〜みかん漫画〜

2007年2月27・28日 
〜国立身体障害者リハビリテーションセンター学院で聴導犬の講義〜
◆ & 沖縄県難聴者・中途失聴者協会での講演会フォト日記◆
 ※マンガはクリックすると、拡大して見れるよ。

 ウチなー、この前、所沢に行ったんや。
 毎年な、聴導犬や介助犬の訓練士さんの研修会が、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院で行われてるねん。それには、どっかの育成団体さんに勤めてはる訓練士さんや見習いさんやないと、研修は受けられまへん。
 (福)日本聴導犬協会の会長・有馬さんも、毎年、聴導犬についての講師をさせてもろてます。2年前にも、ウチはお父ちゃんとお母ちゃんが国立身体障害者リハビリテーションセンター学院での研修会で、訓練士さんたちに講師をさせてもろた。そのときも、一緒にいったんやけど、今回で2度目になるわ。
 今回は、お父ちゃんが、聴導犬のユーザーさんになるために、(福)日本聴導犬協会で訓練を受けてるので、お母ちゃんとお父ちゃんの2人共、講師として行かせてもろたんや。

 ウチなぁ、訓練士のみなさんに、聴導犬のお手本として会ってもらうのやさかい、いつもより、ようけお行儀よーくせぇへんとって思ってたんやけど、

「いやいや、いつものとおりで、ええわ」

 って、緊張しないように、いつもとおりにしてたんよ。 
 お母ちゃんは、ウチのユーザーさんとして、体験談を話したんよ。
 お父ちゃんは、今、ユーザーの合同訓練を受けてはるさかい、自分の経験と、パワーポントを使って「聴覚障がい者が聴導犬に求めるもの」っていう講義をしたんや。

 お父ちゃんは、台湾の生まれや。学校の先生やったけど、武蔵美術大学に留学するために日本に来たんやて。
 すごいのは、日本だけやなく、韓国や中国の手話と言葉ができる。
 日本手話やろ、日本語やろ、それから韓国の手話と韓国語。中国の手話と中国語。もちろん、台湾の手話もできるからって、ことは、4ヶ国語、4カ国の手話ができることになる。ヘェェーー。すごいなぁ。驚いたなぁ。
 ウチも、お父ちゃんの娘として、がんばらなあかんなって、今日、初めて気づいたわ。

 お父ちゃん、お母ちゃんの講義の間は、だいたい90分くらいやった。お母ちゃん、お父ちゃんの声を聞いてると、ほんまに心休まるわ。うとうと、寝てしもた。

 終わったら、みなさんから、
「みかんちゃん、えらいなぁ」 って言ってもろた。
 ほんまなぁ、うれしいわぁ。これも、お母ちゃんが、ウチを毎日、毎日、愛情いっぱいやけど、甘やかせんと、きちん、きちんと育でてくれたおかげやな。
ありがたいわぁ。

 東京にはな、大阪から新幹線で前の日(27日)に入ったん。
 スタッフの矢澤さんと有馬さんも待っててくれたわ。いつも丸の内口で待ち合わせするねん。だからなぁ、丸の内口から出ると、訓練してくれた有馬さんに会えると思て、どっかにいるのかって、鼻をヒクヒクさせてしまう。

 訓練してくれた人に会うのは、いくつになっても、やっぱり、うれしいねん。
 新幹線に乗る新大阪駅でも、ちゃんとウチのためにトイレの場所として、お母ちゃんが決めてる場所があるんやけど、東京駅でも、丸の内口が、ちょうど、いい場所になってるねん。

 丸の内口は、ウチがトイレに行く必要がなくても、チャンスを与えられる時に、与えてくれる。それが、腎疾患とか、膀胱炎とかの病気にならないためなんやて。

 お母ちゃんもお父ちゃんも、ウチのこと、2番目の娘やと、大事に大事に思てるからな。ありがたいこっちゃ。

▲国立身体障害者リハビリテーションセンター学院での講義風景

▲東京駅で待ち合せ


みかんのフォト日記
2007年2月24日
沖縄県難聴者・中途失聴者協会様のお招きで、聴導犬講演会に行ってきました!









▲ハイビスカス、桜、ガジュマル、でいごなど、とっても大きな樹木がたくさんある沖縄の公園でリフレッシュ!

▲国際通りの沖縄料理店で昼食。ウチのことも、快く受け入れてくださいました。

  
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