最近、札幌のスーパーでも見かけるようになりました、男前豆腐店の豆腐を買ってみま
した。とりあえず近所のスーパーへ行き、陳列してある商品を見てみたところ、4種類の
商品が有ったので、いつのも通りに「全種類買い」ですね(笑)

 話題の通り、パッケージは独特の世界を表現していて、他の豆腐とは一線を画していま
すが、食品全般を考えたとしてもかなり異質なパッケージングのような気がします。パッ
ケージは奇抜だけど、本題というべき中身がダメではどうしようもない気が以前からして
いまして、機会があれば味わってみたいと思っていました。

 使用している大豆は全て北海道産とのこと。逆輸入な感じですね(笑)北海道で採れた
大豆を京都で加工し札幌で販売する。札幌で販売している商品は、京都工場での加工では
ないかもしれませんが。

 こういう逆輸入的なヒット商品を見る度に、なぜ北海道でこういうことができなかった
のかに対して、忸怩(じくじ)たる思いが去来するのは私だけではないような気がします
ねぇ・・・北海道は「素材は一流、料理は二流、サービスは三流」といつも揶揄(やゆ)
されますが、道産子としては耳が痛いところです(ーー;)
 で、本題の味ですが、第一印象的には通常の豆腐よりも大豆の味がかなり濃い印象を受
けました。搾った豆乳を混ぜ物無しで固めた感じです。薬味としてショウガとワサビを試
してみましたが、通常の豆腐では薬味の味に負けてしまいがちですが、薬味の味に負けず
に大豆の味が生きています。

 ただし、大豆と薬味の相乗効果的旨さでは無くて、大豆と薬味がそれぞれに主張をし、
バラバラな感じの味になるような気がします。この豆腐には、ショウガやワサビなどの通
常使用される薬味は合わないと思います。

 それと、食感的にはキメが細かくてすごくクリーミーなので、豆腐を食べているという
感じよりも、甘くないプリンを食べている感じがします。パッケージに食べ方が印刷され
ていて、デザート的に甘みを付加して食す方法が掲載されていますが、納得な感じです。

 個人的感想としては、通常の豆腐と思って食べない方が良いと思います。男前豆腐とい
う豆腐に似た大豆製品という感じです。また、試してはいませんが、湯豆腐には向かない
感じがしますね。「感じ」では曖昧なので、近日中に「男前豆腐で湯豆腐を作る」を試し
てみたいと思っています。

 結論的には、「豆腐が食べたい!」と思ったときに男前豆腐は買いませんね。あくまで
も、「男前豆腐が食べたい!」というときに買う商品だと思います。「美味しいの??」
って聞かれたら、「個人的に、豆腐としては美味しくない」って答えますね。