〔　やはり自分で直さないと不安　〕

今日は購入してから何となく重い感じのしたピックアップの整備をしました。
停車したままでアイドリングでもエンジンが重く感じます。
走り出すと更に重く感じて、何か違うな〜・・・。
この車輌の前オーナーさんは専門ショップにてエンジンもフルＯＨしたとの事で明細書も入っていたのですが
何か他の水冷エンジンに比べて違和感が。
とりあえずガレージから引っ張り出して点検をしてみました。
走らせても普通に走るんですが何か引っ掛かるんですよね〜。
とりあえずジャッキアップしてフロントの足回りの点検を。
あれれっ、少し引きずり気味でドラムを回すのが重いです。
これはクルッと回らないといけないのですが・・・。　　今日は簡単な整備で気分をリフレッシュと思ったのですが〜。
見てしまったら仕方ありません。　さあ始めますか！

ノンキー

■■■■■　Ｈ１９．６．３ （日）　　　曇り時々晴れ　　■■■■■
				まずは前輪から点検します。ジャッキアップしてテイヤを外しドラムの点検から。回転するものの動きが重いです・・・。　ドラムがスルリと外れてくれませんので、ドラム外しの工具を使って脱着し、内部の確認。　車検は旧車仲間にお任せしちゃっているのですが、ドラム内部は車検後は半年間で数回しか乗っていないのに汚れていますね〜。　ホイールシリンダーからもブレーキ液が漏れています。車検で内部をバラしていないのか・・・？　仕方がありませんから洗浄から始め、ホイールシリンダーもピストンの動きが悪いのでバラしましょう。
				ブレーキクリーナーとエアーでバックプレートの汚れを落とし、ブレーキシューも外し、フリーになったホイールシリンダーからピストンを外します。今日は新品のピストンカップを用意していないので洗浄してラバーグリースを塗って再度組み付け。　問題なく軽く動くようになりました。 ブレーキシューのバックプレートとの接地面にラバーグリースを少量付けてブレーキシューを取り付けてドラムを元に戻します。 軽く回転するようになりました。　あとはシューの当たりの調整をしてＯＫ。 またピストンカップを購入して再度やった方が良いですね。
				さて運転席側が終わったら助手席側もやりましょう。　やる事は左右同じですが、こちらもドラムの周りが重いと言うか手で回りませんね・・・。　こちらはホイールシリンダーから完全にブレーキ液が漏れています。　これでは駄目ですね〜。　早速ホイールシリンダーをバラします。　飛び出てきたピストンのカップに弾力がありません。　スポンとホイールシリンダーから転がり落ちました。　サビて固着じゃないだけ良いのですが、カップが完全に駄目ですね。　これではまた漏れてしまうのでガレージで探していたらカップの新品が出てきたのでホイールシリンダーをホーニング後に組み付けました。　全て元に戻して完了！
				さて前輪はＯＫで後輪のチェックをすると、後輪には問題はありませんね。走って重いクルマだなと思ったのは、フロントの整備不良ですね・・・。車検前と車検後に点検が必要なのかな？　　やはり自分で整備した方が安心ですね〜。折を見てブレーキシューの張り替えと、ホイールシリンダーのカップ類を全て新品に交換し直します。　私が使っているカップはなかなか液漏れは起しませんし、長年放置してあっても弾力もありますので、そちらに組みなおします。　さて、組み直したらブレーキのエアー抜きを。一人しかいませんでしたので、ブレーキレバーに重石を置いて、さっとエアーを抜いてと何度かやって完了。走りも快調なので、足回りの整備はＯＫですね。　とても走りは軽くなりました！
				問題の周りの重く感じるエンジンに取り掛かりましょう。走っていて普通なんですが何か重いんですよね〜。これは私の感覚的な問題ですが・・・。　同じエンジンで違和感を感じるのでチェックしていきましょう。　入手して初めてエンジンの点検です。　しばらくアイドリングさせておいてエンジン音を聞いてみます。　あれっ〜？　何か音が変わってきました。　ずっとエンジンをかけておくとエンジンは調子良さそうなんですが、ベルトの辺から異音が！　次第に音が大きくなってきました。　このエンジンもウォーターポンプかな？　ファンベ゛ルトカバーを外してみるとプーリーのボルトが途中で折れています。　ホームセンター等で売っているボルト類で組んでありますね・・・。　点検中に発見できてラッキーでした。　折れてしまったボルトをこのまま外すのは容易ではないので、夜になってしまいましたから次回にゆっくりやり直しますか！　自分の手で直さないと乗るにも不安ですね〜。　違和感があったのは、ここら辺の問題ですね！　続く