なのはなユニオンニュース

249号 2018年12月28日


 1.第一回裁判当日から、 舞浜アクション継続!

 2.19春闘セミナー開催!

 3.年末ですから温かい気持ちで読んでください。お願い。BYQ

 4.お知らせ

 5.なのはなトーク
 



舞浜アクション(写真)
第一回裁判当日から、
舞浜アクション継続!

 11月13日、11月29日、12月13日、12月20日と4回、8時30分から舞浜駅下・交差点で行いました。参加者は毎回15人前後(シニアユニオンの仲間が5人程、毎回遠くから駆け付けてくれています。地元市川地区の仲間も4〜5人。なのはなユニオンから5人程)です。寒さが一段と厳しくなっていますが、元気に1時間、約400枚のチラシを配布し続けています。12月13日、アクション開始直後、ロータリーに止まったバスの運転席から手を大きく振る人が。写真2誰かなと思ったら組合員Mさんでした。再就職でバス運転手に挑戦し、頑張っているMさんとの思いがけない出会い、寒さが吹き飛ぶほど嬉しかった!! Mさんからも「とても馴染みのある声がじわじわ響いてきて、鴨さんだ?って嬉しかったあ! 寒いですね!何とか大型に乗っちゃっている感じです。会えて良かった?」と即刻メールあり。
 12月20日、今年最後の舞浜アクションにはBさんも参加。アクションの場に来ること、立つことは相当勇気がいったと思う。「来ちゃいました」と言って、参加してくれた。涙が出るほど嬉しかった!終了後、ささやかなお茶会を開催。名前も知らない行動参加者同士、相互交流ができました。来年も舞浜でお会いしましょう!


裁判支援メッセージ

私に勇気をくれました。

 私は数年前に労働闘争を全面勝利してから、闘争とは少し離れた会社員生活をしていました。私の仕事は私服警備員です。万引き犯等に対し声掛けし警察に引き渡す仕事です。そんな会社ですから、法令遵守は当たり前としてまぁ、きっちりしている会社だと思っていたのですが…昨年8月、会社の健康診断で採血をしました。その際担当看護師は右手首に針を刺したのですが、その針が神経を傷つけ、今現在も痛みとしびれの取れない状態になりました。私は会社の健康診断で起きたことですし、勤務地となる店舗の空調で冷やされて辛くなるので、出勤予定を調整してもらい病院に行きたいと報告しました。すると、統括部長から連絡が入り、常務案件にすると言われ一週間放置されました。その間自分でも調べていくうち、どう考えても労災案件ではないかと思いたちました。しかし会社は何度報告を求めても、後でとまともに取り合わない。
 そんな時にニュースで、オリエンタルランドユニオンの労災認定の記事が目に入ってきました。その記事を何度も読んでいるうち、「この人は、相当の覚悟で、辛い思いもして、それでも闘っているのに、私は何をしているんだろう。しかも経験あんじゃん私。」と、心の声がしました。そう思ったら、気合いが入ってきました。相棒のボイレコと、全治一年、ただし完治できるかの断定はできないとの診断書を手に、会社とやり合い、労災認定を貰いました。オリエンタルランドユニオンの仲間の頑張りが、私に勇気と自信をくれました。この闘いをしていることで、私が想像する以上に辛い思いをしていると思います。でも、勇気と自信をもらえている人間もいます。今日はその事をどうしても伝えたくて、このような形を取りました。いつか直接、伝えさせてください。本当にありがとうございます。(K)


写真4立ち上がった勇気に連帯し支援する
         意思を固める!
 12月15日に開催されたシニアユニオンの大会には、ディズニーランドでキャラクターの着ぐるみを着てショーなどに出て働いているなのはなユニオンの2人が参加してくれました。パワハラや過重労働のない本当の意味での「夢の国」にするために勇気をもって立ち上がった仲間です。着ぐるみは10〜30キロの重いもので、夏場はサウナの中で仕事をしているようなもの。身体を壊すのも当たり前。しかも「キャラクターは人間であってはならない」という名のもとに、自分は何の役かも会社からの守秘義務を受け、友人に相談もできずに辞めていく人も多いとか。こんな「職場を何とかしたい」として会社の「安全配慮義務違反」を問題にして立ち上った勇気に連帯し支援する意思を固めました。
 それにしても、今パワハラ問題は日本を覆う課題になっています。"♯METOO"の流行語大賞や、カスタマー(第三者、駅員、コンビニ店員、介護士など)ハラスメントに至るまで。しかし、政府は罰則規定を入れようとはしていません。この2人の裁判の勝利とともに、私たち一人一人がハラスメントを根絶する意思を固めていく。このことが新しい年を迎えて、改憲とともに大きな課題になると考えます。
(島。「シニアユニオン通信」より抜粋。)


19春闘セミナー開催!

 全国ユニオンで毎年恒例となっている「春闘セミナー」を12月8日、ユニオン運動センターで開催しました。なのはなユニオンからは7人が参加しました。

第一単位「ハラスメント法制化に向けた現状と課題」
(山岡遥平弁護士 日本労働弁護団事務局次長)、

 山岡弁護士は、ハラスメントの法制化に向け、現在、労働政策審議会で議論されている内容について措置義務にとどまっており、行為を禁止する規定が必要であること、ILOの報告書でどのような指摘がされているのか、さらに労働弁護団としての取り組みを報告していただきました。

第二単位「安倍改憲阻止に向けて〜政権の動向と国会報告」
(福島みずほ社会民主党副党)

 当日の早朝4時まで国会で審議をしていた福島社民党副党首は、入管法の改悪や水事業の民営化が示すように国会の劣化が著しいなどと述べ、この動きは改憲につながっていると指摘。さらに、来年5月20日くらいまでに改憲発議をすれば、国民投票が参議院選挙と同日に実施される可能性がある、などと話しました。

第三単位全国ユニオン2019春闘方針(案)
関口事務局長

写真3 2019春闘は有期労働契約の無期転換や均等待遇、高プロ導入阻止や労働時間の短縮、ハラスメントの撲滅などを方針の柱に挙げています。
方針1.不当な雇止めを許さず、改正労働契約法の無期転換権、改正労働者派遣法の雇用安定措置を活用して安定した雇用を実現しよう!
方針2.規模間、雇用形態間、男女間、無期転換後にも残存する格差などを是正し、均等待遇を実現しよう!
方針3.36協定を短い時間で協定し時短を進めるとともに、高度プロフェッショナル制度を職場で導入させない取り組みを進めよう!
方針4.労働協約の締結など職場内のハラスメント撲滅に取り組もう!
方針5.賃上げ要求基準4%の獲得を目指そう!
方針6.どこでも誰でも時給1500円以上を目指そう!

第四単位「働き方改革に対する労働組合が講ずべき対応」
(岡田俊宏弁護士日本労働弁護団事務局長)

 岡田弁護士は、先の通常国会で成立した
「働き方改革関連法」について紹介し、高プロ導入や裁量労働制の職場内での導入阻止、さらに依然としてくすぶり続けている解雇の金銭解決制度についても運動で跳ね返そうと呼びかけました。

終了後、懇親会が行われました。
(全国ユニオン通信259より)



イラスト(雪だるま)
年末ですから温かい気持ちで読んでください。お願い。BYQ

皆さまこんにちは。え〜、今12月22日11時。あと数日でXmasですね。Xmasで思った事は『ん?Xmas?それは美味しいのか?わしの国にはそんなもんは無いぞ。煮るのか?焼くのか?焙るのか?それって甘いの?しょっぱいの?』なもんです。望年会の景品準備をしながら『どのネタにしようかなぁ』と思ってもいました。そして、今の私はかなりケツカッチン。サクサク書ける話をサクサク書いて提出しますがどうぞご勘弁下さいませ。これからも鴨さんをたくさん混迷させる予定なのだから困らせるわけにはいかないの。←言い訳の前置きが長いぞ。ということで全日本おばちゃん愛の主張大会なるものがあったなら言ってみたい事を書きます。
新年。『今年は何をしようかな?』って思うものです。では、日本に住んでいる全員に問います。「誕生日はどうですか?好きですか?」
「誕生日?特に考えた事無いけど?どうもしないし、歳取るから嫌。」「なに!考えた事が無いの!嫌いだと!歳をとるから嫌だと!コリャッ!なにぬかしとんの!そう思いようにって誰に教わったん!おばちゃん、そいつと話をしてくっから言いなちゃい!ほら!おばちゃんはね、おばちゃんになればなる程、誕生日はワクワクするだよ。わからん?そうかぁ、みんなそう言うのよね、なんでかしらねぇ?まったくぅ。じゃぁ、嘘の無い話をしましょうかねぇ。よろしくって?新年は万人に漏れなくやってくるわね。じゃぁ、誕生日は?誕生日だってそうよね?だけどね、ちょっと違うの。貴方の誕生日は貴方にしか来ない。唯一、貴方だけの誕生日はですからね。つまりねぇ、未だかつて、誰も経験した事がないの。前人未踏の新しい年齢にステップアップするのが誕生日よ。デビューなの。」
「年齢が嫌」「えっ?年齢?何してたって貰える永久不滅ポイント。うんうん。今んところは、スーパーグレードシニアになれば、お祝い金だって貰えるのよ。まぁ、確かにね、年齢で落胆する事ってあるわねぇ。社会的な何かに何かをするとなるとね。例えばそうねぇ就職活動とか。こんなおばちゃんだって怒り狂って落ち込む事もあるわよぉ。ねぇぇ、聞いていけないかもしれないけど聞いていい?貴方の若い頃ね、文句のつけようが全くない位に全てが光り輝いてパラダイスだったの?全世界の人が一人残らず絶対振り向く自信満々な容姿だったの?だから老いるのがそんなに嫌なん?」「シミ皺とか嫌なものは嫌なの!」「あっ、やっぱり。でもね、何言ってんの!老化じゃないの!進化なの進化!あのね、人は全員さ、失敗を繰り返して〜の、何かを学び〜の、更なる成長を願って真面目に生きてるもんじゃない?だからそもそも[老い]って言葉が間違っているの![進化]が相応!シミ?皺!?今までその顔で海千山千それ以上を越えてやってきたんでしょ?だったら堂々としてなさいよぉ。過去の貴方に失礼よ。過去の貴方が泣くわよ。」
「そこまで開き直れるのはあんただけ。開き直れません。普通は。」「それって謙虚?恥じらい?日本固有の伝統気質?まぁ何でもいいけど、今、減らしても良い位、十分、謙虚さを持っているのに、それ以上増やしていってどうするん?伸びて然るべき貴方の良い個性が絶命しちゃわないかな〜?あまり良くない空気感を醸し出しているようなさぁ、今の世の中さん?、その原因はそういうとこにもあると思うのよ、私はね。ねぇ〜、社会的に世間的に年齢がどうとか、こうとかとかとか、それに支配されて誕生日(加齢)が嫌だっていうのはさぁ、ぶっちゃけ、楽しいの?イケてるの?美味しいの?嬉しい事?」
「まぁ、楽しくないよね」「だよね〜。年齢を積み重ねるとさぁ、内面が顔に出るって言うじゃない?」心は自由じゃん。故意に人や物を傷つけない妄想なら、フリーダムなのよぉ。新年元旦だけじゃなくて、ワクワクする日が少なくても年に二回あるって思ってた方が楽しいよ。ほらぁ、児玉清さんの名台詞、「Wチャンス!アタックチャァ〜ンス!」なん。まっ、ということで、誕生日(齢)を悪く考えるのは損よ。楽しめる1日位増やしてかないとやってられなくなるかもよ」って、新年同様次の誕生日もどんなデビューの1年にしますか? 考えてみて。年齢のスローガンを考えると楽しいのよ(^^)/私の次は「獅子舞なだらか47歳」ですけど何か?
そして、今年はどのような1年を駆け抜けましたか?
私は、多くの事を終わらせた1年でした。中でも大切で長く丁寧に続けていこうとしていた事が3つあります。自らの力の無さを痛切に強く憎んだ心抉れた無念の3つでした。頑張ったけど無理だった。頑張ったから無理だった。でもね、だからこそ終りに出来たん。今度はねぇ、長く大事に丁寧に続けていきたい事は、鼻をほじりながらやりたいと思います。思えば、高田純次さんに尊敬の念を抱いているのに関わらず、今年、私の適当度が低い1年で反省点の1つです。吉永小百合さんにもなりたいんですけど…程遠くて、冗談めいていて、諦めている素振りをしていますけど→大真面目に諦めてないもん!今年を投了して望む。臨む。失敗を1つたりとも無駄にしない思いは減らすわけにはいかないの。来てもよろしくってよ失敗さん。全力で受け止めてあげるよ(笑)それから目指せ!吉永小百合さん化!←なの?(笑)鼻から血が出る位にほじりながら適当に+鼻歌歌いながらのほほんのんびりまったりと2019。
最後。今の私は、大切にしてきた子供達が嫁ぐ日を迎えた頑固親のような心境です。自宅で大切にしてきた所有物ちゃん達の為、新しい嫁ぎ先を試行錯誤しながら長く探し求めておりました。簡単に手放す(廃棄他)はしたくなかった。新しい人生を見つけてあげたかった。
今年の今日、みんな大切にしてきた良い子ちゃん達、どれ位嫁に行くのかな?望年会2019で嫁がせます。引き取ってくださる皆さんにとっても良い出逢いでありますように。どんな物にも命があります。命よ、思いと一緒に心豊かに続け。
 追記 前回の「飛び出せチョロ!」でお褒めの言葉をいくつか頂きました。ありがとうございます。大変嬉しかったです。良いも悪いも言葉が返ってくるのは私へのご褒美です。





☆☆おしらせ☆☆
2019年


1月18日(金)
18:30
全国ユニオン旗開き
場所 IKE-Biz
としま産業振興プラザ6階
1月19日(土)
14:00
安倍9条改憲
NO!安倍政権退陣国会前行動
衆議院第2
1月26日(土)
18:00

執行委
2月15日(金)
19:00


全国ユニオン
2019春闘開始集会
ユニオン運動センター
2月23日(土)
16:00

18:30
執行委

なのはなユニオン
 2019春闘開始の集い



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なのはなトーク 2018年末を迎えています。あっという間の一年間でした。今年は9月に開催した「なのはなユニオン結成30周年」に向けて、そのイベントを成功させるために活動があったといっても過言ではありません。おかげさまで30周年は、組合員及びご支援いただいている皆様ともども1988年の結成から現在に至る活動の経緯とユニオンの活動の在りようを振り返り、そしてなのはなユニオンの未来を展望するよい機会になったと思います。来年は新たな気持ちで、さらなる一歩をめざして頑張ろうと思います。
 今年は過去最高数の相談と交渉に明け暮れました。安倍内閣が「働き方改革」と言えば言うほど職場は無法化し、働く者の心と身体は壊れ、働く者同士が足を引っ張りあう状況に。解雇、パワハラ・セクハラ、長時間労働・未払残業・・・ユニオンの出番が増えました。これまでなのはなユニオンとは縁がなかった外国人の方々の相談も増えました。異文化と言葉の壁を実感しつつ、繋がりたいと悪戦苦闘しています。
 そして何より、2017年8月から業務過重による労災認定を契機として開始されたオリエンタルランドとの闘い。今年11月13日には安全配慮義務を会社に問う裁判が開始されました。舞浜アクションも開始されました。何としても"#METOO"の声を拡げ、原告二人が裁判に寄せる想い「パワハラ、業務過重のない『本当の夢の国』にしたい」を実現したいと思います。
 仲間の一言や流した涙に共感しました。「こんな会社辞めようと思ったが、交渉で改善が図られることが実感できたので働き続けようと思う」「我慢しても、耐えても何も変わらないことがわかったから闘う」「怪我したら終わり、フォローもなく続けてひどくなったら"さよなら"では夢の国に未来はない」私にとって忘れられない年はいろいろありますが、忘れられない年になりました。年初めに宣言した5月〜10月は「月1回登山」もほぼ達成しました。5月雲取山&飛竜山、8月黒部五郎岳&薬師岳、10月常念岳&蝶が岳、12月雲取山。もう登りたくないと思いながら登った達成感、無限に広がる山並み・・・来年はどこに行くのか。そのワクワク感が今年70歳になってしまった私の活力になっています。来年も事務所留守の折は山に行ったと思って下さい。来年は一緒に登りませんか?

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