250号 2019年1月28日 |
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12月22日望年会を開催。「ちこちゃん」も参加。24名の参加者に「ボーっと生きてんじゃねーよー」 と喝を入れました。2019年、元気にスタートしましょう! 基本給の大幅ベースアップを要求の柱としたが、ベースアップは実現できませんでした。しかし、交渉を重ね、ラウンド手当、賞与、作業手当・有給手当のアップを勝ち取りました。実現できなかった要求は、これからも要求し続けるということで、2018春闘は以下の内容で合意しました。
支部結成後、職場改善要求を掲げて6月29日から交渉を5回重ねました。結果、(1)土・日出勤した場合の割増金が2年間に遡り支払われました。(2)今年度分の有給休暇が7月1日より支給されました。交渉を重ね、昨年度分についても法律に則ってということで支給されました。(3)社会保険・厚生年金未加入について、第二回の交渉で社会的流れなので加入するとなりましたが、実際の加入は12月1日と、かなり遅くなりました。(4)賃金明細書の残有給休暇日数や残業時間の明記などをわかりやすく修正しました。(5)「就業規則」を新たに作成し、労基署に提出する「意見書」の従業員代表に支部委員長がなりました、などなど前進が図られました。しかし、一方で会社は「金がない」との理由で、夏・冬のボーナスをカットしました。職場改善がやっとスタートしたところで、まだまだ支部活動を定着化させるためには時間がかかりそうです。 Kさんは、7ヵ月の試用期間終了時に、S株式会社から本採用拒否を通告されました。理由は●警備のみを行うことに固執、●上司の指示に従わない、●他の社員から苦情多数などでした。この理由の背景には、入社の過程で社長及び人事部長と口頭確認した「シフト制・月10日(勤務・明け・休み/3日1サイクル)」について、会社が入社初日から「現場は月15日間」だと言い、「約束が違う」ということで話し合い月10日になったが、2か月後には再度「月15日間」が提示され、結果「月13日間」としたという背景がありました。2回の交渉及び労働審判で、会社は「約束はなかった。他の社員から『労働日数が少なくて賃金が多いのは不公平だ』と苦情があるので、公平な働き方にしようとしたが、言うことをきかなかった」と主張。労働審判で裁判官は会社に「10日が13日になった経緯は明確である。約束はあったのでは」と問うたとのことで、第1回で十分満足できる内容が出たので和解しました。 |
1・18全国ユニオン2019旗開き
全国ユニオン首都圏の2019旗開きがIKE-Bizとしま産業振興プラザで開催されました。東京ユニオン、東京管理職ユニオン、プレカリアートユニオン、シニアユニオン、派遣ユニオン、なのはなユニオン(参加7名)の仲間たち100名程が集いました。今回の司会はオリエンタルランドユニオンの原告Bさんが一人で務めました。「原告Bです。怪しいものではありません。」から始まった進行は、めいっぱい緊張している風でしたが、時間が経過するにつれて、笑顔で滑らかに。終了すれば、皆様から「よかったよ」の感想が届けられました。旗開きには多くの来賓の方々も駆けつけてくれました。棗弁護士を始めとする労働弁護団の弁護士さん、福島みずほさん(社民党副党首)、市来伴子さん(杉並区議)、山口菊子さん(豊島区議)、伊地智恭子さん(三多摩区議)、石川大我さん(豊島区議)など議員さん、I女性会議、平和フォーラム、世田谷地区労、全日建連帯労組など団体の方々などなど。年頭にあたって熱いメッセージをいただきました。最後に各ユニオンの闘争報告と決意表明がされました。シニアユニオンの皆さんが肩を組んで「がんばろう!」を歌いました。なのはなから参加したオリエンタルランドユニオンの仲間たちなど若い方たちは「知らない歌」とのことでしたが、60年代安保&三池闘争を知る世代には心熱くなる歌でした。ちょっといつもより遅い旗開きでしたが、全国ユニオンらしい2019年のスタートが切られました。 2019春闘 取り組む準備を! 寒中真只中ですが、もうすぐ春。労働組合にとってはみんなで一緒にたたかう「春闘」がいよいよスタートします。 ■なのはなユニオンとしては、1月26日に執行委員会が開催され、全国ユニオンの春闘方針を読み合わせて、なのはなユニオン2019春闘方針(案)の柱を確認しました。
■これまで春闘に取り組んできた支部、一人でも春闘を取り組んできた組合員は、今年の要求を作りましょう。2018春闘の積み残しでも、新たな要求でも、要求を掲げなければ春闘は始まりません。これまで取り組んだことないけど、今年はやりたいも大歓迎。昨年よりも多くの支部、組合員が春闘を一緒にたたかおう!2月15日全国ユニオン「2019春闘開始集会」、2月23日「なのはなユニオン2019春闘開始の集い」には、ぜひぜひ春闘要求をもちよって、集まって下さい! |
中央大学駿河台記念会館にて開かれた。私はこの集会に参加し、労働弁護団がなみなみならない危機感と決意をこめて「労働組合の皆さんが憲法改悪に反対して立ち上がることが絶対に必要である」 (徳住会長、棗幹事長、宮里常任幹事)と訴えていることに感銘を受けた。以下、報告。 I 私がなによりこの集会の意義としてあげたいのは「各労働組合からの報告」。 棗幹事長が力を込めて言っていたように、この集会は連合、全労連、全労協のナショナルセンターの垣根をこえて、憲法改悪に反対するという闘いの方向性で一致し労組が集まったことにある。11組合「全日本自治団体労組(自治労)、日本教職員組合(日教組)、日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)、全国港湾労組連合会(全国港湾)、全国建設労組総連合(全建総連)、国鉄労働組合(国労)、航空労組連絡会(航空連)、日本医療労働組合連合会(医労連)、全日本建設運輸連帯労組(全日建)、全国コミュニティユニオン連合会(全国ユニオン)、コミュニティユニオン全国ネットワーク」が参加し、各々、改憲を何としてもやらせないという決意を表明した。2組合「日本私鉄労働組合総連合(私鉄総連)と全駐留軍労組(全駐労)」がメッセージを寄せた。 全日建連帯労組の小谷野書記長は「いま、私たちの組合は関西地域生コン支部にたいする国家権力(大阪府警、滋賀県警など)による不当逮捕がやられている。生コン会社の労働者の賃金原資を確保するために、業者の資本家経営者にたいして争議権を行使した。憲法28条に保証されている権利である。しかし、これを権力は恐喝と言いなして小さな労組を血祭りに挙げようというものだ。憲法改悪の先取りと受け止めている」と。安部政権は9条改悪を狙っている。と同時にすでに労組に対して実質上の改憲先取りともいうべき弾圧が仕掛けれられていると私は受け止めた。憲法改悪反対は労組こそが取り組むべき喫緊の課題である。 U 安部政権のねらう憲法改悪の特質と情勢について主催者からの提起 徳住会長は「労働弁護団が11・17「安部政権のもとでの憲法改悪に反対する意見書」を発表。「理由」として3月に発表された「自民党憲法改正推進本部の改憲案」の核心が「現行9条1、2項を維持したうえで、9条の2として自衛隊の保持を明記することにある」と、その危険性を明らかにしている。」と挨拶した。続いて棗幹事長は「日本労働弁護団による初めての憲法改悪反対の集会である」と集会の意義が述べ、「下村憲法改正推進本部長が衆院憲法審議会をめぐる野党の姿勢を『職場放棄』と罵倒したことをとらえて、野党が立憲民主党中心に批判を強め、審査会は1回で閉じ「国民投票法」の論議をさせなかった。こうして臨時国会での自民案の提案は頓挫させた。けれども、12・10の安部の発言にみてとれるように、2020年改憲を狙っていることに変わりはない。 日露2島返還ムードを煽り、ダブル選挙を狙っている可能性がある」と情勢を報告した。宮里弁護士による基調講演「憲法9条改憲と労働運動」が行われた。「表題に明記されているとおり、安部政権は現行9条をそのまま維持して『9条2』を創設しようとしている。何も変わらないと言うが、それはちがう。(1)なにより『9条2』は9条1項・2項の例外規定とされることにより9条1項2項が空洞化される。("後法は前法に優る"といわれる)(2)憲法の下位規範である法律(自衛隊法)によってその存在を認められた自衛隊を憲法上の地位に格上げする。つまり、憲法上は国会、内閣、裁判所と同格の存在として自衛隊が位置づけられる。(3)戦前の産業報国会は『資本―労務の一体』の名において労働組合を解散させた。戦後憲法改悪の策動に反対し、支えたのは労働運動である。平和のために今ほど、労働組合運動が奮起を求められている時はない。」と、宮里弁護士は訴えた。私は改憲をとめていくために、労組にとって大きな意義をもつ集会であったと感じた。私たちユニオンもこれをうけとめたいと思う。(T・I) 「郷ひろみだった大晦日」 byQ 昼に出た。リサイクルショップ行った。 憧れのバーバリーのコートと帽子を安く買えて幸せ至極だった。 ネットで調べて開いてる事を確認してから、食べ納めに東金市にあるお店に行った。 だのに年末休みだった。ガッカリ また渋滞を切り抜けて、成田付近の温泉に行った。食べ納めの為に。 混雑とスタッフ不足の理由で車椅子1人は断られた。多分無理だろうとはわかっていた。 目の前で、二本足民達はなんら問題も無くどんどん入退館していく。 ガッカリ 朝から食べてないからお腹空いた。 コンビニ行った。 荷物が全通路を塞いでいて苦労した。 空腹をあおるメンチカツが苛立ちもあおる。 全部全部しょうがない。年末のせいだ。 黙って帰る気無くなった。なんでもいいからゆっくり食事したかった。 避難所扱いにしているいつものホテルに駆け込む。そりゃここで食べれば高い高い。 人いっぱいで楽しそうだ。 静かな寿司屋を予約してもらって開店までロビーの隅に居た。 日常のこういう時、エスコートするようにサッと現れて助けてくれる人が居たならば、どんなに助かるだろう楽しいだろう楽だろうと痛切に思い、決して平坦ではないこれから続く先の道を悲しく思う。目の前の楽しそうな人の群れに私が入れる事は今まで通りこれからも無いのだ。ただ今まで通り堂々と突き進めばいい。それしか出来ない。 青いグラスのある店で食べるはずが、湯呑みも寿司屋が着地点。 バカか?私は?でも、ここは1度来たかったのだ。静かな食べ納めがしたいのだ。そもそも寂しくしょんぼりして帰る気は少しも無い。泣け!!財布。 静かに食べた。半分お土産にした。 会計時、スタッフに少し無駄話。笑わせちゃった。落ち込んでいるんですけど・・・まぁいつものご愛嬌って事で。そんなに面白かった? 車でぽたぽたと帰って来て、テレビをつけたら郷ひろみだった。 そっか、今日大晦日は太陽のせいなのね。 そうなのね。そうなのか?そういう事にしとこう お土産にした分は母に渡した。お土産にしたのはにぎり寿司。結局、私は大好きなお寿司も食べないで終わったのである。これもまた太陽のせいだときっとひろみGOは軽快に言うだろう。そういう事にするしかないな。 ひろみGO!に勝てる気がしないから。そんな1年のすっとこどっこいな終わり。そして私は学びました。 どこにも向けることが出来ない思いは、全部太陽のせいにしてしまえばいいんだって。 |
毎月勤労統計調査の改ざんから思う
毎月勤労統計(毎勤と略称)調査の不正が発覚した。「毎勤」はもっとも重要な統計調査で大正12年の職工賃金毎月調査を前身に、今日に至っている。日本の労働者の賃金・労働時間・平均賃金・インフレ率と関係する実質賃金指数等、最重要な公的統計と言っていい。 その調査に500人以上全事業所のうち、東京都では三分の一しか対象ではなかったという。その結果、実際の賃金等は低額に評価され、それを基に給付される失業手当や労災保険給付等は本来額より少なく給付されていた。影響を受ける労働者は二千万人余にのぼるという。 公的調査に対する畏敬と責任感の欠如、それが十数年にわたり、見逃されてきたという監査機能不全。これは安倍政権の体質の反映したものだ。アベノミスクの「成果」を示すためのGDPデータの改変、裁量労働制を強行するための「不正データ公表」、公務職場での障がい者雇用の水増し、「森友・加計」学園問題で明らかになった公文書の改ざん・廃棄等々。 福島震災原発事故の子どもの甲状腺癌発症と放射能被曝との因果関係の非科学的・恣意的否定、被曝の安全基準の年間1ミリから20ミリシーベルトへの引き上げと帰還強制。これは国家による被曝強制・社会的傷害・殺人行為そのものだ。 安部政権の恣意的・独善的な政権運営と徹底的な資本擁護により勤労国民の人間らしく生きていく権利が奪われていく。「もうこれ以上だまされない」決意をもって、ユニオン運動の強化に努めたいと思う。 (天)
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