2002/04/07 藤井隆のallnightnippon.com

(藤)はい。あのでも折角なんでね今日はちょっと色々、音楽番組ということもありまして・・。
(福)しますよ〜。
(藤)質問させていただきたいんですが。
(福)何でも。だってミュージシャン藤井隆。
(藤)いやちょっと待ってくださいよ。一応これね台本にあるんで僕別にねぇ、恥ずかしいから聞くのもあれなんで・・(笑)
(福)(笑)何ですか?
(藤)あの〜・・う〜ん・・
(福)いやだから、ラジオだから。(笑)
(藤)あっそうですね。いやいやいや、あの〜実はね、私5月からコンサートを、ツアーでやらせていただく・・。
(福)すご〜い。おめでとうございます。(拍手)
(藤)ありがとうございます。あの2月にですね、アルバムを出しましてそれをひっさげて、やらしていただくんですけども。
(福)はい。
(藤)あの〜3月の21日に渋谷のアックスというところで、あの1度練習しましょということで、やらしていただいたんですけどもね。
(福)はいはい。あ、それはお客さんありで?
(藤)もちろん。はい、それで、あのビデオを後で見させていただいたんですけども、あの〜ほんとにねぇお客様に助けていただいたなと。
(福)あー。
(藤)もうひどかったんですよ。僕そこそこちゃんと歌えたんかなと思っていたら、音外れっぱなしで、であの音声を掌ってるスタッフの方が・・。
(福)PAね。うん。
(藤)はい。そういうのも知らないんですね。
(福)大丈夫。
(藤)「大丈夫ですか?聞こえてますか?」と言ってくれはったんですけども、やっぱ聞こえてなかったのかなと。
(福)あー。
(藤)でねなんか、「何でキーをとってますか?」って最初に質問されたんです、リハーサルの時に。で、あの「はい、カラオケで」って答えたんですけど。何、その意味がわからなかったんです。
(福)はいはいはい。
(藤)「何でキーをとってますか?」の質問が。福山さんは何でキーをとってますか?
(福)カラオケで。(笑)
(藤)(笑)
(福)あのねぇ・・よくいるんですよ。まぁミュージシャン、各ミュージシャンそれぞれ、その〜何の楽器で自分の音程をとってますか?って話だと思うんですよ。あるミュージシャンはベースでとります、あるミュージシャンはギターでとります、あるミュージシャンはキーボードでとりますって人それぞれ違うんですよ。
(藤)はい。
(福)じゃあ俺ね、そうやって色んなミュージシャンと話してて、「俺何でとってんだろう?」って思ったら、もっと全体的なもんでとってんですよ、やっぱり自分は。
(藤)あ、じゃあ僕と一緒ってことですよね。
(福)うん、一緒一緒。
(藤)大体をこう、ざっと・・
(福)そうそうそう。
(藤)あ、なるほど。
(福)ただ、その全体的な感じで自分のキーをなんとなく探るっていうのは、多分下に置いてある、自分の足元に置いてあるPAあるでしょ?あのスピーカー・・
(藤)「ころがし」!
(福)「ころがし」。おっ!
(藤)知ってます。知ってます。
(福)「ころがし」だけだと、出音の返りが回り込みで入ってきて、聞こえなくなるんですよ。
(藤)あれ、どう、じゃぁどうしたらいいんですか?その方法として。
(福)そんな時に、「横あて」って言うのがあるじゃないですか。
(藤)「横あて」。
(福)「サイドフィル」だっけ?
(藤)「サイドフィル」。
(福)うん、あの横にスピーカー立てるんですよ。
(藤)はいはいはい。
(福)「ころがし」の、「ころがし」と同じような効果にするために、ステージのサイドに。
(藤)あっ知ってます。なんか近寄ったらボォーって音でかくなる・・
(福)うんうんうん。あれからもボーカルを返してもらうんですよ。そしたら、あの例えば藤井君がステージに立った時に、自分の耳の高さあるじゃないですか?
(藤)はい。
(福)そこの高さから音が返ってくると、横から返ってくると、下から返ってくるのとプラスされて、もうちょっととりやすくなるんだと思う。
(藤)えっ、あの〜そんなに分かりやすく音って出てるんですか?耳の高さとか?
(福)あの敏感にそれを感じるようになれば、それ分かるようになると思いますけどねぇ。
(藤)へぇ〜。あの僕ねぇ、踊ったりとかするじゃないですかぁ?
(福)はいはいはい。
(藤)だから、なんか「余計とりにくいんですかね」とかって言われたんです。
(福)ヘッドセットとかってしてるんだっけ?
(藤)「やったらあかん」って言われました。あっ!ヘッドセットですか?ヘッドセットってマイクのやつ?
(福)そうそう。
(藤)してないです。
(福)あー。
(藤)あのなんでしたっけ?耳にあてるイヤホン。
(福)「イヤモ二」もありますよね。
(藤)「イヤモニ」。はい。
(福)あれは?
(藤)「イヤモニがいいです」って言ったら、「ダメです」って言われました。
(福)えっ何で?
(藤)あのなんか「会場の皆さんの声を聴いてください」って。
(福)あ、それもあるんだよね。あれは確かにその会場の、あのオーディエンスの声援とかが聞こえにくくなるんですよ、実際。
(藤)あの〜ドームとかでやる時はそれでやるんでしょ?
(福)僕はだからそれが嫌で、「イヤモニ」やらないでやったんですよ。
(藤)うわぁ、カッコえぇ。で、出来るんでしょ?
(福)う〜ん、まぁ。
(藤)ですよね。愚問でした。すいません。
(福)いやいや。でも、慣れですよ。
(藤)慣れですか?
(福)慣れです。慣れです。
(藤)リハーサルで1個も出来なかったんですよ。
(福)う〜ん、でも慣れですよ。
(藤)もうそれしかないんですか?
(福)え、5月から?
(藤)5月からです。
(福)5月からでしょ。で〜・・リハーサルでどんなに上手くいっても、本番で上手くいかない。あと会場によって音質って違うんで。
(藤)自分でもね、新喜劇で色んなとこまわって、会場ごと違うとか、お客さんが入ったら違うとかってわかってたんですけど、「やっぱりまた同じ過ち犯したかぁ」と思って。
(福)いやでもねぇ、ベストの音像?音の状態でコンサートが出来たなんていうのがじゃああるか?っつうと、それはまた疑問ですよね。
(藤)あっそうなんですか?
(福)うん。
(藤)あ、じゃぁもうちょっと軽く考えてていいですか?
(福)うん。それよりか自分が実際本番で歌ってる時の感覚を覚えといて、あと「ドウ録」聴いた方がいいですよ。
(藤)はい。
(福)PAアウトのやつを。
(藤)「PAアウトのやつを。」
(福)うん。
(藤)じゃぁ「あとでPAアウトのやつ下さい」みたいなこと言ったらいいってことですか?
(福)うん、大丈夫。
(藤)あっそれちょっと言いたいですね。「PAアウト下さい」。
(福)うん。「ライブのドウ録とって下さい」つっといて、タクから出力されてる音源をもらって、実際に聴いて、自分はこう歌ったはずなのに、音程バッチリなはずなのに、実際にライン、ラインっていうかこういうこれを通って・・。
(藤)マイクのコードね。
(福)コードを通って出てる自分の音のピッチ間とか、「あっこんなに違うんだ」っていうのをそれを何度も何度も繰り返していくと、大体分かると思いますよ。
(藤)如何せんね、6回しかないんでねぇ。
(福)6回かぁ・・。
(藤)あとでも僕、あれがわかんないんですよ。なんかこう手を振ってなんかするとか、すごい恥ずかしくって出来なかったですよ。「みんな、最高〜!」とかすごい言いたかったんですけど。
(福)うん。
(藤)「外は寒いが、中は暑いぜ〜!」とか。
(福)いい、それいい!
(藤)すごい言いたかったんですけど。もう5月からやったら、間に合わへんかったでしょ。もう悔しいわぁと思って。
(福)あ〜。
(藤)すごいなんかテレが勝ってしまってね、うつむいてしまったんですMCの時に。
(福)まぁでもね、それもまた嬉しいんですよお客さんは。
(藤)あっそうなんですか。
(福)結局その、ナマで藤井隆の挙動が見れると。そのそれが挙動不審だろうが・・
(藤)(大笑)
(福)カッコ良かろうが、カッコ悪かろうが、その場に、その空間で見れるっていう事がやっぱりあの〜・・
(藤)1番いいこと?
(福)うん。お金を払って来てくれてるお客さんに対するあの〜1番出来ることだと思うんですよね。
(藤)あ、なんかね今ちょっと、なんか自分の悩みがマシャ兄によって、解消された気がします。
(福)(笑)なんかねぇ、「魂ラジ」がまだ続いてる気がする。
(藤)(笑)これからも本当に引き続き僕こちらのスタジオで頑張りますんで、よろしくお願いしますね。
(福)いや、全然全然。よろしくお願いします。
(藤)いやちょっと勉強になりました。ありがとうございます。あの第1回目に本当に来て頂けて、嬉しかったです。
(福)とんでもないです。
(藤)「ピッチ間」とか「PAアウト」とか「タクアウト」ですね。もうどんどん言っていきますこれ。
(福)「イヤモニ」。いや「イヤモニ」は使わないから、「横あて」ね。「横あて」「サイドフィル」。
(藤)「サイドフィル」
(福)「横あて立ててください」って。
(藤)これ使わせていただきます。
(福)でも「横あて」はあった方がいいと思う、本当に。
(藤)はい。「横あて」
(福)音響どこがやってるんですか?
(藤)・・ヒビノさん。
(福)ヒビノさん?
(藤)あっ多分ねでも立ててくれてると思うんですよ。(笑)それを分かってないくらい緊張してしまって。
(福)あー、はいはい。まぁでもね、ヒビノさんなんかあったら、なんかあったらいつでもって(笑)なんか感じ悪いね俺ね。(笑)
(藤)心強いわぁこれ。
(福)いやそんなことないんですよ。いやいや、ヒビノさん最高!
(藤)(笑)ありがとうございました。あの〜今後ともまたよろしくお願いします。
(福)はい、よろしくお願いします。
(藤)ここで曲を。聴かして頂いてよろしいですか?
(福)はい。
(藤)もうスタンダードですね。この曲でございます。曲紹介お願いします。
(福)あっこれですか?
(藤)はい。こちらでございます。
(福)はい。今年はですね、桜がサッと咲いてサッと散ったんで、あまりかかんなかった福山雅治の「桜坂」。
(藤)どうもありがとうございました。記念すべき第1回目のゲスト、福山雅治さんでした!
(福)はい、もう桜で(?)すみません。
(藤)いえいえ、マシャ兄また抱いてくださぁい。
(福)わかりました。えっ!?(笑)

♪♪ 福山雅治 「桜坂」♪♪

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