なのはなユニオンニュース

264号4月30日


 1.休業補償6割が8割に!

 2.休業補償「8割」に至る経緯

 3.休業補償「10割」要求に寄せられた キャストの声

 4.コロナに負けない!支部結成!



 7.「今季、基本にひとすじにゃんころめーだじょ」

 8.おしらせ

 9.なのはなトーク





休業補償6割が8割に!

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 4月9日、株式会社オリエンタルランドに、「休業補償10割」を求む、第2回目の要請行動を行いました。
 4月15日、会社は、3月分・4月分、5月分賃金を対象として「平均賃金の8割『勤務解消手当6割+特別休業手当2割』」支給することをキャストに発信しました。
 正社員は全額支給ということなので、2割の格差は残りましたが、「一歩前進」しました。



休業補償「8割」に至る経緯

4月 9日 なのはなユニオン&オリエンタルランドユニオンは「休業補償を10割」にする要請を行いました。

4月10日 OFSは「OFSメンバーの皆様へ」を発信しました。このなかにユニオンが行った4月9日の要請行動について、(1)OFSとは関係のない「外部の組織」が行ったことである。(2)“密集”“密接”し、従業員がほとんど出社していない本社前でメディアを扇動するためだけに活動していることは大変遺憾である、と述べています。
■OFSは何か勘違いをしているのではないでしょうか。ユニオンが「外部の組織」であるならば、会社は要請書の受け取りを拒否することができ、書面で回答する義務もありません。当方の要請書を受け取り、書面で回答もしてきているということは、会社は当方の組合をOFSと同様に内部の組合として認めているということです。会社が認めているユニオンのことを「外部の組織」と言っていることについては、理解できません。
■「メディアを扇動するためだけに活動」と言っていることについて
 ユニオンの活動を貶める問題発言です。当ユニオンは●休業補償6割では生活できない、●キャストは6割、正社員は10割と、休業補償に格差をつけるのはキャストに対する差別扱いである、ゆえに10割補償を会社に求めるために行動しました。メディアを扇動するために行動した覚えはありません。

 メディアの方々は主体性をもって取材をしていますので、メディアの方々にも失礼です。
■会社に休業補償の改善を求める活動をすることは、組合にとって差し迫った課題です。
 今大事なことは、“生活できない”“助けて下さい”と訴えているキャストの声を会社に届け、0割補償を会社に求めることではないでしょうか。そのために、ユニオンは2回(3 月19日、4月9日)の要請行動に取り組みました。
4月13日 会社は「10割補償には応じかねます。」との返答をしてきました。
 その理由について、「キャストは業務の性質上、休園に伴って業務に就くことはなく、自宅での待機を命じられることもない。社員は自宅待機や在宅での業務を命じられ、必要ならば出社指示も受けているので休業していない。」と述べています。
 つまり、会社は「キャストは全解消=6割補償」、「社員はみなし労働=10割補償」の違いを設けることには合理性があると、強調してきました。
4月15日、会社、新たな提案をする!
 会社は「特別休業手当支給の件」ということで、「会社としても検討した結果、平均賃金の8割『勤務解消手当6割+特別休業手当2割』を支給することになった」と、キャストに発信しました。
 コロナ感染対策で休園がいつまで続くかわからないという不安のなかで、休業補償が6割から8割になり、生活不安がやわらいだという声が、ユニオンに寄せられています。なぜ10割でなく8割なのか、という疑問は残りますが、現段階は一歩前進と受け止めたいと思います。
 4月24日に「休業補償8割」での賃金が支給されました。平均賃金の8 割なので、思っていたよりも少ないという声があります。まだまだ休園も続きます。キャストの生活不安・雇用不安をユニオンは共有し、事態の改善をめざして、これからも取り組んで行きたいと思っています。

 行動に参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。




休業補償「10割」要求に寄せられた キャストの声
(4月8日現在。抜粋)

現在週5日×7時間勤務。4月のシフトから6割のみと説明される。一人暮らしなので6割では生活できない。
正規雇用の方々は会社に補償されているので、最低限の生活はできていると思います。しかし、80%を占める準社員は生活保護以下のレベルを強いられています。元々日本を代表するパークにもかかわらず賃金が最低水準です。ちなみに東京なら1200円くらいの時給で働けます。会社から開園したらまたゲストに…的なメールは来ましたが、その前にキャストも大事にしてほしいです。
オリエンタルランドの通達が来たのですが、補償や給与に関する言及が無い上、ゲストのためにの一点張りには正直呆れてしまいました。再開したら頑張ろう!とか仰ってるのですが、再会できずに泣く泣く退職する学生たちがわんさかいるのに、気遣いなし。こんなんだったらメールしてくるなと思いました。
今月の給料は勤務解消手当、いわゆる休業手当が4月24 日に支払われるそうです。労働基準法で6割定められていますが、交通費なし、着換えなしの6 割となると社会保険も引かれて5 万円前後になるのではと不安を募らせています。正直、生活が苦しいです。国からお金がほしいという位、生活に困っています。
準社員の給料面に関して6割補償とのことですが、1日4時間×週5日だと手取り額は4 万円ほどです。家賃にもならず生活できません。平均140時間×時給1090円。
次回振り込まれる給料に関しては到底生活していけるものではないと思います。私は実家の親に送金してもらい活する予定ですが、一人暮らしの方は辞めざるをえない状況かと思います。
情報不足。休園情報をプレスリリースで知るのはおかしい。休園期間が引き延ばしにされて生活が不安定になるだけ。なのはなユニオンと同じ10割補償を望む
今だに会社からは給与補償の詳細は何もない状態です。
それどころか「自宅待機継続」とメールが来ました。きちんとした補償をしてくれないのに、自宅から出るな、他でバイトするな、と遠回しに言っているようで怖かったです。5万程度の給与なんかでは生活できない。私が勤務するロケーションのシフトは週4日×4〜5時間(ひどい時は一日たった2時間だったり)。他の部署はわかりませんが、6割だと手取りは3万円位かもしれません。
こんな額でよくも「規定に基づいて補償する」と言えるなあと呆れます。一人暮らしで先の見えない不安感もあり、鬱になりそうです。補償額は最低生活ができる位の額がほしいです。自宅待機を命じられバイトもできません。バイトに出てコロナ感染したら会社に迷惑かけてしまいますから…。コロナにかからないためにも安心できる補償がほしいです。(勤続13年・時給1100円)
先日「キャストのみなさんへ〜こころはひとつ〜」という動画がキャストに一斉送信されました。内容はいつもの綺麗ごとなのですが、この動画にキャストから給与に関するコメントが多数あげられていました。
4月20日以降の勤務に関しては30メールのみで電話などでの告知もなく、今まで週5打ち出しで10時間30分以上の勤務を強いていたにもかかわらず、現在の解消LINEは4時間×4回に削られています。(勤続5年以上)
私の場合、3月の支給額をざっと計算したところ、おおよそ6万円程ではないかと思います。そこから、社会保険などを引かれると、手取りで3万円程になるのかなと思い、驚いているところです。みんなが力を合わせ頑張る時ではありますが、休園が長く続くとどうなるかと思うと、不安でいっぱいです。(勤続9)
OLCの準社員や出演者に対して10割補償をしてほしい。
本日付の東洋経済の記事に、「オリエンタルランド、2カ月休園でも磐石なわけ 手元現預金は3000億円超、株価も高く評価 https://toyokeizai.net/articles/-/342084」が掲載されました。OLCは、休園の場合でも経営を存続できるよう十分な資産を準備しているはずです。準社員に対して10割補償も可能なはずです。どうしても全員に10割補償が難しいのであれば、レギュラー(週5)出勤の準社員を優先して補償するなどの措置をとってもよいのでは。非正規雇用で働く準社員がいなければ、そもそもパークは運営できません。日々、ゲストに接するキャストがいるからこそパークは成り立っているのに「非正規だから」という理由で給与を10割補償しないのではタダ働きさせているのも同然です。
大勢の準社員、出演者の生活がかかっていることなので、元・準社員としての考えを書かせていただきました。




コロナに負けない!支部結成!

 全員即日解雇 太陽の里支部結成4 月14日、株式会社デーベロップヤリタ&九十九里リゾートは、ホテル太陽の里で就労している従業員を集めて、コロナ感染対策の状況下で客が減り売り上げが落ちたのでホテルを維持することはむずかしいということで、「業績悪化のために、会社都合で2020年4月16日をもって退職」という内容の書面に、その場でサインさせました。参加者は、突然の出来事で、ホテルが再開した折には働いてほしいと会社から言われ、仕事がない地場なので、また働きたいと思い、ここでサインしなかったら再開時に採用してもらえないとも思い、不安だらけの状況でサインしました。
写真5
支部結成は教会チャペルにて
 4月16日18時ころ、総支配人I氏から、何かおかしいとユニオンに相談があり、4月18日、11名で、太陽の里ユニオンを結成しました。すぐに会社に、業績悪化というだけでは解雇理由にならないとして、雇用の継続を要求の柱として交渉を申し入れました。
 4月27日に第一回団体交渉が開催されました。会社側は副社長と専務、代理人弁護士2名が参加。ユニオン側は、新たに組合に加入したパートの方々も含め17名が参加。ホテルの一番広い場所である宴会場で、交渉が行われました。
 冒頭、組合から、パートや外国人の方々も新たに加入し組合員は26名であること、パートや外国人の方は雇用保険の適用対象であるにも関わらず未加入なので、遡及加入を要求に加えることを、会社に通知。
 会社は、従業員に対する説明不足は認めたが、コロナ以前から業績が悪く、さらにコロナで業績が悪化し、雇用調整金を活用しようにも従業員に支払う休業手当6割の金もない。現に存する労働債権(退職金、有給休暇の残分)も支払い困難であることを強調。解雇予告金については、退職勧奨なので「会社都合による退職」にはなるが支払い義務はない、と主張。
 ユニオンは、退職勧奨は極めて乱暴なやり方で、整理解雇の4要件も満たしていないし、必要な手続きも踏んでいない。組合員は雇用継続を望んでいるので、雇用調整助成金を使って休業手当を支払い、雇用は継続していただきたいと主張。また一旦退職とするならば、払うべき労働債権は支払っていただきたいと主張。
雇用保険の遡及加入と外国人を寮から追い出さないということについては応諾したが、雇用継続のところは、「金がない」の一点張りで、主張は平行線。
 次回までに、財政状況がわかる資料、事業再建計画などの提出を会社に求め、交渉は終了。
客減、生活できない!
 客減、生活できない! かすみ交通タクシードライバー4名でかすみ交通支部結成。
 そもそも完全歩合制なので、売り上げがなかったら賃金はどうなるのか、最低賃金も支払われないのか、等々が不透明な、不安定賃金であったなかで、コロナ感染拡大の影響を受ける。客は減り、1日・20時間走っても売り上げは1時間分のみなどで、生活不安が拡大。コロナ感染が怖いからと有給休暇で休ば、「金ないから」と支払われない、コロナ感染の危険がある業務なのに会社は何の手立てもしない等々で、このままでは生活できないと支部を結成。会社に交渉を申し入れる。会社は5月1日から休業とする、雇用調整助成金を申請して休業手当を支払う、有給休暇取得分については雇用調整助成金がおりた時点で支払う、などを即刻回答。
 従業員に対する説明を行うとのことなので、必要ならば改めて交渉申し入れを行う、とする。



今、何している? 何思っている?

 私の近況 シーズンが終わり「求活頑張るぞ」と思った矢先でしたので、求職活動は“休止”状態です(内定取っても “コロナ取り消し”にあったら振り出しに戻る、と思うので)。今は自宅で過ごすか、出掛けても車で10〜15分位のスーパーに買い物に行く(1〜2回/週)程度です。入会しているスポーツジムは休会しています。
 ハローワークで認定されて失業保険を貰っていますが、給付は郵便(特定記録郵便)で必要書類を送れば給付可能になるそうです。
[良かった事]
・ハイリスクな公共交通機関に乗らなくていい、勿論ハローワーク内も。
・認定日までの求職活動(通常2回以上)が免除でも支給。
 ただし、認定報告書内の“求職活動した・しなかった”の“しなかった”の方に丸をして「コロナウィルス感染防止の為に求職活動が出来なかった」と理由を記載。
 実はこの事はネットニュース(時事通信)で知りました。ちなみに管轄ハローワークからは連絡無し。なおその手続きをしようとハローワーク(私の地域の管轄は千葉南)に10日前から四六時中電話してましたが、“話し中”か繋がっても“混み合っていますので、このままお待ちいただくか時間をおいてかけ直して下さい”のアナウンスばかり。仕方なく手紙を送り連絡を取ることができ、手続きに至りました。そして本日、認定報告書を管轄のハローワークに送りました。あとは支給を待つのみです。
 ユニオンの活動ですが、執行委員会含め4〜5月(場合によっては延長)は控えたいと思います。
 申し訳ありません。
 あと、添付ファイルに車のブログに張ってあった画像がありましたので、良ければご覧いただけ。

あたりまえ
 いま世界中でコロナウィルスによる感染症が大流行している。拡大を防ぐべく様々な対策がとられているが、一方で自分自身の免疫力を高めることも重要なことだと思う。
 免疫力を高めるには「栄養バランスの取れた食事、充分な睡眠、お風呂に入って身体をしっかり温める」ことが大切だけれど、実際はどうだろう。
普段の生活を振り返ってみると、「過重労働を強いられ疲れきっていて、食事をしっかりとる時間もなく、お風呂はシャワー、睡眠時間に至っては真っ先に削られている」日常を過ごしている。
 この様な生活を続けていれば、免疫力が下がるのはあたりまえである。
そもそも、私たちにとって健康で文化的な生活をおくることはあたりまえの権利のはず。
 これを機に、まずは自分たちの労働環境を改善し、健康的な生活を取り戻すために行動が必要だと思う。
(松永)
春を味わう
 緊急事態宣言の影響で、4月20日(月)から5月6日(水)まで、工場全ラインが、生産中止になりました。 ケーキ工場なので休業は、仕方がないと思いますが、今、休みにしかできない事、春を味わうと発想に切り換えています。
 最近は、布マスクを活用しています。今日は、桜柄、明日は、元気が出るように、オレンジや黄色のマスクとか、春らしいパステルカラーの明るい色の服を着て、気持ちだけでも、その時、その瞬間を味わいたいです。
 先行きどうなるのだろう?とばかり考えて、今生きることを、忘れてしまうと勿体無い気がしますので、そんな風に日々過ごしています。
(綾)



現在の過ごし方
 毎日いつも通りに起きると、まずは体温を計測します。コロナ対策の緊急事態宣言が発令されましたが、私の職場では、以前と変わらず平日は、毎日出勤しています。感染症対策のため、電車や職場でも、窓を開けているため、少し寒いと感じることもあります。バスや電車は、乗客が少なく座れる事が多くなりました。ソーシャルディスタンスを意識するようになりつつあります。
 困った事と言えば、いつも利用するコインランドリーがコロナ予防のため営業時間を短縮したことです。そのため、毎週2回は、会社を早退しています。コインランドリー利用のためとはいえ、その分は時間給が減少します。
(田中)

助けあう世の中に
 コロナが猛威を奮い自粛生活になり、イライラしている人が増え、怒りを他人にぶつける人をよく見掛けるようになりました。
 東日本大震災の時は復興を目標に励まし合い、助け合ってきた気がします。
 今回は見えない敵との終わりが分からない闘いだからでしょうか、人間の汚い部分ばかりを感じてしまいます。コロナで仕事が無くなり補償を求めている人に対して「こうなる事を想定しなかった自分が悪い」「好きでその道を選んだ自分が悪い」と他人の財布に入る金が許せない考えの人が多いことに驚きました。どんな仕事でも好きな気持ちだけで出来る訳ではなく、背景にはその人の生活があり、補償が無ければ生きていけない。
 そんな当たり前の事すら想像出来ない人の多いこと。
 それでも声を上げなければ変えることが出来ません。
 人を攻撃する事に必死になるのではなく、助け合う世の中に早く戻ることを願います。
(佐藤)

OLC/ゲストさんからのお便り

  キャストさんに寄付したい!
 初めてメールします。この26日から、家族7人でTDR旅行する予定で、半年まえから、みんなでワクワクしておりました。昨日の発表で夢と消えてしまいました。
 私たち家族は、年に何回かパークに皆でいくのを楽しみにしております。子供たちが小さい頃から、いつ行ってもキャストさんたちの心からの歓迎に、感謝しておりました。昨日のニュースで、皆様大変な事になっているのを知りました。キャンセル料が戻ってきますので、そのうちから、ほんのわずかですか、皆様に寄付させていただきたいとぞんじます。振り込み先など教えていただけないでしょうか。もしできないなら、現金書き留めにいたします。
 本当に些少な額ですが、田舎で皆様とまたお会いできるのを楽しみにしています。いかに豪華な施設かあっても、また行きたいと思うのは、皆様の笑顔が、また働くぞと力がわく、原動力になっているからです。またお会いできるのを楽しみにしていると、皆様にお伝えくださいませ。長く生きておりますが、こんな厳しい世界を見るとはおもいませんでした。
 夢の国が続きますよう、微力ながらお手伝いしたいとおもいます。
 昨年生まれた孫を連れて行きますね。 秋田市 二部のん (4月10日)




「今季、基本にひとすじにゃんころめーだじょ」
 まず自分の原稿を読んでから月会報を読みます。
 先月号は『誰の文?』と思いました。でも全部を読み終え『こりゃしょうがないぞい。こりゃ致し方ないわい。』と大納得しました。新型コロナの影響が沢山の労働者に過重な労働問題を突き付けている状況が紙面から溢れていたからです。
『感染なんかどうでもよくってよ』と思いながら、相変わらず慌ただしくしています。コロナの終息まで手抜きをせずに続けられる予防っていったら、ただ基本的な事を一筋でやり続けるのが私の出来る全部。
「うがい・手洗い・マスク・腹八文目素食・睡眠・いつもの単独行動。いつもとほぼ同じ」
 ですが、私もね、昔と変わらず“か弱き乙女”です。
だ・よ・ねぇ? あと少ししたら、社内でも外でもストレス発散無意識の弱い者叩きが始まるでしょう。
 小さな背丈の外見で分かりやすい私は、性格が慎ましやかではない事もあり、誤解されやすく反感を持たれやすいです。いつも標的にされます。それらをすり抜けられる気合いと技の補強が急務ですが、映画館で観る作品から摂るいつもの栄養がなくて、なかなかなトホホの私で・し・た。
 先日、返事が殆ど無い方になんとなくメールをしました。励まして貰いたい気持ちでした。でも、失礼にならぬようにと前向き調子の文を書きましたら・・・なんと!返事がきました。
 が!!こうでした。「まさかこんな時代になるとは思ってもいませんでした。(省略)脅威を前に手も足も出ません。(省略)前を向いて歩く未来に向かって進むという考え方が素晴らしいとされていますが、僕は今、昔をよく思い出しています(省略)」
 返事を出したい。でも『こ〜んな私が励ます方にならなきゃいかんのか?ヤバイ参った。また慇懃無礼になる私かぁ・・・』と思いましたが、やむなし。趣向を変えながら短い数通を出しました。ド真剣に考えていたので、下手だけど嘘の無い言葉になり私自身が私に励まされました。
 数通の内の一通は長文になったので出しませんでした。ざっくりこんなかんじ。

まだ四月、もう四月なのに汗をぬぐうような暑い日も大雨で寒い日もあります。また、新型コロナの不安で心がときめきづらい春でもあります。
でもところがどっこいしょ!!私達は困難を抜けて未来を創っていける緩急剛柔な生き物なんだぞ!!聞いているかぁ!!コロナさん共よ!!ですよね?!(^^)!
春はあけぼの
まずは深呼吸
“まず生きるは 息をすること 風立ちぬ”
岸田稚魚
そして心
“春風や 闘志いだきて 丘に立つ”
高浜虚子
20200419 by Q
 今、4 月19日。今度は某所に籠って用事片付け祭り状態の夜。初めに地元サークル用事。会う機会が無い人生の大先輩17名の方々に手書きで葉書を書きました。
 葉書というのは良いものです。文字数が限られた分、嘘も直ぐにバレますから、心を込めて集中して真剣に書けます。
 17枚。17回の私自身の下手な言葉でまた私は励まされました。トホホは終わりました。

その葉書を皆様へ






☆☆おしらせ☆☆
2020年



 5月 3日(日)
 
憲法集会 中止

 5月14日(木)

OLC裁判延期

 6月 6日(土)

ちばキャラバン延期―9月5日

 7月17日(水)
全国ユニオン定期大会&ビアパーティ延期→9月



 5月1日からユニオン運動センター(初台)が新事務所(仮)に移転初台に転居して10年。全国ユニオン、東京ユニオン、東京管理職ユニオン、派遣ユニオン、派遣ネットワーク、プレカリアートユニオン、フリーター全般労組が一時的に移転します。2〜3か月後には、別の場所に移動する予定です。
 事務所(仮)はだいぶ手狭なので、当面、人が集まる会議などは不可で、工夫を要すとのこと。電話も転送での対応になるので、繋がりにくくなるとのことです。
新住所:東京都港区芝5−29−17 MY三田ビル1階
※JR田町駅西口を出て、第一京浜沿いに左、高輪方向に徒歩5分。


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なのはなトーク 風薫る5月。いつもならば、連続行動に追われている日々がなつかしく思うほど、自粛、自粛である。が、コロナ禍は、雇用と生活をはげしく揺さぶり、ユニオンには連日、相談が寄せられている。
 休業補償がない、賃金未払、感染が怖くて休みたいが休ませてくれない・・・そして即日解雇がふえている。業績悪化で退職をお願いしたいと、その場で「退職願い」にサインさせる。大変乱暴なやり方であるが、多くが言われたままにサインをしてしまう。太陽の里では、総支配人が退職日の夜、おかしいと相談があり、雇用継続を求めて交渉を開始した。会社は解雇ではなく退職勧奨であると言い切る。そして「金はない」と言い切る。雇用調整助成金の申請以前に、休業手当自体を払えないと言う。
 国がコロナ禍で拡充した雇用調整助成金は、現状に対応できていない。申請したとしても、約20万件の相談中、支給決定282件(4月24日)という実態では申請自体が通るのか、支払いはいつなのか、先がみえない。会社が休業手当を払ったらではなく、会社が休業手当を払うために国が休業手当を立て替える仕組みでなければ、労働者支援にはならない。
 本来ならば格差是正春闘の真っただ中である。OLCはキャストの「休業補償」を8割に引き上げた。一歩前進であるが、格差は2割残った。会社は4月施行の同一労働同一賃金を意識してか、「キャストは業務の性質上、休園に伴って業務に就くことはなく、自宅待機も命じられていない。社員は自宅待機や在宅業務を命じられている。」から2割は合理的な違いであると強調。3000億円もの現金預金があると言われているOLCが、キャストに支えられていると言い切っているOLCが、こんな時も格差をつけた。これまでも格差の中におかれて余力がない非正規労働者に、未組織労働者にコロナ禍は追い打ちをかけている。国や企業の労働者に対する姿勢が露呈された今、組合も問われている。できないこともいっぱいあるが、一緒にできることを困難でも実践する組合でありたい。
(桃)
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