針尾無線塔



携帯カメラN900iで撮影

2005年3月1日佐世保市針尾まで出かけることがあり、針尾無線塔をすぐ下から見ました。車で近づく
と巨大なコンクリートの柱が3本建っており、目を引きます。大正初めから平成9年まで実際に使用されて
いたそうで、高さは137mで、塔の間隔は300mだそうです。日本海軍が作った塔で、対潜水艦や、艦船
相手の長波のアンテナが設置されていたそうです。太平洋上の日本海軍艦隊へ発信した「ニイタカヤマノ
ボレ」の暗号電文はあまりにも有名です。小型のアンテナで通信できる中波や短波帯は、直接波の到達距
離が短く、電離層反射波は、不感地帯ができるため、確実に洋上の艦隊と通信するには、長波帯が適し
ていたのでしょう。でも長波帯の最も高い周波数でも300kHzですから、波長が1000mあり、ダイポール
でも500m必要になりますので、このような無線塔が必要だったのですね。すごい!!の一言です。・・・・

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