トライフル
作詞:竹内 信太郎
真っ赤に染まった工場が遠くに
変わりゆくもの 告げる寂しい音
感傷に浸ってしまった。赤い冷蔵庫に揺られ、
赤い空に照らされては俯くだけだ
東京に消えてしまった、住所も失くした友は
なりたいものを忘れて、なれるものばかり追いかけてた だけど
怖がりでまだ何もできない弱虫を装ったあなたの声が疎ましい
空から落ちてく火の粉の残り香 追いかけ走れたあの頃
僕らはもう手遅れなんだって決めつけて泣いていたかつての僕が愚かしい
海に落ちていくそれと同じように消えてしまいそうで。
あの町にはもう知らない人ばかりだ
「僕はまだ夢を叶えるんだ」そう言って輝いたあなたの目には希望だけ
「ここで泣いてけよ」あざとい謳い文句の映画を見たくなる
「大人はもう夢を見れないんだ」結論を焦らせる誰かがいても構わない
僕らが鳴らした大きな音が取るに足らないものでも
少年を卒業したふり 強がって誤魔化したいつかの僕はおこがましい
どこにも行けない道だとしても足跡をつけたいから
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