2021年1月25日 No.272 |
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富士そば 支部長・書記長を懲戒解雇!
富士そば労働組合、なのはなユニオン、全国ユニオンは弁護団と力合わせて闘うぞ! 富士そばに対する店長たち22名の労働審判が年明け早々、1月8日から始まった。同じ会社・同じ残業代問題なので併合されるかなと思ったが、併合されず。日によって数名の時もあるが、基本1名で裁判が進行。店長さんたちは三宅弁護士を筆頭とする千葉弁護団とともに奮闘中。 会社は正社員の労働時間を改ざんしたことは認め、「悪しき慣習として、毎月の締め日以降、係長がまとめて退勤時間を実際の打刻時間より早い時間に修正し、または休日の出退勤記録を消去するという修正をおこなっていた。これは店長等についてそれほど長い時間外労働の実態があるわけではなく、基本的に定額残業代の範囲であり、店長等の給与額に影響が及ばないという認識のもと、見栄えが悪いことを主たる理由として行われていた。」と主張。 一方で、会社は原告(労働者側)が労働時間を捏造している疑いが極めて濃いとも主張。 労働審判では労働時間の立証は原告に課せられているため、シフト表、本人の記憶メモなどをもとに労働時間を計算したが、その労働時間に真に働いていたという客観的証明をしなければならない。労働者は2年前から残業代を請求するぞと準備をしているわけではないので、なかなか厳しい立証を迫られているが、原告・弁護団・組合一丸となって攻防中。 支部長と書記長には棗弁護士・大久保弁護士(旬報法律事務所)がつき、第2回労働審判に向けた準備中の1月29日、会社は安部支部長と佐々木書記長に懲戒解雇を突き付けてきた。理由は労働時間の改ざん、社内の勤怠管理システムに入り込んで裁判を混乱せんがために勤怠を改ざんなど。進行中の労働審判の原告に対する懲戒解雇はありえない。このありえない懲戒解雇は原告22名に対する見せしめであると同時に、組合つぶしを狙った会社の弾圧であると受け止め、全国ユニオン、なのはなユニオン、富士そばユニオンは東京・千葉の弁護団とともに、逃げないで闘い抜くことを決意。 組合員の皆様。今年もよろしくお願い致します。
富士そば、労組幹部2人懲戒解雇 未払い残業代巡り対立
懲戒解雇されたのは富士そば労組の安部茂人委員長ら。2人とも店舗運営会社「ダイタンディッシュ」の係長だった。処分理由の通知書では、(1)未払い残業代請求の労働審判を有利にするため、業務報告書などの勤務記録を事後的に改ざん・捏造(ねつぞう)した (2)労働審判で会社側の反証を困難にするため、店長らの勤怠データがある会社のシステムを改ざんした、などとされた。安部委員長らは取材に対して、処分理由での指摘を全面的に否定。「どの項目も事実無根の言いがかりで、組合つぶしを狙った不当なもの。解雇無効を労働審判で争う」としている。 一方、グループを統括するダイタンホールディングスは「弁明の機会を与えても両氏は不合理に否認するばかりで、やむなく懲戒解雇した。証拠関係については強い自信を持っている」と説明している。 富士そば労組は、会社側の指示による勤務記録の改ざんが常態化し、店長らの長時間労働に対する未払いの残業代があると主張。昨年10〜12月に労働審判を集団で申し立てたほか、役員が雇用調整助成金の不正受給につながる勤務記録の改ざんを指示したことを会社側に指摘して是正を求めるなどしてきた。 労組側によると、会社側は労働審判で、証拠として提出された勤務記録は労組側が改ざんしたものだと主張し、社内でも従業員に周知していたという。これに対して労組側は、会社が労組のイメージ悪化を狙って根拠のない情報を発信したもので、不当労働行為にあたるとして東京都労働委員会に救済を申し立てるなど、労使の対立が激化していた。 (江口悟)[朝日新聞DIGTAL]より |
〜 新しい本との出合い 〜
親から子へそして孫へと平和のバトンをつなぎたい 1)『傷魂』 宮崎縦一著 冨山房インターナショナル刊 忘れられない従軍の体験 2)AI とカラー化した写真でよみがえる『戦前・戦後』 「記憶の解凍」プロジェクト編集 光文社新書 ・広島平和公園の地はかつてのたくさんの商店と多くの人々の姿があった。 ・日本各地の米軍の空爆の焼け野原二冊とも大きな驚きと怒り悲しみが湧き上がります。是非読んで下さい! 新刊は図書館で。(S) まさかの「緊急事態宣言再発令」で職場は大混乱です。(N) 「十羽で地面をつつく寒すずめ」仕事が10年目になります。(T) 2021(令和3)年 明けましておめでとうございます。 昨年は、大変お世話になり、ありがとうございました。本年も宜しくお願い致します。 新型コロナウイルスで、緊急事態宣言等、色々ありましたが、学びの1年でもありました。 遠出できない分、近場の良さを再確認です。 今後は、21春闘を目指して頑張ります。 では、3密に気をつけて、良いお正月をお過ごし下さい。(M) М、乳がんになりました! 今回は脱毛に関してふれていきます。デリケートな部分がありますが、知りたい方も多いかと思い、書くことにしました。また、本来は医療体制にふれようと考えていましたが、治療を受けた時に病院で感じたことを書くことにしました。 脱毛 私が治療に使った抗がん剤はほぼ100%脱毛するので、看護師さんからウィッグの準備をするように言われました。抗がん剤を使うから必ず脱毛するわけではなく、使用する抗がん剤にもよります。また、脱毛してから生えてくるまでの期間には個人差があります。 その際に抜け始めるタイミングを聞いたのですが「1間から3週間後」とアバウトな返答が返ってきました。具体的に知りたかったので、先輩がん患者の体験談を調べると「2週間後」という方が多かったので、それに合わせて準備をしました。中には抜ける前に坊主にする方もいますが、私は脱毛の過程をも楽しむことにしました。ちょうど14日後、なかなか変えられない頑固な分け目からどっさりと、それでいてばらばらと抜け始めました。一日中ずっと、毎日両手いっぱい抜け続けていき、1週間で落武者のようになり、更にまつげ等も抜け、抗がん剤治療が終わった頃には髪は20本位になりました。その後ひと月ぐらいして少しずつ生えてきて、三か月経った現在、4cm位まで伸びています。 医療従事者の姿 がん治療を受けて驚いたのは、担当してくださった従事者の専門知識の高さです。特に驚いたのが「看護師さんの凄さ」でした。副作用のつらさを訴える患者の声に耳を傾け、外来では細かいケアの方法を説明し、患者の治療における苦痛緩和に努めてくれる。患者は医師に聞きにくいことを診察後に聞いたりする。その際にも対応してくれている。看護師さんが担うこれらの役割は、治療を受ける上で必要不可欠だと思います。私の治療中にも優しく温かく対応してくれました。 そして私には優秀な薬剤師の支えがあります。私はもとから持病があり、定期的に薬の処方を受けています。がん治療においても処方された薬は同じ調剤薬局から処方を受けていました。日頃から仲良くさせていただいていて、今回乳がんになったことを伝えると直接連絡先を教えてくれ、彼から沢山のサポートを受けました。 昨今、医療従事者の勤務において、過酷な現状が取り沙汰されています。にもかかわらず改善がなされていません。「使命感」に甘え頼りきるのではなく、この現状の改善を求めて声を上げていこうと思います。 次回は後半使用した抗がん剤「パクリタキセル」について書こうと思います。私が治療を通して行った副作用対策は、別の回で詳しく紹介します。 (M) |
昨年10月から現職(成田空港内の動物検疫所)に勤めている。 その前には某区役所で仕事をしたのだが、初めてやる仕事にも関わらず何の指導もなく、「あなたに教えるのは時間の無駄」だと上司からは「この報告書を作って」と依頼をされるものの過去の文書の場所も自分で探さなければならない上に文書作成は区独自のパソコンにより、パソコンの使い方もわからなければ動きようがない。 丸一日怒鳴り続けられる。3ヶ月我慢をしたが、あまりにも酷くて人事課に掛け合って、持っていた有給休暇と精神的ストレスからくるウツという事で次の職場が見つかるまでという事でお休みをいただいた。 たまたま現職の募集があり、トントン拍子で転職ができた。 以前植物防疫所で仕事をした事があったが、何の資格も持っていないために、自分で勉強して対処するしかなく、何度も悔しい思いをしたが、バイトの分際だからと諦めていた。 しかし、現職では、簡単ではあるが、最初に仕事の説明があり、職員と同じ制服を着用。こうなれば、自ずと自覚が出てくる。 我が家の子供達と同年代の職員から、あれやこれや真剣に仕事の説明を毎日のようにしていただき、こんな年寄りに申し訳ないと思うのだが、「同じ仕事をするならば、分かっていて欲しいし、防疫官の資格も取って欲しいですよ。」 毎日真剣に教えてくださる方々。 前職では全く人間として扱われなかったが、頑張るしかない。 ひとつひとつ着実に励んでいきたいと思う毎日です。 (S)
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