なのはなユニオンニュース

2022年10月17日 No.290






第35回定期大会、開催!
第35回定期大会

 10月1日(土)13時から、なのはなユニオン第35回定期大会を開催しました。コロナ感染がスッキリしないということで、来賓にも組合員にも積極的参加を求めない中での開催になりました。
 大会を迎えるにあたり、22年度活動方針討議が執行委員会で活発に行われました。方針は立派だが具体的にどう実践するのか、ハラスメントの対象はすべての労働者ではないのかなどなど。大会のなかでも、例年よりも意見や質疑が活発に出されました。
 財政は35年間の中で一番厳しい状況なので、コスト削減も含めて、今年は全組合員のみならず外部にも積極的にカンパ要請を取組むことを決定しました。皆様には別途、呼びかけていきますのでご協力をお願い申し上げます。オリエンタルランド・富士そば・カーアシストジャパンなど、あらゆる争議に勝利する、組合員を300人にする、ハラスメントのない社会をめざし、今年度もがんばります。





 大会前。初の議長に緊張気味のSさんと進行を打ち合わせる委員長。受付もスタンバイ。
 13時開会。委員長挨拶、続いて来賓からご挨拶をいただきました。活動報告、決算、会計監査報告、活動方針、予算、ストライキ権確立など全ての議案を決議しました。変わらずに奮闘していく決意を固め、大会は終了。

ご挨拶に駆け付けて下さった来賓の方々ありがとうございました。

定期大会(写真)
定期大会(写真)



仲間から一言イラスト(mail)

★困っている方はたくさんいます。今後も一人でも多くの力になって頂きたいと思います(N.H)

★出席できず申し訳ありません。会社との関係は今のところ良好です(W.T)

★いつも大変お世話になりありがとうございます。私は毎日元気で過ごしています。朝晩と大分冷え込んできましたがどうかご自愛くださいませ(K.I)

★鴨さん具合はどうですか? 心労絶えないこと多いと思いますが、お体大切にこれからも頑張って下さい! 応援しています(R.Y)

★現在職業訓練校で楽しく学んでいます。何度も助けて下さりありがとうございます。今後ともよろしくお願いします(R.M)

★いよいよコロナ明けです。問題も多々社会から噴き上がってくる中ご活躍をきたいしております(K.T)

★いつもなのはなニュースに元気づけられています。私も生活できる賃金を求め、パートで働いています。人間らしく生きていくために共に頑張りましょう(T.K)

★毎回なのはな通信たのしみにしてみています。戦わないと何も勝ち取れない損はないと思います。ますます戦争の足音きこえる今日頑張りましょう(M.K)

★第35回大会おめでとうございます。23活動方針を見てとてもワクワクしています。皆さんがんばってくださいね(T.I)

★まだ時期ははっきりとしていませんが、元のロケーションが再開されるミーティングがあり少しホッとしています!(K.O)

★今まで色々な事に挑戦してきましたが、パワハラや仕事上のケガに悩まされ、今年からフリーランスとして自力で稼ぐことをメインとし、Wワークで週2〜3日程度のパートをする予定でいます。幸いにも私には自力で何かをクリエイトする能力がありましたのでそれを有難く思います(H.K)

★生活できる賃金と年金を! 団結がんばろう!(M.Y)

★毎日の出来事に驚きです。頑張っています(M.K)

★当方老体に鞭打ち、立憲の統一地方選の準備にはげんでおります。同時に今年も組合員の拡大にもつとめます。お願いがあります。私は自民党の政権を一日も早く倒したいと願っており貴ユニオンとしても、立憲民主党への支援を(社民党だけでなく)のぞみます。(T.I)

★生きづらい社会、名もなき社会の主人公働く者「砦」としての存在感・期待感は増すのみです。なのはなユニオンのご活躍を祈念します(T.M)

★コロナというこの3文字に大きな制約を受け、大好きな鉄道の旅も、友人とのお茶会もガマン! 大人しく良い子にして、気が付いたら脚は弱り体力も落ち、出かける気力も薄れてしまいました。体力が無ければ何もできません。半年前から雨でも5000歩いています。去年はスクワットでしたが年には勝てません(Y.I)

★大会準備お疲れ様です。11月に向けて市内を駆け回っています(N)
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★定期大会開催おめでとうございます。この度は残念ながら仕事の都合で出席できず誠に申し訳ありません(N.H)

★お世話になっております。再雇用の件で会社と話し合いをもたせて頂き、引き続きコロナの状況が良くなってまた働けることに期待しながら別の仕事でスキルを磨いているところです。今後ともどうぞよろしくお願い致します(A.E)

★過去のコンプラに関してフタをするところに憤りを感じています(S.A)

★定期大会に出席ができず申し訳ありません。いつもありがとうございます(J.S)

★今日は一周忌です。改めて皆様にはお世話になりました。私も抗がん剤を投与しながら今年も大会を迎えることができました。ただし抗がん剤の副作用で白血球量が少なく、大会へ行って皆様にお会い出来ないのが残念です。しかし新たな一年、世界大戦へ向か社会情勢を感じつつ私の出来る限り組合員として生きていきたいと決意しております(N.M)

★今年の夏は本当に長くて苦しい夏でした。日中はまだ暑いですが、何とか耐えられるほどになってきてほっとしています。私も家族もコロナにも感染せず何とか過ごしておりますという感じで何となく心はくもり状態で過ごしています。大会また欠席ですが何とぞよろしくお願い致します(Y.O)

★ユニオンニュース楽しみにしています。70代を現役で。戦後生まれの私達は戦争による犠牲者の上に生きてこれた。反戦の闘いも続けなければ平和は守れないと思う。プーチンの戦争を絶対に許してはならない。ウクライナの破壊と殺戮をロシアを守るためと正当化した。元気で頑張りましょう(Y.S)

★サザエさんの波平さんの年齢ぐらいになりました。当時は定年間近でした。まだまだ働くために手洗いやうがいを行ってから大会に向けて過ごしています(K.T)

★毎年定期大会だけでも出席しようとしてきましたが、コロナ禍ここ2年参加出来ていません。今年こそ参加するつもりでいます(K.W)

★先行き不透明な不安感があります。自殺願望が時折つのります(T.H)

★お世話になっております。私も皆様へ小さな力を分けていけたらと考えています(M.K)

★35回定期大会おめでとうございます。非正規公務で働き始めて間もなくなのはなを知り加入しました。37年の間様々な出来事がありました。私から見れば雇用など筋の通らないことばかりでした。日本という国もデタラメがまかり通るみにくい国になっているような気がします。ただ、なのはなや少数でも若いエネルギーが出てきて望みもあります。一個人としてこれからもがんばります(M.Y)

 メッセージイラスト(花)

 三宅弁護士(千葉市民協同法律事務所)、山梨ユニオン、武庫川ユニオン、東京管理職ユニオン、プレカリアートユニオン、ユニオンみえ、神戸ワーカーズユニオン、東京ユニオン、連合福岡ユニオン、コミュニティユニオン全国ネットワーク、下町ユニオン、成田市会議員油田清、日本労働組合総連合会千葉県連合会、シニアユニオン東京、名古屋ふれあいユニオン、ユニオン市原
 ありがとうございました。



カーアシストジャパン支部/残業代請求裁判イラスト(車)
 11月14日13時10分
 千葉地裁602号室で証人尋問!

 株式会社カーアシストジャパンは事故車やトラブル車をレッカー車で移動するなどを業務とする会社である。N氏が解雇通告を受けたことを機に従業員9人(半数)が退職し、2019年6月5日に支部を結成し、解雇問題、パワハラ問題、残業代未払問題で交渉を重ねた。解雇とパワハラ問題は解決したが、未払残業代問題は決裂した。
 レッカー部門は「始業9時〜終業19時(休憩120分)+始業19時〜終業9時(休憩360分/仮眠含む)」、事務部門は「始業9時〜就業8時(休憩60分)」となっている。休憩を取れば「1日8時間・週40時間」という設定だが、「手待ち時間」(電話あれば出動するための待機時間)だったので、実際には「自由に利用できる」休憩はなかった。組合員は休憩未取得時間を残業時間として残業代を要求した。会社は、賃金規定に「職務超過手当、職務休日手当、職務深夜手当、歩合手当、夜勤手当、運行管理者手当、無事故手当、特別手当、調整手当」は「予想される時間外労働に対する割増賃金を概括し、個別に設定した額を支給する」と明記している。各人の労働条件通知書にも、上記手当は「所定時間外労働の割増分(最大○○時間相当分)を含めた固定額を支給する」と明記されている。いえば「固定残業制」なので、残業代は支払いすみだと主張した。基本給は全員同額で最低賃金ギリギリの16万円、固定残業代の対象時間は毎年変更され215時間、192時間、126時間、112時間等々であった。
 労働審判に2020年5月29日申立をしたが、コロナ禍で9名の労働審判が開始されたのは10月15日で12月15日に審判が下されたが、会社が控訴。原告9名で本裁判を継続してきた。
 11月14日に証人尋問が予定。皆様に傍聴をお願いしたい。


 会社社長がN氏に対して起こした損害賠償請求裁判。一宮裁判所は「棄却」と判決!

 2021年12月、N氏から名誉棄損を受けたと会社社長が損害賠償請求裁判を起こした。2019年支部結成のきっかけになった支部長に対する即日解雇は、第1回団体交渉直後に会社からの申入れで合意書を締結して和解した。にも関わらず、会社社長は「会社と解決しても社長個人とは解決していない」とまったく同じ理由で損害賠償を請求してきた。一宮簡易裁判所は2022年10月6日、「棄却」と判決を下した。

 判決文(抜粋)

 「解雇の和解契約は会社を当事者とするものであり、また、その締結の際に原告の被告に対する損害賠償請求権は行使されていなかったものの、和解契約の清算条項には、被告及び訴外会社の間の一切の債権債務が清算されている。被告としては解雇をめぐる紛争は本件和解契約によって解決されたものと信じ、後日、解雇の際に述べられた事実を基に訴訟が提起されるとは認識していなかったものと認められ、仮に後日本訴を提起することが分かっていれば、本件和解契約の締結には応じなかったと思われる。本件和解契約により被告の解雇をめぐる紛争は解決済であるとの被告の信頼は保護に値するものと認められ、原告が本訴において本件和解契約締結における主張と全く同一の理由から被告に対し損害賠償を請求することは実質的に同一条件の蒸し返しであり、訴訟上の信義則に反して許されないものと解するのが相当であり、その請求原因事実の存否を問うまでもなく、その請求は理由がないというべきである。」



OLC頭髪問題
 キャストMさん(勤続3年・男性)は8月15日8時45分に出勤した際、スーパーバイザーから「髪、切りすぎ。帰れ」と言われ、早退。次の日から自宅待機になる。8月22日に面談があり、再度頭髪検査が行われたがダメということで、この日も早退させられる。以降、9月1日まで自宅待機となる。
 OLCの広告写真には、Mさんより短く刈ったツウブロックの方の掲載写真もある。何ゆえに会社はMさんに早退、自宅待機を命じたのか。意味不明である。
 この問題で組合は団体交渉を9月30日から開始した。OLCには「ディズニールック」と呼ばれる髪型、服装、髪の色等々の決まりがある。Mさんの頭髪問題を機に、この内容に時代錯誤のところはないか、ジェンダーの視点から問題はないのか等々、改めてチェックしようと思う。

olc(写真)

朝日新聞抜粋



9・19さよなら戦争!さよなら原発! 集会
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 9月19日13時30分から代々木公園で開催された「さよなら戦争!さよなら原発!集会」に13000人が参加した。台風接近で雨が降ったりやんだりする中、なのはなユニオン3名も全国ユニオンの仲間とともに集会に参加し、集会後は渋谷までデモ行進した。
 立憲の阿部知子議員、社民党の福島みずほ党首、共産党の志位委員長などに続き、落合恵子さんら10人以上の発言が続き、最後に鎌田慧さんが「国葬反対は70%、これが世論だ。何でも勝手に閣議で決める姿勢は封建主義だ。」と述べ、集会は終了した。会場は久しぶりに人、人・・・が集まり、国葬反対の怒りを実感。
写真9
9・27安倍元首相「国葬」に反対!

 9月27日午後2時から日本武道館にて、国民の過半数が反対する中での安倍元首相の「国葬」が強行された。
 7月の参議院選挙で、2/3以上の議席を獲得し、岸田内閣は憲法改悪を進め、軍事費を倍増させ、そして国葬を国会での審議を経ずに閣議決定だけで決め、16・6億円もの税金を勝手に使った。生活を脅かされ、雇用不安を抱え、人として尊重されない日々を過ごしている者たちの怒りが「国葬反対」に集結した。改憲発議をさせず、戦争への道を止めたい、税金は命と暮らしに使う政治を願う15000人もの人々が、国会正門前の抗議集会に集まった。この動きを止めない!



10・7戦争をとめるために写真10

 10月7日、「ユニオン with 福島みずほ 第1回講演会」が連合会館にて行われた。

第1部「日本は戦争する国になるのか?」というテーマで柳澤協二氏が講演。柳澤氏はイラク戦争時、世界平和を願う立場で、イラク戦争は違法だが正しい戦争だと思って防衛省の官僚として、イラクに派遣された自衛隊員が無事かどうかの確認を行っていた。毎日、誰が死んでもおかしくない状況で、1人でも死んだ時、自分はどう向き合うのか。しなくてもいい戦争の結果、命を落としたら無駄死になる。防げるはずの戦争は絶対にやってはいけないと思ったのが、戦争はダメだと思うようになった背景であると冒頭述べた。そして「9条を守れ」だけでは通じない若者世代には、なぜ戦争をしてはいけないのか、戦争になるということはどういうことなのかを話すことではないかと提言した。

第2部「戦争を止めるために」では、柳澤さんと福島みずほ議員が対談。ロシアのウクライナ侵攻を背景に戦争が起きたらという不安を煽り、防衛力拡大、憲法9条改憲に向けた動きなど戦争への道をひた走る危険な状況。戦争を起こさないためにどうするのかという発想の転換を求める必要があることを実感した対談であった。

第3部は日本労働弁護団幹事長・水野弁護士が「労働法制の動き」を提起。水野弁護士は、今やるべきは不当解雇を減らすことで、裁判でしか使えない金銭「解決」制度の導入ではない。導入に反対しよう。「裁量労働制の拡大」(労働時間規制の緩和)については、1日労働時間を8時間と決めているのは働くだけが人生ではないから。労働時間の規制は重要で裁量労働の拡大には反対しようと明快に提起した。





☆☆おしらせ☆☆

2022年


10月15日・16日
    (土・日) 

        
コミュニティユニオン全国ネットワーク
・全国総会&交流会
in 札幌

10月18日(火)
18:30
全日建連帯労働組合集会 連合会館


10月22日(土)
派遣ユニオン大会


10月25日(火)
全国ユニオン首都圏幹事会


10月29日(土)

社労研講演会
 講師・岸本杉並区長
連合会館402

11月12日(土)
なのはなユニオン執行委員会


11月14日(月)
13:10
カーアシストジャパン証人尋問(予定)
千葉地裁602号室

11月17日(木)
PM
全国ユニオン厚生労働省交渉 参議院会館


11月24日(木)
16:00
18:00
首都圏幹事会

 雇用によらない働き方」ホットライン(仮称)

11月26日(土)
東京管理職ユニオン大会


12月 2日(金)
全国ユニオン・全国委員会


12月 3日(土)
10:00
春闘セミナー
スタンダード会議室新宿ガーデン店3F

12月14日(水)
15:30
OLCパワハラ裁判
高裁809号室




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なのはなトーク安倍国葬に抗議する!

 安倍元首相の国葬が岸田政権により、強行された。国民の大多数が反対しているにもかかわらず、である。
 私の反対する理由は、@安倍氏のやってきたことをまったく評価できないこと=憲法違反の戦争法で自衛隊員の生命が脅かされかねないこと(ロシア・ウクライナ戦争を見よ!)。戦争動員体制で、国民の民主的権利が破壊されていくこと(同前)。Aアベノミクスで勤労国民の生活苦・窮乏化が進行し、他方大資本の内部留保が巨額に累積していった。資本主義的生産の危機を深化させていったこと。B「森・加計・桜」で国民の税金・財産を私物化し、公文書の改ざん・破棄の張本人として有能な公務員を死に追い込んだこと。安倍氏は死してなお、莫大な「国葬」費に数十億の税金を私物化した。勤労者のなかには(当方も)「冠婚葬祭」の出費に悩み「義理を欠いている」こともあるだろうに。C反社会的団体「統一教会」の広告塔として、「霊感商法」等でまじめな勤労国民の家族生活の破壊・生活苦を推し進めたこと。安倍襲撃は非難されなければならないが、山上徹也容疑者は統一教会に洗脳された母親の乱費で家庭破壊に陥り、彼自身非正規労働者として生活の基盤を失墜していた。テロでは社会は変えられない、「恒産なくして恒心なし」(孟子)の今日の社会の反映だ。D安倍「国葬」で安倍氏の「実績」を不問にするわけにはいかない。ユニオンには明日のコメに事欠く相談者が急増している。安倍氏はその元凶といっていい。テロでなく、労働者の団結・統一・抵抗で資本主義的窮乏化の時代を乗り越えていこう。
(天)

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