(清水)




夏の参議院選挙

国会に、私たちに、福島みずほさんが必要だ!

 暑い夏が近づいてきました、熱い選挙戦も6月22日には開始が予定されています。なのはなユニオンは夏の参議院選挙に、全国ユニオンともども「福島みずほさん」の推薦を決めています。福島さんとの関係は長く、全国ユニオンが結成される以前、福島さんが弁護士に成りたてのころから一緒にセクハラ問題に取り組むなどから始まりました。全国ユニオンが2002年に結成されてからは、政策協定を結び、福島さんを推薦し続けました。

 私のなかの福島さんは、国会議員というよりは、一緒に雇用問題をたたかい続けた同士です。日雇い派遣、派遣切り、派遣村、そして同時期に闘った京浜ホテルの倒産争議などなど、全国ユニオンが闘い続けた、どの場面にも福島さんは私たちとスクラムを組んで、現場にいました。 2012年の派遣法の「改正」をめぐって、互いに涙を流しながら議論したことは忘れることができません。

 福島さんは、戦争法、脱原発、沖縄、どの問題をとっても、先陣を切って、安倍首相と渡り合い、安倍政権の天敵とも言われています。安倍政権にNO!を突きつけ、憲法改悪は許さない、99%の人の政治に変えるために、国会に福島さんが必要です。

 福島さんを何としても国会におくるために、全力で参議院選挙をたたかうことを呼びかけます。

 福島さんは全国比例区から立候補を予定しています。全国どこからでも名前が書ける選挙です。友人・知人に、福島みずほさんは国会に必要だ、国会に送ろう、と呼びかけて下さい。

(なのはなユニオン委員長 鴨 桃代)




熊本地震で被害に遭われた方々に、

心よりお見舞い申し上げます。


4月14日に発生した熊本大地震。14日、16日と2回にわたり震度7を記録。その後も余震が続き、地震発生から1か月以上経った今も、一部の地域では不自由な暮らしを余儀なくされています。

 熊本県荒尾市に住む私の友人は、「地震から2週間は過ぎましたが余震が続き、不安な日々です。15日未明の地震ではシャンデリアカバーが落ち、部屋中に散乱し、生きたここちがしなかった。海が近く津波情報も出て、高台へ避難した人もいたと聞きました。1日も早く落ち着いた日が過ごせますよう祈っています。熊本市の友人は家の中がめちゃくちゃで手の付けようがないそうですが、手伝いにも行けません。」と手紙を寄せてくれました。

 先日、千葉にても震度4の地震があり、一瞬でしたが怖い、と思いました。熊本地震はこの倍以上の震度です。その恐怖感にさらされている熊本の方々に、普通の暮らしが一刻も早く戻ることを、そのためには災害地の人々の心に寄り添う対策の取り組みを願うのみです。また、地震の度に「○○原発は今のところ異常ありません」とのテロップを見るたびに、異常があったら遅いのです。地震大国日本に原発はやっぱりダメ!
(桃)



☆☆おしらせ☆☆

5月27日
18:30
福島みずほさんを囲んでのトークセッション 全水道会館
5月28日
14:00
次世代交流会 ●労契法20条裁判/長沢運輸・東京地裁勝利判決

17:00
戦争法廃止を求める2000万署名 JR津田沼駅北口

18:00
なのはなユニオン執行委
6月 5日
14:00
全国総がかり大行動・国会前集会 ※衆議院第二議員会館前に集合
6月17日
14:00
全国ユニオン全国委員会
6月21日
10:30
成田エアカーゴ都労委
6月22日

参議院選挙公示(予定)⇒7月10日参議院選挙投票日
7月 4日
10:00
内陸バス裁判631号室
7月22日
or 29日

ビアパーティ
8月19日
18:00
全国ユニオン全国委員会
8月20日
10:00
全国ユニオン大会

13:00
シンポジウム 連合会館


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なのはなトーク

  
介護労働者の友人と話して

 先日、私は同郷の友人と30年ぶりに話した。彼は介護職に従事していることがわかり、現在の介護労働者が直面している現実と悩みに話が及んだ。

 すぐに話題にのぼったのは、今年、特別養護老人ホームで起きた、若年介護労働者が利用者の高齢者をベランダから転落死だせたあの事件。マスコミで、この事件はどう扱われているか。1.犯罪を犯した当該の介護労働者が人格的に欠陥があるというとらえ方。たしかに、ストレスがたまってイラついて、自分のいうことをきかないと感じた高齢者を何人も突き落としたことはゾッとさせられる。2.しかし、この若者労働者の置かれている特養の介護職場の労働条件は大変厳しく、人手不足のゆえに夜勤体制が十分でない。過酷である。このことも指摘される。

 友人はこの事件を他人事ではない、特殊な事件とはいえないという。自分自身が精神的に追い込まれる気持ちにもなると。介護職を選んだ理由を彼はやりがいを感じるからといった。やがて自分も介護される側になるのだし、いたわりの気持ちでやれる仕事だと。けれども、現実は全くことなる。夜勤月7回、体制も不足し、思うように動いてくれない高齢者にイラだつ自分を感じると。自分を責める気持ちと過酷な労働条件にあきらめの気持ちとで日々ヘトヘト。

 私は介護労働者の友人の悩みを、賃上げや長時間労働の改善等を課題にしたたたかいの只中で、同時に解決していかなくてはいけないと思った。高齢者介護は本来社会の共同事業として社会が引き受けないといけないはず。そういう問題。けれども今の介護が、かけ離れているのはなぜか?と自問しないではいられない。自責の念を持つ友人の悩みも組合活動の中でこそ解決していかなければいけない問題だと考えさせられる。
(井藤)

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