「おやおやそんなに皆で嘆き悲しんで一体何があったのかな?」
「…あんたは?」
「通りがかりの白い彗星王子です」
ナイトキッズたちの前には、白馬に乗った美しい王子様がいたのでした。
何という自作自演。
「やあ、これは何て良い死体だろう。持ってかえってぜひオレのコレクションに…
む? これは死体じゃないな、仮死状態らしい。王子様のキスならこの可愛い人を
目覚めさせることができるが、口付けてもかまわないかな?」
「え… あ、毅さんがそれで生き返るなら…」
すっかり騙されたナイトキッズたちの目の前で、黒雷姫の唇が奪われそうに…
そのときです。
「あのー… 王子様のキスで目覚めるなら、オレのキスでも良いんすよね?」
「むむっ? きみは?」
「通りがかりの豆腐王子です」
白馬(パンダっぽいけど)に乗った豆腐王子もそのときたまたま通りかかったのです。
今日はよく王子様が通りかかる日なので、お待ちかね…
「ちょっと待ってくれアニキ! 王子で良いならオレでも良いんだよな!」
白馬に乗った… 白馬… 白馬に乗った! 黄色いヒヨコ王子が
颯爽と現れました。啓介の二つ名ってそういえば何なんだろう…と悩みつつ
いろいろツッコミたい部分は気にしない。
「啓介、お前はスノーロードでも走りこんでいろ.藤原は80%で5本だ!」
「そりゃないぜアニキ!」
「涼介さん 今はそんな場合じゃ…」
三人の王子が争っている間に、妙な空気を感じ取ったナイトキッズたちは
今のうちに黒雷姫を避難させた方が良いんじゃないかと悩みはじめました。
果たして、黒雷姫に口付けて、無事に目覚めさせてあげる王子様は
一体誰なのでしょうか。
答えはあなたの心の中に!!
…という訳で、もし続きを妄想してしまったら、すみませんが合宿所まで!!
色々なパターンのエンディング募集中でっす!!(殴)