2023年10月31日 No.301 |
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第36回定期大会開催しました! ユニオン、飛躍の年に!
鴨委員長は冒頭挨拶で、全世界が戦争に向かう危険な状況下にあり、日本も「新しい戦前」と称される危険な状況にある。政治の右傾化に歯止めがかけられず、ジェンダーギャップの是正も進まず自由と平等からほど遠い国となっている。そんな状況下で組織化は一気には進まないが、組合の存在はますます必要となっていることに自信をもって300名拡大を実現しようと述べる。
来賓挨拶では全国ユニオン鈴木会長が、ご自身が倒れた経緯を交えてご挨拶。続いて二階堂松戸市会議員、東京ユニオン渡辺委員長、シニアユニオン高井委員長とご挨拶が続く。 いただいたメッセージを松下さんが紹介する。 大会議事運営委員から「参加者25名、委任状86名もあわせると規約の大会成立要件(組合員の1/2の出席(委任状も含む))を充たして大会は成立。」と宣言され、大会の議事に入る。 佐藤書記長から活動報告が提案される。 続いて、オリエンタルランドユニオン、富士そば労働組合、高滝カントリークラブ支部、市川地域支部、首都高KRMユニオンの支部委員長及び支部組合員から支部の活動が報告された。 一人春闘“に取り組んだ組合員、そして60歳で再雇用されずに再雇用制度問題の提訴を準備中の仲間からも報告が。
役員選挙の結果とスト件投票の結果報告を受けて、鴨委員長が新役員を代表して挨拶。今回、退任の副委員長安部氏への謝辞をのべる。新執行委員になった首都高KRMユニオン佐久間支部長が「夢ある活動をしたい」と決意を表明。最後に佐藤執行委員の団結ガンバローで閉会となる。
その後、懇親会が行われる。ビール、酒、ワイン、寿司、ピザ、西内さん差し入れのおにぎりや明日葉のおひたし、松下さん差し入れのコップ、皿、金沢さん差し入れのペロペロチョコ、などなどが並び、片岡さんの音頭で乾杯。いつものごとく、参加者自己紹介。17時に閉会。
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日韓連帯で不当弾圧を許さない10・6 報告集会
10月6日(金)、東京田町にて「関西生コンを支援する会」主催で「日韓連帯で不当弾圧を許さない」報告集会が行われました。関西生コンの多くの支援者に加え、韓国全国建設労働組合の方々が招かれ、この日の東京と翌7日の大阪での連日の開催となりました。 集会は関西生コンを支援する会共同代表を務める佐高信氏からの主催者挨拶に始まり、関西生コン弁護団を務める森博行弁護士から「加茂生コン事件について」の判決報告、韓国における「全国建設労働組合」ソ・ヨンホ氏から、「2023年韓国、全国建設労働組合の活動と闘い」として、韓国での労働組合の現状報告などが行われました。韓国では、政府による労組弾圧が激しくなっているといいます。2022年3月のユン・ソンニョル政権の登場後、「建設現場の違法行為根絶のための特別チーム」は、建設労組の雇用安定活動を「強要・脅し」などと規定し、「建設現場違法行為申告センター」を設置するなど、建設現場の違法行為の取り締まりを強化。建設労組を指して「建設現場の暴力団【建暴】」という表現を用いて建設労組への偏見を煽り立てるという行為を行っています。 こういった韓国での労組弾圧は、日本の関西生コン事件における労組弾圧と酷似しており、韓国政府は日本でのやり方を真似て、不当な労組弾圧を行っているのだろうということでした。
関生支部は刑事弾圧で多くの組合員を失いました。韓国建設労組においても、精力的な抗議行動やストライキを続ける中で、政府による労組弾圧が深刻化、77,000人いた組合員のうち10,000人以上が労組から離脱したそうです。 そういった中での労組どうしの日韓連帯の働きかけには、政府と企業による横暴、労働者の権利を犠牲にしながら利益をで、確保する行為に規制をかけるひとつの手段として有効性を感じました。日韓労組、互いに熱い思いを持った同志として、今後さらなる連帯の広がりを期待できる集会でした。 (佐藤)
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10月3日、千葉地裁601号室にて原告Aの証人尋問が行われました。提訴してから約5年経っての証人尋問、会社側は証人を立てなかったので、原告Aのみに対する尋問となりました。 原告側の主尋問では、原告Aが発症していく過程、そして発症要因となった労働条件などについての質問が行われました。被告側の反対尋問では、原告Aが出演後に異様な症状が出たことを本人が書く記録にかいてなかった、病院に行かなかったなどなどを繰り返し聞いてきました。普通の風邪などの時は通院しているのに、なぜなのか。本当は痛くなかったのではないかと言わんばかりに、この点に集中して尋問していました。そのような被告側の尋問に対して、惑わされることなく、しっかりと証言できたと思います。 2018年7月19日に訴訟してから約5年。ようやく本日2023年10月3日千葉地裁にてオリエンタルランド原告Aの過重労働の証人尋問を行うことができました。 会社から受けていたパワハラのうつの症状が落ち着かず途中から街宣行動にも行けなくなり弁護団会議も先生方にお任せになりご迷惑をおかけしました。 個人的なこととなりますが、そこからなんとか生活のためにメンタルを薬でコントロールして数年かけて職探しのために障害者就労移行支援に通い手帳持ちになり障害者枠で就労が決まりました。応援にきてくださっていたユニオンの皆さまにも恩返しもできず申し訳ありません。 そんな中ようやく原告のやるべきことが一区切りするということで最後の仕上げの日を迎えました。 証人尋問は、私は準備としてリハーサルを5回やりました。裁判の内容を話していると体調を崩すことが多々あったので主尋問は30分と抑えてもらうことになりました。最初は色々と言い返したい気持ちが大きく、「考えすぎ。正直が1番」と言われていました。回を追うごとに「はい」と「いいえ」で答えやすいよう先生が質問を誘導してくださったおかげで主尋問本番は8割想定内となったと思います。もちろん緊張はしましたが今回は相手方に証人がいなかった分、反対尋問も比較的落ち着いて行えたと思っています。反対尋問はこちらの答え方が限られているからと提出証拠の意味を誤解させるような聞き方をされることもありましたが味方の先生が「誤導です。そうは書いてないです」と止めに入ってくれたり、追加の質問でここはこういう意味ですよね? というようなフォローがあったので安心できました。 最初の頃から一緒に宣伝行動に街頭に立ってくださった皆さま、裁判資料に奔走してくださった弁護団の皆さま事務の方々、会社との団体交渉の頃から支えてくださった鴨さんご夫妻、なのはなユニオン他ユニオンで支援してくださった皆さま、当日駆けつけてくださった方や遠くから応援してくださった方々に、本当に本当にありがとうございました。
本当の裁判の終わりまでもう少し見守っていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。 |
【《昭和〜平成》:レトロとヴィンテージ、その狭間の中で】第5話 《趣味》 私の知る履歴書には、必ず「趣味」「特技」を記載する欄がありました。今は無い物が多い様な気がします。まあ、その履歴書を見る企業にとっては、そのかたの人柄を知る数少ない要素でもあるとは思うのですが。そして、私の世代の例にもれず、趣味の欄には「映画鑑賞・音楽鑑賞」と、無難なもの書きました。特技は何と書いたのか憶えておりません(笑) そもそも私達日本人に「趣味」という概念が現れたのは、戦後、生活が豊かになってきた第2次経済成長期、昭和30年代後半から‐40年代前半頃に始まった事だと聞きました。懐に余裕がでてきたその当時の親御さんたちは、欧米のように、自分の子供たちにも「ホビー=趣味」をもたせようと。しかし、そもそも趣味の概念がなかったので、特に英国に倣った結果、その筆頭的なものが「切手の収集」や「昆虫を採集して標本にする」という事になったといいます。結果、上辺だけの収集行為となり、最終的にはコレクションの数や金銭的価値観でしか判断が出来なくなってしまったのだそうですが。 そもそも趣味(ホビー)とは、その対象の研究の一環として蒐集をするか、又は逆に、蒐集が先にあったとしても、その先にはその蒐集品を詳しく研究するのであります。知識欲を満たすのでしょうか、教養が伴う奥の深い行為だったのですね。 故に、スポーツや釣りなどの行為、映画鑑賞や音楽鑑賞といったものは、狭義にはホビーにならず「娯楽」や「レジャー」の範疇、だそうです。 とはいえ、矢張り趣味という言葉の中には、楽しんだり、安らいだり、発散したり、その人がそれをしている時に幸せを感じるのならば、娯楽であろうと、それらは「趣味」と呼べるのではないでしょうか。 無趣味の多い日本人と云われていますが、どんな事でも良いのです。他人に迷惑を掛けなければ、何でも良いと思います。1 人でも楽しめるのが趣味です。そして、その趣味によって日常のストレスから解放される何かを見付けて頂きたいのです。睡眠に拘れば、それは立派な趣味になると思いますし、買わずとも通販カタログを見てみるのも、その人が楽しい気分になれば、それもまた立派な趣味です。イベントに参加して楽しむ。素晴らしい事と思います。そう、その人にとって趣味は「ウキウキ・ワクワク」するか「くつろげる」事が良いのだと思うのです。楽しくない趣味なんて、やっていても逆効果です。 撮り溜めした映画を惰性(録画容量の確保の為の削除の為に観なければ、という、残念な時間の使い方)で観る私は、全くもって映画鑑賞が趣味だなどとは言えませんね。 ですが、そんな私にも「趣味」と思しきものが幾つかあります。その1つが、完成しない小説を書き続けている事です。これが実に楽しいのです。書いては書き直し、書き加え、削除し、新たな文章を創作する。いつ書いても良い。何とも贅沢な執筆活動であります。 皆様はどのような趣味をおもちですか? 月にどれくらい「ウキウキ・ワクワク」もしくは「くつろぎ」をしていますか? (HK) |
☆☆おしらせ☆☆
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なのはなユニオンニュース300号突破!
大会準備の忙しさに紛れていましたが、「なのはなユニオンニュース」が300号を突破しました。気が付いた方はいましたか。私は300号を発送してから気が付きました。300号だから何だということではありますが、やはり300号に到達したんだと思うと、感慨深いものがあります。 1988年3月15日号がニュース第1号で、ユニオン結成大会3月27日への参加を呼び掛けています。当時はB4版片面で、2010年5月30日175号から今と同じA4版両面になりました。紙面はワープロ作成で、写真や新聞記事などは切り張りしていました。 先日、「財政自粛ならば、ニュースはネット配信にしたらどうか」という意見があり、執行委員会で話し合いました。財政だけで考えればそうかもしれないけれど、ニュースは組合と全組合員を繋ぐ唯一の媒体なので財政だけでは判断できない。ネットは全組合員の受信体制が不明であること、郵送は組合と組合員双方が届いたことを確認できるなどのやりとりがあり、しばらくは郵送続行になりました。 300号を機に心引き締めて、読んでいただける紙面に、そして更なる発行の継続に努めます。 (桃)
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