イラスト/尾山泰永                    イラスト/好善信士              イラスト/ペイントロボ

漫画屋無駄話 其の2500
▼9年目のiMac、頭をぶったたくとしばらく画像が戻るが…。マガジンファイブの水木しげるや日野日出志の単行本が、定価の3分の1位で「日本特価書籍」に並び始めた。ずいぶんと早い。菅野邦明社長、また飲みましょう!!!(おごれるのは、下の「まさみ」がせいぜいの俺だけど)。初老の不便さその1。小便の切れが悪くなるだけじゃなく、出るまでに時間を要すように。いずれも禁物なのが焦り。ジックリ構えないと出なくなったり、股間をしたたかに濡らしたり。('08.8/28)

漫画屋無駄話 其の2499
▼来年で10年目になる事務所のiMac、真空管が古くなったのか、画面がツイスト踊り出し、昨日から中央の3分の1位しか映らなくなる(長体がかかった)。遂に今日は真っ暗に。幸い大口製版にもらった分で間に合わせてるが、誰かもう1台くれい!!!(甘い奴…)で、大向こう受けを狙うと、99%ベタコケになる豊田四郎監督だが(眼も当てられない『負ケラレマセン勝ツマデハ』)、コツコツ努力すれば『泣虫小僧』や『雁』、『夫婦善哉』のような傑作もモノに。凡人への明るい希望(50男の台詞か?)。('08.8/27)

漫画屋無駄話 其の2498
▼強制的1人っ子政策とか色々やっても、人口増が止まらない中国。歴史に“もし”は禁物と言うが、モスクワを独軍が攻略、満州あたりで我が皇軍とドッキングしてれば、状況は一変したろう。ネチョネチョした、石井四郎中将率いる陸軍第731部隊の“丸太根性”と、ドライなヒトラー総統の“アウシュビッツスピリッツ”が合体したなら、〈処置能力〉は飛躍的にアップ、無人の大陸が出現してたかも。けど最後には日本人も所詮は黄色人種。牛乳、いやイエローセッケンにされてたな。('08.8/26)

漫画屋無駄話 其の2497
▼いトうと好善信士が事務所で初遭遇、女装漫画談義やってる横で、大阪の内田こねりに電話。「禁断愛のCG原稿、スミベタが淡い。トナー引っ張り出してゆするか何かして、もう1回プリントやり直して!!」「そ…そうですかぁ」今週の「神保町シアター」、最終上映終了が全て9時過ぎ。帰れないので観られない。昨日も映画観てないから、禁断症状が…(ブルブル)。「ブックオフ」で105円だった、『詩人の戦後日記』(武内辰郎・オリジン出版センター'93)、中野重治他のゴシップが楽しい。('08.8/25)

漫画屋無駄話 其の2496
▼カックイ〜!!「ジーハイル!!!ジーハイル!!!」1938年、“日ナチ友好”の象徴として、ヒトラーユーゲント30名が来日、まず皇居、続いて靖国神社を訪れ、右手を宙に突き上げ帝都を大行進、日本人を感動の嵐に(『読売ニュース』同年71号、「盟邦前衛の戦士 ヒトラーユーゲント入京」より)。彼等に身も心も捧げた者が、東京オリンピック関係者中枢にいたのだろう。でなけりゃ日本選手団に、ナチ式敬礼させるはずがない(『静かな生活』完)。松田聖子、本格演技派になってたのな(実写版『火垂るの墓』の唯一の見所)。('08.8/22)

漫画屋無駄話 其の2495
▼塩の字版『静かな生活』(昨夜)。6時に仕事終了。「東京堂書店」3階に畠中平従業員を表敬訪問後、「神保町シアター」で『泣虫小僧』('38東京発声)。8時過ぎに終了、専大交差点裏の「梅の湯」へ(450円)。さっぱり。9時前に下の「まさみ」へ。かつ煮でビンビール(大ビン)。「大王」に流れてやっこに日本酒。事務所に戻って床に寝る(ソファより冷たくて気持ちいい)。今朝は9時に起きて一仕事。10時過ぎに九段の「昭和館」で、久々に“懐かしのニュースシアター”を(つづく)。('08.8/21)

漫画屋無駄話 其の2494
▼御用最高裁主導のインチキ裁判員制度と、NHKが音頭を取るアナログ放送廃止の無期限延期を訴えれば、民主党は総選挙で自民党を100議席台に絶対追い込める!!もひとつ。無意味な共産党の立候補を抑制するため、ビラ配り他で弾圧されてる同党に恩を売れ。つまり、国会で公安警察の裏金問題を追求をする。この三方位作戦なら完勝間違いナシ(矢野絢也国会招請も常にチラつかせつつ)。会社のネットは今年初めにADSLにしたが、自宅のもやっと光に。('08.8/20)

漫画屋無駄話 其の2493
▼いがらしみきおの名代という訳ではないが、昼飯は「津つ井」のスペシャルランチ(1200円)。まずい(昔の記憶通り)。「伊香里」の方が数十倍うまかった。南陀楼綾繁が自主制作書評ミニコミ、『積んでは崩し』のまえがきで、僕の過去の原稿をまとめてくれる編集が現われないと泣き言。つまり、俺にとっての南陀楼が姿を見せないと。けど仕方ない。実力、品性、外見、出自、どれをとっても俺の方があんたより数段上。値段以外、「津つ井」は「伊香里」に迫れない。('08.8/19)

漫画屋無駄話 其の2492
▼阿久悠や赤塚不二夫の死をながめるに、世間には“訃報産業”なるモノが、肉親及び周辺で起業されてるのだと気づく。前者はゲスな思惑が過ぎて、逆に御本尊がドンドン縮小してて笑える(分相応)。赤塚(株)がどうなるかは知らんが、そうして欲しい人ほど産業化されない。谷岡ヤスジの死んだ後の静けさと言ったら…。天才のアウラがサンピンを寄せつけないのだ。タモリの馬鹿も、よくあのレベルで“赤塚の作品”だなどとほざける。あるいは死者に、そう言わせるスキが?('08.8/14)

漫画屋無駄話 其の2491
▼遺体のぬくもりが冷めぬ間にと言うのはオーバーだが、11日朝、「くまざわ書店」(高崎駅店)に、長谷邦夫の『赤塚不二夫 天才ニャロメ伝』(マガジンハウス)が4〜5冊面出し。05年の初版本。断裁もせずにこの日に備えてたか。長谷センセ、大いにお稼ぎやす。立川談志共々、赤塚の訃報原稿(データ)は各社でホコリかぶってたはず。ホッとした担当者も多かろう。談志本、なかなか死なぬせいか、「日本特価書籍」でもゾッキの真打ち(名人?)。懐かしの林道舎の本まで。加藤社長、ごぶさたしてマス。('08.8/13)

漫画屋無駄話 其の2490
▼チベット人民の苦悩も忘れ、アホタレント気取りでない方の、美人じゃないが気分のいい、女子バドミントンコンビの妙技に酔った後で観る、元NHKワシントン支局長、手嶋龍一似のグルジア大統領の、コソコソした後ろめたさは一体何?皇軍の真珠湾闇討ち攻撃以上の愚行に走るとは、余程内政でヤバイ事をかかえてるの?留守中に殴り込みされたプーチンには、もっけの幸い。役者としても格が違う。プーチンが佐分利信なら、手嶋(?)は近藤宏。勝目のない博打で、死ぬのはグルジア人。('08.8/12)

漫画屋無駄話 其の2489
▼「テメー!色盲かっ!!」じゃなく(インチキ選考で北京に行った谷の旦那が、女房の銅メダルが金に見えるとノロけた“ゲロ件”に対して)、帰省ラッシュのせいで、東京駅大丸地下食品売場の弁当が、3割引きになる夜8時20分前に、完売しちゃうのでシクシク。廃業した大口製版の社長から、新しいパソコン類をもらう。そろそろ脱アナログ編集を訓練しとかんと(遅いか?)。やくる〜とが日々研鑽中。('08.8/11)

漫画屋無駄話 其の2488
▼属国だと“おもいやり予算”だの、素人婦女子を捧げるだけでなく、オリンピックの男子サッカーでも勝星を恵まねばならないのかじゃなく、G8サミットで公安や機動隊の無法振りを、1行も警察発表以外は書けなかった糞記者共が、中国官憲の弾圧を喜々と報じてるが、バッカじゃねーの!?(『東京新聞』は「こちら特報部」でちゃんと検証した上、中国でも警官に殴られて本当に偉いヨ!)。「銀座テアトルシネマ」で上映中のドキュメント、『敵こそ、我が友』、かなりいい出来。('08.8/8)

漫画屋無駄話 其の2487
▼池田大作に密着しすぎとはいえ、河野義行、あるいは下水道で流された労働者には同情を禁じ得ないが(本村洋が出ると不愉快なのでチャンネル変える)、“シワ本”は困るけど、どんな美女のアヌスでも、シワが1本もなければ何ら魅力はあるまいじゃなく、ここんトコ妙な悪癖が。振り込み予定もないのに、ATMでつい残高確認を。今日も「岩波ホール」下のみずほ銀行で。残高7034円。馬鹿丸出し。「@ワンダー」で古い『キネマ旬報』を10冊。合計892円。な…何かなあ…(52円が数冊)。('08.8/7)

漫画屋無駄話 其の2486
▼昨夜、大丸地下食品売場で弁当を買う前に、習慣で裏の「R.S.Books」の新刊特価コーナーを覗くと、『高円寺古本酒場ものがたり』(狩野俊・晶文社)が“シワ本”として、約半額の950円で。同情心で仕方なく。荻原魚雷だ石田千だ、低レベル物書きが頻出する粗本だが、予想ほどひどかなかった(定価なら買わない)。福田首相似の坂崎重盛が、映画『野良犬』の山本礼三郎並にカッコいいのにもシラけた。発売中の『週刊現代』、福田和也の「平成フラッシュバック」で、俺、ホラ吹いてんので立ち読みを。('08.8/6)

漫画屋無駄話 其の2485
▼著作権継承者周辺や、長谷邦夫レベルの一山でやっと一人前の漫画評論家もどきが(他は高取英、永山薫、伊藤剛、故・米澤嘉博)、赤塚の死でセコイ原稿料稼ぎすんだろじゃなく、ミエ張って上信線で読んでた『曖昧の七つの型(上)』(ウィリアム・エンプソン・岩波文庫)が余りにむずかしいので、昨今の商売繁盛振りにシット、買う気のなかった『昭和三十年代の匂い』(岡崎武志・学研新書)を、高崎駅の「くまざわ書店」で。“楽書き”な気もするが、イチロー風と言うか、泉麻人っぽいしたり顔が覗かないのは偉いのかも。('08.8/5)

漫画屋無駄話 其の2484
▼漫画家も死ぬのなら、ネタ枯れの夏場に限るなじゃなく(過大な赤塚不二夫報道は、マスコミの管理職か、ガキの頃ファンだったから)、死んでも新聞には1行の訃報も掲載されないだろう、ダーティ松本から“多分140冊目くらいだろう”、『両穴ダブル絶頂』(久保書店)を送っていただく。昔から消費税並の印税で知られるドケチ版元だが、旦那もかい?お互いエロ漫画業界に長く居すぎ。昔からエセインテリが、過去形で語るべき世界なのだ。“街は〜いつでも〜後ろ〜姿の〜幸せ〜ばかり〜ウナセラディ東京〜あ〜あ〜♪”。('08.8/4)

漫画屋無駄話 其の2483
▼編集長、長井ひろしの発刊にあたっての「ジャスティス」が感動的な『冤罪File』NO・3だが、不満が2つ。長編ルポばかりだが、間に息抜き用の小コラムが欲しい。そして定価が安すぎる。380円なんて、何かカルト団体が背後にと思われかねないし、B5判エロ漫画誌と同額。せめて500円に。『週刊金曜日』でミスター革マルの松崎明が、警視庁公安部の不法な弾圧を切々と。確かに連中の横暴は許せない。ただ弾圧された時だけは一般人面の、選ばれし黒田寛一教団の超エリートたち。('08.8/1)

漫画屋無駄話 其の2482
▼ゴジラに対するミニラというか、周防正行と黒沢清のブレンドパチモンみたいな感じだった、万田邦敏を昨日「ギンレイホール」で観た、『接吻』('06ファントム・フィルム)で大いに見直す。話題にならなかったが、時代風潮に抗した先駆的作品として、後々まで論じられよう。『占領期の朝日新聞と戦争責任』(今西光男・朝日新聞社)ほどじゃないが読ませた、『新聞と戦争』(同)。不満が一つ。軍部の走狗となった同社従業員は、戦下でも特権的生活を送ってたはずなのに、1行も触れてない。('08.7/31)

漫画屋無駄話 其の2481
▼公明党の姿勢は常に一貫している。池田大作を守るためなら、赤でもファシストでも、悪魔とでも手を組む。矢野絢也を国会に呼ぶとのブラフで、福田も見限る腰抜け振り。民主党にしてはなかなかの手際。ただネオナチ安倍内閣時代の悪ノリ手法を継続している、警察&検察、及び最高裁以下の司法もどきを放っといちゃ駄目。前者は各種裏金で、後者は裁判員制度をめぐる、電通と組んだやらせ公聴会を、念入りにつっ突くべし。醜聞がより溢れ出るはず。『Mate』の入稿が悪くてうんざり。('08.7/30)

漫画屋無駄話 其の2480
▼「なぜ漁民だけ助ける?ガソリン高で困ってるのは連中だけじゃねえ!!」との声が当然わき上がるのを承知で、弥縫策を取る痴呆老人首相。ガソリン税を廃止、多国籍軍の燃料補給してる、自衛隊も引き上げりゃいんだよ。『東京』(坪内祐三・太田出版)で野口冨士男が全て“富士男”に誤植されてたが、妙な親近感。SMエロ劇画で知られた、冨田茂を俺は最近まで“富田”と表記。彼の昔のかみさん、凄い美人でね(好み)。放蕩の果てに離婚しやがって、許せん!!(ハアハア)('08.7/29)

漫画屋無駄話 其の2479
▼値上げ幅が大き過ぎたと内心反省してるのか、「ゆで太郎」のおおもり(360円)の量がヤケクソ(410円の「小諸そば」の2枚もりなど屁)。さすがにそば茶屋「侘助」のそれには負けるが(値段も違う)、本当に貧乏人にはありがたい。いつの日になったら、再びかきあげ(100円)が添えられるのだろうか?(遠い眼)土日で仕上げた「ズンドコジョッキー」を、仕事激減で青くなってる、DTP屋の悠社へ。明日は廃業を決意した、大口製版の若社長と送別会。('08.7/28)

漫画屋無駄話 其の2478
▼物書きが出自や家族を語るのは、勢いのある時期に限るな。落ち目になってからだと、言い訳にしか聞こえない。昨日、『ドイツ歩兵携行兵器戦場写真集』(広田厚司・光人社)に続いて読んだ、『東京』(坪内祐三・太田出版)の感想。嫌みでない超お坊っちゃんライフ。その点、小林信彦の実家自慢たるや…。『あらくれ』(監督・成瀬巳喜男・'57東宝)で、没落した高峰秀子の父親(東野英治郎)は、さかんに昔は庄屋で云々とグチり、哀れさに火を注ぐ(22日本欄登場の「東野酒店」は、英治郎の生家)。('08.7/25)

漫画屋無駄話 其の2477
▼“我が心の妻”内澤旬子の自己放棄日記に、吉本隆明の引っ越し先をつづっただけの本が出てる事を知り、ビックリとあったが、甘い。DVD付きの声の本まで。次は入った風呂の水入りアンプル本であり、踏んづけてた畳の目製の首飾りでは?池田大作、黒田寛一、吉本隆明、麻原彰晃…各々の信者は違うと声高に主張するだろうが、消費のされ方は同一だ。夕方、某週刊誌の取材が。緊張。媒体にではなく、同行される某著名人には、義理がありすぎるのだ。ヤケでからみまくるか?('08.7/24)

漫画屋無駄話 其の2476
▼やっぱ『アサヒ芸能』は凄い。今度は“独走第2弾 山本モナ「赤Tバック」誘惑”だもんなじゃなく、有名な「東京堂書店」の週刊ベストセラーは、一部サイン本作家の物が常に上位に入る、不公平なもんだと知ってた田舎読書人諸君!(鹿島茂と逢坂剛はだから常連に)「三省堂書店」2階入口に、『蟹工船』と『楢山節考』の文庫が、青年と老後の象徴として肩を並べてるのは風流だが、中高年代表として、『ホームレス自らを語る』(アストラ)も仲間に入れて。('08.7/23)

漫画屋無駄話 其の2475
▼「利根」のげそ天そば、まだ340円(下の「まさみ」の定食も600円)。無謀なり両店。ちゃんと帽子かぶった、60歳前後の神保町の女性ホームレス(ゴミ袋5〜6個持った方)、最初はどこぞかの奥様風だったが、昨今夏の汗でかなり不潔に。土地カンでも?「信山社」の書棚、富岡の「東野酒店」のようにやたらスカスカ。購買意欲が失せる(けどここ、『〈盗作〉の文学史』が4〜5冊ある)。『受精狂』(ペイントロボ)のエロシーン修整。男女性器描写、得意とは言えないかも。('08.7/22)

漫画屋無駄話 其の2474
▼マガジンファイブが駄目んなったって噂だが、本当なら社長の菅野邦明は、ソフトマジックに続いて2度目の蹉跌。もうEUオフィス時代の金も遣い果たしたろう(小谷哲は今何を?)。その日暮らしの俺もエラソ−なこた言えねえが。『ジャガイモのきた道』(山本紀夫・岩波新書)、結構楽しめた。「神保町シアター」の“吉本興業と花菱アチャコ”、今夜の『モダン道中 その恋待ったなし』で終了だが、次の“ロシア文学全集”って、本当に目玉がないね。夜が退屈になりそう。('08.7/18)

漫画屋無駄話 其の2473
▼伝統の力とでも言おうか、モナ騒動では“股間の魔力”なるキャッチの『アサヒ芸能』が水際立っていたじゃなく、昨日の“あさましい連中”は、単なる民間任意団体のくせに、公権力と取引きして税金援助の窓口一本化をもくろみ、成功するや世襲にして、永遠の利権構造を築かんとするでもなく、南陀楼綾繁は底辺ライター界の男瀬戸内寂聴かでも無論なく、「小諸そば」でも「ゆで太郎」でも「利根」でもなく、結局忘れた。ペイントロボの『受精狂』の巻頭カラー書き下ろし、題して「海の王者わかめ」。('08.7/17)

漫画屋無駄話 其の2472
▼犯罪被害者が無闇にでかい面をし始めたのは、やはり池田小学校事件からだろう。まだ充分使える校舎を、見たくねえからと、血税何十億も遣って建て直させた。狂気の域(たしなめぬマスコミも世間も)。そのくせ最近、事件の追悼碑を建てたと。矛盾もいいトコ。税金でなく身銭でだろうな?「被害者にしか痛みはわからない!!」との台詞は、「差別された者の気持ちは俺たちにしかわからない!!」と言い放ち腐敗して行った、部落解放同盟と重なる。自らの立場のみを特権化する事のあさましさ。('08.7/16)

漫画屋無駄話 其の2471
▼いつも春に出る『ぴあシネマクラブ』が未だに。同社、業績大幅ダウンらしいが、まさか中止?昨日夕方、愚作『男性飼育法』上映直前の「神保町シアター」前で、“非武装全方位平和外交”で知られる、黒岩比佐子似の女性を見た。既に武装占拠してる側が、領土紛争相手の論議さえ封じようとは。民間韓国人を射殺した北朝鮮レベル。竹島を占領する事で、植民地時代の仇を日々討ってんだろな。ガキみたい(だから大日本帝国ごときに負けんだヨ)。土曜から短パン。('08.7/15)

漫画屋無駄話 其の2470
▼マックス・フォン・シドーとマクシミリアン・シェルの区別が、昔からつかなくて困るじゃなく、川本三郎は『日本すみずみ紀行』(教養文庫'97)の頃は文にも行動にもキレがあったでもなく、「小諸そば」すずらん通り店の2枚もり(410円)は、なぜそばをあそこまでクタクタにゆでるのかって事。「ゆで太郎」も早く神保町に進出してくれ。飯田橋店で今日もおおもり(360円)喰ったが、腰もつやも量もあり、「小諸そば」の3倍はうまい。飯類に関しては「ゆで太郎」、「小諸そば」に完敗だけど。('08.7/14)

漫画屋無駄話 其の2469
▼森達也よ、例の違法職質強制警官、当然訴えんだろな?(『創』の連載によれば、警察手帳提示の要求もせずに、オメオメとバック見せたと。犯罪警官の写真を撮ったのはお手柄だが…)。大分県は社民党が強いトコ。例の教員採用問題は完全に国策捜査。社会保険庁の問題も、組合の闇専従への矮小化を図って、元長官で現最高裁判事、横尾和子のような“巨悪”に波及させまいと必死。裏金警察が調活費泥棒検察と組み、ワイロ教師摘発の笑い話。裏金警察に裏口就職がないはずない。('08.7/11)

漫画屋無駄話 其の2468
▼昨夜の「神保町シアター」、『ヤングおー!おー!日本のジョウシキでーす』(監督・山崎大助・'73東映&吉本)は、ドケチな2社の究極の手抜き駄作だが、田島晴美(ヒロイン!)の巨乳と、なぜかワンシーンのみ登場の、妖艶・真理アンヌは本当に具合良さそうだなじゃなく、『理想の書物』(ウィリアム・モリス・ちくま学芸文庫)は有名な割に退屈だなでもなく、「エース」のささみフライカレー(470円)が、近頃1時過ぎにも必ずあるトコ見ると、本当に不況に突入したのだと再実感。「嫌われ者の記」更新。('08.7/10)

漫画屋無駄話 其の2467
▼勝海舟だ西郷隆盛だの名前が散ってるので、書名に引かれて「三省堂書店」4階で買った、『社会運動の仁義・道徳』(樋口篤三・同時代社)、マルクス・レーニンからゲバラ・カストロに乗り換えてるだけの愚書。文化人に弱い通俗的権威主義者。自分の体験した事のみをなぜ書けない?で、昨今は老若男女を問わず、鈴木邦男のホメ殺しに遭うと片っ端フヌケに(見苦しい)。『男の顔は履歴書』(監督・加藤泰・脚本・星川清司・'66松竹)で、医者役の安藤昇が言うな。日本人は人についてくのが大好きだって(要旨)。('08.7/9)

漫画屋無駄話 其の2466
▼来月売りのペイントロボのいずみコミックス、『受精狂』のカバーの件で、デザイナーと打ち合わせ。神保町で1冊も買わなかったので、専大交差点の文房具屋で、100円の伊藤園のそば茶を4本。糞重くて、平凡社の百科事典をかつぐかのよう。ヒット続きだった「神保町シアター」、“吉本興業と花菱アチャコ”で墓穴を。昨夜の『男一匹やったるでえ!』も10数人と、「シネマテークたかさき」真っ青(その程度の映画だった)。中年女性客にソッポ向かれる企画は、ここ駄目ネ。('08.7/8)

漫画屋無駄話 其の2465
▼東京駅や飯田橋駅はおろか、高崎駅までゴミ箱閉鎖。KIOSKで“ゴミの元”はしっかり売ってるのに。狂気の商道徳(日本人の面汚し)。警察の“過剰違法警備景気”に便乗、ゴミ処理を放棄。浮いた金で、JRや地下鉄関係は臨時ボーナスか?“テロ警備”は泥棒公務員、及び周辺の悪党には万札自動印刷機に等しい。“ネーム評論”に過ぎぬという根本的欠陥はあるが、結構楽しめる『私の居場所はどこにあるの?』(藤本由香里・朝日文庫)。漫画評論界の女佐藤忠男(絵は、コマ割りは、めくりは、擬音は?)。('08.7/7)

漫画屋無駄話 其の2464
▼草1号こと、小倉智充が5〜6年振りくらいでコオロギ顔を。千葉の病院帰りと。甲状腺ガンの手術したばかりで、鳩山邦夫、つまり死神面してんのかと思ったら、案外元気。ガックリ!!(奴の膨大なエロ漫画コレクションを、ハイエナのように安く入手しようと思ってたのに…)。そこへいトうが。彼は30代だけに、おたく第1世代の小倉とは趣味に差。「僕らはまいなぁぼぉいさんや、DONKEYさんで育った世代で…」いトうが年寄りを見る眼つきを。('08.7/4)

漫画屋無駄話 其の2463
▼買いすぎた。『黄金の鍵』(G・マクドナルド・ちくま文庫)〈ブンケン・ロック・サイド〉。『滝山コミューン1974』(原武史・批評社)『エドウィン・ミュア詩集』(国文社)〈田村書店〉。『シナリオ』8月号〈書泉グランデ〉。『遠野物語』(森山大道・光文社文庫)『喫茶店の時代』(林哲夫・編集工房ノア)〈三省堂書店〉。『「世間体」の構造』(井上忠司・講談社学術文庫)『金子光晴散歩帖』(峠彩三・現代書館)『新・文学入門』(岡崎武志・山本善行・工作舎)〈日本特価書籍〉。('08.7/3)

漫画屋無駄話 其の2462
▼俺と同世代の、東京駅構内他でジュラルミンの台に、警杖片手に立たされてる警官くらい哀れなモノはない。代官所の番人じゃあるめえし、あの棒で迫撃弾やサリン、爆弾に対抗出来るのか?凶器準備集合罪で逮捕すべきだが、“過剰不当警備興行”の胴元、警察庁キャリア組は、天下り先から台やオマーリ用ゲバ棒購入した時点で、既に目的は達成。現場の警官はアリバイ作り用さらし者。中国や北朝鮮の公安でさえ、あんな凶器は持たない。よりによって天皇のための駅で。世界にさらす国辱の光景。('08.7/2)

漫画屋無駄話 其の2461
▼やっぱ新刊は拙著を売ってくれてるトコでと、昨夜「神保町シアター」で『女体は哀しく』(監督・稲垣浩)を観る前に、「三省堂書店」で『猫を償うには猫をもってせよ』(小谷野敦・白水社)を探すがない。仕方なく「東京堂書店」で。相変わらず「グヘヘ…」だが、先の稲垣浩、篠田正浩を2流監督扱いするのはともかく(篠田は3流)、いくら墨田ユキに幻惑されたからって、『墨東綺譚』の新藤兼人を1流監督扱いするとは…。俺も何度もユキで抜いたが、新藤は邦画界の最底辺監督と確信。('08.7/1)

漫画屋無駄話 其の2460
▼次回『シネマぜんざい』の「原作VS映画」用に、“革マル派の群馬のアンテナショップ”、「くまざわ書店」高崎駅構内店で、『贖罪』(イアン・マキュ−アン・新潮文庫)を。大して厚くもないのに上下に分冊。60〜70年代、カミュでそれやり大儲けした血は脈々と(中公文庫なら絶対1冊)。東京駅23番線ホーム、判明しただけで7人もの警官がウロウロ。彼等の超過勤務手当て他もピンハネされ、山口組方式で中央に上納。大警備こそ打出のコヅチ。他の役所もやってんだから、いやはや…。('08.6/30)

漫画屋無駄話 其の2459
▼従来は最終が高崎駅発10時25分だった上信電鉄(社長・笠原道也)、3カ月程前から金曜のみ、11時15分にもう1本走らせるように。3カ月間の試験運行で、本来は今日で終了だが、好評につき9月末まで延長との貼り紙。バッキャロー、ヤギの糞でもあるめえし、チビチビ姑息な真似すんじゃねえ!!!自分達が近隣市町村から、何億もの血税による援助を受けてる、“ドコジキ鉄道”だとの自覚がない。毎日走らせよ。タクシー、不動産でなぜボロ儲け出来てると?コジキも礼儀を知れ。('08.6/27)

漫画屋無駄話 其の2458
▼今朝も事務所裏の「Edy's Cafe」でモーニング(500円)。先週はここで恥ずかしい眼に。都合で愚妻と来たのだが、2枚のパンにジャム、バターのミニパックが2個ずつ付く。食べ終わると古女房、1個残ったバターをバックにポイ。「恥ずかしい真似を…」「何言ってんのよ、今高いんだから!!」弁当、刺身類のソース、わさびでも良くそれを。古いの喰って中毒になったら、何倍もの医者代が。昔はもっと大様な性格だったが、亭主の稼ぎに比例、徐々にゆがんだと見える。('08.6/26)

漫画屋無駄話 其の2457
▼2大ボンクラネオナチ議員(安倍&中川)に色眼を使う一方、NHKの腐ケツ舐めて、官僚いじめんなとの合図を送った、最高裁第一小法廷の横尾和子裁判官は、“人殺し”厚生省出身で元社会保険庁長官。当然ベラボーな退職金は国庫に全額返却したはずだが、詳しく調べて下さい長妻昭議員じゃなくて、自宅のヤフ−のADSLの機械が、電源が入るだけでネットにつながんない。もう2台目なのに…。メカ音痴?そりゃ俺で愚妻は得意なの。果たしていつになったら?('08.6/25)

漫画屋無駄話 其の2456
▼蛮勇を持って俺に原稿依頼したり、単行本出してくれた編集は、社内的に孤立して可哀想だなじゃなく、秋葉刺殺犯出現を予言した、トヨタ告発ルポを連載した『東京新聞』は、ケチな講談社から『週刊現代』の広告切られて気の毒だなでもなく、お隣からいつももらう『実話時報』は、この畑じゃ一番面白い“任侠社会派雑誌”だなでももちろんなくて、要するに今日は晴れてるけど、湿度が少なくいい気持ち。短パン大好きの俺もその気になれない。いトうも(既に獅月しんらの野郎だけは…)。('08.6/24)

漫画屋無駄話 其の2455
▼「三省堂書店」4階で、『日は過ぎ去らず』(小野十三郎・編集工房ノア)、『映画芸術への招待』(杉山平一・同)、『希望よあなたに 塔和子詩選集』(同)を。「東京堂書店」3階でも買えるが、やっぱ自分の本売ってくれてるトコで(新泉社刊の菊池実の名著、『戦争遺跡の発掘 陸軍前橋飛行場』もココで。松本哉の『貧乏人の逆襲!』といい、中身ある本が目立つ場所にあって便利)。けど3冊ナントカは超愚企画。兵隊サンで言ったら初年兵以下。('08.6/23)

漫画屋無駄話 其の2454
▼一昔前の早稲田と言うか、書店界の革マル派の“不抜の拠点”、「くまざわ書店」高崎駅構内店(『新世紀』は『WiLL』と並び平積み。こぶし書房本はメートル単位の在庫。JR東日本高崎支社労使の圧力だろう)で、今朝『週刊金曜日』の投稿欄を立ち読みしてると、4月25日号の「読み方注意!」の拙文への批判が。2本目と。香山リカがどこぞかのゴロツキに、手ごめにされたかような口ぶり。ふふふ。光栄至極。投稿者は、池田大作のレプリカントのような、公明党議員並の単一の理想的左翼像を妄信。天皇好きの左翼がいてもいんだヨ。('08.6/20)

漫画屋無駄話 其の2453
▼昨夜、藤木TDC&南陀楼綾繁のトークショー会場、「古書ほうろう」に早目に着いたので、飯田橋店以上のかわら毛店舗として知られる、「ブックオフ」千駄木店に寄ると、貧乏人臭いと言うか、年収200万以下の殺気。見れば退屈男で、休日なので上野経由で遠征したと。妙にサッパリした湯上がり顔。昼間っから鶯谷のラブホかと思ったが、そんな金あるはずねえし、公園の噴水で洗顔したか?初めて会ったTDC、売れない吉本のインテリ芸人風だった。('08.6/19)

漫画屋無駄話 其の2452
▼1誌下版後に、1本ずつを前出の要領で整理するようになると、問題は起きなくなった(『少年サンデー』は昔の遠山企画式?)。ただ5〜6年も放っとくと、まず処分されちゃうと思うべし(雷句誠は1年以内。ちょっと…)。立派!鳩山法相。首切り朝も真っ青の13人殺し。ギネスに当然申請したんでしょう?不満なのは、書類にサインするだけの、現場任せの安易な姿勢。担当者の苦悩に思いをはせ、高見エミリーと手に手を取り、スイッチを自ら押してくれ。亀井静香も保坂展人も即沈黙。('08.6/18)

漫画屋無駄話 其の2451
▼偉そうな事を書いたが、30年前に入社した遠山企画の原稿整理は、デタラメの極致。今はどんな原稿でも1本ずつ茶封筒に掲載誌、作家名、ページ数等を記入し整理を。しかし遠山企画ではそんな面倒な手間をかけず、月刊誌1誌の下版が終了すると、表紙ブラシ絵からヌードポジ、漫画原稿やカット類まで含め、印刷所の大きな茶封筒にゴチャゴチャに放り込み、表に“『漫画エキサイト号』77年2月号”とマジックで書き、倉庫にポーン!! 当然、漫画家ともトラブルの連続。('08.6/17)

漫画屋無駄話 其の2450
▼漫画原稿紛失の理由は単純。カラーの場合だと再校を取った際、印刷屋に戻して返って来ないまま、活版だけ整理しちゃうとアウト。活版は青焼き校正後、何ページか原稿の要る直しが出て製版屋(印刷屋)に戻し、返却されないまま抜けてる分以外を整理しちまうとアウト。つまり、1Pでも抜けてる漫画原稿は、整理棚、ないし倉庫に絶対に移動せず、編集が自分の机の眼につく所に置いておかねば。印刷、製版関係者は多忙なため、編集が口を酸っぱくして請求しないと、紛失はいくらでも起きる。('08.6/16)

漫画屋無駄話 其の2449
▼「三省堂書店」1階で、“24時間チャリティSEXマラソン”明け風疲労コンパイ顔の、右文書院の青サンと、内澤旬子及びその豚夫の噂話後、4階で『貧乏人の逆襲!』(松本哉・筑摩書房・本体1200円)をレジに持ってくと、後方に新魚類図鑑の宣伝写真。さんまとあんこうかと思ったら、山本善行と岡崎武志のトークショー用ツーショット。そういや今朝、岡武と角田光代の『古本道場』(ポプラ文庫)読了。妄想&ボケ芸にそれなりに笑ったが、知った風な石田千の解説に超ムカついた。('08.6/13)

漫画屋無駄話 其の2448
▼背骨どころか、小骨までピンセットで丁寧につまみ出された坪内祐三風の物書きの本で、昨日1日を無駄に潰したせいか、『絶望の精神史』(金子光晴・講談社文芸文庫)が途方もなく素晴らしく感じられる(ズルチンと砂糖であんこ仕込んだ2種類のまんじゅう、比較しても下らんが)。徳川夢声や金子は、何度同時代を回想しても必ず語り口を変えるトコが凄い。石川雅己千代田区長は監視カメラ増やすだ、増田寛也総務相は犯罪予告ソフト開発に数億かけるだ、ハイエナ役人の面目躍如。監視カメラやソフトが、犯人捕まえるんか?俺も刺してえ。('08.6/12)

漫画屋無駄話 其の2447
▼書名からして、硬骨漢の瞬発力ある本かと期待した『文学鶴亀』(武藤康史・国書刊行会)は、貧乏フリー編集&物書きの世間知スキルアップ以外に特に役立たないと思うが、それより何だよ、あの秋葉刺殺犯両親の記者会見て。警察とマスコミが開けと強迫したのか?成人した子供の犯罪。親は関係ない。社会的責任云々とほざいた馬鹿記者まで。オメーら裁判官か?ああいう境遇の若者は、必ず身内に何人かいる。スレスレなのだ。社会的責任感じて、自殺でもすりゃ気持ちいいのか、記者諸君?('08.6/11)

漫画屋無駄話 其の2446
▼五所平之助の映画は長目なのか?先週末から「神保町シアター」で始まった特集、最終回終了が片っ端9時近い(今日の『雲がちぎれる時』も8時49分)。俺は東京駅9時16分発の「たにがわ475号」高崎行きに乗らねば帰宅できないので、「う〜ん…」。9時28分発の「あさま553号」(上野に停車しない)でも間に合わなくないが、上信線0番線ホームまで走るのは初老男には酷。伊藤整の小説は知的で面白いが、三島由紀夫のそれの退屈さに直結する部分が。('08.6/10)

漫画屋無駄話 其の2445
▼ロリコンならぬババコン小説として知られる、『変容』(伊藤整・岩波文庫)を今朝から。しかも主人公はデブ好み。有名な下りを。“私は瘠せた女性より太った女性が好きであり、足首のあまり細い脚よりも、白い皮膚の脚、特に足首が太目の女性の脚に刺激を受けるたちだった(21P)。天蠍宮(船橋市)は『Mate』の古くからの投稿者。今回ズンジョに久々にハガキを。そこに、僕は男でも女でも太った人間が好きだと書いていた。“淀長”趣味の人、結構いるんですネ。('08.6/9)

漫画屋無駄話 其の2444
▼“居酒屋(本番)ピンサロタクシー”も当然あんだろな。即刻逮捕すべき泥棒役人共だが、裏金警察&検察が、今井功の如きマッド最高裁判事と組んで摘発できんのは、立川の反戦ビラまき人だけ。民主党の長妻昭は偉い(次期代表?)。“居酒屋記者クラブ”を提供してもらってる連中が知らないはずないが、税金コジキ同士、連帯してドメクラ化してたのだ。『Mate』連載、カワディMAXの「穴少女」、主役詩乃の親父の康平、詩乃がいざ穴女になると、今までの穴女と姦りまくってたのに豹変。財務省や防衛省の役人並のゲス野郎。('08.6/6)

漫画屋無駄話 其の2443
▼日本人宇宙飛行士はなぜ全員醜く白痴面なのかじゃなく、“行政追認のバイアグラ”最高裁の違憲判決は、ボンクラ官房長官が「もっともだ」、という程度の事にしか下せないのはムカつくので、中核派に迫撃弾を見舞って欲しいでもなく、昼前に「神保町シアター」に今夜の『赤い天使』('66大映)の入場券を買いに行ったら、「シニアですか?」と生まれて初めて、愚娘くらいの受付嬢に言われた。「違います」と答えたが、イエスと言えば200円安くなった。ちなみに入場券番号は1番。('08.6/5)

漫画屋無駄話 其の2442
▼“南会津のパラジャーノフ”こと山崎邦紀監督がミクシィで、俺は塩山のように過去の原稿等を偏執的に保存しとく趣味はない。タコ多田にいくらほめられようが、「廃刊人生」(『レモンクラブ』連載)は再現出来ないと嘆いてたが、甘い奴。俺は自宅の蔵に、『レモンクラブ』の創刊号から廃刊号まで全て1部ずつ保管。「廃刊人生」だけでなく、「ぶらりキンタマしゃぶり歩き」(菜摘ひかる)「男が男に惚れる時」(杉作J太郎)も、全話常に再生可。拙文、「凡人回想録」への自惚れの結果だ。自殺ならぬ郷愁への道連れ。('08.6/4)

漫画屋無駄話 其の2441
▼アストラの大畑センセが、スタイル抜群の美人新人女子社員と来社、例の単行本について色々打ち合わせ。同行社員、先輩の奥津さんとはまた違うタイプの美女で、凄くうらやましい。漫画屋から女の香りが消えて何年たつ?(けど、極貧版元アストラ、よく人件費が。裏でドラッグ売買でもしてんじゃ?)『カシタンカ・ねむい』(チェーホフ・岩波文庫)を開いてたら、「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」に尼僧が。昨夜観た、『聖獣学園』('74東映)での尼僧姿(!)の三原葉子を重ね、ニヤリ。('08.6/3)

漫画屋無駄話 其の2440
▼東京は暑いからと、Tシャツの上にパーカー付きの薄っぺらな上着をはおって出勤したら、飯田橋もかなり冷える。くしゃみが出始めたので、上着をはおって『Mate』の各種お仕事。7月上旬発売の2冊のMUJIN COMICS、『鬼姦獣』(いトう)、『縛られ妻』(神楽ゆういち)のエロシーン修整もあるし、収入激減なのに忙しい(お陰で気はまぎれる)。さっき化粧品セールスの姉ちゃんが(ビクトリア何とか…)。ビルから居住者の質を見分ける能力に、やや欠けすぎのような。('08.6/2)

漫画屋無駄話 其の2439
▼朝、BS7のニュース観て爆笑。違法な取り調べがなされてないかを監視する、監督官を警察庁が配置すると。放火、焼け太りの極致。小平義雄が大久保清の保護司になるがごとし。道路、街角と無数の監視カメラを設置、納税者を総犯罪人視する裏金官憲共が、自らは絶対に撮影させまいと妄動(そのうち監督官を監視する、特別監督官設置の予算を要求するぜ)。何度でも言おう。日本のあらゆる公務員は犯罪者である。「田村書店」店頭に『出版業界最底辺日記』が200円で。勿論買う。やっと半人前。('08.5/30)

漫画屋無駄話 其の2438
▼フェミニズムの質は森山真弓とアグネス・チャンを交配した程度だし、前書きと後書きを除けば、筋どころか登場人物の区別もつかないのに、『だいにっほん、ろりりべしんでけ録』(笙野頼子・講談社)が面白いのは(フォークナーの『響きと怒り』より難解)、児ポ法所持だけで重罪化は反対と、立派な姿勢の福島瑞穂が、語尾上がり会話で説得力欠くのとパラレル?所持も罪にと内政干渉する、朝鮮総督府総督気取りのシェーファー米駐日大使は、ハリウッドの意向で日本の巨大ソフトを、事前に封じんとしている。('08.5/29)

漫画屋無駄話 其の2437
▼『記録』の発行元、アストラの大畑太郎センセが、年内単行本化を目ざしてる、同誌かつての連載分、「エロ漫画で喰う」の再構成原稿を持参。来週、名誉キソン対策を中心に練る事に。「大丈夫ですヨ。俺を訴えてもお金なんて取れませんし」と言うが、「今の司法はそんな甘かないですヨ!」と7色の声で。だろうけど、ヤバくない俺の本なんて…。「ズンドコジョッキー」をカリカリ。Jグリ(茨城県のイメクラ嬢)はなかなか面白いが、生汁の投稿メールはまだ届いておらん。('08.5/28)

漫画屋無駄話 其の2436
▼地下鉄九段下駅のトイレに、“ゴミは持ち帰ろう”との表示。不愛想な糞店員共に売店で“ゴミの素”売ったり、フリペで種々儲けといて寝言並べるな。地下鉄じゃ所かまわずゴミを捨てよう。増村保造監督の傑作、『氷壁』('58大映)で山茶花究は抜群の演技するが、やはり菅原謙二が好きなのだな。岡本かの子の小説「河明り」の、フィアンセを放っとく船員もと重ねて考えたが、違うらしい(ガッカリ)。李相日は井筒和幸などに比べはるかに才能あるが、『フラガール』は高みに立ち演出、不愉快極まりない愚作。('08.5/27)

漫画屋無駄話 其の2435
▼ドイツにも大戦末期、エルベ特別攻撃隊なる神風部隊が存在したと、『東京新聞』の連載で初めて知る。日本の大島浩独大使が効果の程を吹いたと。しかしヒトラー総統は難色を示し、ゲ−リング空軍総指令官もゲルマン精神に反すると反対、1回のみで中止されたと。昭和天皇は特攻について知らされた際、そこまでせねばと言ったのみで、特に反対はしてない。ホロコースト国家の中枢の方が、自国民に優しかったって事か?死んじゃ総統に永遠の忠誠は果たせない。理にかなった対応だ。('08.5/26)

漫画屋無駄話 其の2434
▼自民党の女代議士って何でここまでド狂人揃いに?稲田朋美&有村治子のイカレ振りに加え、高市早苗はネット有害情報の規準を、国家が決めると公言。稲田&有村の反日、つまり愛国心は国が規定すると言わんばかりの姿勢と共通。テメーらいつからスターリンや金日成、プ−チンに?日本の生き恥。当人らは国士気取りだが(ププッ…)、愛国奨励省、有害情報選別省を設け、天下り先を増やしたいだけの、コジキ役人の粗悪な糞紙。さて「神保町シアター」の『氷壁』へ。('08.5/23)

漫画屋無駄話 其の2433
▼映画『靖国』、極右偏向映画だよ素直に観りゃ。スタニスラフスキーの『芸術におけるわが生涯(上)』(岩波文庫)、凄く面白い。何不自由なき幼年時代の回想なのに。不思議。さすがプロと思わせるのが、『CABIN』第10号、山田稔の「前田純敬、後始末」。対象との距離感がいい。他の素人の“無名死人あさり文”は、そこらがうっとおしい。好善信士と古賀燕は、“漫画屋2大ネーム下手漫画家”。吹き出しの大小の調節能力を欠くだけでなく、2行に棒書きするトコもそっくり(逆吊り鐘型に!!)。('08.5/22)

漫画屋無駄話 其の2432
▼『ぴあ』のメディアとしての屁っぴり腰振りは有名で、松尾スズキが大阪版に「君が代」について書くと、書き直し命令が出されたと本人が暴露していた。騒動になり始めた直後、前売券を「三省堂」本店内の「チケットぴあ」で買ったが、ガラスケースに出ておらず、姉ちゃん奥からゴソゴソ。本社から眼に触れぬようにとの、社命が出てた可能性も。裏金泥棒公安や右翼の街宣車、プリンスホテルや東映、テロリストでなくとも表現の自由は殺せる。前売券、今夜ようやく渋谷の「シネ・アミューズ」で。('08.5/21)

漫画屋無駄話 其の2431
▼MUJIN COMICS『ホータイ少女』(あとりK)の本文下版終了。映画にでもと「新文芸坐」「早稲田松竹」「神保町シアター」とチェックするが、こっちの都合がいい時はロクなのやっとらん。感じ悪い地元の「ギンレイホール」は、余り行きたくないし。HPで同館の会員証がヤフオクで売買されてるが、無効だ云々と一時エキセントリックに騒いでた。金払ったもんどうしようが客の勝手。ナマ言っとらんで、夜間割引きを他名画座並にするとか、椅子と椅子との間を広くしろっての。('08.5/20)

漫画屋無駄話 其の2430
▼(有)塩山商店からはロクに給料も出てないのに、今日1日で以下の雑誌を。自己破産ならぬ雑誌破産?『週刊ダイヤモンド』(特集“裁判がオカシイ!”)『シナリオ別冊・脚本家白坂依志夫の世界』『別冊宝島 日本タブー事件史3』『CABIN』『日本古書通信』。帰りが楽しみ。渡辺文樹監督が宮城県警石巻署にパクられたが、たった75000円で居場所もわかってる“有名人”を、よくやるよ。公安のプッシュだろうが、その手法ならオリックスの宮内義彦は、1万回は優にパクれる。('08.5/19)

漫画屋無駄話 其の2429
▼我が漫画屋HPのサーバー、リンククラブさんに謝罪します。チョイ前、身に覚えのない請求云々と書いたが、ありゃウチじゃなく、子供へのモノだった。俺は漫画屋が払ってりゃいいと思ってたけど、全然別なのね。向こうにも落度があったので、非常に寛大な措置を。すいませんねえ(調子いい奴…)。金曜日は上信電車の高崎発最終が、いつもの10時25分じゃなく、11時15分に。映画観ても帰れる。「岩波ホール」の『ランジェ公爵夫人』か、「神保町シアター」の『浮草』かで迷う(たぶん前者)。('08.5/16)

漫画屋無駄話 其の2428
▼8時前、事務所のソファで目覚め、『記録』用原稿をカリカリ(武田泰淳の『士魂商才』)。10時過ぎ、三信ビル裏手の「Edy's Cafe」でリッチなモーニング(500円)。左手に『古本パンチ』(戸川昌士・東京キララ社)。戸川本はこの位の厚みが必要(80点級)。神保町へ。「信山社」で『マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか』(日隈一雄・現代人文社)。傑作書名。帰社、『BUSTER COMIC』の残りを下版。夕方5時、屋上の毛布を取り入れ、コレを。('08.5/15)

漫画屋無駄話 其の2427
▼先週だかに読了した、同じ岩波文庫の『夢小説・闇への逃走』(シュニッツラー)もなかなかだったが(キューブリックの映画化、『アイズ ワイド シャット』はひどかった)、「ダイバー」で300円だった、『ギャスケル短篇集』にも今朝の上信線で痺れる。高崎駅構内の「くまざわ書店」に寄ると、『本と映画と「70年」を語ろう』(鈴木邦夫・川本三郎・朝日新書)が。新幹線でザッと。川本の鈴木に対する、“防波堤になってくださいよ(笑)”は、執筆意欲をかき立てる下りだが、最近どこからも注文が来ない。('08.5/14)

漫画屋無駄話 其の2426
▼川鍋や二木は昔、女を寝盗られた恨みでもと邪推するほど、三浦和義氏を犯罪者呼ばわりする『日刊ゲンダイ』を、時々東京メトロの売店で買うが、男女を問わず99%が「ありがとう」と言わずムッスリ。乗り換えは30分で済ませろだ、ロクにゴミ箱もないだで、ふとどき千万な連中。職員と売店関係者だけ消す、愛国的毒ガスはねえの?日本漫画家協会は、第37回協会大賞の授賞式を、「グランドプリンスホテル赤坂」で行なうと。駄目じゃん。言論弾圧ホテルに儲けさせちゃ。('08.5/13)

漫画屋無駄話 其の2425
▼神楽ゆういちと同時期に出る、いトうのMUJIN COMICS『鬼姦獣』の台割決定後、ペイントロボからメールで届いた、いずみコミックスの題名をタコ多田にFAXするが、「ちっともエロくないじゃんヨ!」。確かに。あの死にそこない野郎、やたら“受精”にこだわるので、医学用語風に。“産めよ増やせ!!”の国策に沿ったエロ漫画家なのか?先週の金曜日、タダ酒を意地汚なく飲みまくり、薄着で寝て風邪を。やっぱりタダほど高いモンはない。('08.5/12)

漫画屋無駄話 其の2424
▼夏売りのMUJIN COMICS『縛られ妻』のカバーを早目に持参した、神楽ゆういちが更に肥満、中原昌也の超特盛状態でア然。ペイントロボより早く死ぬかも。リンククラブを名乗り、プロバイダー料が5年未納だ、3年分はチャラにするから、2年分だけ払えとかいう請求書が(無論毎年払ってて、証拠もある)。サギか?本物かどうか同社に問い合わせメールするが、まだ返事なし。内容が種々デタラメ。ラムラ上の、都消費者センターにでも?(本物ならズサンさに余計驚き)('08.5/9)

漫画屋無駄話 其の2423
▼「東西堂書店」他へグラフ誌を買いに(表紙用資料)。ゾッキ本しか買わないが、だいたい4〜5カ月遅れ。東京で封切られた映画が、かつて富岡銀座の小屋に下りて来るのに、それ位を要した。値段は定価の半額前後。退屈男が外市のお金を持参。何と5000円にも達せぬワースト記録。4日に彼やNEGIとうどん屋に行き、粋がって奢ったら4000円強。う〜む…。7月までに商人にならねば(バ〜カ!)。昨日の『団地が死んでいく』、中身はまあまあだったよ、“僕”には。('08.5/8)

漫画屋無駄話 其の2422
▼“それそれ変態王子”…いトうのネームのクセからのニックネーム(特に深い意味はない)。『BUSTER COMIC』と『本当にあった禁断愛』の濡れ場修整。欠かせない作業だし、仕事がそもそもあるのはうれしいが、この暑さだと余計に疲れる。今朝は『響きと怒り(上)』(フォークナー・岩波文庫)を読了後、『団地が死んでいく』(大山眞人・平凡社新書)に。「はじめに」で“僕”が頻出、吐き気。担当編集者は、こういうのを注意訂正させるのが仕事だろ?('08.5/7)

漫画屋無駄話 其の2421
▼明日は体がいくつあっても足りない。恒例の“千駄木一箱古本市”(午前11時〜午後4時)、「嫌記箱」は旧安田楠雄邸に出店。1日店番する予定。同時に池袋「古書往来座」の外市が(3〜4日)。俺は4日のみ参加、汗かく決意。3日は「上野オークラ」で、“南会津のタルコフスキー”、山崎邦紀監督の作品上映も。何もビンボ人の小遣い稼ぎの古本市にぶつけなくても…。福田総理のパンダ発言に爆笑。安倍の憲法改正同様、世襲政治家は生活者の視点がゼロ、いやマイナス200%。('08.5/2)

漫画屋無駄話 其の2420
▼かたせ湘、新事務所に初めて原稿持参。「年期の入ったビルですネ!」言い方もあるもんだ。双葉社時代にすっかり狂っちまった、キャラのパーツもようやく元に(『本当にあった禁断愛』掲載)。「にしても、21世紀になって本当にいい事は何一つないなぁ」「けど、10年近く落ちっ放しで何とか喰えてんだから、漫画産業絶頂期の遺産恐るべし」「ハハハ…」この人のピークと漫画屋のそれは重複。2人して遠い眼(お互いに携帯持ってないのも、何だかなぁ…)。('08.5/1)

漫画屋無駄話 其の2419
▼南陀楼綾繁に加え、山崎邦紀のコラムもスタートした、『本当にあった禁断愛』(奇数月の25日発売・コンビニ界初の近親相姦専門漫画誌)の濡れ場修整。おがともよし、内田こねり、古賀燕…3本やると胸やけ。そうだ、屋上に毛布を干してたの忘れた。フトン叩きで軽くトントン(力を入れるとビル全体に響く)。屋上からは近所の高級マンションや、「ホテルグランドパレス」等、金持ち階級の建物がズラリ見える。小便臭いビル住まいだが、少しリッチな気分に。('08.4/30)

漫画屋無駄話 其の2418
▼ごく普通の神経だよ。チューリップの群れを見て首チョンパしたくなるのは。特に裏金役人と広告代理店、土建屋が結託した、「全国都市緑化ぐんまフェア」の花やのぼりを破壊したくなるのは、納税者の自然かつ正統な心理。少しも恥じる事はない。恥ずべきなのは、愚妻も含めた日本人の中国人留学生観。確かに連中は軽蔑されるべきだが、独裁国家の留学生は、母国に家族を人質に取られている。本国の指令にやむを得ずの者もいる。チャンコロ呼ばわりするのは、自らを落としめる恥ずべき心情だ。('08.4/28)

漫画屋無駄話 其の2417
▼どの分野でも人間がビッグ(俊チャン)になるには、才能に加え、権力を握った老人に愛される必要が。俺は昔から婆様や子供にゃ好かれたが、爺様にゃサッパリで、遠山孝老人にも死ぬ間際まで悪口を。幸い、南陀楼やTDCの類いには特に嫌われてない模様だが、あんな銭や権力どころか、素人女にも相手にされぬ脂身連中じゃ、糞の役にも立たん。野望に燃えるヤンガーゼネレーションは、そこら無視する振りしてうまくやれよな。今日発売の『週刊金曜日』で、例によってのヨタ書評を書いてマス。('08.4/25)

漫画屋無駄話 其の2416
▼生意気なんだヨ(近藤宏が天津敏にガン飛ばすとでも言うか…)。貧乏“仮性包茎文体”ライター、藤木TDCがブラボー川上との共著、『続 東京裏路地〈懐〉食紀行』(ミリオン出版・本体1600円)をわざわざ送って寄こす。一読者としてナンパ(買い)、凌辱(酷評)する権利を勝手に俺から奪うな。パラパラ見たトコ、10年前のTDCの匿名だらけの愚書、『醜聞聖書』(洋泉社とは思えぬ超腰抜け本。池袋「古書往来座」の外市で500円で入手)よりは、何センチか進歩してる模様。('08.4/24)

漫画屋無駄話 其の2415
▼『東京新聞』の近藤晶記者は馬鹿すぎる。光市の事件について芸能欄で、“各局、冷静に速報”“BPOの意見生かす”とのリードを付けながら、本村洋のコメントで締めている。安田好弘(弁護士)の意見も並べなきゃ不公平。BPOは弁護団じゃなく第三者機関だ。この方が、自らや身辺の者は被害者になりこそすれ、絶対に加害者になんかと確信している、白痴愚民共にゃ受けるだろうが。誰かさんの日記より30倍面白い、「嫌われ者の記」を更新。「ギンレイホール」にでも行くか。('08.4/23)

漫画屋無駄話 其の2414
▼かなり面白い『中原昌也作業日誌 2004→2007』(boid)を300ページまで。まずその老人キラー振りに驚く。蓮實重彦、古井由吉、高橋源一郎etc。この面では亀和田武も遣り手だが(小林信彦、石堂淑朗)、常道のインテリの限界か、金井美恵子の小説並に技巧、いや思惑が透ける。正宗白鳥に対する深沢七郎とでも言うか、中原のピンポイント攻撃には無駄がない(無意識だから始末におえないし)。“かなり面白い”と書いたが、「嫌われ者の記」に比べれば30分の1程度。('08.4/22)

漫画屋無駄話 其の2413
▼石原莞爾気取りなのか?田母神俊雄“そんなの関係ねえ”航空幕僚長だ(防大15期)。前任者同様、日本電気や川崎重工に天下るのだけを夢見てる、ペーパーゴロツキ軍人のくせに。この類いに限り、いざとなると神風特別攻撃隊再びなどと言い出す(家族、親類縁者は除く)。無論、大西瀧治郎中将のように、割腹する度胸などない。「司法無用!!」を公言する公務員を首に出来ないようじゃ、日本は中国、北朝鮮と同レベル。娘さんは気柄も良く、シッカリしてたけど(漫画屋で一時仕事を)。('08.4/21)

漫画屋無駄話 其の2412
▼数日前に観た愚作、『地獄の掟に明日はない』('66東映)でも健さんが吐いた有名な台詞、「親分が白いと言ったら黒いモノでも白いんだ」は、日本じゃやくざ業界だけでなく、司法界でも常識らしい(“親分”が“最高裁事務局”に)。イラク空自派兵違憲判決を下した、名古屋高裁の青山邦夫裁判官、退職直前だったと。住基ネットで同様な判決下した裁判官は、自殺。職か命を賭けない限り、政府与党の口パクを繰り返すしかないやくざゴロツキ司法。稲田朋美に有村治子、青山宅に街宣車で押しかけるのが筋じゃ?('08.4/18)

漫画屋無駄話 其の2411
▼電話で、ペイントロボと次回いずみコミックスの打ち合わせ。広島の古賀燕にも。ネーム、縦長2行なんてアホな真似すんな。逆吊り鐘型にしろ。同一言葉を、ページによって漢字やひらがなにすんじゃねえ等、小学生レベルの漫画教育。ロボ公前のいずみコミックス、『覗かれた母子の秘戯』のカバーやってる、大阪の内田こねりにもリンリン。「ランドセルの少年が出て来るが、時節柄まずいのでリュックサックにして」「はいはい」今夜は2カ所で酒くらわねば。フーッ。('08.4/17)

漫画屋無駄話 其の2410
▼一昨日の夜、新橋の「蛇の新」でタコ多田がのたまう。「内澤旬子さん、どうしてブログ止めちゃったんだろ、告知だけで。あの人の自己放棄って徹底してて凄いヨ。塩山なんざあの人に比べりゃ、自己愛のカタマリ。レベルが違うヨ!!」次々に現われる横恋慕オヤジ共。眼付が悪く切れ易い“本夫”の立場は?今日は2本もネーム指定したし、渋谷に試写に行こ。『いま ここにある風景』。『ダーウィンの悪夢』『いのちの食べ方』につづく、衝撃のドキュメントだそうだ。('08.4/16)

漫画屋無駄話 其の2409
▼靖国神社も映画『靖国』の一部削除だなんて生ぬるい対応せず、東京地裁に上映中止を訴え出ればいい。地裁、高裁じゃ色々あるかも知れないが、立川反戦ビラ有罪を見れば一目瞭然なように、国家権力にノーズロースな「最高裁があるっ!!!」(全公務員の声)。絶対に勝てる。それにより日本が、欧米豪、韓国、台湾ラインではなく、中国、ベトナム、ビルマ、ロシアに連なる非民主警察国家であると、世界が認識するのは進歩だ(?)。立ち喰いそばの「利根」、まだ値上げせずに、げそ天そば340円。うれしい。('08.4/15)

漫画屋無駄話 其の2408
▼恥ずかしながら、本業界で30余年も生計を立てながら、未読だった『ロリータ』(ナボコフ・若島正訳・新潮文庫)を数日前から。本当に計算された、斬新で面白い小説なのだね。帰りに読了になりそうなトコまで来たのに、急に新橋の「蛇の新」で、タコ多田、メディアックスの加藤、遊民社の塙らとの宴会に。仕事がらみだから仕方ねえが、酒が入っちゃとてもラストまでの読破は無理。けど今日は帰ろう。木曜も宴会だし。仕事場に2日も寝るのは、精神衛生上よくない。('08.4/14)

漫画屋無駄話 其の2407
▼性別、思想信条、SEXの趣味と人格は無関係とはいえ、余りに下劣な稲田朋美&有村治子(男で言や安倍&中川?)。姑息な場外での事前検閲や妨害工作に狂奔する暇があるなら(低レベル右翼や裏金公安を使って)、堂々とリング上で映画『靖国』と闘う、知性と体力を磨け。己れに自信がないから、反則プレイに税金を遣って走る。右派もこの種の、“90年代愛国バブル”でまぎれ込んだボケは、パージした方が明日のため。腐った小姑のような手法は、右にも左にも有害で、民族全体の恥さらし。('08.4/11)

漫画屋無駄話 其の2406
▼『書評のメルマガ』連載(「版元様の御殿拝見」)、今回はベースボールマガジン社。午前中に小雨降る中、手帳片手にあいあい橋を渡り立ちション取材。エーッ!?コミックハウスと茜新社もすぐ近くじゃん。全然知らなかった。文苑堂東京支店も眼の前だし、好立地だ。来月は当然ここだけど、こんなに漫画屋に近いとは。宮本社長、ここんトコ喰うや喰わずなんで、パートで倉庫整理に使ってもらえません?時給、800円以上なら文句言いません。かつての青年実業家だけあり、いい御殿だヨ。('08.4/10)

漫画屋無駄話 其の2405
▼詩や初期の数冊を除いて、金井美恵子の小説は面白いと思った事はないが、『小説論 読まれなくなった小説のために』(朝日文庫)は、定評のある雑文系なので眼を通したが、映画評論と同レベル。収穫も。城殿智行なる、やたらポロポロ涙を流してゴイ不足(本人談)のボケ野郎の、藤田まことに奥歯ガタガタ言わされたような、スーパーオベンチャラインタビューは傑作。人間は弱い。あの美恵子おばさんが素直に悦に入ってる。醜悪。詳しくは『記録』の「奇書発掘」で書こっと。('08.4/9)

漫画屋無駄話 其の2404
▼東京区政会館裏手で突風に遭い、カサを1本壊す。ケチな中国輸入品じゃなく、「MONSLEUR FIGARO」なるおフランス製。無論俺が買った訳じゃない。遠山企画の遠山孝社長愛用の品。あのおしゃれ老人が亡くなって何年たつのか?俺が入社した時は既に63歳。生きてれば94歳か…。今朝読んでたのが『木菟燈籠』(小沼丹・講談社'78)なのは、ちょいと出来すぎの感。ショック。「ゆで太郎」のかきあげせいろ(340円)が、ノリ付きとはいえ430円に。下流にノリは不要。('08.4/8)

漫画屋無駄話 其の2403
▼『全然大丈夫』(監督・藤田容介)、「シネマテークたかさき」じゃ全く不発で(『人のセックスを笑うな』は馬鹿当たり)、客も昨日は10数人しかいなかったが、俺はかなり笑った。特にちくわギャグは斬新。けど他の客はシーン(『シコふんじゃった』を封切りで観た、「大宮東宝」もそうだった)。おかしくないのか、あるいは我慢してるのか?ニッポジンワッカリマセン。暇なので、『DVD人妻姦熟Comic』や、初夏発売のコミックスに早くも着手。('08.4/7)

漫画屋無駄話 其の2402
▼実現したら、傷物『インランド・エンパイア』を観せられた恨みを忘れてやる(「シネマテークたかさき」が、『靖国』の上映を決定したと聞いて)。で、映画業界は職業意識ゼロの決定を最初にした、岡田裕介東映“超ボンクラ”2代目社長を村八分にすべきじゃ?『雲ながるる果てに』『温泉スッポン芸者』『仁義なき戦い』『日本の首領やくざ戦争』『大日本帝国』と、銭にさえなるなら何でも公開して当てた、親馬鹿とはいえ、一流プロデューサーの実父の面に、泥を塗る不忠者。東映会館の屋上から飛び降りろ。('08.4/4)

漫画屋無駄話 其の2401
▼出社前、「ロイヤルサロンギンザ」での吉田昭夫展-花影-に行こうとソニービル前を通ると、神奈川シティユニオンが抗議活動。もらったビラによれば、寺尾という職員が同社IT技術研究所から、不当に退職させられたと。何の騒ぎも起きてないのに、警官が4〜5人ウロウロ(空き交番に回せ)。一昨日、南陀楼綾繁やエンテツ爺さんと、苦み走った2枚目、『酒とつまみ』の大竹編集長にゴチになった、蕨西口の「富士屋」は、昔娘らとよく通った店。赤ちゃんだった男のコが、若旦那になっていた。('08.4/3)

漫画屋無駄話 其の2400
▼『書評のメルマガ』連載、「版元様の御殿拝見」は、5年以上毎月タダ書きしながら、どこからも「本にしましょう!」とか、「名誉毀損だ!!」との抗議一つ来ない、考えりゃ面白味のない仕事。が昨日、あれを見た版元から初めて依頼が。悪口書かれてもあえて起用する(当然稿料も出る)。これぞ民主主義の基本(調子こいてんじゃねえ!)。夕べは事務所泊りだったので、屋上に毛布を干す。中途半端な天気だったので、さっき取り入れたが乾き方がいまひとつ。('08.4/2)

漫画屋無駄話 其の2399
▼「塩山さん!」レジ方面からの声に空耳だろうと無視するが、もう1回。「ここに知り合いいるはずねえし…」と見れば、3枚目風の女大魔人じゃなく、旧「書肆アクセス」の畠中店長が、おずおずとした表情の割に、ふくしま政美のエロ劇画の擬音風に、“バーン!!!”と立っていた(今日午後、「東京堂書店」のレジにて)。4月馬鹿の割に、生活感ありすぎる話。俺も苦しいし、「新宿書店」神保町店が、パートで雇ってくれないかな?昔、万引き「逮捕」に協力した縁もあんだし…。('08.4/1)

漫画屋無駄話 其の2398
▼「ゆで太郎」でかきあげせいろ(340円)喰ってたら、4月上旬に値上げとの貼り紙。仕方ねえが20円位にしてな。某下流者によれば、あったかいのは「利根」が上と。わかるが、「ゆで太郎」が劣勢なのは理由が。つゆがぬるい。「利根」はそこらおこたりない。俺は猫舌だが、そばに限らず、ラーメン、コーヒー共にぬるいのは大嫌い。今度意見してやろうかな。岩波文庫同様、近頃ハズレが少ない文春新書の、『天下之記者「奇人」山田一郎とその時代』(高島俊男)、ページが走る。('08.3/31)

漫画屋無駄話 其の2397
▼俺の直感も鈍った。昨日の『火の見櫓慕情』(内藤昌康・春夏秋冬叢書)、とんだ愚書。我が天敵、防災無線の増加により姿を消しつつある訳だが、無線塔の代わりにグロテスクな拡声器を取り付けられた哀れな姿にも、何のコメントもなし。昨今の馬鹿が、昭和30年代をハエや汲み取り便所が存在しなかったかのように、懐かしがるがごとし。トドメはあとがきの結び。“コミュニティの希薄化が叫ばれる今だからこそ、あの高みから半鐘を鳴らすべきではないか”。よくここまで馬鹿になれる。('08.3/28)

漫画屋無駄話 其の2396
▼愛書家じゃないので高い本はめったに買わないが、今日「三省堂」の地方小コーナーで、毎日ムックの『かい人21面相の時代 1976一1988』(地に赤丸で1050円)と一緒にレジに出した、『火の見櫓慕情』(内藤昌康・春夏秋冬叢書)は本体3000円も。何となく面白そう。評判の小西康陽や都築響一の本は、何となくムカつくので買わない。昨夜下の「まさみ」で、一杯やりながら『週刊朝日』を開いたら、坂崎重盛の写真入りインタビューが。俺んトコにも誰か来てヨ(シクシク)。('08.3/27)

漫画屋無駄話 其の2395
▼長野のふじたじゅんに説教。センセ、“偽装宅急便”こと、ゆうパックで時々原稿を送る事が。ヤマトか佐川の宅急便でと言ったのに(ゆうパックはテメーの都合のいい時に配達、留守だと勝手に持ち帰っちゃって、後で電話連絡したりで大変!!)、何をカン違いしたかヤマトのメール便で。つまり、ン10万円分の生原稿が、下のポストに放置。盗まれてもコレじゃ下請けは責任持てない。とにかく全国各地の漫画家さん。編集に憎まれたくなかったら、絶対にゆうパックを使っちゃ駄目ヨ。('08.3/26)

漫画屋無駄話 其の2394
▼今朝は、甘楽富岡地方に遅霜。うっかりカポックを外に出したまんま。数日すると真っ黒だな(そうなって欲しいのは漫画屋の業績)。「三省堂」のチケット売場で、『靖国 YASUKUNI』の前売券を。裏面、「新宿バルト9」がマジックで潰してある。本当に東映は腐った会社に。かつて、「うちは右でも左でもない。日本映画党や!!」と言い放った幹部がいた、満映の流れを組む組織とは思えない。あの岡田“大根赤ちゃん言葉”裕介が社長じゃな。「嫌われ者の記」を更新。('08.3/25)

漫画屋無駄話 其の2393
▼「よく犬と人間が姦るような漫画描けんな」「そ…それは塩山さんに言われたからで」「親が見たら泣くヨ」「いえ。だいたいは知ってるようで…」(午後、いトうとの電話)久々に「秀栄」でみそラーメン(520円)。両側の60位のオヤジが、揃ってラーメンが来る前から、小銭でピッタリ料金を用意。年取るとセッカチに?(約10人の客の7割が初老男)遊民社の塙社長に、「何か仕事下さいヨ」と泣きの電話。「先々月、冷たく断わったくせに…」「エヘヘヘ。そこを何とか…」('08.3/24)

漫画屋無駄話 其の2392
▼こういう政局下、ナベツネ新聞や日経が民主党批判するのは、御用新聞として当然の責務だが、呆れるのは日銀総裁の一件で産経みたいな社説を掲載した朝日や(財務省大喜び!!)、ガソリン税問題でこれまた大衆迎合との声もと、小沢にケチつけた東京の腰のすわらなさ。普段はリベラル気取りのくせに、政権交代を眼のあたりにすると、足がすくむらしい。自民党みたい。いんだよ。民主党がドジればまた徹底批判、交代させりゃいいの。児ポ法が風雲急を。おたく文化の総本山が、欧米のケツを舐める義務はない。('08.3/21)

漫画屋無駄話 其の2391
▼栄昇ビル時代の仲間の移転先は、付近が多いので何軒か冷やかしに訪ねたが(群馬名物、太助まんじゅう片手に)、家賃が安くなったのにどこも高層の、きれいな部屋なのでビックリ。我が三信ビルのように、エレベーターがなかったり、トイレが共同だったり、隣室の会話や電話のコール音が、モロ聞こえるなんて事は絶対ない(鉄筋ビルというより、大学のサークルボックスみたいなのヨ)。彼等の部屋は数万のダウンだが、三信ビルは栄昇ビルのほぼ半額ゆえ文句も言えないにしても…。('08.3/19)

漫画屋無駄話 其の2390
▼上村ナントカいう女が、モグリだかモーグルで優勝したと騒がれてるが、人前でSEXしたと報じられたフジテレビ社員が、よくそれをはねのけてと感心してたら、やくる〜とによれば全然違う女と。う〜ん…。俺と同じ誤解してる奴は、全国に何百万ていんじゃねーの?(ホントかよ…)高崎駅10時29分発のときが、2階建てのMaxじゃなくなり大混雑、大宮でも座れなくなる。JR東日本は、松崎明ファミリーにあんだけ尽くす一方で、どこまで乗客をコケにするつもり?('08.3/18)

漫画屋無駄話 其の2389
▼衆議院議員、稲田朋美も底抜けの馬鹿。ドキュメント『靖国 YASUKUNI』について、「ある種のイデオロギーをもった政治的に中立でないものを日本映画にして助成するのはふさわしいか」だと(今朝の『赤旗』)。芸術に中立なんてモノが存在するとマジで?反体制芸術に助成するからこそ民主国家なのであり、批判を許容して国の威信はより増す(それが中国やベトナムとの違い)。自らが信じる靖国神社万歳映画への助成の可能性を摘む、安倍前総理並の“美しい馬鹿”にチ〜ン!!!('08.3/17)

漫画屋無駄話 其の2388
▼数日前、さとうしんまるなる売れないエロ劇画家が、用もないのに小汚い面を。ミリオン出版帰りとかで、忙しいので早く帰らんかと思ってると、「塩山さんの本、『東京の暴れん坊』でしたか、あれ1冊いただけません?」「いただけねえよ」「やっぱアマゾンで買うしかないか。ハハハ…」階段から突き落とした方が、本人のためだったかも。今夜は夜なべ仕事になりそう。来週から来月頭にかけて凄く暇になりそうだし、今のうちに稼いでおかないと。('08.3/14)

漫画屋無駄話 其の2387
▼クリスチャンのくせに銭欲しさに、池田大作のケツ舐めてる、アグネス・チャンの絶対安全地帯からの、「児童ポルノの取り締まり法がないのは、先進国じゃ日本とロシアだけだ!!」との寝言に、シッポ振ってる昨日の『東京新聞』の白痴記者、(呂)みてなカスにゃヘドが出るが(ケーカンにでも転職しろっ!!!)、テメーらその前にロシアにさえねえだろう、代用監獄や、韓国や台湾“でさえ”やってる、取り調べの録画問題を追求しろ。権力の背後からのキャンペーンなど、猿にも出来る。('08.3/13)

漫画屋無駄話 其の2386
▼“女の子を犯し続けると抵抗から喜びへ―。ロリコン漫画の筋の一つだ。(中略)気持ちが悪くなった。虐待の“美化”も表現の自由か。触発され性犯罪者も出ているのに。作者は顔を出さずに隠れたままだ。匿名なんてネットの書き込みと同じ。表現を語る資格はないよ。(呂)”(今朝の『東京新聞』、「こちら特報部」のデスクメモより)。“呂”って本名かお前?(一字なのネ)ペンネームで創作物を発表する権利は、いつなくなった?気違い野郎(女?)、マスコミ憲兵様かよ?('08.3/12)

漫画屋無駄話 其の2385
▼天気がいいせいか、今日は「Maxとき316号」だけでなく、神保町交差点の立ち喰いそば屋「利根」までが、8時代の埼京線状態。商売繁盛がめでたい後者はともかく、JR東日本は後続の16両編成、「Maxたにがわ406号」から2〜3両まわして、混雑緩和をはからんかい。けど気分は上々。「田村書店」店頭で100円だった、『現代文壇人群像』(十返肇・六月社'56)がメチャクチャ面白い。1000円でも買った。セクシー未亡人、みやたえつこに久々に電話。('08.3/11)

漫画屋無駄話 其の2384
▼朝は、高崎発10時29分の「Maxとき316号」に乗る日が多いが、新潟発のためか混雑、1日おき位にしか座れない。大宮ではまずすくが、気の毒なのが子連れのお母さん。今朝も乳飲み児を抱き、3歳前後の女の子とベビーカー持ったお母さんが、ヨロヨロ(優しいオッサンが、ベビーカーを持ってやってた)。車内放送は「指定席は売り切れ…」とうれしそう。何年も前から。わざと車両を増やさずに率のいい商いをしてる感じ。JR東日本はそういう会社だよ。('08.3/10)

漫画屋無駄話 其の2383
▼池袋「古書往来座」の外市で仕入れた情報によれば、豊島区がとんでもない防災無線を始めた。2時過ぎ、ガキの声で僕らが下校するので、注意してくれとの騒音をまき散らすのだと。子供嫌いはヘドが出るし、好きなのに出来ない人は傷付く。喜ぶのはよっぽどの親馬鹿か、犯罪者予備軍のみ。子供を神聖化する思想を押し付ける、気違い豊島区の角兵衛獅子騒音に、住民は抗議電話を集中すべし。今月25日売りの『本当にあった禁断愛』から、南陀楼綾繁の映画コラムがスタート。('08.3/7)

漫画屋無駄話 其の2382
▼テメーで額に汗した事のねえ人間て、ここまで馬鹿になれると日々証明中の安倍前首相。「美しい星50」の座長就任と(温室効果ガス云々)。衣食住に困った経験のねえボンクラの、暴走を止めて上げる友達は誰1人いないのだな。で、KY。このカス野郎の身勝手な辞任の頃までは、一応正しい意味で用いられてたのに、昨今は付和雷同の同義語ってトコが、めだか民族らしい。『本当にあった禁断愛』『BUSTER COMIC』の進行が重なり、グッタリ。美しい星になりたい。('08.3/6)

漫画屋無駄話 其の2381
▼昨日は引っ越し疲れ休み。飯田橋店並に不毛な「ブックオフ」高崎中井店へ。片道30分もかけて歩いてため息ついた後、「シネマテークたかさき」で『転々』。三木聡(脚本・監督)得意の、“全く笑えない思いつきギャグ本番お試し使用映画”。4人の全観客が沈黙する中、色々と妄想を。やっぱ社員編集者を育てずに、下請けに頼る版元は没落する。社員を育てられないトコって、結局下請けはもっとひどく使うし、当然だな。その点、一水社やティーアイはやっぱ偉いとか(妄想でヨイショする奴)。('08.3/5)

漫画屋無駄話 其の2380
▼サッパリの売上げだった、池袋「古書往来座」の外市だが、「古書現世」のセドロー旦那と、共通の友人N(ないしK)について盛り上がる。「また切れてたね。兵庫の一箱古本市の件で」「ミクシィ童貞事件以来だ。下らねえ事で切れる奴だ」「あれも前回の外市ん時。ポタポタたまる怒りの容量が、2カ月って事か…」「怖いかみさんに圧迫されてるし、たまんのもわかるが、稿料の良さそうな版元にゃ切れんな」「そ…そりゃ言い過ぎかも」「苦労人の怒りは予想もつかん」「………」('08.3/3)

漫画屋無駄話 其の2379
▼『東京暮らし』(川本三郎・潮出版社)に富岡に隣接する城下町、甘楽郡小幡町の事が。“清流が流れる隠れ里”と。富岡高校文芸部の部長がここから通学、1度宴会をしに。その通りの所。シスターボーイ風のS部長も、今はただの脂ぎった中年だろう。その奥の、“群馬のチベット”と呼ばれる秋畑地区出身で、シナリオ修行しながら、東京での学生時代に発狂した後輩のA君は、社会復帰できたのか?いずれにせよ上信電鉄は、根小屋に続いて上州福島駅まで宣伝してくれた、川本に是非無料パスを。('08.2/29)

漫画屋無駄話 其の2378
▼我が青春の西川口へ久々に(73年から10数年住んでた)。かつて漫画屋でバイトしてた事もある、零細不動産業者と一杯やる前に、東口に開店したばかりの「ブックオフ」へ。早稲田店くらいの充実度(飯田橋店にくらべりゃどこも天国だが)。「いずみや」へ。お運びのおばちゃん、手が洗剤荒れで、ビンビール運ぶのが本当に大変そう。注文を受ける度に、「ポテトサラダ○○○円!!」とか暗唱するのも楽しかった。こういう人を見ると、日本の全公務員を錆びたヤスで突き刺したくなる。('08.2/28)

漫画屋無駄話 其の2377
▼どっかのAVメーカー、川上未映子のウンコ座りスタイルをパッケージでパロったエロ作品、早く撮って本人と文春を覚醒させて。属国とはいえ、最高裁が無罪と認めた自国民。米国がどう扱おうが、三浦和義容疑者ではなく、三浦和義氏だ。記者クラブ大マスコミに民族としての誇りはないのか?迷い箸嫌いの俺が、「東京堂書店」に積んであった、『ベストセラーだって面白い』(岡崎武志・中央公論社)の一番上のを無造作に買って来たら、手描きイラストがよりによって石田千。最高ですネ。('08.2/27)

漫画屋無駄話 其の2376
▼引っ越し疲れいやしのため、「神保町シアター」に『吾輩は猫である』(監督・市川昆・'75芸苑社)でも観にと思ったが、終映が8時41分。東京駅9時4分発のあさまには、少しキツイので断念。日曜夜に観た、同じ市川監督の『女性に関する十二章』で、丁度スタンプが5回たまり、タダで見物できるのに。同作の徳川夢声の名演技にはしびれた。吉岡秀隆や懐かしの松島トモ子は、役者を300年やっててもあの境地の足元にも及ばない。ノド鼻カゼが治らない。('08.2/26)

漫画屋無駄話 其の2375
▼引っ越し、つつがなく終了。ハトのマークの引越専門協同組合、千代田・中央センター、安くて感じいい(やくる〜との仕込みもカンペキだったが)。著書、『東京読書』(晶文社)がベストセラー街道マイ進中の、波乗社の坂崎重盛老から高級ワインまでいただく。あげるのと違い、もらうのって常にうれしい。栄昇ビル1階の、漫画屋のプレートをもらって来ちゃう。放り出された屈辱の記憶を、これ見て時々ソシャクするのだ。新所有者よりも、走狗たる東京地裁、高裁の判事共が許せない。('08.2/25)

漫画屋無駄話 其の2374
▼2月25日(月曜日)、漫画屋は下記に移転します。千代田区飯田橋2ー3ー2、三信ビル303号。1階に「樹」(いつき)という喫茶店が入ってる、63年に建てられたオンボロビルですが、家賃も安いのでホッ(週に1回は通う、定食屋「まさみ」の並び)。郵便番号、電話、FAXは従来通り。隣に『実話時報』(竹書房)の編集部が。何か70年代東映の、プログラムピクチャーのような組み合わせ。ご近所に来られた際は、寄らなくていいから手みやげだけ届けて。('08.2/22)

漫画屋無駄話 其の2373
▼竹書房先のオリジン弁当に行ったら、姉ちゃんが8000円のお釣を2度くれようとした。もちろん謝辞したが、サラダも秤に置き忘れるし、他人事ながら今日の決算が心配(漫画屋の赤字の事を考えてりゃいいの!)。やっぱ夕べ夢に見た(一昨日、母ちゃんが推定15万円分くらいの、60〜70年代の漫画誌他を焼き尽した一件)。愚妻が焼却炉を覗くと、アコーディオン状の灰の山が出来てたと(『平凡』『明星』『女学生の友』『セブンティーン』等がです)。あたかも、自分で見たかのように夢で再現。('08.2/21)

漫画屋無駄話 其の2372
▼さすがに海軍さんありがたい。イージス艦「あたご」は眼の見えない身障者を、レーダー&見張り要員に率先して採用してくれてたのだ。民間人が2人位死んだからって、ガタガタゆってんじゃねえ!!(身障者差別ダ)承知してるNHKは、本件をなかったかのように控え目報道。立派。赤が牛耳るテレビ朝日の「スーパーモーニング」は、不逞にも我が皇軍を徹底批判。しかもその舌の根も乾かぬうちに、分冊百科の某大手版元の集中大宣伝。新聞なら“全面広告”と上の端に入れるぞ。全部狂ってる。('08.2/20)

漫画屋無駄話 其の2371
▼“灯台もと暗し”の言葉を昨夜ほど噛み締めた事はない。11時過ぎに帰ると、愚妻が10冊ばかりの本を差し出し、「お婆ちゃんが燃やしてたから、コレだけ取っといたの」。見れば、俺が読んでた60年代後半の『平凡』や『明星』、妹の買ってた70年代の『女学生の友』や『別冊マーガレット』。ひきつる。実家の押し入れにあったと。朝一番で母ちゃんのトコへ。「厚くって邪魔だんべ、てーげー燃やしちゃったで。あんなもん取っといてもなぁ」「……………」火あぶりキリシタンの気持ちを理解。('08.2/19)

漫画屋無駄話 其の2370
▼月曜はだいたい新幹線が混雑、大宮まで立つ場合も多いが、今日は余裕で座れる。『我、拗ね者として生涯を閉ず(上)』(本田靖春・講談社文庫)もゆったり読了。いいが、時々入る編集者の手になるらしい、病状報告がうるさい。盛り上げてるつもりなのか、糞馬鹿野郎が。読者にゃ関係ねえし、さもしさが満ちるのみ。(下)も当然、この品性下劣な相の手が入り、傑作自伝の足を引っ張るのだろう。隣の風土社さんが引っ越し中。漫画屋も準備はかなり進行中。('08.2/18)

漫画屋無駄話 其の2369
▼アホらしいトラブルぐったり(『出版業界最底辺日記』にも実名で登場する、九段の某企業。これまた『BUSTER COMIC』の「塩山業界無駄話」で詳しく)。某腐れ漫画家の原稿遅れで、今週も高崎で一杯やれない。売れっコ(増刷組)なら我慢のしがいもあるが…。一昨日「神保町シアター」で『ぼんち』を。その夜に市川監督の死を知る(驚く年齢じゃないが)。今日も同館前を通ったら、追悼の貼り紙がペタリ。『ぼんち』の出演者、山田五十鈴はまだ元気。91歳だ…。('08.2/15)

漫画屋無駄話 其の2368
▼「塩山オメー土曜日さ、大宮のいづみ屋での割りカン分、払わねえで帰っちゃったろ!!」と、一水社のタコ多田。払ったような気もするが(酔うと人間、本性が出るわな…)。行きつけの飯田橋の居酒屋、「一番や」が昨日で閉店と。最近はムチャクチャ混んでるので、あえて行かなかった。年が俺と同じの店長、次の仕事は未定と。子供はもう手がかからんとはいえ、不安だろう(いい人なんだよ。ホームレスも似合うタイプ)。事務所が大分スッキリ。月末のヤマトの請求書が怖い。('08.2/14)

漫画屋無駄話 其の2367
▼“若い時分に苦労を切り抜けてゆく人の多くは友情によって支えられるものである”。小田急線は参宮橋駅前の、ポニー公園で開いてた、『ヘンリー・ライクロフトの私記』(ギッシング・岩波文庫)の一節だが(納得)、初老期はいかに?待ち合わせ時間より、かなり早く着いたために時間をつぶしてたのだが、70歳位の爺さんがポニーを携帯で撮影。孫に見せるのか?25ページ程読んだトコで冷え込みに耐えられなくなり、付近を歩き回る。チッ!まだ20分もあるじゃん…。('08.2/13)

漫画屋無駄話 其の2366
▼『記録』(アストラ)にかつて連載した、「エロ漫画で喰う」の内容チェックを昨夜(1時間で完了)。編集部の大畑“裏返り声”太郎さん、ヤバいトコなんて全然ねえよ。ただそちらに全面的に任せる予定の、順番の再構成後に読むとまた違うかも(入れ替えは全く構わないが、点丸を動かしたり、“輝ける差別語”を直さんでね)。それと担当は、美人妻の奥津裕美さんじゃない方がいいかも(デレデレしちゃうし…)。『Hオフィス裏情事』の本文原稿を修整中。('08.2/12)

漫画屋無駄話 其の2365
▼退屈男が退社ついでに毎日寄ったり、岡崎武志が「ギンレイホール」帰りにしょっちゅう顔を出してる、「ブックオフ」飯田橋店に、ロクな本が残されてないのは眼に見えてるので、地元民ながらめったに行かない。が、今日は余りの冷え込みで神保町に行く気がしない。フッと寄ってみて、余りの店内の荒廃振りに、懐かしのCHACOセンセの、すさみネタ4コマ漫画をふと(今は男になってるって話だが…。)。大宮駅東口の「いづみ屋」2号店、6時までには行けるか…?('08.2/9)

漫画屋無駄話 其の2364
▼1人の事務所。古い書類や請求書を破り捨てたり(『レモンクラブ』の返品一覧表や電話代請求書等)、不要な本を何箱も自宅に宅急便で。時期の前後はともあれ、いずれは移転しなければならない(次号の『BUSTER COMIC』、「塩山業界無駄話」で詳しく書く)。昨夜はいきつけの定食屋、「まさみ」で「神保町シアター」帰りに一杯やったのだが、女主人の亡くなった旦那さんが、富岡高校出身と聞いてビックリ。「ホテルエドモント」でよく同窓会したと。昔は国鉄入社組が多かったしな。('08.2/8)

漫画屋無駄話 其の2363
▼やっぱ俺ってどうかしてる?昨日も夕食は「大丸」地下の弁当。柿の葉寿司を(1000円が3割引き)。押し寿司は好きで時々。皮をはいで喰うのは常識なのに、なぜか昨夜は丸ごとムシャムシャ。さすがに4個目の途中で気分が悪くなり、中身だけ食べたが、周囲の人は呆れてたか?(上越長野新幹線北口寄り休憩所)しかも事前に注意書きにも眼を。“皮は変色してても安全なので安心してお召し上がり…”。これを俺は皮、つまり柿の葉も喰えると解釈。ボケなのか?('08.2/7)

漫画屋無駄話 其の2362
▼オバマが米国大統領になると困るな。ミサイル打ち込まれるかも。何しろ日本にゃ馬鹿坊っちゃん右翼の最終兵器、麻生太郎がおる。創氏改名は韓国人のリクエストだった、野中弘務は部落出身だから総理になれねえだを公言、一切反省しとらん男だ。当然、「黒ん坊がトップに立つような国は、すぐに滅びる」くれえの事は言う(言わねば“筋が通らない”との見方も出来る)。怒るよこれにゃ宗主国アメリカ様も。麻生の選挙区だけに集中的に撃ち込んで欲しいが…。('08.2/6)

漫画屋無駄話 其の2361
▼今日の「神保町シアター」はとパンフを見ると、7時40分からの『集金旅行』(監督・中村登・'52松竹)が最終。1時間43分もあるし、とても群馬に帰れない。6時40分スタートなら何とかなるが、新幹線通勤者の事考えてプログラム組むはずねえし。現所有者の意向を反映、栄昇ビルが日々すさんで行く。エレベーターの中はゴミだらけ、廊下の電気は切れっ放しで真っ暗。波乗社の坂崎重盛老もこれからが頑張り所。新刊の『東京読書』(晶文社)、今日買いましたぜ。('08.2/5)

漫画屋無駄話 其の2360
▼昨日は「BSブックレヴュー」で、朝から内澤旬子姐御のさわやかな顔を拝み、つらい人生だが前向きに生きようと決意を新たにしたが、『東京新聞』を開いて地獄を。書評欄に何と伊藤剛の写真入りインタビューが。ウゲゲゲ…。でも伊藤、ウスラ馬鹿なだけでそんなに醜くないじゃん。本欄での外見上の見解は軽く撤回。驚いたのは北川透のコラムが、またもやこぶし書房の本に触れていた事。同紙書評欄は、毎回必ずやこぶし書房の本を紹介する方針なのだろうか?('08.2/4)

漫画屋無駄話 其の2359
▼最近「東京堂書店」に、『東京の暴れん坊』(右文書院)が平積みになってないのでムカつく。『書肆アクセスという本屋があった』(同)は“ドーン!!”なのに。俺分のがまだ事務所に15〜16冊あるから、万引きならぬ勝手に“平積み置き”しちゃうかな。伝票切ってもらう訳にゃ行かんし、やっぱ単に損するだけか…。いがらし旦那の2冊、昨日帰りに読み終えたがさすが。ただ『ファーゴ』というか、ジョエル・コーエンの世界じゃ、やはり小学館じゃアングラ街道?('08.2/1)

漫画屋無駄話 其の2358
▼「田村書店」店頭で、北関東の農機具商の番頭を目撃(右文書院の青柳編集長)。「最近注文がパッタリ止まって…」とか言われると嫌なので、声をかけずに「書泉グランデ」地下へ。漫画評論コーナーに『東京の暴れん坊』が平積み。映画コーナーに置いた方が…。横の棚の『ガンジョリ』(いがらしみきお・小学館)と『かむろば村へ1』(同・同)を買う。もういがらし旦那の新刊も平積みされないのか?エロ漫画以外の漫画の単行本を買ったのは、何年振りだろう?('08.1/31)

漫画屋無駄話 其の2357
▼国内外を問わずにボロクソだった、ブッシュ最後の一般教書演説。それを味わい深いとほめた激馬鹿アナが。今朝のNHKBS1、7時30分頃に海外ニュースを解説した、高橋弘行。電波幇間が2カ所の座敷かけ持ち(日本&米国)。よく図々しくも、英国BBSの紹介なんざ出来るヨ。昨日はMacの調子が悪く、更新出来なかったとやくる〜と。強制退去させられたんじゃと、誰か1人位は心配してくれた?(しねーよ!)「神保町シアター」に『愛染かつら』でも観に行くかな。('08.1/30)

漫画屋無駄話 其の2356
▼土曜日から進めてる『Mate』の読者欄、「ズンドコジョッキー」が終わらない。肩が凝って一気書きが出来ないのだ。今読者欄は隔月のズンジョのみ。かつては『レモンクラブ』の「ヤケクソジョッキー」共々に月刊。やおいの『ジャニー』だ『秘密少年』だのの隔月誌も2〜3誌あり、毎月最低3本の読者欄をデッチ上げていた(“読者欄の鬼”。量的にも全て今のズンジョ並)。つまらんヒユだが“夢のようだ”としか。あの頃の投稿者の頭にも、白髪が増えた事だろう。('08.1/29)

漫画屋無駄話 其の2355
▼今朝の新幹線、「MAXとき316号」の2階席、俺の座った3人掛けシートは70年代のよう。左手の20代の青年はバルザックの題名不詳の対訳本を開いてたし、右手の同世代の姉ちゃんも文庫本を(内容未確認)。真ん中の俺も小さくなって、ブ厚い大型本『ノルゲ』(佐伯一麦・講談社)を。つまんなくないが、早送りしたい長さ。何か別れた女房と子供に養育費を払うため、無理矢理文字数を稼いでる感じ。ノルウェーまで行って貧乏ぶっても、嫌味なだけなんだよ(かつての貧しさには共感出来た)。('08.1/28)

漫画屋無駄話 其の2354
▼以前、ニチバンの「マイタックラベル」、ノリを強くしたんじゃとの疑惑を書いたが(CG漫画原稿の粒子が一緒にはげちゃう)、今日2月末売りのいずみコミックス、『ヌケるカラダ』(尾山泰永)の原稿整理をしてて気づく。はげるのはラベルを貼った直後だけで、時間がたてば全然大丈夫。15年も使っててこんな事にも気づかなかったなんて…。ニチバンさん本当にすいません。荒川洋治以外のみすず書房の本を久々に。『〈海賊版〉の思想』(山田奨治)だ。面白くてためになる。('08.1/25)

漫画屋無駄話 其の2353
▼漫画屋の電話は非通知なのだが、電話してこっちが一言もしゃべらないうちに、「すいませんっ!!」と絶叫した野郎が。一切の弁明をしないその姿勢は、原稿遅れのエロ漫画家としては潔いモノがあるが、彼女はおろかダチ1人いない、寂しい私生活がしのばれ涙(鬼姫の事ではない)。昨夜は久々に新橋の「蛇の神」で。曙出版の加藤は57の誕生日と。タコ多田も同じか1つ下。つまり60が眼の前。やだね。あーゆ爺さん共とは、酒席を一緒にしたくない。俺?まだホヤホヤの54歳。('08.1/24)

漫画屋無駄話 其の2352
▼逃げ腰でぜい肉の多い新書だが、多数の人物写真のみは楽しめる、『東京裁判』(日暮吉延・講談社現代新書)を開いてたのが、雪の舞う東京地方裁判所の6階だったというのは、舞台が出来すぎ?(栄昇ビルの立ち退き問題で、現所有者に訴えられた店子の傍聴に)この建物になってからは初めてだが、以前、つまり73年の明大1年の時、前年の学費値上げ阻止闘争で逮捕された、明大ベ平連代表の山本他の傍聴に来た。近所の公園から数十人でデモったもんだが、35年後は静粛に入廷。('08.1/23)

漫画屋無駄話 其の2351
▼現代書館の先に建設中だった、三笠書房、いやフランス書院のビルが、覆いを取って姿を現わす。ベージュ色基調でラブホテルっぽい(稼ぎの手口を考えれば当然)。事務所でウーロン茶をすすってると、タコ多田から電話。今日発売の『週刊アスキー』で、永山薫が『東京の暴れん坊』(右文書院)の書評を書いてくれてると。高取英や伊藤剛ほどは馬鹿じゃないを、唯一の取り柄にするボケ野郎だけに、ロクなもんじゃないだろうが、1部くらいは余計に売れるか?('08.1/22)

漫画屋無駄話 其の2350
▼面白いね、杉森久英の『大政翼賛会前後』(ちくま文庫)。根性が古山高麗雄そっくり。杉森は中央公論社に入る前、熊谷中学で教師を3年程。田山花袋の『田舎教師』の舞台も近く、悲哀にリアリティがありすぎたと(清水おさむ、いトうの出生地)。同中学は後の熊谷高校だろうが、70年前後は革マル派の拠点として有名(群馬高専の中核派と同レベル)。革マルと言えば、義理ある『東京新聞』の書評欄は、やたらこぶし書房の本を取り上げるが、黒田教徒でも?('08.1/21)

漫画屋無駄話 其の2349
▼“ポスト唐沢〈盗作〉俊一”の最右翼、伊藤剛には数年前1度会った。『純愛果実』だかのエロ漫画誌編集長インタビューで、『MUJIN』の高橋首領に断わられ、困ってると言うので仕方なく俺が。醜い顔したゴイと表現能力を欠いた百姓だったが、「世に出たいっ!!」との一念はメラメラと炎を。分をわきまえエロ本界に生息してれば、馬脚を出さずに済んだ。剛の愚書は3年もたてば忘れ去られるだろうが、ヨリ様(笙野頼子)の『萌神分魂譜』(集英社)の資料で、名前を出してもらったのだ。もって瞑すべし。('08.1/18)

漫画屋無駄話 其の2348
▼“気鋭のウスラ馬鹿”伊藤剛が内心目標にしてると思われる、“居直り盗作腐肉”唐沢俊一が、池田理代子の盗作疑惑で、『週刊新潮』にコメント寄せてて笑える(悪趣味な担当)。“漫画の歴史は盗作、パクリの系譜”と姑息に自己正当化を。確かに俯瞰的に見れば全ての芸術はそうだが、生きてる、それも名もなき相手から盗んだ奴が、図々しく並べる台詞ではない。メディアに露出し続ければ、将来はシャレで済むと伊藤、いや唐沢は確信してるのだ。腐肉が右翼歴史修正主義者になる日は近い。('08.1/17)

漫画屋無駄話 其の2347
▼“高取英が大学教授になったり、伊藤剛が2冊目の本を出すようじゃ、ひょっとして日本は民主主義国家?(永山薫の年賀状への返事)。ただ具眼の士はいる。アマゾンのレビューで武田誠也(港区)が、伊藤の愚書、『マンガは変わる』(青土社)をバッサリ。“自意識がみっともなく丸見えで読後感は最悪。得るところもない”(55人中39人がこのレビューが参考になったと)。世間もマンガもファッションも変わるが、伊藤剛の馬鹿さは不変(昔から有名になりたいだけの俗物)。('08.1/16)

漫画屋無駄話 其の2346
▼神保町交差点の“独立系立ち喰いそば屋の最後の砦”、「利根」は狭く、うなぎの寝床ならぬどじょうの寝床。壁の両側のカウンターで食べる際も、ちどりに壁に向き合わないと、客の尻の押し合いに。普通は自然に散るが、中には無神経な奴も。今日2時頃に見た、60前後の老カップルがそう。立ち喰いでひっついてどうする?後ろや入って来た客には大迷惑。1人でもこういう馬鹿はいる。一喝してやろうかと思う場合もあるが、立ち喰いそば屋で殴り合うのも…。('08.1/15)

漫画屋無駄話 其の2345
▼たまにゃ昼飯の方角を変えようと、東京大神宮の前を通り、キッチン「ワタル」でフライの盛り合わせ定食(780円)。ボリュームあってうまいが、フライを1品減らしてサラダを増やすか、つくだにでも付けてくれないと胸やけが。「文教堂」をのぞき、「シャノアール」でコーヒーでもと見上げると、「ルノアール」になってた。入ると全客数8名。長くないと(ブレンド510円)。『シネマ・ハント』(柳下毅一郎・エスクァイア マガジン ジャパン)を30Pほど読み退店。('08.1/12)

漫画屋無駄話 其の2344
▼明日は久々に地元プールで泳げると思いきや、進行の都合で出勤に。新幹線も飯田橋もガラガラで、仕事に集中出来るとは思うが。わかってたけど、ネオナチ安倍も心底馬鹿。まともな人間ならとっくに自殺か引退してんのに、言い訳で原稿料稼ぎ(『週刊新潮』での白痴女房共々)。『文藝春秋』は根が天皇陛下万歳だから、僕チャンに優しいとかマジで思ってんだよ、このカスは。出版界はそんな甘かない。文春新書で稼がせてもらった自爆前総理を、さらし者にして最後の商いしてるだけ。('08.1/11)

漫画屋無駄話 其の2343
▼「マイタックラベル・リムカ」の製造元、ニチバン様へのお願い。昔からエロシーンの修整にリムカを使わせてもらってるが、最近ノリを強力にしてない?困ってんだよ。CG漫画の粒子がはがれちゃう。尾山泰永もいトうも手法は従来通りと言うから、シールのノリの変更としか思えない。つまり、コンビニ売りは規制が強いので、リムカをペタペタ。単行本にする際は、そのほとんどを撤去。すると絵が…。全部スミベタにする訳にも行かないし、同業者の皆様、いいアイディアは?('08.1/10)

漫画屋無駄話 其の2342
▼最近余りのつまらなさに買ってなかった『週刊新潮』(時々『週刊文春』は)、何週間ぶりで買ったら、「十行本棚」で拙著『東京の暴れん坊』(右文書院)の単評が。仲間ぼめっぽさが皆無じゃないが、まあ出ないよりマシ(やっと3媒体目)。新幹線の上野駅の辺で、『神楽坂/茶粥の記』(矢田世津子・講談社文芸文庫)読了。忘れ去られた根拠があると(200P位が適量)。『カストロの尼』(スタンダール・角川文庫'70)に。比べちゃヤボだけど、面白さの天地が違う。('08.1/9)

漫画屋無駄話 其の2341
▼「2本重ねておハメ下さい!」じゃなく、「2枚重ねてお入れ下さい!」と叫ぶ、新幹線改札口のJR東日本関係の女性にも、ノドにマイク埋め込んでる様な大声女がいるが、かないっこないのが上信線のギャンブル爺さん共。60前後で育ちも悪く無教養、人相も服装も醜悪極まりない連中が、朝から馬鹿声でホラ話。車内はガラガラだし隣合って話せばいいのに、左右のシートに離れて座り罵声の投げ合い。コレが毎朝3〜4人。甘楽富岡地方の最下層景色だが、地声にゃ文句つけづらくて…。('08.1/8)

漫画屋無駄話 其の2340
▼“使い減りのしない男No.1”、退屈男が夕方ヒョッコリ顔を。5〜6日の池袋「古書往来座」外市の売上げをわざわざ届けてくれたのだ。「どうせブックオフに行くついでですし…」(勤務先は神保町)。上階の波乗社の坂崎重盛の単行本が、外市に3冊も出てたとかの、どうでもいい話を残して去る。『BUSTER COMIC』に加え、『本当にあった禁断愛』の本文修整をしないと。8時頃まで仕事すりゃ何とかなる?夕飯は東京駅の大丸地下の弁当だな。('08.1/7)

漫画屋無駄話 其の2339
▼飯田橋はまだ半ば眠ってるけど、バンバン仕事してますよ漫画屋は(ありがたいこってす。ティーアイはウチと同じく今日から。一水社と遊民社はまだグーグー)。新幹線も今朝はガラガラでいつもの半分。昼飯は「ゆで太郎」のかきあげせいろ(340円)。そばはのりなしの方がうまいと、この年で気づく。「珈琲美学」にいくとまだ休み。コーヒーも飲まずに再び仕事。年末に出た5〜6種類の色校見るだけでゲッソリ。暖房が時々うるさくなる昨今。故障?('08.1/4)

漫画屋無駄話 其の2338
▼一水社とメディアックスのDTPは悠社ってトコ。で、『特盛DVD人妻姦熟Comic』(メディアックス)の本文を、早くも今日下版したのだが、誤植が出たので悠社に電話しようとすると、今日から6日まで休みと。いい根性(漫画屋の冬休みは29日〜3日)。女社長を監禁レイプしたくなる。『BUSTER COMIC』の天龍社は今日もやってる。ふと一水社に電話すると誰も出ない。つまり悠社は、下請けの漫画屋などシカト、大スポンサーの一水社に倣ったのだ。ケッ。('07.12/28)

漫画屋無駄話 其の2337
▼ここ数年は恒例だが、全然忘年会のお呼びがかからなかった。あ、1件だけ(南陀楼綾繁からと言うのが情けない)。いくら嫌われ者でも少し寂しい。久々に東横線に。刹奈センセの葬式で中目黒に来て以来か。「東急ストア」は懐かしいね。いや何、72年に上京して住み込んだ牛乳屋「熊沢牛乳店」は、山手通りのこの先の、東山地区にあったから、バイクでここらまで良く(配達区域ではなかった)。仕事は明日まで。泊まり込んで土曜まで働きたくないが。('07.12/27)

漫画屋無駄話 其の2336
▼ジェイン・オースティンは本当に面白い。『分別と多感』(ちくま文庫)は、『エマ』『高慢と偏見』に続く3冊目だが、1000ページはあっていい(約530P)。が、昔からオースティンを読んでると、奇妙な事件に巻き込まれる。『エマ』の際は今も上信線根小屋駅で降りる、知恵遅れのプチ痴漢青年に放屁されたし、『高慢〜』は忘れたが、今回は上越新幹線でスーパー馬鹿親子と戯れるは、事務所の不動産引渡命令を受けるは。俺には高慢な申し立てと、偏見に満ちた判決としか思えない。('07.12/26)

漫画屋無駄話 其の2335
▼う〜忙しい。明日からは2〜3日泊まり込まないとヤバイかも。絶対10日前には買い替えてた新幹線定期、明日切れると今日初めて気づく。どんどんボケてく感じ。今月初めには『華麗なる一族』(監督・山本薩夫・'74芸苑社)の2枚組DVDを借り、2枚目から観て余りに面白いので、「コレ、字幕部分が潰れてんだな」と勝手に納得、しまおうとして1枚目に初めて気づく始末。栄昇ビルの新所有者、ハイサンド・テンや弁護士が口座を教えて来ないので、家賃が払えない。('07.12/25)

漫画屋無駄話 其の2334
▼“カンチガイ熟女No.1”は、やはりNHKBS7の「世界のニュース」担当、税所玲子。もう40は過ぎたろうに、チヤホヤされてた20歳前後の頃の色眼でカメラに対応。朝からキモイ女(髪型も)。今朝、上越新幹線で傑作な子連れ夫婦を目撃。勿体ないので週末上げる予定の、『BUSTER COMIC』連載、「塩山業界無駄話」に詳しく(15年間の遠距離通勤で最大の収穫)。1月末売りのいずみコミックス『惡徳乃榮』(オイスター)、2月頭売りのMUJIN COMICS『蝕姦』(矢上健喜朗)が佳境。('07.12/20)

漫画屋無駄話 其の2334
▼いつも売上げドンジリなのに、来年1月5日〜6日の、「古書往来座」外市にしつこく参加を申し込むと、同市番頭の向井透史から、「もっと売れるよう頑張ってくれ」とハッパを。小生意気な奴だがまあ言われても仕方ない(俺は自ら店番する形式の市じゃないと駄目みたい)。ムカついたのは「ダイバー」の市の打ち上げで、よりによってあの“一家に一匹退屈男”から、もっといい本をなんてほざかれた事。身分をわきまえぬ糞ガキ。明日の「ウィークエンド・ワセダ」に出撃、ヤキを入れたる。('07.12/20)

漫画屋無駄話 其の2333
▼昼頃、都営地下鉄西大島駅近くの、江東都税事務所前で、黒いワゴン車に乗ったオッサンが、“神原個人事業税課長”を糾弾するビラを車体に貼って、沈黙の抗議活動。駄目だよ、警官を含む役人を追求する際は、マイク演説とビラは必須条件(詳細は不明)。例の法律事務所あすかの責任者、本田俊雄所長は“弱者の味方になりたくて”弁護士になったと。戦争被害を受けた子供を援助する、NPO法人会長の話も所属弁護士に聞かせてるらしい。志と現実に落差があるのは世の常だが、振幅がすぎん?('07.12/19)

漫画屋無駄話 其の2332
▼すごいね、あかね書房。かつては飯場風のプレハブ社屋だったのに(「書評のメルマガ」連載、「版元様の御殿拝見」にも登場)、千代田ファーストビルか、大洋図書グループ本社の左に出来た、新築巨大ビルの1階にドドーン。旧森本組ビルを改装した、隣の大洋ビルが穴あき靴下のように見える(穴あきコンドームじゃなくて良かった)。来週は間違いなく地獄になるのに、今週はチョイ暇。体をなまらせてはならぬと、1月後半発売の本の作業に着手。ビンボー暇なし。('07.12/18)

漫画屋無駄話 其の2331
▼中森ばぎなや菜摘ひかるが一水社で活躍してた頃、同社やウチで細々と仕事してた漫画家Oが、午後持ち込みに。「何だお前か。電話で名乗りゃ断わったのに」「いえまあ…」クズ原稿をイチベツ、「転職すんだな」とすぐ返す。コイツ、3年に1度位は持ち込みに。他社に行く度胸はないのだ。用件は済んだのに、ソファに座って「今はどんな雑誌を?」等ペラペラ。「うるせえ。忙しんだからトッとと帰れっ!!」「お邪魔しました…」悟り気ったような面も、昔から大嫌いだった。('07.12/17)

漫画屋無駄話 其の2330
▼何年もの間居座った、居候への通告状のような手紙を、法律事務所あすかの、國吉歩と山本雄祐の両弁護士よりもらう。栄昇ビルの新所有者ハイサイド・テン(代表・瀬山剛)は、貴社との賃貸契約を締結する意志がない。要するに出てってくれと。“移転時期については協議に応じる準備もございます”だと。タダで飼ってやってた、野良犬に対する口調にしか俺には思えない(シー!シー!)。15年も家賃を払い、生計を立てて来た人への態度かね?小泉アメリカのいいなりインチキ改革の、ターゲットに俺がなるとは…。('07.12/14)

漫画屋無駄話 其の2329
▼頭に来る。半月以上遅れて発売の、例の『書肆アクセスという本屋があった』(右文書院)が、「東京堂書店」で売り上げトップに躍り出たばかりか、早くも増刷決定と。ムカムカムカ!!中学の体育祭ん時、好きな女のコの前をトップで走ってたら、ゴール寸前で陸上部の後輩に追い抜かれたのをふと(もっと寛容になれんのか?自分だって書いてんだ)。プチベストセラー化、版元、畠中理恵子、岡崎武志、南陀楼綾繁らの間で、金をめぐる醜い争いが起きると楽しいが。「嫌われ者の記」を更新。('07.12/13)

漫画屋無駄話 其の2328
▼憲法で保障された表現の自由より、マンションの管理規約を上に置くとは、究極の三百代言(ビラまきに5万円の罰金を命じた、東京高裁裁判官、池田修)。タダ同然の官舎に住み、運転手付きの車で職場に通い、高給をポッポに入れ、退職後は悪徳企業の顧問弁護士か?必殺シリーズならとっくに始末されてるが(裏金乞食警察&調活費豪遊検察が、必死で身辺警護してるか?)。昨日書き忘れたが、「東京堂書店」の今週のベスト10、『東京の〜』は9位だが、10位が川本三郎の『ミステリと東京』(平凡社)なので気分良し。('07.12/12)

漫画屋無駄話 其の2327
▼“試写会場で様々な有名人を目撃するのも楽しみの一つだった。おすぎ、田中小実昌、そして、おすぎ、あと田中小実昌。ああ試写会。華やかな世界”〈『永遠の10分遅刻』(松尾スズキ・ロッキング・オン'01)〉。最近、上信電車内で一番笑った下り。「東京堂書店」に行くも、今日は残念な事に誰も立ち読みしてない。ただ『東京の〜』が『書肆アクセスという本屋があった』(右文書院)と、仲良く“夫婦積み”。畠中店長と鶯谷のラブホに入る所を、チャリに乗った南陀楼綾繁に見られた気分。('07.12/11)

漫画屋無駄話 其の2326
▼「今後は郵パックで絶対に原稿送らないで」「はっ?」「郵便局は近頃コンビニにも進出してっけど、ありゃ“偽装宅急便”。ヤマトや佐川は地区の担当が決まってて、俺達の仕事時間に合わせて配達する。糞共は自分らの都合のいい時間に来て、留守だと持ち帰っちゃう。こっちでわざわざ連絡したり大変なの。今朝は9時45分に来たらしい。2時過ぎじゃないと再配達出来ねって」「はあ…。今後は注意します!!」相手はふじたじゅん。先週は扇蘭丸と全く同じ会話を。('07.12/10)

漫画屋無駄話 其の2325
▼ムカつくスイカ専用の自動改札(もちろん未加入)。ほとんど普及させたとの自信か、高崎駅からスイカ専用改札が消えた(全部両方OKに)。徐々に首都圏の改札もこうなるのだろう。例によって姑息なJR“革マル派”東日本。一つだけ同社をほめる。上越長野東北新幹線の、東京駅八重洲北口に面した休憩室は快適。透明感あふれる設計センスがまずいいし、うるさいテレビ等を置かず、構内放送も遮断してて静か。ゴミ箱がないのもいい。ここで「大丸」地下で3割引きで買った弁当喰うと、3倍うまい。('07.12/7)

漫画屋無駄話 其の2324
▼独裁者は回りの人間の視線でわかる。プーチンもチャベスも、周囲が緊張と恐怖で固まっている。今のトコ“硬度”はプーチンの方が上だが、2〜3年後は互角かも。そのチャベスを『赤旗』は社会主義だから、小谷野敦はスペイン国王にゴロ巻いたからと、口を揃えてほめてるが馬鹿丸出し。自らが“赤い王様”になりたいだけ。で、パキスタンは与党も野党も指導者がなぜああも悪相なの?白風の下描きがFAXで。子供が俺と同じく小児喘息と。大きくなれば治る(俺)。('07.12/6)

漫画屋無駄話 其の2323
▼池袋の「古書往来座」で、昨夜『東京の〜』14冊にサインを。近所の方ヨロピク・丸の内線で東京駅へ。「大丸」地下の食品売場に。弁当3割引きは8時30分からに。遣り手ばばあのような熟女売子が黄色い声。でも弁当店の数は激減(悪い油を使うチェーン店が面積拡大)。『書肆アクセスという本屋があった』(右文書院)、俺も「他人の不幸は蜜の味」なる、カラシの効いた力作を。有名人の中には、結構手抜きを書いてる人もいて驚く(別に岡崎武志や林哲夫、堀内恭の事ではないが…)。('07.12/5)

漫画屋無駄話 其の2322
▼出入りの大口製版の社長は、アマゾンで拙著を発売日(12日)に予約しながら(3〜5週間待ち表示)、先週やっと入手と。同状態で申し込み翌日入手した者も。『書肆アクセスという本屋があった』(右文書院)も、都内より京都に早く見本が着いたと。俺は版元と同じ千代田区だがまだ未着。執筆者はもらえんでしょ?(単に忘れられたか…)地方小の「三省堂」コーナーへ初めて。今は「書肆アクセス」再現の観があるが、次第に非売れ筋は切り捨てられ、小はすっかり大に消化されるのだろう。('07.12/4)

漫画屋無駄話 其の2321
▼移動した「大丸」地下食品売場の各弁当店、かつては8時を過ぎると一勢に3割引きセールに突入。最近は一部でしかしてないし、やってないトコも。移転直後は従来通りしてた店までもが沈黙。客が一時的につめ掛けてるから強気に?アホが。売れ残って捨てちゃもったいねえだけ。先月までの売り場の熱気が懐かしい(吉原ってひょっとしてああだった?)。やたら書評の出てる『ミステリと東京』(川本三郎・平凡社)は、著者初の本格的駄本。荒筋紹介のみで500P持たせる程の文才は、この人にはない。('07.12/3)

漫画屋無駄話 其の2320
▼来春のいずみコミックスの予定は、1月、『惡徳乃榮』(オイスター)、2月、『少女奴隷スクール』(カワディMAX)、3月、『ヌケるカラダ』(尾山泰永)の予定なるも、“シマムラファッション”のカワディが、小物特有のみえで手を入れたいとか抜かすので、尾山と入れ替える。そういう台詞は、今の10倍売れっ子になってから並べろ(園児のくずし字)。週末は「ズンドコジョッキー」書き。今回は、生汁やJグリの投稿がないので大変(生汁、連載原稿はギリチョンで入れる)。('07.11/30)

漫画屋無駄話 其の2319
▼昨夜8時過ぎ、「歌舞伎座」近くの信号待ちのトコで、『週刊朝日』編集長、山口一臣と茶髪女、上杉隆が馬鹿騒ぎ。伊藤惇夫と同様、防空壕の中からの腰抜け政治論評しか出来ない上杉、なぜテレビインタビューの際、背景を暗くする臭い照明するのか判明。チビ。午前中、千駄木の「往来堂書店」「古書ほうろう」に出掛け、『東京の暴れん坊』に各4〜5冊サイン。社印、生原稿も当然付ける。御近所の物好きの方、ヨロピク・夕べは「松竹試写室」で、『アドリブ・ナイト』(来春公開)を。韓国映画としては珍しく、スカトロ趣味のない佳作。('07.11/29)

漫画屋無駄話 其の2318
▼敷金(120万)で相殺して来た栄昇ビルの家賃も、今月初旬で足りなくなったので、不足分と来月の家賃、合計29万近くを東日本銀行の栄昇商事の口座に振り込む。お世話になった同社社長、中尾雅子さんの懐には一文も入らず、債権者であり当ビルの落札者、Mハイサイド・テン(代表・瀬山剛)のトコに全部行っちゃうかと思うとムカムカムカ。12月末で名義もハイサイド・テンに。どういう手に出るかが楽しみ(ハゲタカ会社との説も)。街宣車ややくざでも使ってくれると、記事のネタになるが。('07.11/28)

漫画屋無駄話 其の2317
▼以前も書いたが、どの国でも道路一杯使ってデモ行進してるのに、なぜ日本は道路の半分しか使わせない?北朝鮮並の法律でも?ムカついたのが佐世保の自衛隊。銃を持った隊員は道路のド真ン中を行進。公務員は我が者顔で、納税者が道の端を裏金オマーリにグダグダ言われながら歩くのは、本末転倒。マラソンも道路一杯使ってるし(警察にやっぱ裏金?)。何党でもいいから国会で追求しろ。「書肆アクセス」が、段々とたいの骨のような姿に。('07.11/27)

漫画屋無駄話 其の2316
▼「平和出版、桃園書房、雄出版…。危ねって噂の出たトコは、全部つぶれちゃったな」「沖(圭一郎)さんまで死んじゃうし。来年は廃業する社が幾つか出るんじゃ。業務縮小してるトコ結構あるし」「三共グラフィックと光雅製版、遊民社にKIYO出版が出入りしてるトコもやべえな」「そ…そんな事はないと思いますケド…」(某日、神楽坂の某喫茶店での某初老編集者2人の会話。遊民社&KIYO出版は編プロ)。DTP屋悠社の営業の兄ちゃんに騒々しい奴が。あいさつだけで黙って帰れ。('07.11/26)

漫画屋無駄話 其の2315
▼ものすごいね、平林たい子の評伝『林芙美子/宮本百合子』(講談社文芸文庫)。特に林芙美子に関しては、川本三郎の『林芙美子の昭和』(新書館)を先に読んでたせいか、電気ウナギを牛刀でさばくが如き平林の剛腕の前に、川本のそれはズルチン入りニセまんじゅう(作風の差の次元ではない)。先に人間を知った者と、作品から入った者との違いと言ってしまえない何かが。寺山修司などもモロその傾向があるが、戦争や汲み取り便所の臭気を忘れて、昭和30年代を美化するよりはマシか。('07.11/22)

漫画屋無駄話 其の2314
▼午後「秀栄」でめんまラーメン喰ってたら、やどり木のように才気ある新人に寄生しては延命を計る、“男瀬戸内寂聴”こと中村勘三郎がNHKで臭い芝居を振りまいてたので、吐きそうに(ラーメンはうまいんだヨ。吉岡秀隆ならカンペキに吐いてた)。んな事じゃねんだ。小沢一郎だよ。まだ未練がましく大連立云々。馬鹿かお前。有権者はあんた個人を支持してんじゃない。世襲ボンクラネオナチや、気違い拝み屋がヤバイと悟ったので民主党に。もう1回で使い捨てだよお前も。('07.11/21)

漫画屋無駄話 其の2313
▼「岩波ホール」入口に『ジャンプスクエア』の宣伝看板。“本当のマンガをわからせてやる!!”とのコピー。猿真似盗人版元が、一丁前の口を叩くな。光栄。「東京堂書店」の先週のベスト10のドンジリに、拙著が入ってるとの話なので確認に行くと、トップは“20世紀の天才”、池田大作センセの詩集、『人間の詩』(聖教新聞社)。しかも店頭に飾る1冊さえない、バングラデシュのサイクロン並の売れ行きと。これで黒田寛一の歌集でも3位あたりに入ってれば、涙が止まらなかった。('07.11/20)

漫画屋無駄話 其の2312
▼朝一番で(と言っても昼頃)、右文書院の青柳編集長より電話。『東京の暴れん坊』、発売1週間で早くも大増刷かと思いきや、「東京堂の先週の売上げベストテンの、10位に入ってマス!」だと。まあ、うれしくねえとは言わねえが…(「書肆アクセス」、最後の10冊も返品なしと。合計110冊完売。畠中&青木&爪の長い姉ちゃん、どうもありがとう)。『Mate』の表紙、4Cを小宮山印刷へ投げる。同誌、まだ表紙は版下付き入稿。無形文化財に指定してくれ。('07.11/19)

漫画屋無駄話 其の2311
▼“夜の〈極太〉ステッキ〈エロ〉オジサン”として知られる、上階の波乗社、坂崎重盛と昨日エレベーターでバッタリ。「2〜3日前、〈書肆アクセス〉でひどい目に遭いましてね。入店するなりお姉さんが、電話で『東京の暴れん坊』のサイン本が売り切れたので、また頼みますなんて言ってて…。急に気分悪くなって、一日中仕事が出来ませんでした」「それは御迷惑をおかけしちゃって。ところで文春新書の『「秘めごと」礼讃』も、そろそろ増刷で?」「…………」(いきなり完默)。ケケケケケ…。('07.11/16)

漫画屋無駄話 其の2310
▼一家に一匹欲しい退屈男は、“生涯一パシリ”かと思いきや、古本カフェ「ダイバー」(神保町2ー12川島ビル1F)での古本市で、店主の要領の悪い仙波輝之(元映画評論家・ゲリラ通信社代表)に、種々指図をしてるのでビックリ。ガンコな大工の爺さんを、孫がアゴで使ってる感じ。「嫌記箱」も今日から押し掛け出品(19日まで)。千駄木の一箱古本市や、「古書往来座」の外市の売れ残りだけじゃないのでヨロピク。「書肆アクセス」の爪の長い姉ちゃんから今電話。100冊完売と。明朝10冊追加のサインを。('07.11/15)

漫画屋無駄話 其の2309
▼大ショック。高崎駅構内の「くまざわ書店」(拙著はなし。ケッ!)で『シナリオ』最新号を買ったら、「白坂依志夫の人間万華鏡」は次号で最終回と。ンな馬鹿なっ!!!俺が「映画雑誌記事オールタイムベスト10」の、第1位に何のために選んだと。これで末期ガンの桂千穂が天に召されたら、同誌は3文の価値もない(荒井晴彦がまたブイブイ?)。名古屋パルコ、「リブロ」名古屋店の青木美果さんどうも。書影もちゃんと帯付きで感謝。一行位は悪口も入れた方が立派に見えるよ。('07.11/14)

漫画屋無駄話 其の2308
▼創価学会員、革マル派同盟員、街宣右翼は必読の、『東京の暴れん坊』(右文書院)の販促活動ばかりでなく本業も。今月25日売りのいずみコミックス、『近親相姦中毒』(好善信士)、『本当にあった禁断愛』のVol・10、月末売りのMUJIN COMICS『家族交尾』(白風)と、近親相姦3P下版の合間に、『BUSTER COMIC』Vol・3も(今号よりA5判だから注意)。神保町、「日本特価書籍」に拙著が前面出しで感無量。1冊もない書泉の2店は火事にでもなれ。('07.11/13)

漫画屋無駄話 其の2307
▼やった!!午後「書肆アクセス」用に、『東京の暴れん坊』の100冊目のサインを。閉店を控え売れ残るとまずいので、著名、社印、格言、右文書院の同書チラシに加え、俺の自筆原稿を吸い取り紙で1枚付ける。絶対に将来価値が出るので、既に買った人ももう1冊!!(バ〜カ!)昨今、再び富岡市の気違い防災無線が凶悪化。春に行政課長が変わっていた。尾高前課長は、とにもかくにも夜9時の馬鹿放送を中止してくれたが、現岡田課長は火災予防運動の宣伝を、夕方4時と何と夜9時にも。富岡市民は抗議電話をバンバン同課へ。('07.11/12)

漫画屋無駄話 其の2306
▼2時頃、「書肆アクセス」に入るなり、爪の長い姉ちゃんが電話に向かい、「塩山さんお願いします」「ここにいるヨ」「アレーッ!」。即「ぶらじる」に行き、追加分20冊、計80冊目のサイン。偶然入店ゆえ、さすがに社印は持参してない。代わりに、“池田大作ラブ・”“我が心の妻の内澤旬子”“萩原魚雷に死を!!”等、罪のない名言を付記。「東京堂」「三省堂」にも既に並んでいたので、落書き無用の方はそちらで。閉店まであと1週間。100冊絶対に売ってやるっ!!!('07.11/9)

漫画屋無駄話 其の2305
▼商いの基本が、貧しいくせにみえっ張りな下層階級から、浅く広く儲けよというのは常識だが、知り合いでそれやっちゃいけませんな。例のトークショーで、山崎邦紀から入場料取ったり、拙著『東京の暴れん坊』を定価で売り付けたが、部分的に上映したピンク&ホモ映画は奴の提供。本はともかく、入場料はタダにすべきだったと反省。飛鳥新社近くのP神田蓄電池の2階に、いつの間にやらマンションスタイル研究所の文字。当然、“マン研”と普段は呼ばれるんでしょうな。('07.11/8)

漫画屋無駄話 其の2304
▼「最初は“御客様各位”かな?」「“お知らせ”でいんじゃないですか?」「ったりめえだろう、閉店の貼り紙なんだし。場末の定食屋の値上げじゃねえぞ!」午後2時30分頃、「書肆アクセス」のレジ付近で交わされた、畠中店長、爪の長い姉ちゃん、俺様の会話の一部。今のトコは同店で先行独占販売中の『東京の暴れん坊』(右文書院)、明日が取次配本日。神保町付近は明日から、都心は週末、地方も来週頭には店頭に並ぶと。ネットの書評、既に詳しくチェック中。99パーセントは糞馬鹿。('07.11/7)

漫画屋無駄話 其の2303
▼“壊わし屋”小沢が、ナベツネ&福田の老害コンビに壊わされてりゃ世話ねえ。深追いせず、岡田、菅、鳩山のトリオで行けばまだチャンスが(土人国家じゃねんだし、政権交代くれ頼むぜ)。やっぱ長生きした者の勝ち?『映画監督 舛田利雄』(佐藤利明・高護編・ウルトラ・ヴァイブ)で舛田は、笠原和夫以外の脚本は、全部俺が直したみたいな発言を。放っといていいのか、シナリオ作家協会?反戦志向が強いと公言しながら、東條英機を持ち上げたり、名監督だが頭は悪い。('07.11/6)

漫画屋無駄話 其の2302
▼昨日のトークショウ、有料入場者数47名(7割5分が男)。『東京の暴れん坊』、20部位はと思ったが13部。ケチが多いと舌打ちしてたら、右文書院の青柳編集長からのFAXで、「書肆アクセス」に20部追加したと。早速駆け付けサラサラとサイン。合計60部。約1日10冊出てるので、閉店(17日)までには100冊突破で大増刷必至!!(バ〜カ!)『本当にあった禁断愛』の漫画、4本のエロシーンを修整。続いて『BUSTER COMIC』。結構疲れるんですよ、この作業は神経が…。('07.11/5)

漫画屋無駄話 其の2301
▼漫画家各位。原稿は絶対にゆうパックで送らないように。鬼姫の原稿不在通知に気づいたのが3時30分頃(連中はヤマトや佐川と違い、こちらが連絡するまで再配達しない)。コールセンターの姉ちゃんがほざく。「午後7時から9時の間になりマス!」まだ4時前だぞ。携帯で連絡しろよ!!自らの都合でしか行動しない、社会保険庁並の糞役人仕事。午後2時過ぎ、「書肆アクセス」で『東京の暴れん坊』のサイン本、20冊追加。向井透史や荻原魚雷の本を蹴散らし、自著を特等席に並べる。('07.11/2)

漫画屋無駄話 其の2300
▼今夜は『東京の暴れん坊』の完成を祝い、右文書院の青柳編集長、意外に敵の多い南陀楼綾繁(企画編集)と一杯やんですが、昨年の『出版業界最底辺日記』の時のように悪酔い、バックを行方不明にしたりしないよう、注意しなきゃ。11月末売りの白風のMUJIN COMICS、『家族交尾』の修整に手間取る。午前中は『特盛DVD人妻姦熟Comic』の下版したり、「書肆アクセス」にサインに行ったり、多忙な一日だった。昨夜泊ったから今夜は絶対に帰る。('07.11/1)

漫画屋無駄話 其の2299
▼あれだけの一等地で閉店せざえるを得ないのは、畠中理恵子店長の経営手腕にも問題があったのでは?南陀楼綾繁が編集中の「書肆アクセス」追悼本には、こういう観点からの文も当然収録されてるよな?昨今の畠中店長の神格化は、虫酸が走る次元なんで念のため。勿論本人に一切の責任はないが、こういう際の日本人の、特にマスコミ関係者の付和雷同振りにはヘドが出る。特に『HB』。何だあの表紙は?逆『プレジデント』か?で、畠中店長、『東京の暴れん坊』の2日の初売りヨロピク・('07.10/31)

漫画屋無駄話 其の2298
▼今日は古本以外に高い新刊を買いすぎた。『映画監督 舛田利雄』(ウルトラ・ヴァイヴ・本体3800円)『映画を見ればわかること2』(川本三郎・キネマ旬報社・本体2000円)『佐藤泰志作品集』(クレイン・本体3300円)『映画芸術』421号(本体1143円)『シナリオ』05年2月号(本体790円)。映画関係ばっか。「白坂依志夫の人間万華鏡」掲載分の『シナリオ』は、「書泉グランデ」地下で殊勝にも定価で(!!)。その価値はある。('07.10/30)

漫画屋無駄話 其の2297
▼「ゆで太郎」か「珈琲美学」のどっちかだな。珍しく白っぽいズボンはいて来たら、左太腿部分に2カ所茶色い汚れ。身なりは気にしない俺もみっともないと。今日は両店のカウンターに座ったのみ。実は前も同じトコに汚れが。青のジーパンが多いので気づかないのだ。また白いズボンはいて同じ場所に腰かけ、真相を明らかにしよう。ペイントロボのネーム指定したり、年末の『本当にあった禁断愛』や『特盛DVD人妻姦熟Comic』の台割引きを。('07.10/29)

漫画屋無駄話 其の2296
▼『BUSTER COMIC』や『本当にあった禁断愛』のネーム指定の間に、神保町にチョロリ顔出したら、恒例の古本まつり初日は雨で中止。で、「小宮山書店」のガレージセールに客がド集中、財布どころかパンツまでスラれそうで怖い。『東京の暴れん坊』(右文書院)、続々と全国の書店から注文来てるが、仙台の「あゆみブックス」、小さいのに7部とは偉い。都内、埼玉、群馬の書店なら、俺が出張って頼まれもせぬのにサインしちまうんだが。前橋や高崎の本屋も頼むぜ。('07.10/26)

漫画屋無駄話 其の2295
▼NHK、自衛隊の給油問題で“供給量を取り違えて”と報道してるが、とんだ恣意的政権迎合公報。“わざと”だったらどうする?強行採決同様にない事にするのか?昨日は『東京の暴れん坊』(右文書院)のせかし買いを迫ったが、理由が。あの内容。街宣右翼、革マル派、創価学会他の圧力で、いつ販売中止に追い込まれるか知れない(小心者ゆえ内心ブルブル)。発売日前に「書肆アクセス」や外市、トークショー会場で入手しとけばバッチリ。書店に予約するのも悪くない方法かと(価値が出ますゼ)。('07.10/25)

漫画屋無駄話 其の2294
▼“ガンジー、キング、イケダ、ショーコー、ヨシアキ”時代の<救世の書>、『東京の暴れん坊』をいかに他人より早く入手するか?それが問題だ。極秘情報によれば右文書院には1日に100部入荷と。翌日午後、「書肆アクセス」に20部限定のサイン本が並ぶとの噂。当然瞬時に売り切れ。涙を飲んだあなたは、トークショー(4日)まで待ち切れない。が、池袋「古書往来座」(03-5951-3939)の外市は3日から。ここでも勿論売られる。「読んだ後でトークショーへ!」知識人のジョーシキ。('07.10/24)

漫画屋無駄話 其の2293
▼“…他人の家の歴史など興味がないといわれるかと思うが、少々お付き合い願いたい”(小林信彦『日本橋バビロン』50P)。少々どころか274Pまで延々と(50Pまでとて同様)。逆まだらボケ?3流作家ほど自分及び血筋を特殊化する生き見本。高校時代、『朝日ジャーナル』連載の「小さな巨人」にショックを受けて以来40年、「さらばコバノブ!」と言おう。11月後半売りのいずみコミックス『近親相姦中毒』(好善信士)、MUJIN COMICS『家族交尾』(白風)の原稿整理で忙しい。('07.10/23)

漫画屋無駄話 其の2292
▼鬼姫とカワディMAXが電話に出ない。なぜか三下ほどこう(増刷組は自分から連絡を)。そういや阿宮美亜の噂を最近聞かないが、生きてんのか?草1号よ、新データ送れ(生乳はもう首だな。働かんし)。ゴールデン街のフリマは人出半減(売り上げも同。けど外市よりズッといい。たった半日なのに)。来春開催はビミョーかも。読者が数人。千駄木の一箱古本市と違い全員野郎。気持ち悪いが、それに耐えるのも商い(練れて来ました)。小林信彦の『日本橋バビロン』(文藝春秋)、悲惨。('07.10/22)

漫画屋無駄話 其の2291
▼直しといたけど、21日のゴールデン街の「レカン」前でのフリマは、11時〜5時。お暇な〜ら〜来てよね〜♪(トークショーのビラまきもせねば)栄昇ビル、競売決まったけど、債権者が身内でキャッチボールしただけ。日本国の公務員を使ってのマネーゲーム(米国資本のために)。小泉&安倍の国賊・売国奴振りは、不動産関連の法律改悪を見ればガキにもわかる。この件は、『東京の暴れん坊』(右文書院)でも全て実名で書いてるので、ハイサイド・テン関係者も必ず1冊は買うように。('07.10/19)

漫画屋無駄話 其の2290
▼“早く国民の前に、元気な顔を見せて下さい、安倍サン”(『週刊新潮』、<安倍前首相宅を訪れたという「超能力者」高塚光>の結び)。一女性市民運動家の“自己責任”をあれほど問うたのに、国家の元最高権力者にこのオベンチャラ(ライター名を記せ!!)。かつては笹川良一、池田大作にあれほど噛み付いたのに、今や女子供いじめしか出来ない腰抜け週刊誌。昔からストーリーはわかりやすくはないいトうと、次回作のネームで長いやりとり。時間推移の転倒は、2回までなエロ漫画。('07.10/18)

漫画屋無駄話 其の2289
▼ゴールデン街の春に次ぐ秋のフリマは、11月中旬のはずだけど、念のためにと昨夜「レカン」のマリちゃんに電話したら、何と今度の日曜日(21日)だと。外市の在庫は千駄木で処分しちゃったしと一瞬思案するが、何だアソコはエロもOK。資料用の各種エロ本やDVD並べりゃいんだとホッ・けどそればっかだと金持ちインテリが寄って来ないから、蔵からまた海野弘や山口昌男でも引っ張り出すか?ゴールデン街「レカン」前。11時〜17時。雨天決行。是非いらしてね。('07.10/17)

漫画屋無駄話 其の2288
▼昨日は多忙、今日は雨で神保町には行かずに、昼飯も立ち喰いの「ゆで太郎」のざるそばで済ませ、「珈琲美学」でコーヒー、即仕事に。で、「ゆで太郎」、中国人女性が一掃され、店内はオヤジばかりに。妙に愛想も良く、『さぶ』濃度が日々増す一方。有線は常に70年代歌謡&ポップス。昨日などパチンコ界の「軍艦マーチ」に匹敵する、ストリップ界の主題歌、「メリー・ジェーン」を真っ昼間から。「西川口テアトルミュージック」に、前田俊夫や大島岳詩と行った夜を思い出し、ゲッソリ…。('07.10/16)

漫画屋無駄話 其の2287 
▼『Mate』12月号見本誌、今日発送。小宮山印刷としちゃいい出来の表紙。表紙と言えば、『東京の暴れん坊』のカバーダミーが届く。版元の右文書院の出すギャラなど高が知れてるのに、林哲夫画伯、過去の名誉と将来得られるだろう富を、一気に捨ててる感が。俺や青柳編集長、南陀楼綾繁は喜んでるが、後で後悔しても知らない(具体的にはまだ語れないが、『朝日新聞』や『週刊ブック・レビュー』の書評は、事前に拒否してる趣が)。京都の公家的下品さとでも言おうか。('07.10/15)

漫画屋無駄話 其の2286
▼明日の千駄木一箱古本市、“貸はらっぱ音地”に嫌記箱で参加(11時〜5時。雨天決行)。従来と違って、自分1人で終始店番、11月4日の内澤旬子姉御のトークショー、同日初売りの拙著、『東京の暴れん坊-俺が踏みつけた映画・古本・エロ漫画』(右文書院・予価2000円)の宣伝に励むつもり。同書、装丁は林哲夫。画家の割にケンカ上手で、ブログで“昔の文体は明晰なり”との先制左ストレートを。どうせ今は夜霧の中のチャコよ。さて明日用の宣伝ビラ作りだ。('07.10/12)

漫画屋無駄話 其の2285
▼買春現場の写真でも県警に撮られたか?例の富山地裁高岡支部の裁判官、藤田敏に対し、多くの国民が思ったはずだ。柳原氏を罠にかけた犯罪者(捜査陣)を、証人として法廷に立たせるのを拒否しておきながら、お体に気を付けて云々のおためごかし。藤田敏。児島惟謙の対極として、日本司法史に永遠に汚名を残そう。『ものみな映画で終わる』(花田清輝・清流出版)に刺激されたか、『箱の話』(同・潮出版'74)を読み返す。ヒヒヒヒ。もう5年は生きて欲しかった。('07.10/11)

漫画屋無駄話 其の2284
▼売国奴小泉純一郎が米国の言うがまま、建物短期賃貸借人の権利を、超弱体化させる悪法を通したのが3年前(国民全てを占有屋扱い)。栄昇ビルと漫画屋は14年前からの契約で、絶対的居住権を持ってると安心してたら、既に当時担保に入ってたとかで権利なしと。契約時は一切説明を受けてなかったのに。さかのぼって権利消滅なんて、法治国家で許されんのか?(韓国のノ・ムヒョンが今になって、日帝協力者の土地を没収するが如し)創価学会に支えられた、小泉&安倍政治の腐敗ここにあり。('07.10/10)

漫画屋無駄話 其の2283
▼来月中旬に閉店らしい、すずらん通りの「書肆アクセス」の追悼本が出ると(これまた右文書院。大丈夫か?)。締め切りにまだ間に合うというので、昨夜ササッと書き、今日の午後、南陀楼綾繁にデータにして送る(一度原稿用紙に書かないとダメな奴)。題して「他人の不幸は蜜の味」。読まなくとも内容がわかるね。その南の字、『東京の暴れん坊』の副題に苦労してると。こういう場合、著者は口出ししない方がいい。『Hオフィス裏情事』の、ネーム指定が山になってんだよな。('07.10/9)

漫画屋無駄話 其の2282
▼繁華街をノーパン&ミニスカで歩く女のコの心境とでも言おうか。我が栄昇ビルがPハイサイド・テン(瀬山剛社長)の申立で、東京地裁民事第21部(裁判所書記官・夏目亜裕子)により競売にかけられて以来、カメラ片手のオヤジがビル周辺をウロウロ。モデル料よこせっ!!!しかしひどい。10年以上キチンと家賃を払って生計を立てて来た店子を、半年の猶予で裸で追い出せる今の法律って(2〜3年前に改悪)。小沢一郎政権が出来たら、再び弱者の権利に光を当ててくれ。('07.10/5)

漫画屋無駄話 其の2281
▼ハーッ。やっと右文書院本のゲラが俺の手を離れた。もう2度と見たくない(本になるまで)。後は野となれ山となれ。地獄のように忙しい日。校正を孫請けに出してた、永山薫まで知恵遅れのイタチみてえな面出すし、デザイナー、印刷屋、製版屋と新宿駅東口のよう。混雑するのは銀行口座の入金だけにして欲しい。とにかく今夜から、他人の本をゆっくり読める。永山“イタチ”薫が言いやがる。「塩山さんも、書き下ろしの単行本考えたらどうです?」今は、そんな気ゼロ。('07.10/4)

漫画屋無駄話 其の2280
▼一昨日夕方6時頃、竹書房の先の「オリジン弁当」で、ステーキ弁当が出来るのを待ってると、スーツ姿の男が3人。猫背で高そうな上下を着た、唇を舐め回す癖のある老人に見覚え。奥田碩前日本経団連会長だ(秘書と警護の者を同道)。店内をジックリ見回して、何も買わずに去る。名古屋商人とはいえ、おにぎりの1個くらい買えよ(100円)。現会長の御手洗富士夫共々、偽装請負までして儲けてる経営者らしい品性。ソニーの盛田昭夫も唇を舐め回したが、器ははるかに上だった。('07.10/3)

漫画屋無駄話 其の2279
▼昨夜は泊り込み、ズンジョ書きと校正を交互に。前者、結局午後3時頃までかかる(生汁よ、ちゃんとトップから2番目、つまりイメクラ女、Jグリの次に採用。今度、“生汁さんを囲む会”を、飯田橋でやろうよ)。結局、校正がズルズル遅れて…。また今夜も東京でお仕事だよ。間に合わない。けど自分の部屋の本に当たる必要も。今夜一生懸命仕事して、明日は帰って引用部分の照らし合わせ(小林信彦&川本三郎)。いトうのコミックスの本文も整理しないと…。う〜う〜。('07.10/2)

漫画屋無駄話 其の2278
▼人に感謝されるって気持ちいい。昼頃、都営新宿線西大島駅で、男子トイレ掃除のおばさんが困ってる。小用に水を流すタンクの蛇口を、誰かが締め過ぎて全然流れない。見回すと寸足らずの老人ばかり。引っ繰り返したバケツに乗り、俺がヒョイとゆるめる。「どうもすいません!」「いえいえ」けど地下鉄に乗れば即例の本の校正。事務所に来れば『Mate」や何だらで泡吹きそう。吉田婆ちゃんと電話。「松文館、ネット配信のギャラいつくれるんでしょう?」「だよなあ」。フーッ…。('07.10/1)

漫画屋無駄話 其の2277
▼「ズンドコジョッキー」書きも含む『Mate』、いトうのいずみコミックス『汚辱』、右文書院本の再校他が重なりグチャグチャ。前田陽一監督の『ちんころ海女っ子』が、『ちんころ海老っ子』になってたりで赤面(気づかない誤植が他にも腐る程あるのだ)。本当に週明けまでに再校が見終われるのか?(漫画関係のチェックのため、永山薫にも通読させている。マジメにやってっか?)今週の締めの言葉。“一家に一匹退屈男”。意味わかんねえか一般人にゃ?('07.9/28)

漫画屋無駄話 其の2276
▼南陀楼綾繁に、退屈男の携帯番号を教えてもらう。奴のブログに、『ボクのマンスリー・ショック』(荒川洋治・新潮文庫'83)を入手とあったので、借りようと。刊行時、エロ劇画誌『漫画スキャンティ』(一水社)の書評で扱い、右文書院本にも収録予定。引用部分を照らし合わせたい(ケチつけてんので念入りに)。夕方、退屈男から電話。「書肆アクセス」にでも預けといてくれと言うと、今九段下だから持ってくと。さっき来て、早稲田の青空古本市へこれから行くと。本当に色々と便利な男。('07.9/27)

漫画屋無駄話 其の2275
▼日本郵政公社ほどでもないが、昨今のヤマト運輸は堕落の一途。去年引っ越し費用(子供の部屋)の見積もり出させたら、佐川の倍の額で平然。残業代未払いが最近報じられたが、読者プレゼント用荷物で、部屋番号未記入の連絡があったので、0120-11-8010に電話するが、混雑中とかで全く繋がらない。ひでえ。佐川に乗り替えようと考えてる昨今(小倉前会長の遺産を喰いつぶしている)。右文書院本の再校が届く。おせじでなく丁寧な直し。これなら途中で吐く事もないだろう(2回は見ないと)。('07.9/26)

漫画屋無駄話 其の2274
▼「新宿ミラノ座」で『エヴァンゲリヲン新劇場版:序』を観て、佐藤純彌監督の70年東映作品、『最後の特攻隊』をふと。“統率の外道”の実態を鋭く描いた佳作だが、皇族はおろか、東篠英機以下、大日本帝国中枢の親族は誰1人参加しなかった、“究極の犬死に作戦”に比べ、本作のいわば瀬島瀧三の息子が特攻隊になる設定は、やや立派なのかもと。自爆テロも特攻隊と同じ。ビンラディンのガキも爆弾抱くなら考えを改めるが。「嫌われ者の記」を更新。('07.9/25)

漫画屋無駄話 其の2273
▼1冊も読んだ事のなかった、ヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』(丹治愛訳・集英社文庫)を。オースティンとかと比べると、大した事ないじゃん。訳も変なんじゃ?冒頭2行目、“ルーシーはたくさん仕事をかかえているのだから。ドアは蝶つがいからはずすことになってるし”ってダロウェイ夫人はメイドと日曜大工をするのが趣味なのかと一瞬。訳者あとがきも不必要にくどいし(馬鹿翻訳者の身分証明書)。他社ので再読するか。尾山泰永、下描きのページ数を間違える。('07.9/21)

漫画屋無駄話 其の2272
▼連休前にと言う訳か、次々に見本誌が製本所から届く。昨日は『特盛DVD人妻姦熟Comic』、今日は『BUSTER COMIC』と『本当にあった禁断愛』。フーッ。最盛期は、月に6誌もデッチ上げてたのだから信じられない。11月4日、池袋「古書往来座」の外市イベントとして、内澤“『世界屠畜紀行』”旬子とのトークショー、本当にやるみたいっす。さっき“女退屈男”こと、「リコシェ」のアベチャンから電話が。騒音問題をメインに据えると。引き立て役だから気は楽。('07.9/20)

漫画屋無駄話 其の2271
▼純正バイアグラをまず決め、粗チンに銀製の添え木をセット。女の両太股は私設秘書が2人で180度開き、マラサック(コンドーム)は古女房が自らソーテン。脇で3代目を世襲する予定の糞ガキ共が、「お父様ガンバレーッ!!」と絶叫する中のべっちょごっこ(福田ソーリ誕生への道の感想)。これで戦争マニアブッシュや、テロ大統領プーチン、中国の独裁者のナンダラと、タイマン張るってんだから笑止。自民党最後の首相となろう。ようやく、政権交代なき土人国家から脱出が?('07.9/19)

漫画屋無駄話 其の2270
▼ネオナチ安倍&カルト創価学会政権の、参院選大敗の最大要因は、年金でも赤城のバンソーコーでもなく、立ち小便する感じで強行採決を繰り返す、連中の不気味さにあったと(石破茂でさえ、あんな安易に強行採決するのは、韓国や台湾くらいとあきれてた)。そこでNHK。バッくれて民主党にすり寄ってんじゃねえ。誰もが認める“強行採決”の言葉を復活させてから、腹にもない愛想はふりまけ。『Mate』の色、『Hオフィス裏情事』、単行本が2種類ほど重なり、オタオタオタ。('07.9/18)

漫画屋無駄話 其の2269
▼事務所近くのカレーの「エース」は、安いし味もまあまあで、週1回は行ってたが、昨今は隔週位に。胃もたれが。洗髪の際、去年あたりまでは1度軽く洗ってからでないと、セッケン(シャンプーは使わない)の泡立ちが悪かったが、最近は平気。全身からドンドン脂分が抜けてく感じ。人はこうしてくんせい化するのだな(一時174センチあった身長も、1センチ位縮んだし)。カワディMAX、あとりKの『Mate』の進行が遅れ気味。3連休は久々に映画にでも。('07.9/14)

漫画屋無駄話 其の2268
▼定食屋「まさみ」に3日続けて。一昨日、昼飯喰ってると豪雨。傘を貸していただく。昨日、すっかり返すの忘れてたのを、図書印刷帰りに店の前を通って思い出し、事務所から急いで持参。返すついでに一杯(夜は飲み屋がメイン)。東京泊りは朝食抜きでみそ汁が恋しい。で、昼にまた。チェーン店と違って飽きない。今日、某漫画家と業界昔話を。番外地貢の名前が。『ロリッコキッス』の名前を出すと、「僕持ってます!中学ん時に買って…」。白髪頭にもなるヨ。('07.9/13)

漫画屋無駄話 其の2267
▼『武富士サラ金の帝王』(溝口敦・講談社+α文庫)、『偶然の祝福』(小川洋子・角川文庫)を「ブックオフ」飯田橋店で半額で、『関東軍』(中山隆志・講談社選書メチエ)を「文教堂」で定価で。各2冊目。右文書院本収録の『記録』連載書評で用いた本。が、引用部分が全く校正されてないと分かり、今頃照らし合わせを(他の本は発行元、アストラに保存されててホッ・)。初稿は週末に農機具屋の番頭に渡せそう。今夜は神保町の図書印刷で出張校正だな。('07.9/12)

漫画屋無駄話 其の2266
▼今後のコミックス予定。いずみコミックス。10月→『汚辱』(いトう)。11月→『近親相姦中毒』(好善信士)。MUJIN COMICS。11月『家族交尾』(白風)。白風のカラーデータが入稿するが、いまひとつ気に入らないので、別のバージョンも(手描き時代なら、どんな漫画家相手でもケンカの素)。面白いが、下手糞な小説だね、小谷野敦の『非望』(幻冬舎)は。「非望」はそれでも欠点は終わり方だけだが、「なんとなく、リベラル」はちょっとあなた…。('07.9/11)

漫画屋無駄話 其の2265
▼金曜日で『特盛DVD人妻姦熟Comic』は片づけたが、『BUSTER COMIC』の青焼、『本当にあった禁断愛』の本文、右文書院本初稿のケツが重なり、忙しさは90年代初頭。いつどうなるかわからないので、ある仕事はバンバンやらねば(老体にはつらいが…)。昨夜は酒くらって10時頃に寝る。今朝は5時頃に起きて校正始めたが、汗がダラダラ。ここぞとばかり富岡市の気違い防災無線は、朝9時頃からどうでもいい臨時放送。殺意を押し殺しながら赤字入れ。('07.9/10)

漫画屋無駄話 其の2264
▼右文書院本の初稿の2度目のチェックに、昨夜から。1度目と違い結構楽しい。キャサリン台風以来の被害を、甘楽富岡地方にもたらした台風9号。予想通り防災無線など糞の役にも立たず。風雨や川の轟音で何も聞こえない(俺がだよ。耳の遠い老人所帯ならなおさら)。だが糞馬鹿ゲロ役人共は、今朝9時にも臨時説教放送。何言ってんだよ今頃(“しましょう”とエラソーに。主語は聞き取れない)。防災無線は災害時に何の役にも立たない、沖電気(製造元)が儲けるだけの、市役所職員の無料カラオケだ。('07.9/7)

漫画屋無駄話 其の2263
▼再チャレンジって、結局自分(アベシン)のためだったのな(いや永遠のチャレンジ権か。天皇家への皮肉?)。ボンクラ野郎に玩具じゃなく、最高権力を与えてしまった自民党の悲劇だが、我が子の器を測れない馬鹿実母も、“暗愚母子”として政治史に以降名を残すのだから、もって瞑すべし。やっぱ元気のなかった、元桃園書房で現曙出版の山田“短足”俊。自分らで積み立てた退職金までもらえんと、泣くわなそりゃ。「蛇の新」を出て、新橋駅までの間にバシャバシャ降られ、酔いもさめる。('07.9/6)

漫画屋無駄話 其の2262
▼今月はまだ本1冊しか読んでない。通勤時間中もズッと校正してるためだが、やっと今朝1回目の通読終了(もう1回、来週前半までに再チェック)。昨日は栄昇ビル競売問題で、虎の門法曹ビルへ。ビル全体が弁護士事務所で、札幌ラーメン横丁のごとし。リソルテ総合法律事務所の、中井寛人弁護士(ニヤけたウィリアム・ハートのいとこ風)に種々話をうかがったが、要は貧乏人は事務所ホームレスになれってな感じ。けど栄昇商事、こんな高そうな弁護士を雇うなんて、破産してもお金あんだね。('07.9/5)

漫画屋無駄話 其の2261
▼エロ劇画家の片桐七郎が亡くなったと。先月死んだのに、発見は今月と(……)。『漫画ショック』『漫画エキサイト号』他で、80年前後に仕事を。実力の割に誇りが高く、酒グセの悪い嫌な奴だったが、同じ凡才として身につまされるモノが(心にもない事を平気で書く50代)。別れた奥さんが、美人で聡明すぎたのかも。エロ劇画家の孤独死は、今後続出する予感。昨夜は泊り込んで校正。やっと260ページ。もう100ページ。初稿はもう1回見なきゃな。('07.9/4)

漫画屋無駄話 其の2260
▼校正疲れの体を引きずるように、朝一番で富岡総合病院へ。年に1度の半日ドッグ。愚妻がオプションで肺の検査を追加したら、妙なスポイト状の容器が。検査当日の新鮮なタンをコレで吸い取り、検便他と持参せよと淡々と指示が。ウンコや小便じゃねえぞ。出そうと思って出るかそんなん!!(そーゆ人はもう治療中なはず)。パスしてレントゲンのみを。かつては検便の際、トイレに逆に座って採取しろとの、ヘンテコな図解入り指示まで。変じゃねえのここ?他の病院にするかな、来年からは…。('07.9/3)

漫画屋無駄話 其の2259
▼上信線内、新幹線内問わずに赤ボールペンを握り、やっと80ページチェック。先は長い。さすがに総武線では。しばらく封じる予定の読書とやらも。退屈男の縄張り、「小宮山書店」横の100円均一ワゴンで買った、『ドキュメント 悪女』(小沢信男・三一新書'70)を(鈴木和子様宛の、著者サイン入り)。30ページ程読んだが、これがメチャクチャ面白い(『アサヒ芸能』連載)。一気に読みたいトコだが、人様の本より自分の本。明日の「古書往来座」の外市、校正しながら店番を。('07.8/31)

漫画屋無駄話 其の2258
▼題名未定の、俺の右文書院本の初稿ゲラが遂に。何と350ページ!!それだけじゃない。一部は2段、いや3段組のページさえ!!!9月は1冊も本が読めない可能性が…。新幹線、上信線を問わずに必至で校正しないと、11月の、つまり「書肆アクセス」閉店前までに本が出来ない。9月1日、2日は「ジュンク堂」池袋店先の、「古書往来座」の外市に懲りずに参加するが、店番の間にも赤字チェックしなきゃマズいかも。午後から既に開始。80年代の文章に赤面したり、「割と…」とうぬぼれたり。('07.8/30)

漫画屋無駄話 其の2257
▼そのミクシィの、花田清輝に寄生する山崎邦紀のページで、例によって意味不明映画ばかり撮る山崎に、なぜOP映画がOK出すのかについて、荒木太郎がズバリ。俺だと絶対に却下なのに、「山崎さんは元々ああいう人なんだし仕方ない」で通っちゃうと。最初のキャラ立てがいかに重要かわかる逸話だ。プラス、「絶対にコレを撮りたい!!」との情熱も。監督としては月とスッポンの、瀬々敬久の『サンクチュアリ』を先日。上手いし重厚だが実に退屈。下手でアホらしいが山崎の方が面白い。('07.8/29)

漫画屋無駄話 其の2256
▼わからない。ミクシィの創業者は上場で大儲けらしいが、会員による写真、漫画他の著作権侵害がなぜ問題化しない?1人1人は趣味だとしても、場所を提供してる同社は宣伝入れウハウハ(連絡先が判明してる、会員の違法行為は放置)。裏金警察がビラまきやホームレス支援者をパクる一方、殺人ストーカー警官に退職金払う以上に理解不能(誰か教えて)。吉田健一のヘボ文のせいで、読書が嫌いになりそう。『残光のなかで』(山田稔・講談社文芸文庫)で眼を洗う(泣かせがくどいが…)。('07.8/28)

漫画屋無駄話 其の2255
▼桃園書房の『人妻熟女ざかり』、いつの間にか曙出版(メディアックス)に売り飛ばされてたのな(今は雑誌コード1本、50万もしないと)。お陰でその増刊の『特盛DVD人妻相姦Comic』を、改題後、また遊民社と組んでやる事に(ギャラ半額に値切られたアレですがな)。エロ本業界がアバズレ化すんのは仕方ねえだろうが…。吉田健一は2流の人と昔から思ってるが、『本が語ってくれること』(新潮社'75)の手抜きはあんまりじゃ。よっぽど途中で放り出そうとしたが貧乏性で…。('07.8/27)

漫画屋無駄話 其の2254
▼向井透史スイセンの『HB』Vol.1は、巻頭の無記名見開きコラム以外は読むに耐えなかったが(70年前後の富岡高校文芸部の機関誌、『黒門』の方がよっぽど面白い)、『松本清張研究』第8号は相変わらずの水準(『世界』や『潮』や『赤旗』でもあるまいに、鶴見俊輔が面出しててゲッソリ。論壇の老アグネス・チャン?)。ただ生活保護制度を空文化、自殺者まで出してる北九州市が、その余剰金で運営してるトコは笑える。貧乏人を死に追い込む一方で、文化人様に愛想笑い。('07.8/24)

漫画屋無駄話 其の2253
▼9月末発売のあとりKのいずみコミックス、『発育検査』の本文原稿整理に3時間も(修正規準の一水社への統一で手間取る)。描き下ろし4コマも笑える。新境地になど挑む事なく、「D・V・D!!」一筋にと腹も決まった様子。エロ漫画界のフーテンの寅で行くべし。昼頃、「神保町古書モール」で、『幼年』(大岡昇平・講談社文芸文庫)を500円で買ったら、レジに愛想悪い野郎が。そのくせやたら胸がある。性同一性障害か何かで豊胸手術か…と思ったら、単なる男っぽい女。まぎらわしんだよ。('07.8/23)

漫画屋無駄話 其の2252
▼数日前、カワディMAXの『BUSTER COMIC』の下描きがFAXで。ところが全部ブツ切りで、1P分が2Pに分断。26Pあるから52枚ものコピー用紙が無駄に。稿料を上げない事への嫌がらせかと本人を問い詰めると、FAXを新しくしたためと。2回目はOKだったが、奴は電話代、当方は紙&リースカウント料金がモロ無駄に。いトう、古賀燕にネームの吹き出しは、逆吊り鐘型じゃないと読みづらいと説教電話。小説風ネームくらいイラつくものはない(昔は漫画の入門書に書いてあったが)。('07.8/22)

漫画屋無駄話 其の2251
▼花田清輝の新編集の映画評論集、『ものみな映画で終わる』が、近く清流出版てトコから出ると(宣伝)。いやね、以前『記録』で十返肇の本を取り上げた際、確か花田が彼に対して同業者の名前を呼び捨てにしてる点と、ペンでビルを建てたのは偉いと言ってたはずと誤解したまま、稿料を1回分せしめた。それは杉山平助相手だと、山崎邦紀のミクシィで、キネマ原人なる『ものみな〜』の担当編集者に指摘を。何の効果もないだろうが、少なくとも俺は買う(字は大きい?)。('07.8/21)

漫画屋無駄話 其の2250
▼先週栄昇商事の弁護士から家賃の件で内容証明が。今日電話を。とにかく店子にゃ1日も早く出てって欲しいらしい。気持ちはわかるが、その金がないんだもの(感じいい弁護士さんでした)。仕事がサッパリな上にこういう問題が持ち上がると、ヤケクソと言うか、どうでも良くなる。金と精力のある奴はフッと、買春してパクられたりすんだろね。金曜日、「シアターN渋谷」近所での『バレエ・リュス』(1月公開)の試写に。異様な妖気を感じてフッと横を見ると、入口付近に小谷野敦似の男が。前の試写の帰り?('07.8/20)

漫画屋無駄話 其の2249
▼駄目だなあ、印刷屋、特に小宮山印刷レベルのトコに情けをかけちゃあ…。昨日まで3日間夏休み。『Mate』10月号の見本誌は今日届く。巻頭カラーはいトうの「失意」。4色4Pのうち、1、4P、2、3Pの色調が全然違っちゃってる(2、3Pが露骨に黄ばんでる)。無論保存してある初稿刷り出しは、こんなザマじゃない。めったにない事だが、出来が割と良かったので、初稿責了に。恩を仇で返す糞ゲロ印刷屋。版ヅラもわからず色もこの程度。めくらでちんばの傭兵だ。('07.8/17)

漫画屋無駄話 其の2248
▼この種の本の決定打と。「下々の者へ」でも触れた、『ルポ最底辺 不安定就労と野宿』(生田武志・ちくま新書)だ。福祉事務所、警察、やくざ、病院、大企業が、野宿者を喰い物にしてる実態が赤裸々に。かつ小田実や鎌田慧のように押し付けがましくなく、ユーモアを交えて淡々と。凄い説得力。国境なき医師団が、大阪の野宿者の医療実態を、海外の難民キャンプ以下と乗り出す下りは、笑っちゃいけないが笑った。でも愚かな人々は、人殺し人種同様、野宿者人種は俺達とは別と、固く思い込んでいるのだ(明日は我が身!)。('07.8/13)

漫画屋無駄話 其の2247
▼曙出版の社長ってフケ専趣味が? 元笠倉の加藤健次に加え、司書房の残党の山田俊まで。盛りを過ぎたロートルより、安く使える若い衆がゴロゴロしてるのに。そういやツル師一彦なんて超デガラシを編集長に起用、大赤字作られた事も。更には『創』に、オカマが腐ったような弁明書かれたり。さすがにツル師の夫婦揃った馬鹿振りに(盗作居直り野郎、唐沢俊一夫婦ソックリ)、逆に同情されてたが、人を見る眼がねんじゃとまで言っては、加藤&山田に復讐されるか。('07.8/10)

漫画屋無駄話 其の2246
▼やっと『Mate』の下版を終えたら、もう『Hオフィス裏情事』に。仕方ないか、夏休み前じゃ。午後、遊民社の塙社長が脅迫電話を。「まだ書類上、正式にアレした訳じゃないので、やっぱ削除しといた方が…」正式にアレしてないのに、ウチの孫請け料を半額に値切ったのか?じゃあ約束通り満額払えっ!!(けど2号目のギャラまだなので、一応従うけなげな僕チャン。次の「嫌われ者の記」書く頃にゃ、“正式”になってるだろうし。ウキウキ)「版元様の御殿拝見」を書かねば。('07.8/9)

漫画屋無駄話 其の2245
▼『路上派遊書日記』(右文書院)の06年版が出るそうで、南陀楼から注釈を頼まれる。俺担当の個人生存者は以下のような連中。坂崎重盛、中山信如、山下武、山崎邦紀、青木正美、柳下毅一郎…。今月中旬までワイロ断固受付中(面白い小生向きの仕事)。俺の右文書院本用に、特別版「嫌われ者の記」もカリカリ。30枚位になっちゃいそう。('07.8/8)

漫画屋無駄話 其の2244
▼予定が狂う。「書肆アクセス」の3人女、全員首なんだと。俺は一番若い、オナニーに不便そうな爪した子だけ首と勘違いを。だからこう書くつもりだった。“書店界は俺達の世界と全く逆。畠中店長&青木は当然首(前者は高崎ハムへ貨車で。後者はスーパー「富士屋」の万引き防止警備員に転職)。で、長爪の姉チャンを超ミニスカの新店長に。レジ台もガラス製で透き通った物にすれば、売り上げ3倍増で…”。司書房の山田“短足”俊編集長、曙出版に拾われたと。('07.8/7)

漫画屋無駄話 其の2243
▼「うるせんだよあんた!せっつく営業マンは嫌われんぞ!!」電話相手は高田印刷。月末売りのいずみコミックス、『色つきざかり』(内田こねり)の校正を急がせるので一喝。タイミングも悪い。…勿論、遊民社自体は全部かぶる。平和出版に続く数百万の負債。気の毒だが、とにかくウチには早く払って。('07.8/6)

漫画屋無駄話 其の2242
▼「オメーのキャラ、こまどり姉妹的って言うか、どうも貧乏くせえ。親の年収300万ばっか上げろ」「その前に俺の年収も何とかして下さい。そろそろ原稿料を…」(下手なくせに口の減らない、カワディMAXとの某日の会話)。昔、池田大作のケツを舐めたので、そう好きではないが破壊力を期待するしかない小沢一郎。テロに御用心。ボンクラ安倍のブレーンは、単なる放火犯を愛国者と持ち上げるレベルの人間揃い。裏金公安警察とタッグ組んで…。あり得ない話じゃない。('07.8/3)

漫画屋無駄話 其の2241
▼前作『松ヶ根乱射事件』が、タイミングのずれまくった凡作だったため、少し不安のあった『天然コケッコー』を、「新宿武蔵野館」へ(どうにもならん小屋。徳川夢声や尾崎翠以来の伝統ある館名が泣く。改名せよ)。佳作。山下敦弘も大した小児科で、将来は清水宏をしのぐ?(けど15分長い。20分切れば傑作になったかも)立ち消えになったと思ってた『記録』発行元、アストラの俺の単行本、進行してたのだと。連絡おこたってた、大畑太郎が全て悪い(結局、右文書院が優先だヨ)。('07.8/2)

漫画屋無駄話 其の2240
▼NHKも笑わせる。民主党が選挙に勝つなり、コロリ安倍の責任追求を妙に厳しく。奴や中川、菅総務相が長くないと読んだのだ。もちろん、軸足(本体)は自民党に置いたまま。デモ隊に暴力を振るう機動隊に対し、バイトを1人雇って、弾圧される側から小石を1つ投げさせた図。受信料(給料)まで下げられちゃたまらんと、他人の銭で両方に保険を。クズ共よ、受信料未払いで俺を早く訴えよ。右文書院本用に、『記録』連載分のデータが借りられる事に。すいません(ただ、『記録』のレイアウトは昔のが良かった)。('07.8/1)

漫画屋無駄話 其の2239
▼おっかしい。なぜあの人がここに?東京オリンピックの頃、父ちゃんトコに新しいテーラー売り込みによく来た、ばくろう崩れで富岡の農機具屋の番頭が、40年前の姿のまま、「小宮山書店」の100円均一ワゴンを漁っている。よく見たら、右文書院の青柳編集長。「書肆アクセス」に回ると、閉館前の「亀有名画座」&「並木座」並の混雑。この際、店を閉じるのは来年の4月頃まで延期、“閉店残念お涙セール”で稼ぎまくっては?70年代、西川口並木商店街のジーパン屋がよくそれを。('07.7/31)

漫画屋無駄話 其の2238
▼めったにない事だが、今朝の新幹線は大宮過ぎても座れず、結局東京駅まで立ちっ放し。開いてたのが、『プークが丘の妖精パック』(キプリング・光文社文庫)なので気にならなかったが。参院選前にTV局を呼び付けドーカツした総務省に、菅総務相の策動がなかったかとの質問状を出したのは、人のいい民主党としてはまあまあ(けどもっとしつこく)。ネオナチ安倍とカルト池田教による、強行採決ラッシュを報道する際、“強行採決”の言葉を封じてる、NHKにも切り込まなきゃね。('07.7/30)

漫画屋無駄話 其の2237
▼政権交代の本質とは? 国家の予算編成を、異なる政党が行なうという、単純な事だ。それだけで調活費横領犯の元検事や、裏金泥棒だった警察キャリア組が、TVや新聞で道徳説くような、ギャグシーンは減る。俺が民主党に投票する最大の理由だ。書き始めた菜摘の回想文、また長くなる気配。俺の場合、ある数行で急にスピードが。“…うつろな記憶だから、誤認も多いだろうがまあまあ。世間じゃ彼女の方が有名だが、本書じゃ点景。死者は反論出来ないが、ホラが過ぎれば…必ずやいつか覆されよう”。('07.7/27)

漫画屋無駄話 其の2236
▼原発に賛成してもいい。反対派を弾圧、補助金でうめえ思いした糞柏崎市民のみが死ぬ、天罰的放射能漏れが可能なら。死刑に賛成してもいい。自分の家族が殺される可能性は、殺す側に回る確率と5分なのだと自覚した上での主張ならば。千代田区の防災無線が昨今やたらうるさい(富岡ほどじゃないが)。夕方のオルゴールのみだったのに、連日昼過ぎ何やら(幸い良く聴こえない)。都庁の役人上がりの石川区長、禁煙条例で当てて以来、“道徳説教行政”が目に余る。千代田区の2人目の天皇のつもり?(天誅!!)('07.7/26)

漫画屋無駄話 其の2235
▼昨夜、9月に「イメージフォーラム」で公開の『待つ女』の試写を「映画美学校」で観てたら(笑える佳作)、足元に小銭入れ。現金だけ抜いて捨てようとしたら単なる名刺入れ。で、帰りに受け付けに(チッ!)。朝から読み始めた『萩原朔太郎』(三好達治・講談社文芸文庫)がいい。師をこうもクールで、理詰めに論じられる弟子(?)を持った詩人は幸せ。“志気”ね。ふむふむ。敗戦直後、昭和天皇退位論をぶったのも確かこの人。詩集も再読を。気が進まない菜摘ひかるへの回想文。('07.7/25)

漫画屋無駄話 其の2234
▼皇族も凄い景気。数週間前の『週刊新潮』で、皇太子夫妻の住まいが数億かけて改修と報じられたのに、今度はお召し列車。しかも見た範囲では費用総額の公開もない。下々の者は、払った年金さえ国家に巻き上げられてるのに。右翼諸君。国民と皇族との離反を狙う、赤の側近の陰謀と、糾弾に立ち上がるべきでは?先週木曜20枚、昨日13枚、今日16枚。南陀楼綾繁宛に送った、右文書院本の書き下ろし原稿だ。もう2本あるから、下手すると100枚突破も。よっぽど売れないとやってられない。('07.7/24)

漫画屋無駄話 其の2233
▼喫茶店「珈琲美学」に行くと、美人でもブスでもない、30前後の業界人らしい女が時々。悪癖が。同店にはスポーツ紙以外の一般紙は朝日一紙。同女、読み出すと40〜50分離さない。タバコふかしつつ、400円のコーヒー代払ってんだから、当然の権利といった風。この手が立ち飲み屋で2時間ねばったり、カウンターだけのラーメン屋で、食後に携帯で遊び始める。頭は聡明らしいが死んでくれ(求人情報まで読んでるのか?)。生汁のカット用フェラポジが届く。今夜のオカズに。('07.7/23)

漫画屋無駄話 其の2232
▼今朝の『東京新聞』の、映画『夕凪の街 桜の国』の宣伝で、監督の佐々部清が原作漫画(双葉社)を“マンガというよりは、もはや文学”などとの超妄言を。コイツのインチキ社会派振りは昔からだが、熊井啓亡き後、新藤兼人、小平康平と白痴監督トリオを組めば?(あるいは井筒和幸、是枝裕和と新白痴トリオを結成するとか)。最近、日共系版元の東銀座出版社から、小林多喜二の『蟹工船』の漫画化本を出した、藤生ゴウって時代エロ劇画の藤生豪では?どうせなら全面改名すりゃいいのに。('07.7/20)

漫画屋無駄話 其の2231
▼昨日自宅で原稿書いてると、富岡市の気違い防災無線の臨時放送。新潟地震への寄付を市役所でも受け付けるだと(ゲロエロ糞ババーの声で)。即市報で充分と、行政課に抗議FAXすると、あざ笑うかのように、振り込めサギの電話が1件あった。用心をと再び。9時の放送中止でやや休戦状態だったが、お前らがそう出るなら、俺は俺のやり方で再びストロングスタイルに(5万市民は、市役所や警察の下働きか?)。俺が東京にいる間、連中が防無をカラオケにしてるとの噂は、本当だった。('07.7/19)

漫画屋無駄話 其の2230
▼今日は休んで自宅で原稿書き。右文書院の書き下ろし、今日で必ずケリをつけねば。400字20枚がこんなに大変とは!!けど振り返ると不義理の連続人生で、嫌になっちまう(あれだけ両親に、タダ酒だけは飲むなって言われたのにっ!!)。タダ酒は余り飲んどらんけど、もっと無節操な事を懲りずに。今さら反省してもしゃあないか…。で、今年はお中元がちっとも来ない(ここ数年の傾向)。俺が贈ってる分は減ってないのに。そういうもんだって(ブツブツブツ)。('07.7/18)

漫画屋無駄話 其の2229
▼「あなたのブルース」(矢吹健)、映画『慕情』のテーマ、セックスピストルズ風の「マイ・ウェイ」、「霧の中の少女」(久保浩)。高崎駅の上信線0番線ホームから、新幹線乗り場は一番離れてて、早足でも3〜4分は。その間、無意識にメロディを口ずさむ毎日。以上は昨今のリスト。思い出に生きるしかないのだね、50過ぎると。20日過ぎ発売の隔月誌を、先週3誌下版。さすがにちょっとへばった(死語?)が、、もう『Mate』が追いかけて来た。生汁よ、原稿面白かった(漢字を減らせ)。('07.7/17)

漫画屋無駄話 其の2228
▼は〜。明日は1人で出勤。シクシク…。定時に出勤、右文書院の書き下ろしにケリをつけるか。本稿は遠山企画入社前の、72〜76年の浪人、学生時代の生活を軽くおさらいの予定だった。が、つい悪乗り、“内ゲバ時代の明大夜間部恐怖の面白話集”に。基本的に実名。当時の社青同解放派、明大ベ平連、山谷争議団等々の周辺で活動、今は小金持ちと化し、過去がバレるとまずい諸君は連絡を。“条件”次第でペンはドンドコ曲げます。学苑会の島ちゃんは生きてんのか?('07.7/13)

漫画屋無駄話 其の2227
▼「3代目でここまで劣化を?」と、多くの人々が感じただろう、貧相極まる赤城徳彦のどじょう面(石原伸晃は2代目で同様だが)。岸信介の自衛隊出動要請を、60年安保時拒否した祖父が泣いてる。気の毒だが最近不快なのが、光市母子殺人事件の被害者、木村洋。遺族と言うより社会運動家。一時の北朝鮮拉致被害者並の扱いで、批判を一切許さない雰囲気。人間は誰も被害者だけでなく加害者にも。何の得にもならないのに、法治国家の体系を守るため、馬鹿マスコミの矢面に立つ、安田弁護士を俺は支持。('07.7/12)

漫画屋無駄話 其の2226
▼『Mate』、10月号から新コラムがスタート。「[精液便所]生汁のキンタマ博物誌」。菜摘ひかる以来の逸材で、外見も数段上そうだし(推測)、文章に通俗性があるので先が楽しみ。俺は朝食前の30分、『バルザック全集』、『日本文壇史』、『セリーヌ伝』他を交代で20ページ程読む習慣が。昨今それが出来ない。例の右文書院の単行本用に書き下ろしをコツコツ。長い文章は本当に苦手。毎日4〜5枚(200字)、書いちゃ消し、消しちゃ書き。ホラ吹く、いや書くのも疲れるヨ。('07.7/11)

漫画屋無駄話 其の2225
▼見知らぬ脂足の男がはき古したクツ下10足と、換気ゼロの部屋に一晩閉じ込められた感じ(外市、荻原魚雷の箱で300円だった、阿部昭の講談社文芸文庫、『大いなる日/司令の休暇』の感想)。何で著者の親父のグチに、ここまで付き合わねばならぬのかとの疑問も終始(小林信彦の生家の、和菓子屋自慢ほど低次元ではないにしても)。司書房の山田編集長、退社との噂。本当なら、俺が業界一番の短足男となると共に、エロ劇画を経験してる編集者が、また1人減る事に。('07.7/10)

漫画屋無駄話 其の2224
▼今週の名ネーム。「こ…こんなにもいいものが…こんな身近にあったとは!!」実の妹をバックから犯しながら、兄貴が思わずつぶやく(7月24日発売、『BUSTER COMIC』Vol・1掲載、ペイントロボの「テストプレイ」より)。『書評のメルマガ』連載、「版元様の御殿拝見」(今月は東京地図出版)は最近自ら打ってるが、400字にしてわずか3枚の原稿に、かつては2時間も。最近1時間半くらいで。50過ぎても進歩する事はあるのだね。('07.7/9)

漫画屋無駄話 其の2223
▼一昨日は東京泊りだったが、存在するはずない妾宅に行く訳にも行かないし、「新文芸坐」や「早稲田松竹」もロクな番組やってない。で、気分転換に久々に専大交差点脇の銭湯へ。スッキリ。帰りに定食屋「まさみ」で、ビールと洗面器並の巨大かつ煮(650円)を。脇の『東京新聞』を開くと、育ちの悪そうな男2人の写真が。「古書往来座」の瀬戸店長と、「古書現世」の向井透史。俺も参加する外市の紹介記事。2人共に妙に写りが良すぎて酒がまずくなる。このカメラマンは、独立しても売れっ子になろう。('07.7/6)

漫画屋無駄話 其の2222
▼昨日の小島信夫の「暮坂」は、94年に『群像』に発表(俺帰郷の翌年)。中に「そばきり」なるそば屋が登場。執筆時には高崎に移転とあるが、以前は富岡高校の近所にあったと。全く架空の事を書くタイプの人じゃないので、モデルになった店はあったのだろう。つまり、生徒をリンチして校長に出世、県から表彰されるに至った“人間のクズ”、小林進(71)も舌鼓を打った可能性が。で、今日の昼飯は「ゆで太郎」の天ざる(450円)。うまいし安いし感じいいよ、ここ。('07.7/5)

漫画屋無駄話 其の2221
▼初期のモノしか読んでない、小島信夫の『月光/暮坂』(講談社文芸文庫)を昨夜から。例によって、ねばねばした色っぽい文章はたまらないが、自意識に対する態度は、誰一人世間は注目してないのに、一日中メール確認せずにおれない、昨今の携帯世代の発情ガキ共に通じる何かが。ストーリーに比べ絵の進歩のだるい、カワディMAXの『BUSTER COMIC』Vol・1の原稿は「コロちゃん」。ぬいぐるみと会話する、夢見る少女の凌辱のされ方がひど過ぎて、胸を打つ。('07.7/4)

漫画屋無駄話 其の2220
▼「まだ買い取りだけで、営業は来週からですヨ」とやくる〜と。「ブックオフ」飯田橋、“イヤと言えない男”、退屈男のブログに7月1日開店とあったので、様子見に行かせりゃこれ。適当な情報流すな!で、しょうがねんじゃねえの、久間防衛相の発言。奴を批判する人間は、日本国家の本質を知らない。東京大空襲の最高責任者、鬼畜米英の筆頭ルメイ将軍に、64年、勲一等旭日大授章を授けたのは、かつての大元帥・昭和天皇と佐藤栄作。表彰する事に比せば、久間の罪ははるかに軽い。('07.7/3)

漫画屋無駄話 其の2219
▼『情熱大陸』効果、つまり電波効果はどの程度かと、今朝アマゾンで『世界屠畜紀行』をチェック(凄く気になる他人の懐)。昨今1000位前後だったのが6位!(昼頃には何と1位!!)コバンザメ効果か、25万位が定位置だった『路上派遊書日記』さえも、1000位台に。さて俺様の『出版業界最底辺日記』の、『en-taxi』効果はと見れば、先週来の15万位台のまんま。ケッ!話題の“不肖の亭主”、南陀楼綾繁より右文書院の本の目次案が。『北関東のドン・キホーテ』みたいな本に?('07.7/2)

漫画屋無駄話 其の2218
▼緒方重威元公安調査庁長官、パクられても余裕の微笑み。当然だろう。取調室で頭を下げてるのは検察の方だろうから。日本にピュリツァー賞があれば、当然受賞せねばおかしい古川利明の力作、『日本の裏金(上)(下)』(第三書館)によれば、調活費で豪遊出来なくなった盗っ人検事共は、昨今、公安調査庁をATM代わりにして来た。つまり緒方を追い詰めると、返り血を浴びる。小便刑にするか、あるいは子飼いのやくざに頼んでバラしてもらうか、検察幹部は夜も眠れないはずだ。('07.6/29)

漫画屋無駄話 其の2217
▼うちのめされた。畠中「書肆アクセス」店長の演技は、スタニスラフスキーはおろか、ブレヒトの“イカタコ理論”(俳優座退団時の小沢栄太郎談)、更にはメイエルホリドのビオメハニカ(だっけ?確か肉体鍛練術とか…)をも取り入れた、非常に高度なモノであった(少なくとも原田美枝子よりは上)。メイエルホリドと言えば、学生時代に西洋演劇史の先生が、近く著作集が白水社あたりから出ると言ってたが、実現しなかったようだ。佐藤という、あらゆる意味で加藤剛風の方であった。('07.6/28)

漫画屋無駄話 其の2216
▼“ピンク映画界のデビット・リンチ”、あるいは“会津なまりのタルコフスキー”と、異才の名を欲しいままにする、巨匠・山崎邦紀監督の最新作、『社長秘書 巨乳セクハラ狩り』が、「上野オークラ」で明日まで上映と。漫画屋で長期ロケ敢行作であり、監督も映倫試写まで気づかなかったという、畠中「書肆アクセス」店長のスタニフラフスキー仕込みのリアリズム演技、内澤“屠畜”旬子の『情熱大陸』もブッ飛ぶ、白衣観音顔が見物出来るとあれば、行かねばなるまいと、今夜6時48分からの回へ。('07.6/27)

漫画屋無駄話 其の2215
▼ミートホープの一件で、食は人間の根幹云々と怒って見せた、日本経団連の御手洗会長も笑止。てめんトコのキヤノンの偽装請負は、これに比べりゃ罪が軽いと言いてえらしい。馬鹿野郎。まともな給料がもらえず、肉が買えるか?(たとえ犬猫のモノでも)午後来た、超なまぬる退屈雑誌、『サイゾ−』のデブの方のフリーライター、どっかで見た記憶が。漫画屋読者集会ってこたねえはずだが…。もう1人編集部のヤセは、“伝説の馬鹿”、井の場ひろみそっくり。どうでもいいが。('07.6/26)

漫画屋無駄話 其の2214
▼池袋の「ジュンク堂」から徒歩3分、「古書往来座」(豊島区南池袋3ー8ー1ニックハイム南池袋1F)の軒下借りて、また「嫌記箱」を出させてもらう事に。7月7日(土曜)7月8日(日曜)の2日間。営業時間は7日(11時〜20時)、8日(11時〜17時)。“古本界の林家三平”、岡崎武志に加え、関西から“古本ソムリエ”山本善行も東上と。ケッ!お好み焼き野郎共に負けるか!見よ北関東水呑み百姓パワー!!横尾忠則や唐十郎、50年代の『奇譚クラブ』、エロ漫画単行本を主に。('07.6/25)

漫画屋無駄話 其の2213
▼高崎駅新幹線ホームが、ボートピープル風の貧民の大群で溢れる。高崎線が不通で振り替え輸送と(初体験)。“3等客”と一緒にされた、我々新幹線通勤者の、心の傷はどういやしてくれる?午後、専大5号館向かいのそば屋、「ひかり」でボタ山風の鳥そば喰ってると(他店の倍。650円)、店の雰囲気が急に醜くなる。見れば故『幻羅』担当、大洋図書の“べっちょ唇”の藤田が、覆面もせずに白昼堂々肉そばを注文。俺に全く気づかないので、帰りにどついてやる(「ブヒッ!」だと)。('07.6/22)

漫画屋無駄話 其の2212
▼夏風邪をひき、空せきが断続的に続いてるのに、よりによって『石の肺 アスベスト禍を追う』(佐伯一麦・新潮社)を読み始めたから、小児ゼンソク時代の悪夢まで甦り、も一つ調子が出ない(クーラー対策に、Tシャツの上に長ソデをはおってお仕事。今週、2度映画館に行ったのも、体にゃ毒だったな)。栄昇ビルは秋に競売される事が決定済みなのに、債権者共のパシリ、アースウィンドは店子の一部に2年の契約更新を迫ってると。オメ−らは不動産業界の豊田商事か?('07.6/21)

漫画屋無駄話 其の2211
▼ゴミンゴミン。昨日の『映画秘宝』の大林宣彦へのインタビュー、柳下じゃなく編集部だった。柳下は脇のコラムで添え木役と言うか、ヨイショの理論的ホテン役。で、悪いこた出来ねえ。昨夜、「映画美学校」での『恋とスフレと娘とわたし』の試写に行ったら、よりによって松島利行氏が。退職控えた知人と一杯の約束してたが、筆者はスットボケ。驚いたのはピンピン元気だった事。渋谷での姿は幻だったか?介護が必要なのは俺の視力のようだ。('07.6/20)

漫画屋無駄話 其の2210
▼「すずらん堂」で買った『映画秘宝』8月号に、『転校生』を再映画化した大林宣彦のインタビュー。まだ読んでないが、チョイ前同じ大林へのインタビュー、本人のゲラチェックなしで載せたとかで、超土下座お詫び広告が。今回の質問者、柳下毅一郎、空前絶後の大ヨイショ?(期待でワクワク)新藤兼人に乙羽信子テイストで、三留まゆみの名前も。先々週か、渋谷であった『魔笛』の試写で、既に足元のおぼつかない、松島利行の介護をかいがいしく。美しい日本。元気か、元たのしい事務所のま〜旦那?('07.6/19)

漫画屋無駄話 其の2209
▼昨今の余りの手抜き振りに、銭払う版元が気の毒になるのが、『日刊ゲンダイ』連載、胡蝶輝の「OL萌え萌えクリニック・姫クリ」。こういう場合にまず考えられるのが、原稿料のピンハネ。原案/内田かおる、原作・編集/銀杏社とあるから、3者で分け合うのは当然として、事前に割合を漫画家に教えておかないと、後で大モメに。もちろんコレはあくまで推測。漫画家が単に体調を崩してるだけかも。銀杏社って一時、『朝日新聞』で一年中、編集者を募集してた編プロ(今は不明)。('07.6/18)

漫画屋無駄話 其の2208
▼『朝日新聞』を筆頭とする大マスコミの記者は、非常識な取材をして個人や非記者クラブマスコミに追撃されると、「広報を通して」と厚顔無恥極まる逃げを打つ(広報が取材したのか?)。『朝日新聞』書評委員の唐沢俊一が、盗作事件を起こして漫棚通信に糾弾されるや、盗作本発行版元の幻冬舎法務部の陰に、鼻タレ小僧がママのスカートに隠れるように逃げ込んだのは、同一の根性なのだろう(幻冬舎が書いたのか?)。確かにこんなゲス野郎と、同列に扱かわれたくはない。“聡明”で知られる奥様の、銃後の戦いも見物したいな。('07.6/15)

漫画屋無駄話 其の2207
▼昨夜午後10時過ぎ、高崎駅0番線ホーム前方で、ゴロツキが若い客に因縁を。て、よく見たらオマーリ。その態度のでかい事。思わず叫ぶ。「兄ちゃん!警察手帳出させて名前を覚えとけっ!!」「あんたにゃ関係ないでしょ」「あるよ。オメ−の給料は俺たちの税金だ」数分後に俺に視線を合わせずに去ったこの警官、年は定年チョイ前で白髪まじり。眼がいつもすわってて(シャブってこた?)メガネ、人を見下げた態度の、駅で一番品性下劣な警官。上にゃ這いつくばんだよ、この手が一番。('07.6/14)

漫画屋無駄話 其の2206
▼“つんぼのぼの王子”こと、いがらしみきおが午後顔を。タコ多田のでたらめ振りや、山崎邦紀の誠実さに話の花が(中でもバブル期、俺他と割りカンで飲むため、当時薄給だった多田が、早朝に神田の立ち喰いそば屋でバイトしてた一件は、「いい話ですヨ!」と何度も。意地汚なくタダ酒に溺れてる奴は、他山の石にしろよ)。尾山泰永のMUJIN COMICS、『膣内連続注入』の青焼きが図書印刷から。『特盛DVD人妻相姦Comic』の2号目にも着手しないと…。('07.6/13)

漫画屋無駄話 其の2205
▼日曜日の『東京新聞』群馬版に、俺の近所の20歳の男が、淫行で富岡署に逮捕されたと実名報道。ネットで知り合った静岡の高一の少女(15歳)と、男の手配した市内のアパートで暮らしてる所を、親族に発見されたと(家出費用も出した模様)。確かに違法行為だが、暴力振るったり、管理売春を強制してた訳でもない。将来2人が結婚する可能性も、ゼロじゃない。警官や公務員の犯罪は、余程悪質でない限り匿名報道のくせに。こういう公平を欠く記事書いてて、恥ずかしくねえのか、東京の富岡署担当よ?('07.6/12)

漫画屋無駄話 其の2204
▼うちのめされた。俺の帰郷後だけで年間100万人もの乗客が減ったという、ガラガラの上信線で読んでいた、『クレヨンの夏』(内田栄一・三一書房'81)の事だ。ブコフスキーなんてメじゃない(中川五郎訳を、何冊か読んでたヨ)。漫画屋BBSに書いたように、“生徒をリンチして校長に出世したゲス教師小林進”を県が表彰との件で、俺の全身まで汚染されたようでムカついたが、幾分は浄化された。“まるで遠くから、ぼくらにおまんこをさせないようにと追手が駈けてくるみたいだった”(109Pより)。('07.6/11)

漫画屋無駄話 其の2203
▼講談社学術文庫なのは確かだが、著者も書名も思い出せない、ナチス物の1冊に忘れられない下りが。強制収容所で、ユダヤ人を直接殺すのは同じユダヤ人。自分たちが命令しといて、「よくやれる」みてな感想を述べる、笑えるが笑えない場面が。隠れ家から発見され、引きずり出された者も多い。そういう人々の中には、「まだあそこに隠れてるユダヤ人一家が…」と密告する者も少なくないと。著者の元ナチスの大物は、「人間という奴は…」みたいな感慨をたれるのだった(栄昇ビル問題でも、似たような経験を少し)。('07.6/8)

漫画屋無駄話 其の2202
▼ちょうど10年前、『レモンクラブ』(廃刊)で「男が男に惚れる時」なるコラムを連載してた杉作J太郎が、柄にもなくエヴァンゲリオンに凝ってて、“エヴァンゲリオン任侠映画説”だの、訳のわからん事を書いてたが、TV版をDVDで見終わったので、最近『新世紀エヴァンゲリオン劇場版・シト新生』も。なるほど。やおいも杉作にゃ『博奕打ち・総長賭博』。当時だとコケにしたろう本シリーズ、50代の眼には種々興味深かった。栄昇ビルを管理してる、アースウィンドが種々画策中と。('07.6/7)

漫画屋無駄話 其の2201
▼夫婦揃って“精神的ドメクラ”。昨日の血税1億をブチ込んだという(『赤旗』)、各紙へのネオナチ安倍総理と、彼の死守する柳沢厚労相の説に従えば、産む機械としては不良品の女房、昭恵との1ページ大省エネ広告を見た、多くの納税者の感想だろう。3代に渡って税金で喰って来た“カップラーメン右翼”にも、議院内閣制なのに大統領夫人気取りの、親の資産だけが取り柄の厚顔ケーハク女にも、国民の年金不安など、対岸の爺様の屁の如し。日本の恥部を、税金を使って強制参拝させられた。('07.6/6)

漫画屋無駄話 其の2200
▼昨夜はまた大丸地下で、常盤軒(大田区南六郷)の弁当を買うつもりが、うっかり草津亭(浅草)の品を。ここもまずかないが、飯がいつも柔らかい(値段も高目)。今度は注意しなきゃ。神保町へ。「新宿書店」や「高岡書店」に、既にいトうの『穴姦』が。凄い表紙。「書肆アクセス」へ。「南陀楼綾繁さんも今日見えましたヨ」「浮浪児みてな薄汚ねえカッコしてたろ?」「ええ何でえ?」「奴は女房が留守だと、昔から即体中がすえ始めんの」「また〜。凄く清潔でしたヨ!」「凄く?」「………」('07.6/5)

漫画屋無駄話 其の2199
▼エロシーンの修正規準は版元により異なる。尾山泰永の『膣内連続注入』(ティーアイネット)は発行版元の他、日本出版社、一水社の原稿が収録されるため、統一作業でグッタリ。「嫌われ者の記」を更新(一年前、つまり拙著発売時の珍騒動の巻)。草トリオよ、「凡人回想録」の新データも早く送らんと、むしっちまうぞ。で、昨日のフリマ、何とか目標の1万円を突破(フ−ッ…)。結論。甘楽、富岡地方にインテリは1人もいない。場所により、売筋本が違うのがわかるだけでも収穫だが。('07.6/4)

漫画屋無駄話 其の2198
▼6月末売りの尾山泰永のMUJIN COMICS、『膣内連続注入』の本文整理、『Hオフィス裏情事』のネーム指定、『Mate』の本文投げが重なり、結構忙しい。毎月こうありたい。昨夜大丸地下で3割引きで買った(600円チョイ)、常盤軒(大田区南六郷)の「二つ折り弁当」は、1000円もしないのに抜群の味。おこわが主らしいが、しばらくひいきにしよっと。いよいよ地元、富岡もみじ平公園のフリマも明後日。107区画、朝9時30分〜午後3時。近隣の古本好きの方々ヨロピク・('07.6/1)

漫画屋無駄話 其の2197
▼昔から『記録』の誤植の多さはエロ漫画並で、めったな事じゃ怒ったりしないが、今回はさすがに担当の奥津嬢に抗議のFAX。6月号の「奇書発掘」は十返肇の『文壇の展望』(潮文社)を。中で、十返のアダルトで渋い書名に比べ、天敵同士の花田清輝&吉本隆明は、揃って『復興期の精神』だ『マチウ書試論』だ、“恥ずかしいほどのガキ向け名書名!”と書いたら、“ガキ向け名書!”になってる。奥津嬢の釈明によれば、責了後にMacが故障したためと。今度やったら手ごめにするっ!!!('07.5/31)

漫画屋無駄話 其の2196
▼夏に渋谷の「シアター・イメージフォーラム」で公開予定の、『トランシルヴァニア』の試写を先週。興味深かったのは2点。登場人物がジプシーと発音してるのに、字幕はロマに(日本の大マスコミが、軍事政権のおっしゃる通り、ビルマをミャンマーと言うが如し?)。ただのイカれ女なのに男女を問わず持てまくる、ジンガリナ役の姉ちゃんが、腋毛を生やしてた点。マリ−役の女優(アミラ・カサール)に脱いで欲しかった。久々に新宿で悪酔いすっかな。('07.5/30)

漫画屋無駄話 其の2195
▼驚いた。今朝の上越新幹線で、隣の青年に「弁当食べていいですか?」と尋ねられたのだ(満席)。匂い等を気づかったのだろうが、後ろの客に「シート倒させてもらいます」だの台詞は、長野新幹線はともかく、無神経な新潟方面原住民の支配する本線では、まず聞かないから(先週も、隣の爺さんが握り飯はいいが、かまぼこ1本分のたくあんまで取り出しガッツキ、窒息死寸前に)。新潟帰りの他県民だろうな、きっと。『Mate』の本文エロシーン修正中。('07.5/29)

漫画屋無駄話 其の2194
▼山田宏一と異なり、単品じゃ半人前の映画評論しか書けない山根貞男だが、『国際シンポジウム 溝口健二』(朝日新聞社)を読了後に思う。これはこれでいんだと。ただ肩書きにこう入れるのを忘れるな。“蓮實重彦の相づち秘書”。タコ多田に叱られる。遊民社から孫請けしてる、『特盛DVD人妻相姦Comic』(桃園書房)が、『本当にあった禁断愛』(一水社)に似すぎてると。けど従来の5号は、漫画屋が手がけた訳じゃないし…(誌名ごと6号目より担当)。下請けの宿命だよ。('07.5/28)

漫画屋無駄話 其の2193
▼栄昇商事の債権を買い取り、実質支配してる連中の余りに無礼千万な対応に(住所も責任者も、いや電話1本寄こさず、ただ家賃は払えと弁護士を使ってドーカツ。敷金耳揃えて返すのが先)、店子仲間と対応を練った後、「エース」で2時頃カツカレーとビールを。カウンター奥にOL風4人組がいるのみ。『国際シンポジウム 溝口健二』(蓮實重彦他・朝日新聞社)を開いてると、有線から井上陽水の「クレイジ−ラブ」。外は豪雨。山根貞男は相変わらずの馬鹿。あと4カ月で54歳。('07.5/25)

漫画屋無駄話 其の2192
▼図書新聞社裏手の「ダイバー」って、本当にショボイ古本屋。場所が悪い上に品揃えも俺的にはロクなもんじゃない。潰れないのが神保町最大の謎(店主や従業員は清く貧しく善良そう)。一箱古本市もどきのものをとの噂で寄ったが、類は友を呼ぶと言うか、車椅子の奴が盲人や聴覚障害者とトリオを組み、町内の山口組系暴力団の組事務所追放運動に立ち上がった感じ。富岡のシャッター通りにある、「山田書店」に入った時同様、手ぶらで出れずに1〜2冊買ったが…。立ち飲み屋にでもすれば?('07.5/24)

漫画屋無駄話 其の2191
▼“家庭内窓際族”の南陀楼綾繁と違い、俺はめったに本は読み返さないが(高校時代、大江の「セブンティーン」を再読して懲りた)、例外は花田清輝。講談社文芸文庫の新刊、『随筆三国誌』も、『三国志』を未読だったかつてと異なり、新たな感銘を。ただ解説の井波律子は単細胞すぎる。プランナー諸葛亮孔明を高く評価とあるが、そりゃ字面だけの解釈。本妻、いや“曹操命”であるのは、無節操アジテータ−、陳琳とのやり取りの紹介の仕方で明らか(実に楽しそう)。すねて見せてるだけ。('07.5/23)

漫画屋無駄話 其の2190
▼射殺された林巡査部長も気の毒。大林久人が一番悪いが、優柔不断な現場指揮官(名前を出せ!)も共犯級。愛知県警本部長、山本博司ももっともな面して通夜に参列との話だが、最高責任者のくせに何らとがめられる事なく、1千万以上の餞別をポッポに、また栄転だ(防弾チョッキの改良予算も結局は裏金に)。カラ領収書を書かされる下っ端警官も、納税者もやっとられん。『穴姦』の口絵が図書印刷から。指定全然見てない、一昔前の三共グラフィックか小宮山印刷並の仕事。赤字入れる気がしない。('07.5/22)

漫画屋無駄話 其の2189
▼最近通ってる喫茶店「珈琲美学」は、「エリカ」に比べコーヒーも味がいいし清潔だが、欠点も。経営者が年寄りのせいか(老夫婦っぽい)、食器洗う音がやたらうるさい(物もよく落とす)。本人たちは自覚してないのだ(耳も遠いだろうし)。店内の照明ももう少し明るいと、読書が楽。店の責任じゃないが、新聞や雑誌、何部もまとめて持ってく馬鹿はここにも(男女を問わず)。1度に読めるはずないし、他人の迷惑。新幹線で、シートを目一杯後ろに下げる馬鹿と同じレベル。('07.5/21)

漫画屋無駄話 其の2188
▼宝島社系の雑誌で、早くから公安のスパイ説が公然と報じられていた宮崎学(本も自分じゃ書いてねって話も)。古川利明の『日本の裏金(下)検察・警察編』(第三書館)では、『アサヒ芸能』他の言論活動面で、いかに権力の走狗と化してたか詳しく(特に国士検事、三井環をめぐって)。勝手な推測だが、うっとうしい面を『日刊ゲンダイ』にまでさらし始めた佐藤優、第2の宮崎学になるんじゃ?(小谷野敦によれば既にそうだと)少し暇に。('07.5/18)

漫画屋無駄話 其の2187
▼「ブックオフ」にイライラ。別に『週刊文春』が報じてるように、上場をめぐる会長の私腹云々じゃなく、映画パンフの扱いを打ち切る店舗が続出してるから。下町方面(例えば門前仲町店)とか行くと、みゆき座や有楽座の名前入りの古くていい物が。俺自身は全く興味はないが、転売するとチャリンと儲かったのに。6月8日売りのいトうのMUJIN COMICS、『穴姦』のカバー色校が。何と腰巻付き。生意気!これで売れんとカッコつかん。カワディMAXの『少女無惨』ともどもヨロピク・('07.5/17)

漫画屋無駄話 其の2186
▼ここんとこ映画館で映画を観てない。先週、出来&不出来の激しいオムニバスアニメ、『ジーニアス・パーティ』の試写に行ったのみ。DVDでは久々に『蜘蛛巣城』を。黒澤明の中では一番好み(東宝の割にプリント状態は悪いが)。山田五十鈴の闇への“出入り”には深いため息(『ブルーベルベット』で、ローラ・ダーンが似た“出入り”を)。黒澤は『乱』で、原田美枝子に“第2の山田五十鈴”になって欲しかったのだと。そりゃ人工のカニ棒で、カニ鍋パーティするに等しい。('07.5/16)

漫画屋無駄話 其の2185
▼たった15部しか作らない、「入谷コピー文庫」の最新刊、『B級邦画の花裂く女たち』(赤穂貴志)をわざわざ堀内恭発行人から送ってもらう。楽しい小冊子だが、女優や映画館を1名1館に絞った方が、深い内容になったのでは?(今回ならひし美ゆり子と「亀有名画座」とか)。『MESSI』『穴姦』(MUJIN COMICS)、『Mate』の色が加わり珍しく忙しい。『記録』の原稿やっと上げたけど、今月はもう2本ばかり。暇よりいいよ。('07.5/15)

漫画屋無駄話 其の2184
▼特別保釈した宮崎勤を座長に、霊界から大久保清と小平義雄を委員に招き、強姦概念の再解釈を試みるようなもんだな、ネオナチ安倍の専守防衛放棄のためのヤラセ懇談会って。今朝の上越新幹線は大混雑で、大宮まで立ちっぱなし。開いてた、『三度のメシより古本!』(樽見博・平凡社新書)が退屈で更に苦痛(1冊目に比べスケベ根性出しすぎ。分を知れ)。ただ某誌で、“愛書精神溢れる古本に関する本の胸クソの悪さ”をテーマにした原稿を書くので、荻原魚雷の『古本暮らし』同様、ネタにはなる。('07.5/14)

漫画屋無駄話 其の2183
▼駆け出し者のクセに本当にうるせえ、カワディMAXのいずみコミックス、『少女無惨』の本文校了(今月25日頃発売)。問題は再校中のカバー。今回の城南グラビヤの仕事はひどかった。要三校になるかも。一水社じゃ小宮山印刷より評判悪いらしいが、漫画屋じゃ今まではソツがなかった。遂に馬脚を?(そういや、俺の『現代エロ漫画』も城南だったヨ)いトうに、『Mate』の表紙依頼すんの忘れてて大あわて。「他の人がやんのかと…」と当人。一言いってったら!('07.5/11)

漫画屋無駄話 其の2182
▼「田村書店」で次に何年かぶりで店内で買うとしたら、伊藤整の『日本文壇史』の講談社文芸文庫版と考えてたら、今朝店頭で昭和53年の箱入り新装版を発見。全18巻中10巻のみ欠けで均一300円。迷わず買ったが重いの何の(馬鹿だから古書モールの「かんたんむ」で、『キネマ旬報』まで6冊)。さすがに他は歩かず、神保町の独立系立ち喰いそば屋最後の砦、「利根」に寄ったら自動券売機が設置されててビックリ。壁の、「おにぎり等の持ち込みお断わり」の貼り紙は消えていた。('07.5/10)

漫画屋無駄話 其の2181
▼プライバシーなど一切ない日本の最高権力者が、靖国参拝の有無や供物に関して、ダンマリを決め込むなんて気違い沙汰(しかも大して批判もされてない)。現実を直視しない、ボンクラ世襲ネオナチ総理と言っちゃえばそれまでだが(カンニング総理?)、思想云々の前に人間として許せないゲス野郎(頭の軽さが言葉と100%連動)。買って8年目の事務所のMac、昨今画面がフラダンス。壊れる予兆?尾山泰永技術主任にチェックしてもらうか。昨日に続き今日も7台分下版。明日はカワディMAXのいずみコミックス、『少女無惨』だ。('07.5/9)

漫画屋無駄話 其の2180
▼6月頭発売のMUJIN COMICS、いトうの『穴姦』のカバーダミーがティーアイネットからデータで届く。本人に急いでチェックさせたいが、当人宅のパソコンはネットにつながってない。仕方ないので近所に住むおたくダチに転送、向かわせる。21世紀の糸電話システム?『本当にあった禁断愛』の青焼き見てると、『MESSI』の原稿を図書印刷の姉ちゃんが回収に。他にヤバイ仕事1件、『穴姦』の本文整理と、久々に忙しい漫画屋であった。('07.5/8)

漫画屋無駄話 其の2179
▼俺が「原作VS映画」なるヘンテココラム始めた、名古屋のシネフリーペーパー『シネマぜんざい』13号、「書肆アクセス」の店頭に置いてもらえる事に。近所の方は手を伸ばして。裁判費用の急増のためか、近頃インポ化の著しい『週刊現代』で、二股膏薬野郎、保阪正康が福田和也と対談。「私自身は護憲派でも改憲派でもないんです」さすがは皇軍批判で朝日&筑摩、天皇陛下万歳で新潮社&文藝春秋で荒稼ぎする商人だけはある。大作資金にも手を突っ込む気か、公明党までヨイショ。日本人の恥。('07.5/7)

漫画屋無駄話 其の2178
▼新幹線も神保町も人の数は3割減。「書肆アクセス」で、『朝の挨拶 菅原克己の風景』を買うついでに、文も人柄もいかにも女受けしていけすかない野郎、荻原魚雷の『古本暮らし』(晶文社)も。ハードカバー本なんてガキにゃ300年早いが、悪口並べる材料だと仕方なく。いトう、矢島Index、カワディMAX他に電話。尾山泰永のFAXが来ない。連休は何の予定もないが、前橋にオープンしたシネコンに行こうかなと。帰りは駅前温泉か?('07.5/2)

漫画屋無駄話 其の2177
▼「一箱古本市」の売り上げ結果。61冊、36000円弱で本部に申告したが、昨日事務所で落ち着いて計算したら、用意した釣り銭を差し引いて、38000円強もあった。スリップを抜き忘れた物が、数冊あったと見える。もう5000円売ってたら、ベスト3に入れたのにっ!!!(秋こそは…)拙著や本欄の読者が多数来てくれ、うれしいというより恥ずかしかった。店番、子分任せにせずに、もっと積極的にするんだった(秋こそは…)。高い本ほど早く売れた。('07.5/1)

漫画屋無駄話 其の2176
▼自分で指定した、あとりKの原稿のネーム貼り。この種の奴隷仕事は何年振りか記憶にないが、2人しかいないんだしやらざるを得ない。吹き出しが大きい漫画家さんなので何とか納まったが、尾山泰永や月下冴喜じゃ大変だったろう。不忍ブックストリートの、「一箱古本市」もいよいよ明後日。稼ぐぞーっ!!!(本への愛など1グラムもなし。読書だって単なる暇つぶしだし)“嫌記箱”は乱歩って場所で、午前11時から午後5時。いトうの下品な絵が目印でゲス。('07.4/27)

漫画屋無駄話 其の2175
▼数カ月前、栄昇ビルのお世話になった元大家さんが住んでた6階に、東日本温泉なるヘンテコな会社が入居。競売予定のビルに普通は越して来ない。看板だけの栄昇商事ではなく(東日本銀行の口座も実印も取り上げられてると)、今の実質的支配者の手駒と踏んでたら、社員がビル掃除を始めた。“敵”の埠頭橋だ。この連中、素っ裸にされた大家さんの陰に隠れて姿を現わさず、俺達20件近い店子の質問状にもナシのツブテ。本能寺は三菱東京UFJ銀行(及びその周辺)。楽しみだなあ。('07.4/26)

漫画屋無駄話 其の2174
▼歴史カイザン主義者とカルト(創価学会)が組んだ、安倍“ネオナチ”政権同様に暴走が止まらないのが、同政権の電通、NHK。今朝のBS7、6時のニュース、安倍の秘書と山口組系水心会との関連を報じた『週刊朝日』を、安倍が言論テロと非難したと報道。長崎市長射殺には馬鹿丸出しコメントを平然と出したボンクラが、自分の事となると逆ギレ。しかもNHK、同誌の反論は報じず。高崎駅で買ったが、『週刊朝日』は安倍事務所の発言をキチンと紹介。次の『週刊現代』に期待するしかないか。('07.4/25)

漫画屋無駄話 其の2173
▼4月29日、千駄木の「一箱古本市」用に、ダンボールくくり付ける骨組みだけのカートと、補充用の一般カートを買ったら、前者5000円チョイ、後者18000円弱で、合計約24000円!!ゴールデン街での売上げは瞬時に消えた。これで利益出すには、よっぽどアコギな値付けをしないと…(200円均一の新書とDVDで客寄せして、古本系単行本で儲ける腹づもりだが…?)。『Hオフィス裏情事』2号目の見本誌発送。出るのか3号目?今月からヤバイ仕事にも手を(ブルブル…)。('07.4/24)

漫画屋無駄話 其の2172
▼BS7の世界のニュースで、一番イモなのが韓国KBS。やたら「世界初!世界で一番!!」を連呼(さすがに今回の32人殺しじゃ…)。次いで中国、日本、米国。欧州はここら成熟。『東京新聞』4月21日付け群馬版に、桐生署刑事課の巡査部長(50)が、かば焼きの万引きでスーパー店員に捕まり、前橋東署に通報と。恒例の“官々捜査”で、逮捕せず帰宅させた。常習性がないからと(同署幹部)。3カ月に1度ならスタミナ源でいいの?隠した厚顔無恥幹部(副署長?)、及び腰抜け記者の名前は明記せよ。('07.4/23)

漫画屋無駄話 其の2171
▼4月29日、千駄木での「一箱古本市」、青木正美本を大量にとか書いたが、蔵のどこにしまったかわからず、代わりに平明正明本を(10冊以上!)。あとは荒俣宏、石川光陽の写真集、ブルース系CD他。“嫌記箱”の出店場所は“乱歩”ってトコで、営業時間は午前11時〜夕方5時。雨天決行。カワディMAXが来月売りのいずみコミックス、『少女無惨』の最後の手入れを窓際の机で。俺は6月頭発売のMUJIN COMICS、いトうの『穴姦』の台割引き(4色が2カ所って大変)。('07.4/20)

漫画屋無駄話 其の2170
▼古川利明って余程酒や女グセが悪いとかの、人格問題でも?近刊『日本の裏金(上下)』(第三書館)は相変わらずスピーディーな文でユーモアもあり、ページを止めさせない。同じ版元の創価学会物で、鶴見俊輔や鎌田慧などの“左翼”が、大作メディアでいかに稿料を荒稼ぎしてるか、一覧表を作ったのも最高だった。こんだけヤバイ相手に的を絞っていい仕事してんのに、ちっとも売れんもん疑念もわくよ。『日刊ゲンダイ』、俵孝太郎と古川を交代させろ。潮出版の広告出稿も増える。('07.4/19)

漫画屋無駄話 其の2169
▼射殺された長崎市長、保守系の割には反核発言が多かったとの話だから、加藤紘一宅放火犯人が“国士”扱いされたように、屁理屈の後付けで、“日本核武装論に道を開いた憂国の士”と呼ばれる日が来るかも。それが日本の右翼の現状である。本事件に対して安倍“ボンクラ”総理、中学生の万引き事件程度のコメントを出したが、「憲法改正の次は核武装だっ!!」と、内心狂喜してるのかも。関係者が逮捕してくれて良かった。警察じゃ英国人女性殺し犯同様だったろう。既に日本はロシア。('07.4/18)

漫画屋無駄話 其の2168
▼「オメ−よ、勝手にミクシィでコミュニティをデッチ上げんな勝手だが、放置プレイしてんじゃねえよ!!」15日、「コクテイル」後の2次会で、俺や南陀楼の追求を受けたのが、“不潔な風呂場の排水口にたまった中年醜女の陰毛束”と、適格な人相表現を俺様にされた校正マン、淳太郎。南陀楼や俺のみならず、内澤旬子まで仕切ってるのに、無芸の極み。しかも「20人くらいじゃ手のつけようが…」と屁理屈こねる。その割に出たがりで、不快な写真をあちこちにペタペタ。一文にもならぬ世界はこんなもんか?('07.4/17)

漫画屋無駄話 其の2167
▼『出版業界最底辺日記』、神保町でも「すずらん堂」「書肆アクセス」以外じゃさっぱり見なくなった、発売後9カ月の昨今。このまま世間に忘れ去られるのも、何となく寂しいと雨空ながめメランコってると、『記録』の発行元、アストラよりFAX。話に上がっていた同誌連載「エロ漫画で喰う」(連載は4〜5年前に終了)、単行本化が正式決定と。秋口には?それまで何とか英知出版にならないでっ!!昨日のゴールデン街でのフリマ売上げ、20300円ナリ。('07.4/16)


漫画屋無駄話 其の2166
▼秋田書店に来たついでか。町田・デザイン専門学校というトコの職員が、「もしコミック関係の求人とかございましたら…」と、求人案内をわざわざ持参。郵送だが、大阪アニメーションカレッジ専門学校からも(吹田市)。いずれも場末の立地で苦労してるのだろうが、少しは景気が回復してるとの噂だし(本業界に一切の実感はないが)、漫画屋ごときを相手にするものか!!…という程度の誇りは捨てないで。火水あたり満開だった、甘楽富岡地方の桜が葉桜化。('07.4/13)

漫画屋無駄話 其の2165
▼「単行本活版ページの、ネーム修正はいつまでに?」と、大ボケかますカワディMAXを一喝。「ボケイ!! そーゆ真似は手塚治虫クラスや、新たなページを追加する場合以外は許されねんだよ。安いギャラでンな事までやってられっか!!」「…あの、誤植とかは…?」「そりゃこっちが悪いんだ。青鉛筆でチェックしときゃ直す。今回はページが余ってんだ。余計な真似しとらんで、絵だけ手を入れろっ!!!」「ウイッス!」2〜3カ所ならともかく、OK出すと10カ所以上も平気で修正したがるボケ多し。('07.4/12)

漫画屋無駄話 其の2164
▼以前、“ゲッペルス気取りの便器でとぐろを巻く生糞みてな面したゲス野郎”と書いた、菅義偉総務大臣(衆院神奈川2区・58歳)へのインタビューが、昨日の『朝日新聞』に。放送法の改正は言論弾圧につながらないかとの問いに、全くそんな心配はないと居直られスゴスゴ退散。大久保清だって、上州女をナンパする際、「あんたを犯して殺して埋めますぜ!」なんて言わなかった。軍手してマスこくような質問して、よく恥ずかしくねえ。やらせの100万倍怖いのが国家権力だ。('07.4/11)

漫画屋無駄話 其の2163
▼春休みが終わり、新幹線からうるさい糞ガキが消えホッ。ただ度々書いてるように、上越新幹線の客のマナーは最悪。が、今朝の高崎駅発10時29分、「Maxとき」316号1号車の静けさと言ったら!(新潟県人が1人もいなかった?)感動的なまでの静寂さに、『歳月』(安藤鶴夫・講談社文芸文庫)をめくるスピードもアップ。俺はこの人の“東京っ子”振りや涙ポロポロが大嫌いだが(要するに俗物。徳川夢声と比べるとよくわかる)、熱があって頭が重い時は、このレベルの本がいい。('07.4/10)

漫画屋無駄話 其の2162
▼ポルノ小説を万一書く機会があれば、1度使ってみたいフレーズと、いつも店の前を通るたびに思うが、まずチャンスはないだろうから勝手に。“…敏感な×子の股間はいつも触れる前から、神保町の喫茶店「さぼうる」前の舗道のように、深くじっとりと濡れているのだった”(才能ねえな…)。先週の金曜日は神保町に行けなかった。「小宮山書店」の100円均一文庫に、いい物がと退屈男が書いてたので参上したら、既にペンペン草も枯れてた。少しは残しとくもんだよ。('07.4/9)

漫画屋無駄話 其の2161
▼「あの人くらい社名と裏腹に、漫画史に何の痕跡も残さない雑誌群を、若い連中を超低賃金でコキ使いながら発行し続けて大蓄財した、“名経営者”はいねえな!」と、過日某編集者に、コミックハウスは宮本社長の人物論を開陳すると、ちゅうちょなくうなづいた。温厚で他人の悪口を言わない彼も、内心はそう思ってたのだな。年寄り殺しならぬ若者殺し。うらやましい人格である。エロ本系版元はもう4社ほどヤバイ所があると。2社は既に有名だが。国賊知事慎太郎、本当に3選?('07.4/6)

漫画屋無駄話 其の2160
▼神保町の「K-NET」で1480円で買った前売券を持参、行くまで一番手間がかかって椅子がガタガタな最悪の映画館(従業員は感じいい)、「新宿テアトルタイムズスクエア」(「高島屋」の12階)に『ブラックブック』を昨日観に行ったら、水曜で1000円均一デー。480円を節約しなきゃと、再び券を買いそうに(『松ヶ根乱射事件』上映中の「テアトル新宿」で本当にそれをやり、前売券がまだ余ってる…)。映画は、中半で一瞬ダレる以外は文句なかった。('07.4/5)

漫画屋無駄話 其の2159
▼四方田犬彦の鼻糞といしかわじゅんの耳アカ、泉谷しげるのフケを練り合わせて作った、世渡り上手の特効薬とでも言おうか。『板尾日記2』(板尾創路・リトルモア)だ。著者の現場の助監督レベルの者への毒舌と裏腹な、吉本は元より、テレビ局幹部、講談社、大物俳優他への幇間&営業振りは神業の域(映画字幕の序列への不満を、他人の口を借りて放つトコなど最高)。1冊目は不愉快だったが次第にファンに。3も早く出してな(木村祐一同様、役者だけやってりゃ馬脚は出ないのに)。('07.4/4)

漫画屋無駄話 其の2158
▼TBS、“朝ズバ”の何とかいう野郎が電話を。「イギリス人女性殺人事件、英国マスコミによれば、日本のエロ漫画を参考にと報じてんですが、何か思い当たる作品は?」「ねえよ。ンな事より9人で押し掛けて逃げられた、ドジ警察を問題にしたら」「はあ…」切るなり前田俊夫からも。「遊民社の塙さんの電話番号わかります?」「ちょっと待ってね。何してんだよ最近?」「まぁ何とか生きては…」塙とは、ケーハクな口先男振りがそっくり。断続的にだが、この人とも30年のつきあい。('07.4/3)

漫画屋無駄話 其の2157
▼村のセブンで買った『週刊現代』、上信線は山名駅の辺で読了。発売直後、坪内祐三がシリーズ中一番の面白さと太鼓判押してた、『文芸誌「海」精選対談集』(大岡玲編・中公文庫)に。巻頭(志賀直哉×里見とん)は大した事ないが、土方巽×唐十郎から尻上がりに面白くなり、新幹線で何度も吹く(帰りが楽しみ)。月下冴喜、内田こねり、いトう、あとりKに電話。あとり、先週金曜日からさっきまでずっと電話に出ない。「トンヅラ?」と心配したが、少し前に繋がりホッ・('07.4/2)

漫画屋無駄話 其の2156
▼一昨日か。竹書房帰りのいがらしみきおが、俺の出社前に事務所へちょっと顔を(FAXで連絡受けてたが、東北の初老男の顔を拝むため、群馬からわざわざ早出する気にゃならん)。ごていねいに手みやげを。帰宅後、愚妻といただき渋茶を。「あの人仙台の方でしょ?これ岡山のお菓子よ」「駅かホテルで買ったんだろ。けど、そーゆ手みやげの説明書、詳しく読むのは年喰った証拠だ」「………」。「嫌われ者の記」を更新。当方のカウントミスで、1回抜けてた分(去年の2〜3月)。('07.3/30)

漫画屋無駄話 其の2155
▼ありがたい!!(『朝日新聞』から『週刊新潮』まで、石原慎太郎の都知事3選は固いと)。これでまた石原首領様、気品溢れる奥様同志、余人を以て代えがたい政治見識、芸術的才能をお持ちの息子様方に、我々の税金を公私を問わずに、ドカドカ遣っていただける訳だ。まさに日本人の醍醐味!!(支那人や朝鮮人にゃわからねって)期待の浅野候補、何となく必死さが感じられない。今日の名ネーム。“ハシ休めにコイツも犯ってみるかァ”(『Mate』6月号、カワディMAX「フレン奴隷」より)。('07.3/29)

漫画屋無駄話 其の2154
▼栄昇ビル競売問題で、昨今は時々顔を合わせる上階の波乗社代表、坂崎重盛の『東京本遊覧記』(晶文社'05)を。前に読んだ『蒐集する猿』(ちくま文庫)には、南陀楼綾繁的なまぬるさしか感じなかったが、本書には数段の気合いが。皮肉な下りも。“なにに対してリベンジ(復讐)しようとしているかといえば、それは、生きた人間の営みを軽視、あるいは無視して“整備”されてゆく都市であり、弱者や、体制に組みしない人々を追いたてて、排除しようとする“健全にして清潔”なる思想に対してである”(172P)。('07.3/28)

漫画屋無駄話 其の2153
▼神保町で仲のいい老夫婦や、孫連れたお爺ちゃん見るとホッ。素直に本の街に溶け込み楽しんでいる。案外こういうタイプは少ない。10円でもいいから儲けようってな感じの、白髪頭の眼つきの悪いせどり初老男や(なぜかハゲは少ない)、落ちてりゃタンでもつまんできそうな、自転車に股がった汗臭そうな拾い屋集団、本も買わずにレジ脇の、各版元のPR誌を、それも2〜3冊持ってく退職公務員風老人…んなのばっか。先月分のヤマトの料金が、遂に1万チョイ。一時は3万以上あった。('07.3/27)

漫画屋無駄話 其の2152
▼今日の東京駅11時28分発、高尾行き中央線快速の車掌、『記録』執筆仲間の国労組員、斎藤典雄に似てた(線路にツバ吐く下品さとか)。1度しか会ってないし自信ないので声は掛けず。老眼鏡のツルが取れ、買った有楽町の「無印良品」に持参したら、3150円も。以前関係ないチェーン店じゃタダだった。2本セットで買わせるのもわからん(1本返してくれたが)。全部で1万だったのにアコギじゃ?カワディMAX移転と。一水社の印税でだな。「凡人回想録」を更新。('07.3/26)

漫画屋無駄話 其の2151
▼好善信士に電話。もっとネームの吹き出しを太らせろと(チョイ前、月下冴喜にも同じ事を)。理想的吹き出しは、劇画系なら阿宮美亜、ロリ系ならあとりK(描き込み派ほど小さくなる傾向。大きい方が、執筆面積が減って楽なのだが)。「小宮山書店」のガレージセール、3冊500円コーナーに、旧芸文社の『コミックブック』が2冊。小堀洋、叶精作コンビの「ザ・コップ/特殺官」の総集編。遠山企画入社1年目の俺の名前が既に編集人に(1978年)。いいかげんな時代だった。('07.3/23)

漫画屋無駄話 其の2150
▼高崎駅新幹線ホームで午前中から発情。学生時代、稲野和子共々オナペットにしてた、村松英子の『天使とのたたかい 詩人女優の母としての記』(主婦の友社'79)を読んでたら、「えりの育児日記」に子宮だ搾乳だウンチだのが頻出。東宝映画『育ちざかり』('67)他で内藤洋子の気位の高いお姉様を演じた方が、こんな恥語を…(たまらぬ倒錯感!)。度し難い親馬鹿振りだが、石原“親馬鹿国賊”慎太郎に比べりゃ罪はない。そのえりチャンも30歳。孫がいるか?(和子&英子様も70歳!!)('07.3/22)

漫画屋無駄話 其の2149
▼ドタマくんな。オカタケ(岡崎武志)の『読書の腕前』(光文社新書)、アッという間に5000部大増刷と。足引っ張ろうと努力してんのに、ケッ!拙著など発売後8カ月、アマゾンでも底無し沼状態。必ずベスト10に入ってた出版ランキングでも、20位近くに。しかも女にオカマ掘られる寸前。“屠畜効果”で急浮上した、内澤旬子の『「本」に恋して』(新潮社)が18位と俺のすぐした。ツンツンしとらんで早く通り抜けろっ!!(アハン・)その点、南陀楼綾繁ははるか彼方でカワユイ。('07.3/20)

漫画屋無駄話 其の2148
▼自らの進行の失敗で、今夜も事務所に泊まるハメに。シラフでンなトコに寝るのはつらい(自業自得とはいえ…)。青焼きが出るまで中野にでも行って、「まんだらけ」付近の店で邦画ポスターでも買って来るか?「早稲田松竹」で映画を観るにゃ、中途半端な時間帯だし。書きかけの「嫌われ者の記」第191回を仕上げたいが、ありゃ読了本の関係で、自宅でないと無理。それともどっかの「ブックオフ」にでも?6時頃までには出ると、甘い期待してたんだけど…。('07.3/19)

漫画屋無駄話 其の2147
▼昨日分を書き上げた後で、フッと思う。上信電鉄ってボロいタクシー部門(別会社)の収益を維持するため、最終を早く走らせてんじゃと。ゆ…ゆ…許せん!!!昨日、靖国通りで出版労連他がデモを。で、日本のデモって何で4分の1車線しか使わせねえの?前後にパトカー付けたり、不必要な警官もブラブラ。世界広しといえど、こんなセコいデモは日本だけ。表現の自由の侵害と、裁判起こした団体はないの?マラソンじゃ使わせてる。道路は警察の私物か!?('07.3/16)

漫画屋無駄話 其の2146
▼高くてヤバイ上信電鉄は、近隣市町村から年間数十億もの補助を。なのにと言うか、だからと言うか、全然営業努力をしない。典型なのが最終の時間。高崎発10時25分(帰郷直後は10時5分だった)。せめて11時に。飲酒運転追放の折り、酔客も増える。税金頼りで惰眠むさぼってっから、俺の近所の人々は、車で磯部に出て信越線を利用する始末。自治体もショック療法で、1度補助を打ち切るべし。『MESSI』の下版難航中。内田こねりの、『Hオフィス裏情事』の下描きも遅れてる。('07.3/15)

漫画屋無駄話 其の2145
▼3年連続脱線事故起こしてる、“運賃が日本1高くて日本1ヤバイ”、上信線の半年定期を。137540円(片道たった40分!)。3カ月分しか買えない、高崎〜東京駅間の新幹線と、飯田橋までの定期も。292630円(片道新幹線60分、在来線15分)。同時に買うと、本当に一財産失ったと実感(実に430170円)。今回は何とかなったが、次回は果たして?今日はてっちゃんにいじめられる(シクシク)。夜、栄昇ビルの店子仲間と宴会の予定。家賃ストップするか!?('07.3/14)

漫画屋無駄話 其の2144
▼『日刊ゲンダイ』によれば、外務省は新イラク大使、門司健次郎(54)の顔写真を、テロ警戒のために非公開と。気違いか?ブッシュやチェイニ−だってスッピン。ベラボーな手当てがよくもらえる。が、これは日本の盗っ人公務員の全体的傾向。ガサ入れ警官や検事も近頃、でかいマスクをよく。裏金や調活費流用が恥ずかしいのは当然だが、お前らはコソ泥じゃなく法の執行者。もっと毅然と職務を遂行しろ。そのための高給と年金。嫌なら辞めろ。尾山泰永にいじめられる(シクシク)。('07.3/13)

漫画屋無駄話 其の2143
▼“宣伝の宣伝をする御用公共宣伝放送”とでも言おうか。NHKが、政府の拉致問題に便乗した事前選挙運動用TVCMを、わざわざニュースで紹介。百分の一でいいから、中国残留孤児も取材しろ(祖国に捨てられた人々だ)。『週刊現代』の加藤編集長が、TV局が“一部週刊誌”と誌名も出さずに特ダネを紹介するのは、「盗用」と糾弾。その通りだが、夕刊で一番それすんのは『日刊ゲンダイ』。ペイントロボと、次号『MESSI』の打ち合わせ。18P描くと言ってるが…。いトう、『Mate』の表紙持参。('07.3/12)

漫画屋無駄話 其の2142
▼週に1〜2度地下食品売場で弁当買ったり(帰宅時)、衣類買ったり、6階の「三省堂」で立ち読みし、隣接する喫茶店に寄ったりで、日々東京駅の“大丸っ子”化してる俺(大丸カードも当然)。交通費不要だし、外気に触れずに済むのが、初老男には助かる。SONO(コバルト機)に電話。相変わらずの沖縄タッチの締め切り。鬼姫にも。「マンコにやたら濃いトーンはんな!使い過ぎに見えんぞ!!」「や…やっぱり…」わかっててドジる奴。あとりK宅のプリンターが故障中と。('07.3/9)

漫画屋無駄話 其の2141
▼拙著を厚遇してくれた、「文教堂」飯田橋店へのお節介。同店、2階で生活情報センター刊の写真集をドンと並べてたが(都電や下町の類い)、中止した方がいい。同じ物が「日本特価書籍」で1000円台で山に(定価は4000円近い)。初版は去年11月。ずいぶんと思い切りがいい。解説がくどいのと、写真レイアウトが全体に小振りで、緩急もないのが敗因じゃ(青木正美なんざ使って…)。てっちゃん、いトうに電話。いトうの今月の『MESSI』、話がわかりやすくて面白いのでほめる。('07.3/8)

漫画屋無駄話 其の2140
▼単なる放火犯を愛国者呼ばわりしたり、昨今の右翼の堕落は、一昔前の左翼以上だが、また恥を重ねてる。日比谷野音での朝鮮総連の集会の一件。抗議の末、都に使用中止と言わせ、果ては司直の手をわずらわせる始末。日本を北朝鮮や中国にしたいのか?石原“金日成”ファミリー批判をしない愛国者など、俺は一切信用しない。『赤旗』によれば、慎太郎の時給は47000円と。でも妻子は身銭でなく、公金でぜいたくさせるのだ。国賊が!!!「新文芸坐」に、“スケベ良”の映画を観に。('07.3/7)

漫画屋無駄話 其の2139
▼昨日は朝、上信線を往復するハメに。高崎駅で1年振りではいた、wranglerの革靴の底がバラけてるのに気付いた。仕方ないので愚妻に電話、最寄りの駅まで別の靴を持参させた。2度目。決して古くはないのに、放っとくと崩壊。業界ぐるみの不良品生産?久々に「嫌われ者の記」を更新。昨年の『Mate』、6月号と8月号の2回連続で185回と表記。来月発売分で1号進めとかないと。1カ月程前から、コアマガジンでしぼられてるアンナが顔を。大変だが勉強になると。('07.3/6)

漫画屋無駄話 其の2138
▼せっかく甘楽富岡の谷間の夜が静かになったのに、昨日の午前10時頃、糞ったれ富岡消防署がゲロ臨時放送。宮崎の茂木家(文化財)で消火訓練をする。本当の火事と間違えぬようにだと。余計なお世話。しかも音量が異常にデカい上、なぜか“宮崎市”と連呼。白痴か?今の消防署長は俺のいとこ。好人物で、ロクな学歴もないのに(俺もな)大した出世だが、職員教育はなっとらん。職務を果たしてるに過ぎぬブルジョワ公務員が、税金遣っていちいち自画自賛してんじゃねえよ。('07.3/5)

漫画屋無駄話 其の2137
▼自分の耳ではまだ確認してないが、昨日から富岡市防災無線での、夜9時からの放送が中止に(もう寝ろとの、最悪最低のお節介“市辱放送”)。行政課職員、及び岩井賢太郎市長の決断に敬意を表したい(市長の過去のスキャンダルが、これで帳消しになる訳ではないが)。中止を求めて10余年。初めての眼に見える成果だ。HP扉の糾弾文も一部削除(夕方5時の気違い童謡も止めれば、全面カットもあり得る)。いトうと、6月にティーアイから出るコミックスの打ち合わせ。('07.3/2)

漫画屋無駄話 其の2136
▼2時間後にガックリするとも知らず、『松ヶ根乱射事件』上映中の「テアトル新宿」のロビーで読んだ、『無妙記』(深沢七郎・河出書房新社'75)に打ちのめされる。ちゃんと、「風流夢譚」テロ事件のナシもつけてんだ(75年作の「妖木犬山椒」)。同じ衆道者とはいえ、秀才三島由紀夫は、200年お勉強してもこういう小説は書けない(深沢を認めはしたが、嫌ったとの噂に説得力)。先行するOLセクハラコンビニ漫画誌、3誌共に廃刊と。『Hオフィス裏情事』の運命やいかに?('07.3/1)

漫画屋無駄話 其の2135
▼東西線に乗ったら、“春もやっぱりオードリ−通勤です”との、雑誌『MISS』の中吊り広告。ちゅーこた、オードリ−フェラ(スクーターに乗った男の股間にしゃぶり付く)、オードリ−アヌス舐め(ノド筋でツンツン刺激)とかもあんの?カワディMAXの野郎の来社が遅れてる。今日は「テアトル新宿」に行くんだから、やくる〜とに任せて帰っちゃお。そのやの字への今日は給料日。先月、女房へは出たが俺にはギャラの出る余地なし。今月は果たして?取り崩し生活って情けない。('07.2/28)

漫画屋無駄話 其の2134
▼暇なんで休み、前橋駅前温泉、「ゆ〜ゆ」に(600円)。30分程つかり、1時間ばかりロビーで読書。ビン牛乳の自販機があるのがうれしい(100円)。『それでもボクはやってない』を観た際にも思ったが、99.9%の有罪率と合憲率の日本に、裁判所など不要。代わりに、最高裁&下級審司法宝クジを作る。0.1%の違憲と無罪クジを入れりゃOK。大臣並の高級を食む三百代言共が不要となれば、大行革になる。そもそも、金銭面だけ政治から独立してる司法など、世界中の恥さらし。('07.2/27)

漫画屋無駄話 其の2133
▼カワディMAXと、5月に一水社から出るコミックス第2弾の打ち合わせ。「題名は『少女無惨』でどーでしょ? ざんは残じゃなく、惨事の惨で」「いいだろ」神保町の2カ所のみずほ銀行に行くが、余りの列に退散。今月は2〜3度残高照会したが、ずっと5000円チョイのまんま。中旬に入ってた、日本出版社のコミックスのギャラがなくなったため(隔月でもう2冊出て終了)。どっか間違って振り込んでよ!(甘い)『松ヶ根乱射事件』の前売券を買う。('07.2/26)

漫画屋無駄話 其の2132
▼中原昌也似だった鬼姫が、久々に見たら、ねぶた祭りの山車並の巨顔になっててビックリ(怒られるのが嫌で、俺の出社前に入稿する姑息野郎)。「死ぬぞ馬鹿!」「エヘへヘヘ…。これじゃDONKEYさんですよね。エヘヘヘヘ…」脂っこい揚げ物類ばっか喰ってんだな(下流のゼイタク)。山崎“パラジャノ”邦紀の名誉のために追記。昨日の“極太うどん&極細ラーメンエキストラコンビ”には、幼稚園児が微笑む程度の目腐れ金、いやお駄賃が出たと。損保ジャパンの、アホセールスマンのドジで帰れない。('07.2/23)

漫画屋無駄話 其の2131
▼山崎“タルコフ”邦紀の漫画屋事務所での撮影、8時〜12時で無事終了。2大女傑エキストラの仕事振りに、人格がモロ露呈。妙に厚化粧してた、畠中“アクセス”店長は、早朝からタダ働きさせられたのに、差し入れまで(逆やらずぶったくり?)。内澤“屠畜”旬子は、エキストラの傍ら、カリカリイラスト仕事もこなす調子良さ(愚夫の稼ぎのせい?)。池島ゆたか、荒木太郎と、男優陣は監督も兼ねる者ばかり。荒木がポツリ。「監督なんかやっちゃあ余計に喰えません」本業はド暇。('07.2/22)

漫画屋無駄話 其の2130
▼今発売中の『週刊東洋経済』、大特集の「貧困の罠」は充実(『赤旗』情報過剰だが)。すぐに『日刊ゲンダイ』がパクるのだな。“日本のパラジャーノフ”(あるいは“福島のタルコフスキー”)、山崎邦紀が明日は事務所でピンクの撮影。パラジャーノフと言えば、三島由紀夫の『総長賭博』論が載ってるので有名な、『映画芸術』68年3月号、「新宿文化」の広告ページに、『火の馬』の予告が小さく(メインは『新宿泥棒日記』)。“監督/セルゲイ・パラジャノフ”とある。('07.2/21)

漫画屋無駄話 其の2129
▼栄昇ビルは、マンションとして建築されたためにお風呂も。が、シャワーへの切り換えが故障。先々週、管理するアースウィンドに修理を頼んだが、ナシのツブテ(俺がこんだけ家賃遅らせたら、大騒ぎだろ?マジメにやれ!)。文句言うと昨日水道屋が。大金がかかるため、オーナーに相談後、連絡すると。駄目って言われたらどうすんの?(ハゲタカ系某社が今の持ち主)。契約書通りの設備を保障しないのなら、家賃は払わんよ(半額ぐらいに値下げするのなら考えるが…)。('07.2/20)

漫画屋無駄話 其の2128
▼“「噂の!東京マガジン」という番組を担当しているものです。番組で今回「防災無線の騒音」に関して取り上げようと考えております。「こちら騒音富岡です!!!」のページを見かけたものですから。お手すきの時に、電話をいただければ大変ありがたいと思います。TBSテレビ 久○一○”とのメール。頼んだ訳でもなし、用があれば自分から電話しろよ。数日放っといたが、防無の件でもあるし、50歩譲って在社時間と電話番号をFAX。ナシのつぶて。深沢七郎の言う通り、テレビに出たがる人は2流。作る奴は5流?('07.2/19)

漫画屋無駄話 其の2127
▼安倍“ブリキのオモチャ”総理の資金源でもある、アパグループ。高崎駅0番線ホーム、上信線裏手にも「アパホテル」が。建築時、行きつけの居酒屋のランチに、職人さんがよく来たと。「なからひでえ手抜きしてるんらしくって、全員が“絶対あんなトコにゃ泊まんねえ”ってゆってるんねえ」とマスター。高島屋寄りにはマンションも。ガラガラ崩壊する現場に立ち合いたい。昨夜のタダ飯は、量が多いだけでまずかった(無事帰宅)。生乳、「凡人回想録」の新データ送れ。前橋の駅前温泉にでも行くか。('07.2/16)

漫画屋無駄話 其の2126
▼何となくタダ飯を喰いに行く気分。今日は例によって暇なので、6時から松竹試写室である、『約束の旅路』(監督・ラデュ・ミヘイレアニュ・'05仏)を見物に。本作は3月10日から「岩波ホール」で公開。つまり、今から観ても紹介する雑誌がない(エロ本になど扱われたかない等の問題とは別に)。しかも149分の長尺。俺がいつも乗るあさまは、東京駅9時4分発。ギリギリ。丸の内線でもJRでも、大して変わらなさそうだし。今日は事務所の毛布が良く乾いた。('07.2/15)

漫画屋無駄話 其の2125
▼素晴らしかった。“中村宏/図画事件1953-2007”だ(「東京都現代美術館」で4月1日まで)。可愛くないのにエロい、黒パンストの女生徒最高。横尾忠則や大竹伸朗のように、ベラボーかつ厚顔な値段のグッズ売りまくらない、“商売下手”な点にも好感(ポスター販売してないのにはムカつく)。同様に感銘を受けたのが、『世界屠畜紀行』(内澤旬子・解放出版社)での、本文中の擬音処理。“キエーッ”。アマゾン75位も立派(4時頃)。愚夫、いや、旦那の『路上派遊書日記』は、27万4百10位。('07.2/14)

漫画屋無駄話 其の2124
▼幹部に残業代等をピンハネされながら殉職した、板橋警察署の現場警官には同情を禁じ得ないが、それを悪用、裏金警察全体のイメージアップを計らんとの、警察庁や警視庁には緑のヘドが出るが、もっと救えないいのが安倍“ボンクラ”総理。官房長官を行かせ、自分の追悼文を代読させりゃいいの。ざとらしく、落ち目がわざわざ出向いて田舎芝居。しかも名前間違え(NHKは醜態場面を報じず)、恥の上塗り。馬鹿に付ける薬は確かにない。ポスト「エリカ」は、「珈琲美学」になりそう。('07.2/13)

漫画屋無駄話 其の2123
▼今日の読書。朝食前に「従兄ポンス」を20P(東京創元社版全集)。朝の上信線で『たまたま地上にぼくは生まれた』(中島義道・ちくま文庫)を読了。新幹線で『懐かしい年への手紙』(大江健三郎・講談社文芸文庫)。三者三様の読書の醍醐味。『Mate』の下版も終わり、今日は『MESSI』VOL・1の読者プレゼントを発送。さっきまで3連休と知らず。中村宏を見に、東京都現代美術館にでも行くか。胆のう摘出手術後、横尾忠則展に行って以来って事になる。('07.2/9)

漫画屋無駄話 其の2122
▼ペイントロボの『聖校章』(一水社)や、自著の動きをアマゾンでチェックしてたら、セブンアンドワイでの『世界屠畜紀行』(内澤旬子・解放出版社)が引っ掛かる。そりゃいいが、“この商品を買った人はこの商品も”欄が凄い。拙著や『うつうつひでお日記』(吾妻ひでお)はともかく、『末期ガンになったIT社長からの手紙』(藤田憲一)って…(関係者は沈黙するのみ)。昨夜は池袋で、松文館の貴志社長にゴチに。同席した、高田“ツルッパゲ”編集長のたらこ唇の赤味が、益々鮮やかになってて怖かった。('07.2/8)

漫画屋無駄話 其の2121
▼前にも2回ほどロケした漫画屋で(ピンク&ホモ各1回)、また今月下旬に“福島のタルコフスキー”、山崎邦紀がピンクを撮るとかで、カメラマン、助監督2人を引き連れ、タルコフ君がロケハンに。驚いたのは、2人の助監督が身ぎれいだった点。20世紀の彼等は、上野の浮浪児同様であった。エロ漫画プレゼントしても、さして感動せず。金にも女にも困ってないの?考えたらピンクの助監督なんて、今やブルジョアの子供にしか出来んか?今夜は池袋へ。('07.2/7)

漫画屋無駄話 其の2120
▼欧米並に司法制度に被害者の視点をって、糞ドインチキもいいトコ。欧米に代用監獄はあるか?かの地では取り調べに弁護士も立ち合うし、模様も録音。警官の労働組合さえ。そういう面をシカトしての今回の措置は、裏金検察官を1人増やすだけ。人権は加害者、被害者に同等に与えられるモノ。なぜなら人々は、いずれの側にも立つ可能性があるから。日本人の一部にマンエンする、アホな被害者意識に迎合する今回の愚行は、人質司法の深化をもたらすのみ(昨日、やっと『それでもボクはやってない』を)。('07.2/6)

漫画屋無駄話 其の2119
▼春めくに従い、P塩山商店への振り込み額が急減。『レモンクラブ』の編集費は12月が最後だったため、先月は遂に我が月給分がゼロに。今月は少し楽だけど、3月からは『漫画ピンクタイム』の編集費もなくなる。拙著もとうとう、南陀楼綾繁や向井透史の本並に、アマゾンで10万位台に転落。う〜む。どっちを向いてもいい目は…。昔みたいに牛乳配達でもと思っても、原付免許はとっくに流しちゃってるし。10年前のタコ多田のように、早起きして駅の立ち喰いそば屋で働くか?('07.2/5)

漫画屋無駄話 其の2118
▼『それでもボクはやってない』の前売を「ユーラン社」で。邦画ポスターを2枚もらう(ラッキー!)。そりゃいいが、群馬県内で一番近い劇場は「109シネマズ高崎」。県内映画ファンの間では、銭もらっても行きたくないとの評判の小屋(経営者、従業員の“観せてやってる”との態度が、100%接客に露呈)。大宮にでも遠征するか?今月末に1号目が出る、『Hオフィス裏情事』(一水社)の活版入稿準備中。『Mate』『本当にあった禁断愛』に続き、小宮山印刷が。どうにかしてよ…。('07.2/2)

漫画屋無駄話 其の2117
▼何かとKGB気取りの高崎警察署。今度は2千万だかの拾得金に関し、発見者も場所も本人の希望と称して隠した上、発表も1日遅らす。ネコババしようとしたんじゃ?同署は問屋町でも不当な職質で学生を死なせ、和解金を払うハメに(当然税金)。群馬県警は頭からシッポまで腐ってる(北関東の神奈川県警?)。草1号、同2号、新データ送れ。そういや生乳よ、生汁が友達になりたいとか。彼女のメルアド、教えてやってもいいよ(一切の礼は不要)。夕食は「ファリーヌキムラヤ」のオカズパン。('07.2/1)

漫画屋無駄話 其の2116
▼棺桶に沈む下半身の割合が増加するに従い、文章がくどくなる一方のエンテツ爺さん(遠藤哲夫)だが、大宮の「いづみや」の下りは笑えた(文章も簡潔だし)。俺も昨秋西川口店へ。大宮店ほど薄汚れておらず、店員の感じもいいし、つまみも及第点。けどヤな思いも。店長ないし同格のオヤジが、従業員を厨房で大声で叱ったのだ(しつこく)。狭いので客にも筒抜け。俺はテメーの説教に銭払いに来たんじゃねえよ。で、文体のしつこさは、SEXに連動するの?“福島のパラジャーノフ”、山崎邦紀の文もエンテツ化しつつある。('07.1/31)

漫画屋無駄話 其の2115
▼個人情報保護法が、“犯罪公務員保護法”である事は早くから指摘されてるが、“犯罪の温床”の警察、特に群馬県警は悪質。昨日、脇見運転で病院送迎車にパトカーぶつけた吾妻署の巡査部長(54)が、書類送検されるのに匿名。高崎署での、寮費使い込み事件の処分者も同様。恥を知れよ群馬県警記者クラブ。民間人ならお前らは、1000円の無銭飲食でも実名報道。犬にエサもらってる犬記者の仁義?ならせめて、ベラボーな退職金や年金もらってる県警幹部が、勲章もらう際も匿名にしろ。('07.1/30)

漫画屋無駄話 其の2114
▼電話で、尾山泰永と春先のスケジュール、アンナと『Mate』の“もんなめ”の打ち合わせ。両人共に楽観的かつ明るい性格なので、話してると天気同様にほのぼの。「エリカ」の代わりに、警察病院前の「シャノアール」で読書。駄目だ落ち着かなくて。あの広さでトイレが1つなのも非常識(坪内祐三の『慶応三年生まれの七人の旋毛曲り』を今頃。面白い。なぜか、発売直後に買ったまま放置を)。富岡市関係で少し明るい話題が。記念に「嫌われ者の記」を更新(第184回)。('07.1/29)

漫画屋無駄話 其の2113
▼今の『宝島』を初めて買った。「石原慎太郎の正体」が目的だったが、なかなか充実。で、同社の刊行物の宣伝はナベツネ新聞が圧倒的だが、ユチャク、あるいは朝日とケンカ?(放っとけよ他人のこた)カワディMAXと電話。「『犬少女』、悪くなかったらしいから、次の早く出そ。昔ので使える原稿は?」「あんま、クォリティ落としたくないんで…」気持ちはわかるが、生意気な奴。でも、田舎みやげのきしめんパイはうまく、俺1人で全部喰っちまった。また買って来いヨ。('07.1/26)

漫画屋無駄話 其の2112
▼一週間便秘だった中年女の、和式水洗トイレでとぐろを巻く糞とでも言おうか。岩井賢太郎“2億円”富岡市長ではなく、菅義偉総務相の事だ。こいつゲッペルス気取りで、NHKや関西テレビにチョッカイ出してるが、「言論の自由への干渉だ!!」と記者会見で切り込めない、記者クラブ“白痴”記者にため息。「エリカ」の取り壊し開始。コーヒーはまずいが、BGMを流さない貴重な喫茶店だった。仕方なく九段下の「壺屋」へ。450円と50円コーヒーが高く、女特有のいじましさと、BGMがうるさいよ。('07.1/25)

漫画屋無駄話 其の2111
▼富岡製糸場が、単に世界遺産コーホになっただけで、バルチック艦隊センメツしたり、南京陥落時のように、チョ−チン行列まで税金使ってかました、恥ずかしい“前科”持ちの岩井賢太郎富岡市長(HPの扉参照)。更に今年に入り防災無線がより凶悪化、夕方5時のメロディがガキのケタクソ悪い童謡に。関係者の証言によれば、市長が支持者の「いい歌が…」の陳情に、即放送命令を出したと。賢太郎よ、それを公私混同と呼ぶのだ。“2億円の過去”に、どこまで恥を上塗りする気だ?('07.1/24)

漫画屋無駄話 其の2110
▼『特高Sの時代』(高島真・新風舎)は、8年前に「書肆アクセス」で買ったまま放置、昨日から読み始めた。社会主義者から特高警察に転職した男の伝記のはずが、3分の1まで進んだのに、山形の社会運動の話ばかり。ウンザリ。砂田周蔵はいずこ?前説が長すぎる奴って本当に腹立たしい。例の『こほろぎ嬢』上映の際の、浜野佐知監督がそれ。幸いスタッフに止められ事なきを得たが、本の場合は野放し。元地方公務員の郷土史家じゃなあ…。あとりK、いトう、遅れるとのFAX、電話。('07.1/23)

漫画屋無駄話 其の2109
▼「新宿末広亭」に行くと必ず1人は超無能芸人が登場、シラケ地獄の余り、客に笑いより同情を誘う醜態をさらしてるが、昨夜の「コクテイル」で自らそれを満喫(トーシロは調子に乗っちゃいかん)。映画眼にも自信喪失。愚作『こほろぎ嬢』を、参加者がほめるほめる。「日本のパラジャーノフよ!」(「書肆アクセス」畠中店長)。「タルコフスキーって言うべきネ!」(内澤旬子)。「おもしろかったぁ」(退屈男)。「結構楽しめましたヨ」(南陀楼綾繁)。“同情”批評だろう?('07.1/22)

漫画屋無駄話 其の2108
▼「申し上げづらいのですが、明後日のトークショー、知り合いにもう少しお声を…」と、21日にトークショーがある、高円寺は「コクテイル」の“ルーズ”店長が電話を。やっぱし!いくら何でも10人は来て欲しいよ!!皆さん、ヨロピクのピク・(ペコペコペコちゃん)予約電話は、03-3310-8130。で、超退屈だな、『江口寿史の正直日記』(河出書房新社)。こんなアホが本当に面白い漫画を?貧乏症ゆえ放棄せず、斜め読みしてるが(未成年犯罪は処分が甘いからとの説教が一番笑える)。('07.1/19)

漫画屋無駄話 其の2107
▼花粉症対策ポスターに便乗しての、石原慎太郎の知事選事前運動が失笑を買ってるが、特攻隊映画でも同じ真似を。心底、身銭を切るのが嫌な男なのだ。愛国者の看板がウソイツワリペテンダボラである事は、既に満天下にさらされたが、ヨット上の“吝嗇家慎太郎”も忘れちゃいけない。エッラソ−だったのに落ち目になるや、愛想笑い浮かべてあちこちのインタビューにも登場。ゲスゲロ人間の見本。豪遊旅費問題でも部下のせいにしたり、お前は親としてだけでなく、一社会人としてもゴクツブシなのだ。('07.1/18)

漫画屋無駄話 其の2106
▼高崎駅一番線ホームのトイレの鏡が、先日紙で覆われていた。破って見ると、表面に“アナル三代目”との傷状の落書き。数日後新品に(最初、“ナル”の文字にドキッ!!)。事務所近くの中高年専用喫茶店、「エリカ」が19日で突如閉店と。神保町に行かない日の、食後の読書場が消滅。岩井賢太郎新市長になって以来、その気違い騒音振りが過激化した、富岡市の防災無線。新任の尾高行政課長に、明日午前に面談予定。市長や役人のカラオケじゃないと、強く抗議するつもりだが…。('07.1/17)

漫画屋無駄話 其の2105
▼大学1年の時、つまり73年、俺は祖師谷大蔵の牛乳屋で半年程住み込みを(浪人時代の目黒の店とは別)。だから下北沢にも時々降りたが、驚いたのは駅が全然変わってない点。駅付近も映画館が消えたくらいで、骨格は変わってないんじゃ?遠山企画に入社後の77〜78年、駅前の喫茶店で、吉田光彦にイラストの依頼をした記憶も(『漫画ショック&ショック』という、最近潰れた平和出版のエロ劇画誌用に)。2〜3度描いてもらったが、結局同誌は廃刊。編集長としての初めての廃刊経験で、傷ついた。('07.1/16)

漫画屋無駄話 其の2104
▼10枚も前売券を押し付けられたが、人様に売れるような水準の映画じゃないので自腹を切り、自らも行く気がなかった、「シネマアートン下北沢」で上映中の『こほろぎ嬢』(監督・浜野佐知)。今日、夕方時間があるのでチラシを見たら、90分チョイの尺と。やっと行く気に(ゴダ−ルじゃないが、映画は90分以内に限る)。5時30分からだから、終わっても7時。東京駅の最終新幹線は9時チョイ過ぎだし、充分群馬に帰れる(夕食は、「大丸」地下の3割引き弁当だネ!)。('07.1/15)

漫画屋無駄話 其の2103
▼先月は珍しく1冊も買わなかったちくま文庫を、日特で2冊(中島義道の『たまたま地上にぼくは生まれた』と、田口久美子の『書店風雲録』)。来月頭、拡声器騒音を考える会の集まりがあるが、中島教授は出席するか?(ちなみに教授、自著には絶対にサインをしない。気前良く本はくれるが)1月21日の「コクテイル」の一件、打ち合わせを南陀楼綾繁と今夜。群馬に帰るので、「八重洲ブックセンター」で待ち合わせ。“使い減りのしない不見転陰間”退屈男にも声をかけたと。('07.1/12)

漫画屋無駄話 其の2102
▼城南グラビヤ出稿の2月頭売りのいずみコミックス、『聖校章』(ペイントロボ・一水社)の校正後、引き続き『本当にあった禁断愛』Vol.5の青焼きにかかるが、どうも天地の余白が狭い。「ひょっとしてまた?」と、版ヅラページの天地を測ると、223ミリもあるページがゾロゾロ(漫画屋のB5判誌は220ミリ)。Vol.1の時に失敗、あんなに注意したのに。コグチ側に白地の出てる漫画も。小宮山印刷らしいと言えばそれまでだが、漫画家によって原稿の倍率が違う事くらいは覚えて。('07.1/11)

漫画屋無駄話 其の2101
▼今月25日売りの『本当にあった禁断愛』のケツ入稿で、結構忙しかった。なお同誌、今号よりDVD付きに(でも500円。よそより90円安い)。で、かつては猟奇事件が起きる度に首をすくめた。それなりに儲かっていた時代だから。昨今は何も感じない。喰って事務所を維持してるだけの状態だから、これ以下なら廃業すりゃいいだけの話。気分はラックラク〜♪(本当かよ?)そろそろトークショーの具体的内容を考えるか(にしても、とんでもない電話番号ミス…)。('07.1/10)

漫画屋無駄話 其の2100
▼なまぬるい感じのメールが1通。南陀楼綾繁からで、『路上派遊書日記』(右文書院)は200冊も献本してない。120冊くらいだと。ケッ!その位の相違は、“幻冬舎式自称発行部数カウント”からすりゃ、事実ないし真実。200冊は、無名時代(?)に無明舎出版から出してもらった、『ナンダロウアヤシゲな日々』の、印税代わりの現品支給の部数と。いずれにせよわびしい数字。2月初旬にティーアイネットから出る、『快感中毒』(あとりK)の本文整理。('07.1/9)

漫画屋無駄話 其の2099
▼「書肆アクセス」で、『畸人研究』と『世界屠畜紀行』(内澤旬子・解放出版社)を。前者の今柊二、物書き商売大繁盛のようでムカつく限り。俺に仕事半分回せっ!!ま、一時より毒気が抜けて、凡人化したせいだろうが(でもうらやましい)。旦那(南陀楼綾繁)は例の著書を200冊献本したとかで、超リンショク女房を呆れさせてたが、「アタシは絶対に献本しない!1冊もっ!!」と吠えてた内澤女房、真相は?(俺はちゃんと買いました。畠中店長が証人。ブルブルブル…)('07.1/5)

漫画屋無駄話 其の2098
▼いつもは月末に知人関係に発送してる、『記録』を今日やっと。連載の「靖国神社」を、久々に奥津裕美嬢が担当。在ホンコンでセレブライフを送ってるらしいが、たまにゃ声かけてよ。「サイテイ車掌のJR日記」の国労組合員、斎藤典雄とだけじゃどうも酒飲む気が起きない(この3人で「一番や」で悪酔いしたの、もう3年位前?)。ブランシェア、獅月しんら他に電話。来社したいトう、ダチがノロウィルスにやられたらしく、一切の交際を断ってると。死んじゃうのか?('07.1/4)

漫画屋無駄話 其の2097
▼親馬鹿インチキ愛国者、石原慎太郎的ゴロツキ精神にも通じるので、基本的にお国自慢は大嫌いだが、富岡の戦前からの社会主義者で、戦後『甘楽農民新聞』を発行し続けた、たかせとよじ(高瀬豊二)と同じ妙義、浅間を眺められた事を誇りに思う。自伝第4弾、『挫折した人民戦線運動』('84同新聞社)も、冷静な観察眼にため息。昭和12年、ブチ込まれた大森署には、松本克平、朝鮮人の金、島崎浪夫(志村喬の兄)他が検束されてるが、1人1人の描写力に唸るばかり。市会議員より作家になるべきだった人。('06.12/28)

漫画屋無駄話 其の2096
▼「東京堂」に青木正美の新刊、『ある古本屋の生涯 谷中・鶉屋書店と私』(日本古書通信社)が。貧乏長屋の子だくさん女房並によく本出すね、この爺さん。後継ぎにも恵まれてるらしいし、もう後進に道を譲って養老院にでも入りゃいいのに。山下武あたりに比べても、毒にも薬にもならん内容でゲッソリ(誰か鈴を付ければ?)。題名は忘れたが、思春期の映画館痴漢日記を昔。五分の一位にカットすりゃいい本だった。俺様の例の本だって三分の一にしたんだし。暇。('06.12/27)

漫画屋無駄話 其の2095
▼今は発売日の朝9時前に、村内のセブンで全ての週刊誌が入手出来るが、驚くべき事につい6〜7年前まで、高崎駅新幹線ホームでは、11時近くなってもKIOSKに並んでなかった。「何でなの?」「変なんですヨ。私、高崎線沿線なんですが、朝早くから売ってんのに…」と、ミニ若秩父風のお姉さん。KIOSKをめぐる、縄張り争いでも?この姉ちゃんは今でも、1番線ホームの従業員詰め所付近で見かけるから、もっと最近までかも(気柄のいい娘だ)。豪雨。昨日、神保町に行っとくんだった。「凡人回想録」を更新。('06.12/26)

漫画屋無駄話 其の2094
▼いトうのサイン本が当選しながら、2年以上待たされていた読者諸兄(姉)へ。今日全てメール便で発送したので、年内にはきっと。『週刊文春』をやめて『週刊現代』に乗り換えたので、月曜の朝も出勤途中で村のセブンへ。木曜も『週刊新潮』のために。かつて木曜発売の2大反共雑誌が、根性見せてた時代は便利だった。石原“激親馬鹿&女房”慎太郎ごときでインポ化した新潮は、このまま第2の文春になるのか?(少し残念)今日は久々に忙しくて、充実した気分。('06.12/25)

漫画屋無駄話 其の2093
▼凄い酒乱との噂も聞いたが、やはり金石範の小説は抜群だ。近刊、『地底の太陽』(集英社)も、済州島帰りの主人公が、錯綜する虐殺の記憶の中、街角で同島訛りの、“コーモリ傘直しーいィ”との物売りの声を追う下りは、ゾクゾクと言うか、望月浩のヒット曲、「君にしびれて」までつい連想。深刻な場面で財布を拾わせたり、喰う場面もよだれダラダラ(濡れ場は下手)。「次の『本当にあった禁断愛』、年内に全部入れて下さいヨ」と小宮山印刷。馬鹿野郎、表紙も入ってねえ。('06.12/22)

漫画屋無駄話 其の2092
▼“「堀米正廣同志の義挙を支持する全国集会」開催される”(『レコンキスタ』331号)。例の加藤紘一宅放火犯人は、同紙では北一輝並の英雄扱い。どうかしている(無論、批判的な右翼も多いと)。文革末期、試験を白紙で出したガキが革命英雄扱いされたのをふと。思想は勢いづいた時にこそ、退廃の芽もまたはぐくまれる。来社したいトうと、たまりにたまった奴のプレゼント用サイン本を、今月で一掃する計画を。本当に出来るのか?めげる用事を片づけた。('06.12/21)

漫画屋無駄話 其の2091
▼自分でも5年以上連載してながら、文字が拡大出来ないシステムなので、まず読まない「書評のメルマガ」を(老眼が日々悪化)、先日久々に。山崎邦紀が、笙野頼子の“英志モノ”ならぬ、“稲垣眞美モノ”をねちっこく書いてたから。“ピンク映画界のデビット・リンチ”との声があるそうだが、“〜の小谷野敦”の方がふさわしい。50半ばになる、このホモ映画監督兼サンピン脚本家、冬場は実家の雪下ろしで、両親に小遣いもらってると。出来の悪い子ほど可愛いらしい。『こほろぎ嬢』は1月4日から、「シネマアートン下北沢」で公開。('06.12/20)

漫画屋無駄話 其の2090
▼高級官舎で愛人と同棲の本間老エロ教授に、社会的責任の自覚をと石原伸晃。馬鹿野郎、その台詞はテメーの親父に言え。ただ日本の金日成ファミリー、石原一族は、“愛国心はならず者の最後の拠り所”との格言を、見事に具現化した一家として、日本史に長く名前が刻まれよう。昨夜、東京駅北口の「丸善」へ初めて。月末の銀行ATM前並の、レジの長蛇の列に呆れ果てる。買いたい本もあったが即断念。経営者はどーゆ神経を?(拙著を1冊しか置いてくれない本屋の悪口は、気が楽)('06.12/19)

漫画屋無駄話 其の2089
▼帝国主義の本家は犯罪までが洗練されている。元ロシアスパイ殺し、売春婦連続5人殺しの鮮やかな手口に感嘆。伝えるBBCは、被害者の実名や写真はおろか、親の「責めない」との映像までバンバン。階級社会と監視カメラの多さは嫌いだが、さすがは警備をもっと強化をとの声に、危険を引き受けるのも王族の仕事であり、権威の強化にもなると言い放った女王のいる国だ。「このくれ暇で、収入が前通りだったらなぁ」とこぼし、アンナにあざ笑われる。('06.12/18)

漫画屋無駄話 其の2088
▼「三省堂」や「ジュンク堂」に行きつけてると、「八重洲ブックセンター」はわびしい。前者が「伊勢丹」だとすると、「イトーヨーカ堂」西川口店て感じ。が、数年振りに行くと、文庫コーナーには『出版業界〜』が10冊程平積みだし、映画書も充実。ダサいが努力はしてるなと、1階の出版コーナーに行って驚愕。拙著が2面出しで計20冊も!!(隣が岩波書店の元幹部、大塚信一の『理想の出版を求めて』なのが笑える)断言しよう。「八重洲ブックセンター」はうちのめされるように凄い、日本一の書店だと(ヨーカ堂西川口店は?)。('06.12/15)

漫画屋無駄話 其の2087
▼『出版業界〜』の3刷り目見本が届く。明日あたりから店頭に?ド腰抜け『週刊新潮』が、やっと今頃“慎太郎税金セレブ一家”ネタを。NHKの後塵を拝する情けなさ。元々機動隊のカマボロ車両や、右翼の街宣車の風上に位置するメディアだが、“同志”でも筋の通らぬ存在は徹底攻撃する伝統が(昭和天皇や笹川良一嫌いは露骨だった)。それが、余人を以て代えがたい、峠を過ぎた親馬鹿作家知事の、たるんだケツッペタをペロレロ。矢来町のNHKと呼ぼう。1日どうやってつぶすかを思案中。('06.12/14)

漫画屋無駄話 其の2086
▼もう『Mate』2月号の見本誌が、製本所、秀衛堂より届く。○日前に最終下版したばっかなのに、信じらんない(そりゃ秀衛堂のセリフだよ)。同社の工場は戸田市笹目。我が恥多き青春の地、西川口の近所。製本関係は、不法滞在外国人のメッカとの話だが、やっぱ?(日本語がわーらんでも働ける)。そういや栄昇ビルの大家さん、栄昇商事の工場もそこらだったはず。負債約20億と。う〜む…。14年前の契約だし、新大家から敷金ビタ一文残らず取り返すまで、闘うぞ〜闘うぞ〜!!('06.12/13)

漫画屋無駄話 其の2085
▼一部犯罪被害者の思い上がりが目立つ。南の方でいじめ被害者の両親が、検証委員会への参加を求めたが、馬鹿も休み休み言え。第3者が事実関係を調査するから説得力を。加害者も参加させろと言ったら、断われなくなるぞ。北の方で、遺影を持った裁判傍聴が拒否されたと。認めてた方がイカれてる。「靖国参拝反対!!」「南京虐殺はデタラメだ!!」とのゼッケンも許さねばならなくなる。宣伝の場ではない。被害者のこの種の筋の通らぬ要求を、批判出来ない記者クラブ感傷マスコミにゲロ。('06.12/12)

漫画屋無駄話 其の2084
▼近頃眼の離せない『週刊現代』だが、最新号の「網走番外地でゴジラが吠えた遺言状騒動」はひどい。石井輝男監督の遺産騒動ネタだが、高倉健が『網走番外地』シリーズを撮るまで“大部屋俳優”だったり、石井プロを引き継いだ山際永三が、元新東宝仲間だった事も皆目知らない模様で、記事自体が意味不明。無知ライターと馬鹿デスク効果、恐るべし。町山智浩のコラムのイラスト担当、内澤旬子も絵が文に従属過剰。勝手な事描くと叱られる?来社した矢島Indexと、業界無駄話。('06.12/11)

漫画屋無駄話 其の2083
▼暇。アンナ、今日は出勤予定なるも、昨日電話、「仕事ねえから休んで」「はい〜」。早くもペイントロボの、『MESSI』2号目の原稿入稿。やくる〜とと「ボーッ」としてても仕方ねえので、神保町。「書肆アクセス」前で南陀楼綾繁とバッタリ。拙著がベスト10に入ってる、『おすすめ文庫王国』2006年度版、同じく堀切直人による言及のある、『週刊読書人』を。何と4日付け『公明新聞』にも、奴の本のコバンザメで登場と。執筆者で、上階の波乗社の坂崎重盛さん、どうも!(シャッポ、似合ってます)('06.12/8)

漫画屋無駄話 其の2082
▼ホッ・アマゾン関係者に、本欄の読者が?(“あわせ買い”で、『エロマンガ・スタディーズ』が消えたというか、コーナー自体が消滅)その永山薫のブログをのぞいたら、『SPA!』に奴の愚書紹介ついでに、拙著にも言及があると。見るとたった3行。朝日や産経じゃ、俺は“3行ライター”かっての。にしてもだらしない『週刊新潮』。石原慎太郎一家のスキャンダルには今週も1行も。三島由紀夫や大江健三郎ならわかるがな。石原“オマンコ”真理子がせいぜいとは、地に堕ちたな。('06.12/7)

漫画屋無駄話 其の2081
▼先週一週間で、3種類の媒体に拙著の紹介が(月曜発売の『週刊現代』、火曜発売の『サンデー毎日』で各1P。今日知ったのだが、『朝日新聞』金曜夕刊で、永山薫の『エロマンガ・スタディーズ』の紹介ついでに3行)。さて神保町の各書店での動きは?「三省堂」「書泉グランデ」「日本特価書籍」ゼロ。「信山社」「すずらん堂」各3冊。「東京堂」が、珍しく平積みで7〜8冊。先の3書店、甘いんだよ読みが。もっとドンと注文せにゃ。飯田橋駅西口の、「文教堂」なら絶対に買える。('06.12/6)

漫画屋無駄話 其の2080
▼初コミックスも出てプロとしての自覚が出たか、カワディMAXの『MESSI』次号作品の下描きが面白い(ひどさが一皮むけた)。ひどいと言えば、今朝高崎駅10時29分発Maxで見た馬鹿父。騒ぐ4歳位の男の子を少しも注意しない。20分程耐えたが言う。「僕、もっと静かにしてね」「「あ〜、言われちゃったね〜。あの位はいいと思ったけど…」しつけへの感謝代わりにブツブツ。「文句あんなら親がもっと早く注意しろっ!!」古山高麗雄の『身世打鈴』(中央公論社)、以降静けさの中で熟読。('06.12/5)

漫画屋無駄話 其の2079
▼小谷野敦にコキ下ろされたとはいえ、『うつうつひでお日記』の吾妻ひでおは、今や超売れ筋。アマゾンでの、拙著との“あわせ買い”相手として文句なかったが、いつの間にか『エロマンガ・スタディーズ』にスワップ。いくら著者、永山薫は悪人じゃないとはいえ、“善良なゲロ馬鹿”“永遠の60点男”“6流エロ漫画家崩れ”“執筆雑誌の99%廃刊男”等の栄誉を欲しいままにした、名もなきビンボ人。これで5刷り、1万5千部突破の夢はついえた。破談にと、異議は申し立てられぬのか?('06.12/4)

漫画屋無駄話 其の2078
▼高円寺の古本居酒屋、「コクテイル」(03〜2002〜2006)での、トークショーの日程決定。来年1月21日(日曜)の、午後6時から。10月の際はゲストだったけど、今回は俺様があくまで主役で、共演(引き立て役)が南陀楼綾繁、通行人兼雑用係が退屈男(「古書現世」は向井透史の、稚児説が最近強し)。2時間くらいで、当然大入りだから予約した方が無難。題名を色々とね。「嫌われ無駄話」「無頼より・人斬り問答」「中生出し嫌記講談」「馬鹿どもをしゃべり殺せっ!!」「塩山芳明大講演会」etc。('06.12/1)

漫画屋無駄話 其の2077
▼“日本のケネディ一家”ならぬ“日本の金日成一家”、〈親馬鹿パートネオナチ知事〉石原慎太郎一家の公金豪遊醜聞を、『週刊新潮』と、『週刊文春』はどう料理するかと期待してたら、全くのシカト。村上春樹や宮部みゆき、浅田次郎クラスと違い、テメーらの米ビツに今や何の影響もねえ玉なのに、情けねえ自由主義者ども(特に新潮。今さら『週刊金曜日』叩きやってるバヤイ?)。文春は“金日成”の著作集が控えてるせいか、アリバイ的に、腰の引けた安倍批判なんか。トホホ…。('06.11/30)

漫画屋無駄話 其の2076
▼昨日は2度熟睡。夕方、古書会館での荻原魚雷、石田千、畠中“アクセス”店長のトークショーでまずグーグー。打ち上げ後、事務所に戻ると筑摩の担当者からメール。「『出版業界最底辺日記』、2000部の3刷り目決定」と。久々の朗報にス−スー。朝、新たなネット書評でもと検索すると、『サンデー毎日』昨日発売号に、佐高信が何か書いてると。竹書房先のファミマで買う。“「熱く燃えさかる理」は当たっていましたね<塩山芳明さんへの手紙>”と、「政経外科」1ページ丸ごと拙著の紹介。すいません(1円も出してないのに)。('06.11/29)

漫画屋無駄話 其の2075
▼存在自体知らなんだ、東京家政学院大学って、かなり末期的?今朝、上信線に妙な中吊り広告。気色悪い婆さんが畑でニヤついてる写真入り。カルト本の宣伝かと思ったら、同大創立者、大江スミの御真影と(敗戦直後に死亡)。畑だらけの甘楽富岡地方の女子高生は、それが嫌で東京を目ざすのに、何を考えてんだか。今度記念に1枚盗んでおこっと(ボンクラ世襲大学?)。あとりK、カワディMAX、矢島Index、三世社の鈴木に電話。幸せになりたい…。('06.11/28)

漫画屋無駄話 其の2074
▼まいったな。暇なんで「エリカ」で食後に『週刊現代』読んでたら、立川談四楼が「リレー読書日記」で『出版業界最底辺日記』をベタぼめ(見開き2Pの半分を使い)。知っての通り俺は、この人の高みからの物の見方が大嫌いで、本欄や各種コラムでさんざっぱら悪口を(坂崎重盛風の帽子にも虫酸)。きっと知らないのだ。あなたへの見解を変える気は毛頭ありませんが、どうもありがとうございました。当然、また当人がムカムカするような悪口を並べないと、男がすたるな。('06.11/27)

漫画屋無駄話 其の2073
▼2時頃、すずらん通りをさくら通りの方へ歩いてると、退職でもひかえてるのだろうか、1人の体格のいいおばさんが勤務先の建物を見上げ、寂しそうに「ボーッ…」。て、よく見たら「書肆アクセス」の畠中店長じゃん。鉄橋の上だと、「早まるなっ!!」って、肩を抱き締められたかも(1人じゃ男でも取り押さえられないだろうが…)。漫画屋担当の最後の『漫画ピンクタイム』と、『MESSI』1号目が製本屋さんから届く。『MESSI』、メール便はギリギリの厚さ(2センチ)。('06.11/24)

漫画屋無駄話 其の2072
▼年末年始が余りに暇(ハーッ…)。仕方ねえ。2月売りの単行本の準備でもするか。えっと、2月頭がペイントロボのいずみコミックス、『聖校章』と(このヤロ一体、何冊遺稿集を出す気だ?)、2月中旬チョイ前が、あとりKのMUJIN COMICS、『快感中毒』か。ここはカラーも本文もページが多いから大変。アンナ、今日というか今月から水曜は強制休日。この調子じゃ12月は、週3日出勤で充分だな(1月?くだらねえ事を尋ねるな)。栄昇ビル管理してるアースウィンド、本当にいいかげん。('06.11/22)

漫画屋無駄話 其の2071
▼『アメリカン〜』は、兵隊で言えば上等兵くらいの内容でどうでもいいが、今日「田村書店」店頭で500円だった、桂ユキ子が表紙を描いてる、『さちゅりこん』(花田清輝・'56未来社)はカッコイイ!再読か再々読か忘れたが、初老男はこれで読まにゃ。同書店々頭と言えば、出たばかりのヨリ様の、『一、ニ、三、死、今日を生きよう!―成田参拝』(集英社)の、“野崎歓様”の著名入り本が、先週1000円で。即入手。ずいぶん早い処分だが、嫌がらせ?(どっちがって問題も…)('06.11/21)

漫画屋無駄話 其の2070
▼ナチの強制収容所で、同胞の死体を率先して処理するユダヤ人のよう(安倍と自己保身のため、全てのニュースでトップに拉致問題取り上げてる、NHKの醜悪な姿を見て)。一方で、中国残留孤児の肉親探しはほとんど無視(他国ではなく、自国に捨てられた人々だぞ)。その点、ナベツネ新聞、今日の朝刊は良かった(3面トップ、写真入りで孤児を紹介)。連赤猟奇物、マーク・トウェイン以降パッとしない彩流社から、『アメリカン・リビドー・シアター』(清水純子)なんての出てたのだね。今朝から読む。('06.11/20)

漫画屋無駄話 其の2069
▼ネオナチ石原慎太郎、女房連れでの海外公金豪遊旅行費総額軽く2億円以上と(久々にヒットの日本共産党)。こんなボロい商売じゃ、息子全員を政治家にしたくなるのも当然。安倍といい、コジキと役者と政治家と公務員は、3日したらやめられぬのだな。某誌の青焼きが8時頃じゃないと出ぬと。ヒーッ!帰れねえよ。大口製版なら3〜4時間で出るのに、なんで24時間以上も?(中途半端に大きい組織の特徴か)。東京三世社から『ラブスポコミック』が。乗ってますね、最近。('06.11/17)

漫画屋無駄話 其の2068
▼朝方は不良漫画家、昼間は自分、夕方は図書印刷のドジがと次々と襲い、日頃の3倍疲れる。しかも東京地方裁判所民事執行センターからは、栄昇ビル競売決定の通知は届くし、心身共にグシャグシャ。年内は一応収入は確保されてるが、来年からはプチスカンピンで、この種の事態に立ち向かうのだ。昨日の朝は、自宅すぐ裏で猟銃が3〜4発。禁猟区のはずと(看板も)、富岡警察署に調べてもらったら、市道をはさんだこちらは発砲OKと。その市道は通学路なのに(富岡署の対応は親切かつ迅速だった)。('06.11/16)

漫画屋無駄話 其の2067
▼凄い騒音でつんぼになりそう!!矢島Indexの旦那、そろそろ新しい電話を(上州地方の雷雨に迷い込んだ如し)。で、競売されると、敷金も戻ってこない上(120万!!)、半年で叩き出されても仕方ないよう、法律が最近改悪されたって本当?いくらお世話になった大家さんでも…。暇だから、この方面の勉強して事務所を団結小屋化、腹黒い大家が来たら、窓から糞尿まき散らしたろか?(エロ漫画原稿は汚さないように注意しないと)『父親たちの星条旗』でも観に行くか。('06.11/15)

漫画屋無駄話 其の2066
▼今週号は比較的大人しめだったが、手が付けられないね、最近の『週刊現代』。特に先週号の編集後記で、“社のOLとSEXするのは並。会社内でやってこそ一丁前”的な事をマジで書いてたが、東京三世社やコアマガジンの雑誌じゃねんだから、少しは自重しろって、俺に言われたかねえか。一部不良漫画家のせいで、『MESSI』が終わらない。善良で売れない漫画家はもっと困るが。入居する栄昇ビル、大家さんの都合で競売される可能性があると。吹け吹け不幸の嵐!!('06.11/14)

漫画屋無駄話 其の2065
▼漫画屋の、みずほ銀行飯田橋支店の口座並に冷み込みの激しい今日、年末の予定表を書いてて呆然。ほとんど真っ白。言うまでもなく30年の業界歴で最大のピンチ。なのに、達観したかの如き自分が情けない(そういう姿勢ゆえの今か?)。今さら夜警や居酒屋で皿洗いする訳にも行かないんだし(そんな技術も忍耐力もゼロ)、神保町の「廣文堂」や「すずらん堂」で買い集めた、各種コンビニエロ漫画をめくっては、パクリの算段。けど写真とDVDがなあ…。('06.11/13)

漫画屋無駄話 其の2064
▼昨日、「東京堂書店」のサイン本コーナーで、『パリでひとりぼっち』(鹿島茂・講談社)を買う際に、車谷長吉の見慣れない値段不明の本が眼に。レジの姉ちゃんに尋ねると、「9400円デス!」。あわてて棚へ戻したが、さすがは高利貸しの血よの。対抗できるベラボー値段は、解放出版社の企業向け啓蒙書しか付けんよ。同店表の売り上げベスト10に、南陀楼綾繁の『路上派遊書日記』(右文書院)が9位で復活。トークショー向けのやらせじゃ?(第三者機関のチェックがある訳じゃねえし)('06.11/10)

漫画屋無駄話 其の2063
▼『MESSI』、発行元はジェーシー出版なので、そこらヨロピク。そりゃいいが、うっかり同誌の読者欄を書くの忘れ、午後からズ−ッと。7時過ぎまでかかるよ。トホホホ…(暇だと逆に気がゆるむ)。『ボブ・ディラン自伝』(ソフトバンク パブリッシング)の続きが読めない。特に音楽のファンではないが、アンナが一時おっかけしてた、みうらじゅんによる“精液臭い”イメージが洗い流される感じ。神保町交差点で、「古書ほうろう」のジャリッパゲ社長を目撃(短パンではなかった)。('06.11/9)

漫画屋無駄話 其の2062
▼「『ジェイド』の後、ティーアイでまた何か?」電話の相手は、松文館の高田“ハスキーヴォイス&ドハゲ”編集長。「今月末には出ます」「判型は?」「A5の平とじで厚いですヨ」「誌名は?」「それはまだ秘密で…」「なるほどねえ」別に秘密って訳じゃないので公開すれば、『MESSI』言いますねん(27日売り)。とても漫画屋のみで台割を埋められる台数ではなく、総指揮はティーアイ本社で、部分協力って感じ。同誌のいトう、ペイントロボのエロシーンの修整をさっきから。フーッ…。('06.11/8)

漫画屋無駄話 其の2061
▼『映画秘宝』がやたら持ち上げるので、少々期待して観た『ブラック・ダリア』にガックリ。大宣伝してたが、口コミで悪評が広がる前に大儲けをと、配給元はたくらんだんだろね。やかましいだけの音楽が、余計に寒々とした画面をわびしくさせる。同一ネタの映画を前に観たが、題名が思い出せない。日活ムードアクションの代表作、『赤いハンカチ』にもストーリーが類似。今日の天気。富岡、晴れ。高崎、雨。飯田橋、晴れ。こういう気候の日は余計に疲れが。('06.11/7)

漫画屋無駄話 其の2060
▼ちゃんと買って上げてるのに、永山薫の『エロマンガ・スタディーズ』(イーストプレス)が版元からも届く。南陀楼綾繁もだが、貧乏人ほどどの世界でも律儀(盆暮れの付け届けも、原稿料の安い順に来るヨ)。アマゾンでの出足は、俺のよりよっぽどいい。3人の帯推薦人(夏目房之介、小谷真理、東浩紀。←3人で一人前?)と、町田ひらくのカバー効果か。ベストセラーになって、女房を見返せたらいいね(けど下らねんだよ、奴の漫画評論は。高取英よりは3グラムくらい上だが…)。('06.11/6)

漫画屋無駄話 其の2059
▼酔ってバッグや上着を忘れるのは俺の得意技だが、今朝事務所にクリーニング屋のアンチャン風のジャンパーが。電話があり、タコ多田の物と判明、宅急便で送る事になったが、飲みに行く前だから奴はシラフだった。脳溢血性のボケ?酔うと洗濯や掃除もしたくなるタチで、深夜にガラパンや靴下をベランダに干すが、いつも上階の波乗社に電気が。今時、そんなに仕事が?(同階の大家さんが越したので、余計に目立つ)2階にあった同様なデザイン事務所は、いつの間にか移転。('06.11/2)

漫画屋無駄話 其の2058
▼“推測ドキュメント”でも言うのか?出勤途中で開いてた、『小出楢重と谷崎潤一郎』(小出龍太郎・春風社)の事だ。どっかで聞いた版元名。確かHPで拙著への甘い批評を(だから買った訳では…)。旧知の古株漫画家が、明日持ち込みに来ると。事前に断わる訳にも…(失業エロ漫画家、特に俺と同世代のエロ劇画家系の人々は、何して喰ってるのか?)。昨日「書肆アクセス」に行ったら、右文書院の室田日出男が、『路上派遊書日記』を5冊追加に。万引きするには厚いしな。('06.11/1)

漫画屋無駄話 其の2057
▼新宿に出たついでに、昨日「模索舎」へ。黒田寛一追悼の、夏場の『解放』があり一部。クロカンの『実践と場所』の宣伝が、池田大作の『新・人間革命』とクリソツで苦笑。“グル”に、天地左右の区別なし。『映画芸術』も。荒井晴彦以下の、ヒットに無縁な映画関係者が、『ゆれる』を小姑のようにネチネチ。香川照之の大根振りに触れたのは偉いが、オダギリを特別扱いするな。木村祐一、新井浩文の上手さにも触れねば(60点映画)。「すずらん堂」で、義理で永遠の60点男、永山薫の『エロマンガ・スタディ−ズ』(イースト・プレス)を。読まんだろが。('06.10/31)

漫画屋無駄話 其の2056
▼新幹線の車内放送は腹黒い。“前の列車がつかえてるので、このままお待ち下さい”。素直に“遅れてる”と言え。今朝も11時過ぎに上野の辺で、“中央線快速は東京〜中野間で、線路点検中のため運行を見合わせています”。事故の理由を言わない(客のせいだと別)。新幹線は遅れると金を返す義務もあるので、姑息な言葉狩りをして、在来線の事故は全て天災扱いしたいのが、JR“革マル派”東日本の本音。『週刊現代』によれば、高崎支社は同派の拠点と。全乗客のプライバシーは、カルトに筒抜け。('06.10/30)

漫画屋無駄話 其の2055
▼金曜だから神保町へ行ったら、例のお祭りでウンザリ。さくら通りから「信山社」へ。『早稲田古本屋街』(向井秀史・未来社)のポップの下を、『路上派遊書日記』(南陀楼綾繁・右文書院)が2列で占拠(『早稲田〜』は影も形もなし)。南陀楼自身か、右文書院の室田日出男の仕業だろうが、友達ぶっても実態はこんなもん(同店、拙著も完備)。「日本特価書籍」に『女優 林由美香』(洋泉社)。監修の柳下毅一郎には、一宿一飯の義理があるが、林に全く興味がないので、買わずに帰社。('06.10/27)

漫画屋無駄話 其の2054
▼特に忙しい訳でもないのに、今月は映画館に行けずにいる(スクリーンではまだ1本)。「新文芸坐」の増村保造特集は、ほとんど観たのばっかだが、再見したい物が何本か。そういや『シナリオ』で、桂千穂の自伝がスタート。白坂依志夫の、前からの連載との2本だけで買う価値が。『ちくま』の石堂淑朗のも悪くないが、前回、川島雄三が死んだ場所が、三田の東急ホテルとありビックリ。日活アパートだったはず。こういう時だな、年を喰ったと思うのは。('06.10/26)

漫画屋無駄話 其の2053
▼新右翼の一水会は、どんどん旧右翼化している。最新号の『レコンキスタ』でも、対談で加藤紘一宅放火犯を愛国者扱いしてるが、奈良市役所の解同職員が、いかなる大義を掲げようが公金泥棒なのと同様、単なる火付けだ。大義で行為が免罪されるなら、永田洋子もジャンヌ・ダルクだし、国労組合員を当局と結託して弾圧してる革マル派も、“革命的左翼”だ。俺は左右を問わず、この種の思考回路の人間を一番軽蔑する。暇。何か新しい企画を考えないと。事務所のフトンを干す。('06.10/25)

漫画屋無駄話 其の2052
▼一報を聴き「ひょっとして?」と思ったが、奈良市役所の泥棒職員は、やっぱ部落解放同盟幹部と。それをちゃんと報じたTBSのニュース、読売朝刊は偉いというかまとも(腰抜けな『日刊ゲンダイ』&テレビ朝日)。評判の悪いTBSだが、仕事終了後に事務所のテレビで観る、夕方6時のニュースは悪くない。『創』の超ピンボケ編集長に言わせりゃ、これも裏金盗っ人公安警察の策動なのだろう(JR“革マル派”東日本と同様)。どんなに大義があっても、泥棒は泥棒、カルトはカルト。('06.10/24)

漫画屋無駄話 其の2051
▼“あのころはいつもお祭りだった”で始まる、『美しい夏』(パヴェーゼ・河島英昭訳・岩波文庫)の清冽さに惹れ、二日酔いながら午前中の「エリカ」で、70ページほど一気読み(翻訳文も見事)。一方、昨日の一箱古本市。計45冊で30500円の売り上げ。ショバ代(1500円)、バイト代(5000円)を引くと、24000円の利益。いトうの看板代、バイトと同じじゃ安すぎ?(ひどい奴…)。明大で同じサークルだった奴が客に。名前、存在ともに全く思い出せず(今も)。('06.10/23)

漫画屋無駄話 其の2050
▼暇。神保町へ3日連続でつい(いつもは1日おき)。3時過ぎに帰ると、いトうが22日の一箱古本市用の、カラーイラストを持参。「あのよう、規定通りの稿料払うと、下手すりゃ赤字。どだ。売り上げ次第で額を決めるってのは?」「いえ。いつも迷惑かけてますし、タダでも別に…」「そーゆ訳にも行かんヨ!」相談次第で、イラストも販売しちゃいます。ヘンテコな天気。今日が晴天だと22日が雨になりかねないが、これで大丈夫?はあ、地獄のような一週間だった。('06.10/20)

漫画屋無駄話 其の2049
▼暇。3人でボーッ。来年はどうなってる事やら…。今日は前から決まっていた久々の社内宴会。昨日同様、5時で終了にして、珍しく神保町へ行く予定。アンナに、おなじみの塩の字スポット、例えば定食屋「まさみ」、大洋図書ビル、「梅の湯」、「日本特価書籍」、「すずらん堂」、「書肆アクセス」、「田村書店」他を教えてやろうかと(ありがたみ感ゼロ?)。生ビールが好きらしいし、「ランチョン」にでも?(やくる〜とも少しは飲む)来週からは営業活動しないとヤバイ。('06.10/19)

漫画屋無駄話 其の2048
▼近所の某版元で働いてる、元吉田班のK君が顔を。グラフ関係をやってると。「もう漫画は、描き下ろしと言った段階で営業に拒否されて…」えらい時代になった。例の白手袋した、早稲田文学新人賞野郎と同期。「彼と一緒に働いていた頃って、夢のような時代でしたネ!」30半ばのガキが、こーゆ台詞を吐く日本国って…。暇。神保町には昨日行ったばかりだし、何となく一箱古本市の準備したり(お釣りとか色々ね)。アンナにこれ打たして、5時で終わりにするか…。('06.10/18)

漫画屋無駄話 其の2047
▼さすがに昨夜は眠りが浅かった。昼飯は、「まさみ」の味フライと春巻きの盛り合わせ定食(600円)。道路を隔てた、労働者いじめで名高い、少年写真新聞社の並びで、立ち飲みOKの酒屋、「大坂屋」が閉店してた。暇なので神保町。「書肆アクセス」で畠中店長に、画家の林哲夫を紹介される(初めて)。千駄木の一箱古本市で、知り合いの南陀楼綾繁や向井透史の本を、ゾッキ値で販売して嫌がらせする計画を披露すると、「面白い!!」。『古本デッサン帳』も入ってる点には触れず。('06.10/17)

漫画屋無駄話 其の2046
▼向井亜紀を筆頭に、代理出産問題に登場する人物は、うさん臭い奴ぞろい(向井は黒柳徹子とアグネス・チャンの間に割り込む気?)。『週刊現代』の中吊りが久々にJRに。よく見たら、西岡研介の革マルレポートの項目が抜けてる(妥協?)。噂では『路上派遊書日記』(南陀楼綾繁・右文書院)が売れてると。俺の眼は節穴と言う事か?う〜ん…。今年一杯は何とかなりそうだが、来年からは非常につらい。う〜ん…。ダブルパンチ。もはや再録企画しか、各版元はやる気ないし…。('06.10/16)

漫画屋無駄話 其の2045
▼「凡人回想録」を更新(昨秋、菜摘ひかるの件で訪れた、講談社学芸部のA川君の一件が、『出版業界最底辺日記』の3倍くらい詳しく)。『漫画ピンクタイム』下版の合間に、カワディMAXのいずみコミックス、『犬少女』の色校や青焼きチェック。当人もわざわざ来社、眼を皿にして校正。誰もそんな細けえトコまで見ちゃいねえよ(漫画家が熱心なのも、1冊目だけだが…)。で、「東京堂書店ふくろう店」て、いつ行っても絶対に新しい発見のない珍しい書店。無能さも極めれば芸(ウソ!!)('06.10/13)

漫画屋無駄話 其の2044
▼“私は死から帰って来た時、敵の名前をもう「明治政府ちゃん」というのに決めてしまっていた”。この一行だけで買う価値がある、ヨリ様(笙野頼子)の、『一、ニ、三、死、今日を生きよう!成田参拝』(集英社)。が、版元はパクリは超横綱だが、権力や右翼にゃ幕下以下。そのうち揉めそうで楽しみ。モチ本作も“英志もの”。前より影は薄くなったが、理不尽さは相変わらず。鬼畜エロ漫画もだが、筋の通らぬ蛮行ほど、読む側は胸ワクワク。誰もが想像するように、面相が似てるゆえの近親憎悪もあるな。('06.10/12)

漫画屋無駄話 其の2043
▼懐具合や女房の面相以上に気になるのが、知人の本の評判(俺より上だと許せん!!)。南陀楼綾繁の、『路上派遊書日記』(右文書院)のネット評をと検索すると、「送ってもらってうれしい!!」ばっか。一体何部献本した?“もらった”と喜々と書く低能知人共も愚劣。もらえなかったプチ知人は、絶対買いたくなくなる。醜悪な、くれる馬鹿著者に下品なもらいコジキ。テメーで買えっ!!「書肆アクセス」じゃ既に40冊以上はけたと言うが、俺の感じでは大型書店じゃサッパリな感じ(ウヒヒヒ…)。('06.10/11)

漫画屋無駄話 其の2042
▼今日、漫画屋のアンナは珍しく休みだが、ロシアの反体制派女性新聞記者、アンナさんの射殺は本当に悲しい。大杉栄の虐殺と同様な背景がヒシヒシ(プ−チンならね。眼を見りゃわかる)。NHKを筆頭とする、税金取材しててんと恥じぬ、幇間ドコジキ記者共は、同業と錯覚、哀悼の意なんざ表するなよ(池田大作が、ガンジーやキングと己れを同列に語るに等しい)。いトう、カワディMAX来社。カワディの『犬少女』の本文、城南グラビヤ投げ。3日後に青焼き出すと。('06.10/10)

漫画屋無駄話 其の2041
▼馬鹿だね、この豪雨の中を神保町へ。まず「三省堂」で『一、ニ、三、死、今日を生きよう!成田参拝』(笙野頼子・集英社)のサイン本(ウレシイ!!)。「書肆アクセス」で、拙著への堀切直人の書評掲載の、『図書新聞』を10年振り位に。「すずらん堂」で『イケダ先生の世界』(ベンジャミン・フルフォード・宝島社)。ここ、最近『出版業界最底辺日記』を10冊前後平積み。すいませんねぇ。「日本特価書籍」で『快適生活研究』(金井美恵子・朝日新聞社)と『小説の認識』(伊藤整・岩波文庫)。で、今『Mate』下版中。('06.10/6)

漫画屋無駄話 其の2040
▼10年近く前、吉田班のバイトにヘンテコな野郎が。国学院出てて神主になるとか言いつつ、エロ漫画の原稿取り(時々、白い手袋してたのが不気味だった)。馬鹿星に比べりゃ余程マシだったが、数日前に何年か振りで顔を。第二十一回早稲田文学新人賞を取ったと(一昨年)。フリーペーパー化する前の『早稲田文学』掲載、「不二山頂滞在記」(雅雲すくね)を、昨夜「いづみや」西川口店で読了。華はないが好みの作風。文学青年にゃとても見えなかったが…(この作風じゃ喰えぬな)。('06.10/5)

漫画屋無駄話 其の2039
▼他人、いや知人の懐具合は、女房の面相共々気になるもの。ましてや、出した本の売り上げとなれば。アマゾンで順位チェックする際も、俺のが17085位か…。南陀楼の『路上派遊書日記』は46845位。向井透史の『早稲田古本屋街』が23268位。中身の格差がストレートに出てるぜ。ザマミロ!…とかね。「ジュンク堂」の残部動向数字も面白い。俺のが34冊あるのは歴史的必然として、はけなくて高い南陀楼本を4冊、向井本が17冊は、暴挙の一言!!…とかね(本業に汗流せヨ)。('06.10/4)

漫画屋無駄話 其の2038
▼20世紀興行師列伝を記す場合、絶対に漏らしてはいけない男だ。米沢嘉博、享年53歳。漫画評論家としては、村上知彦並の退屈さだったが、天はニ物を与えぬよ。つぶれたソフトマジックの忘年会、松文館の貴志社長を励ます会と、2度遭遇。心にもないオドオドさを、顔面に露骨に浮かべて世をしのぐ、一番嫌いなタイプだったが、古い付き合いのまいなぁぼぉいによれば、『COMIC BOX』のゴロツキペテン師共と異なり、「いい人」と。予想される利権の争奪戦、誰か漫画にしてよ。('06.10/3)

漫画屋無駄話 其の2037
▼おっかしいな…。従業員に親類がいる訳でもないのにと、深く首をかしげたのが、飯田橋駅反対側(法政側)の「文教堂」。どの店舗も無個性で有名なのに、ちくま文庫コーナーに拙著が20冊位平積みで、手作りポップに“新幹線で群馬県富岡市から飯田橋まで通う塩山さんは…”。版元のポップさえ見てないのに感動、つい井上章一の『夢と魅惑の全体主義』(文春新書)を買い、仁義を切る。「書肆アクセス」とここだけだよ、手製ポップなんて。『路上派遊書日記』(右文書院)は見なかった。('06.10/2)

漫画屋無駄話 其の2036
▼矢島Index、好善信士、月下冴喜と、3本の癖のある漫画家のオメコシーンを修整、100人斬りした気分に(むなしい…)。「コクテイル」の件もあり、南陀楼の『路上派遊書日記』(右文書院)を嫌々ながら昨日から。何とか260ページまで(まだ残り200ページ!!)。傍迷惑な本。ついでに来月の『記録』はこれでいくか。中島義道や小谷野敦のファンは、全てに及び腰な当人の言動にイラつくだろうが、世の中はその方が多数派。共感を得て売れたらムカつく。('06.9/29)

漫画屋無駄話 其の2035
▼『Mate』、シンの4Cに獅月しんらのボケがまた一部版ヅラ原稿を。当然面付けのメの字も知らない小宮山印刷は、ネームさえ切れにゃいいと、シンから5ミリ4ミリのチンバ面付け(見開き)。凝りねえ職工共(営業は右から左に運ぶだけのガキの使い。現場にゃ何も言えず)。製版は悪くないが、ポスターや絵本しか無理だなココ。なまぬるい風がやけに吹く日と思ったら、南陀楼綾繁の『路上派遊書日記』(右文書院・本体2200円)が届く。450ページ近い。分をわきまえぬ厚さだ。('06.9/28)

漫画屋無駄話 其の2034
▼“車椅子障害者作家”、松兼功の『東京新聞』連載、「鼻先から一筆啓上」の終了は残念(最終回、ファミレスで近くに座った中年カップルが、気持ち悪いのでと店長に席替えを頼み、拒否され退店との話題は最高!!)。『記録』が頼めば?昔、「書肆アクセス」の畠中店長に紹介された際に悟ったが、向井透史も腹黒い奴。『早稲田古本屋街』(未来社・本体1800円)で、50銭単位の金にも神経すり減らす、新潟や山梨の下流出の守銭奴共の、良い面だけをよくもあんだけ拾い上げた(悪党にしか出来ないワザ)。('06.9/27)

漫画屋無駄話 其の2033
▼この強い雨の中、午後2時前後に神保町への往復の間、カサを刺さない女性を3人見た。特に2人目の中年女性は、両手に書店の紙袋を。紙の湿った手ざわりが好きなの?荷物を持ってたので、『少年少女通販広告博覧会』(串間努・河出書房新社)、『早稲田古本屋街』(向井透史・未来社)しか買わずに帰社。「荒魂書店」、何事もなかったように営業中だった。例の「コクテイル」、綾繁本はともかく、既にとうの出た拙著は何冊持ってきゃいいの?(持ち帰る際の重みは身にしみそう)('06.9/26)

漫画屋無駄話 其の2032
▼また上信電車が高崎駅構内で脱線。一昨日は、山名駅までバスで振り替え輸送。若い運転手の初歩的ミスらしいが、同鉄道、俺と同世代が全然いない。無愛想な老駅員と、やたら腰の低いあんちゃんばっか。基本技術の継承が全くなされてない(昨今のDTP屋並)。BBSで触れた、高円寺の古本酒屋「コクテイル」での無駄話会は、午後6時からでチャージ料800円と。一応は南陀楼綾繁の、『路上派遊書日記』(右文書院)の刊行記念イベントらしい。どうでもいいが…。('06.9/25)

漫画屋無駄話 其の2031
▼ビックリ。一瞬、地獄にもFAXがあるのかと(ペイントロボの下描きが20枚届いた)。電話したら、本人がまだ生きていた(…)。来春には、何冊目かの遺稿集が出るかも。10月22日に開かれる、千駄木での一箱古本市に今回はオイラも参加(名付けて“嫌記箱”)。目玉商品にと、昨夜顔を出したいがらしみきおに、「ブックオフ」で105円だった、2冊の奴の本に強制的にサインを。1冊2500円位で売るか?水、木と事務所泊まり。今夜こそと思ったら、青焼き出稿が9時を回ると。ああ…。('06.9/22)

漫画屋無駄話 其の2030
▼「俺の本の“最底辺ポップ”、どっかで見たあ?」「いえまだ」(やくる〜と)「あたしも」(アンナ)まさか、俺と南陀楼綾繁用に2枚作っただけじゃ?今日は神保町に行かず、竹書房裏手の、「ボリショイサーカス」でコーヒー(250円)。5〜6年前に1度寄り、余りのまずさにショックを受けて以来。そのリンとした味は昔通りで、深く感動。3度目はまた5年後?めったにない事だが、明日は所沢方面にアンナが原稿取りへ。絶対に網棚に上げるな等、種々説教。('06.9/21)

漫画屋無駄話 其の2029
▼“ワタシの喋り方はあいかわらずハッキリしないのである。ある編集者に言わせると、〈言語障害にかかったジャイアント馬場〉だそうで(中略)、そう言われた時は殴ってやろうかと思ったが、彼は酒乱なのでカンベンしてやったのだ”。明日、いがらしみきおと同窓会なので、買ったまま積んでいた、『ワタシ』(白泉社‘89)を開いたら、149Pにシッカリ。俺程度の悪酔いをそこまで持ち上げちゃ、本当の酒乱が泣く。拙著の2刷、「信山社」と日特で初めて。増刷分も帯付きとは親切。('06.9/20)

漫画屋無駄話 其の2028
▼チョイ前に、ショバ代払わないとドーカツされたので、店の2階で女給とタダマンさせている。勿論彼女の特別手当ては、他の常連客のツケに上乗せ(3代続いたゴロツキ地回り、アベシン一家の脅しに屈し、奴の“公共電通”を買って出てる老舗の飲み屋、NHK茶屋の昨今の痴態の構図。他にもタダマン客はゴロゴロ。受信料という名のオマンコ代、7割もの人が払ってるなんて…!!)。連休明けで忙しいが、なぜか電話は少ない。『Mate』の色終了。明日はもっと忙しい。('06.9/19)

漫画屋無駄話 其の2027
▼拙著の宣伝が日経に掲載と、悠社の女社長。見たい。面白さでは比較にならんだろうが(俺が上)、南陀楼綾繁の『路上派遊書日記』(右文書院・定価2200円)が10月2日発売と。456Pあるらしいが、奴の腰のすわらない生ぬるい世界に、そんだけ銭出して浸りたいボケが?注300個付きも不安。『映画秘宝』連載、高瀬将嗣の「活劇与太郎行進曲」以外、注が面白いと思ったためしはない。棺桶に半身入ったエンテツ(遠藤哲夫)爺さん、この前ちと蹴飛ばしたらシュン。根性のねえ死に損ないだ。('06.9/15)

漫画屋無駄話 其の2026
▼下版時に、生原稿の必要な直しか否かわからない、小宮山印刷の営業マンもアレだが、公栄社の文字打ち職人のレベルダウンも底なし(『レモンクラブ』1誌でホッ。悠社も天龍社も、同社に比べりゃ名人級)。『東京名画座グラフィティ』(田沢竜次・平凡社新書)は、崇元友子の愚書、『銀座並木座』(鳥影社)に比べればはるかに上等だが、後半はヤッツケ(元支配人のゴタクなんざ聞きたかねえ)。それと、新宿の「西口パレス座」でバイトまでしながら、ホモ客に触れないのは変態の域。('06.9/14)

漫画屋無駄話 其の2025
▼初老男柔肌地獄。1カ月前、普段物置き代わりの客間に一夜寝て、ダニに胸と腹を喰われ、真っ赤。半月後、今度は老眼鏡を首にかけるヒモにかせ(ビニールか皮)、首にヒキツリ状のライン。両方やっと癒えたと思いきや、地元スーパー「K」で買ったほたて弁当を先週土曜に喰うなり、両腕内側にジンマシン(かゆくはないが無気味)。しかもその夜、魚肉ソーセージをガブリするなり、奥歯のカブセ物がポロリ。好色熟女が、フェラチオしてる最中にこうなるよかマシと、訳のわからぬ理由で自分をなぐさめた。('06.9/13)

漫画屋無駄話 其の2024
▼スタジオ・ディグの、石本種雄と不景気話。「何でお互いに夜逃げせずに済んでんだ?」「エヘへへへ…。文化人にゃかないません!」「ケッ!!」奴にコケにされるようじゃ終わり。今朝から『鳴海仙吉』(伊藤整・岩波文庫)を。イーヴリン・ウォ−風で凄く面白い。彼の『太平洋戦争日記』をここ1年位読んでたら、最近某評論家(ヨイショになるので匿名)が本書をほめてたので。『太平洋〜』での伊藤の柄でない忠君愛国振りを知る者には、『鳴海〜』でのトーカイ振りも即納得。まだ400ページもある幸せ。('06.9/12)

 
漫画屋無駄話 其の2023
▼本業はますます地獄だな。う〜ん…。一方漫画屋BBSでグズってたら、本当に“最底辺ポップ”が出来たとかで、筑摩の担当者が送ってくれた(扉に)。ついでに発売後2カ月の、「紀伊國屋書店」の売り上げデータも(どの店舗かは不明)。『出版業界最底辺日記』267冊。『寺山修司 過激なる疾走』(高取英・平凡社新書)234冊。『寺山修司 遊戯の人』(杉山正樹・河出文庫)78冊。3冊共にほぼ同時期の発売だが、いい本が売れるとは限らないな。う〜ん…。('06.9/11)
         

漫画屋無駄話 其の2022
▼昨日の読売で、黒田寛一、松崎明と並ぶ革マル派“中興の祖”(特に財政面)、元JR東日本の松田昌士が、森まゆみ、藤森照信と対談。今朝の東京。ワシントン特派員の松川貴が、ヘレン・トーマスへの質問の中で、9・11以降の米国マスコミは、「戦中の日本のメディアに似ている」と。ボケ。“今の”だろ(戦中は自粛ではなく、進軍ラッパを吹いた)。『表現者』8月号。正津勉の記事、萩原恭次郎が全て“恭二郎”に。何と目次まで。誤植としてカンペキで、芸術的ですらある。('06.9/8)

漫画屋無駄話 其の2021
▼内容が内容だけに、TV出演は無理として、本を出したのだし、インタビューの何件かはと期待したのに皆無。仕事の依頼も同様。書評はあんだけ出たのにとムカついてると、名古屋のフリーペーパーから一件。が、返事出したのにナシのツブテ(エロ漫画一緒に送ったのがマズかった?)。その点、南陀楼綾繁は、ロクに処女本(無明舎出版の『ナンダロウアヤシゲな日々』)は売れなかったのに、率のいい仕事してる。『ジェイド』3号目の本文修整開始。64ページ増で大変だヨ。('06.9/7)

漫画屋無駄話 其の2020
▼5日ぶりの神保町。『出版業界最底辺日記』が、約1カ月ぶりで感度のいい書店にのみ並ぶ(「三省堂」「東京堂」「信山社」「日本特価書籍」)。全て返品分。ホント、筑摩書房の増刷スピードは遅い。ちなみに余計なサイン、社印、塩Qのイラスト&御託入り帯付き本が、まだ10冊、「書肆アクセス」に馬鹿ヅラを。そこで『誰も知らない靖国神社』(奥津裕美他・アストラ・定価1400円)を。『記録』仲間の奥津嬢の、色っぽい天然色写真が折り返しに。今は人妻。手を出しとくんだったヨ(今夜のオカズ!)。('06.9/6)

漫画屋無駄話 其の2019
▼3時出勤。地元での年に1度の健康診断で。バリウム腹とはいえ、昨夜9時から何も喰ってない。で、昼飯は高崎駅前の高島屋地下で、豪華弁当(1050円)を買い、エスカレーター下の休憩所でパクパク。白髪の50男が短パン姿でこーゆ事してっと、ジロジロ見られるな(どうでもいいが)。さっき千代田区の防災無線が吠えてた。チクショーッ!!(内容は全く聴き取れない)。『レモンクラブ』のケツ、『本当にあった禁断愛』と『漫画ピンクタイム』の本文で、アンナ以外は大忙し。('06.9/5)

漫画屋無駄話 其の2018
▼なかなかうまく行かない。いがらしみきおの上京日に合わせ、俺、タコ多田、山崎邦紀の予定を擦り合わせたら、山崎のみピンク撮影の初日と。当人、本当に残念そう。けど仙台から上京するぼのぼの旦那も、そう日程の変更も出来ないだろうし。いトう、九紋竜、トリウミユウキ来社(ドジったいトうは2回も)。関係ねえが、『東京新聞』の俺がガキの頃から続いてる3〜4コマ漫画、佃公彦の「ほのぼの君」は、一体誰が読んでるのか?若手は打ち切りたくて仕方ないはず。('06.9/4)

漫画屋無駄話 其の2017
▼…今世紀初頭、いわゆる“英志もの”で純文学界のトリックスターと化した笙野頼子が、飼い猫をめぐり隣人に絞殺され早10年。既に彼女の小説以外で大塚を知る者はないが、気の毒だった面も。笙野は俗流フェミニズムの見地から、英志を幼女売春業者の如く罵倒したが、彼はロリコン漫画誌、『漫画ブリッコ』を一時手掛けたのみ。笙野同様、妄想の世界に生きたのだ。アガサ・クリスティーを殺人者呼ばわりしたに等しい。しかるに彼女の文章の勢いに…(純文学フリーペーパー『新八王子文学』2030年10月号より)。('06.9/1)

漫画屋無駄話 其の2016
▼徐々に返品が来てるせいか、アマゾンも「ジュンク堂」も品切れじゃなくなった『出版業界最底辺日記』。神保町にはまだ全然(『映画秘宝』等、紹介雑誌が出てる内に増刷を)。が、「書肆アクセス」には独自ルートで仕入れた15冊が今日からデン。勿論、サインと(有)塩山商店の社印入り。それだけじゃ芸がないので、塩Qの漫画入り。買いですぜ旦那!!噂じゃ田中栞の本は同店で100冊以上売れたと。あーゆ無神経な馬鹿女の下流向け駄本と、拙著を混同視するのもアレだが、一応まず打倒せねば。('06.8/31)

漫画屋無駄話 其の2015
▼徳田秋声には、愛人、山田順子をモデルにした『仮装人物』他の、いわゆる“順子もの”と呼ばれる小説群があるが、ヨリ様こと笙野頼子の『だいにっぽん、〜』他の中期怪作群も、必ずや将来の研究者から、インスパイアー役の大塚英志に敬意を払い、“英志もの”と呼ばれる日が来よう。が、その度にあの“男林真理子ヅラ”の連想させられる読者は大迷惑。“ブリッコもの”なんてどう?「早稲田青空古本祭」を控えてか、「BIG BOX」前の市、切れ痔野郎の脱糞並に本の出し惜しみ。('06.8/30)

漫画屋無駄話 其の2014
▼「書肆アクセス」で時々ミニコミ買うが、昨今一番退屈だったのが、『のんき新聞』(勝川克志・新津英夫)。しかも8Pしかないのに本体120円。猪瀬直樹並の根性だ。12号の執筆者の1人、南陀楼綾繁のブログも、近頃長いだけで“やおい日記”化。知人以外は退屈する。かみさんにカツ入れてもらえ(専業主婦の家計簿じゃねんだ)。ヨリ様の『だいにっぽん、おんたこめいわく史』(講談社)を読んで。初期漫画評論集以外に無価値な大塚英志は、彼女の創作意欲を刺激した一点におき、日本文学史にサンゼンと輝く。('06.8/29)

漫画屋無駄話 其の2013
▼今朝11時30分頃、東京駅中央線高架ホームの柱の陰で、手作り弁当を立ったまま食べてる20歳位のお嬢さんがいて驚いていたら、乗った最後尾の車両の車掌に、話しかけてる50男も。発車間際の放送等で、忙しいのにペラペラペラ。遂には動き出したのにホームで走りながら。身勝手人間が増えたとムカついたが、ベンチや駅員を極端に減らしてる、JR東日本の“革マル商法”の被害者なのかも。生乳、「凡人回想録」のデータ送れ。それといがらしの旦那、9月の上京日をメールで知らせてね。('06.8/28)

漫画屋無駄話 其の2012
▼昨夜、『異常性愛記録ハレンチ』を観た、「テアトル新宿」で3千円で買った、黒の『恐怖奇形人間』Tシャツを着て今日も神保町を歩いたが、主要書店にゃ拙著は一冊もない(「すずらん堂」に1冊のみ)。アマゾンや「ジュンク堂」も品切れだし、何でエロ漫画みたく素早く増刷しないの?(月末に出るとの噂)1度倒産すると全てに慎重に?(日垣隆は著者への販売が8掛けだったり、製本見本まで売る同社を『WiLL』で批判したが、潰れ、印税未払いになるよかマシ)。『アックス』さん紹介どうも。('06.8/25)

漫画屋無駄話 其の2011
▼たまった各社の寄贈漫画誌を、アンナに開封させたら2つ発見。『ドルフィン』の間に、司書房の八丁堀への移転通知。普通は封書だわな(弱小編プロじゃねんだし)。新オーナーの金銭感覚がうかがえます。松文館のB6判アンソロコミックス、『禁断恋愛』、漫画の天地の尺が足らず、白ラインが!!(まさか小宮山印刷?)担当編集者か製版業者の、いずれかが版ヅラの意味も知らぬ、ド素人なんだろう。ありそうでない珍事(全ページ!!)。何か暇だなあ…。('06.8/24)

漫画屋無駄話 其の2010
▼『髑髏の結社 SSの歴史(上)(下)』(ハインツ・ヘーネ・講談社学術文庫)を、ウッカリ俺は(下)から読み始めたが、関係ない面白さ。今、(上)で親衛隊(SS)が突撃隊(SA)の大粛正と同時に、残存反ナチ勢力センメツの下りを。水際立った鮮やかさに、さすがは戦争末期まで、武装SS他が何度も連合軍を苦しめた国と感心(大日本帝国は、硫黄島で善戦した以外は総崩れ。しかも“外道の戦街”特攻隊だし)。犬死にの特攻隊を美化したり、加藤紘一宅放火事件に黙したり、学ばない国だよな。('06.8/23)

漫画屋無駄話 其の2009
▼先週、坊主頭のカワディMAXが、首にネズミ色のタオルを引っ掛けて原稿持参。よく見れば本来は白いタオル(アカで染めていた)。捨てさせ、事務所の本来の色のモノを巻いて帰したが、やり取りに既視感。ペイントロボが元気だった頃、タコのようにタオルを頭に巻いて来社。「今年の流行か?」「いえ。自分でバリカンで頭を刈ろうとして失敗して…」タオルの下は、土星の輪っか状に大トラ刈りの跡。その後の事は忘れた。「書肆アクセス」での拙著サイン本、何とか55冊は完売したと。('06.8/22)

漫画屋無駄話 其の2008
▼出勤途中、高崎駅構内の「くまざわ書店」(開店時の緊張感が喪失)で、拙著への柳下毅一郎の書評掲載の『映画秘宝』10月号を。南陀楼綾繁もそう怒る事もないのに(ただ柳下は献本せずとも買ったな。チッ!1冊損した)。あったなそんな騒動。ま〜の親父(元『毎日新聞』記者で映画評論家)が親子程に年を隔てた三留まゆみと出来ちゃって、実家がボーボー火宅化した一件。『ホットミルク』連載中、斎藤O子嬢に、三留は友達なので匿名にと泣き付かれた。松島、いやま〜よ、たまにゃ電話しろ。('06.8/21)

漫画屋無駄話 其の2007
▼愛国心はならず者の最後の拠り所と言うが、絵に描いたような事件だ(加藤紘一宅放火事件)。もっとも日本は、素手の人間をドスや弾で襲う事が、裏金公安警察の公認の元、“愛国者”の条件であるかのような面が(甘粕大尉の、大杉栄一家虐殺以来の伝統か?)。総費用一億とかの、皇太子夫妻のオランダ静養旅行の件だが、国内、つまり日本国じゃ療養出来ないと?一般人が私費でするならともかく、国の象徴がそれでいいのか?ウサギ小屋で重なる納税者に、それでも国を愛せと言うのか?('06.8/18)

漫画屋無駄話 其の2006
▼後のない本業にもっと汗を流せとの声も強いが、本の特集してる雑誌は、「ひょっとして俺の本も…」とうぬぼれ、つい立ち読み。大嫌いなマガジンハウスの『ダカーポ』をパラパラしてたら、写真入りで紹介が。すいませんねえ、献本もしてないのに(個人的に世話になってる人を除くと、マスコミ関係は『映画秘宝』にしか送らなかった)。「東京堂書店ふくろう店」で買ったが、同店の無愛想な女店員は、夜はどっかのスナックでバイトでも?いトうとギックリ腰談義。('06.8/17)

漫画屋無駄話 其の2005
▼同世代、右も左もガンだらけ(漫画屋BBS参照)。俺もたんのう取って3〜4年たつし、どっかなってるかも。どうでも良くないがどうにもならない。“日本3大カルト”の教祖の一人、クロカン(黒田寛一)が死んだね(次は順番から言や大作。彰晃はまだ50代か…)。JR東日本の店子になってる書店の棚に、場違いな奴の著作集が、従来以上の幅で並ぶのが眼に見える。JR“革マル”東日本の包む香典の額は、予測もつかない。コミケ、一水社のブースで、土日にアンナが売り子をやると。('06.8/11)

漫画屋無駄話 其の2004
▼わからない。映画も本も。今朝、『雷轟』(エンターブレイン)を読み上げた押井守の事だ(後輩の金子修介のセンスは、ケツの穴のヒダまで何となく)。『イノセンス』の出来や、本書の歯が盆踊りするような、岡部いさくの愚解説を読むに、ホメ殺しの渦中にあるのはハッキリしてるが。原稿持参の小海隆夫と業界昔話。「あんたが離婚してから、福岡のめんたいこをもらえなくなって寂しい」「今度取り寄せるヨ」「請求した訳じゃなくて…」「いいから!」請求してるよこれじゃ。('06.8/10)

漫画屋無駄話 其の2003
▼更新した「嫌われ者の記」、『出版業界最底辺日記』にどのように取拾選択されたか、文庫本と比べ、南陀楼綾繁の編集センスをあげつらうのもオツ。基本的に大河ドラマ風に処理したと見られるが(任せっ切り!)、もし売れて『続・出版業界最底辺日記』を出せる暁には、ピンポイント攻撃風な本にしたいと夢見る(くだけて言うとエピソード集)。『Mate』をお盆進行下版したせいで、この2〜3日暇。矢島Index、瀬木勝、千葉大吉に電話。試写にでも行くか。('06.8/9)

漫画屋無駄話 其の2002
▼一個人としてはともかく、映画監督としては亡くなっても少しも惜しくなかった那須博之、いや黒木和雄の新作、またやんの?(「岩波ホール」前にて)。新藤兼人や松本俊夫もだが、無能な監督ほど長生き。昨夜「ラピュタ阿佐ヶ谷」で、『O課の女・赤い手錠』(監督・野田幸男・‘74東映)を20数年振りで観て痛感(しびれる反米愛国振り!)。で、『COMIC BOX』のゴロツキペテン師編集共に、こんな施設を建てさせるまで面倒見るたあ、宮崎駿は身内を含めて人を見る眼がない。「嫌われ者の記」再び更新。('06.8/8)

漫画屋無駄話 其の2001
▼昨日、拙著の書評を掲載してくれたし、『東京新聞』の悪口は書きたくないが、「こちら特報部」での、『創』篠田“イカレポンチ”博之編集長のマスコミ時評は、一日も早く打ち切るべし。『週刊現代』、西岡研介の体を張った革マルレポートが、“公安警察と同一視点”と。アホかっ!!カルトの実態は誰が見ても同一。テメーの愚論だと『記録』に「サイテイ車掌のJR日記」連載中の国労組合員、斎藤典雄も権力の犬だ。この手の白痴が、ソ連や北朝鮮をはぐくんで来た。タンをノドに詰まらせて死ね!!('06.8/7)