小説 櫻 様

慎吾×毅v
『ガムテvvv』

明け方の妙義山に慎吾は一人煙草の紫煙をくすぶらせ悩んでいた。
真面目そうな表情で『毅』をどうやって自分の物にするのかを。周囲から見れば、妙義山を如何に攻略するのか考えているように見えるだろうが、実際は言葉にすれば規制音が入ってしまうようなことを毅にしたくてたまらなかった。

慎吾は大きく溜め息を吐いて愛車のボンネットに寝転がり星空を見上げた。
明け方にもなればギャラリーもメンバーもだいぶまばらになり慎吾は自分の時間が持てた。

「慎吾、なにしてんだ?」
聞き慣れた声が近くでする、慎吾は流石に走り疲れたのか若干眠気に襲われており瞼が重くなっていた。慎吾はついには中里毅のことを思うあまり夢にさえ毅が出たのかと苦笑を浮かべた。
「はぁ、寝ながら笑うとか気色わりい。」
毅は慎吾がニヤニヤ笑う様に怪訝そうに眉をひそめた。メンバーから慎吾が妙義山からまだ帰ってないと聞きよもや事故に会っていないか心配になり、妙義山を上ってきていた。

しかし既に眠気が勝る慎吾は嫌に、これはリアルな夢だなと思いこれはちょうどいいとばかりに夢であろう自分を心配そうに見下ろす毅を愛おしげに両手で頭を抑えれば、ギュッと抱きしめた。
「はっ?意味わからないことすんな!」

夢の毅もやはり恥ずかしがりや
な設定かと思えば口角から笑みがこぼれ、自然と再びニヤニヤとしてしまう。
毅は、背筋に嫌な物が流れ慌てて顔を抑える手を振り払おうとする。慎吾は予想通りな反応だとばかりに振り払って来た手をつかみ押さえつけ、すかさずにキスをする。
「なっ……慎吾っやめっろ!」

毅は真っ赤になりながら顔を背けようとするが慎吾の手によってそれはかなわい。
「ふっ……んっ」
キスは口角深く交わされ舌を絡ませ歯列をなぞり徐々に口内を陵辱してゆく。毅はキスに翻弄され意識が朦朧とし慎吾に体を預けるような格好になり、慎吾は満足そうな笑みを浮かべればポケットからガムテープを取り出し勢いよくガムテープを伸ばし。
「マジ、俺って想像力豊か
すぎ。こんなチャンスねーわな。今までやりたかったことさせてもらうぜ?」
未だに夢だと信じて疑わない慎吾はどこからともなく出したガムテープで毅の手を頭上高く縛り付け、自由を奪う。

「ガムテープデスマッチ、毅としたくてたまんなかったんだよなぁ〜。」
恍惚とした表情を浮かべれば毅の上着に手を伸ばしどこからともなく出したカッターでザックリと切り裂いていく
。毅は慎吾の豹変振りにただ唖然とし言葉を失う。
「毅..好きだ。」
耳元で甘く囁けば、左手で括りつけた手を毅がボンネットを背中にする形で押さえつけ左手で引き裂いた上着の中に忍び込ませた。
「ひゃっつ...くすぐって...!」

毅は慎吾の冷えた手が腹あたりからわき腹に沿って上がってくる感触に体をくねらせる。慎吾は逃がさないようにさらに押さえつけた力をくわえ、再びキスをして。
「マジこのまま...夢からさめんなよ...」
毅は幾度となく落ちてくるキスの嵐に、目じりに涙をうかべ頬を紅潮させた。
慎吾はそのままどこか悲しそうにいとおしげに毅を見つめたまま毅をギュッと抱きしめたたままそのまま数分がたつ。

「し...慎吾...その...お前のき...気持ちはわわわかったから...」
数分の沈黙の後少し頭が冷えた毅は火照る頭を整理し、自分のおかれた状況を理解したらしくどうしていいか分からないがこの状況(あきらかにごうか・・・)を奪還すべく声をかけた。

しかし慎吾から反応はなかった。だんだん慎吾から力が抜けふっと重さがなくなった。

(慎吾...あんな悲しそうな表情したことないもんな...俺..どうして接したらいいんだ?)

固まった頭を精一杯回転させて答えをさがす。
「なあ...慎吾お前の気持ちはよーくわかったから、まず落ち着けなあ?」
毅はなんとか慎吾を落ち着かせようと体をひねった瞬間、慎吾の体がボンネットへ倒れこむ。

(まさか俺に振られるからって落ち込んで???)

「へ?...ちょっつ慎吾?」


・・・・・・・3分後。


「zzzzz....」
「は????ちょつ待てって!この状況で寝るなボケーーーー」

その後昼までこの状況となり、毅が恥ずかしい思いをしとかどうとか。








うわああ(≧∇≦)//毅さん可愛いですーーーvvv
可愛いお話をありがとうございました!
毅さん、ガムテープが世界一似合う男だと思いました!
慎吾は折角がんばってきた努力が報われているのに
夢の中!(笑)(笑)(笑)
起きろッ 起きるんだッ
起きた後は後で、いろいろ悶着がありそうで
何とも飽きないコンビなところが、慎毅は可愛いですッ

また是非小説お願いいたしますーーー(≧∇≦)//

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