〜みかん漫画〜

2007年8月24・25日 
〜 飛騨高山へ。日本耳鼻咽喉科医会 臨床家フォーラム 〜
 ※マンガはクリックすると、拡大して見れるよ。

 高山に行けた。ビックリしたわ。どこに行っても、

「補助犬なら、入れなくてはならないんでしょ?」

って、説明もなしで、ウチらを入れてくれたんよ。いや、驚いた! 

 高山にはな、京都のような古い町屋を残した町並みが残ってて、ウチも味噌屋さんや着物屋さんにも入らせてもろた。
 おかあちゃん、買い物好きやから、とっても喜んではった。
 いちいち、お店に入るのに、ことわらへんとダメやなんて、しんどいわ。そんなん続いたら、買い物したくなるなるわなぁ。
 それが、高山では、どこのOKって。

 有馬さんが興味津々で
「高山市の商工会議所さんが、勉強会でも開いているんですか?」

って聞いたら、

きもの屋さんが
「こんなん普通でしょう? 当たり前のこと」

って。おどろいたぁ。

 ついでに、お店から見える中庭を見せてもろて、
「すてきな町屋創りですね」 って、言うと、家と家の間に土蔵があって、そこも今は住まいにリフォームしてあるんやけど、昔は、蔵は、火事になったときの防火壁の代わりにもなってたんやて。すごいなぁ。日本人の知恵やなぁ。
 お母ちゃんもお父ちゃんも関心していたわ。

 高山で有名な酒蔵のご主人に教えてもろて、夕食は、居酒屋ばかりが並ぶ界隈でいただきました。ステキなおかみさんがいて、偶然なんやけど、弟さんは難聴で絵描きさんってことが、お父さんと共通点があって、話がはずみました。ほんまに美味しい飛騨牛やったって。
 おかあちゃんなんて、蜂の子まで食べてはった。

 スタッフの矢澤さんが驚いたのは、お父ちゃん、あんまり魚好きやない、思てたけど、鮎は大好きなんやて。お父ちゃんが食べへんと、天然の鮎を3本しか頼まへんかったんやけど、焼きたてがきたら、お父ちゃん、おいしい、おいしいって。あんなに魚を喜んで食べるお父ちゃん見たの、初めてやったわ。もう1本鮎を追加して、4人とも天然のまったく匂いのない鮎をいただきました。苔しか食べてないので、内蔵まで、おいしかったって。いいなぁ。

 ほんとはな、ウチらも入れる居酒屋さんって、わざわざ紹介してもろたんやけど「みかんたちは、疲れているだろう」からって、冷房のきいた車の中で、しん君としろ君とウチと3頭で待ってたわ。人間は、土地土地で、なんーんでも食べるのに、ウチらは、いつも決まった物ばかりなんて、ときどき、ズルイって思うわなぁ。これが、犬こころやろ。
 せやけど、健康を考えて、仕方ないなぁ。わかってます。
 
 翌日は、日本耳鼻咽喉科医会 臨床家フォーラムで、すばらしい会場に、岐阜の渡辺先生と棚橋先生のお力添えで、コーナーを持たせてもろて、耳鼻科医の先生たちに聴導犬についてのデモンストレーションをさせていただきました。

 しん君とおとうちゃんの絆が、もっともっと強くなるように、デモンストレーションもさせていただきました。でも、やっぱり、ウチとお母ちゃんのデモンストレーションの方が、拍手は多い。長いつきあいや。当たり前や。
 おかげさまで岐阜新聞にも大きく載せてもろた。
 1日も早く、岐阜県の聴覚障がい者の方の補助犬ユーザーさんが出ると、ええなぁ。
▲聴導犬みかんと弟しん君、
飛騨高山に行ってきました




▲日本耳鼻咽喉科医会
「臨床家フォーラム」で、
聴導犬デモンストレーションを
行なわせていただきました。

  
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