2024年2月26日 No.305 |
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2024 春闘開始
全力でがんばろう!
全国ユニオン・鈴木会長の挨拶に始まり、春闘をたたかう決意、春闘要求および取り組みなどが首都圏の各ユニオン及びZOOM参加のユニオンから、次々と表明された。春一番が吹いたとはいえ、まだまだ寒い日が続くなか、毎年のこととはいえ、全国ユニオンを先頭に2024春闘に突き進む決意を確認しあえた。 1月27日(土)18時30分から、コロナ禍で休止していた新年会を久々に行った。 組合に何回か「集まりをやらないのですか」という問い合わせがあり、集まりを待ち望んだ仲間たち22名が参加した。 片岡さんが進行。「復職できました。」の報告もかねて、書記長が元気に乾杯の音頭。 差入ありがとうございました! テーブルの上には食べ物・飲み物が並ぶ。Mさんからのソフトドリンク(葡萄ジュース、リンゴジュース、コーラー、ウーロン茶、緑茶、ジンジャーエール、オレンジジュース等々)、Nさんからの大根サラダ・漬物、KRMユニオンからの寿司、Sさんからのホタテとあん肝、なのはな3人娘からの菓子、Tさんからの日本酒、などなど多数の差入あり。そしてユニオンが用意したオデン(具材はKさん差入、作ったのは委員長)、寿司、たこ焼き、餃子、ピザ、ビールなどなど。 闘争報告&自己紹介 再雇用制度を問う裁判に取り組むTさん、解雇されて労働審判が確定したOさんから闘争報告、そしてMさんから24春闘に取り組む決意、初参加の市川地域のSiさんから自己紹介を受ける。 大いに遊ぶ! 後半は副委員長が購入したカラオケマイクでカラオケ。副委員長自らが先陣を切って2曲歌い、次々に昭和の懐かしき歌が続く。それぞれの個性が選曲に表れて面白い。歌い終わると機械が得点を出すので大いに盛り上がった。最高得点99点を出したSiさんには拍手が。最後に歌ったSaさんの「負けないで!」には、Saさんの復職に対する想いと参加者一同の頑張れコールも重なり、締めにふさわしい曲になった。 最後は100円で参加するジャンケンゲーム。主導の片岡さんが出した第一回目のぱーで、勝ち残ったのは2人。最後に勝利の女神は鴨委員長に。本領発揮で勝負強い。 初参加のSさんから「皆様の真心こもった会に久々、励みをいただきました。お手製のおでんやサラダもおいしく、ひと手間と作り手の愛情を感じました。皆さんの雰囲気からして格式ばったパーティよりも大切な会だと思いました。」との感想をいただいた。 笑って元気がでるレクリエーション、今年は工夫してやりましょう!
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(1)物価高を上回る賃上げを獲得しよう!
(2)8時間働いて生活できる賃金を! (3)どこでも誰でも時給1500円以上を実現しよう! (4)雇用形態間などの格差是正を! とりわけ職務非関連の格差是正の推進! (5)解雇・雇止をさせない! (6)社会的課題を発信しよう! ●高齢者の再雇用制度問題を問う ●労働災害による休職からの復帰の報告 (7)すべての支部は春闘をたたかおう! (8)一人組合員も春闘をたたかおう! (9)組合員を拡大しよう!
これだけはチェックして要求しよう!
<支部でも一人でも取り組める要求>
春闘の取り組み方法 なのはなユニオンのような個人加盟のユニオンでは統一した要求を作りにくい現状があるため、12項目の要求基準を作成しました。これをもとに、それぞれの職場にあった春闘要求を作りましょう。
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「なのはなユニオンニュース2023年12月号」で労働審判に勝利したことの報告をするもその後、年が明けて1ヵ月以上に渡り、確定した債務の支払いが無い状況が続いた。その間に相手側の代理人弁護士へ2度連絡をし、その際に弁護士より相手側へ伝えた後、また折り返し連絡すると言われたが、折り返しの連絡も一切なかった。離職票も源泉徴収票も何も発行されない状態からこのままでは相手側が何もしないことを予測出来たため、債権保全の手続きをする必要があるということで、後日、法務局で第三債務者の代表者事項証明書等を取得して出来上がった債権保全の請求書類と併せて持参して千葉地裁民事第4部へ提出に言った。その際、労働審判が既に確定して判決と同様であるため、債権保全ではなく、債権差押えの手続きとなる説明を受け、債権差押えを行うこととなった。債権保全と差押えでは書類の書式自体も全く異なるため、千葉地裁にて申請書類を全て書き直すこととなったものの丁寧に教えて頂き、即日で全て差押えに必要となる書類を整え直すことができて提出した。 差押えの手続きから僅か数日後、相手側の代理人弁護士から連絡があり、労働審判で確定した債務を全て指定振込先へ支払った旨の連絡を受けた。その際に差押えの取り下げをお願いされるも差押えの際に発生した必要経費を併せて差押え請求したため、その費用の支払いも併せて実施しなければ、差押えの取り下げに応じない旨を伝え、現在に至る。 仮差押えには口座番号は分からなくても差し押さえる相手方の銀行名・支店名が必要で、うろ覚えであったが覚えていたので、何とか支払わせることができた。以上が現時点の報告で、離職票や源泉徴収票の不発行については、また書く機会があれば報告したい。 |
【《昭和〜平成》:ヴィンテージとレトロ、その狭間の中で】第9話 《コンビニで働く外国の人たち》 人手不足はどの職種でも同じ事と思われますが、私はヘビー・ユーザーの一人として、コンビニ従業員の質が低下したように感じる今日・この頃なのであります。私は昭和の人間なので、スミマセン(笑) 今回は、外国人従業員の言語能力からの発見です。私は本誌「第2話」で、海外での悔しい経験として少し触れましたが、その逆パターンと言えますかね。 海外からの観光客の多くが日本人の親切な対応と接客態度が良い事に感心しているそうで。しかし、私は同じ日本人として、こうも思うのです。それは、外国語に疎い我々日本人は、外国人を対応する多くの人が「面倒だから早くその場をやり過ごし」たい、と思っているのではないか? 日本人は「外国人に優しい」のではなく『テキトーにあしらう』結果、見た目には必然的に低姿勢となり、親切・丁寧、と思われる要因になっているのではないか、という考えが見えてくる時があるのです。 さて、コンビニで働く外国人ですが、私は粗毎日コンビニを利用しています。行く所は大体決っていまして、自宅近所のコンビニ2店舗。3店舗目は無人化されてしまいました。 其々違うコンビニですが、どちらも外国人従業員は比較的昔から多くいました。中国系の人は昔から多かったように思いますが、最近では何とウズベキスタンから来た人がいましたね。どこの国から来て、何処で働くかは、需要が有れば、私は構わないとは思います。ですが、その為には丁寧な教育が必要だと思うのです。 私は、レジ待ちの列に並ばない人や、バイトの高校生が「タメグチ」で馴れ馴れしく口をきいてきた時は、相手が日本人であろうと、シッカリ注意させて頂きます。 そもそも雇い主がキチンと教育していないのが大きい! と思うのは私だけでしょうか? 『多様性』とは、誰でも良いから(頭数を揃える為に)雇いいれる、という事ではありません。この場合では、雇った人の誰もが「店長になれるだけの教育」を身に付けさせる事も、多様性の名に於いて、平等に発生するべきだと思うのですよ。故に「外人だから仕方がない」は、雇用側の怠慢になりますよね? 外国人でも店長になれるくらい、便利(=コンビニエンス)な店にして貰えたら、私の血圧も少しは落ち着くのではないかなあ、と(笑) でないと近所の3つ目のコンビニが「無人化」されたように、機械に向かって客が自らバーコードを当ててセルフ会計をする事になるのです。店員の教育と接客は不要ですから。 さて、今回登場する外国人の方々ですが、残念ながら日本語も英語も儘ならないのです(苦笑) 困ったことに、注意するにも理解できないのですから。ある外人の店員さんは、私が「ポイントから8円を引いてください」とお願いしましたが、頷く一方で操作せず、ただ笑って誤魔化す始末。もう一人の外人店員さんは「お手拭き下さい」と私が頼むと、はい、と返事をしましたが、くれる気配が無い。そこでもう一度「お手拭きは?」と言うと、大きな「?」マークがそのかたの頭の上に現れたのが見えました(笑) 私は思うのです。あなたの国で私が同じ事をしたら、間違いなくその客は、私にブーブー文句を言う筈です。しかし、既述のとおり我々日本人は、面倒だし外人だから仕方がない、と諦めて何も言わずそのまま帰ってしまうのです。私は海外で悔しい目に何度も遭っていますので、絶対に負けたくない!(爆笑) 経営者さん、私のように外国人にも厳しい日本人がいる事をお忘れなく。『スマミセン(=スミマセン)が』お願いしますよ? それでは皆様、今月も御安全に! (HK) |
車イスからこんにちは(2)
「牛歩だろうがなんだろうが溶け込みたいの」
金沢 紀子 |
☆☆おしらせ☆☆
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職場で春闘を呼びかけた!
私は、ある中小企業で働いているパート社員だ。この職場には、組合はない。私は、一人の労働者として、職場の全員に、「春闘をやりましょう!」と職場の会議で提案した。こうして私が今回、春闘を呼び掛けたのだが、こういう闘いをやった経験はこの職場の労働者にはない。わたしを含むこの職場の仲間は、そもそも経営・管理者に対して、人員の削減に反対したり、賃金の引き上げを求めたりしたことも全くない。私が、このように呼びかけたことに対して、職場の労働者は、さまざまな態度を示した。現場管理者(主任)は、「パートの人には悪いけど、自分たち正社員は、4月に定期昇給とは言えないまでも、一定の昇給がやられてきている。だから、今度の4月の給料表をみてから、あなたの提案した春闘を実施するかどうかを考えたいと思う」というのである。私は、「それは、遅いですよ。春闘というのは、新年度4月からの労賃を引上げさせるためのもの。いま、経営者に要求し、来年度に、上げた賃金を確保する予算をつくらせないといけないのですから」と言った。すると、その主任は「あっそうか」というわけである。私はこの春闘で物価上昇分を超える5%を求めているわけだが、この主任の対応はどういうことだろうか。自分の給料が4月にどのくらい昇給するのかをみて、もし仮に、この賃上げ率よりも少なかったら考えてもいい、というものだ。とはいえ、実際には、この主任は、経営者と今、もめごとをおこしたら、経営者を怒らせてしまい、上がる予定の自分の賃金さえも上げてもらえなくなったら困る、とでも考えているのだろうか。経営者とたたかったことがない多くの労働者は、賃下げされたり、労働強化をされたりしたときには、それを変革するために団結するというように発想しないで、労働条件が悪くされたら、この職場をやめて他に転職する、というように考えがちである。私は、自分たちを雇い入れている経営者とたたかって、職場そのものを変える、それが労働者の団結なんだ、と言っている。こういうことを、身をもって体験し、労働者が一人ではなく、みんなのために、みんなの団結で職場を変えるのだ、と自己を変革するために、いま、職場でたたかっている。 今、戦争はやまず、政治家たちは裏金で私利私欲をみたしていて、職場では陰湿ないじめが起きている。私たちは、経営者によって徹底的にこきつかわれている。この社会は、働く者にとって日々絶望でしかない。若い労働者が、自分の夢や希望をいだいて働き始めても、例えば介護職場では、認知症の利用者にたいして、投薬を放棄する上司がいたり、そうすることによって認知症患者が暴れても、その患者の「尊厳」の名において、彼らから暴行を受けても耐えよ、と上司から強いられたりする。そうして、メンタル疾患に陥っていく労働者もいる。働いている若者が、こんなひどい社会なのかと、絶望している。こんな社会を根本的に変革しなければいけない。労働運動を闘う私たちは、そういう責務を負っている、と日々痛感している。 (I)
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