屋代村上家の家老友之丞は、大野家に生まれ、文武両道で何らの権威も恐れぬ豪勇の士でありましたが、毛利家から罪により斬首されました。 死ぬ前に「自分は大志を抱きながら信を失って、このような最後をとげるが、死後の自分を信じて祈る者があるなら首から上の病気を必ず癒してやる」と言ったことから、首から上の神様として、【頭・目・耳】などの病気平癒のために多くの方が訪れます。友之丞の命日である3月28日は特に多くの人で賑わいます。 =大友様の木像= 大友大権現の御神体は、竹林軒真寅賢道居士、俗名大野友之丞の首級を祀った一基の墓であったが、昭和32年8月その墓に、法名を背にして、大友様の木像が安置された。素人目にも、刀法のするどさ、巧妙さのうかがわれるこの像の作者は我が国木彫界の御高村光雲の弟子、松本昇である。
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