ホンダの隠れ家 〔作業日誌〕 ピックアップの巻 その1



私の作業日誌を綴っていこうと思います。
壊れていて動かないモノ、パーツが欠品していて本来の役目をしていないモノなどを見ると
どんなものであれ、動くようにしてあげたくなります。
できれば発売当時の生まれた姿に戻してあげたいですね。
形だけ元に戻っても動かなければ意味がありませんので、キチンと調子よく動くように!
趣味の週末整備ですから、時間の空いたときに自分のペースでノンビリと。
技術的な難しい事はあまり書きませんので、お茶でもしながら暇つぶしにご覧下さい。




旧車の人生も様々で、ガレージで大切にされるクルマもあれば、そのクルマたちを維持する為に部品取りにされていくものも。
同じクルマとして生まれて、どこで道を間違えたのか、いやその道に進んでしまったのか・・・。
クルマはオーナーさん次第で人生がガラッと変わってしまいますが、私にとってはどれも同じ。
ホンダの工場から生まれてきたものは、どれも平等。  どんな人生を歩んできても、可能な限りできる事を。
我が家に縁があってきたものは、ここで最後の余生をゆっくり過ごして貰うために私も頑張ります。半分死にかかっているクルマやバイクを、なんとかこちらの世界へ引っ張ってあげます。

その為に最初にする事は、まずは現状の把握から。何があって、何が足らないのか。  何かが足らなくては、こちらもスッキリしません。
他の車輌と見比べながら、間違い探しのように一つずつ足らないパーツを補っていきます。
引き揚げてきたクサリかけのピックアップ







★上側が新しい作業報告です!
最初にご覧頂くには、下から見て頂ければ





■■■■■ H18.10.1   曇り後雨  ■■■■■  その4
今日は昨日の続きを! 昨日とは天気もがらって変わって曇り空。いつ雨が降り出してもおかしくない天気・・・。 引き揚げは昨日で良かった〜。
ピックの外装に付いている余計なステー類などを早めに取り外しましょう。やはり外装もゴチャゴチャが嫌なので、まずはスッキリと。 粉が吹いたように白くなったボディの塗装をコンパウンドで磨いてみました。 クサっている部分は仕方ありませんが、まだ艶も出て少しずつ見れる状態になってきました。 荷台はかなりきていますが・・・。 外装にもガムテープのノリがべっとり付いていて、これを取り除くのが大変ですね〜。 ガソリンでも落ちないですね・・・。何か大量のゴム朔を剥がすのに良い方法は無いかな?
さて磨いている途中で雨がパラパラと降り出したので外装は中断して、内装の続きを片付けますか!
まずは内張りを外して、別のステップバンから外してストックしてあるものに交換しちゃいます。 まだ新車当時からビニールを被ったままの内張りがあったので、それを装着。 内張りも純正に戻ると、室内も更に落ち着きますね〜。 次は欠品だった純正ラジオの取り付けです。 これもステップバンから取り外しておいたものを取り付けます。 配線等がゴチャゴチャとイジってあったので、再度チェックして元通りに組みます。 配線もスッキリしました。途中でカットされたコードなども、元のようにギボシ端子を装着していつでも付け替えOKに!
内装で手を付けられるのは、今のところこの位かな〜。
雨も強く降り出してきましたから作業はこの辺で。
昨晩エンジンが復活しましたが、今日も普通に掛かってくれれば問題なしですが、どんなもんでしょう? 気になりますから、ちょっと始動させてみましょう!  セルも数回で調子よくエンジン始動してくれました。 なかなか良い感じです。 庭を行ったり来たり、ピックを動かしてみましたが、これがまた調子よく、なかなか可愛い奴です。 調子よく動いてくれると弾みがつきますね!  次は外装に手を加えてあげようかな〜。  つづく








■■■■■ H18.9.30   快晴  ■■■■■  その3
家に戻ると陽がくれていましたが、やはり目の前に不動のピックがあると動かしてあげたくて、いてもたってもいられません。 ちょっと作業をしてみますか! 焼肉を食べたせいか、疲れもなくヤル気マンマン。 このまま不動の状態では庭の中の移動も一人では大変なので、まずは動くようにしてあげましょう。まずはバッテリーを新しく交換して、春先に一度動いたと言う事を信じて、キャブだけイジって、あとは始動させてみます。 チョークを引っ張って、数回アクセルを踏み込んで、イグニッションキーを捻ります。コンコンコン・・・。 燃料ポンプがガソリンをキャブに送っています。 燃料ポンプがガソリンを送り終わって止まりました。 ガソリンOK、キャブOK、さあ始動してくれよ〜。 キーを更に一段階回すと、勢い良くエンジンが始動してくれました!
とても静かな良い音がしています。 最終型のシングルエンジンのようですね。とてもピタッとはまったエンジン音です。 良い感じですよ〜。
ちょっと移動させましょう。 なかなかスムースに動きますね。 これは幸先の良いスタートとなりました。 おかげで思った場所に移動できました。
動いたところで、調子の良いうちに室内も整えますか! 欠品あり、他社の流用パーツあり、余計な配線あり、両面テープのノリあり、ゴミもあり・・・。 これが私の一番嫌なものなんですよね。 何でもシンプルでないと、故障の原因にもなりますから。 幾つにも分岐させた配線の束。 どうせ付けるならスッキリ付けてくれれば良いですが、思うまま装着していったような。 バッテリーが空っぽになりやすいのは、付けてあった時計のせいでしょう。 常時電気を食っていますからね。 私が見て気づく範囲のものは、全て元の状態に戻すべく取り払っていきます。 こびり付いたシールのカスや両面テープの貼り残しなど、どんどん綺麗にしていきます。 欠品していた小物類は、ガレージから探してどんどん付けていきます。 綺麗になったところで、鳴ったり鳴らなかったりするホーンの修理を兼ねて、ハンドルも純正に戻します。 やっと室内に入っても落ち着ける雰囲気になってきました。 ホーンも接触不良が直り鳴るようになりました。
まだまだ内張りや純正ラジオ・・・とやりたい事はありますが、それは次回に!
室内は終了して、窓を磨いて、更にボディをコンパウンドで磨き始めました。 時計を見ると深夜1時を回っています。 どうりで寒いわけだ・・・。
馬鹿もいい加減にしておきましょう。
つづきは次回のお楽しみ!   更につづく








■■■■■ H18.9.30   快晴  ■■■■■  その2
長い旅を終え、工業地帯から信州の高原へやってきました。 きっと澄んだ空気にピックも喜んでくれるかな〜。 エンジンが掛からないので、二人掛りで庭に押し込み、なんとか無事に引き揚げ完了!
ピックもホッとしたでしょうが、私も同行してくれた兄もホッとしています。 借りていた積載車を返せば、今日の予定は終わりです。
あれれっ、ピックの横を馬が駈けていきます。 思わずデジカメを向けましたが・・・。  まさかピックも馬に歓迎されるとは思わなかったでしょう。 私も家の前に馬が走っていてビックリですが。
まあ何があってもおかしくない時代ですから(笑)

本当はすぐにでも動くようにしてあげたかったですが、積載車を返したり昼食も忘れていてお腹も減っているので、楽しみは後に取って起きましょう。
一緒に行ってくれた兄にはスタミナの付くモノを食べてもらわないと〜。
クルマを返却して、久々に焼肉屋さんへ行きました!
当然ランチメニューですが(笑) 今日は奮発して焼肉の大盛りのランチにしますか。 長旅の疲れも吹き飛ぶように、タレにはニンニクをたっぷりかけてと。 お腹いっぱい、胸いっぱい、ピックも引き揚げが済んで、ホッとしています。今年はこれで打ち止めかな。 
さてお会計をと伝票を見ると、何〜? 人数4人、なんだ〜、この品数は・・・。
全く食べていないものが伝票にずらりと並んでいます。 オイオイ勘弁してよ! いくら気分が良くても、食べていないものは払えないよ(怒)
店員さんを呼ぶと、アッすいませんと隣の席の伝票と交換しています。 何も言わなければ私が隣の家族の食事代を払うところでした・・・。
そこまでは気が大きくなっていませんから〜。 さてと帰宅しますか。








■■■■■ H18.9.30   快晴  ■■■■■  その1
お天気の曇り空の中、一路関東へ向けて出発です。 以前から預かって頂いていたピックアップをそろそろ引き揚げないとご迷惑が掛かりますので・・・。 なんとか時間と置き場を作って、積載車をレンタルしてピックの引き揚げに行ってきました。 写真で見るのと実物では、やはりイメージは変わってしまうものですね(笑) このホームページに掲載した状態でも、写真に写してみると実物よりは遥かに綺麗に写っています。 各パーツがサビているのではなく、クサっているのが難点ですが、ここで会ったが100年目、状態は全く気にしません。 修理してくれるのを、ずっと待ち続けてくれたのですから、会えただけで嬉しいです。 人が見放したクルマやバイクほど可愛く思えてきます。 同時進行で何台も直していますが、これも持ち帰ったら他の車輌と共に、公道復帰に向けて作業をしていこうと思います。

さて、引き取りに行った関東の某所の車輌置き場に、ピックはひっそりとたたずんでいました。 ちらっと影が見えた瞬間、これが毎回の事ながら感動します。ここにいたか〜!  我が子に巡り会えた感動?
ブルーシートをガムテープで貼ってあり、完全防備のようですが、中身はどんな感じでしょう・・・。
確かにボロイ。 でも存在していてくれただけで嬉しいです。 ちゃんと形にしてあげるからね〜。 そうピックに言い聞かせて、積載車へと。
これも素直な子のようで、すっとクルマに乗り込んでくれました。 私に好意的か敵意を持っているかは、表情で解ります。 クルマやバイクも生き物、命のあるものは私の一方的な思いではどうにもなりません。 その場合はご縁が無い物と諦めます。 やはりこちらとクルマの意思が合わないと先々必ず障害が起きますから・・・。  どんな障害が起きても、意思が合っているものは、どんな山でも乗り越えられます。 このピックも好意的に感じますので、きっとすぐに復帰してくれるでしょう!
現状としては、バッテリーを付け替えて始動してもエンジンは掛からなかったとの事です。 春先に一度掛かったとの事ですから、問題はないでしょう。ボディは気長に直していきますか。
よくある事ですが、余計にモノをガチャガチャと付けてあって、さらに車内にもゴチャゴチャと・・・。 私は、ガチャガチャが駄目なんです。 何でもシンプルに。  まずは持ち帰って元の状態にリセットしていきましょう!
おっと我が家に向かうにつれて、空は快晴になってきましたよ〜。
ピックも喜んでくれているようです。 空気の澄んだ高原が待っているよ!