なのはなユニオンニュース

2021年6月10日 No.275


 2.オンラインでアピール! 2021全国ユニオンメーデー

 3.富士そば労働組合委員長、「残業代請求」裁判開始!

 4.М、乳がんになりました!

 5.千葉セキサン株式会社と春闘交渉

 6.おしらせ





5.29ちばキャラバン

 コロナ禍、緊急事態宣言も発動され、「不要・不急」の外出は控えるようにとのことである。しかし、コロナ禍だって行動しなければ、コロナ禍だからこそ、声をあげなければならないことがある。


第12回ちばキャラバン


JR柏駅・東口10:00 → JR松戸駅・東口11:00 → JR市川駅・北口12:30 → JR船橋駅南口14:15 → JR津田沼駅・北口15:00 → JR稲毛駅・東口15:45 → JR千葉駅・旧クリスタルドーム16:30


 キャラバン出発。I女性・柏の皆様、多数参加ありがとうございます。
松戸駅。松戸労組会議の皆様ごくろうさま。




日音協・瓦井氏。BGM今年も響きました。
勝又市議、I女千葉県本部村上代表がマイクを。池田&染川さん、お久しぶり。


富士そば安部委員長のアピールに富士そば津田沼店の仲間も駆けつけ、一緒にパチリ。
船橋は他団体の街頭宣伝とバッッテング。
急遽北口にて。

稲毛駅


初参加。
富士そば労組
 書記長、奮闘!
本日は上着「白」統一。来年は「黒上下」統一にしたいと願う富士そば労組・安部委員長



全行程、お疲れ様でした。


全行程予定通り17時終了!
お疲れ様!

参加者延155人・15団体。
チラシ1000枚配布
なのはなユニオン
参加・各駅18〜20名




 全国ユニオンは毎年、5月1日にこだわりメーデーを取り組んできました。緊急事態宣言が発令されたなかで、今年はどうするのか検討をし、全国ユニオン首都圏傘下の各ユニオンが30秒程度にまとめたメッセージ動画を配信することになりました。
 SNSでも拡散したので、すでにご覧になった方もいるのではと思いますが…。

写真1
写真2
冒頭、会長と事務局長が挨拶。 
 オリエンタルランドユニオン頑張るぞー
写真3

写真4
残業代請求裁判勝利するぞー
なのはなユニオンは頑張るぞー
写真6
懲戒解雇に負けない!


 なのはなユニオンは急遽、間に合わせるために、富士そば労働組合、オリエンタルランドユニオンの仲間が一言アピールを行う動画をイラスト1スマホで撮って全国ユニオン動画に収録。
 来年のメーデーは外で、声を上げたい。




 富士そば労働組合委員長、「残業代請求」裁判開始!

写真_富士そば
写真_富士そば2


 5月14日10時、東京地裁にて、安部委員長の残業代請求裁判が開始された。9時から東京地裁前にて、宣伝行動に取り組む。安部委員長自らが作成したどでかい横断幕が人目をひく。シニアユニオン、東京ユニオンの仲間たちも参加。労働時間を改ざんした会社から、労働時間をねつ造したとして労働審判中に懲戒解雇され、この裁判は勝たなければならない裁判であることをアピール。10時に開始された裁判では、傍聴席に入りきれずに外で待っていただいた方もいたが、第一回目ということで短時間で終了。棗弁護士から裁判の報告を受けて、JR代々木駅前にある富士そば本社前に移動。
[主文]
1 相手方は、申立人に対し、本件解決金(平成30年11月16日から令2年1月4日までの労働の承継債務に係るものを含む。)として500万円の支払い義務があることを認める。

2 相手方は、申立人に対し、前項の金員を、本労働審判確定後2週間以内に、申立人に持参又は送金して支払う。

[理由の要旨]
 提出された関係証拠、審理の結果認められる当事者間の権利関係及び労働審判手続きの経過を踏まえると、本件紛争を解決するためには、主文のとおり審判するのが相当である。


 横浜地裁で裁判を終了した東京管理職ユニオンの仲間たち合流。原告17名の残業代本裁判開始と、労働審判の最終日に、「会社は500万円支払え」との審判が下されたことをアピール。

 その後、東京管理職ユニオンの看護職の仲間が解雇された柏にある病院の宣伝行動に参加。

 予想以上に大きな病院での行動が終わったあと、解雇された仲間が涙ぐみながら「行動と言っても数名の行動だろうと思っていたら、自分のためにこんな遠くまで多数の方に参加いただき感謝」と述べた。

 今日もだが、行動は“お互いさま”を一番実感できる場。これから暑さ厳しくなる日々ではあるが、がんばりましょう!

連合、富士そば労働組合の闘争支援を決定!
 富士そば労働組合の組合員17人が原告となって開始した裁判には高額な費用がかかるため、なのはなユニオンの上部団体である全国ユニオンが加盟しているナショナルセンター連合に、全国ユニオンが「中小企業労働者支援貸付」の貸付を申請。5月20日、連合の中央執行委員会で貸し付けが決定。

 この決定は裁判費用と言うお金のことだけでなく、富士そば労働組合の闘いに対して連合の支援が決定したに等しいことで、会社の兵糧攻めを跳ね返し、闘い抜く条件が整備でき、本当に力強い。
富士そば労働組合の闘いは長期戦が想定されます。勝ち抜いて「固定残業制」の是正、働きやすい職場をつくりたいと組合員一丸で頑張ります。闘争資金が必要なので、皆様にも支援カンパを呼びかけます。
[振込先/中央労働金庫千葉支店(普)6382902 闘争基金
 ※郵便はニュース表紙記載のところ]



М、乳がんになりました!
イラスト(傘)
 私は3月4日に肝転移があることを宣告されました。がん種にもよりますが「転移・再発」をした場合、「基本」完治はしないと言われています。
 そのため今後の治療の目的は「延命やQOLの維持」になります。

 前回のコラムでも触れましたが、胃腸障害の他にめまいもあったため、脳転移を含め様々な転移を疑って検査をした結果「脳に異常はないけれど、肝臓に影がある。血液検査の肝臓の値も悪い、腫瘍マーカーも上がっているから肝臓にがんが転移している」と教えてくれました。主治医と説明を聞いているパートナーの暗い空気の中、私は広範囲に転移した肝臓のCT画像を見ながら「良かった…抗がん剤が使える!抗がん剤が使えるなら闘える!」と呟いていました。なぜなら私のがんのタイプは抗がん剤治療がメインになるので、抗がん剤が使えなければ治療に行き詰まってしまうからです。脳転移だったら抗がん剤は使えません。

 私はひたすら肝転移についてガイドライン等を調べ尽くしました。効果のある薬もどんどん開発され、治験も行われていることもわかりました。再び初発乳がんの治療と違い、今度は「回数が決まっていない抗がん剤治療」が始まりました。
決意

 昨年完全奏功を得ることができて、短期間で転移しました。でも恐怖を覚えたのは3月4日の告知日のみです。今では私があまりに転移した事をあっけらかんと世間話の中で話すので、周りの方がショックを受けてしまったり泣いてしまったりで申し訳なく思っています。当たり前だとも思います。初めて転移した場所が肝臓の場合、予後が悪いというのはよく聞く話です。しかしその情報は私には当てはまらないと考えています。

 私は「普通なら骨やリンパ節に先に転移するのだから、「基本」は当てはまらないのでは?」と根拠無く考えました。その上で「現実的にも使える薬が沢山出てきているし、何より1人じゃない。標準治療を受けた上で『基本完治はしない』という常識に抗ってみよう。」そう思うようになりました。

 また、労働闘争の経験も理由の一つです。闘争中何度も「やめてしまいたい、死んだ方がマシ」だと思いました。それでもどうにか仲間の皆さんの力をお借りし、労働審判を完全勝利することができました。闘いきって勝利を得た経験は私を強くしてくれました。その上で「勝利」の基準をどこに置くか。

 考えた末「抗がん剤でがんを叩いて、定期的に行う画像検査で画像上がんが消えている」状態を「勝利」としました。これなら十分勝てる自信があります。ただ勝算があるとはいえ、勝負の決着は早くつけるつもりです。「回数が決まっていない抗がん剤治療」なんて勘弁して欲しいし、その時間を乳がんの治療の発展のために使いたいと考えているからです。
(M)



イラスト5月20日、千葉セキサン株式会社と春闘交渉

 なのはなユニオンの組合員は1名であるが、組合員であるK氏は2019年から春闘要求を実現するための交渉に取り組んでいる。交渉には工場長と課長が対応。

 交渉は以下の内容であった。
(1)賞与について。会社内労働組合との交渉が締結されていないということで、その締結内容をベースとする。コロナ禍なので概ね昨年並みである。

(2)昇給について。交渉を始める前までは別の工場長で、就業規則以下の昇給だったため、かなりの不利益を受けていた。工場長が変わり、春闘交渉に取り組んでから就業規則並みに是正された。しかし、受けた不利益は是正されていないので、毎年、就業規則+αを求めているが、今年も実現されなかった。

(3)その他ということで、昼休憩時間が前行程の関係でずれた分、午後の開始時間をずらすことを求め、認められる。

 K氏は夏に向かって熱中症を回避したかったのでよかったとのこと。今年は賞与・昇給についての前進はなかった。それでも、K氏は毎年交渉することで現状が維持されることが大事だとの感想であった。




☆☆おしらせ☆☆
2021年



6月17日(木)
13:30
カーアシスト残業代請求裁判
(原告4名)千葉地裁

6月22日(火)
13:30
カーアシスト残業代請求裁判
(原告5名)千葉地裁

14:00
博全社セクハラ裁判
千葉地裁

6月26日(土)
18:00
なのはなユニオン執行委員会

7月 1日(木)
16:00
首都圏幹事会

7月17日(土)
13:00
全国ユニオン大会 13時開会
ワイム会議室四谷三丁目
※原則代議員のみ

7月24日(土)
18:00
なのはなユニオン執行委員会

8月21日(土)
18:00
なのはなユニオン執行委員会

9月18日(土)

なのはなユニオン第34回定期大会
※詳細は次号にて





ライン

なのはなトーク パズルに夢中!

 私は子供の頃、1人で土手や田んぼに行って季節ごとに変化していく風景を見ていたり、草花遊びや土粘土を掘ったりして遊んでいました。おもちゃ屋さんに沢山並んでいるものは冷たさや無機質な感じがして、どうしても好きにはなれませんでした。

 15歳からはジグソーパズルに夢中になりました。のめり込むと止められなくなる性格でもあり、新しい物を買う度一晩中寝ずにやっていました。当然そんなことを続ければ倒れてしまい、親からは禁止されていました。最近「抗がん剤治療の副作用対策に」と再開し、完成する度に壁に飾って新しいものを作り続けていたら…今では完成したパズルが家中の壁を埋め尽くしています。

 選んでいるのは全て嵯峨野の竹林、瑠璃光院に醍醐寺に光明寺の紅葉にモネの池…描かれている場所は違えど、どれも子供の頃から大好きだった自然の風景ばかりです。組んでいる間だけでなく、完成した後に飾った瞬間、完成間近から始まる新しいパズルの物色タイム…まさに至福の時間。絶対に止められません!

イラスト ただ中々進まないものがあります。友人からもらった真っ白の2000ピースにウユニ塩湖の3000ピースです。この間から真っ白のパズルを組み始めましたが、いつ完成できるか検討がつきません。「全て完成するまでは、新しいものは買うな」と言われていますが、内緒で新作を探しています。実はさっき美しい紫陽花のパズル、見つけちゃったんですよ!しかも限定品、揺らぐところです。
(M)



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