今回は、「いっそ餅」というもち米ではなく、「じゃがいも」でつくるお餅を紹介します。
 

川俣地方では、8月頃の収穫時には夕食に獲れたてのじゃがいもを餅にして食べることが多かったそうです。
じゃがいも餅は、ゆでて皮をむいたものを搗き、丸めて「じゅうね味噌」をつけて食べます。
混じり気のない純粋のものを「いっそ」ということからじゃがいもだけで作ったものを特に「いっそ餅」とよんだそうです。
すり鉢でよくすると粘りが出て、いっそうお餅らしい食感が楽しめます。

<材料と作り方>


材料(4人分)

じゃがいも 500g

エゴマ 50g
三温糖 40g
醤油 10g
熱湯 60ml


作り方

1 じゃがいもはゆでて皮をむく。
2 すり鉢で粘りが出るまで搗く。

3 じゅうね胡麻は煎り、すり鉢でよくすり、熱湯を入れてさらによくする。
4 3に砂糖と醤油を入れて味を整える。
5 丸めた餅を4でからめて供す。

 
資料提供 : 宇都宮栄養専門学校 郷土料理研究倶楽部顧問 田村桂子