「唯識(ゆいしき)」は、いわば仏教の心理学。三蔵法師が7世紀にインドから中国に伝え、奈良時代の日本に伝来。立教大学名誉教授の横山紘一さんは、「常識こそ迷いの根源」と語る。

 横山さんの言葉。

○唯識では「ただ心だけが存在する。だから心を変えれば、自分も世界も変わる」

○単なる知識ではなく、心を根底から変革して平安に至る実践道。

○常識こそ迷いの根源である。それが座って初めて分かってくる。言葉の向こう側にあるものをどんどん追求していくと、最後に言葉すらも消え、「それそのもの」になりきった時に悟る。

○唯識は素晴らしい普遍的な思想で、哲学・宗教・科学の三面性がある。