2023年7月23日 No.298 |
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柏市議会議員選挙 鈴木清丞さん立候補予定
組合員鈴木清丞さんが、柏市議会選挙に社民党から立候補を予定している。鈴木さんの選挙事務所開きが7月2日に行われた。柏市の現市長である太田和美市長も駆けつけて、「鈴木氏は現市議会議員の中では具体的数字で政策について鋭く問うてくるので大変勉強になる。反対されたときは怖いが市政をよくするために必要な人である。」と激励のご挨拶があった。鈴木さんからは2期目の市議会選挙を何としても勝ち抜きたいという強い立候補への意思表示がされた。選挙は7月30日告示で、8月6日が投票日。柏市在住の組合員及び柏市在住の知人・友人がいる方は、鈴木清丞さんへの投票依頼をお願いしたい。 |
![]() 暑中お見舞い申し上げます。 厳しい暑さに負けず、頑張る仲間にご支援を Sさん(正社員男性) 共働きで3歳児を育児中。子どもの保育所の迎えを担当しているので、育児・介護休業法に則って子どもが3歳になるまで時差出勤(出・退勤を30分早く繰り上げて8時30分〜17時)をしていた。子どもが3歳になったとき、このまま就学前までの継続を求めたが、法的には3歳〜就学前は努力義務であるということで、会社は時差出勤を認めないとなった。S氏が何回か会社と話しても、「家庭のことを会社に持ち込むな」と言われたりで埒があかず、ユニオンに加入し交渉を開始。 第1回の交渉で、会社からの回答は@時差出勤は認めないが、短時間勤務(30分)ならば認める。Aただし30分は賃金カットということであった。この回答をのむかどうか迷ったが、小学校前の子を養育する労働者に関する事業主の努力義務には、短時間勤務だけではなく時差出勤も選択肢に入っている。会社が3歳までは時差出勤を認めて3歳以降は認めないという根拠が具体性を欠くので、交渉を継続することとなる。 Iさん 児童発達支援&放課後等のディサービスのO社にハローワークの求人票をみて正社員に応募したが、当面はパートでということで、パートで就労。1年以上経ったので、何回か上司に正社員化のお願いをして来て、今年の1月に2月から正社員にしようと思うと言われた。その際、「ありがとうございます。正社員の条件について教えて下さい。」と言うと、後で連絡するとのことであったが、何もなく、1月末にどうなっていますかと聞くと、社長のOKは出ているが書類を交わしていないからということで5月から正社員にとなった。5月はパートのままでシフト減があり、賃金5万円の減額で生活できないと思い、本部に正社員にしてくださいと連絡した。しかし、対応した方から「Iは正社員の話を断ったと聞いている。断った者に正社員の話はない。」と言われる。 団体交渉を申し込むと、会社は電話で「回答は正社員化拒否なので、交渉はやらない」と通告。組合から再度、団体交渉の申入れを行い、交渉を設定中。 |
![]() セキサン 2023“一人春闘” 正社員Kさんが毎年、取り組んでいる恒例の一人春闘”が7月3日に行われた。今年の要求の柱は、@昨年「2.5ヵ月」(年5ヵ月)であった賞与を「3ヵ月」(年6ヵ月)とする、A昇給を基本給の「2%」とする、B熱中症対策であった。 【賞与】会社内組合が年間0.4ヵ月プラスで妥結したということで、Kさんも「2.7ヵ月(年間5.4ヵ月)」とするとの回答を受けて了承した。 【昇給】「2%」4800アップという回答だったので了承した。 【熱中症対策】Kさんはほぼ毎年、熱中症になり、足がしびれる、つる、痛みが強く、吐き気をもよおす、等でとても辛い。入院したこともあり、休まなければならなく、賃金評価に響くので、今年は罹りたくないとの強い思いで、今年一番力を入れた要求であった。 Kさんが従事する業務は熱いコンクリートの型を製造する所である。以前は、Kさんだけが熱中症になると見られていたが、春闘交渉を重ねる中で、熱中症に対する会社の認識も変化があり、抜本的対策(工場全体を夏でも一定の温度で管理する)はお金がかかりできないということは変わらないが、年毎に実施する対策は増えて来た。従事する部署に冷蔵庫を設置、飲み物や塩飴を用意する。昨年はKさんが買った扇風機付の作業着がよいということで、同じ物を全従業員に配布する。Kさんの近くに小型扇風機が置かれ、業務中に風が当たるようにする、等々の対策をして来た。 昨夏はKさん以外の方も熱中症に罹った。Kさんが昨年の7月から毎日の温度を測って記録したところ、30度越えは2022年7月・9日間(平均32.31度)、8月・16日(平均33.55度)、9月・12日(平均30.29度)、2023年6月・8日(平均28 ・9度)であったので今夏の暑さに向けて不安は大きく、熱中症対策について話し合う。 現在、会社が実施している対策は、●大型送風機を全部署ではないが導入、●塩飴、チューペット、スポーツドリンクの用意、●週一で午後の休憩時に高額アイスを用意、●食堂は終日、冷房を入れ休める状態にしておく、●温度・湿度を記録する、などなどであった。 組合は抜本的対策の実施は無理としても、会社には安全配慮義務が課せられ、熱中症対策は厚労省からも求められていることなので、個人の体質の問題にしないという観点で、以下のことを提案した。 @夏場は休憩を昼60分だけではなく、午前・午後に短時間休憩を入れる、A熱中症に罹った者が出た場合、掲示板、朝礼などで、全従業員に注意喚起を促す、B熱中症で休んだ場合、有給休暇で処理となっているが、特別休暇扱いとする、C本人が望めば夏休みを長く取れるようにする、などを提案。 会社は@については実施を検討中。休憩よりも早く帰りたいという人もいるので、各人によって早出も検討中。A注意喚起はやっていく。B現状は却下。診断書提出などしてもらえば、傷病手当、労働災害の休業扱いなどはできる。C夏休みは10日間ほど取得可能、と回答。 なお、Kさんが具合が悪くなったとき、Kさんが就いている業務は止められないので、具合悪いと言えば替わってもらえるように、代替者は用意してあるとのことであった。 交渉は終了。Kさんは、今年も会社と話せて、少しずつであるが良くなっている実感が持ててよかったと、感想を述べた。 |
「勤続12年目。配属8年目の今春に場長に見せたメモ」
ByQ
入社初日、車いすトイレは倉庫状態で鍵が付いていなかった。誰も気付いていなかった。その無関心さ・合理的配慮の無さにとても怖くなり深い溜息がでた。感動ポルノを好むマスコミ業界の影響だろうか?「この人は何ができるの?大丈夫なの?障がい者なのだから何もできないんでしょ?どうすればいいわけ?まぁ、とりあえずいい人全面に出して手伝ってあげればいいんでしょ?」と思われていた筈。私はまるで会社にやってきた宇宙人。当時正社員になりたかった私は、対等で渡り合いたかった。障がい者に対する関心と理解を広げていかなければならない。「何もできない可哀そうな人像」に苦しくなっても甘んじるつもりはなかった(打ち破りながら食らいついていかないと人間としての尊厳を持って前に歩めないと思っているから)。職場環境を0から作る必要があった。障がい者像やなめられる立場(役割)を強要されているかのような無意識からの無言の圧力等々、見えない強固な牙城をずっと切り崩す取り組みをしていかなければいけない。思っていた障がい者像通りの人ではないことが周囲にとっては面白くなかったのも要因の一つでしょう。4年間在籍した最初の部署では嫌がらせの数々。言葉の暴力以外に身の危険を感じることも何度もあってやりきれなかった。2年間労基に通い現状を訴えた。私に対する行為は「虐待」だった。「個別労働紛争解決制度」を使い1人で会社と対峙した。その後異動になって8年目。役職者から歩み寄る意思が全く感じ取れない。圏外の干された人扱い。「差別」ではないかもしれないが「区別」でもない。意図的な仲間外れ行為。パワハラの常用。投げたボール(問いかけ)は(返ってきたとしても)まともに返ってこない。牙城はやってもやっても切り崩せない。年中いつも春闘。指導監督する立場の面々なのに「掃除が全ての基本」がわからない。気づいてもらいたくて、過小評価されたくなくて、至るところの掃除に精励した。要求以上にキレイにして維持してきた。その場しのぎの適当な返答をする又は口先だけの面々にここまで畜生扱いされる筋合いは全くない。そして、昨年4月、こともあろうか6年間ストレスの元凶(上司)が場長になったのである。9月、内部通報する。今年3月、やっとのことで取締役に会って調査した結果を聞く。そしたら…。場長は上に従う宇宙人。現上司は場長に従う宇宙人。蛙の子は蛙。4月、場長同席での三者面談した翌日、場長にメモ(写真)を見せた(すぐに回収した)。やれることもやれそうなこともやり尽くした。今までやってないことは「黙っていること・動かないこと・心ここにあらずと無関心を決め込むこと」。それが会社が望み教育してきた従業員の心得。指示待ちロボット製造企業。朱に交わることも出来ない圏外扱いではあるけれど、今も染まっていない自らが凄いと思っている。悲しくてやりきれないから自己満足で自分自身を保とうとしている。起き上がれる機会はまた来る。合理的配慮は企業努力から義務になるしな。 |
【《昭和〜平成》:レトロとヴィンテージ、その狭間の中で】第2話
《例の「全仏オープン」を観て》 テニスのルール云々は申しませんが、テニスというスポーツは「紳士・淑女のスポーツ」ではなく、始まりは「白人富裕層の娯楽」だったと思うのです。そこに本質がある、と申しましょうか。 あの場面を観ますと、海外にいた時の自分を想い出しました。それは何か、と申しますと『外人』――大袈裟に聞こえるかも分かりませんが、日本人とその他の少数派ではなく、多数派の人達――は、粗あんな感じです。 「あんな感じ」と言いますのは、大きくは:@相手選手2名からの抗議 A15分以上も泣き続けたボールガール B審判を含めた大会側の判定。以上の3点でして。 つまり、多くの文化圏では「言ったもの勝ち」「大きな感情表現」「絶対正義主義」の世界に生きている住人なのだ、と私は思っているからです。 私が海外で生活していた時に、同じような(と言って良いのでしょうか?)、兎に角『悔しい思い』を何度も経験しました。 理不尽で不条理、文化と価値観の相違。 言葉も「ままならない」時期には、言い返せない時が多々ありましたね。 流石に今回は、相手側のあの2名の選手に非難の声が上がっているようですが、私はスポーツマン精神に反するとか、そういった次元以前に、彼らの主張の「そもそも論」的な世界観に、改めて日本人的精神じゃ、矢張りマイノリティーなのだな、と感じています。 決して日本人が優れているのではなく、諸外国の人々の「アクの強さ」が勝っている、という。日本を「極東」というのと同じ目線(立ち位置)と思うのです。昭和の「東西冷戦時代」に於いても尚「極東」という、なんとも皮肉な言い方でしたが、要するに、西側が偉く・東側が劣る、的な感覚ですか。欧米列強精神は未だに存在し、其々が正義を主張しています。 世知辛い世の中になった、と言う人もあるかと思いますが、そもそも世界(世間も?)が本質的に世知辛く、何も今に始まった事ではないのです。 ウクライナでの戦争も同じなのではないか、と私は一人、疑問視しています。果たして、ウクライナ=善、ロシア=悪、なのでしょうか?(私はロシア側でもありませんが) 旧ソ連時代の武器を世界中に売りまくったウクライナでもあると思うのです。間接的ではありますが、結果的には中国に「空母ワリヤーグ」を売却しましたし。大統領のゼレンスキー氏、支援を得る為に世界中で演説し、あっちでは「真珠湾、カミカゼ……」こっちでは「広島・長崎……」と、言葉巧みに相手の感情に訴えておりましたけど。 故に、どっちも・どっち、的な自分もいます。あの2人の選手と同じ感情の選手同士が戦っている、と想像したら解りやすいでしょうか? どちらも始まりは「良かれ」という名の正義だった、とは思います。 今回の全仏オープンでの出来事も、泣いたボールガールを出汁に使って、自分たちが有利に事を運べればラッキー、的な発想だったと思うのです。 そんなディベートやネゴシエイトに長けた世界と、日本も上手く立ち回れれば良いのですが。 ![]() それでは皆様「今月も、御安全に!」
HK
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☆☆おしらせ☆☆
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![]() ![]() すべては疑いうる! 今世の中は、「石が流れて木の葉が沈む」現象があちこちで起きている。日本の賃金が高かったのは遥か昔のことで、今や世界の先進国の中でも下から数えた方が早いくらいで、最低賃金など韓国やタイにも及ばない。賃金が低いばかりではない。日本勤労国民の税金その他の負担、いわゆる国民負担率は48パーセントとなっている。食うや食わずと言われた江戸時代の農民の税負担は当初4公6民、その後5公5民である。江戸時代とほとんど変わらない税負担を強いられているのである。なぜこのような現実となっているのか?日本は私たちが知らないうちにとんでもなく酷い国になってしまったのである。私たちは毎日ボウ〜としていてはいけない。チコちゃんに叱られる。まずはものの見方をきちんとしなくてはいけない。 私は森永卓郎の「ザイム真理教」という本を読むことをお勧めする。日本がこのような国になったのは自然現象ではない。ザイム真理教を勧める「大蔵省」財務省官僚の恣意的な国家運営により、今の状況になったのである。ザイム真理教は強力で民主党の菅直人、野田佳彦もその熱烈な信徒である。自公政権が倒れても、それに代わる民主党政権が政策的にはまったく変わらないのであれば、勤労国民の生活が良くなる訳がないではないか!ちなみに岸田首相もザイム真理教の信者である。 ![]() みなさんの中に、「借金をこども達に残さない政治が良い政治」と思っていたり、「公共施設の統廃合は行うべき」、「赤字国債は良くない」、「プライマリーバランスは必要」と思っていたりするとすれば、既に相当ザイム真理教に侵されていると言っても過言ではない。 次のグラフを見ていただきたい。日本の債務超過金額と総資産の比率は95%ですが世界一の経済大国であるアメリカは610%です。日本の6倍以上の借金がありますがビクともしません。経済学的には赤字はまったく悪ではありません。経済が好循環をしていれば何の問題もありません。 (哲)
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