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・ 高杉支部執行委員長挨拶

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 2008年9月27日、千代田区富士見区民館において通信労組東京支部、第26回定期支部大会が開催されました。
 高杉東京支部委員長挨拶に続き、東京地評、中央本部、日本共産党東京都議団代表、小部弁護士、OB会、千葉県支部の来賓の挨拶。神奈川県支部、日本共産党等からの連帯メッセージが披露されました。

 本日は、お忙しい中、第26回東京支部定期大会にご参加いただきました来賓の皆さまには東京支部を代表して心よりお礼を申し上げます。
代議員、ならびに傍聴に参加いただきました組合員の皆さんお疲れ様です。
 ち ょうど、一年前私たちは、会社の一方的な都合により支部事務所を十条から現在の王子の事務所に引越しする為の準備に追われていました。その直後に開かれました第25回支部大会で執行委員長を引き受けましたが、あっと言う間の一年でした。
皆さんのご協力で本日無事、第26回大会を開催することができました。本当にありがとうございます。
 9月25日に麻生政権が発足しました。2代続けて総理の座を投げ捨てなければならなくなった原因は、小泉内閣の構造改革の名のもとに行われた数々の改悪に国民、
労働者がノーの声をあげているからです。
働くルールが壊され、若者の二人に一人が非正規労働者と言われる状況を作り、75歳になったら年金から強制的に天引きされる後期高齢者医療制度は、まさに若者からお年寄りまでの暮らしと生活を傷めに、傷めています。その苦しみは計り知れません。
 総選挙は目前に迫っていると言われています。国民、労働者の生活と暮らしを守る政治、私たちの要求が叶えられる政治、文字どうり私たちが主人公になる政治を作るために皆さんと力を合わせて奮闘しようではありませんか。
この一年間私たちの取り組みを振り返ってみますと独自に王子駅頭で平和を守る草の根の運動として、署名活動をおこなってきました。
 奥村過労死裁判、企業年金減額反対訴訟では、画期的な勝利判決を勝ち取っています。反面11万人リストラ裁判では、昨年の地裁、今年の高裁判決と会社の主張を一方的に認める不当な判決が出されました。現在、最高裁での口頭弁論を開かせる署名活動に取り組んでいます。
 地域会社では今の仕事を今の職場でという約束が反故にされるなか、業務の拠点集約で作り出される多くの問題点を指摘し要求にしていく取り組み。コンシューマでの職場で土休日勤務に反対し労組の違いを超えての取り組み。団塊の世代が退職を迎え組合員が減る中での非正規労働者を含め7人の組合員拡大。組合員相互の応援,
OB組合員の変わらぬ支援での旺盛な宣伝活動などなど,少なくない成果を勝ち取りました。これらの成果と教訓をしっかり総括し、皆さんの活発な討論で立派な運動方針が練り上げられることを期待し挨拶に代えさせていただきます。

1、NTTのリストラ「合理化」に反対し、安心して働き続けられる職場をめざそう!
1、平和憲法九条を守り、戦争する国づくりを阻止しよう!
1、国民・利用者のための情報通信を守ろう!
1、NTTリストラ裁判に勝利し、単身赴任、異職種・広域配転をやめさせよう!
1、「成果・業績主義」賃金、「五〇歳・退職賃下げ再雇用」制度を廃止させよう!
1、すべてのNTTグループに60歳超え「雇用継続」制度を確立させよう!
1、企業年金の減額に反対し、暮らしを守ろう!
1、NTTグループ労働者の賃金を引き上げ、NTTグループで働く非正規労働者の
  労働条件向上をめざそう!
1、全組合員が力を合わせ、組織拡大に全力を上げよう!
 通信産業労働組合東京支部第二十六回定期大会は、福田首相が昨年の安倍前首相に続いて、突如政権を投げ出すという情勢のもとで行われました。首相の辞任は国民と自民党政治の矛盾が吹き出した結果といえます。また、自民党は新首相で総選挙に突入するという計画を描いているといわれ、解散・選挙が迫っている情勢です。
 「貧困と格差」を無くし、誰でも安心して平和に暮らせる世の中を作る。このような、あたりまえのことを叶える正しい政治が求められています。
 七月九日、NTT企業年金裁判の東京高裁判決が出され、企業年金の給付切り下げを執拗に求めるNTT各社の控訴を棄却し、全面的に勝利しました。判決は、株主優先・労働者収奪のNTTリストラを厳しく批判したものです。
 地域会社では、業務の拠点集約が行われ、「今の仕事を今の職場で」の約束が反故にされるなか、業務の他県への委託が強引に進められました。コンシューマの職場では、社員の生活を無視した土休日勤務が強行されました。いま、「職場有志」が共同で撤回のたたかいを進めています。
 団塊の世代の大量退職が進む中、組織拡大は、要求実現、組織の存続にかかわる待ったなしの課題となっています。あらゆる手立てを尽くして取り組みを進めましょう。職場のパワハラ、病気、契約期間中の突然の雇い止等の相談を通じて非正規社員の加入が増えています。また、NTT雇用継続、職場で組合員の積極的な訴えによる加入も進みました。
 私たちは、こうした状況のなかから話し合いをし、向こう一年間の運動方針を決定しました。「五十歳・退職賃金切り下げ再雇用」制度を廃止し、非正規労働者の権利を守り、安心して働き続けられる職場をめざす。平和憲法九条を守り、国民・利用者の情報通信を守る、全組合員が力を合わせ組織拡大に取り組むことなどです。
労働組合の基本である、「みんなで話し合い、みんなで決め、みんなで実践」を合言葉に、大いに知恵も出し、励まし合いながら奮闘しよう。

                右宣言する。

                二〇〇八年九月二七日
                   通信産業労働組合
                   東京支部第二十六回定期大会