〜みかん漫画〜

2006年12月 
〜育ての親・ソーシャライザーさんにも会えて、うれしかった〜
◆埼玉、東京で聴導犬デモンストレーション◆
 ※マンガはクリックすると、拡大して見れるよ。

 12月中旬に、3日間、おかあちゃんと一緒に、大阪から新幹線で、埼玉と東京でデモンストレーションをさせていただきました。東京のボランティアさんのお宅に、(福)日本聴導犬協会のスタッフと一緒に宿泊させてもろたんや。
 このお宅は、ウチが小さな頃に育ててもろたソーシャライザー(社会化する人)のお宅です。

 庭では、ウチの知らん犬の臭いもあったわ。もう、6年も前のことや。懐かしかったわぁ。(福)日本聴導犬協会では、育てた子犬が貸与された後でも、会えるねん。もう、きちんと、絆ができてるさかい、かまへんやろ。
 ウチかて、ソーシャライザーさんに会った始めは、喜ぶけど、やっぱり、おかあちゃんが世界一好きや。

▲移動中の車中でも仲良く寝てます
(左から、みかん、まつ、しん君)
 初日は、品川の国民生活センターの1室をお借りしての「補助犬相談室」へ行った。聴導犬のもりちゃんも一緒やった。時々、仲間に会えるのもうれし。

 16日は、埼玉県の入間市でのデモンストレーション。いやーー。おもしろかったわぁ。ウチがおかあちゃんに、音を教えるのがあまりに早すぎて、デモンストレーション犬のしん君、あわてて、ユーザー役の有馬さんを両手で押して、音へ行かそうとするねん。
 あわてる有馬さんと、しん君の必死さで、会場は爆笑だったわぁ。

 有馬さんは、本当は、音源に導かなければならないしん君が、体を押すので、心の中で、「何するの?? しん?!」って、きっと、怒ってたわ。
 しん君がスタッフのまゆみさんの訓練犬なので、やっぱり、タイミングとか、あわへんのやなぁ。イヤーー。面白かった。
 担当者の方からも、
「ユーザーには結びつかないかもしれませんが、楽しい講演会でした」と・・・。
それ読んで、今日も、有馬さん・・・泣いてた。


▲入間市の担当者のみなさまと


 17日は、小金井市の手話サークルさんでの講演会やった。
 会場には、60名ほどの方が来てくれたん。おかあちゃんのきちんとした講演は、いつもすばらしい。でも、まつ君がデモンストレーションするときは、ウチは外に出されたんよ。

 入間市での講演会の失敗で、有馬さんが
「おかあさん、お願い。みかん、外に出して。まつ君が、しん君みたいにヤケになると困るから」って。
しょうがないなぁ。ウチ、そんなに早い? 現役やから、ホンマ仕方ないわ。

▲おかあちゃんの講演
 
18日は、また埼玉へ。坂戸ろう学校さんでのデモンストレーションでは、ウチ、早く帰らんといかんから、おかあちゃんの講演の後、すぐに、そこを出たん。聴導犬もりちゃんのおかあさんに、高田の馬場まで送ってもろたんよ。
 その後、県庁へ行って、今後のユーザー審査や認定について、打ち合わせをさせてもらいました。
 おかあちゃんは、ウチと出会って、幸せになったので、他の聴覚障害者の方にも、ユーザーになって、幸せになってほしいんや。
 なので、(福)日本聴導犬協会の活動に一所懸命協力しているんよ。
 
 ウチも、後に続く、仲間が、1頭でも幸福なペアになって、お役にたてることを、ホンマに望んでるんや。

▲生徒さん、真剣に聞いてくれました
  
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