ホンダの隠れ家 〔作業日誌〕 ピックアップの巻 その1



私の作業日誌を綴っていこうと思います。
壊れていて動かないモノ、パーツが欠品していて本来の役目をしていないモノなどを見ると
どんなものであれ、動くようにしてあげたくなります。
できれば発売当時の生まれた姿に戻してあげたいですね。
形だけ元に戻っても動かなければ意味がありませんので、キチンと調子よく動くように!
趣味の週末整備ですから、時間の空いたときに自分のペースでノンビリと。
技術的な難しい事はあまり書きませんので、お茶でもしながら暇つぶしにご覧下さい。




作業前











■■■■■ H19.4.7   晴れ後曇り  ■■■■■  その1
部品取り車として入手したセルモーター付きのC102。
部品取り車と解って入手しましたが、エンジンもシャフト折れやバラしたままの状態で直さなければいけませんし、欠品も多数あります。やはり部品取りなのかなと思いましたが、入手したからにはなんとか直してあげたいなと。
直すと決めたからにはパーツをせっせと集めて欠品を補っていきます。パーツを全て入手していませんが、入手したパーツから組み付けていきますか!
エンジンの上に大きなセルモーターが付いているのがスーパーカブC102です。 この特徴あるカブを直して乗ってあげたいなとの思いから、とりあえずはせっせとコンパウンドで磨いていきます。以前の所有者が補修したのか缶スプレーで塗った形跡がありますが、それも味として再塗装せず磨きのみでOKとします。 艶がなくなって白っぽく粉を吹いた感じのカブが光り始めました。見た目がよくなってくると段々とやる気が湧いてきます。あとは欠品しているパーツを根気よく一つずつ探しては装着していきます。
欠品していたCubのエンブレム付きのレッグシールドですが、C102のセルモーター付き用は探しましたがなかなか入手出来なかったのでC100用を入手して加工する事にしました。 C100用は時々売りに出るので冬の間に入手しておきました。
少しずつカッターで削っていきます。だいたいの目安を付けて、こんな感じかなと削っていきます。最初に型紙を作って慎重になんて性格ではありませんから、イメージで一気に削っていきます。 大雑把な性格なので、こんな時も迷う事無く進めます。 だいたい削って、こんなもんかなと思うところでカブに被せて様子を見ます。 付けては寸法を確認して再度削って。 この作業をなんとか繰り返して微調整。なんとかセルモーターに干渉しないようにスッポリ被せられました。取り付け金具が無かったので、他の部品取りC100から外して装着。
カブはやはりこのレッグシールドが付いているとシックリきますね〜。カブらしくなってきました。
全体を磨いてレッグシールドを装着すると、ボロボロのシートが目に付きますね・・・。とりあえずガレージにあったシートを付けてみます。
シートを付け替えると最初に比べて、部品取り車から少しは進歩。今日は晴れ間を見てのちょっとの作業ですが、少し手を加えてあげただけでバイクも生き返ってきます。 私の作業の進め方は、どんな状態でも、まずは磨いて見た目を少し綺麗にして、欠品を一つずつ確保しては装着していく。 パーツが入手できなければ慌てずノンビリ。入手できたモノから順次装着。こうして作業を進める度に見た目で進化が解りますのでヤル気も出てきます。 やはり動かす事が最大の目的。まだまだ先は長いですが慌てずノンビリ。
カギがありませんでしたが、たまたまハンドルロックとメインキーの当時の新品セットが入手できたので、早速交換しましょう!
取り付けのボルト穴が今まで使われていないのでサビて穴も埋まっています。強引にネジを捻じ込むとボルトが抜けなくなったりネジ山を駄目にしてしまうので、潤滑剤を吹き付けてタップでネジ山を切り直します。 準備はOK。 さあ入手したキーセットを取り付けます。 ハンドルロックも一緒に交換します。 やはり一台のバイクはキーも一本で共通になっていないと気持ちも良くないですからね〜。
タップを立てたネジ山に、キーシリンダーを取り付けてボルトを捻じ込んでいきます。 スルスルと気持ちよく取り付けできました。
プラ製のサイドカバーも取り付けて、反対側のカバーを外して配線を取り付けて完了! ギボシ端子を同じ色の配線に差し込めば良いので迷うことはありません。
こうやって欠品しているパーツを一つずつ付けて、元の姿に戻してあげる作業は気持ちが良いです。カブも喜んでくれているように感じます。 一つずつの作業でカブが私に心を許してくれる感じ。
雨が降ってきましたので外での作業はそろそろ終了。あとは欠けたフロントフェンダー・キックシャフトが折れてバラされた状態のエンジン・配線のチェック・アクセルとキャブのOH・ブレーキドラムの分解清掃・欠品のマフラー装着・バッテリーとミラーの装着、こんな順にパーツの確保と作業が進行かな。
まあ慌てず最後まで気楽にノンビリ。
趣味ですから作業がストレスにならないように、気の向いた時に進めていきます。気の乗らない時には、良い仕事は出来ないですから・・・。これで本日の作業は終了〜。 冬眠明けの久々の作業報告でした。