| 番 号 |
札所お寺名 |
写真 |
お山名 |
通称 |
所在地県名 |
概略説明 |
| 第一番 |
霊山寺 |
 |
竺和山 |
振り出しの寺 |
徳島県 |
天平年間、行基菩薩が聖武天皇が効願により開基した寺。弘仁6年、弘法大師が21日間修法、釈迦如来を刻んで本尊とし、第一番札所に定められた。始発寺。遍路はここで装束をととのえ、不殺生、不妄語、不邪淫などの十善戒を授けられて出発する。 |
| 第二番 |
極楽寺 |
 |
日照山 |
阿波の子安さん |
徳島県 |
行基菩薩の開基、本尊は阿弥陀如来。境内に弘法大師お手植の樹齢数百年余りの”長命杉”がある。安産大師としても知られている。 |
| 第三番 |
金泉寺 |
 |
亀光山 |
義経ゆかりの寺 |
徳島県 |
名物が三つ。金泉寺の名前の由来となった”黄金井の霊泉”、”南朝長慶天皇の御殿”、”弁慶の力石”である。観音堂の格子天井の花鳥図も美しい。 |
| 第四番 |
大日寺 |
 |
黒厳山 |
清閑なたたずまい |
徳島県 |
人離れた清閑な寺。本堂と大師堂をつなぐ廊下に三十三体の千手観音木彫が安置されている。珍木、”小判の木”が庫裏の庭にある。 |
| 第五番 |
地蔵寺 |
 |
無尽山 |
羅漢さん |
徳島県 |
弘法大師の開創。本尊は大師作の勇ましいお姿の勝軍地蔵尊。奥の院羅漢寺は本堂の裏にある。羅漢像は等身大、彩色されて迫力がある。 |
| 第六番 |
安楽寺 |
 |
温泉山 |
蜂須賀藩の駅路寺 |
徳島県 |
別名瑞雲寺。大師の危機を救った葉を下に、根を上に逆さにした”身代わりの逆松”がある。また、蜂須賀藩の駅路寺文書が秘蔵されている。 |
| 第七番 |
十楽寺 |
 |
光明山 |
素朴なたたずまい |
徳島県 |
大正年間、戦火で焼失、本堂は明治に再建。 |
| 第八番 |
熊谷寺 |
 |
普明山 |
威容を誇る山門 |
徳島県 |
貞亨四年、長意上人が建立という二層の山門。この門をくぐり左手に納経所、その前に熊谷池がある。奥へ進むと見事な多宝塔。さらに石段を上り詰めると本堂前に出る。往年、蜂須賀侯が招いて月見の宴が催されたと言う。 |
| 第九番 |
法輪寺 |
 |
正覚寺 |
めずらしい寝釈迦 |
徳島県 |
吉野川を望む野原の中に鎮座する寺。本尊は釈迦如来涅槃像。 |
| 第十番 |
切幡寺 |
 |
得度山 |
女性に功徳がある寺 |
徳島県 |
大師が布教中、この地で貧しいハタ織り娘と出会い、灌項を授け、即身成仏して観音菩薩に化身した、という伝説がある。 |
| 第十一番 |
藤井寺 |
 |
金剛山 |
藤がみごとな寺 |
徳島県 |
吉野川南岸にある臨済宗の禅寺。本尊は薬師如来。本堂の前にみごとな藤の棚がある。 |
| 第十二番 |
焼山寺 |
 |
摩廬山 |
エピソードが多い寺 |
徳島県 |
役の業者、小角の開創。海抜800間メートル、昔の遍路道は、俗に、”遍路ころがし”といわれる難所だったが今は山門まで車で行ける。途中に番外の杖杉庵がある。 |
| 第十三番 |
大日寺 |
 |
大栗山 |
神社と隣り合わせ |
徳島県 |
一ノ宮神社と隣り合わせ、昔は同神社の別棟寺だったが、明治の神仏分離の犠牲?に。 |
| 第十四番 |
常楽寺 |
 |
盛寿山 |
岩の上に伽藍が |
徳島県 |
本尊は日本3体の一つの弥勒菩薩。本堂前にアララギの大木がある。大師自ら挿し木したイチイの霊木とされている。 |
| 第十五番 |
国分寺 |
 |
法養山 |
苔むす明王堂 |
徳島県 |
聖武天皇が全国に建てさせた国分寺の一つ。兵火で堂塔は焼失したが鳥瑟沙摩明王堂だけ残った。 |
| 第十六番 |
観音寺 |
 |
光耀山 |
悩みにご利益 |
徳島県 |
聖武天皇勅願の道場。本尊は千手千眼観世音。霊験を授かり病苦が直った奇蹟話しが多い。 |
| 第十七番 |
井戸寺 |
 |
瑠璃山 |
伝説の多い寺 |
徳島県 |
”面影の井戸”と ”日限大師”が有名。普通の山門と違った蜂須賀侯寄進の武家門の山門が面白い |
| 第十八番 |
恩山寺 |
 |
母養山 |
元女人禁制の寺 |
徳島県 |
石段の登り口にびらん樹、別名 ”バクチ”の木がある。昔は女人禁制で、大師と玉依御前の母子の情がひしひしと迫るエピソードがある。 |
| 第十九番 |
立江寺 |
 |
橋池山 |
立江のお地蔵さん |
徳島県 |
真言宗の別格本山。本尊は地蔵菩薩。大師にとがめられ仏罰を女の物語がある。本堂の絵天井も見るに値する。 |
| 第二十番 |
鶴林寺 |
 |
霊鷲寺 |
おつるさん |
徳島県 |
海抜550メートル、眺望がすばらしい。山門の仁王は運慶の作。本堂前の二羽の白鶴は同寺を象徴している。 |
| 第二十一番 |
太龍寺 |
 |
舎心山 |
札所のNO3の難所 |
徳島県 |
”一に焼山、二にお鶴、三に太龍”といわれる遍路泣かせの難所寺、車を降りて1.8キロも歩かねばならない。 |
| 第二十二番 |
平等寺 |
 |
白水山 |
町の中にある寺 |
徳島県 |
”白水の井戸”がある。大師が堀り、沐浴したという霊水で今も湧いている。万病に効くありがたい水。 |
| 第二十三番 |
薬王寺 |
 |
医王山 |
阿波一国の結願所 |
徳島県 |
”発心の道場”といわれる阿波に十三ヶ所の打ち終わり。まづ、一国めぐりの結願。女厄坂、男厄坂があり、厄除け開運を願い石段の一段毎に厄銭を置いて登ることで有名。 |
| 第二十四番 |
最御崎寺 |
 |
室戸山 |
岬にある寺 |
高知県 |
二十三番薬王寺から延長82キロ八十八番札所中二番目に長い道のり。大師一夜の建造の岩屋や、”大師ひねり岩”、ほかに史跡も多い。 |
| 第二十五番 |
津照寺 |
 |
宝寿山 |
室戸の仏の灯台 |
高知県 |
別名”かじ取り地蔵”で漁師や船乗りの信仰を集めている。眼下に室戸港を望む。 |
| 第二十六番 |
金剛頂寺 |
 |
龍頭山 |
古美術品ズラリ |
高知県 |
室戸岬の最御崎寺と相対しているので、最御崎寺を東寺というのに対し、同寺は西寺と呼ばれている。境内にくじらの供養塔がある |
| 第二十七番 |
神峰寺 |
 |
竹林山 |
唯一の無檀家寺 |
高知県 |
海抜630メートル遍路泣かせの山道がつづく、この道を大三菱を築いた岩崎弥太郎の母が、ふもとの村から往復40キロを21日間息子の開運祈願に通ったエピソードがある。が、今は500メートルのところまで車で行ける。 |
| 第二十八番 |
大日寺 |
 |
法界山 |
土佐藩の祈願寺 |
高知県 |
山の中の清閑な寺。土佐藩の清閑な寺として栄えたが、廃仏毀釈で一時廃寺になったことがある。 |
| 第二十九番 |
国分寺 |
 |
魔尼山 |
土佐にある苔寺 |
高知県 |
金光明四天王護国寺の勅号を賜った官寺。土佐随一の名刹で本坊から門にかけての苔が美しい。 |
| 第三十番 |
善楽,安楽寺 |
 |
妙色山 |
一札所二寺ある。 |
高知県 |
善楽寺は開創霊場、安楽寺は本尊奉安の寺。第三十番には二つの寺があるが、御利益は平等でどちらでも好きなほうへ参って良い。 |
| 第三十一番 |
竹林寺 |
 |
五台山 |
よさこい節の寺 |
高知県 |
浦戸湾が一望。本尊は文殊菩薩。行基菩薩の開創。大師の修業の場でもあったが、それよりもよさこい節の純信。おうまの物語で有名。 |
| 第三十二番 |
禅師峰寺 |
 |
八葉山 |
船魂の観音さん |
高知県 |
”船魂の観音”と土地の人に慕われている。参道から本堂にかけて奇岩が多い。 |
| 第三十三番 |
雪蹊寺 |
 |
高福山 |
元親の善提寺 |
高知県 |
元慶雲寺。長曽我部元親の菩提寺となって雪蹊寺と改めた。本尊薬師如来坐像は運慶の作。毘沙門天は湛慶の作など鎌倉時代の仏像の宝庫。和歌をめぐる雪蹊寺物語もある。 |
| 第三十四番 |
種間寺 |
 |
本尾山 |
別名、安産薬師 |
高知県 |
寺名の由来は大師が中国から持ち帰った五穀の種子をこの地にまかれたことから。安産薬師ともいわれ、妊婦の祈とうが多い。 |
| 第三十五番 |
清滝寺 |
 |
医王山 |
高岳親王ゆかりの寺 |
高知県 |
行基菩薩の開創。景山蜜院繹木寺と号していたが、大師によって現在の寺名に改められる。大師の十大弟子の一人、真如上人(高岳親王)五輪に逆修塔がある。 |
| 第三十六番 |
青龍寺 |
 |
独鈷山 |
波切りの不動さん |
高知県 |
大師の唐留学時代の師、恵果阿闍梨の恩に報いるため建立した寺。大師自刻の不動明王がある。 |
| 第三十七番 |
岩本寺 |
 |
藤井山 |
五体の本尊がある。 |
高知県 |
不動明王、阿弥陀、薬師、観音、地蔵の五体が本尊。また、年に三度実を付ける三度栗など七不思議の伝説がある。 |
| 第三十八番 |
金剛福寺 |
 |
蹉ダ山 |
札所最南端の寺 |
高知県 |
札所から札所への距離が最も長い四国最南端の寺。昔、これより南の海のかなたに補陀洛の浄土があるといわれ、日向上人が箱舟に乗って海のかなたえ消えたという。境内には和泉式部が黒髪を埋めたという逆修塔のほか、寺伝に多田満中、源頼光、南仏上人、天峻僧正などの各時代の時の人が諸堂を修復、再建したあとがある。 |
| 第三十九番 |
延光寺 |
 |
赤亀山 |
土佐最後の寺 |
高知県 |
”修業の道場”の土佐路十六ヶ寺の最後。境内に眼病の霊験のある”目洗いの井戸”や竜宮から赤亀が背負ってきたという銅鐘がある。 |
| 第四十番 |
観自在寺 |
 |
平城山 |
伊予路のトップ寺 |
愛媛県 |
伊予の札所は”菩薩の道場”と呼ばれ、全部で二十六ヶ所。その伊予路の最初の寺で、日本四ヶ所鎮守の一つ。往時は七堂伽藍と四十八坊の末寺を誇ったが、火災で何度も焼いている。 |
| 第四十一番 |
龍光寺 |
 |
稲荷山 |
おいなりさん |
愛媛県 |
三間平野を見下ろす小さな山の上にある。土地の人々から
”三間のお稲荷さん”の名で親しめれて、農家の守り神として信仰を集めてきた。四国霊場の総鎮守でもある。 |
| 第四十二番 |
仏木寺 |
 |
一果山 |
牛馬の守り仏 |
愛媛県 |
牛や馬の守り仏 ”大日さま”土地の人々から親しまれている境内に家畜慰霊塔がある。 |
| 第四十三番 |
明石寺 |
 |
源光山 |
頼朝ゆかりの寺 |
愛媛県 |
源頼朝が帰依した寺、以来、武士の信仰を集めてきた。境内に不思議な名木
”しぐれの桜”がある。 |
| 第四十四番 |
大宝寺 |
 |
菅生山 |
一揆を解決の斎秀法印 |
愛媛県 |
海抜500メートルの山腹にある宝暦元年のききんで、百姓衆三千人が逃散したが、時の住職斎秀法印が一人の犠牲者も出さずに解決した話しが残る。 |
| 第四十五番 |
岩屋寺 |
 |
海岸山 |
岸壁の中に本堂 |
愛媛県 |
本堂は垂直に切り立つ岸壁をくり貫いて建てられている。
”穴禅定、迫割禅定”の行場がある。 |
| 第四十六番 |
浄瑠璃寺 |
 |
医王山 |
白檀の古木おおう |
愛媛県 |
門前の石段下に正岡子規の句碑がある。境内に”いぶきびゃくしん”と呼ばれる、大きな白檀の古木がある。 |
| 第四十七番 |
八坂寺 |
 |
熊野山 |
近くに遍路の元祖 |
愛媛県 |
役の行者・小角の開創。境内に苔むした七重の塔がある。又、近くに遍路の元祖、衛門三郎の菩提寺得盛寺と、衛門八塚がある。 |
| 第四十八番 |
西林寺 |
 |
清瀧山 |
石段を降りる寺 |
愛媛県 |
田んぼの中の寺で、境内は川の土手道より低い。門前に正岡子規の句碑に”秋風や高井のていれぎ三津の鯛”とある。 |
| 第四十九番 |
浄土寺 |
 |
西林山 |
空也上人ゆかりの寺 |
愛媛県 |
小山の山腹にある。この寺は空也上人とゆかりが深く、本堂の前に直径一メートルもあろうかという太い枝が四方に伸びた
”空也松”がある。 |
| 第五十番 |
繁多寺 |
 |
東山 |
一遍上人ゆかりの寺 |
愛媛県 |
別名畑寺の名で知られている。松山市の高台にあり、山門からの展望がすばらしい。一遍上人のゆかりの寺で、ここで修行を積んだといわれている。 |
| 第五十一番 |
石手寺 |
 |
熊野山 |
重要文化財が豊富 |
愛媛県 |
はじめ法相宗の安養寺と称していたが大師によって真言宗に改宗、名前も石手寺と改称した。鎌倉時代の桜門中の最高傑作といわれる仁王門、西脇の仁王像は運慶の作。入り母屋造りの本堂など、鎌倉、室町期の重要文化財がズラリ、衛門三郎ゆかりの寺でもあり、物語や文献によく名をとどめている。 |
| 第五十二番 |
太山寺 |
 |
瀧雲山 |
伊予路の最大の本堂 |
愛媛県 |
落ちついた山寺。仁王門から本堂まで杉の大木が並ぶ参道が700メートル続く、孝謙天皇をはじめ皇室の信仰が厚かった。真野長者の伝説がある。 |
| 第五十三番 |
円明寺 |
 |
須賀山 |
納札のある寺 |
愛媛県 |
町中にある。内陣に左甚五郎の竜の彫り物があり、根性の悪いものがこの前に立つと竜の目が光るとか、納札のある寺としても知られている。 |
| 第五十四番 |
延命寺 |
 |
近見山 |
転居ずめの不動明王 |
愛媛県 |
本尊は不動明王。はじめは近見山山頂にあったが、たびたびの兵火にかかり移転を繰り返した、いまの堂塔は大正から昭和にかけて再建。 |
| 第五十五番 |
南光坊 |
 |
別宮山 |
大山祇神社の別宮 |
愛媛県 |
今治の沖にある大三島。ここに大山積神をまつる大山祇神社があるが、海上が荒れると参詣できないので本土に移された別宮 |
| 第五十六番 |
泰山寺 |
 |
金輪山 |
大寺から小寺へ |
愛媛県 |
金輪山上に七堂釈迦、十坊を有する大寺だったが、たびたびの兵火で規模は縮小され、麓の現在の地に移された。境内に三代目の
”忘れじの松”がある。 |
| 第五十七番 |
栄福寺 |
 |
府頭山 |
通称、八幡さん |
愛媛県 |
勝岡八幡宮と一体だったが、神仏分離で八幡大菩薩の本地仏阿弥陀如来を本尊として独立した。 |
| 第五十八番 |
仙遊寺 |
 |
作礼山 |
通称、おされさん |
愛媛県 |
海抜340メートルの作礼山の頂上にある。石段の西側に西国三十三ヶ所本尊の石像が2メートルおきに並び、途中、大師のお加持水という井戸もある。 |
| 第五十九番 |
国分寺 |
 |
金光山 |
大寺の面影のこす |
愛媛県 |
四度戦火で堂塔を焼失している。七重塔跡の礎石があり、むかしがしのばれる。 |
| 第六十番 |
横峰寺 |
 |
石鎚山 |
札所第一の難所寺 |
愛媛県 |
海抜800メートル八十八ヶ所中第一の難所いわれる山岳寺。車は湯浪まで、そこから山門まで約3キロ、胸つき八丁の坂道を登る廃仏毀釈のなごりか、本堂は神殿造りである。 |
| 第六十一番 |
香園寺 |
 |
栴檀山 |
子安講を全世界へ |
愛媛県 |
大師が女人成仏、安産、子育て、身代わり、の四誓願をのこされた札所、子安講を世界へひろめ、十万人の講員を集めていたという。 |
| 第六十二番 |
宝寿寺 |
 |
天養山 |
安産観世音をPR |
愛媛県 |
JR伊予小松駅のすぐ隣にある。神仏分離で一時廃寺となったが、明治十年大石龍遍上人によって再建された。大師が国司越智公夫人に玉ノ井の水を与えて安産させたことから安産の観音様で親しまれる。 |
| 第六十三番 |
吉祥寺 |
 |
蜜教山 |
念願かなうか |
愛媛県 |
四国八十八ヶ所中唯一の毘生門天を本尊としている。鐘桜の横に
”成就石”がある。 |
| 第六十四番 |
前神寺 |
 |
石鉄山 |
修験道の本山 |
愛媛県 |
正しくは里前神寺。別に石鎚山上に奥前神寺がさる。神仏習合の大寺院だったが、神仏分離で石鎚神社となり、いったんは廃寺になったが。その後再建され石鎚行者の本山となっている。 |
| 第六十五番 |
三角寺 |
 |
由霊山 |
伊予のラスト山寺 |
愛媛県 |
由霊山の中腹にある山寺。本尊の十一面観音の開運厄除け、安産、子安に霊験あらたかで、女性の参拝が多い。 |
| 第六十六番 |
雲辺寺 |
 |
巨鼈山 |
四国が眼下に |
香川県 |
讃岐の札所は ”涅槃の道場”と呼ばれ、四国遍路路の最終コース。そのトップが海抜千メートル文字通り雲の中に入り、霧にけぶる同寺、八十八ヶ所中第一の高地の霊場で眼下に四国全土がひろがる。雲辺寺口から五キロ、歩いて2時間はたっぷりかかる。最近は香川県側からロープウェイ、徳島県側から車で登れる。本尊は千手観音菩薩、重要文化財が多い。また、四国統一を志す長曽我部元親と四十八代目住職俊崇坊の問答が有名。 |
| 第六十七番 |
大興寺 |
 |
小松尾山 |
通称”こまつおうじ” |
香川県 |
大師が熊野山所権現鎮護の霊場として開創。その後、真言、天台の2宗によって管理されていたが、兵火に会い本堂を残して焼失、現在の本堂は慶長年間に再建されたという。 |
| 第六十八番 |
神恵院 |
 |
琴弾山 |
境内に札所二つ |
香川県 |
この神恵院と次の六十九番の観音寺が同じ境内にある。八十八の札所のうち、二つの札所が一ヶ所にあるのはここだけ。 |
| 第六十九番 |
観音寺 |
 |
七宝山 |
市に寺名を貸す |
香川県 |
琴弾八幡宮縁起、釈迦涅槃像など重要文化財が多数。市名に名前を貸している寺である。本坊書院の巍々園と呼ばれる庭園がすばらしい。 |
| 第七十番 |
本山寺 |
 |
七宝山 |
国宝の本堂 |
香川県 |
本堂は香川県内の寺で唯一の国宝建造物。流れるような棟の線が美しい。五重塔があるのも八十八ヶ所中七十五番の善通寺とここだけ。 |
| 第七十一番 |
弥谷寺 |
 |
剣五山 |
死霊の行く寺 |
香川県 |
参道の途中に ”賽の河原”と呼ばれる谷間などあり、
”死霊の行く寺”といわれている。 |
| 第七十二番 |
曼荼羅寺 |
 |
我拝師山 |
西行ゆかりの寺 |
香川県 |
境内に大師のお手植えの ”不老の松”や本堂と大師堂の間に
”西行昼寝石”"笠かけ桜”がある。 |
| 第七十三番 |
出釈迦寺 |
 |
我拝師山 |
捨て身ヶ嶽の奇蹟 |
香川県 |
山門の近くに釈迦如来と童子姿の大師が山頂から身をひるがえす姿を刻んだ碑石がある。寺の縁起をそのまま現したもので大師の捨て身ヶ嶽で知られる。 |
| 第七十四番 |
甲山寺 |
 |
医王山 |
満濃池築造祈念寺 |
香川県 |
大師が近くの満濃池の築造を朝廷から命じられ、その築造祈念のために建てた寺。 |
| 第七十五番 |
善通寺 |
 |
五岳山 |
弘法大師誕生の地 |
香川県 |
真言宗善通寺派の総本山。京都の東寺とともに弘法大師三大霊跡の一つである。境内は東院と西院に分かれ札所は西院の御影堂。地下に全長90メートルの暗黒の中を行く
”戒壇めぐり”がある。この他、高さ45メートルの五重の塔をはじめ法然上人の逆修の塔、足利尊氏の利生塔など、大師生誕の地だけに遺跡も多い。 |
| 第七十六番 |
金倉寺 |
 |
鶏足山 |
乃木大将ゆかりの寺 |
香川県 |
本堂左の訶梨帝母堂は日本でも最初に出現した鬼子母神さまがまつられている。境内の
”乃木将軍妻返しの松”は有名。 |
| 第七十七番 |
道隆寺 |
 |
桑多山 |
通称、鴨の大師さん |
香川県 |
その昔、付近一帯は桑園で寺は土地の長者和気道隆が創立したと伝えられている。 |
| 第七十八番 |
郷照寺 |
 |
仏光山 |
日切り一願大師 |
香川県 |
一遍上人ゆかりの寺で八十八ヶ所中唯一の時宗の札所である。 |
| 第七十九番 |
高照院 |
 |
金華山 |
人々から ”天皇さん”と |
香川県 |
崇徳天皇八十場の霊泉で知られている。 |
| 第八十番 |
国分寺 |
 |
白牛山 |
古さを誇る堂塔 |
香川県 |
本堂は鎌倉中期の建築で、全国国分寺中、最も古い建物。梵鐘も全国梵鐘のうち最古のものの一つといわれている。 |
| 第八十一番 |
白峰寺 |
 |
綾松山 |
静かなたたずまい |
香川県 |
五色台の白峰にある寺。西行法師が崇徳天皇の御霊を歌で慰めた故事がある。 |
| 第八十二番 |
根香寺 |
 |
青峰山 |
怪獣を供養する寺 |
香川県 |
境内に芳香を放つ香木があり、大師がこの木で観音、不動、毘沙門天三尊を作ったのが寺号のいわれだという。 |
| 第八十三番 |
一宮寺 |
 |
神豪山 |
地獄の音が聞ける。 |
香川県 |
元讃岐一の宮だった田村神社の別当寺。薬師堂の石扉をあけると、地獄の釜音が聞こえるとう。 |
| 第八十四番 |
屋島寺 |
 |
南面山 |
平家供養の梵鐘 |
香川県 |
境内は広くすがすがしく、本堂の赤い柱と白い壁のコントラストが美しい。梵鐘は平家供養の鐘として知られている。 |
| 第八十五番 |
八栗寺 |
 |
五剣山 |
通称 ”聖天さん” |
香川県 |
海抜380メートルの五剣山中腹にある。千手観世音と歓喜天の二本尊をまつっている。 |
| 第八十六番 |
支度寺 |
 |
補陀落山 |
支度の観音さま |
香川県 |
謡曲「海女」の玉取り海女の話しなど伝説が多い。 |
| 第八十七番 |
長尾寺 |
 |
補陀落山 |
静御前の塚も |
香川県 |
山門の左右に蒙古来襲に備え、戦勝の祈願した経鐘がある。ここに静御前の剃髪の塚もある。 |
| 第八十八番 |
大窪寺 |
 |
医王山 |
八十八ヶ所の結願寺 |
香川県 |
第一番札所から逆打ちに三百六十四里、いよいよ終着寺で、遍路はここで巡礼の支えとした金剛杖や菅笠を納める。そして、結願をすませた後、阿讃山脈を越え、第十番切幡寺から第一番霊山寺まで逆打ちし、高野山へお参りするのがならわしだという。 |