● 自作 Windows用ソフト(翻訳エディタ TrEdit v1.7)の紹介

 Zaurus とは関係ありませんが、「外国語に親しむ」という意味で、自作の Windows用プログラム
 翻訳エディタ TrEdit v1.7 を紹介します。辞書引きしながら翻訳文を作るには結構便利です。辞
 書引き画面のみやエディタ画面のみにすることもできます。
  なお、辞書は一行テキスト形式、pdic形式等からの変換もできますが、基本的にはフリーの英
 日辞書としては日本最大といわれている英辞郎を使う仕様になっています。2008.1現在、上記の
 ページからCD-ROM宅配の注文およびダウンロード購入ができます(1,980円)。

 最新版英辞郎等への対応(2008.1/20)

 TrEdit を作ったのは2000年から2002年に掛けてです。当時は英辞郎の最新バージョンは
 Ver.51 であり辞書のサイズも50Mb程度でした。しかし、現在の英辞郎は Ver.110 で、サイズも
 127Mbになり、TrEditの「最大辞書サイズの110Mb」を越えてしまいました。また、 Ver.80 から
 は【用例】を示すデリミタも変更になり、辞書仕様が変わりました。
  また、開発当時はWin98を使っていましたが現在は Windows Vista が登場し、特にHelpファ
 イルの様式が変更になったため Vista ではHelpが表示できない不都合があります。

  TrEdit本体に手を加える余裕はありませんが、前者の
辞書サイズの問題に対しては、実際に
 試してみたところ、英辞郎 ver.110 の EIJI110.TXT と WAEIJI10.TXT の両方ともインデックスを
 作ることができ問題なく使用できました。実は、最初の設計の時に勘違いして「最大辞書サイズ」
 の計算を間違えていたようです。
実際には 270Mb 程度までのインデックスを作ることができる
 はずだと思いますので、英辞郎の「進化」に当分対応できます。なお、EIJI110.TXT でインデッ
 クスを作るときに最終盤で数十回のエラーメッセージが出ますがそのままとばしていけばインデ
 ックスは正常にできます。これは英辞郎の最後の数十行が「全角のギリシャ文字」で始まってい
 るためで TrEdit では英単語と見なされないためです。あらかじめエディター等で辞書ファイルを
 読み込んでこの部分を削除しておけば、こうしたエラーに惑わされることを回避することもでいま
 す。
  なお、今井智さん がPDA用に
小辞郎ツールというものを公開しています。これを利用すれば
 人名・地名や10ワードを越える長い複合語などを自動的に削除して30M程度のサイズに縮小で
 きます。辞書引き用にはこれでほとんど問題なく使用できますのでこちらを利用することもできま
 す。
  また、英辞郎の訳語部の漢字には読み仮名が挿入されていますが、これが煩わしい場合には
 読み仮名を削除する機能がTrEditにありますので( 「ツール(T)→「読みカナ削除(K)」 )、これで
 削除してください。この機能は、英辞郎のみで和英郎には使用できません(使用する必要もあ
 りません)が、英辞郎 Ver.110 にこの処理をするとほぼ100Mbのサイズに縮小します。人名・
 地名や10ワードを越えるような複合語は辞書引き機能としては必ずしも必要ないと思います
 小辞郎として利用したい場合にはご利用下さい。

     〔小辞郎ツール〕
     

  【用例】の辞書仕様変更については旧仕様に再変換するPerlスクリプトを作りましたのでし、こち
 らで変換して下さい (「■・」→「 / 」)。  変換スクリプト: 
eiji-ex.pl
 
※今井智さんにならって Kcl/Tk で実行形式の変換ツールを作ってみました。 eiji-ex.exe
    
〔eiji-ex.exe〕
     

  また、
Help に関しては HTML形式に変更して公開したいと思いますのでしばらくお待ち下さい。
 お、実際に Help を実行してみれば分かりますが、マイクロソフトのアップデートサイトで旧形式のHelp
 を表示するための追加プログラム(WinHelp32.exe)を配布しています。セキュリティ的に脆弱制もある
 ようですが旧形式の Help を表示させたい場合はこちらからダウンロードして下さい。

 【TrEdit のダウンロード】
   ・
TrEdit Ver.1.71 フルセット版:  ダウンロード
   ・Vector のサイト:  ダウンロード

 〔TrEdit のスクリーンショット〕 TREDIT