Gunma  ken  S Lake Fishing    Diary    

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  群馬県にあるS湖に初めて釣行したのは、2004年3月6日の土曜日。その日は2004年の初釣行の日だった。群馬県の湖や河川は3月1日に解禁していたのだが、私は仕事上、この日が初釣行になっていた。 実を言えば最初はS湖に行く気はさらさらなく、地元のすぐ近く(正しくは目の前とも言える。)の渡良瀬川に釣行していて、何匹 か釣れればいいや。というお気楽な気持ちでいた 。

 なぜ?S湖に釣りに行ったのか?という事になるのだが、私の本音を言えば行く所がなくなってしまった。とも言えるのだ。今から思えば、不思議な縁だったと言えるかもしれない。

 少し 話は横道に外れたが、理由を簡単に説明する。まず朝一で渡良瀬川の両毛線の鉄橋の上下と上流にある淵に向かった。イワダンと言えば有名かもしれない。TVや雑誌によく載っていた。実際に某有名フライ雑誌にその月の号で載っていた。 しかし私の目の前にあったのは、なんと大型のショベルカーである。しかも、これから工事します!と言わんばかりの体制になっていた。あの時の驚きと落胆はすさまじかった。 しかも、淵の中もショベルカーにいじられた跡がサングラス越しによくわかった。ここのポイントではいい思いをしているし、魚(ヤマメが特に。)が溜まっており、2004年初釣行は最初の最初からつまずいてしまった。

 気を取り直して向かったのは、市民広場前(ここも有名。)のポイントである、さすが、有名ポイントと言える人の多さである。休日、放流ポイントといった条件が揃っているのでしかたないといえるのだが。その人の多さを横目に、私はすぐにタックル(ロッド ジャクソン スーパーレインボー SR6F702  リール ABU カーディナル33 ライン バリバス スーパートラウトアドバンス 4〜6ポンド)をセットし、防寒具、ウェーダーなども着込み、現場へ行ったが、驚いたことに水が全然ない。普段の半分以下である。それでも、いざ、実釣開始!と気合を入れてみたが、魚からの反応はなかった。 流れの深みをブレットンの3〜5グラムで探るが、反応は皆無である 。また、テトラ際を スミスのヘブン5グラムを転がしてみるが結果は同じであった。周りの釣り人にも聞いても、まったくダメという言葉しか聞こえなかった。

 すぐにポイント移動である。今年は散々なスタートになってしまった。と思いながら車へと乗りこみ次のポイントへ向かうことにした。

 次に向かったポイントは少し上流の所で、その場所も放流もかなりされいており、過去には大型の実績のある場所でもある。 しかし,天気の雲行きがあやしくなってきた。しかも何と,ポイントに着いたら雪が降ってきた始末である。強風も加わり、本当に釣りどころではない。まさに踏んだり蹴ったりである。

 万策つきたところで、車の中で昼食をとることにした。今日はこれで終わりかな。散々なスタートだな。と思いながら思い出したことがあった。ある釣り具店で見たS湖の湖沼型サクラマスの写真である。すごい体高で44センチもあった。そういえば車の中に本流や湖用のタックルとルアーをなんとなく入れていたことを気付いた。ここからだと時間はかかってしまうが、どうせ釣れるとは思わないし、簡単なポイントの下調べ程度で行ってみようと思い、S湖へと車を発進させたのである 。

(写真)解禁当初のS湖の風景。

 

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