アメリカ旅行の写真です

アメリカへの機内にて
 昨日は成田を出発して夕食の機内食を食べた後、空席であった後部座席を独り占 めにして、横になったところ、7時ごろから6時間ぐっすりと眠る事が出来た。前 回のアメリカへのフライトでは、2〜3時間しか眠れなかったことに比べると快適 であった。時差ぼけもおかげでまったくない。 窓から外を見ると雲海の海であるが、所々雲の切れ目からアメリカ大陸が見え、 山はほとんど木が無く、侵食された大地が見える。ほとんど建物の姿が見えず、 所々ぽつんぽつんと集落らしき姿である。また、かなり大きな円形の幾何学模様 がいくつもみえ、あるものは奇麗な円形、あるもの半円、あるものは3/4の円とま るで飛行機から見られる事を想定した模様のようである。想像するに牧場の中の 畑か何かだと思うが、どうだろう。青い草のような物で覆われた円、刈り取った 後の枯れた地面が見える円、多分広大な土地の中で、トラクターで刈り取るのに、正方 形より円形のほうが止まることなく、連続して刈り取ることができるための円で はないかと思う。広大な土地を持ったアメリカならではと思う。あと1時間余りで 、あの広大なダラスフォートワース空港へ到着である。
ダラスにて
 ホテルの電話でインターネットにつないでメール送受信のテストをしたところ、一発 で接続OKとなった。去年、ハワイから試したところ、全くつながらず、電話料金 だけ沢山支払った記憶があるだけに、ホッとした。
 ダラスでは、ウォールマートという流通過程を省いて、テキサスで最も安いといわれる ショップに行った。食料品、玩具、スポーツ用品、レジャー用品、衣類等全ての品 物がそろった店であった。品揃えが多く、最近はインターネットモールにも進出し て、他の業者から脅威に感じられているそうだ。
 昼食は、空中回転レストランで、ダラス市内を一望の元、眺めのいい場所での 食事であった。その後、ケネディ大統領暗殺の地を見学した。ダラスの市内は、 レンガ作りの建物が多く、それらは かつての倉庫を整備して使っているそうで、百年以上の月日が経過しているそうだ。 そのすぐ近くに、カウボーイが百頭の牛を追っているブロンズ像があった。南北 戦争では、テキサス州は南軍に参加して戦争に負け、州民は貧しい生活をしいら れており、ニューヨークに牛を売りに旅をする光景が良く見られたそうで、それ を彫刻にしていた。
 次にサイモンバードというスーパー、ボーンズアンドノーブルという本屋、ザコン テナーストアーというラップ店に行った。いずれも大きな店で、本屋は、店中にソ ファー、椅子を配置し、お客はそこでゆっくりと読書をしていた。そのためお客は この店に集中し、他の既存店は、倒産の憂き目にあっているそうだ。
 夕食は、トレイルダストというステーキハウスで、10年前ダラスを訪れた時に 立ち寄った同じお店であった。テキサス風の作りの建物で、昔と全く同じ、店に はカントリーウェスタンのショーがあり、それを聞きながらテキサスビールを飲 むのもなかなか気分が出て、いいものである。その店にはネクタイをしていくと 、女性のカウボーイ(ガール)が鐘を鳴らしながら登場し、ここはもっとリラッ クスしてくる店なのだと、ネクタイを大きな鋏でちょん切ってしまう。 切られたネクタイは、名刺と共に店の壁に所狭しと並んでいる。以前来た時は、一緒に来た 仲間が切られたのだが、今回は忙しかったのか、名物の儀式はなかった。 かえすがえすも残念!
 ステーキは、巨大な物で、カウボーイハットを被った彼女に聞くと、4ポンドだ そうで、1.8kgあるとのこと。私はせいぜい1/5位しか食べられなかった 。一緒に出てくるジャガイモも、焼き芋位の大きさが有り、アメリカ人のスケール の大きさにまた驚いた次第である。









ラスベガスにて
 ラスベガスでは、西部時間となるため、2時間時計を戻さねばならなかった。 夜は、カジノ一色で、メインストリートのストリップ通りは、ネオン の海となった。特に周りのホテルが、15分毎に噴水のショーや、火山の爆発のショ ーが楽しく行われていた。
 ラスベガスからバスで約30分で、世界最大級のフーバーダムにさしかかる。1935年に作られたもの で、64年もまえに作ったとは思えない程、規模の大きなダムである。さらにバスで 走り、全く未舗装の道を砂埃を巻き上げながら走って行く。 これはグランドキャニオンに近くなったせいで、自然を人間の手を入れないため のようである。到着すると、そこからはインディアンのハラパイ族の管理地で、 観光のバスは、入れずインディアンのバスに乗りかえる。グランドキャニオンの 西部サウスリムに着く。見事な地形である。昔、海底だったそうで、鉄分が酸化して、赤く なった土、岩が一面に露出し、谷の底にはコロラド川の支流が流れている。一歩 足を踏み外せば、あの世行きだそうで、そこには手すりも何も無く、足場は砂利 や砂で、とても不安定である。空を見ると、セスナやヘリコプターが絶え間無く やって来る。ヘリコプターは、かなりの低空飛行で、谷の中ほどまで降りていく。




やはりあれに乗らなくて良かったなと思う。グランドキャニオンの地形は、1億年 以上も前に、海底が隆起して、出来たものもあるそうで、崖の上は見渡す限り平 たい平地となっている。それにしても大自然の力の大きさを感じることしきりで あった。
 夕食は、ラスベガス市内のヒルトンホテル内にある、紅椿という日本レストラン で、エビを伴なった焼き肉であった。ご飯や漬物が出ると共に、目の前で焼いて くれるコックさんが日本人であるという事も手伝って、みんなお腹一杯まで食べ 、久しぶりに日本食に満足したようであった。
 夕食の後、全員でフリーモントストリートと言うショッピングモールで、光のシ ョーを見た。ラスベガスならではというような、大きなクリスマスツリーのある アーケードの天井がスクリーンと化して、色とりどりのグラフィックアニュメー ションが約5分間上映された。終わると自然と観客から拍手と感嘆の声が発せられた 。ラスベガスでは、素晴らしいネオンの海と、ホテルのショーに感心していたが、 このアーケードショーは、その中でもっとも美しいものであった。聞くところに よると、設備投資が80億円だそうで、天上の発光体は、210万個だそうである。 これまたスケールの大きさに感心した。尤もそれらもアメリカで最も成長してい るラスベガスならではあるが、その資金も観光客の落とすカジノの収入で賄って いるのであろう。
サンフランシスコにて
サンフランシスコ市庁舎は、ローマのセント・ピーター寺院を模して1915年に建て られた壮大なドームがあり、大変奇麗なもの で、ワシントンの国会議事堂に良く似た造りである。次に市内を見渡すため、ツイ ン・ピークスと言う、2つの丘に登ったが、ご多分にもれず霧が立ち込めていて、 高層のビル街や、ゴールデンゲートブリッジは見えす、橋の先端が少しだけ覗いて いる状況であった。
 次にいつもならサンフランシスコ市内から見る、ゴールデンゲートブリッジを橋を 渡ったライム岬側から見ると、手前だけ霧から覗いている。しばらくすると、霧が 晴れて、カポネが投獄されていたアルカトラスが見え始めた。その後、再度橋を渡 って、フィッシャーマンズワーフへと向かい、記念撮影などをして楽しい時間を過 ごした。
 またバスでホテルの方へ戻って、ソニーのメトリオンという、映画館、ソニー製品、 ショップ等が並んだビルへ到着した。ただ、中は子供は喜びそうであるが、私は 見るところが無く、すぐ飽いてしまった。
 昼食は、ハンバーガーとビールで腹いっぱいになった後、息子の御土産にハ ーレーのバイクの模型を探して歩きまわったが、今日はサンクスギビングデーで、 デパートや御土産品のショップは、全て休みで、歩き回ったあげくに、先ほどのソ ニーのメトリオンで、インディアンバイクの模型を見つけそれを購入した。後は、 スーパーでチョコレートや雑貨を買い、土産の購入は終わった。



 夕刻6時30分にホテルを出発して、夕食に出かける予定であったが、待てど暮らせ どバスが来ない。どうも現地の旅行会社の連絡ミスのようである。今日はサンクス ギビングデーなので、運転手も休んで家族とゆっくりしたかったのかも知れない。 旅行会社も、その社員も全て連絡が取れず、結局皆でタクシーの相乗りで、出発す る事となった。今回の旅行で初めてのトラブルであった。
 夕食の場所は、中華レストランで、しょうこう酒を飲みながら楽しく米国での最後 の夕食を食べた。帰りはやっとバスの手配がついたようで、いつものようにバスで ホテルまで帰ることとなった。
日本へ出発
 ホテルを朝9時に出発し、11:10発のJALで日本へ向かう。搭乗する前に、乗客は免税店 で買った品物を受け取るが、 その量は凄いものである。受け取りだけで30分以上かかった。またその客は、殆どが 日本人である。
 飛行機が飛び立って3時間程して、まだ午後2時頃であるにも関わらず、夕食が出た。 水割りを飲みながらなので、結構美味しく食べる事が出来た。 機内の電気が消え、窓を全て閉めるとまるで夜になったようで、暫くうとうととして いると、映画が始まり目が覚めてしまった。この映画が感動物で、1940年代のアメリ カンドリームを描いた「オクトーバー・スカイ」という、ホーマー・H・ビッカムジ ュニア青年の物語で、後にNASAのエンジニアとして活躍した物語であった。  成田に着いたのが、15:50(日本時間)で、福岡空港への出発が19:40で、福岡についたのは、 21:30で、我が家に帰りついたのは22:30であった。





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