イラスト/矢島Index                  イラスト/あとりK                イラスト/カワディMAX

漫画屋無駄話 其の3000
▼津川雅彦と柄本明の、昨今の画面上での”下駄履き大物振りっこ”にゃヘドが出るじゃなかった(あの程度の役者をその気にさせる周囲が悪い)、梨元勝の最後の仕事、『日刊ゲンダイ』のショーケンへのインタビューは凄く面白いでもなく(事実だが)、明日は年に1度の健康診断だが、注射が今から恐ろしくて仕方ない。映画の手術&出産シーンも大嫌い。刀やドスで人を切るのは全然大丈夫なのだが…。ナイーブな平和主義者が21世紀を生き抜くのは、実に大変だ。(10.9/29)

漫画屋無駄話 其の2999
▼山崎邦紀の新作ピンクの試写にはやっぱり行けず(タコ多田も)。この月末に、小田急線の経堂くんだりにまで出張ってちゃ、生活水準はあっと言う間に退屈男レベルに。ただ、今日久々に顔を出した「ブック・ダイバー」のヨボヨボつんぼ店長は、「ウ…ウチは退屈君より貧しい…ゴホゴホ」と嘆いていた。昔は仙谷由人や菅直人とも親しかったらしいが(糞ガキ扱い?)、随分と差がついちゃったな。コミックハウスと漫画屋の格差どころの話じゃないもの。どうでもいいが。(10.9/28)

漫画屋無駄話 其の2998
▼条件的に折り合わなかったらしく、いずみコミックスから図書印刷が手を引き、三共グラフィックに変更(『獣欲』5とペイントロボの『なかだし』)。あんまし集中するのはどうかと思うが、編集はその方が楽。東京三世社絶頂期は、99パーセントの仕事が三晃印刷だった。同社、今でも中央公論新社や少年画報社、キネマ旬報社の本ではよく名前を見る。大日本や凸版(図書印刷の親会社)は、エロ系から大分前から撤退し始めている。色んな意味で危ない業界だしな。(10.9/27)

漫画屋無駄話 其の2997
▼北千住って、巨大な西川口みたいなトコだった。窓際亭主(南陀楼綾繁)、窓際編集者(青柳隆夫)、窓際書店員(畠中理恵子)、窓際社長(俺様)の4人でほど良く一杯やったのだが、発見だったのは畠中白髪太夫にも嫌いな人が居るって事。驚きました。「あんなに努力してる田中栞さんを、もっと世間は認めるべきよ!」と絶叫する一方で(俺は尊敬してますよ。南陀楼や青柳はともかく…)、「大っ嫌いなの××さん!!」。生身の人間だったのね。何かほっとしたよ。(10.9/24)

漫画屋無駄話 其の2996
▼『カケラ』なんてドクズ映画で汚れた眼を清めようと、昨夜は「銀座シネパトス」で『兄貴の恋人』を久々に。90分もないのに何て充実振り。約20人の初老男性客全員満足!(推測)。レズシーンもあんだね。ただ「可愛い」「好きだ」「楽しい」だの白痴台詞を排し(『カケラ』…)、ロミ山田の内藤洋子に拒否されるキス1つで表現。井手俊郎だから当然だが、モテまくる加山雄三が全く嫌みにならない周到さだ。『育ちざかり』もどっかでやらないかしら。(10.9/22)

漫画屋無駄話 其の2995
▼水道橋駅西口の、「NEW DAYS」のあんちゃん店員に2人ほど、「ありがとうございました〜!」を、福島瑞穂タッチというか、超語尾上がりで叫ぶ気色悪い奴が(女性陣は普通)。店長がヨーデルが趣味で朝礼も裏声で実施、その悪影響かと一時妄想したが、昨今遭遇しない。時間帯の問題か、あるいは苦情が出て解雇されたか?聞く度に東京オリンピックの頃の、ロッテガーナチョコレートの宣伝を思い出した俺(確か九重佑三子による)。夕方チェックに行こうかな(バ〜カ!)。(10.9/21)

漫画屋無駄話 其の2994
▼金曜日の夕方に、ネームをファクスする漫画家はロクなもんじゃない。重なるし編集も種々忙しい…って、昔に比べりゃ暇もいいトコだが、原稿やネームは本当になぜこうも集中するのか?立ち小便の連鎖と共通する気はするな。あと、修整が出たのにそのページだけ飛び飛びに送るやつがいるが、間違いの元。通して頼む。一方で、数ページ連続して直しが出たのに、通して全部送る糞馬鹿野郎が。いい加減にして欲しい!(君以外の漫画家も送る用意をしてるのだから…)。(10.9/17)

漫画屋無駄話 其の2993
▼数日前の上信線最終電車で。吉井と富岡駅以外は一番前のドアしか開かない(ワンマン電車)。初めての客は大混乱。お節介だが時々注意を(特に最終は)。その爺さん、東富岡駅に電車が入るなり一番後ろのドアへ突進。「一番前しか開きませんよ」「いんです」同じやり取りを2回。並んで座ってた中年男性は、「頭が変なんじゃ?」とまで。ふっと気づく。次の富岡駅で降りる準備をしてるんじゃと(ズバリ!)。けど、なら「次で降りますんで」となぜ言えなかった?翌日まで気分が悪かった。(10.9/16)

漫画屋無駄話 其の2992
▼今週一杯は短パン通勤の予定だったのに寂しい。かつて吉田婆ちゃん班で余りに気楽にしのぎ、解雇後は各社で辛酸を舐め尽し、今は大洋図書のデジタル関連部門に席を置く、K君が昨日顔を。まだ40代頭。中学生を筆頭に3人の子持ちと。この業界に居る限り、とても子供は大学になんて無理な気が(親子で新聞配達でもしない限り)。昔の漫画屋は高卒者の砦だけあり、思ったよりは若い。甘い思い出のある最後の世代。40代以下の業界人は、日々何を反芻して生きてるのか?(10.9/15)

漫画屋無駄話 其の2991
▼日曜日、数年ぶりで高崎の「赤坂堂書店」へ。上州の古本好きでごった返してるかと思いきや、客は通常通り2〜3人でシーン。店主もヨボヨボ。映画関係の雑誌と文庫本を中心に約5000円(5割り引きだから1万円分)買う。文学系はともかく、ミステリーやSF畑はいい物が残ってたような(良くわからんが…)。”パクリ編集者”として一時代を画した俺だが、馬菅直人の小沢一郎からの演説のそれも凄いね。総理が盗んじゃいかんとの法律はないだろうが。「赤坂堂書店」、今月の20日まで営業と。(10.9/14)

漫画屋無駄話 其の2990
▼残念。”永遠のドシロート監督”、山崎邦紀の「上野オークラ」でのロケに観客役で参加出来ず(赤城神社裏での出張校正で)。山崎監督は例の瀬々敬久の対極だな。あちらは技術は完璧だしスタイリッシュ、しかもIQは高いし渋い2枚目。こちら、ゲテモノ趣味が旺盛なだけで何〜もなし!(学歴もあちら京大、こちら駒沢)。ただ不思議な事に、作物はドシロートの方が記憶に残る。下手で糞でどうしょもないのに、1度観ると忘れられない。女体の神秘ならぬ創造の神秘。(10.9/13)

漫画屋無駄話 其の2989
▼題名に横文字が入る時代劇や、ARATAが出演する邦画は糞以下のモノが99%だじゃなく(本当だが…)、久々に『週刊金曜日』を買ったら、80円も値上げされててビックリ!相変わらず、日本共産党とのへその緒が切れてない誌面構成。ダメだよこりゃ。発行人の佐高信、神保町で良く見掛ける。数日前も神保町交差点で後ろ姿を。シャツのショルダーバッグ部分が汗とホコリで茶色に黄ばみ、一瞬浮浪者かと。編集長の北村肇ってのがトロいの?そろそろ赤城神社裏の印刷所に。(10.9/10)

漫画屋無駄話 其の2988
▼インタビュアーとしてはなかなかの高平哲郎、書き物は大した事ないが、惰性で『今夜は最高な日々』(新潮社)を。筒井康隆や赤塚不二夫、高信太郎、九十九一、長谷邦夫等をを高く評価したり、群れるのが大好きな奴の本が素直に楽しめるはずないが、各種ギャグの再現文章の下手糞さは出色。三木のり平や林家三平の愚息の面倒をしっかりと見る、都会人の”シャイなスマートさ”にも感動。”十七歳の〜この〜胸に〜”との、西郷輝彦のヒット曲がつい口をつく、57際の誕生日。(10.9/9)

漫画屋無駄話 其の2987
▼国士・仙波敏郎が裁判所の裏金が一番ひどいと述べてたが、最高裁の鈴木宗男上告棄却のタイミングを見て納得。馬菅”歯糞”直人、再選されれば腐った司法・検察・警察、そしてナベツネやみのもんたのために、夫婦で汗をかくのだ。「世襲ボンクラ総理より、市民運動出身者の方が安くて良く働くわい!」(ナベツネの本音?)10月売りのいずみコミックス、ペイントロボの『なかだし』の台割作りと原稿整理。写植&デジタル混合でイライラ。結構奴の原稿はノンブルが入るので面倒。(10.9/8)

漫画屋無駄話 其の2986
▼川本三郎の『小説家たちの休日』(文藝春秋)は造本もいいし楽しいが、樋口進の写真、複数の人物が写ってる場合、もっと丁寧なキャプションを付けてくれないとわかりずらい。オッサンの俺がそうなのだから、若い人はチンプンカンプンだろう。”つゆだく解説”というか、こういう事はヤボなくらいに親切でいい。月下冴喜のいずみコミックス、『生贄ライブ』の校正。さどっこの『獣欲』の30P分のネームデータ校正もあったりで、少し疲れたが「銀座シネパトス」へ。(10.9/7)

漫画屋無駄話 其の2985
▼昨夜は7時前から、「古書往来座」の外市の撤収作業を。改めてわかった事。この種の作業で一番役立たないのは、自慢じゃないがこの俺と、天敵・荻原魚雷。使えないだけではなく、明らかに皆の邪魔をしている。俺が初めて本棚の詰め換えをしたら、大失敗。ドジをやり直すのに常勤バイト女性が2人がかり。「塩爺、迷惑かけちゃダメだよ!」とピッポ。「すまん…」ふと見れば魚雷は1人、台所ほうきで店頭の吸い殻を掃き集めていた。ヤな野郎だが自らの限界は心得ている。(10.9/6)

漫画屋無駄話 其の2984
▼知っての通り俺は、漫画家の仕事の細部には余り干渉しない主義だが、今日は内田こねりとブランシェアを電話で怒鳴る。打ち合わせの内容、全く忘れてんだもん。マジメにやれ!(健さん風に)明日と明後日は池袋「古書往来座」の外市。5日に店番の予定。前回のみちくさ市で大敗を喫したので反省、初心に帰る心づもり。午後、コミガレで明治天皇、いや岡崎武志とバッタリ。彼の世代は、これから子供に教育費を注ぎ込まねばならない。悪魔と握手どころか、時には同衾も辞すべきではなかろう。(10.9/3)

漫画屋無駄話 其の2983
▼まだ数十社あるエロ本系版元、5〜6社しか残らないだろうと取次ぎ関係者。廃業した東京三世社や買収された一水社はまだ救いが。前者には多額の資産が、後者は黒字展開してる事の証拠。いずれにも踏み切れず、ほとんどが熱いフライパンの上で絶望的ダンスを今日も。今後も内容のいい順に吸収されるだろうが、版元の価値はソフト(漫画家&雑誌&各種著作権)と担当若手編集者のみ。居抜きで最初は買われても、営業、経理、ロートル編集者の順番で、路頭に迷う事になるのは必然。(10.9/2)

漫画屋無駄話 其の2982
▼ああ面倒臭い。もっと早く言ってくれればいいのに…。全国各地の漫画家に電話、「今度、一水社(光彩書房)の経営権が、メディアックス(曙出版)に移るから。雑誌や社名、支払い条件はそのままだから、漫画家や下請けには直接関係ないけど、一応頭に入れといてな」。居抜きで買収されるらしいが、単行本化の当てのない赤字雑誌は、当然編集共々切り捨てだろう。俺もどうなるやら。遠山企画時代、バイトの面接に来た同社の岩尾社長を、邪険に不採用にしてるらしいし。(10.9/1)

漫画屋無駄話 其の2981
▼朴訥な面白さに満ちた、『スターリンの対日情報工作』(三宅正樹・平凡社新書)を夢中で読んでて、気付けば四ツ谷。御茶ノ水駅で各駅に乗り換え忘れた。近所に「全家福」なる中華が。1度行ったらまずくはなかったが、量が余りに少ないので見限ったが、ここが凄いのは店頭の鉢植え。10個も出しっ放しで舗道のかなりの部分を占拠。図々しいと言うか大胆と言うか…。オーナーが寒村の農民出身?一昔前までは自販機が全てこうだった。今となれば考えられないが。(10.8/31)

漫画屋無駄話 其の2980
▼『緑の家』(バルガス=リョサ・岩波文庫)は、同時進行ドラマ部分が多すぎる上に複雑で、収斂する頃には登場人物の名前を初老男は忘れちまってるよ、これ見よがしの技法自慢にゃうんざりだじゃなく、近頃は『産経新聞』よりえげつないとの噂の、『朝日新聞』を「珈琲美学」で久々に。生方幸夫を社会面で写真入りでヨイショしたり、投稿欄でも恣意的波状攻撃かけたり、小沢一郎は前大戦下のニミッツかマッカーサー並。開いた口がふさがらないどころか、高給取りド気違いにキーボード。(10.8/30)

漫画屋無駄話 其の2979
▼”偽装リベラル新聞”『東京新聞』が、政治面や社会面はおろか、アリバイページ「こちら特報部」まで根こそぎ総動員、反小沢ヨタ記事がパキスタンの洪水状態(調活費泥棒検察の、名肛門舐めワンコロ記者コンビ、竹内洋一&高山晶一が大活躍!)。日本の大マスコミ黙らすには、治安維持法も特高も要らない。記者クラブと官房機密費の1億もあればよい、チョイナチョイナ!SONOって漫画家は、外見が描く漫画の10倍は『獣欲』度指数が高い。外出の度に、裏金ゴマのハエ警官共に職質を?(10.8/27)

漫画屋無駄話 其の2978
▼”おばさんおじさん”とでも言おうか?最近はどこへ行くのにも、「無印良品」で買った小型バッグを必ず。老眼鏡、小銭入れ、文庫本、手帳等の出し入れが非常に便利。女性用ハンドバッグと同じで、いちいちチャックを開ける必要がないし、手提げ部分がピンと立ってるのでかがむ必要もない。今日もそれ下げて神保町。久々に田村に文庫本が溢れていた。このバッグ、万引きにも便利なので裸本は隠した方がいいなあ。小型、大型、各々白黒と4種類も持ってるバッグ大臣さ。(10.8/26)

漫画屋無駄話 其の2977
▼堀内恭編集長の入谷コピー文庫最新刊、『ザ・あたご劇場〜高知市名画座ものがたり』をいただいたばかりなのに、今週は串間努編集長の『旅と趣味』第4号まで!両誌共に、知ってても人生において何の役にも立たない情報満載で、飽きずに隅々まで読めるのが特色。エロ漫画しかお礼に上げられなくてすまない。早乙女愛の訃報記事は種々出たが、『南京1937』(’95中国)出演について触れたのは、『映画秘宝』での藤木TDCのみ(教養の差!)。そこらもっと詳しくどっかで書け。(10.8/25)

漫画屋無駄話 其の2976
▼猛暑で年寄りが次々と亡くなる。今日もお葬式。宗教による体験的お葬式のイメージ。神道→ハッタリ(役者で言うと仲代達矢)。キリスト教→押し付けがましさ(同、杉良太郎)。仏教→ドン欲(同、高岡早紀)。創価学会のモノは未体験だが、きっと→天才(同、佐分利信)であろう。いや、カッコ内は、(同、ローレンス・オリビエ)とするのが、”20世紀の天才”に対する最低限の我らの異体同心的礼儀か?死に損ないのロボ公よ、例のモノのコンテはまだか?(10.8/24)

漫画屋無駄話 其の2975
▼『マイリトルタウン』だいなぁ?効き目なんてありゃしねえしゃいなし広告っこを、地元商店街から長ぇこん取ってた天罰で、最近死にかける大病したんだっつわぁ。死んじゃまあマラサック(コンドーム)はめてべっちょごっこ(お医者さんごっこ&SEX)もできやあしねえで。けんど、口だけはしっけえ死に損ない爺さんが、この景気ん中ぁ東毛で生きてぐんはあ、それっこそよいじゃあなかんべな。私家版でよ、『夜の上州弁』元気なうちに出せいな。じゃねえとおめえの生涯もびっこひゃっこ。('10.8/23)

漫画屋無駄話 其の2974
▼深夜の貫前神社の境内並に人影のない、高崎駅前「VIVRE」内の「ジュンク堂」で、『再面白かんベェ上州弁』(遠藤隆也・ブレーン・オフィイス)を。約10年かけ4巻で完結(別巻1册)。寂しいようなホッとしたような。著者も書いてるが潮時だ(全25巻じゃさすがに付き合い切れない)。団塊世代の著者はアングラ・サイケ時代に上京、新聞配達等を(すずらん通りの『東京新聞』でも一時。その店が後に「書肆アクセス」になったと)。70年代末に太田市に帰郷しタウン誌を発行(既に廃刊)。('10.8/20)

漫画屋無駄話 其の2973
▼相手を呼び出す場合は良く使う携帯に、自分では絶対に出ないので、タコ多田にしつこく嫌みを言われた。そもそも受話器の取り方が分からないから、やむを得ない(究極の自分勝手!)。来月売りのいずみコミックス、月下冴喜の『生贄ライブ』の本文を、本人に校正してもらったら結構誤植が。赤面するも、あのド下手な字じゃとの言い訳も心の片隅に。やはり1人になってからミスが増えている。今日のBGMはジョン・ハートとウディ・ガスリー。2人とも飽きない。('10.8/19)

漫画屋無駄話 其の2972
▼「同一人物のほめ殺しも大変。相手は同じ事を繰り返してるだけだし、こっちの口調もついワンパターンになって…」「信者もその方が安心出来るんでしょうね」「本当に書いてて苦しい。ここを乗り越えれば、50回までは軽く行ける気もすんだけど…」次号で連載14回目を迎える、「池田大作より他に神はなし」について、アストラの奥山”『葬』”子と電話でため息交じりに。気分転換に奥様や息子でも扱ってみるか?田村営業再開の神保町に、今日も都合で行けない。('10.8/18)

漫画屋無駄話 其の2971
▼読者プレゼントをヤマトにメール便で出しに行ったら、「今日も仕事なすってるんですか?」「いや、家に居ても邪魔にされるし、夕方からの映画見物のついでに、嫌々上京してるようなもんで…」今夜は当然「銀座シネパトス」。昨日はロビーの冷房が故障中の「新文芸坐」で、退屈男他1名にバッタリ。同館をアリバイに使われている、浮気疑惑の亭主や恋人がいらっしゃる方は、とぼけてここを鋭く突くべし。橘孝志が留守。ガキ連れで実家か。今は仕方ないな。('10.8/13)

漫画屋無駄話 其の2970
▼デジタル製版雑誌掲載原稿の整理は、原稿と出来た雑誌のスクラップを同封しなければ無意味だが(生原稿の吹き出しの中は真っ白!)、ネーム指定紙他を入れる程度でさぼってた。今日は午前中に、意を決して”雑誌バラバラ殺人事件”を断行。『Mate』『獣欲』『奴隷市場』…。2〜3時間要したが、仕事が少ないとこういう場合は楽。今日規定分の仕事は充分にしたので(ていうかする事がない…)、久々に「新文芸坐」にでも。朝、昼とノリ弁当を喰ってしまった。('10.8/12)

漫画屋無駄話 其の2969
▼臨時の草刈り休み明けに出勤すると、もう『Mate』10月号の見本誌が。う〜むと下版遅れを反省しながら、おぼつかない手付きで関係者にメール便にて発送。失礼があっても怒っちゃ駄目よ。田村は今日から17日まで夏休み。火の消えたような神保町(日特は断固営業中!)。早くもさどっこから、『獣欲』5の巻頭カラー30ページの下描きが。ちゃんと、鬼畜犬姦(けんかん?)青春叙情漫画になってるので、少しほめる。三信ビル3階はウチだけが営業中らしい。('10.8/11)

漫画屋無駄話 其の2968
▼ツワイクの『人類の星と時間』(みすず書房版。”ツヴァイク”との表記)を読んでいたら、日活(”にっかつ”時代?)ビデオから出ていた小林旭予告編集を、飽きずに繰り返して観るような興奮に襲われたじゃなく、とにかく静かな飯田橋。カレーの「エース」もガラガラ。紫煙に満ちた「珈琲貴族」は大混雑。囲いの中の栄昇ビルが、上の方から日々消えて行く。関西住まいの涼栗乱成に電話、今のままの進行じゃ単行本は出ないよと説教。夜は「銀座シネパトス」に。('10.8/9)

漫画屋無駄話 其の2967
▼図書印刷は、小宮山印刷ほど根拠なき誇りまみれでもなく水準だが、今回のいトうのいずみコミックス、『狂淫免許』にはめげる。同社のアミ伏せは他社より濃いので、いつも10%抑えて指定してるが、突然他社並みに豹変。お陰で赤字入れが面倒でイライライラ!(暗い背景だとアミが全く見えない)。ただ同社、DTP部門は仕事熱心で、『獣欲』4号では某漫画家の主人公の名前が2種類あると、下版後に現場の指摘を受けて赤面。午後1番でいトう本人にも校正させる。奴は1度上げた原稿には手を入れない主義と。('10.8/6)

漫画屋無駄話 其の2966
▼さっき「京橋テアトル」で観た『脇役物語』(10月23日公開)の、益岡徹の台詞に「凄い快挙」との下り。馬の馬糞だ。語呂も悪く凄い気になった(字幕だけは素敵!)。『Mate』のケツやいトうのいずみコミックス、『狂淫免許』の校正がドドドドッ!やってらんねえが、三信ビル前のガソリンスタンドで一日中、炎天下にて働く茶髪のお姉さんに比べれば、裏金検事&警官並の身分と反省、もうひと働き。神保町通いを休むと、ちょっと体調が変。稲垣浩じゃ、夜の「神保町シアター」も休み。('10.8/5)

漫画屋無駄話 其の2965
▼天丼「てんや」の”いじましさ”についての一考察(専大交差点店舗を中心に)。1/天丼頼んだ客に、いちいち小うどんやサラダを押し売りっぽく勧めるな。不愉快千万!!2/2時以降にしか受け付けない御得用セット類など、詐欺同然ゆえ即廃止しろ。3/スタンプカード、おみやげを別カードにするなよケチ臭い。4/西洋系毛唐だけ1人客でもテーブルに座らせる人種差別行為を止めろ。経営陣には、北関東出身の元吝嗇水呑み百姓でも?味はいいが経営手法のいじましさには、ゲロ天丼大盛り。('10.8/4)

漫画屋無駄話 其の2964
▼子連れ母親3組、女子高生3人組(中の1人が「ぶっかけうどん!」と絶叫)、美形OL2人…。普段の貧乏サラリーマンや土方に加えて、このメンバー。朝の埼京線並に混雑する、潮出版社並びの「ゆで太郎」の、今日午後1時45分頃の景色だ。元左翼の菅や仙谷が官房機密費で、現職検事や警官他の泥棒公務員が、調活費や裏金でうめえもんたらふく喰ってるのに、下々の者はこれ。ファミレスに行けた時代が懐かしい。貧乏人は座して死を待つより、霞ヶ関に血の騒乱一揆を!(NHK以下の大手マスコミも標的)('10.8/3)

漫画屋無駄話 其の2963
▼東京三世社廃業の件はやはり本当らしい。CGではない手描き原稿を預けてる漫画家は、早めに返却してもらった方がいい。倒産じゃないし、同社自体は存続するので、四散する恐れはないと思うが、10年後に訪ねても無駄です。敗戦直後からの老舗がこういう道を選んだとなると、倒産前にと続く版元が続出するかも。紙物で20世紀末期に大いに稼いだ社は、最後の利益まで吐き出したくないものな。俺が「小諸そば」や「ゆで太郎」にしか行けないのも、歴史的必然だ。('10.8/2)

漫画屋無駄話 其の2962
▼1/ぴあ幹部の愛人だから。2/スポンサーから金を引っ張るのが上手いから。3/馬鹿だから。4/糞だから。5/カスピ海より深い映画への愛があるから。「フィルムセンター」で今年も開催された、「ぴあフィルムフェスティバル」で、アラキと名乗る傲慢で無神経なデブスベタ女が、なぜ毎日司会役でシャシャリ出るのか、背景を推測してみた。無論、5以外には考えられないが、違う人間に変えてくれれば、少なくとも俺は、去年も今年も2倍の頻度で通ったろう。('10.7/30)

漫画屋無駄話 其の2961
▼u-sen君の御遺族に哀悼の意を表しますじゃなかった(一応まだ死んでないらしい)、権威主義的でもっともらしい『精神の危機』(ヴァレリー・岩波文庫)にゃうんざりしたが、『ニーチェからスターリンへ』(トロツキー・光文社古典新訳文庫)はさすがに面白いやじゃでもなく、噂になってる東京三世社の秋口での廃業って本当?漫画屋の廃業なら困るのは俺と家族だけだけど、あそこにゃまだ20人以上の人間が。飯田哲章センセは機を見るに敏だったのか。流言であって欲しい。('10.7/29)

漫画屋無駄話 其の2960
▼福島瑞穂”語尾上がり赤ちゃん言葉”社民党党首は、私財3億円を目指して蓄財に励み、金のかかる小選挙区制には絶対に出馬しない。その営業左翼エセ人権派党首を断固追求すべき辻元清美君は、記者クラブ1つ解放出来ない”口先ベビー頭脳大臣”、前原国交相共々高級官僚と仲良くオクラホマミキサー。千葉景子法相に至っては、自らと恩人の菅の保身のために、信条を放棄して自国民を縛り首。転向した元左翼ほど、資本家や公安警察に忠誠を尽くすと言うが、サンプル映像を鑑賞するかのよう。('10.7/28)

漫画屋無駄話 其の2959
▼古本オヤジとしては、”褌かつぎ以下”のレベルと明らかになった、惨めな売上げの先週のみちくさ市の痛手も癒える頃と思いきや、今度は真っ赤な詐欺本に遭遇。『土門拳が封印した写真』(倉田耕一・新人物往来社)だ。この題名と冒頭の16項の土門撮影の写真を見れば、当然彼の戦中ドキュメントと思う。が、中身の90%は、元予科練生による元産経記者の著者が喜びそうな自慢話。ダシに使われた土門が哀れ。そもそもこんなインチキ本への写真使用、よく著作権継承者が許したと。超メガトン級の詐欺的愚書。('10.7/27)

漫画屋無駄話 其の2958
▼『SR サイタマノラッパー2』(監督・脚本・入江悠)にガックリ。まず録音(山本タカアキ)は重度のつんぼらしく、台詞がほとんど聴こえない(『七人の侍』の域)。あとよ、群馬には県条例でソープは1件もねんだよ。だから上州の発情青年は大宮、西川口を目指すのだ。入江監督は北関東サーガ3部作を構想中との事だが、埼玉県内を出ない方が無難。昨夜の「シネマテークたかさき」の最終回、全観客4人なのにも納得。脚本はより教養のある他人に任せなよ。設定も1作目の単なる女版。('10.7/26)

漫画屋無駄話 其の2957
▼明日のみちくさ市、「嫌記箱」は立川歯科医院車庫前に出店(午後2時から夕方6時30分まで)。健康体でもつらそう。で、今日は昼時の神保町詣でと夜の映画見物を中止、夏風邪を今夜中に完治させる予定。カワディMAXと、年末予定の次回単行本は読み切り集として、次々回用の連載物を考えといてなんて話。雑誌がいつまで持つか誰にもわからないのに、気の長い話だ。明日は『東京の暴れん坊』と『エロ漫画の黄金時代』も売るのでヨロピク!(この2冊は定価ですが…)('10.7/23)

漫画屋無駄話 其の2956
▼ここ数年独走する岩波文庫。昨日は訳がわからないのに面白い、『死者の書・口ぶえ』(折口信夫)をドキドキ読了。今朝からは『平凡物語(上)』(ゴンチャロフ)に。イカすねペテルブルクの”薄情な叔父さん”。鼻水がやっと枯れて来た。ヤマトから早めに昨日出した、みちくさ市用の荷物二箱の内の1つに、濡れ発生と聞き青ざめたが、中身は大丈夫と言われ一応ホッ。もし濡れても坂崎重盛や林哲夫、黒岩比佐子クラス(褌かつぎ)までで、田中小実昌や金井美恵子は無事であってくれ。('10.7/22)

漫画屋無駄話 其の2955
▼道路にも腫瘍が出来るのか?白山通り、「東西堂書店」前の歩道の隆起はどうにかして欲しい。夕方は老人どころか、若い学生風までがけつまずいてる。”路ガン”とでも呼ぼうか?管理が区だとすると、石川千代田区長は都の役人上がりのデタラメゲス野郎だから、もう10年はこのままかも。夏風邪で朝から、一升瓶1本くらいの鼻水を垂らした。映画も酒も断念、早めに帰宅してタオルケット3枚かけて寝よう。冷房を切ったりつけたりで忙しい。あ、床にまた鼻水が一筋…。('10.7/21)

漫画屋無駄話 其の2954
▼今時珍らしく、千代田グラビアがさどっこの『嬲られ!甘尻娘』の刷り出しを持参。オイスターの『人デ無シ乃宴』同様、そろそろ見本誌が出来る頃。そのオイスターの『Mate』10月号からのの新連載、「アタシキレイ?」の4色でとんだ勘違いをして、入稿を遅らせてしまう。昔からおっちょこちょい。余波で『BUSTER COMIC』9月号の見本誌も送れなくなる。昨日出勤してないとどうなったか…。今年はいいサンダルが見当たらない。靴に近いタイプが好み。('10.7/20)

漫画屋無駄話 其の2953
▼けなげに出勤してお仕事。「神保町カーニバル」なんて知ったこっちゃないとばかりに、田村はシャッター。小宮山は嫌々という感じで一応ガレージセールを。日頃とムードの違う街から即撤収、24日のみちくさ市の準備に。最近高めの本ばかり出し、やや成績が振るわないので反省、下層貧民用の品揃えに徹する。金井美恵子の本、俺こんなに持ってたっけか?(知らねえよ!)久々に「早稲田松竹」にでも行くか。2本分の料金払っても1本しか見物出来ないのだが…。('10.7/19)

漫画屋無駄話 其の2952
▼最近思いついた遊び。退屈男、u-senの3人で「日高屋」ヘ行く。2人に宣言。「飲み代込みでいいから、1人で5000円分喰いまくれ。ラーメン1本、キャベツひとかけら残らず、きれいに平らげたら、勘定は俺が全部持つ。ただし喰い切れずに残したら、お前らが俺の分まで全部払う。挑戦してみるか?」悶え悩む両人の、超貧乏面を想像するだけで楽しい(56の男が考える事じゃねえ…)。流行ったら”日高屋ルーレット”と名付けよう。また「清龍」に行きたくなったな。('10.7/16)

漫画屋無駄話 其の2951
▼縦の物を横にするだけで良かった昔と違い、生原稿とデジタルが混合の今は手間がかかって大変との、コミックス編集事情には度々触れてるが、今回のいトうの『狂淫免許』は、更に2社の雑誌に掲載されたから、種々統一する作業があり整理するだけでまる1日も。安いギャラじゃ合わない気もするが、やる仕事がないよりマシと老体に鞭を振るう。事務所内、裸足で動き回ると涼しくていい。懐かしの栄昇ビル、とうとう今月末から取り壊しと。やっと資金にめどがついたか。('10.7/15)

漫画屋無駄話 其の2950
▼一水社やティーアイは大丈夫らしいが(テへへへ)、エロ本系版元にはとうとう今期のボーナスを出せなくなった社が続出と(紙物時代にいい思いした所ほどその傾向が…)。次は本給で、その後は生首、そしていよいよ倒産ないし廃業か。各社、今まで持ちこたえてた方が不思議だったので、誰も驚かないが。暇だからっていい加減な所の仕事請けると、下請け料や印税取りっぱぐれて、泣きを見そうで怖いよう。『Mate』10月号といトうのいずみコミックス、『狂淫免許』の同時進行。('10.7/14)

漫画屋無駄話 其の2949
▼皇族でも死んだのかと。常軌を逸したつかこうへいの訃報記事の件だ。『東京新聞』は1面カラー写真入りで何と4段!(3面じゃ更に9段…)小沢一郎バッシング同様の平衡感覚のなさ。藤田進が死んだ際に、写真さえ掲載しなかった事に小林信彦が激怒してたが(納得)、逆バージョン。田舎じゃんな人誰も知らねえ。この調子じゃ小林旭が死んでも、元美空ひばりの元夫でゴルフ上手の歌手兼俳優。トラクターのCMでも知られ、最大のヒット曲は「純子」…などと報じられるに違いない。('10.7/13)

漫画屋無駄話 其の2948
▼わめぞの武闘派、研ぎ猫親分の同一事項の反復会話がいよいよ激しく。一番の被害者u-senに少しだけ同情。ただ若い人から見れば俺も同類の可能性。で、一日も早く見物したい、ハテナの好色オヤジとの”仕切り屋2大巨匠南海の最後の決戦”。はったり性口先が勝つか、鈍く光る刃物が黙らせるか?(レフリー・武藤良子)。民主党の選対委員長安住淳、上杉隆の『週刊文春』の記事によれば、飲み屋で割り勘分払った事ないと。安住よ選挙資金、本当に全国の候補者に配ったのか?('10.7/12)

漫画屋無駄話 其の2947
▼いずみコミックスの7月売りの2冊、『人デ無シ乃宴』(オイスター)と『嬲られ!甘尻娘』(さどっこ)がやっと手を離れる。生原稿とデジタルの混合、大幅な加筆修整丸々描き下ろし等で、通常の単行本の3倍の手間を喰う。売上げも3倍なら著者共々報われるが…。明日は池袋「古書往来座」の外市で店番を1日。お暇なら来てよねえ〜あたし寂しいの〜は五月みどりか。いトうのアシが交通事故死。余波が色々と。「お前も用心しろ!」とは言ったが、一体何に?('10.7/9)

漫画屋無駄話 其の2946
▼”大学出のやせた池玲子”。昨夜、「神保町シアター」での傑作、『砂の上の植物群』(’64日活)における、稲野和子のエロさに幻惑されての感想。70年代初頭、フジテレビの昼メロにも主演(題名失念)、バイト失業中だったので蕨のアパートで良くおかずに。前の方の席に、某古本好き夫婦の顔が見えたが、女房と一緒に見物する映画じゃねえだろう。「小諸そば」の冷やしたぬきの大盛りが無性に食いたくなる(夢想ですらせこい貧乏人の世界…)。('10.7/8)

漫画屋無駄話 其の2945
▼偽装リベラル新聞『東京新聞』のアリバイページ、「こちら特報部」が久々のヒット。裏金警察の人権テロ、違法強制職質持ち物検査が、幹部のノルマ指針によりなされてると暴露。犯罪摘発のノルマ(?)に追われる警察と、妄想で事件をでっち上げる調活費泥棒検察が破壊する、日本の治安!それに眼を閉ざす記者クラブマスコミは、火事場泥棒。外れては欲しいが、本当に民主党は40台かも。犯罪公務員の双璧、警察&検察を放置しとくからこうなるのさ。菅総理、自分の眼が泳いでる(犬かき)事に気づかないの?('10.7/7)

漫画屋無駄話 其の2944
▼チョイ前の『ゲゲゲの女房』で、倒産寸前の貸し本漫画版元の奥さんが、写植代の節約だと言って、タイプでネームを打ってたのは、まるで今の我が家のようで、思わずもらい泣きしたじゃなく、「東京堂書店」のふくろう店で、今タダでくれるバックは素晴らしい。大きさ、布の質、デザイン、ヒモの長さと、全部合格!数年前、某素人古本市の中興の祖が、ベラボーな高値で押し売りしてた、糞トートバックとやらの対極。拙宅ではとうに雑巾にした後で捨てたが…。畠中さん、俺にもう一枚特別にくれい!!('10.7/6)

漫画屋無駄話 其の2943
▼”ダニー塩山とパラダイスキング”と称したいくらい、俺は昔からダニに良く喰われる(蚊やノミにも)。今朝も手首に2カ所。やっぱ昨日、御嶽山から背負って来たか?ダニはかゆいだけでなく、ズキズキと芯から痛い。そろそろ『獣欲』5号目の構想を練らないと。久々に新人さんに連絡したら、携帯漫画で忙殺の日々と。恐縮してたが良かったよ。多くの失業エロ劇画家は何喰って生きてんだ?ふっと堀川英晴を。能条純一の模倣漫画で知られたが、もう死んだかな…。('10.7/5)

漫画屋無駄話 其の2942
▼タコ多田に電話したら、先週に続く金曜休みの3連休で沖縄で豪遊中と。ざけんな死に損ない!!ロクに仕事もしないで高給をかすめ取り、更にはこのツーレロ勤務態度。森田編集長ら若手は一致団結、クーデターを起こしてロートルは全員追放すべし(ついでに棒とかも)。ちょっと心配なのは、一水社革命の暁には”下請け連鎖”の波で、俺までが暇になりそうな事か…。さどっこのいずみコミックスの校正で、渋谷での試写に行けなくなった。夜は神保町か京橋かで迷う。('10.7/2)

漫画屋無駄話 其の2941
▼創立記念日か何か?(三共グラフィックが今日休み)。「珈琲美学」がすずらん通りの「ドトール」並の大混雑。「まさみ」の今日の定食は豆腐ステーキ&わかさぎフライ(600円)。首都高速からの暴走車が破壊した堀留橋のセメントの欄干を、怠慢役人が未だに放置(囲ってあるのみ)。遊民社の塙社長の商売へのバイタリティーは、少し見習わないと…(あの歳でネットでの儲けを企む。ナンパ電話とDVDでの甘い記憶?)。民主党は50議席に届かないと(”官”総理の錯乱自爆選挙じゃあね)。('10.7/1)

漫画屋無駄話 其の2940
▼7月10〜11日の、池袋「古書往来座」での外市の準備を少し。前々回、2日間ずっと雨にたたられて以来、少々の事では動じない覚悟が少し。武藤良子の個展だあ?一昔前なら、古女房とすえたSEXしてた方がいいとかわしたが…。通勤・読書・仕事・映画じゃ、拙文の字面が貧相になる一方だし、華やかさを出すために嫌々行ってみるか(あくまで自分本位!)。朝から胃もたれ。巣鴨で夜、永山薫、u-sen,南陀楼綾繁と一同に会するんだもの当然。一体何するんだよこのメンツで?('10.6/30)

漫画屋無駄話 其の2939
▼ムカムカするな。神保町や白痴系読書ブログを散歩してると、「ハイル!黒岩比佐子!!」の大合唱。それ程の物書きかよ?南陀楼綾繁と向井透史を交配したような、醜くて女に無縁な本好き野郎が、黒岩流全方位平和外交にメロメロ。この精液臭い金魚の生糞共、病気を抱えた女神様に万一の事があれば、突如ハイエナに変身、”僕だけのヒサコ様”について止めどないお喋りに耽るのだ。やはり地獄とはこの世だ。悔しかったら田中栞を一晩中語ってみろ!どうでもいい事だがな…。('10.6/29)

漫画屋無駄話 其の2938
▼さどっこのいずみコミックス『嬲られ!甘尻娘』に、丸ごと1本描き下ろしがあると前にも触れたが、それのみ青焼き前の白焼きが、千代田グラビア(旧城南グラビア)から出稿。驚いたのは漫画家自身の手になる、送付済みのネームデータを一切使わずに、わざわざ打ってる事(全16ページ分)。現場がよっぽど暇なのか?お陰で再度念入りな校正するハメになり、うんざりこん!(誤植も当然出る)。確か永山薫は下戸だったはず。どうでもいい事だがな…。('10.6/28)

漫画屋無駄話 其の2937
▼対オランダ戦、『BUSTER COMIC』の「塩山業界無駄話」を打ちながら見物。実力の差というか、文字通りの完敗だと実感。驚いたのがそれを報じるマスコミ(『日刊ゲンダイ』を除く)。”惜敗”と。野球ならともかく、サッカーじゃ1点差でも一点の曇りもない敗北。現実に眼を閉ざす自省なき民族の構造的恥部だ。ミッドウエイ海戦も惜敗だったなんて言い出しかねない幼児性。裏金検察のケツくらいは平気で舐める…と思ってたら、今度は勝ったと。俺は事実を素直に認めますよ。('10.6/25)

漫画屋無駄話 其の2936
▼朝の9時から『人デ無シ乃宴』の青焼き校正。カバーや4色と一緒に作者宅へ宅急便で。編集はついネームや面付け等に眼が行きがちだが、当然ながら漫画家は、絵の汚れ(ペンのはみ出し、トーンや写植の切れ端他)を良く拾い出してくれる。さどっこの『嬲られ!甘尻娘』カバーのダミーの文字校正も。ウチらしくない感じがいい。『奴隷市場』vol.2の見本誌も届く。早く送って上げたいが、今日は5時過ぎには出掛けなければ。あ、屋上の毛布も取り入れ忘れてる。('10.6/24)

漫画屋無駄話 其の2935
▼オイスターの『人デ無シ乃宴』の青焼き整理をしてると、アストラの奥山(オイスターの短髪キャラに少し似てる)が『葬』4号を持参。お礼に『マンガ文献研究』2号を上げ、5号では俺の施主体験を書かせろと売り込む(タダ原稿の売り込み反対!)。そこへ佐川急便が一水社の荷物を。奥山が帰った後で開けると、カワディMAXの『少女プリズン』の見本。早速HPの扉に出す。今回のカバーは本人も気に入った模様。「東京堂ふくろう書店」では、『マンガ文献〜』、かの『sumus』の隣組でド〜ン。('10.6/23)

漫画屋無駄話 其の2934
▼高校時代に小説を良く読んだ、ル・クレジオの『物質的恍惚』(岩波文庫)のガキっぽさにガックリ。金持ち坊ちゃんのエコロジー論というか、小説が書けなくなった高村薫の、浅はかな社会的発言レベル。昆虫フェイスの高村同様、まずい面してんだろう。悪相で傑出してる民主党の前原、仙谷、枝野、そして菅。自力ではなく、他人の寝首を掻いて奪った権力への後ろめたさが横溢。特に菅。小沢が弁明から選挙演説始めなくていいよう、檜舞台設定して上げたのにこのザマ。母親と新婚旅行にも一緒に行けよ馬鹿!('10.6/22)

漫画屋無駄話 其の2933
▼さどっこの馬鹿野郎、7月末売りのいずみコミックス、『嬲られ!甘尻娘』で14ページ1作丸々描き直しの暴挙。絵はいくら加筆修整しようと許すが、こ…これは…。コスト上の問題もあるので、タコ多田大明神にお伺いを。「しょうがねえだろう、描いちゃったもんは!」監督不行き届きだったと、軽〜く反省。菅総理って予想以上の痴呆者(下は麻生太郎だけ?)。参議院選、大敗するんじゃ?だとしたら小沢一郎は泣くに泣けない。支持率は毎週10%ずつ下がる。もう遅いな。('10.6/21)

漫画屋無駄話 其の2932
▼『ザ・コーヴ』の上映を中止した渋谷の「シアターN」は、日販が運営してると。表現の自由を流通面で支える背広姿の馬喰共が、な…何たる痴態!同映画、明大でも授業に混乱を来たすと上映中止。自らは学問の自由は謳歌してるのに、無責任なハレンチ教授共!民主主義の敵対者に加担するペテン師共に、国家は制裁を課すべし。前者からは即再販制を全面はく奪し、後者には国の補助金をゼロ査定にしろ。相撲界の方が悪事への自覚があるだけまだマシ。暴力団以下のド腐れ馬喰&センコウ。ペッ!!('10.6/18)

漫画屋無駄話 其の2931
▼”明日の犯罪者”、u-sen編集長の『マンガ文献研究』第2号が届く。このロートル執筆陣で1000円は高えだろうよ。まあ知ったこんじゃないが。昨夜は「銀座シネパトス」前の、380円均一の居酒屋で昔の友人と軽く飲む。そこで驚愕の「フィルムセンター」ネタが!!(詳しくは漫画屋BBSに書く)。その後で観た『メス』のひし美ゆり子、完全に一昔前のテレビドラマでのAV女優扱い。つまり台詞もろくにない裸の死体役。かつての大東宝の看板の有り難さを、痛感したかどうか…。('10.6/17)

漫画屋無駄話 其の2930
▼初めて冷房を。来週から短パンか?最近、飯田橋、神保町、東京駅周辺に生活圏が限定されている。交通費のかからない、定期券の範囲内ライフって事だが、侘びしすぎる気も(群馬じゃプラス自転車で行ける距離圏)。身の丈に合った日常とも。新宿にも全然行っとらんし。知り合いのブログを斜め読みすると、出歩き好きが多いのに驚く。しかし実際の人物はと言えば、離島の文盲としか思えない水準。馬鹿は行動しても馬鹿。別にモンガ堂や書肆紅屋の事ではない。('10.6/16)

漫画屋無駄話 其の2929
▼『人デ無シ乃宴』の作業の続き。何とか明日は終わりそう。つくづくいいかげんな校正してたと、深〜く反省(全ての漫画家の皆様すいません!)。すずらん通りの混雑する「ドトール」を避け、最近は新曜社近くの喫茶店、「キャンパス」に時々。コーヒー350円で味も悪くないし、かつてのエロ劇画家、紫れいか似のマスターも70年代風で落ち着く。『Mate』の見本誌発送。ついでに各誌のプレゼント当選者へのDVDも。こういう経費、案外馬鹿にならないのだ。('10.6/15)

漫画屋無駄話 其の2928
▼普通は1〜2時間で終了する活版原稿の整理が、丸1日かけても3分の1しか手が回らなかったのが、いずみコミックスの『人デ無シ乃宴』(オイスター)。99%のページに加筆修整が施されてるため、修整シールは全部貼り直しだし、画面濃度の変更に合わせ修整手段もベタから白地、あるいはアミ伏せをベタに等。実に編集泣かせの漫画家だが、読者が喜ぶのだから、老いぼれ編集も老体に鞭打つしかない。『Mate』8月号の配本をめぐり、知らない所でドタバタあったと。('10.6/14)

漫画屋無駄話 其の2927
▼短パンやTシャツ姿の連中が街に増える季節になると、パッタリ見なくなるのが女性新聞奨学生。数カ月前までは、あんなにはつらつとごつい自転車をこいでたのに。悔しいだろうな。『Mate』読者の新聞奨学生に昔呼び掛けたら、現役及びOBから多数の投稿が。ほとんどがタコ部屋生活への怨嗟の声だったが、媒体の特徴上、稀に見る女性について尋ねたら、99.99%続かないとの返事。自称エリートが税金遣って役人と作り、ゴロツキヤクザが拡張、奴隷が配る新聞に、明日があろうはずがない。('10.6/11)

漫画屋無駄話 其の2926
▼腹立たしいから触れなかったが、昨日の高速(西神田出口)からの下りで暴走、堀留橋のセメントの欄干を破壊、日本橋川に落下した車をめぐる騒ぎには眼を背けた(事務所と眼と鼻の先)。警察もマスコミも野次馬もみんなにこにこ、にこにこみんな。宝くじに当たったような顔で、嬉々と携帯を振り回している。人間の本質的一面だろうが、教育ってのは心で思っても外にそれを出さないように、硬い意志を育む事だったはずだ。特に『ラジオライフ』というか、警察の特種車輌関係者は猿以下のゲス面揃い。('10.6/10)

漫画屋無駄話 其の2925
▼愛する「日高屋」に2つのお願い。チッソ水俣工場の廃水並だった、「てんや」のみそ汁さえやや改善された。おめんトコの”自称チャーハン”も何とかしろ!後、注文を受けて「冷し中華いただきました!」はねえだろう。銭出して”いただく”のはこちとらヨ。前から探していた、『『砂の器』と『日本沈没』70年代日本の超大作映画』(樋口尚文・筑摩書房)を、やっと三省堂の4階で発見。今夜の居酒屋読書に最適の1册。さどっこと7月売りのいずみコミックス、『嬲られ!甘尻娘』の打ち合わせ。('10.6/9)

漫画屋無駄話 其の2924
▼いくら貧しく、毎日立ち喰いそば屋にしか行けなくても、最低「富士そば」や「梅もと」にだけは入らない、人間としての矜持を持ちたいじゃなく、ここ数日「田村書店」に林哲夫本が出るので、来月の「古書往来座」の外市用に数冊買ったでもなく、結局地元富岡市の、もみじ平総合公園のフリマに今年も参加出来ずに、去年に続いて参加費2000円を没収された。去年は雨、今年は看病。果たして来年は?てな話はどうでもいいが、群馬の恥部の山本一太議員、誰か消去してくれよ!(街角のポスターが…)。('10.6/8)

漫画屋無駄話 其の2923
▼文京区住まいのいトう、便利なのは原稿の運搬だけではない(地下鉄で20〜30分)。編集部に来ると、作業中のさどっこの原稿を検証、「最近は余計に手が入ってるなあ…」。オイスターの『人デ無シ乃宴』のカラー原稿は、初出の『Mate』と時間をかけ比較、「かなり違ってますねえ…」。研究(別名パクリ)に余念のない奴。「池田大作より他に神はなし」の、第11回目がアップになった。名誉会長の名声が既に、銀河系にまで轟き渡ってる事を具体的に論証した。('10.6/7)

漫画屋無駄話 其の2922
▼岡崎武志や南陀楼綾繁クラス(?)になると版元からもらえるらしい、『トラック野郎風雲録』(鈴木則文・国書刊行会)を「日本特価書籍」で買う際に、ゾッキコーナーを覗くと、河出書房新社の蓮實重彦の映画評論集がズラリ。手前の右文書院の児玉数夫本は当然としても、往年の蓮實のカリスマ振りを知る世代としては、ため息。『奴隷市場』で、「監禁調教名画座」なるコラムを自ら書いてるの、すっかり忘れてた。明日やろう。『シネマぜんざい』もそろそろ?('10.6/5)

漫画屋無駄話 其の2921
▼やっぱ2日休むと凄まじい。『Mate』と『奴隷市場』でグッシャグシャ。仕方なく今夜は事務所に泊り込む。一仕事終えて9時から1時間程、下の「まさみ」で一杯やって事務所に戻り、鍵を開けようとしてると、お隣の『実話時報』編集部のお兄さんがドアを突然開ける。「今晩わ!」「ひえーっ!!」「やあさんよりは恐くはないでしょ?」「い…いやあ、もう電気が付いてなかったし…」驚かせてすいません。今月はまだ1本も映画を観ていない。('10.6/4)

漫画屋無駄話 其の2920
▼久々に自転車で最寄り駅まで。最近は車で病院に父ちゃんを朝見舞うのが常で、自転車通勤は久しぶり。2日も休んで忙しいのに、こういう時に限って人が。まずは大学の後輩が、3時頃松戸から自転車で。4時過ぎ、”茶髪の永六輔”こと藤木TDCが、ミリオン出版に来たついでに。珍しい佐伯俊夫が担当した、80年代のピンク映画のポスターをもらう(『異常SEX 少女誘惑』’81東映セントラル)。気の効く奴。オイスターの『人デ無シ乃宴』の活版原稿が入稿。ノンブルチェック。問題なし。7月後半発売はこれで問題なし。('10.6/3)

漫画屋無駄話 其の2919
▼国家単位で言えば沖縄なのか?富岡市の火葬場たる「かぶら聖苑」は、隣接する安中市との境界線上の山頂にあり、同市の火葬場(「すみれケ丘聖苑」)も隣組。巨大な民間産廃場まで付近に完備。景色こそ美しいが、暴力団の香りがプンププン。ここでは何度も、村内の故人の香典の受け付けを担当したが、遂には我が身に。ロビーのテレビで鳩山辞任を知る。根性ないなボンボンは。一方、本当に小沢一郎は人がいい。死んだら8割の国民が誉めるのだろうが、それじゃ余りにむなしい。('10.6/2)

漫画屋無駄話 其の2918
▼朝から施主として、農協系の葬儀社の担当者と種々折衝。その間、前出の社から日頃ファクス連絡を受けてる(民間”記者クラブ”)、各紙の訃報欄担当者から電話(パートの姉チャンだな)。地元の官庁寄生ゴロツキ便所紙新聞、『上毛新聞』が一番早く、我が家で嫌々取ってる『東京新聞』は、午後4時近くとビリッケツ。親戚や近所の人が入れ代わり立ち代わり。ついアストラの奥山の『葬』を思い出し、苦笑。玉串料の高さに眼をむいてたら(130000円)、叔父さんに寺に比べれば数分の一と慰められる。神道が瞬間的に好きになる(貫前神社)。('10.6/1)

漫画屋無駄話 其の2917
▼『奴隷市場』用原稿の濡れ場修整。月下冴喜を終え、さどっこにかかってると女房から電話。5時前に父ちゃんが息を引き取ったと(82歳)。今朝も病院でかなりつらそうだった。『Mate』分も含む自宅で出来そうな仕事(ネームデータの校正等)をカバンに詰めたり送付、数人の漫画家に連絡してるとあっという間に6時過ぎ。水道橋の「ゆで太郎」で天丼セット(630円)。東京駅発7時過ぎのあさまに乗ったら、何とか9時過ぎに最寄り駅に到着。女房の代わりに、妹の旦那さんが車で迎えに。('10.5/31)

漫画屋無駄話 其の2916
▼やっぱ本は最後まで読まないと評価しちゃあかんな。昨日の『増補 日本経済新聞は〜』、3分の2の読了段階で絶賛したが、前言撤回。面白いのは日経批判部分のみで、政治分析など幼稚で『東京新聞』の竹内洋一レベル。ああ恥ずかしい!「ズンドコジョッキー」に着手したが、今回はズンジョ宛のハガキがやたら少なく、苦労しそう。橘孝志担当のイラストは結構来てるのに。ようやく読者もハガキや封書をわざわざ出して、ボロクソ罵倒される事のアホらしさに目覚めた?('10.5/28)

漫画屋無駄話 其の2915
▼自著を出してもらっていながら、近頃はたまに翻訳物を買うのみだったちくま文庫(東宝が却下した企画を拾ってる、東映や松竹テイスト)、最近2冊買いいずれも満足。『トヨタの闇』(渡邊正裕・林克明)と『増補 日本経済新聞は信用できるか』(車谷暁)だ。2册でも1500円チョイ。安い。躊躇なくこの路線を歩め。新書は相変わらず最低だが…。8月のいずみコミックスはいトう。題名案を5〜6本考えてくれと電話。原稿持参のアシ友達を先週久々に見たが、膨張で破裂しそうだった。('10.5/27)

漫画屋無駄話 其の2914
▼「プンプン金の匂いがするよ。見かけによらず持ってるよあの人は…。ただどうやってたかればいんか、さっぱりわからねえよ。その点、景気いい頃の塩爺は、本当〜に簡単だったな!」(みちくさ市における、野放し無鑑札狂犬・武藤良子のエンテツこと、遠藤哲夫への人物論)『Mate』『少女プリズン』『奴隷市場』が同時進行中。5月はいいけど来月が暇そうで。そういう月は日に2食にって…訳にも行かない。武藤のタカリテクの特訓でも受けようか。取得する前にスカンピン?('10.5/26)

漫画屋無駄話 其の2913
▼謙虚なようでいて太々しい求道精神が鼻につき、4〜5冊も読むとうんざりする尾崎一雄と異なり、同工異曲ながら川崎長太郎は飽きが来ない(みちくさ市でモンガ堂から600円で買った、『忍び草』を今朝読んで)。そのモンガ堂も知り合いの、「不思議」の親父が千駄木一箱古本市の打ち上げでこぼしていた。「僕は8時からの出席しただけなのに、2000円も取られてすぐオーダーストップ。ひどすぎる…」2時間遅れならタダで飲めると考えた?俺もせこいが、この人の前じゃ鼻垂れ小僧。('10.5/25)

漫画屋無駄話 其の2912
▼さっき本人が帰ったが、カワディMAXにゲップ!(奴のコミックス『少女プリズン』と、同じく奴がカバー&巻頭担当の『奴隷市場』Vol.2が同時進行中)。1人だと本当にする事あるよ。つい他社の交換してる雑誌の封を切らぬまま、2〜3号分ためたり。世間がより狭くなる。こういう雨の日は西日も含む日射しを心配する必要がないので、「ホテルグランドパレス」側のカーテンを目一杯開ける。視界がグンと広くなり、坪数のある新事務所に転居した気分だ。('10.5/24)

漫画屋無駄話 其の2911
▼西日のきつい季節になった。我が事務所内にも、隣接する秋田書店の倉庫側からの強烈な光が。やむを得ずに、曇りガラスにもかかわらず、原稿整理用の茶封筒を裂いて窓にペタペタ。笑ったのは秋田の倉庫までが同じ措置をしてる事。元工場の三信ビルはともかく、出版物用倉庫として建てられたからには、湿気と日当たりは絶対に避けねばならない条件だったはず。設計者が余程のカックン野郎?あ〜あ、ファクスの所まで…。漫画原稿はともかく、古本が日焼けするのは困る。('10.5/21)

漫画屋無駄話 其の2910
▼本当に歳を取ったな。昨日は「映画美”サウナ”学校」から5時半くらいに帰社、『Mate』8月号のペイントロボとブランシェアの原稿の入稿準備を終え、「新文芸坐」での鈴木則文特集、9時からの最後の1本に行く予定だった。だが8時になっても体が有楽町線に向かわない。ふっと気づけば下の「まさみ」で、カツ煮を前にビンビール。「せんねんそば」での一杯に比べるとかなり豪華だ。今月は3回の素人古本市で稼いだからね。4点を1人でこなすのも大変(データ打ちは家内制手工業)。('10.5/20)

漫画屋無駄話 其の2909
▼訳文もわかりやすくて高貴な、『エルサレム解放』(タッソン・鷺平京子訳・岩波文庫)を、上信線であたかも人類を睥睨するような気分で読了後、高崎駅構内の「くまざわ書店」に行くと、今朝は見掛けなかったな。黒っぽい服装の30歳前後のスリム美人で、”空の乳母車”をゆったりと押してる方がいらっしゃるのだ。いずみコミックス、6月のカワディMAXも7月のオイスターも、従来の生原稿とデジタルがブチで疲れる。端境期だから仕方ないんだけど…。('10.5/19)

漫画屋無駄話 其の2908
▼昨夜11時頃、愚妻の運転する車で、日曜のみちくさ市の疲れも抜けないまま、うつらうつらしていると、「キャー!!」。人でも引いたかと青ざめると、羊くらいはある鹿が、ボンネットに接触後に、はずみながら山際の畑に駆け込んだ。熊に猿、タヌキやいたちはともかく、鹿なんて聞いた事もない。誰かがペット、ないし食用に飼ってたのが逃走?反対側から来たセブンの搬送車を避けようと、反転しての事故。血がついたりへこんだりしてないから、多分大丈夫だろうと。('10.5/18)

漫画屋無駄話 其の2907
▼山崎邦紀もいがらしみきおも、”仁義なき戦いシリーズ”の『広島死闘篇』を高く評価するが、2人の甘っちょろい通俗性が露呈。凡作とは言わないが、在日朝鮮人問題から逃げた点で、同作は単なる秀作を宿命づけられた。バルザックの人間喜劇的世界が最大の魅力のシリーズだが、『広島死闘篇』だけスタンダール的だし(この大作家の良さが俺には良くわからない)。カワディMAXが描き下ろし分で、『少女プリズン』のエンディングを大幅に変更。弱った奴だ。('10.5/17)

漫画屋無駄話 其の2906
▼昨今めったにない事だが、関西弁の男性読者から電話があり、『Mate』の誌面をほめられた。カワディMAXが特にいいと。来月末、『少女プリズン』の単行本が発売になると早速宣伝。そういや猥褻電話も全く来なくなった。女が出ると怒る妙なオッサンもおった。こいつが生意気かつ不快な奴で、声を覚えてからは即ガチャ切りを。今朝は10時過ぎから神保町へ。帰社しようとすると、出社途中の畠中理恵子女史にバッタリ。自殺は止めて、死ぬまで生き抜こうとの闘志がメラメラ。('10.5/14)

漫画屋無駄話 其の2905
▼出社→三共グラフィックで出張校正→帰社→『セラフィーヌの庭』試写(築地松竹本社3階。「岩波ホール」で8月公開。まあまあ)→「銀座シネパトス」の9時からのレイトショーで、『さらば夏の光よ』(明日あたり「下々の者へ」で詳しく)→「日高屋」水道橋店→再帰社。”駅前の山谷”と言われて久しい「日高屋」だが、水道橋店は特にすさんでる。生ビール一杯で、両眼が死んでる発情ガキグループが数時間粘れば、家族連れは園児や小学生と12時過ぎまでの深酒。貧乏人は酒など飲むな!('10.5/13)

漫画屋無駄話 其の2904
▼立ち喰いそば屋で食べ終わっても、水をお代わりしながら長々といちゃついてるカップルは時に見かけるが、今日「利根」にいたおっさんは、カウンターにスポーツ新聞広げて読みながらズルズル。持参した新聞らしいが、喫茶店としても併用する合理主義に感動。同店の眼鏡デブは働き者だが欠点が1つ。100円天婦羅券でごぼうをてんを希望すると、「きんぴらでしょ?」と偉そうに改めさせる。店の異常な命名しか頭にない奴。”きんぴらごぼう”との言葉も知らないのか?('10.5/12)

漫画屋無駄話 其の2903
▼自分の陣営で終始かけっこしてるだけなんだから、ジョギング愛好会とサッカーの日本代表は名乗るべきだじゃなく、橘孝志のいずみコミックス、『獣を愛する人妻』を校正してたら、犬や猿や牛が人間の性奴隷にされ余りにも哀れだでもなく、16日の鬼子母神商店街の”みちくさ市”用の本の運搬で、ここ数日クタクタ!(初老人間宅急便)。田中小実昌、金井美恵子に加え、赤瀬川原平、山田稔、天野忠らが出せそう。元々大した作家じゃなかったが、見沢知廉が全く売れない。村上春樹よりは少々マシなのに。('10.5/11)

漫画屋無駄話 其の2902
▼刺激的な鋭角風画面が頻出するのに、想像を絶する”自称アメコミ”の稚拙(愚劣)さと、映画と演劇の区別がつかない不快なヒゲ大根、岩瀬亮(漫画家役)のせいで迷走する『イエローキッド』を観た、「シネマテークたかさき」の掲示板、それも一番目立つ右上角地に、『モギマサ日記』(茂木正男・土曜美術出版新社)への、岡崎武志の書評の拡大コピーが(『サンデー毎日』掲載)。下の上毛や産経他の通り一遍もモノより無論含蓄はあるが、オカタケはやや死者に甘い。('10.5/10)

漫画屋無駄話 其の2901
▼「ゆで太郎」がまた無料クーポン券をまき始めたらしいが、なぜか「小諸そば」にばかり行ってる昨今。後者の500円以上のセットの冷やしたぬきそば、凄くうまいしね。同一チェーンなのに、味は店舗によって微妙に違う。駿河台下店が一番優秀で、逆がすずらん通り店。九段下店はその中間かなって、56歳にもなったらもっと人生の深みを語れよ!バイク便屋さんが、月下冴喜の『奴隷市場』vol・2の原稿をなかなか持って来ない。帰っちゃう訳にもいかねえし…。('10.5/7)

漫画屋無駄話 其の2900
▼雁屋哲の発言は歴史的常識。つまり天皇裕仁がマッカーサーに沖縄を差し出したのが、全ての原点だという事だ。沖縄は大元帥に2度見捨てられたのだ。だから現天皇は皇太子時代から、火炎瓶まで投げ付けられながら何度も沖縄を訪れてるし、地元新聞まで購読しているのも有名。その占領軍に独立後も、莫大な”植民地感謝料”を払って来たのが自民党国辱政権。軽率な鳩山は批判されて当然だが、皇室・米軍・自民党政権という本質に眼を閉じて、何が沖縄県民の真情だよ馬鹿野郎!('10.5/6)

漫画屋無駄話 其の2899
▼平常通りに出勤してお仕事。『BUSTER COMIC』の手配が色々とね。「神保町シアター」の券を買うので午後1時過ぎに神保町へ。ヴィンテージ系の書店は全部営業。連休は地方客が詰め掛けるのだろう。田村他はほとんど休みだが、小宮山は営業しガレージセールも。「ドト−ル」は満席。u-senの同人誌用原稿の校正を戻す(メール便で)。後は脚注担当の南陀楼”歌って踊って”綾繁と適当に頼む。素晴らしいね、『アルハンブラ物語(上)』(ア−ヴィング・岩波文庫)。('10.5/5)

漫画屋無駄話 其の2898
▼いずみコミックス、6月はカワディMAXの『少女プリズン』、7月はオイスターの『人デ無シ乃宴』だが、遅筆の2人が揃って加筆にとどまらず、描き下ろしページに挑戦するんだからため息。銭金の問題でなくやる決意だから、初老怠慢編集者も止められない(コミックスの描き下ろしページに稿料は普通支払われない)。いトうはそこらドライ。いよいよ明日から連チャンでの素人古本市。2日間の売上げ額が、今月の俺の生活水準を決定する。お暇な〜ら〜来てよね〜♪('10.4/30)

漫画屋無駄話 其の2897
▼ドラえもんやポケモン以外にも、外貨が稼げる強力ソフトが日本にも。まずは”ザ・ニンジャウラガネ”。日の丸警察の2重帳簿等を駆使した、世界に類のない白昼公金横領システムの完全DVD化(制作、旧電通映画社の電通テック)。続編に”ザ・クーデターイレブン”が。検察の裏金作りを丁寧に教示、政権交代で立場が危うくなったら、わずか11人の買収でいかに簡単に守旧派を復建させ逃げ切るかを、再現ドラマで例証。ケンサツシンサカイなる天下り組織の、居直り逆利用もさすがだ。南米や東南アジアで大人気?('10.4/28)

漫画屋無駄話 其の2896
▼雨が降ってて、「神保町シアター」が観たい番組やらない日は神保町に行かない(古本&映画が共にペケ)。「古書往来座」の外市(5月1〜2日)は宅急便が使えるので問題ないが、自ら運ばねばならない千駄木の一箱古本市(5月2日)用の荷物は、カートに入れ実際に持ってテクテク歩いてみたり(事務所内で)。素人芝居の稽古もどき。昔、欲張りすぎてふらついて、飯田橋駅や新御茶ノ水駅でひでえ眼に遭ったから。今降ってくれれば週末は心配ないな。('10.4/27)

漫画屋無駄話 其の2895
▼戦後最大の興行師の1人、故米沢嘉博の労作『戦後エロマンガ史』(青林工藝舎・本体1800円)が遂に出た。資料的価値、厚さからしてベラボーな安さ(担当の浅川満寛が自らデータ打ちした成果と)。索引がないのは画竜点睛を欠く。もらっといて悪いが、俺はきっと読まない。貴重な本で、エロ漫画を語る上で今後絶対に欠かせない1冊なのは認めるが、同時に米沢の物書きとしての凡庸さも百も承知。価値があっても退屈な本は読まない主義。オレンジ色した、屋上の蘭が今年も咲いた。('10.4/26)

漫画屋無駄話 其の2894
▼平野貞夫の本は例によって題名負けした中身だったが、今朝高崎駅構内の「くまざわ書店」で買った『暴走検察』(上杉隆他・朝日新聞出版・本体1200円)は、肉体と根性を駆使してて臨場感タップリ。『週刊朝日』、去年は読んでなかったので前半が特に良かった。気になったのは同書店、売れ筋の2冊を各2册位しか入れてなかった点。革マル系版元、つまりこぶし書房やあかね図書販売の本や雑誌は常に平積みなのに(異様な景色)。カワディMAXの下描きがFAXで届き始めた。('10.4/23)

漫画屋無駄話 其の2893
▼検察審査会の一般委員宅には、今頃札束を持った怪しげな連中が頻繁に出入りしてんだろう(小沢一郎を起訴にと)。調活費泥棒検察がリーク好きなのは知っての通りだし、極右市民団体(?)に委員のプライバシー情報漏えいも当然バリバリ。連中、利息付けて盗んだ税金返したくねえし必死。明石の事件で副署長を起訴したのも、公平を装おうカモフラージュ。反撃を躊躇したツケを負う民主党政権。さて、『小沢一郎完全無罪』(平野貞夫・講談社)の残りでも読むか。('10.4/22)

漫画屋無駄話 其の2892
▼神保町で仕入れるだけでは足りず、連日自宅から本を人間宅急便と化して事務所に。文庫、単行本を問わずに500円以上の高め本は千駄木の「一箱古本市」に、安め本は「古書往来座」の外市にと振り分ける。これは千駄木の方が金持ちが多いからだけではなく(それは事実だ)、前者は後者と異なり宅急便が使えず、カートで運ぶしかないから。同じ目方なら200円の文庫より500円のにとなるのは、人情。つまり、千駄木には川崎長太郎の文芸文庫を、池袋には荒俣宏の集英社文庫をとね。('10.4/21)

漫画屋無駄話 其の2891
▼来月末売りの獣姦系いずみコミックス、橘孝志の『獣を愛する人妻』の本文原稿整理。人間と犬や猿の性器では、修整基準が微妙に異なるので気疲れ(はあ〜…)。昨日、田村店頭にに小島信夫が大量に。ほとんどが1000円以上の高騰振り(B&Cランク本なのに)。1册だけ買った『靴の話/眼』(冬樹社’72)を今朝から。スタイルは田中小実昌っぽいけど(順番が逆か?)、登場人物はいかれたインテリばっか。けどスラスラ読める。人気振りも納得。年に1〜2册はいいよ。('10.4/20)

漫画屋無駄話 其の2890
▼あさましい景色だ。日本からの米軍基地全面撤去ならともかく、移転反対のみで沖縄は永遠に苦しめと愚弄するにに等しい、徳之島住民のあきれた自分勝手振り。天皇裕仁の”捨て駒”にされて半世紀以上の沖縄県民は、ヘドを吐きたかったろう。全面撤去を訴えないのなら、ゴミ出し場のように日本中で持ち回りで引き受けるしかない。でなければゴミは出すが処分場反対とほざいた、かつての杉並”エゴイスト”区民と同じ。ま、基地はゴミ処分場と違って、なくともほとんどの人は困らないが。('10.4/19)

漫画屋無駄話 其の2889
▼午前中に一水社、午後にティ−アイネットからいトうの単行本の増刷の知らせが。彼の場合珍しい事ではないが、同じ日にというのは、稀というかきっと初めて。数日前に下版した『獣欲』vol・4のやまだのらの作品中、主人公の女の名前が2種類になってると図書印刷の現場から。平謝りして訂正してもらう。同社の現場の職工さんは、凄〜く優秀だねえ(…)。電話でのらを怒鳴り付けようと思ったが、ネームのデータ打ちは俺がやった。ブツブツ。珍しく、藤木TDCから電話。('10.4/16)

漫画屋無駄話 其の2888
▼休んで、近所のお葬式の香典受付のお手伝い。氏名と金額の記帳係り。額がピッタシ合って一安心。会場のあちこちに、アストラの奥山タッチの沈痛顔が。お清めの席で貫前神社の宮司さんに興味深い話を。神社と同名の焼酎や兜を、無断で製造され往生してると。同神社、竹内健の『邪神記』や題名失念の松本清張の小説にも登場。俺は無神論者で拙宅には神棚もないが、当然実家は氏子で寄付もしている。同席の美人の巫女さんには悪いが、両親の代までの付き合いだ。('10.4/15)

漫画屋無駄話 其の2887
▼完璧な不良品だな。幅が狭いのは安いから仕方ないとして、ビローンと伸びちゃって片手でテープ台で切れない。高崎に本社があるホームセンター「カインズ」のプライベート商品、”透明テープ35m5巻パック”の事だ。『Mate』6月号見本誌を発送するのに、お陰で年寄りは四苦八苦。いちいち左手でテープを押さえないと、カット出来ないんだもの…。やっぱ「セキチュー」の方が良心的?橘孝志、カワディMAX、オイスターの単行本が、それぞれの日程ペースで進行中。('10.4/14)

漫画屋無駄話 其の2886
▼昨今、頬に肉が付き過ぎて、糖尿寸前のミミズク顔の荻原魚雷の新刊が、近く本の雑誌社から出ると、「月の湯」古本市で当人。ヤな奴の本がロクでもねえ版元から刊行。実に真っ当な話だ。ミミズク野郎にもたった1つ長所が。蔵書趣味がない点だ。俺もすぐ模倣、お邪魔本切り売りでたそがれの日々。5月1〜2日の「古書往来座」の外市、5月2日の千駄木一箱古本市で、田中小実昌、蓮實重彦、川本三郎の残本は一掃の予定。山崎邦紀よ、15日は近所のお葬式の手伝いで、試写に行けなくなった。('10.4/13)

漫画屋無駄話 其の2885
▼よっぽど嫌われてたんだね、岩井賢太郎富岡市長。まさかの大差での落選。心配なのは岡野君が民主党に一部に加え、前市長の今井清二郎(岩井のかつての土建屋仲間)の支援を受けてる点。ダーティー市長とはいえ、就任直後に賢太郎は夜9時の防災無線の気違い放送を中止にした。岡野君、万が一復活させたりしたら、俺は「富岡スイミングスクール」(理事長・岩井賢太郎)帰りに、”街宣自転車”で毎週抗議に行くぜ。この空模様じゃ可哀想だな、修学旅行中の頬の赤い田舎の青少年が。('10.4/12)

漫画屋無駄話 其の2884
▼『獣欲』は図書印刷の担当だが、扉のレイアウト忘れて出稿したり、かなりのマヌケ。小宮山印刷よりはましと思い込もうと努力。高血圧者はつまらぬ事で怒っては命にかかわる。知ったかぶりして漫画ネームを勝手に直し、漫画家本人に確認したら当方の無知が発覚、恥をかく。”扱く”を前後のネームから判断、”抜く”にした所が、”扱く”(しごく)だったのだ。駄目だね夜間大学出は。幸い元に戻せたが。17日売りの『Mate』6月号、隅から隅まで読んで検証を。('10.4/9)

漫画屋無駄話 其の2883
▼2〜3年前から居る、ショッピングバッグを5個ほど吊るした、神保町の中年女性ホームレス、バッグは見えれども姿がさっぱり。昼間はドコで過ごしてるのか?彼女より少し品はないが、高崎駅構内にも同年代の女性ホームレスが。こちらは改札近くの雑踏脇で、傘を2つ並べ陰でよく横になってる。空っ風での冷え込みは、神保町とは比較にならないが…。女装エロ漫画家の好善信士君、早く連絡よこしなさい。バイトで忙しいとは思うが。副業なしで生活出来るエロ漫画家は少数派。('10.4/8)

漫画屋無駄話 其の2882
▼散文まで読ませる詩人はめったに居ないが、関根弘は数少ない例外。”半自伝”と題された『針の穴とラクダの夢』(草思社’78)も文句なし。最近まで事務所の近くにビルがあった、戦時下の日刊工業新聞社(当時は軍事工業新聞社)時代の、同僚だった花田清輝の逸話など何度読んでも楽しい。関根は水商売関係の女性に持てまくるのだが、その種の話題を臆面もなく綴って嫌みで無い。並の文才じゃない事の証明。店名失念の新曜社そばの、コーヒー350円の一般喫茶店で読了。('10.4/7)

漫画屋無駄話 其の2881
▼新作映画を観ると驚くべき事にというか、当然にというか、役者に既視感はあるのに、芸名が1人も思い浮かばないない場合がまま。昨夜の『ソフトボーイ』(6月中旬公開)もそう。石野真子の妹だか姉以外はさっぱり(戦前の映画でもだいたいわかるのに)。25分長い以外は予想外に楽しかった。ありふれた脚本(林民夫)を、切れのいい演出(豊島圭介)がフォロー。『Mate』6月号と『獣欲』vol.4が重なりイライラ。若い無知な印刷現場の職工共に付き合うのも疲れる。('10.4/6)

漫画屋無駄話 其の2880
▼昨日から読んでいた『ポルトガリヤの皇帝さん』(ラーゲルレーヴ・岩波文庫’81)を今朝上信線で読了、面白いだけでなく深い終幕に、もらい泣きしそうに。挿し絵が欲しかった。事務所ではいトうとなぜか親の介護の話。俺の家と違いまだ70前後らしいが、10年などあっという間。その前に奴は嫁さんか。独身者ばっかだなエロ漫画家も。事実婚にも子供手当て出さねえと、すぐに親の介護での子の過労死が社会問題化するよ。さて銀座方面ヘ出るかな。('10.4/5)

漫画屋無駄話 其の2879
▼団塊厚顔馬鹿の代名詞、猪瀬直樹副知事様が、今回の都条例のトンデモ出版物規制策動でも御活躍と。石原慎太郎のケツの穴の風下は、余程香ばしい香りがすると見える。兄か弟か忘れたが、奴の兄弟には『漫画大快楽』で知られる、檸檬社で組合活動を地道にやってる編集がおった。70年代の末、旧筑摩書房近くの「コンパス」で1度話しただけだが、男気に溢れていた。直樹の対極。同社には亀和田武も一時在社。社長の趣味で男は美形揃い。好漢、金を残す顔ではなかったが。('10.4/2)

漫画屋無駄話 其の2878
▼「フィルムセンター」が休みで「神保町シアター」に行きがちな昨今。今日も昨日と同時刻に券を買いに。何と18番!『十代の性典』の頃の若尾文子ファンがこんなに居るとは…。昨夜溢れていた加賀まりこマニアには、凄く納得いくが(美形揃いの若い女性と、まりこ様が大嫌いなステテコ履いてそうなオッサンに客が大別され、苦笑)。『月曜日のユカ』と『乾いた花』は間違いなく彼女の代表作だが、中年期は愚作『泥の河』じゃ寂しすぎ。布施明は下げチンだった?('10.4/1)

漫画屋無駄話 其の2877
▼朝書き上げた「池田大作より他に神はなし」をデータ化してたら、今日の大半が潰れた。たった6000円の稿料でここまで働く俺って、やっぱ人格者、単なる初老落ちぶれ貧乏人?2時頃「神保町シアター」で、今夜の『月曜日のユカ』の券を買ったら既に10番。映画人気もあろうが、加賀まりこも同性にカリスマ人気がある模様で、彼女の出演作品だとどこでも若いセンスある美人が目立つ。ゴダール映画の女性客と重複してるムード。「浅草厨房」にでも行くか。「清龍」は遠いし。('10.3/31)

漫画屋無駄話 其の2876
▼夜、今日は映画を休んで遅れてる「池田大作より他に神はなし」、第9回の原稿書き。日頃スクリーンを眺めてる時間帯は、調子狂ってはかどらない感じ。あと俺の携帯は留守電代わりだから、普段は事務所にお願い。留守の場合は携帯へ。履歴見てこちらから連絡します。携帯からの発信でも返事は事務所に。99%あんな恥ずかしい道具には出ません。特に人前での会話は、男の車内化粧のレベルだと。奇数付きの月末は特に厳しい。古本以外のバイト見つけるか?('10.3/30)

漫画屋無駄話 其の2875
▼今日は桜祭りの代休で休みの「田村書店」、また長身の丁稚が入ったが、先輩同様に正直な奴。先週金曜日、俺は50円余分に払ったらしく、コミガレ前まで追い掛けて来て返してくれた。ありがとう。「神保町シアター」の前売り券を買って「ドトール」ヘ寄ると、O嬢が。コソコソヤボな頼みごとを。そろそろ某誌のライターが取材に。本に書いた以上の事は話せないと言ったのにな。この種の仕事はタダから嫌い。大して宣伝にもならないしさ。寒い事務所。('10.3/29)

漫画屋無駄話 其の2874
▼午前中の甘楽富岡地方は晴天。こんな日にガラ空きの上信線で、翻訳(牛島信明)も素晴らしい『セルバンテス短篇集』(岩波文庫’88)を味わうのは、生涯の恩人の妻や娘と交情するように甘い心地だ。『Mate』担当の三共グラフィックの、ブルース・リー似の営業マンに説教。「君んトコの現場は、漫画ネームの行間あけ過ぎ。俺の指定通りすりゃいいの。スカスカで林与一の鼻の下みてえだ」「は…はやし…」一応、必殺シリーズの開祖メンバーなんだけどね。('10.3/26)

漫画屋無駄話 其の2873
▼画面が全く映画的に息づいてない凡作を昨夜「早稲田松竹」見物後、10時過ぎに25年振り位でさかえ通りの「清龍」へ。かつてはまんま山谷が引っ越して来たような居酒屋だったが、清潔になってて驚く。安いだけでなく量も多い。ビール大瓶(462円)。洗面器大の長崎皿うどん(462円)。やっこ(100円)。焼酎のお湯割り(242円)。たこわさび(263円)。お通し(158円)。お湯割りも2杯飲んで合計1892円。ここで1人で2000円以上飲むのは、かなり強靱な胃が必要だ。('10.3/25)

漫画屋無駄話 其の2872
▼『特盛DVD人妻姦熟Comic』を片付け、続く『Mate』&『獣欲』の同時進行。デジタル製版は、軍手してオナニーするような塩梅。自ら手を下さないので、清潔で楽である反面下らないミスの連続で、ムカムカムカ。高血圧者には向かない手法。データ処理面で家庭内手工業が可能になり、家族の団結は深まるが…。昨夜、東銀座での『瞬』の試写会で見掛けたキネマ原人よ、石井輝男ならあの3本の指、ゴチャゴチャ言わずに鶏に喰わせちゃっただろうな。今夜は「早稲田松竹」にでも。('10.3/24)

漫画屋無駄話 其の2871
▼幸せとか不幸は一点集中主義。後者の例になるが、昨日のみちくさ市で退屈男の顔が見えないので、豆ちゃんに尋ねると朝方ギックリ腰になったと。近く迎える失業へのファンファーレ?夕方、穴空きジーンズ姿(ファッションではなく、これしかない)の本人がへっぴり腰でヨタヨタ登場。「使えねえなあ、今日の退屈は…」と、誰も鼻水も引っ掛けない。寂しそうに力ない笑顔を浮かべる、"ギックリ腰明日の失業者"。来週、看板が落ちて奴の脳天を直撃しても俺は驚かない。('10.3/23)

漫画屋無駄話 其の2870
▼カワディMAXと『Mate』6月号で最終回を迎える、「少女プリズン」の打ち合わせ。やりたい事をやった後の、ざとらしいハッピーエンドが彼の持ち味。「オイスターなら官憲も1人残らず悪党で、もう一波瀾あるトコだな」「へへへへ」毎日のように通ってる神保町、案外知り合いに会わないが、昨日はすずらん通りの「ドト−ル」で岡崎武志、出るなり今度はアストラの奥山にバッタリ。こういう性格だし、会ってても敬遠されシカトされてるのだろう。どうでもいいが。('10.3/19)

漫画屋無駄話 其の2869
▼『Mate』6月号の巻頭カラー、オイスターの「その眇(すがめ)に写るもの」を三共グラフィックに入稿。重厚で奥行きのある肌の処理が、忠実に出るといいが…。題名からもわかるように、前号までに6回で終了した、「その瘢から滴るもの」の番外編というか、プロローグに当たる。聡明な読者は既にお気付きだろうが、本シリーズの実質的主役、”高須様”の心象がより深く、あからさまに描写される。高須がいるから宮崎駿も存在する。都庁の馬鹿役人やその走狗、石原慎太郎には理解不能だろうが。('10.3/18)

漫画屋無駄話 其の2868
▼ベテランなんだから、貼ったトーンに空気を入れるなぺイントロボじゃなく、何か都庁の方が騒がしいな。オリンピックの招致失敗や、築地市場移転の暗澹たる状況下での、唐突な悪書殲滅作戦。女房と1泊24万の高級ホテルに、しっぽり泊まりつつ(税金で)考え出したんだろうが、わかりやすすぎる親馬鹿インチキ右翼知事。ハ〜イ!アグネス、都庁前で応援コンサートでもしろよ。ええ、ギャラが発生しない仕事はしない主義だ?やっぱしあんたにゃかなわねえな。ハ〜イ!('10.3/17)

漫画屋無駄話 其の2867
▼東京三世社の全盛時代を築いた、『SMセレクト』の元編集長、仙田弘氏が亡くなったと。長い間、闘病中でもあった。今の三世社の自社ビルは、ほとんど彼及び同僚の奥さんが建てたようなもの。本の雑誌社から出した自伝、『総天然色の夢』は退屈だったが、下請けにも優しい人だった。SMの衰退後、同社を追われるようにして退社、編プロ、ネオ出版を設立したが、かつての勢いはなかった。俺より上の団塊世代。今後は追悼文ラッシュになりそう。業界訃報情報を皆様よろしく。('10.3/16)

漫画屋無駄話 其の2866
▼今朝は上信線の西富岡の辺で『第一義の道・赤蛙』(島木健作・講談社文芸文庫)を読了、次いで『子午線の祀り・沖縄他一篇』(木下順二・岩波文庫)を高崎まで。「くまざわ書店」に寄ると『複眼の映像』(橋本忍・文春文庫)が。木下もかなり面白いのだが、チンピラ弟子の新書でひどい眼に遭った元を取ろうと、新幹線ではこれに。面白い。昨今は老醜をさらしてるが、この人は中島文博なんかと違い、大物振る権利がある。帰りには読み終えられそう。('10.3/15)

漫画屋無駄話 其の2865
▼地下鉄神保町駅の、「芳賀書店」本店と「山本書店」の間の地上出口に、最近昼間から酒くらってる、ジャンパー姿の初老グループが(一部に茶髪者も)。酒飲むだけなら公園の方が便利だし、仕事がらみのグループと思われる。一見は新聞の拡張団っぽいが、ここらは民家少ないしな。ちょっと気になる。次回の「池田大作より他に神はなし」用に、アストラの奥山が『大白蓮華』最新号を持参してくれる。B5判で100ページ強もあり、たった200円。期待で胸がざわめく。('10.3/12)

漫画屋無駄話 其の2864
▼『Mate』と『獣欲』の、既にデータ化したネームの校正。印画紙よりは楽。そこへ図書印刷が好善信士のいずみコミックス、『僕の女装告白』のカバー三校を。「駄目だ!初稿に戻してもう一校ね」いつもは再校でケリがつくのに…。確かに原画データもいまいちだけどな。暇だとケチが多くなる感じ。屋上に干した毛布がふかふかで気分がいい。今日が酒の飲める日ならもう1泊したいくらい。今朝、何年か振りで読者のイタズラ電話が。パソコンと無縁の高齢読者?('10.3/11)

漫画屋無駄話 其の2863
▼例の佐藤優が『創』の最新号で、創価学会は民主党の国家主義的流れの抑止力になると、『池田大作名言100選』(中央公論”ナベツネ”新社)をマジで紹介、引用。誰が書いたかも知れないお笑い”代作”本を…。共著も出してたが、既にアルツハイマ−立花(隆)の境地。本当に馬鹿に付ける薬はない(ちなみに同書、今回の「池田大作より他に神はなし」で俺様が扱った本)。「神保町シアター」で石田民三の映画をと思ってたが、出張校正で無理。ははあ、国立大学合格者発表のためか…。('10.3/10)

漫画屋無駄話 其の2862
▼今週の『週刊朝日』は合併号なの?今朝もKIOSKになかった(どうでもいい『サンデー毎日』も)。話題の北朝鮮モノ映画『クロッシング』、悪くはないメロドラマだが(撮影や録音は完璧)、主役のオヤジのキャラが間抜けなのと、字幕(根本理絵)が気になった。肉体労働者の息子が、京都の公家みたいな会話をしてて苦笑。「古書往来座」の外市の売上げ、豪雨にもかかわらず15000円も。よっし、今夜は水道橋の「もりいち」で(回転)寿司の喰い放題だ!!('10.3/9)

漫画屋無駄話 其の2861
▼カワディMAXと『Mate』や次のコミックスの打ち合わせ。彼のサイン本が当選してる方、近く発送の予定。今朝は忙しかったので1本早い新幹線で。ところが中央線快速と各駅が人身事故とかで全面ストップ。仕方なく振り替えの丸の内線で、御茶ノ水に出て事務所まで歩く。結局いつも通りの時刻に到着。アホらしい。本欄の回数番号を大幅に間違えてた。どうでもいいが訂正。東京駅、10時30分頃だと明日売りの『週刊朝日』は未着。11時前に入荷するらしい。('10.3/8)

漫画屋無駄話 其の2860
▼明日と明後日は池袋「古書往来座」の外市。俺も明日は手伝いに行く予定だが、2日間共に雨必至と。本格的に降られた事はないんだしし、1発逆転の晴天を期待。『BUSTER COMIC』の作業で、久々のネーム貼り。肩が凝る。1人って本当に忙しい。お金にならない仕事に追い回される日々。そうだ。今日はペットボトルとか出さなけりゃ。倒産前の筑摩書房は、労使のベースアップ分をまんま本の値段に転化してたが、果たして講談社は?('10.3/5)

漫画屋無駄話 其の2859
▼2100円もする大江健三郎の『水死』の際も感じたが、講談社の本は近頃高すぎない?坪内祐三の『酒中日記』も1680円もするが、版元規模、著者の売れっ子振りからすれば(初版部数)、1360円あたりが妥当。定価に自社の赤字を転化する前に、高給取り社員のリストラを。で、1日あたりの坪内の飲み代だけで、俺の小遣いの1ヵ月分の相当する。いいなあ…。今の俺の夢は、一晩での「日高屋」「王将」「浅草厨房」のはしご。順番は後からの方が胃にいいかも。('10.3/4)

漫画屋無駄話 其の2858
▼早退。何しろ「銀座シネパトス」で、山本薩夫の『氷点』と『スパイ』の2本が、今日までたった1300円で鑑賞出来るのだ。一切悩む必要なし!(今夜は東京泊まり)。山本作品としてはB級の部類だが、後者の中谷一郎と小川真由美の情交描写にしびれた。真っ赤なのに”エロ大人”だねえ…。関係ねえが、佐藤優はアグネス・チャンに似ている。常に共産党から極右までの眼に張ってるので、いかなる時世でも外れなし(アグネスの場合だが)。天皇に敬意を払うあまり共産党のみ除外する佐藤は、アグネス以下か?('10.3/3)

漫画屋無駄話 其の2857
▼やっぱり夕べは良く眠れず。10時頃、田村の店頭廃棄コーナーを覗き、すずらん通りの「ドト−ル」へ。恐ろしくてふくろう堂は覗けなかった。無言の人が多いのに、田村の拾い屋仲間が談笑。「放っとけばゴミで燃やされちゃんですし」「いい本も混じってますよ。この前なんか宮本輝のサイン本が…」「私も翻訳物でですね…」言い訳しながらごっそり持ち帰る2人。無愛想な大多数の拾い屋諸君の方が上品かも。同店の背の高いインテリ風のデッチ、最近見ない。やはり耐えられなかった?('10.3/2)

漫画屋無駄話 其の2856
▼ようやくギャラも出揃ったしってんで、昼飯も”豪華”にと「ゆで太郎」の特盛りそばを(540円)。神保町の「侘助」大盛り(650円)程度かと予想してたら甘く、2割ほど残す。月末に腹が減ったら、あの残りを3Dで思い出して喰おう。3時過ぎたら冷えるので久々に暖房。忙しくなければならない時期なのに、誰も彼もが原稿遅れ。で、必ず同日にバタバタ入稿し、うんざりさせられる。30年前からず〜っとこうだな。俺は絶対に自分の書く原稿は遅らせないよ。('10.3/1)

漫画屋無駄話 其の2855
▼編集関係はMacが多いので、ウィンドウズじゃないと開けないデータは勘弁と、内田こねり、好善信士と連続で泣きを入れた。でも新しいMacだと見られたりも。ったくよくわからない。今月は昨日まで、5円の利子以外は一切の振り込みがなかった。さわやかなほどで心が清められた。ビルの1回上の、中国系とおぼしき会社が越して行った。ここより安い事務所はちと考えられないが。そろそろパッチをはくの止めようかな。けど夜はやっぱりまだ…。('10.2/26)

漫画屋無駄話 其の2854
▼「フィルムセンター」、上映前に場内にBGMを流さないのは偉いが、最近飲食等禁止の説教放送を、いきなり3回も開始。従来は上映直前の1回のみ。無論受付の姉ちゃんにうるさいと伝えたが、今後は上にしつこく抗議しないとな。世の中のルール破りは根絶出来っこない。一方、拡声器騒音は確実に客を悩ませる。30分前に入り、静かに読書するのが俺の楽しみ。説教を3倍にすれば環境も3倍良くなると、マジで痴呆役人は考えてるのかも。試しに3分おきに10回放送してみろよ。('10.2/25)

漫画屋無駄話 其の2853
▼一昨日の夜は愚妻が留守だったので、帰宅時も自転車で。夜11時過ぎ、サドルの夜露は既に凍てつき、薄い氷のカバー状態。ハンカチでは拭い切れずに、自宅までの10数分間、尻の熱で溶かした。暖冬とはいえ、そこはやはり甘楽・富岡の谷間。本欄、50回ごとに倉庫に入れるの、すっかり忘れてた。手順をやくる〜と君に聞いてて、メモしてあるのに、今読むと理解出来ない。う〜む。これじゃ明治生まれの婆さんのふんどし。今日来た電話はたったの1本。('10.2/24)

漫画屋無駄話 其の2852
▼これで陣営が逆に引き締まった。中途半端な連中は離脱するし、グッと闘いやすい。”暖簾に腕押し坊ちゃん”に時間稼ぎしてもらってる間に、<自民党・検察・恒三一派一挙せん滅作戦>の完璧を期そう。辞任カードは温存、内閣支持率の動きに合わせて切るかどうか決める。何しろもう3年半ある。焦らずに、逆襲作戦は開始したら徹底的に。昔の大本営のガダルカナル奪還作戦のように、間抜けな逐次投入だけはしない。逃げ場を封じて1人も敵を残さない電撃作戦だ!!(今の小沢幹事長の胸中)。('10.2/23)

漫画屋無駄話 其の2851
▼2本で合計52ページ分のネーム指定したらグッタリ。使えねえ初老男だ。神保町の不毛振りは相変わらず。来月の「古書往来座」の外市が心配。今月は古本市がゼロで苦しいの何の。確か一昨年までは、飲み代と本代に苦労した記憶はない。人生一寸先は闇だ。その頃までは財布に(俺の場合は定期入れ)最低3万円は入ってたが、今日などわずか9000円。オヤジ狩りに遭遇したら、チンピラ諸君に遭わせる顔がない。山崎邦紀に『獣欲』のコラムの依頼電話したら留守だった。('10.2/22)

漫画屋無駄話 其の2850
▼某漫画家が電話に出ない。女流漫画家ならともかく、昨今男では珍しい(描く世界は男女の垣根を取っ払ってるが…)。松岡正剛と並ぶペテン師顏の双璧、立松和平も死ねば立派な文士か?盗作居直りのサンピン権化、唐沢俊一も今が死に時かも。松岡といえば、少し前に鳩山総理の読書指南役で、並んで書店でにやけてた。権力者の脇のチン。富士に月見草どころのフィット振りではなかった。お陰で鳩山は日頃より聡明に見えた。計算ずくの演出なら凄いけどね。('10.2/19)

漫画屋無駄話 其の2849
▼昨夜は「新文芸坐」の森繁特集で、『へそくり社長』(上々!)と『社長三代記』(凡作!)。前者では右隣の中年男が、後者では左列の中年女が、携帯の液晶を点灯。無論即注意。中年女性、何もそこまでする必要はないのに、上映終了後に「先程はすいませんでした」と挨拶を。「いえ…」とか応じたが、何か自分が悪事を働いたような気分に。先週の神楽坂店に続き、また帰りに「日高屋」の池袋東口店。何喰っても同じ味で飽きた。モンガ堂のように、大雑把な胃なら良かったのに。('10.2/18)

漫画屋無駄話 其の2848
▼下仁田ねぎ掘りほどではないが、疲れた。今年初めての各誌のプレゼント発送作業を黙々と。宅急便3箱とメール便10通前後。一杯あるDVDは後日にしよう。驚くべき事に、なぜか『レモンクラブ』の当選者が1通。忘れられていたのだ(女性)。物は試しと送ってみたが、さて?時々行く水道橋の回転寿司「もりいち」、寿司職人さんが「今日の豚汁はおいしいですよ!」と、盛んに口上を。数年前なら考えられない。結構効果もある。握りながらの営業、御苦労様です!('10.2/17)

漫画屋無駄話 其の2847
▼『Mate』の見本誌が1冊戻って来た。途中で宛先紙片がはがれ落ちたのだ。誰の分か全く不明。いつも送られて来るのに今月は…と思った方、一報を願います(のりくらいケチるなヨ!)。Mac、ネットは見られるのに、ネットワークに繋がってないとの表示。う〜む…。動画が見られるからどうでもいいのか?『サンデー毎日』を買ったら、悪しき記者クラブ癒着政治記者の生き馬鹿見本、岩見隆夫のコラムが600回目と。天下り記者用の財団法人的週刊誌、なんだろう。('10.2/16)

漫画屋無駄話 其の2846
▼ゴチャゴチャいじってたら、何となく繋がった新しいMac。けどわかんない事だらけ。ボチボチでいいや。『Mate』4月号の見本誌発送。25冊。慣れないせいか結構手間が。お隣から『実話時報』最新号をいただく。「ニュースオンライン」での小沢幹事長を灰色視するコラムは、同誌の普段の論調と矛盾している。圧力がかかる性格の雑誌じゃないと思うが…。形のせいか部屋全体に暖房が効かず、ブルブル。今日は暇か…と考える間もなく、矢上健喜朗のMUJIN COMICS、『縛禁刑』の青焼きが。('10.2/15)

漫画屋無駄話 其の2845
▼予想通り。昔から全く信用してない例の佐藤優が、小沢一郎や上杉隆周辺に距離を置き始めた(今朝の東京のコラムは特に露骨)。自分が常に中心じゃないと耐えられない、小心で嫉妬深い男らしい(縄張り意識タップリの役人根性!)。身辺360度に保険掛けまくってる物書きが、論客であろうはずがない。単なるパラノイア商人。坊ちゃん記者上がりの、人のいい魚住昭あたりは煙りに巻けても、山崎行太郎あたりは甘くないので、必ず近くケンカするはずだ。立花隆、福田和也、そして佐藤優。('10.2/12)

漫画屋無駄話 其の2844
▼昨夜は夜なべ仕事だったので、今日は甘やかして午後、渋谷の「ショウゲート」で『てぃだかんかん』の試写。デビュー以来の大根役者(原田美枝子)や、見飽きた役者(國村隼)、不快な3流タレント(岡村隆史)にゲッソリ。ほとんど寝たが、ある役者の登場にパッと起きる。高橋長英が詐欺師役で!先般の『日本暗殺秘録』のテロリストも抜群だったが、何やらせてもさすが。当然後半で落ちぶれてたり、懲りずに詐欺を繰り返す場面が必須。ない。脚本(鈴木聡・林民夫)と監督(李闘士男)の無知蒙昧さが露呈。('10.2/10)

漫画屋無駄話 其の2843
▼富岡の「ヤマダ電気」で買った新しいMacを事務所に運ぶ。コード繋げば大丈夫と言われたが、やくる〜と君にメールで尋ねると、ルーターとかを設定し直す必要があると。MUJIN COMICS『縛禁刑』の修整作業中に、説明書をチラリ見ると即頭痛。そこへいトうが『獣欲』vol.4の表紙を持参。やらせてみる。「やっぱ僕はMacはちょっと…」使えねえ奴。いいや後で。この半月、神保町が凄く不毛。久々に行ってみるかな、「ブックオフ」へでも。('10.2/9)

漫画屋無駄話 其の2842
▼『Mate』の下版にばかり集中してて、矢上健喜朗のMUJIN COMICS、『縛禁刑』の事をすっかり失念、あわてて後書きを頼む始末。すっかり立花隆(痴呆)状態。昔から宮台真司同様、どこが面白いのかちっともわからなかった辛酸なめ子が、『週刊朝日』で低能さを直球で披瀝。政治家が庶民と金の単位が違うのは当然。かまとと振った愚論をみのもんた口調でペラぺラ。わからない事には口をつぐめ。俺が音楽やファッションを語ると、多分こうなる。('10.2/8)

漫画屋無駄話 其の2841
▼けなげに出勤、お仕事中。いくらでもやる事あるね、1人だと。飯田橋も土曜日は静かで、データ打ち他も集中出来てはかどる。ただ三信ビルの店子は、結構出勤してる模様。公私共に種々心配事が…。映画も休んで帰宅するかな。今朝から読み始めた、宇野浩二の『独断的作家論』でも開きながら。昨夜の「フィルムセンター」は大入り(8分は埋まってた)。『日本暗殺秘録』だ。中島貞夫じゃなく、舛田利雄か深作欣ニが監督してたら、10倍は面白くなったろう(脚本に笠原和夫が参加)。('10.2/6)

漫画屋無駄話 其の2840
▼小林多喜二は気の毒だ。日本共産党が後見人面してるので、つい敬遠されがちだが、『小林多喜二の手紙』(岩波文庫)を読み、不明を恥じた。バルザックやディケンズを愛すセンス、ユーモア感覚に脱帽。官憲に虐殺されずに生き延びてたら、99%は反党分子として除名されてたろう。無論、あらゆる意味で政治的な、中野重治の10年前には。『老いた体操教師・龍子其他』(講談社文芸文庫)も痺れる。多喜二を、”調活費泥棒検察の真っ赤な走狗”から奪還せよ!!…か?('10.2/5)

漫画屋無駄話 其の2839
▼山崎行太郎に死亡宣告を出された立花隆、今週の『週刊文春』を読み納得。本多勝一に比べ長生きしたとの見方も出来るが、同誌で”昔特高 今特捜”との名言を吐いた冴えてる小林信彦に比べ、ボケ進行が早すぎる。立花の痴呆化は文春ジャーナリズムの凋落も象徴。記者クラブマスコミと『週刊新潮』&『週刊文春』が、官憲の御指導で節分無理心中のお粗末(忘れられた『週刊金曜日』)。内田こねリのいずみコミックス、『母子交尾』と『Mate』4月号の併行下版中。('10.2/4)

漫画屋無駄話 其の2838
▼普段は15000〜20000円はあるヤマトの請求書が、先月末は1万円台を切る。暇とは恐るべし事なんて考えてたが、確かにそれもあるが、1人で忙しく、各誌の読者プレゼントを全然送ってないせいもあると気付く。気長に待つんだな全国の読者諸君。『闇の奥』には特に感心しなかった、コンラッドの『密偵』(岩波文庫)がモノ凄く面白い。バルザックの「ふくろう党」を連想。民主党、小沢一郎の”間接的支援”を受けてる人間ほど公金泥棒検察に便乗。これが世の中か?('10.2/3)

漫画屋無駄話 其の2837
▼赤面。『清水次郎長』(岩波新書)の著者、とっくに国定忠治も出してた。今度「信山社」、いや日特ででも買おう。「信山社」と言えば数日前まで、正面入口左側でコンポの宣伝を。ゲロ音楽がうるさいの何の!売り上げ不振で日銭が欲しい気持ちはわかるが、書店経営者としての誇りを捨てるな。京浜東北線西川口駅東口の、「東武ストアー」前じゃねんだから(まだあるのか?)。滋賀県住まいの涼栗乱世と、漫画業界電話無駄話をしばらく。('10.2/2)

漫画屋無駄話 其の2836
▼いトうを珍しく説教。絶対に使うなと厳命してあった、郵パックで原稿を送ったので、持ち帰られてしまった。明日でなければ受け取れず、時間を指定したハガキまで出す必要が。ヤマトや佐川は即再配達するし、そもそも当方が留守の時は来ない。糞郵便局は留守を狙って訪れ、ハガキ置いてさっさと帰っちゃう。つまり、郵パックは翌日配達の宅急便じゃないのに、金だけはヤマトや佐川並。これやられと、恨みはないのに殺意をつい抱いちゃう。他の漫画家さんも注意。('10.2/1)

漫画屋無駄話 其の2835
▼水道橋の神保町交差点より、回転寿司の「もりいち」にて。隣に座った、一水社の森田編集長似の貧相な兄ちゃん、醤油をなみなみと注いだ小皿に、生姜も一緒にぶち込んでパクパク。血圧計ったほうがいいよ。今朝は『清水次郎長ー幕末維新と博徒の世界』(高橋敏・岩波新書)を。品のある名調子で読ませる。今度、国定忠治編も頼む。忠治も稽古を受けたという馬庭念流。馬庭駅は毎日通過してんだし、今度道場見物にでも行くか?坂口安吾も訪問ルポ書いてたな。('10.1/29)

漫画屋無駄話 其の2834
▼喫茶店「珈琲美学」(目白通りを入った、暁星中学の崖下)裏手にあった、木造3階建ての国宝級の事務所が、半月程前に取り壊わされた。左翼系の映画プロダクションも入居、ドキュメント作品のパネルが、他のゴミと共に雨に打たれていた。見る度に眼が休まる、味わい深い建物だったが…。貧乏性人間が1人で仕事してると、つい先の予定までこなし、却って休まらない。好善信士と彼の女装本の打ち合わせ。やっぱそういう趣味の人なんだろうな。別にいいけど。('10.1/28)

漫画屋無駄話 其の2833
▼昨日、三省堂の古本部門の連中が、店頭で宣伝ビラをまいてた。チョイ前のJALを連想させなくもなかった(必死な気持ちはわかるが、あの閑散振りじゃ…)。2日続けて古本を買ってない。本業の雑用は結構ある。今日は電話が1本もない。寂しいから誰か用もないのにかけて。あ、まずい!屋上に毛布を干したの忘れてた(急いで取り入れる)。今夜は「新文芸坐」のポーランド映画だな。『尼僧ヨアンナ』は先日、岩波文庫の原作を読んだばかりだし。('10.1/27)

漫画屋無駄話 其の2832
▼普段他店より3〜4割は高い神保町の「一誠堂」が、今月一杯全店2割引きセールをしてるじゃなく、裏金ゴマの蝿警官共が東京駅で強制持ち物検査してたので、「任意なんだから断われ!」と今朝も青年に加勢したでもなく、腰抜け『サンデー毎日』が『週刊朝日』の景気を見て、小沢ファッショ対検察ファッショ風の特集組んでたが、救えないド白痴編集部。小沢は気に入らなけりゃ選挙で落とせる。調活費泥棒兼冤罪生産マシン・佐久間達哉にそれが出来るか?世間の筋道が全く理解出来ないクズ連中。『週刊ポスト』もだが。('10.1/26)

漫画屋無駄話 其の2831
▼「池田大作より他に神はなし」第7回は明日アップと。今回は『灯台』(第三文明社)。名誉会長が写真芸術家としていかに素晴らしいか、森山大道他の通俗的カメラマンと比較、詳細に論じてみた。写真で思い出したが、今朝は『きのこ文学大全』(飯沢耕太郎・平凡社新書)を。写真論には感心しないが、本書は面白い。ディレッタントのいい面が。中井英夫や澁澤龍彦他のお子さまランチもしっかりフォロー。この種の本が初版で終わりだと、著者は死にたくなるな。('10.1/25)

漫画屋無駄話 其の2830
▼1人ぽっちになって丸3週間。33年も居る業界なのに、初めての仕事を色々と。その1。ゴミ出し。種々のルールにため息。でも自分トコのゴミ袋が消えると、市民になった気分。その2。郵便局に行って、『BUSTER COMIC』3月号の見本誌を発送。局員の態度は悪くなかった。その3。各誌の原稿整理なるものを初めて。疲れないコツは文字を小さく書く事。くろセンセが、仕事を辞めた某版元から原稿を返してもらえず泣いていた。著作権を上回る、”出版権”なるものが存在するとか。初耳。北朝鮮の話?('10.1/22)

漫画屋無駄話 其の2829
▼「小沢は再販制も即廃止しようとしてます!」と、経営陣が佐久間達哉に耳打ちされたとしか思えない、『週刊文春』と『週刊新潮』の腰抜けチョ−チン持ち誌面。お前らもう永久に、大新聞や記者クラブの批判をするな!!『Mate』のデジタル製版進行、今の所は順調。ただ現実には紙の使用は増加。給料も増えないのに、現場と編集者間の往復が頻繁になった、印刷屋の営業マンも大変。ちっとも地球に優しくないが、なぜかコストダウンと。つまり、営業マンと編集に一番しわ寄せが。('10.1/21)

漫画屋無駄話 其の2828
▼2〜3日前に、「池田大作より他に神はなし」の資料用に、アストラの奥山が恒例の『聖教新聞』を持参。そりゃいいが、いつもは事務所に顔を出すのに、1階のポストに生ソーニューして帰宅。俺1人だけの事務所まで入ると、セクハラされかねないと恐れたのだ。”鋭い直感”と言わねばなるまい。帰宅時の楽しみ、『日刊ゲンダイ』を昨今は出勤時に(11時過ぎには東京駅KIOSKに並ぶ)。泥棒国賊検察情報の洪水で、朝から心身を清めないと、内部から腐って来そうだ。('10.1/20)

漫画屋無駄話 其の2827
▼やり方が悪いせいもあろうが、内田こねりの今回のカラーのように、開けないウィンドウズ関係のデータが増えた。無理しても買わないとまずい。2時過ぎに「神保町シアター」の、『女という城 マリの巻』なる今夜の最終上映作品の券を買い、いや5回スタンプでタダでもらったら、1番。あり得ない順番。スパークする愚作の予感に胸がフルフル。民主党の森ゆうこ参議院議員、腹が座って迫力がある。その調子でガンガンやれ。みのもんたのハシャギ振りは、ナベツネと比例?('10.1/19)

漫画屋無駄話 其の2826
▼評判の『ドキュメント政権交代 自民党崩壊への400日』(武田一顕・河出書房新社)を、昨日の外市、退屈男の箱で発見、さっそく今朝読了。予想以上の出来。小沢一郎は、狂った泥棒検察のポチ大マスコミを使った、大逆事件並のフレームアップに、紆余曲折はあろうと最終的に勝利するのではないか?連中には利権死守あるのみ。小沢には哲学と反官僚の執念、闘争本能が。ペーパー秀才に勝てっこない。民主党大会での演説も凄かった。安倍や麻生、福島や士位と比べれば一目瞭然。('10.1/18)

漫画屋無駄話 其の2825
▼『日刊ゲンダイ』『月刊日本』『週刊朝日』のみが、調活費泥棒検察のファッショ体制に抗してる今。『週刊金曜日』は全く駄目。昔からだが、2〜3割いる共産党系固定読者に媚びを。そういう時期か?編集後記で正論ブツクサ言っても、誌面は公明党的二股こう薬(最新号)。民主的編集方針に基づく誌面くらい、この世で退屈なものはない。どの分野でも編集長は小沢一郎主義で行くべし。西松問題では一番冷静だった、毎日の暴走も目立つ。泥棒検察の配慮だろう。('10.1/15)

漫画屋無駄話 其の2824
▼昨今、結構多いのが昔描いてた漫画家の持ち込み。午後訪れたカミコップ八木君、名前はともかく絵柄が全然思い出せない。作品を見てやっと確かにこういう人がいたと。雑誌が減る一方の漫画屋よりはと、他社に行く事を勧める(担当者や電話番号も教える)。あれから千葉で農業に従事してたと。先見の眼があったのに何でまた?ちと忙しかったので訳は尋ねなかった。明日はゴミ出し日。夜出すとやっぱ怒られるんだろうな。エロ漫画は一般誌にはさんでギュッ!!('10.1/14)

漫画屋無駄話 其の2823
▼「ブログが全然更新されてないけど、ああいう凄い奥さん持つと、色々と大変なんだろうな」「そういう同情を買おうと、わざと中断してんだよ。けど無視されてんで、困っちゃってんだな」「そうかなあ…。ただ奥さんは結婚する時に思ったろうな。”この男なら何しても許してくれる”って」「ヒヒヒヒ。違ぇねえ!」昨夜、三共グラフィックの出張校正で会ったタコ多田と、江戸川橋の感じいい大衆食堂で一杯やりながら、目付きの悪い肥満男の噂話。('10.1/13)

漫画屋無駄話 其の2822
▼多忙だが、仕事が多くてではなく、1人だからって点が少しむなしい。連休の中日に出勤しといて良かった。動きが取れなくなる所だった。まだかなりきついが、一応進行の展望は開けつつある。雨で神保町に行かず。本当に久々。「秀栄」でみそラーメン。俺くらいの年でも、スープ全部飲んじゃう人も。肉体労働してるならともかく、脳溢血になりますって。16〜17日の、池袋「古書往来座」の外市の準備もしなくちゃ。わずかに来た年賀状の返事もやっと。('10.1/12)

漫画屋無駄話 其の2821
▼何か色々やってる。『BUSTER COMIC』『Mate』、白風のMUJIN COMICS『母穴』、いずみコミックスの書き下ろしアンソロ本『奴隷市場』(鬼畜監禁調教専門漫画誌)…。乱丁本が出なければいいが。1人だけの初めての週が終わる。特に感慨はないが、やっぱ静かになったよ事務所が。毎朝掃除をしてると、気になるのが床の汚れ。今度、雑巾がけでもするか?(こういう根性では大金は残らない)。午後、久々に「神保町シアター」の券を買いに。シニアまでもう4年。('10.1/8)

漫画屋無駄話 其の2820
▼発売直後に即買い即読を常とする、笙野頼子の10月売りの『海底八幡宮』(河出書房新社)をようやく。やはりメチャ面白い。小谷野敦の”評論演説小説”なんかとは、根本的にレベルが違う。川本三郎もだが、理屈を会話や心理描写等にに分解しても、優れた小説にはならない。既視感だらけで文学のトラの巻を読まされるがごとし。笙野はその点、反動的フェミニストだし種々いかれてるが、やっぱ一流の小説家。川本はそこら気付いてて聡明。無自覚な奴が永遠に書き続ける権利も、無論ある。('10.1/7)

漫画屋無駄話 其の2819
▼ネーム処理、デジタル化に感謝すべきかも。今日、『BUSTER COMIC』のいトうの24ページ原稿のネーム貼りしてたら、丸々2時間も。10本やったらどうなる?明日あたりから、かなり忙しくなりそう。でも6時過ぎたら仕事は終える主義。集中力が続かない。『東京新聞』1面下の「筆洗」、小沢幹事長は堂々と検察の聴取に応じ、身の潔白を証明せよと。恣意的捜査に狂奔する盗人特捜部が、ポチ記者には”天国の門”に映るらしい。本当の犬は、時には飼い主を噛むぜ。('10.1/6)

漫画屋無駄話 其の2818
▼善意溢れる透明で個性的世界だが、やはり同性愛的というか俺にはむずがゆい、『森の小道・二人の姉妹』(シュティフター・岩波文庫)読了後、赤羽の辺から『尼僧ヨアンナ』(イヴァシュキェヴィッチ・同)に。これまた異様で面白そう。異様といえば調活費泥棒・東京地検特捜部の小沢攻撃。半世紀以上の自民党支配に指をくわえてたのに、良くやるよ。多くの有権者もそれに気付いてるが、大マスコミのみが一斉に検察のポチに。異様というより変態の域。小沢のカリスマ性はより増すな。('10.1/5)

漫画屋無駄話 其の2817
▼11時20分過ぎ、出社するなり掃除機を。今後の日課だ。一仕事済ませるともう1時半前。神保町に年始だ。出る前にドアに貼り紙。”1時30分〜3:00 外出中です”。別名、神保町タイム。仕方なく、去年春以来のピッポ嬢のポスターを外す(すいません!)。田村は明日から。閑散。三省堂は混雑。ただ立ち読み客ばっか。4階で尊敬する鶴見俊輔のフェア。横に仲正”奥目”昌樹の新刊。見知らぬ女店員に尋ねる。「これ売れてます?」「良く動きます!」よかったね、昌樹。('10.1/4)

漫画屋無駄話 其の2816
▼ヤボ用でタコ多田の携帯に電話したら、今日から既に一水社は冬休みで、奴は沖縄で遊び三昧中と。極貧下請けはまだ汗水垂らして働いてるのに、ふざけてる!!(現地に愛人が居るとの説も)我が社(?)も一応明日から休み。正月休み返上で、入稿済みネームをデータ化せねば。初老夫婦が老眼鏡かけ、空っ風吹きすさぶ群馬でエロ漫画のネーム打ち。人生、本当に何が待ち受けてるかわかったもんじゃない。山崎邦紀は会津で雪下ろしらしい。生きてるだけの人生か。('09.12/28)

漫画屋無駄話 其の2815
▼来年に備え自らカワディMAXの原稿のネーム貼り。久々の糊仕事で1時間以上も要す。ただネーム貼り自体は来年から激減する。原稿用紙類といい、出版の街の文房具屋も大変だ。そのカワディ、事務所の小汚いソファに使い捨てカイロを落としてった。『月刊日本』が面白い(佐藤優の連載がなけりゃ更に)。岸信介、佐藤栄作、児玉誉士夫と自民党の中枢及び周囲は、米国の犬(スパイ)で占められて来たが、佐久間東京地検特捜部長も、その純血種。公金泥棒兼スパイが愛国者を気取る、お笑い日本。('09.12/25)

漫画屋無駄話 其の2814
▼2月売りのいずみコミックス、『母子交尾』(内田こねり)の原稿整理してたら、同月売りのMUJIN COMICS『母穴』(白風)のカバー初稿が三共グラフィックから出る。考えたらこっちの方が発売が半月も早い。あわてて進行を逆に。首に立筋、顔にシミが浮くくらいならともかく、記憶力の喪失は困ったモノ。『六号病棟・退屈な話』(チェ−ホフ・岩波文庫)の松下裕の訳は読みやすいが、解説は恐ろしくド下手(筋の羅列)。担当編集は没にする見識を。('09.12/24)

漫画屋無駄話 其の2813
▼共同通信には調活費泥棒検察の超忠実なポチがいるらしく、実にタイミング良く小沢バッシング記事が(今朝の東京の無署名の、小沢の不動産問題に触れた記事もだろう)。朝日と共同はある意味ナベツネや産経より罪深いが、彼等は多分選民意識で盗人検察と共鳴するのだ。これだけ不当な弾圧を受ける所を見ると、小沢が国士に見えて来る。今、裏金警察や盗人検察に追求される人々は、基本的に偉いのだと痛感せざるを得ない。来年のいずみコミックスに着手。('09.12/22)

漫画屋無駄話 其の2812
▼「古書往来座」の外市の、「古書現世」の棚で1500円もしたけど、充分価値のある『わが新宿! 叛逆する町』(関根弘・財界展望新社’69)。この人や佐野美津男、斎藤龍鳳の文章を、昔の『映画芸術』(今の荒井晴彦の仲良し同人誌版にあらず)で拾い読みするのは至福の時だが、こんな400ページ近い立派な本になってたとは。増村保造や小沢信男もこういう形で読みたい。版元は飯田橋4丁目。今も公栄社裏にあるはず。全然引っ越さなかったの?('09.12/21)

漫画屋無駄話 其の2811
▼女なのに、いや女ゆえにか、とんでもない鬼畜漫画を描く、大阪のくろセンセに電話、『奴隷市場』掲載作品の気付いた点について話を。「いや〜、『Mate』の今回のオイスター先生、凄かったですねえ…」。君も凄くなってくれ。関西にも長く足を踏み入れてないが、この景気じゃしばらく行けないな。内田こねりにもたまにゃ会いたいが。下仁田ねぎ掘りも終わったので、今週末はゆっくり出来そうと考えてたら、もう「池田大作より他に神はなし」の番だよ。('09.12/18)

漫画屋無駄話 其の2810
▼「1階に入ってたけど、もう売れちゃいまいしたね」「じゃあ4階にも入れろよ。日特にゃあねえし、”カツ丼畠中”んトコにゃあるが、高い本はポイントの溜まる店でしか買わねえ主義でな」「必ず入れときます」先週の三省堂4階のO嬢との会話(仕入れまで指図する客)。今日行くと、演芸コーナーに3冊面出し。『徳川夢声の小説と漫談これ一冊で』(清流出版・本体2400円)、やっと入手(64分CD付き)。当然、濱田研吾や高崎俊夫が1枚。懲りない貧乏ヤボテンコンビだ。週末はこれだな。('09.12/17)

漫画屋無駄話 其の2809
▼よさこいソーランの振り付け以上にケタ糞悪い、「神保町は僕の図書館だ!」なる痴呆的言い回しがあるがじゃなく、「小諸そば」すずらん通り店で親子丼喰って帰ろうとすると、カツ丼大盛りにかぶりついてた畠中理恵子女史と眼が会い、照れくさかったじゃなく(今日午後2時前の真実)、各漫画作品の扉もいよいよ、デザイナー任せになりそうで、面倒臭いったらありゃしない。ただ『Mate』の表紙の版下入稿だけは譲れない。20世紀の印刷出版産業の文化遺産として、不肖塩山が守り抜く!('09.12/16)

漫画屋無駄話 其の2808
▼中核と革マルの内ゲバ最盛期、裏金公安が両派に情報を流し、愚かな連中の殺し合いを激化させたのは有名(立花隆の本にも登場)。インチキ国策捜査に行き詰まった調活費泥棒検察幹部は、裏金盗人腐敗警察と結託、小沢幹事長内部情報をわざと極右に流し、始末させる可能性は十分にあり得る。やり方は相当稚拙だったが、小沢の昨日の発言には一応筋が。彼が殺されれば、長期的には民主党の基盤はより強化されようが、最低もう3年は(嫌いだが)生きてて欲しい。何だかんだ言っても、延暦寺の焼き討ちは彼にしか出来ない。('09.12/15)

漫画屋無駄話 其の2807
▼上信線で今朝から『ブレイスブリッジ邸』(ア−ヴィング・岩波文庫)。19世紀の英国の地主階級の優雅さと、北関東の寒村の貧農では大分格差はあるが、収穫の喜びは共通。数代に渡る召し使いが、豪華な料理を用意してくれる訳ではないが、下仁田ねぎ掘りの終了を祝い、昨夜は実家でカツ丼を取ってくれた(平日手伝ってくれてる近所の妹夫婦にも)。寿司でもうなぎでもなく、ここらの年寄りはごちそうといえばカツ丼。俺も何ら異議はない。鷹狩りも無縁だが、こじゅっけいを撃つ村人はいる。('09.12/14)

漫画屋無駄話 其の2806
▼ネームを打ちファイル化、印刷所に送付する練習を、あきれ顔のやくる〜と君の介添え付きで。来年から各誌で本当に出来るのか不安だが、そうじゃないと一水社が仕事をくれんと言うので。愚妻にも手伝わせよう(美しき初老共稼ぎ夫婦)。馬鹿臭い事にこのシステム、版元と印刷所が儲かるだけで、社員編集者も下請けも労働強化あるのみ。こういうタコ足生き残り作戦は、結局破綻するだろうが、その日までは嫌々ゲソしゃぶり。今週末で下仁田ねぎ掘りも終わるだろう。('09.12/11)

漫画屋無駄話 其の2805
▼よっぽどダンピングしたんだな。今週から東京に『週刊現代』の広告が復活。鳩山君が平野”痴呆”官房長官と心中するのと、”チャッカリ営業左翼”の福島瑞穂が、私財を3億円台に積むのは、どっちが早い?(沖縄より何より、テメ−がまず小選挙区から立候補しろ)。Macと携帯で頭の中グシャグシャ。『週刊現代』といえば、先月の『レコンキスタ』に同誌の皇室記事への抗議文と、編集部の返答が掲載されてたが、抗議する程の内容じゃない。今週の同誌には林哲夫の”シャッポエロ爺さん”こと、坂崎重盛の新刊への書評。う〜む。('09.12/10)

漫画屋無駄話 其の2804
▼来月末売りの、”鬼畜監禁調教コミック”『奴隷市場』(いずみコミックスのアンソロ本)の巻頭4色を、カワディMAXが持参。昔程は浮浪者っぽくなくなったかも。今朝、水道橋駅前の弁当コーナーで買った、350円弁当を昼に喰ったら、油が粗悪だったとみえ気分が悪くなる。やっぱり500円以下の食事には裏が。やまだのらの末の子供はやっと中学生と。奴は60近い。一種のホラー。内田こねりは予想以上の金持ちの息子だった。ピンク映画界同様、今後は貧乏人はエロ漫画家になれない?('09.12/9)

漫画屋無駄話 其の2803
▼驚いたね昨日の下仁田ねぎ。最寄り駅のヤマトに朝8時40分頃出したら、夕方5時頃には埼玉、東京には既に着いてた。愚妻の話では9時前までに出せば、宅急便は何でもそうだと。俺は下仁田ねぎ特別便でも、季節限定であるのかと思ってた。関越自動車道効果?で、「ゆで太郎」のお陰でやっと生きてる俺だが、凄かったよ昨夜の『ごろつき』(監督・マキノ雅弘・’68東映東京)。高倉健がキックボクサー兼流し兼ヤクザなんだもん。まあ『ゴルゴ13』もやった人だけどさ。('09.12/8)

漫画屋無駄話 其の2802
▼俺も同じいたずらした事あるが、昔はひさや大黒堂かミクロゲンパスタの試供品だったよ(今日、日本ユニセフ協会から俺宛に、寄付をとのダイレクトメールが)。協会自身の作意的いやがらせだと、余計に面白いが。来年に備え、今日から携帯を持つ。良くわからないので、来社した関係者に名前と番号を入れさせる。なるべく留守番電話としてしか、使用しないつもり。今朝下仁田ねぎを発送。週末に俺が掘った分。('09.12/7)

漫画屋無駄話 其の2801
▼今朝、高崎駅構内の「くまざわ書店」で、『シナリオ』『週刊ダイヤモンド』『週刊金曜日』を。計2017円。5000円亭主にゃつらい。三省堂3階で買った『映画論叢』22、奥山にもらった『葬』もある。帰りの車中でのワンカップがうまそう。去年まではこれらを、高崎の居酒屋で満喫できた。『週刊ダイヤモンド』の労働組合腐敗特集、新味はないが水準は保つ。JRのヨイショ特集で見放したが、また読んでみるか。('09.12/4)

漫画屋無駄話 其の2800
▼カワディMAXやさどっこと、来春発売の『獣欲』Vol・4の打ち合わせ。1人になる来年からは、早めに進行させないとマズイ。午後4時頃、映画『挽歌』での久我美子風ファッションで決めた、アストラの奥山が顔を。『葬』3号を持参してくれた。特集は”ペット葬の真実”。ケツにセクハラってやろうとしたが、悲鳴が隣の『実話時報』編集部に筒抜けになりそうなので、耐える。近く三省堂4階や、東京堂3階に並ぶのだろう。('09.12/3)

漫画屋無駄話 其の2799
▼11月の「古書往来座」の外市は異常に充実してて、ケチな俺さえ5000円分以上も購入。「立石書店」の棚から300円で買った『贋の季節』(十返肇・大日本雄弁会講談社)もその中の1冊。快刀乱麻の名調子。坂口安吾や織田作之助もド百姓扱い。ヒヒヒ。午後2時20分頃、畠中理恵子女史が、すずらん通りの旧「書肆アクセス」前を、奈落につんのめるような格好でトボトボ。熟女ウェルテル風の趣が。上下黒のファッションだったが、カラスの肉の喰いすぎ?('09.12/2)

漫画屋無駄話 其の2798
▼活気のない漫画屋の事務所に入室する際も、漫画家の個性が色濃く。軽くノック、会釈したり「ちわ〜!」と乗り込む、カワディMAX他が一般的。中には用心深いというか、上に馬鹿がつくほど礼儀正しい奴も。さどっこは、「どうぞ!!」とこちらが絶叫するまで、温厚なノックを永遠に止めない。名前は忘れたが、新人の持ち込みではなくレギュラー陣のくせに、来る度に「お忙しい所をどうも…」と腰を折り詫びる野郎も。あ、好善信士だ。('09.12/1)

漫画屋無駄話 其の2797
▼社民党は党首を辻元清美に交代させるべきだ。語尾上がりの白痴会話しか出来ず、身銭を切って小選挙区で闘う度胸もない守銭奴、福島瑞穂が(2億以上の私財!)、非共産党系左派を仕切れるはずがない。何度も沈んで浮かび上がった辻元には、小沢一郎風の悪女の輝きが。福島は左翼向け金貸しに転職せよ。皇族は全員大嫌いだが、秋篠宮が皇族の数が減ってる事を尋ねられ、国費の節約になると発言と今朝の東京に。少し好きに。('09.11/30)

漫画屋無駄話 其の2796
▼昨夜は烏森神社先の「蛇の新」へ。久々に「まさみ」や「浅草厨房」以外の店で。タダ酒だから特にうまい。意地汚ない暴飲暴食に焦ったタコ多田、「こ…今夜はもう帰ろう!」。まだ10時前なのに。ケチ臭い野郎だぜ。経理が怖いのだ。で、すずらん通りの店鋪はそうでもなぃが、専大交差点近くの「ドト−ル」は狭く、余りに小さなテーブルに、『ガリバー旅行記』の小人の国に来たような錯覚を。息苦しくなり長くは居られないので、客の回転率はいいだろう。('09.11/27)

漫画屋無駄話 其の2795
▼来月末売りのいずみコミックス、あとりKの『妹ブルマ』のカバーダミーデータが、デザイナーから届く。自らそれを開いて校正、タコ多田と打ち合わせ。文字や画像データも先週デザイナーに俺が送付。肩が凝る50半ばの電脳手習い。夕方、アストラの奥山には今月末アップの、「池田大作より他に神はなし」のデータも。やっぱり何事も自分でやらなきゃ覚えない。今夜は久々に新橋でタコ多田等と宴会。来年はどこが倒産するかってな話題だな。('09.11/26)

漫画屋無駄話 其の2794
▼今朝、上信線で『モーパッサン短篇選』(岩波文庫)収録、「メヌエット」を読んでいて初めて気付く。モーパッサンてフランスの作家だったのね。トーマス・マンがドイツの作家であるように、ロシアの作家とこの年まで確信。読むのもこれが初めて。1冊読めば充分かも。平野”痴呆”官房長官、官房機密費を1年後に見直すかもと。自分が来年まだ現職でいると思ってるらしいのが凄い。お前が現職なら鳩山政権は存在しないし、政権が継承されていたらお前の名前はない。('09.11/25)

漫画屋無駄話 其の2793
▼いい歳こいた男が図に乗るもんじゃないと痛感、そして猛省。遂に昨日は千駄木一箱古本市、みちくさ市を通して最高の売上げを(4万弱)。売ってる最中から浮かれまくり、打ち上げでも「ガハハハハ…」。ところが帰宅、岡崎武志のブログを読むと、淡々と5万突破の御報告。穴があったら入りたい。一昔前の柴田コーチ並の暗い顔した腕組み老人、モンガ堂など蹴散らしても、屁の役にも立たない。漫談やクジまで駆使してたし。まだまだ修業不足。('09.11/24)

漫画屋無駄話 其の2791
▼カワディMAXと、来年売りのアンソロ本カバーの打ち合わせ。やや貧乳過剰な感じだったので、「真ん中の少女だけ、乳膨らませろ!」。今日、修整ラフを見てのけぞる。巨乳手術失敗見本のごとし。当然の事ながら、乳は全身のラインと密接な関係が。部分修整のみ頼んだ俺が浅はか。当人は体も少しいじったらしいが、凄く不自然。「悪かった。最初のままで行こう。部分の事で全体を崩しちゃ馬鹿丸出しだし!」。('09.11/19)

漫画屋無駄話 其の2790
▼毛布を屋上に干しに行こうとすると、葬儀顔の『聖教新聞』片手のアストラの奥山が。付いて来て、「いいなあ〜、日当たりも景色も良くって…」。23日には新潟の結婚式に呼ばれててゲッソリと。退屈男といい、貧乏な善人があちこちで祝儀カモに。公然たる一種の振り込め詐欺だが、警察に駆け込む訳にも。経済的想像力を欠いた友人とは絶交すべし。23日、葬儀女は詐欺に遭い、俺はみちくさ市でひと稼ぎ。またモンガ堂をリンチして遊ぼう。('09.11/18)

漫画屋無駄話 其の2789
▼雨でも、「神保町シアター」がいい番組を組んでる日なら、昼飯ついでに前売り券を買いに行くが、今日は飯田橋で全て済ませる。久々のノー神保町デー。肩が凝る。この2〜3日、23日のみちくさ市用の本をバッグで運んでるもので。宅急便代を節約、初老人間宅急便と化している。嫌だねえ。行く飲み屋も「まさみ」や「浅草厨房」がいいとこ。”路地裏の薄毛シャッポ色魔”、坂崎重盛老が今度おごってくれるというから、仕事場を急襲するか。('09.11/17)

漫画屋無駄話 其の2788
▼題名センスは昨日「シネマテークたかさき」で観た、『あの日、欲望の大地で』並にイモだが(同館で久々にまともな映画を鑑賞。全観客数は10名だったが…)、『2円で刑務所、5億で執行猶予』(浜井浩一・光文社新書)は、日本の警察・検察・司法がいかに腐敗、血税を乱費してるかをえぐった好著。同じ光文社新書で、”一箱古本市の仕掛人”なる肥満男の、『一箱古本市の歩きかた』とかより、よっぽど面白い。('09.11/16)

漫画屋無駄話 其の2787
▼今回の『シネマぜんざい』の「原作VS映画」は、『女の子ものがたり』。昨日、三省堂の2階で原作を買い、今日書こうと開くと何とノベライス。交換に行くと同額のものをとの内規があると。本当の原作は900円と100円安い。映画雑誌でもと4階へ。万田邦敏の『再履修 とっても恥ずかしゼミナール』(港の人)を。本体2700円もして大散財だったが、面白そう。で、西原理恵子は悪しき浪花節。('09.11/13)

漫画屋無駄話 其の2786
▼『BUSTER COMIC』の出張下版で三共グラフィックへ行くと、隣室が一水社。御機嫌うかがいにアバタ顔を出す。タコ多田、森田、中沢が、薄汚ないガン首を。来年の今頃は、4つの”汚首”のうちの、幾つが残ってるだろうか?ツワイク、本当に面白い。眼が疲れるのに手が離せない。翻訳(高橋禎二・秋山英夫)もいい。ただ緊張も強いられる。その精神をほぐすには、題名からして屈指の”超なまぬる本”、『一箱古本市の歩きかた』(南陀楼綾繁・光文社新書・本体860円)かも。('09.11/12)

漫画屋無駄話 其の2785
▼新訳でなくていいから、本文の大きい本だしてくれよ。みすず書房も岩波文庫も小さくてどうにもならん。今朝から『マリ−・アントワネット(上)』(岩波文庫)を読み出した、ツワイクの一連の著作についてだ。本書もバルザックの小説の50ページ過ぎのように、冒頭からガンガン面白いのだが、老眼鏡者はどうも疲れて。カワディMAXやさどっこのキャラ風の貧乳でなく、いトうや矢上健喜朗級の巨乳文字でな。('09.11/11)

漫画屋無駄話 其の2784
▼神保町までの街灯に、天皇在位20周年を祝うのぼりが仰仰しく。一体何がめでたいのか?この20年は、納税者の多くが貧困層へと転落した負の道のりだ。今は大金を遣って祝う時期ではないとの声が、天皇を含む皇族間に起きないのが不思議だ。駅や街にはやたら警官も目立つ。オバマ警備を口実に、またコソ泥共が裏金を山分け。予算などいくらでもある。検察、警察の幹部から、利子を付けて盗んだ金を返却させろ(OBを含む)。無論これは、全日本泥棒公務員追放への突破口だ。('09.11/10)

漫画屋無駄話 其の2783
▼今月末売りのいずみコミックス、カワディMAXの『ズタボロ娘』の青焼き校正。2回目の青焼き。最初のは指定より修整面積がやたらでかかった。編集が自分でシール貼ってるのだから、そのまま縮小、出稿すればいいはずなのに。先月の4校出したさどっこのカバーといい、図書印刷の現場は意味不明(外注先も含め)。『エロ漫画の黄金時代』、売れた分だけとはいえ、アストラが印税をくれるらしい。うれしい。今日、田村は臨時休業。('09.11/9)

漫画屋無駄話 其の2782
▼森、安倍、福田、麻生といった政治家としてだけでなく、人間のカスのクズがピンピンしてるうちは、民主党政権は安泰だろう(特に麻生が健康馬鹿なのは、小沢も心強い限り)。凋落の速度が早まるとしたら、原因は平野官房長官。鳩山の召し使いを自称してるらしいが、鳩山は納税者の下働きだとの前提を奴は忘却している。記者クラブ廃止の中止、内閣官房機密費の内訳公開中止は最悪。3つめの決定的悪事を働く前に、即更迭すべし。('09.11/6)

漫画屋無駄話 其の2781
▼今朝は『あなたより貧乏な人』(岡崎武志・メディアファクトリー・本体1200円)をずっと。構成にやや難があるが読ませる。漫画は全く面白くないQ.B.Bも、カットだと邪魔にはならない。ライスだけの客を歓迎した阪急百貨店の小林一三は、商人の鏡。貧乏から1度は浮かび上がりながら、老いて再び沈んだ人間のしのぎ方を、続編で検証してくれると助かる。今度、「ゆで太郎」でライスだけ注文しよう。たくあん付きのはずだし。('09.11/5)

漫画屋無駄話 其の2780
▼滅び行く昭和遺産の取材という事で(エロ劇画)、某誌の取材が。余りに企画意図にフィットした三信ビルの風貌なので、編集者もマジでビックリ。何か最近こういうのばっかし。「生きててすいません!」と絶叫したくなる(ウソ)。最近そんなこんなで少し忙しく、Macの新技術が覚えられない。床屋に行ったらちょいハンサムに(池田名誉会長には足元にも及ばないが…)。('09.11/4)

漫画屋無駄話 其の2779
▼年末にかけてのモットー。モンガ堂いじめの抑制(中止ではない)。コラム類は中森明夫以外は全く面白くないが、最近『週刊朝日』を時々買う。政局関連は似た名前の新聞より余程まとも。関係者の努力にもかかわらず、ゴールデン街のフリマは商店街ガレージセールの域(ため息‥‥)。その点、千駄木一箱古本市や鬼子母神商店街のみちくさ市は凄い。おせじでなく。('09.11/2)

漫画屋無駄話 其の2778
▼編集業、つまり本業は超暇だけど、Macの各種作業の特訓を受けてるので、1日が短かい昨今。部分だけで全体が理解出来ない不幸。肩が凝るので血圧がと計ったら、逆に低くなってた。朝の自転車通勤の効果?愚妻の話じゃ最近の毛布は化繊入りなので、雨に濡れても乾かせば大丈夫と。俺と発想の違う奴。デニス・ホッパーの境地は理解出来ないのだ。1日のゴールデン街のフリマは開けそうだ。('09.10/30)

漫画屋無駄話 其の2777
▼昨夜、「早稲田松竹」帰りに数十年ぶりで「ニュー浅草」高田馬場店へ。ビンビールが無いのはムカついたが(すずらん通りの「浅草厨房」には無論ある)、生中、ウ−ロン坏、焼酎水割り、いか一夜干し、ハムカツで、計1720円にはビックリ。もっと驚いたのは店長とおぼしきやせたお爺さん。多分俺が裸踊りしてた30数年前に、すずらん通りの店で包丁をふるっていた人だ。タイムマシンに乗ったような馬場の夜だった。('09.10/29)

漫画屋無駄話 其の2776
▼朝、上信線0番線ホームから、エスカレーターでJR高崎駅に登って行くと、低レベルな街宣右翼並の糞騒音が、駅中に満ちている。ここ半年位の気違い沙汰行為。クラシックも時々。群馬交響楽団ある音楽の街を気取ってるのだろうが、音楽の趣味は人それぞれ。強制すんなJRのド気違い野郎共!!今日午後1時48分頃、神保町「キムラヤ」並びの、東京三菱何たら銀行の植え込みに腰掛けた畠中理恵子女史が、満たされた表情で携帯と戯れていた。('09.10/28)

漫画屋無駄話 其の2775
▼台風一過後の射るような陽を浴びる、朝方のひなびた上信線の駅のベンチで、『ともしび・谷間』(チェーホフ・松下裕訳・岩波文庫)を開く。巻頭作「美女」で、マーシャが登場する下りは息を飲むよう。廃馬への退路が清められているこの年でも、つかの間の幸せ気分を満喫。一ドブ客から見るに、今年の古本祭り、田村は完璧に捨てている。('09.10/27)

漫画屋無駄話 其の2774
▼長らく空いていた事務所近くのビル2階に、変わった店子が入居。昼間は絶対に電気をつけない。で、窓際で仕事を。過激なエコロジスト経営者?(さすがに今日は4時50分現在、点灯)天井の蛍光灯に加え、手元にスタンドを置く漫画屋は、まだまだブルジョア?ナチスの武装親衛隊中堅幹部、カワディMAXが11月末売りのいずみコミックス、『ズタボロ娘』の加筆修整済み本文原稿持参。('09.10/26)

漫画屋無駄話 其の2773
▼某スポンサーに、ギャラを早出ししてもらったので、苦しい時期なのに少し楽(結局は来月苦しくなるが…)。仕方ないのでより路上商売に力を入れようと、最近休んでいたゴールデン街のフリマに古本で参加する事に。11月1日に「レカン」前で(午前11時から午後6時)。落はくの身の初老エロ漫画編集者を、皆であざけりに行こう。数日前に発売になった、『神田神保町古書街2010』(毎日ムック)にヨタコラム書いてるので、立ち読みを。('09.10/23)

漫画屋無駄話 其の2772
▼ロクでもない日だった。昼前に三省堂を抜け「神保町シアター」に行こうとすると、学生集団に妙なシャッポ被ったうさん臭い爺様が演説。坂崎“ドスケベ”重盛老だ。ウンザリ顔で同館にたどりつけば、券売所に見覚えのある貧乏エビスの後ろ姿。南陀楼綾繁だ。ただ懐具合は以前より暖かいらしく、「ドト−ル」でコーヒーをゴチに(奴にたかるとは…落ちたよ俺も)。シャッポ効果か。『週刊朝日』での仲間誉め書評の見本のような、嵐山光三郎の恥文を読み、絶対に買うまいと思ってた、坂崎老の『神保町「二階世界」巡り』(平凡社)をつい日特で。('09.10/22)

漫画屋無駄話 其の2771
▼昨日1回分、今日1回分の「嫌われ者の記」を更新。初出は1年半前。マガジンファイブも小倉智充も、追い詰められてるとはいえ、ギリギリの所で健在だった。来年の今頃は一体?無論両方共に、生前の小倉君がデータ化してくれた分(もう2回分そのストックが)。彼の定期購読誌、『SAPIO』の最新号を初めて買う。いかにも一ツ橋グループらしい無節操さで、誌面が民主党に媚び始めてる。再販制庇護下のお前ら(大手版元)の記者クラブ批判は、文字通りのきんつばならぬ“天ツバ”。('09.10/21)

漫画屋無駄話 其の2770
▼いい季節なのに種々の悩みが尽きない秋。仕事、老いた親、脳天気な子供、ポンコツ化した体…。そういう通俗な悩みは放っといて、『頭にいっぱい太陽をーシャンソン歌手の手記ー』(イヴ・モンタン・大日本雄弁会講談社’56)を。なるほど。故郷イタリアをファシストに追われた一家の出か。後に社会派映画に一杯出たこれが背景だな。晩年は社会主義捨てたよね。右翼になったかどうかまでは…。同書、自分で書いた感じがするな(テープ起こしと後書きに)。('09.10/20)

漫画屋無駄話 其の2769
▼『Mate』12月号、金沢大学周辺に特別集中配本してくれと、一水社に頼むのを忘れたじゃなく、白樺派の文学者って、志賀直哉をグルと仰ぐ、金持ちボンボン階級のカルト集団にしか俺には見えないが、信者中では一番不良性感度の高そうな、里見とんの『怡吾庵酔語』(中央公論社’72)を読んでも、その思いは変わらなかった。連中の中では、古川ロッパ同様に嫌な奴とはいえ、結構楽しめたが。尾崎一雄の志賀への崇拝振りなんて、異常の域。20世紀は“個人崇拝”の時代だった?('09.10/19)

漫画屋無駄話 其の2768
▼『赤旗』も30年近い定期購読者の俺にじゃなく、何で岡崎武志に原稿依頼すんだよじゃなく(原稿料高いんだろうな…)、最近やくる〜とセンセにMacの特訓受けてんので、肩が凝るったらない。血圧が上がってタコ多田みたいにぶっ倒れ、ヨイヨイになったらこの世の地獄じゃなく、やっぱり要4校になった『裂き乱れよ少女』(さどっこ)の次のいずみコミックスは(11月)、カワディMAXの『ズタボロ娘』に。既に5冊目。そろそろ増刷組になってくれ。('09.10/16)

漫画屋無駄話 其の2767
▼とっくに4色と本文は責了になってる、さどっこのいずみコミックス、『裂き乱れよ少女』のカバーの方がつかない。初稿→わざわざ作ったモザイクの全面的吹っ飛ばし。再校→当方の添付したモザイクをシカト、勝手に荒いのをかけて来た。3校→その出稿を待っている。ただ一水社がモザイクが薄すぎるといえば、要4校。糞安いギャラでやってられねえ。しっかりしろ図書印刷!(下は小宮山印刷のみ)。いトうのMUJIN COMICS、『狂姦地獄』の青焼き校正中。('09.10/15)

漫画屋無駄話 其の2766
▼かつて何度か書いたが、小学生時代にランドセルを忘れて帰宅、叱られるまで気づかなかったウッカリ者。昨日、「早稲田松竹」で観たのは『ローラとバイオリン』ではなく、『ローラーとバイオリン』だと見物後も気づかず、帰宅後に手帳にメモする際に初めて「アッ!!」(『ローラ殺人事件』と混同?)。挑発的熟女に鼻水も引っ掛けない、美形の幼児性愛者の物語だったが、なぜかトルストイの『人はなんのために生きるか』同様に心が洗われた。いトうのMUJIN COMICS、『狂姦地獄』の青焼き校正中。('09.10/14)

漫画屋無駄話 其の2765
▼イライラ。飯田橋の行き付けの床屋が、家族に病人が出たとかで人手が足りず、いつも満員。ここのカットは寝癖がつきずらく、気に入ってるのに。保守的人間は、新しい店に行くには勇気が要る。今夜、「神保町シアター」の『下町の太陽』は2〜3度観たし、「フィルムセンター」の『新道』(前後篇)は132分もあり帰れなくなるので、「早稲田松竹」へ。タルコフスキーは嫌いだが、『ローラーとバイオリン』は46分。タルちゃんもこれ位なら付き合える。('09.10/13)

漫画屋無駄話 其の2764
▼いよいよ明日は千駄木一箱古本市。迷うのが出店場所、宗善寺(台東区谷中1ー7ー31)への交通手段。千代田線根津駅が最寄りだが、JR御茶ノ水駅、千代田線新御茶ノ水駅の長い階段を、カート吊るして乗り超えるのかと思うと、武者震い。相当歩くが、下りだし南北線の東大前から歩こうかと(飯田橋駅からなら乗り換えもない)。明日は5時起き。真っ暗だな。自転車通勤は怖いから休むか?今朝は本当に気持ち良かったが。('09.10/9)

漫画屋無駄話 其の2763
▼上信線(正常運転)→上越新幹線(2時間遅れ)→中央線(いつも通りの遅れ)→総武線(全面ストップ)。昼頃の鉄道事情。仕方なく、御茶ノ水駅から飯田橋の事務所まで歩く。田村前でやつれた右文書院の青ちゃんに会う。図書印刷からさどっこの『裂き乱れよ少女』のカバーが出稿してたが、わざわざ作ってあげた修整用モザイクを全部飛ばしてる。糞馬鹿野郎!!こういうのが一番頭に来る(みすみす一校を無駄に)。航空便や宅急便がメタメタで、種々の予定が狂う。明日は早朝出勤。('09.10/8)

漫画屋無駄話 其の2762
▼『Mate』12月号や、さどっこのいずみコミックス、『裂き乱れよ少女』の青焼きを校正したり、いトうのMUJIN COMICS『狂姦地獄』の本文を整理、三共グラフィックに投げたりと、貧しいながら忙しい。関係ねえが、『週刊プレイボーイ』の最高裁事務局追求連載は面白い(無署名)。集英社は昔から上から下まで、哀れなほどの腰抜け振りで有名だが、同誌は細々と伝統的に根性を。日本“ナベツネ”テレビが週に1回、深夜枠で良心的ドキュメンタリーを放映してるのと類似?('09.10/7)

漫画屋無駄話 其の2761
▼つい2〜3年前まで『ビッグイシュ−』を時々買い、岡崎武志のコラムにケチを付けたりしていた。編集方針が嫌いで買わなくなってもしばらくは、黙って前を通り過ぎるのに少しやましさを。去年あたりからそれも全く感じなくなり(階級格差がほぼゼロに)、遂にこの夏頃からは、「“売人”は1人残らずきゃしゃだし、ビルの谷間に連れ込んで、売り上げいただいちゃうか?」とまで、マジで考えるに至るのだから、人間の転落は秋の夕暮れ。一応まだ未遂ですが…。('09.10/6)

漫画屋無駄話 其の2760
▼半世紀以上の自民党の政権与党時代に、樋渡利秋検事総長や佐久間達哉東京地検特捜部長に、好きなだけ調活費泥棒させといた効果が出てる、鳩山献金“小便”疑惑への、国会開会直前の本格的捜査着手。民主党政権で記者クラブ存亡の危機下の、朝日やNHKナベツネが、今後露骨なポチ報道するので要注目。今週の買ってはいけない雑誌。「JRの秘密」特集の『週刊ダイヤモンド』。広報部公認の丸ごとパブ企画。駅周辺商店街の凋落や革マル、無量水飲み場撤去問題に触れずに、何がJRの秘密だ?編集長が交代と。以降はこの超ヨイショ路線か?('09.10/5)

漫画屋無駄話 其の2759
▼『ぐるり』10月号、またもや田川律の特集か。もっとピチピチした爺さんいねえのじゃなく、今日は『Mate』の本文を何本も修整、いいかげんうんざりしてたんだが、カワディMAXの「少女プリズン」にシール貼ってると、中学ん時に買ったスコット・ウォーカーの45回転ドーナッツ盤、「キャサリン」の英語の歌詞が、上州弁混じりのカタカナ読みで細部まで甦り、気持ち悪い程だった。いい曲だがポール・アンカのパチモン風で、カワディの鬼畜ワールドとは、似ても似つかないのだが…。('09.10/2)

漫画屋無駄話 其の2758
▼忙しいのにどんどん収入が減っていく。いくら政権交代があろうと、エロ本屋の未来は真っ暗だ。ところで中国の人権問題には一切口をぬぐったまま、日本は児童ポルノがどうのうこうのうほざいてる、アグネス・チャンの糞アマを、以前ほどメディアで見ないのは気分がいい。共産党から創価学会、果ては自民党にまで媚びを売りまくり、銭のネタにしていた商人タレントだけに、即民主党に急接近?それに乗る馬鹿議員も多そう。チベット辺りに国外追放出来ないの?('09.10/1)

漫画屋無駄話 其の2757
▼「あんたが客の入らねえピンクやホモ映画撮っても、誰1人儲からねえよな。プロダクションの旦々舎、大蔵映画、映画館…役者はちったあ?」「連日の徹夜仕事だから、絶対に合わないねえ」「今年も一応2本撮ってんだろ?どういう事態なんだよこりゃ?」「誰も儲かりはしないけど、ボクは楽しんだよ。撮影中は一番充実してるからねえ。それでいんじゃないの?」「………」昨夜、豚喰う会での山崎邦紀監督との会話。長年に渡り貧乏を極めた還暦男は無敵だ。('09.9/30)

漫画屋無駄話 其の2756
▼さどっこの初めての単行本、『裂き乱れよ少女』(いずみコミックス)の本文を、校正後に図書印刷へ。誰でもだが、1冊分を通読すると、長所・短所が一目瞭然。今度注意せねば。そろそろいトうのMUJIN COMICS『狂姦地獄』の本文整理も。彼くらいのキャリアになると、今さらって気もするが、やはり色んな事に気づく。今夜は豚肉を喰いに、神楽坂の「シアターイワト」なる所に出張らねば。山崎邦紀と待ち合わせてるが、やっぱ2次会もありで、事務所泊りになるのだろう。('09.9/29)

漫画屋無駄話 其の2755
▼ちくま文庫の新刊、『ノーサンガー・アビー』(ジェイン・オースティン)、メチャクチャ面白い。主要登場人物の性別はおろか、語り手等まるで掴めなかった、河出文庫版の『花のノートルダム』(ジャン・ジュネ)を、昨日まで読んでた反動もあろうが(訳者・鈴木創士)。夕方、近所まで来たとかで、南陀楼綾繁が暑苦しい顔を。そういや先週、懐かしのやす○も電話を。レースクイーンは引退したが、まだアイドル(熟年?)はしてると。飲んだら報告を。('09.9/28)

漫画屋無駄話 其の2754
▼その多くが小渕優子後援会々員に違いない、八ツ場ダム建設推進派のボス共を、一般住民としてテレビ出演させるのは構わない。なら同時に、成田空港に今でも果敢に反対している農民も、一般住民として出演させよ。国策に転びシッポを振ったワンコロ連中が被害者面。オエーッ!!都がオリンピック招致のパレードを、道一杯に広がるフランスデモ方式で。裁判員制度反対等のデモじゃ、一車線の3分の1位しか使わせねえくせに。日本の道路は、裏金腐敗警察の利権のシマって事だ。再びオエーッ!!('09.9/25)

漫画屋無駄話 其の2753
▼さっき奥山が葬儀顔を。「池田大作より他に神はなし」の文字データは送ったが、カット用の『聖教新聞』の1面、漫画屋のスキャナーじゃ大きすぎて無理なので、暇そうな彼女に取りに来てもらった(『週刊ダイヤモンド』も)。アップは月曜頃と。アストラは鎌田慧の新刊を控え、営業の彼女以外は多忙と。「えーっ!?」「グハハハ…」「ウソーッ!!」「だろーっ!?」「怖いですねー!!」「新聞でも腹に巻いとくか!?」「うーん…」てな無邪気な業界無駄話。今夜は「フィルムセンター」か。18日夜にもキネマ原人がナンパしてた。('09.9/24)

漫画屋無駄話 其の2752
▼9月20日(雨天は21日に順延)、鬼子母神通りの「みちくさ市」に参加(午前10時〜午後4時)。古本やブックカバーだけでなく、『東京の暴れん坊』や『エロ漫画の黄金時代』も売るのでヨロピク・場所は「あしあと動物病院」前。2回目。お世話になります!あ、「アルアイン」さんとまた一緒だ。あんな妖艶美人と今回も肩を並べて商売できるとは、俺は何て幸せ者なんだ。連休中は、「池田大作より他に神はなし」の4回目、「嫌われ者の記」の206回目も上げねば。('09.9/18)

漫画屋無駄話 其の2751
▼小沢信男はひややっこである。新刊『東京骨灰紀行』(筑摩書房・定価2310円)も、やっこ精神がピーン。酒席の主賓とは言えないが、これがないと他の山海の珍品も引き立たない。しかも飽きない。似た系統の作家で富士正晴という人がいたが、過剰な自己演出と仲間ぼめのせいで、厚あげ程度なのにえびの天ぷらのような顔を時たまするので、嫌いになった。小沢は50年以上やっこのまんま。死んでも、文学館どころか文学碑一つ建つとは思えない。何てカッコいんだ(ビンボだが…)。('09.9/17)

漫画屋無駄話 其の2750
▼9月29日に神楽坂である、内澤旬子が飼育した豚を喰う会、予約が必要だったの?チラシ見るとお金持ってきゃいい感じ。で、近所のせいもあり申し込まなかった。山崎邦紀に凄く怒られそう。裏口はねえの?(そろそろパソコンくれい!もらう側が威張るな)昼間チョコッと会ったタコ多田情報によりゃ、民主党が会見から非記者クラブメンバーを突然追放したと。あんだけ小沢&鳩山を、検察や自公の尻馬に乗って批判した連中に塩を?小沢幹事長、ここはバシッと担当者を血祭りに。('09.9/16)

漫画屋無駄話 其の2749
▼本当〜に立派だねえ、田中美絵子。安倍や麻生レベルの親の遺産でしのぐ痴呆と違い、並の人間が今の日本で這い上がろうとするには、風俗取材もオッパイ露出も当然。他人がとやかく言うこたない。ただ『日刊ゲンダイ』の報道姿勢は疑問。『アサヒ芸能』ほど大々的に扱う必要はないが、写真もちゃんと掲載した上で、“美絵子・女を上げる!!”とのキャッチを付けよ。裏ビデに出演ならともかく、石井輝男作品。本人もアングラ界の黒澤明作品に出演したのだと、ドンと乳、いや胸を張れ。('09.9/15)

漫画屋無駄話 其の2748
▼『創』編集長、篠田博之の東京でのマスコミ批評が、相変わらずのドピンボケ振り。昨今、珍しく新聞や週刊誌の売り上げが好調と。政権交代と酒井法子が原因らしいが、やはり後者ではと推測する。馬鹿が。新聞や男性向け週刊誌が前者で、スポーツ新聞や女性週刊誌が後者なの。加えて、これが紙物メディアとテレビの、最後の輝きだくらいは見通せ。終始自公に味方した大新聞やテレビのお先は真っ暗(記者クラブ崩壊も加わり)。権力から一定の自立をしていた、米国でもあの惨状。ましてや官庁のポチだった日本においては…。('09.9/14)

漫画屋無駄話 其の2747
▼東京の「こちら特報部」も、高級官僚の天下り批判、匿名で書いても糞の役にも立たねえよ(軍手してするオナニーの類い)。で、例の仲正昌樹への反論は、来月売りの『Mate』の「嫌われ者の記」で詳しく。わざわざ裏日本の自宅から、長距離電話やメール2本もくれたのに(勤務先の金沢大学からするほど、立志伝中の人、仲正教授は公私混同するとは思えん)、無視しちゃ悪い。ベンヤミンやハンナ・アーレントにも失礼だし(?)。こんな面白いネタ、ネットでやっちゃ一文にもならんしな。10月17日発売の12月号だよ。('09.9/11)

漫画屋無駄話 其の2746
▼生家自慢の小説や若手女優趣味は最悪のコバノブこと小林信彦だが、『週刊文春』の連載を読めば映画及び政治センスの良さは相変わらず(その点、亀和田武は百姓。特に政治面)。コバノブ御大特選の『女優魂 中原早苗』(ワイズ出版)をやっと読み始める。凄い。平田大三郎や土方弘の横顔までバンバン。インタビュアー・田丘広の博識振りも凄い(円尾敏郎とは天と地)。三省堂4階に1冊残ってたのを買ったが、同階に『エロ漫画の黄金時代』が2冊売れ残ってる。買ってよ誰か!?('09.9/10)

漫画屋無駄話 其の2745
▼ここ数年、誕生日の度に採血されたりバリウム飲んだり。56歳の今日も。半日ドッグで出勤が遅れたため、JRお茶の水駅で降り、まず「神保町シアター」の券を買って出勤。『最後の切札』(監督・野村芳太郎・'60松竹大船)はめったに上映されないためか、1時40分頃で既に21番。満席必至の出足。でもこの監督って、クズ映画も大量生産してるし…。『本当にあった禁断愛』の件で、扇蘭丸、おがともよしに電話。2人とも本当に暇そう。アシ仕事もあるさどっこは忙しそう。('09.9/9)

漫画屋無駄話 其の2744
▼よくそこまで増長出来たと。拉致被害者家族会が、中山恭子首相補佐官(自民党参議院議員)を民主党政権でも留任させよと要請した件だ。部落解放同盟と大阪池田小学校の被害者遺族を、ブレンドしたような“超特権的被害者意識”。周囲に誰も止める人がいなかったのも凄い。一方、利用するだけ利用した、小泉、安倍、麻生は知らぬ顔で未だ愛国者顔。ヤな景色。子供手当ての件で、増税になる居ない夫婦が反発してると大マスコミ。アホが。子供が増えないと子なし老夫婦の年金も結局減る。ガキにもわかる。('09.9/8)

漫画屋無駄話 其の2743
▼創業50周年を記念した訳じゃなかろうが、晶文社業務縮小のため、希望退職に応じた同社営業部のT女史が、2時頃「信山社」前を同僚らしき男と歩いていた。手提げ袋が重いのか、いつも以上に猫背気味。応じた4人は誰1人再就職先未定と聞いてたので、声も掛けず。『ビッグイシュ−』売る元編集が、今後はどんどん増えそう。『母子相姦中毒』の本文下版終了。続いて『本当にあった禁断愛』と『BUSTER COMIC』の併行下版に。貧しいがそれなりに忙しい。('09.9/7)

漫画屋無駄話 其の2742
▼映画『京化粧』、出来は予想通りだったが、字幕での原作者、近松秋江の扱いの小ささに涙ホロリ。1本ではなく脚本のまるで注釈。忘れられてた時代とはいえひどい。ひどいと言えば、某老舗版元に稿料遅れ発生と。各漫画家ご用心(お礼に1000円ももらえれば、社名教えます)。『記録』の「池田大作より他に神はなし」第3回、やっと今日アップと。HPの扉からたどってな。5〜6日の、池袋「古書往来座」の外市、俺は明日1日店番する予定。昔話をしに来てな。('09.9/4)

漫画屋無駄話 其の2741
▼学食のスパゲティと定食屋のやきそばが、仲正昌樹教授の自意識並に超肥大化、いや「古書現世」の向井透史や、南陀楼綾繁風にぶよんぶよんたるむ一方で、昼間部学生が喰う時は池袋「古書往来座」の外市(5〜6日)の出店仲間、白シャツ王子の肢体に似て引き締まってるのは、勤労学生差別だと糾弾しようとしたが、逆に腹持ちは良さそうなので断念した、という話は昨日詳述したが(してねーよっ!!!)、今夜の「神保町シアター」は、近松秋江原作の『京化粧』('61松竹)。ただ大庭秀雄監督は…。('09.9/3)

漫画屋無駄話 其の2740
▼明治の学食「師弟食堂」のミートソーススパゲティ、大学前の定食屋「味一」のやきそばは、まずいが安くて量が多いのでよく喰った。1年(73年)の夏、学苑会駿台祭実行委員になり、初めて昼間両店の名物を食べてビックリ。俺が夜喰う時は常にふやけて、さなだ虫状態の2種類の麺が、引き締まってて腰もある。そう。両店は昼間大量に仕込んだのを、夜まで客に出し続けていたのだ。「夜間部学生は同じ金出しても、残飯しか味わえないのか…!?」この時に初めて、味覚のプロレタリア精神に目覚めたというのは、大嘘(つづく)。('09.9/2)

漫画屋無駄話 其の2739
▼柏原兵三の『仮りの栖』を読んでて既視感。ドイツ留学小説だが、金沢大学法学類教授・仲正昌樹も似た経歴を。過日の電話で教授様、あんたは東大生全般への偏見があると再三繰り返した。それこそテメーの自意識が生んだ妄想だよなどとは、我が身分を考え反論しなかったが、かけ離れすぎた関係(東大と明大夜間部とか)じゃ、偏見やシット、コンプレックスは案外生じない。憧れようないもん。同一階級や共通思想の持ち主の間でこそ、その種のアツレキが。俺も明大昼間部の連中には、悪感情を(つづく)。('09.9/1)

漫画屋無駄話 其の2738
▼月曜日の夜はとまどう。「フィルムセンター」が休みだから。「神保町シアター」「早稲田松竹」「新文芸坐」の番組がペケの夜は、500円で交通費も不要なF・Cと決めている(2〜3度目でもプリント状態がいいので、新たな発見が)。前出の3館、今夜はペケか観たばかりの映画揃い。仕方ない。仕事でもするか。今朝は歯医者に行ったせいもあり、所持金1250円。朝毎ナベの朝刊は高崎駅も東京駅も完売。中央線ホームでは既に『夕刊フジ』と『日刊ゲンダイ』が発売中(午前11時頃)。ゲンダイを買う。('09.8/31)

漫画屋無駄話 其の2737
▼今日昼頃、『Nの肖像』の著者、仲正昌樹から電話で以下のような大意の抗議が(一昨日の本欄に対して)。「統一教会内では、東大生等と他の一般信者の間に、経済的待遇格差は一切ない。勝手な妄想を書き散らされてははなはだ迷惑だ」。種々反論したい面もあるが、仲正が拙文自体の削除を要求した訳ではないし、抗議には常に真摯な対応を心掛けているので、そのまま記す。後は読者が、『Nの肖像』を買うなり立ち読みするなりして、自ら判断を。ただ同書、「東京堂書店」の今週のベストテンで第10位。急がないと売り切れる?('09.8/28)

漫画屋無駄話 其の2736
▼「海の沸点」を映画化するなら、一昔前なら脚本・笠原和夫、監督・深作欣二で決まりだったろうが、夢。根性なら渡辺文樹だが、テクニックがなあ…。天皇も靖国も外人が映画化。日の丸くらいは日本人がやれよ。“沖縄国体知花昌一日の丸焼き打ち事件の完全映画化”のキャッチで宣伝すれば、客(右翼も含む)が詰め掛けるかも。『母子相姦中毒』Vol.2と、『本当にあった禁断愛』Vol.21が進行中。そういや昨日、神保町の「ヴィンテージ」前で坂崎“スケベ”重盛老を目撃。('09.8/27)

漫画屋無駄話 其の2735
▼統一教会に初めて同情。仲正昌樹の『Nの肖像』のせい。東大生だからとロクに珍味も売れないのに特別待遇。衣食住を保障され、ドイツ留学や『世界日報』記者にもしてもらったのに、ふてくされの日々の果てに脱会。教会内で職工、女工が同様な扱いを受けたとは思えない。ゴタク並べつつ結局は官立大学の教授様。中島義道も真っ青な出世街道だ。エリート根性にヘド(インタビュアーは上等で文才もあり)。口直しに『坂手洋二』(ハヤカワ演劇文庫)。知花昌一をモデルにした、「海の沸点」にしびれる。('09.8/26)

漫画屋無駄話 其の2734
▼1000円亭主主義宣言をしたばかりなのに、つい今日も三省堂の4階で、『Nの肖像 統一教会で過ごした日々の記憶』(仲正昌樹・双風舎・本体1800円)を。この畑にゃエロ本の未来並に、昔から眼がなくてね。調べてみたら、漫画屋HPのアクセス数が、100件チョイに激減してた。500件前後あったのは大昔だが、最近まで200くらいあったのに。どう工夫したらいいの?28日に秋葉である、「書評のメルマガ」オフ会に申し込む。執筆者は1000円てのが気に入った。('09.8/25)

漫画屋無駄話 其の2733
▼ティーアイは昔からシビアだが、やたらに気前よくアチコチに見本誌送ってた、コアマガまで発送先に大ナタを入れたとの噂。我が漫画屋もそれを見習い、『Mate』10月号からそれを実践(1冊80円程度のメール便代も今や馬鹿にならない)。送られて迷惑してた人もいるだろうし、グッドタイミングと勝手に解釈。今日2時頃、田村の店頭で立ち読みしてる馬鹿オヤジが。以前なら怒鳴り付けたが、そいつの手元の本をドカドカチェックするだけで我慢。俺も成長したよ。('09.8/24)

漫画屋無駄話 其の2732
▼神保町交差点、「廣文堂」のスタンドの『夕刊フジ』1面を見て思う。朝日、ナベツネ、日経が民主党300議席以上の予測と。裏金警察のビラ配り等への選挙干渉、調活費泥棒検察の小沢私怨捜査(二階は黙認)、記者クラブマスコミの鳩山集中批判(与謝野は黙認)にもかかわらず、麻生エテ公首相と、気違い拝み屋政権の人気は一向に浮上しない。で、ポチマスコミを使い、ホメ殺し作戦に出たのだ。ホメ殺しと言えば、拙稿「池田大作より他に神はなし」第3回のアップ、選挙後になったとアストラの奥山から連絡が。('09.8/21)

漫画屋無駄話 其の2731
▼久々に昨夜は大豪遊。「フィルムセンター」で『満員電車』見物後(500円)、「銀座湯」で汗を流し(450円。神保町の「梅の湯」のように、永遠に体を洗ってる、病気客がいないので落ち着く)、近くの「駒忠」でビールにウーロンハイ2杯(2000円チョイ!)。90年代半ばまでの下請けバブル時代を回想、大金持ちになった気分!!(シオシオのパー…)。芸能人の薬物問題に興味ある方は、今発売中の『Mate』10月号の生汁嬢のコラム、「キンタマ博物誌」の12本目は必読。('09.8/20)

漫画屋無駄話 其の2730
▼ありがたい!既にその巻だけ飛ばして15巻まで読み進んでる、伊藤整の『日本文壇史』の欠けてた第10巻が、今日田村の100円箱に(10巻以外は同じく田村で300円で)。少し汚ないが問題じゃないよ全く!向こうからのFAXが珍しく紙づまり。めったにないが、相手が白風と知り納得(何かと間の悪い奴)。ヤボ用でモアの吉田婆ちゃん、スタジオディグの石本に電話。生きてはいたが…。アストラの奥山を囲み、俺、タコ多田、加藤、ミリオンの和田と、来月の頭に宴会をする事に。('09.8/19)

漫画屋無駄話 其の2729
▼何年もお会いしてない串間努編集長から、『旅と趣味』第2号を送ってもらう。今日の帰りはこれだ。1号目はどこで買えるのか?入院患者の専門誌はもう出てないのか?事務所付近はまだ普段より静か。最近、20数年振りくらいで復活したクセ。居酒屋で料金を計算しながら飲むように。そもそもここんとこめったに1人じゃ外で飲まない(飲めない)が、イヤなクセ。お陰でなかなか酔えず、逆に酒量が増してより貧乏に。自宅で愚妻のアホ面つまみにするのが、一番経済的か?('09.8/18)

漫画屋無駄話 其の2728
▼事務所泊りの翌日は「まさみ」の定食と決めてるが、今日は夏休み。専大交差点の「てんや」へ(みそ汁が飲みたい)。ここはビンビールを置いてるトコは偉いが、最近レジのババーが、「お1人さんはカウンターへ!」と客を仕切りたがるのがムカつく。以前は「お好きなトコへどうぞ!」だった。三省堂の4階で『輝け!友情のVサイン』(池田大作・第三文明社)、2階で『ランボー詩集』(堀口大學訳・新潮文庫)を。「池田大作より他に神はなし」の、第3回目の素材だ。('09.8/13)

漫画屋無駄話 其の2727
▼古本屋で本を買う事を“拾う”などと表現して様になるのは、岡崎武志クラス以上の人物だけ。よりによってU-SENの如き汲み取り便所の金隠しのアカが、糞生意気にもそれを真似るのは、晩鮭亭や四谷書房が自らの発想を個性的だと主張したり、ブランド品で身を固めた南陀楼綾繁が、六本木の酒場でジゴロを気取ったり、スリムのジーンズをはいたセドローが、雑司ヶ谷の盆踊り大会でモンキーダンスを踊るに等しい、恥知らずな行為だ。人間の成長は己れの分をわきまえる所から始まる。('09.8/12)

漫画屋無駄話 其の2726
▼16日まで田村が夏休みなので、神保町は死の町と化したと言うのはオーバーだが、酒井法子に国民栄誉賞を授けようでもなく、知る範囲では誰も触れてないので一言。麻生の馬鹿は長崎の原爆被災者を病院に見舞った際、ベッドの棚に両腕を重ね、そこにアゴを乗せヘラヘラ。このポーズはガキが、金魚すくい等を眺める際の姿勢。対等の視線ではない。国家のあやまちの被害者に、国の代表が取る姿勢でも無論ない。単なる馬鹿というより、人類に達してない何物か(エテ公?)でしかない。('09.8/11)

漫画屋無駄話 其の2725
▼酒井法子は立派だ。裏金ゴロツキゴマの蝿警官共の、何ら法的根拠なき強制的な職質、持ち物検査を断固拒否したからである。アホ旦那の情けなさに比べ際立っている。中国や北朝鮮、ビルマと違い日本が、民主的法治国家だと体を張って示したのだ。国士と呼ぶべきかも。シャブ?小さな問題だ。ゴロツキ警官が犯す納税者への、とめどなき人権テロに比べれば屁だ。麻薬でイカれるのは当事者だけだが、無法官憲は全国民を傷付ける。その点を突くマスコミが絶無の、プチ北朝鮮の日本国。('09.8/10)

漫画屋無駄話 其の2724
▼例の『あがた森魚ややデラックス』(10月10日「シアターN渋谷」で公開)だが、監督(竹藤佳世)があがた当人や音楽に興味がなく、嫌々撮ってるのは一向に構わないが(露骨だが気持ちは理解)、後援会用の宣材じゃねんだし、鈴木慶一や矢野顕子は無論、緑魔子にキャプション付けんで、若い連中にわかるわきゃねえよ馬鹿野郎じゃなく、昨夜20年振りくらいに「フィルムセンター」で、その緑魔子主演の『盲獣』('69大映東京)を。大映ってどこまでめくらで儲ける気だったのか?(倒産は天罰かも)('09.8/7)

漫画屋無駄話 其の2723
▼昨日の午後2時40分頃、東京駅八重洲南口改札付近で、丸の内署員と思われる人相の悪いゴマの蝿裏金警官トリオが、納税者を取り囲んで“人権テロ”と言うべき、違法な強制職質&持ち物検査を。共産党や社民党は自民党の撒き餌たる、供託金引き下げ法案に衆議院で賛成する暇があるなら、このゴロツキ共の蛮行を国会で取り上げろ。その足で「映画美学校」での『あがた森魚ややデラックス』の試写へ。森達也が監修した作品らしい水準。けど1曲のヒットに文化をまぶし、40年近く生き抜いた効率的人生には脱帽。('09.8/6)

漫画屋無駄話 其の2722
▼田辺聖子は最近頭おかしんじゃではなく(フジヤマのトビウオの死での、朝日へのコメント他)、昨夜の三共グラフィックでの出張校正で、無意識に備品の文房具を盗みそうになり恥ずかしいでもなく、6月に高崎の「スズランデパート」スポーツ館で、2000円チョイで買ったTシャツのエリが、もうグズグズになっちゃったが、やはり交換に行くべきかでも勿論なく(エドウィンの品)、安倍晋三のマザコン馬鹿が、再び総理の座を狙ってるってのは、本当なのか?(日本一のジョーク)('09.8/5)

漫画屋無駄話 其の2721
▼さどっこと色々と電話で打ち合わせ(秋に初のコミックスが出る)。1冊目が売れないと、今は昔と違って次が出なくなると、事実に基づいて脅迫。白風とも『BUSTER COMIC』の件で。好善信士にも『Mate』の次回スケジュールで電話するが、留守。女装クラブでバイトでも?(充分にあり得る話)。今夜は仕事で帰れそうにない。ただ青焼きが出るまで時間があるから、どっかで映画1本見物しようっと。いくらかでも金が落ちてねえか?('09.8/4)

漫画屋無駄話 其の2720
▼三信ビル共同トイレ(小)の、消臭ボールは頼まれてもいないのに、自分で補充する事にしてんだが、100円ショップのだとほんと持たない。けど普通のは倍以上もするし、ケチって悪臭を浴びるのはより耐えられないし…。「書泉グランデ」1階は、改装したらヘソのない売り場になっちまったな。それに神田警察署の公安と右翼がタッグを組み、労働組合員(大学の同級生の女性もおった)に殴りかかった、歴史的景観を勝手に破壊しちゃいかん。多分売り上げダウン。('09.8/3)

漫画屋無駄話 其の2719
▼昼飯は「小諸そば」か「ゆで太郎」、そして「エース」(カレー屋)と決まってるのに、何でこう貧乏なのかじゃなく、アストラの荻社長は「池田大作より他に神はなし」、原稿がたまったら必ず単行本にすると空手形を切ってるが、やはり“宗教奈落の断末魔”なるサブタイトルを入れたがるのかでもなく、今週末は久々に古本市も大した原稿書きもないので、じっくり休めるかと思うと逆に武者震い。無私の心でまた田んぼの草刈りでもするか。ダイエットにもなるし。('09.7/31)

漫画屋無駄話 其の2718
▼上出来だった『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』だが、終わって夜9時過ぎに通った、伊勢丹前の交番の3人の警官のゲス面と言ったら…。『ポチの告白』のシャブ中警官ソックリ。違法な職質や裏金の果てだ。司法腐敗も底なし。裁判所の震度耐久に問題があり、裁判員制度に参加する国民に危険が及ぶ可能性があるので、建て替えると。詐欺師のソークツ最高裁(長官・竹崎博充)、仕事は納税者に外注(自らの給料は従来通り)、加えて“羊共”をネタに職場を更に御殿化。なぜコイツらがドスで人斬り五郎に刺されない?('09.7/30)

漫画屋無駄話 其の2717
▼テレビ朝日はやたらに、橋下大阪“チンピラ”知事を登場させるが、何か義理でもあるのかではなく、中田宏横浜市長のインチキ臭さは、松岡正剛や立松和平も真っ青だでもなく、衆院選でも惨敗が確実視されてる共産党は、供託金没収水準候補は立てないのだし、当然同党候補への全体的投票率も減るが、支持者に今度はどう弁明するんだでも勿論なく、やっと今夜は『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』に行けるぞ。有楽町近辺でやってないと、帰宅する日にはなかなかねえ。('09.7/29)

漫画屋無駄話 其の2716
▼「何か最近留守がちだけど、まさか主婦売春してんじゃ?」「オーホッホホホ!!こんな年増に何を言うんですか。オーホッホホホ!!」いくら相手が人妻獣姦漫画家の橘孝志とはいえ、俺もひでえ事を。自重せねばな(3日間くれか?)。この天気じゃ、ビアガーデンなんて上がったりだろう(バイトの男女は何を?)。寒いとエロ本も売れないのは昔から。昨夜の上映じゃ3分の1くらいの入りだった、「神保町シアター」の『女が階段を上る時』、今日の2時からは満席。やはり年寄りは昼間暇なのだな。('09.7/28)

漫画屋無駄話 其の2715
▼例の『黒田寛一初期論稿集全七巻』のイカシまくりパンフ、扉写真にテープレコーダーがないのは画竜点睛を欠くが、さて中身。またも鶴見俊輔が。この爺様坊屋、『潮』だとか『赤旗』とかこぶし書房とか、内部へはともかく、外部にはベラボーな稿料を出す媒体には必ず顔を。さすがは京都のインテリ業界商人(著作は新藤兼人の映画レベルだが)。タコ多田に、各誌の売り上げをアップしろとハッパを。う〜、どうすりゃいんだ?人生はいばらの道だ。('09.7/27)

漫画屋無駄話 其の2714
▼『レニ・リーフェンシュタールの嘘と真実』(スティーヴン・バック・野中邦子訳・清流出版)が、下世話で相当面白い。特にレニの自伝『回想』(文春文庫)を既に読んでる人は、必読だ。『黒田寛一初期論稿集全七巻』のパンフがイカしまくり。古びた机の上のサングラスとルーペ、そしてグルのノート。カルト左翼の面目躍如たるおもむき(レイアウター不明)。今度『記録』で「池田大作より他に神はなし」と交互で、「黒田寛一を見ていた座頭市」を連載させてもらうか?(命もっと大切にしろって…)('09.7/24)

漫画屋無駄話 其の2713
▼夏枯れだった田村に、ここ数日いい本がドドッと。みちくさ市の事を考えてくれてんだよ。大銀行と違い店頭ドブ客を大切にする、同書店に幸あれ!ミニコミは3号目からまず退屈になるが(『HB』は創刊号から)、『Sanpo magazine』3号はまあまあ。ただここまで山本善行頼りだと、秋田の農家に娘を嫁にやった、フィリピン人12人家族が、仕送りだけで喰ってるようでさもしい。神保町で時々見る『進学レーダー』のトラック。連載陣、南陀楼綾繁のたるんだ肢体を連想させ、暑苦しい。('09.7/23)

漫画屋無駄話 其の2712
▼石原伸晃と弟の痴呆面を見てると、人は2代目でここまで劣化するのかと呆れるじゃなく(このネタ2度目?)、昨夜「神保町シアター」に行く途中、東京堂前で見かけた右文書院の青柳編集長は、10日間の断食に入ったのかでもなく、石原軍団や現三平ファミリーは、死者の肉を喰らう下賤ハイエナ集団だでももちろんなく、「池田大作より他に神はなし」とは全く無関係に、やはり今夜は「新文芸坐」の2本立て、『次郎長意外伝 灰神楽の三太郎』と、『カックン超特急』で決まりだ。('09.7/22)

漫画屋無駄話 其の2711
▼特に悪筆という訳じゃないが(無論達筆でもない)、いトうや矢上健喜朗のネームには、判読不能カ所が必ず2〜3は。エロ劇画家は編集が適当に直しても、昔から気にする人はめったにいなかったが(でもセンス悪いネームにされると、やまだのらは陰でブツブツ、山口花子クラスだと、公然と編集に喰ってかかった)。例の高田次郎がフラリ顔を。彼が本苦界に身を投じた最初は広済堂で、三信ビル近所の、カレーの「ベル」に隣接する建物に事務所があったと。「約40年前ですが」「はあ…」('09.7/21)

漫画屋無駄話 其の2710
▼高峰秀子自身は、自分の最高の出来とカン違いしてるらしいが、当人の押し付けがましい芝居のせいで、作品としての完成度は低い、『放浪記』を「神保町シアター」に、午後2時頃予約に行きビックリ。28番と。普段より20人多い。間違いなく満席だ(定員99人)。『書評のメルマガ』の「版元様の御殿拝見」、ネット版『記録』の、「池田大作より他に神はなし」、それぞれ更新。HPの扉からもたどれるのでヨロピク・本当は違う映画に行きたかったが、明日は遠出の予定なので、近場で済ます。('09.7/17)

漫画屋無駄話 其の2709
▼田村が夏枯れで、25日のみちくさ市の商品が確保出来ないじゃなく、「@ワンダー」のように見切って投げ売りをしなかった、同じサブカル系の「ヴィンテージ」が、歩道を占拠していよいよ本腰を。昨日は「ブックオフ」の車も前に。けどまだまだ及び腰。底なし沼みたいな倉庫が、戸田か川口にあるのかと思ってたが。『キネマ旬報』を筆頭に、映画雑誌は全然売れんらしい。両店共にミエを張らずに、60年代のモノも店頭に出してよ(105円で)。内田こねりの下描きが遅れてる。('09.7/16)

漫画屋無駄話 其の2708
▼昨日は池袋で悪酔い、帰りに「古書館」前を通り、ここでバイトしてるピッポが、今夜ライブだったと思い出す。武藤良子の展覧会にも1度も行ってねえし、不義理で自分勝手な奴と納得(愚妻には昔から言われてるが…)。『本当にあった禁断愛』、小宮山印刷から青焼きならぬ紙ヤキ束が出たが、今回は一応面付は1折り〜5折りまでの区別はついてたが、柱が切れそう。測ると版ヅラ天地が223〜225ミリも(本当は220ミリ)。もう20号目なのに。面白い印刷屋ではある。('09.7/15)

漫画屋無駄話 其の2707
▼事前の約束通り、世間並みの印税(10%)を刷った分だけ、期日通りに払ってくれた唯一の版元だけに(『出版業界最底辺日記』)、ちくま文庫はなるべく買って上げたいが、昨今はスカ続き。『曹操』(川合康三)はその点久々のヒット。曹操を論じて退屈な本にするには、特殊な才能を要するにしてもだ。“都議選共産党70万票 07年参院比例比15万票増やす”。今朝の『赤旗』の1面だが、5議席も減らして勝ったかのようなリード。独裁政党は誰も責任を取らない。('09.7/14)

漫画屋無駄話 其の2706
▼昨夜のNHKの開票速報番組で、二階や与謝野の疑惑には何一つ突っ込めない解説委員とやらが、民主党の岡田に鳩山の献金問題で、屁っぴり腰で触れたのには笑ったじゃなく(岡田の対応は真っ当)、三共グラフィック玄関の、社員食堂の週間献立表は微笑ましいでもなく、児ポ法改悪で民主党が所持の件で妥協したとの話だが、まさか漫画は含まれないんだろ?『東京新聞』の朝刊じゃ触れてなかった。裏金警察の一方的権限拡大面だけは、世界の前衛を行く悲しきニッポン国。('09.7/13)

漫画屋無駄話 其の2705
▼大風呂敷を広げすぎて中身スカスカの、『昭和歌謡映画館』(岡田喜一郎・中公新書クラレ)をテキトーに斜め読み、本当は誰が書かねばならなかったのかを考える。麻生ケツの穴総理同様、実質的にはとっくに死んでいながら、最近肉体的にも死んだ某など論外として(3馬鹿全員死すか)、忘れられてるが児童文学関係の佐野美津男なんて、適役じゃなかったろうか。『BUSTER COMIC』の青焼き校正中。今月も15台480ページ。定価540円。一水社の各隔月誌が良く持ってるよ。('09.7/10)

漫画屋無駄話 其の2704
▼新潮新書は極端にしても、文春新書や中公新書を読んでる者が、たまに岩波新書を開くと、活字の容量に圧倒される(新潮新書2冊分?)。『空爆の歴史』(荒井信一)も面白いが読了後はグッタリ。気になったのは、古い本からの引用に“差別語”とやらがあると、右に“(ママ)”のルビが入るコト。215Pの“盲滅法”も。ありゃ誤植マークだろ?黒岩比佐子の『音のない記憶』(角川ソフィア文庫)もだった。いつから拡大解釈されるように?差別語無存在論者には納得がいかない。('09.7/9)

漫画屋無駄話 其の2703
▼昨日は出張仕事で事務所に顔出しせず。ディーガン編集長からのFAXで、静かな街を考える会(旧拡声器騒音を考える会)の機関誌、『AMENITY』の原稿がページ数に達したため、未入稿の俺の分は来年回しになったと。先月末が締め切りだったのだから、当然だ。長時間の電話インタビューに応じてくれた内澤旬子姐御、来年こそ約束を果たします。『本当にあった禁断愛』と『獣欲』の表紙、『BUSTER COMIC』のいトうの4色、各々要再校。最近の職工共と来た日にゃ…。('09.7/8)

漫画屋無駄話 其の2702
▼息子が音楽を担当してるとの噂の蓮實重彦や、自宅付近のロケで舞い上がってる南陀楼綾繁以外は誰もほめてない、『私は猫ストーカー』の前売券を三省堂のチケットぴあで買い(外市仲間のNEGIは、「世の中にはもっとひどい邦画がいくらでもある」と弁護を。妙な野郎)、小雨の中を田村の前へ。店頭は無論やってなかったが、無料箱に種々の雑誌が。『SWITCH』の宮沢りえ、デニス・ホッパー、タランティーノの表紙分だけ拾って来る。どうせ読みゃしないのに得した気分。('09.7/6)

漫画屋無駄話 其の2701
▼それなりの忙しさ。明日は池袋「古書往来座」の外市で店番を。本当は反騒音ミニコミ『AMENITY』の内澤旬子インタビューのまとめとか(半年も前の話でほとんど忘れた)、『記録』の「池田大作より他に神はなし」の2回目とか、フリペ『シネマぜんざい』の映画コラムとか、前回休んだ『書評のメルマガ』の「版元様の御殿拝見」とか、メチャ忙しいのにな。編集業とどう折り合いを?ブツクサ言いながら一件ずつ処理を。本業だけでは生活出来ないし。('09.7/3)

漫画屋無駄話 其の2700
▼暇。今月末の振り込み額を考えると、腋の下に冷たいモノが…。懐かしい人から電話が。『ジャニー』や『秘密少年』の頃の投稿者、Q-Beeだ。当時は風俗嬢だったが、どうせ今でもロクでもない仕事してるのだろう。GISMや小桃の噂話を。近く一杯やる事に。おごってくれるそうです(彼女は『エロ漫画の黄金時代』にも登場)。そういや本格派男色者、カゼセンセは何を?こう昔にばかりこだわるようじゃ、初老ならぬ本格老人化しつつあるのかも。('09.7/2)

漫画屋無駄話 其の2699
▼キッ!再び長ズボン&長そでライフ。外はともかく、新幹線内も映画館も寒いから(初老人間は歯ぐきから腹まで、余計な肉が空気に溶けてく感じ。腹に関してはウソだが…)。東京駅からはいつも11時7分発の、中央線特快青梅行きの前から2輌目に乗るが、1輌目から必ず雑誌の拾い屋さんが乗り込んで来る。ほぼ俺と同世代。無意味な長髪と黄ばんだワイシャツ(ノーネクタイ)。筋の消えたズボンは茶色系。ファッションは以上をベースに気ままだが、時間は正確この上なし。('09.7/1)

漫画屋無駄話 其の2698
▼ムカムカ。せっかく昨日から短パンに衣更えしたのに、今日は再び普通のズボンに。落ち着かないよ。昨日の朝は愚妻が朝方、内臓を引きずり出されたような叫び声を。あわてて駆け付けると、「さ…さっきここに、へ…蛇が蛇が…」バラックの中に出るのは当然。俺のガキの頃は、蔵の中に這っていた(尾崎一雄にもその類いの作品が)。隣の奥さんまで悲鳴を聞いて登場、実にアホらしい朝だった。昨日はいトう、今日は内田こねりが、締め切り伸ばしの電話を。('09.6/30)

漫画屋無駄話 其の2697
▼いがらしの野郎が、自分1人トークショーで目立ってたのは、地元だけにグッと我慢するが、サイン本をねだる参加者が、奴が全員若い女で、俺が全員腐れおたく揃いというのはムカつくじゃなく(家族だってムカつくんだって話だし)、3日振りで仕事をするのはつらい。しかも『獣欲』の原稿の修整と来ては余計に。そろそろ外市の準備もしなけりゃ。漫画家も編集も、1本の仕事では喰えなくなっている(一部の有能漫画家&編集者を除く)。今日から短パン通勤に。('09.6/29)

漫画屋無駄話 其の2696
▼明日はいよいよ仙台で、いがらし、山崎邦紀、タコ多田らと宴会…じゃなかった、対いがらしみきおのトークショー(司会・南陀楼綾繁)。昨夜はその資料用エロ劇画誌を、池袋「古書館」でピッポしゃんから2冊受け取り(ちゃんと買った)、高田馬場へ。「芳林堂」へ寄ると、『エロ漫画の黄金時代』がまだ目立つ所に平積み。お礼代わりに『チェーホフ・ユモレスカ1・2』(新潮文庫)を買い、「早稲田松竹」へ。『ラースと、その彼女』。傑作。('09.6/25)

漫画屋無駄話 其の2695
▼昨日の行動。水道橋→津田沼→千葉(総武線)→鎌取(外房線)→東京(京葉線)。遠距離通勤慣れしてる俺もグッタリ。けど一番疲れたのは、京葉線で東京駅に着いてから。在来線への乗り換え区間が、どう考えても山手線の2駅区間は楽にある。改札出た直後におぶってた乳飲み子は小学生に、老人なら三途の川に、1人殺した犯人なら仮釈放に、思春期の娘なら更年期に、それぞれなってて当然な道乗り。途中に道祖神があっても不思議じゃない。史上最悪の京葉線。('09.6/24)

漫画屋無駄話 其の2694
▼「神保町シアター」で昨夜観た、『初恋物語』(監督・丸山誠治・'57東宝)で、初めて団伊玖磨の音楽がいいと思ったじゃなく、同館は番号順に5人ずつ入館させるが、ゆっくり階段を降りる年寄りを、駆け足で追い抜く激馬鹿が(付近の常連中年ブス女も必ず)。てすりにつかまってヨロヨロ歩く老人ならともかく、さもしい連中だ(薄毛中年男にも1人)。ひっつめおばさんを久々に見る(この人は礼儀正しい)。そろそろ千葉方面の電車に乗らないと。自宅に何とか帰りたい。('09.6/23)

漫画屋無駄話 其の2693
▼追悼・小倉智充。ガンで闘病中だったが、先週の土曜日に亡くなったと連絡が。半月程前に本人から電話をもらい、具合が悪そうだったので、「お見舞いに…」と言うと、「もう少し落ち着いてから」と。会いたくない風だった。つい仕事にかまけているうちに…。個人としても漫画屋としても、世話になりっ放しだった。まだ40半ばのはず。酒もタバコもやらなかったのに。思想的には右寄りで、阿宮美亜の大ファン。彼女へのファンレターが付き合いのきっかけだったと。明晩はおつやに。合掌。('09.6/22)

漫画屋無駄話 其の2692
▼例の仙台用撮影はほぼ済ませたが、縦長の秋田書店や栄昇ビルを、無精してカメラ横にして撮り再生したら、当然建物が横たわっていた。「何じゃこら!?」と一瞬思うが、やっぱ俺が悪い。天才司会者の南陀楼大明神、気楽に没にしてな。にしてもしつこさにユーモアのない、南会津のタルコフスキーならぬ、“タコルフスキー”山崎邦紀。ボンボン育ちゆえのかたくなさが根底に。水呑み百姓派の俺など、物質的及び精神的利害で、コッロコロ寝返るから。そこに一種の笑いも生じる(日本的無節操さも)。('09.6/19)

漫画屋無駄話 其の2691
▼2人共もちろん絶対的に面白いけど、ユゴーってバルザックと比べ、親切すぎるトコが物足りないなじゃなく(中公文庫版の『エルナニ』を読んでる)、珍しく南陀楼綾繁から泣きの電話。どうでもいいと思ったけど、南会津のタルコフスキーとタコ多田に、「…てな要請が入って」と一応伝言。その南陀楼が41歳にして「シニアですか?」と言われた「神保町シアター」、証明書不要、つまり自己申告で200円安い1000円になるが、白髪頭の俺もなかなかそうは出来ない。('09.6/18)

漫画屋無駄話 其の2690
▼『出版業界最底辺日記』(ちくま文庫)の増刷の契機を作ってくれた、『週刊文春』の連載の単行本化だけに、『文庫本玉手箱』(坪内祐三・文藝春秋)は即買って再読を。が、花見を騒音で邪魔するなと、右翼の街宣車に怒鳴り込もうとした好漢の割に、『昭和天皇・マッカーサー会見』(豊下楢彦・岩波現代文庫)への姿勢が及び腰でガックリ。昨夜は「神保町シアター」の『千曲川絶唱』(監督・豊田四郎・'67東京映画)で地獄を。狂気の沙汰としか思えぬ脚本(松山善三)のせいだが、撮影(岡崎宏三)が最高なので余計にめげた。('09.6/17)

漫画屋無駄話 其の2689
▼潮書房(光人社)ビルの向かって左隣の1階に、「志な乃」なるそば屋が開店。高いがうまい。同名の神楽坂の店と関係あるのかと尋ねたら、修業先が同じなだけと。その左隣はラーメンの「斑鳩」。俺はちっともうまいと思わないが、常に長蛇の列。「志な乃」の前にもはみ出し、通行人から店が見えないありさま。ムカつくだろうな。コミケの小振りな一水社の企業ブースの隣に、ティーアイネットが巨大ブースを構えたら、似たような光景が繰り広げられるだろう。('09.6/16)

漫画屋無駄話 其の2688
▼麻生文盲ケツの穴顔総理が、内閣官房機密費での豪遊生活を維持する道はただ一つ。大阪地検特捜部に、福祉郵便疑惑に民主党参議院議員、石井一の元秘書が登場するのだから、小沢の時と同様、石井の現職秘書を逮捕させる。疑惑の有無など無関係。ナベツネ、産経、NHK、朝日他の記者クラブマスコミは、例によっての検察リークの大本営発表。確実に人のいい選挙民の一部は回帰するし、反学会派の石井バッシングなら大作も狂喜。万が一、樋渡利秋検事総長が抵抗したら、調活費問題で脅せ。ケツの穴にそんな度胸はねえか?('09.6/15)

漫画屋無駄話 其の2687
▼最近の名台詞。『特盛DVD人妻姦熟Comic』、香坂ツトム作品での、「犬とできて僕とはできないのかよ!?」も相当だが(息子が母に対し)、昨夜「神保町シアター」で観た、『浮草日記』(監督・山本薩夫・'55山本プロ)の、貧乏ドサ回り役者、花澤徳衛が炭労組合員に吐く台詞にはかなわない。まずタバコを1本もらう(シケモク生活が続いてた)。「やっぱ生のもんは味が違いますねえ」でかむすびも1個。「こりゃ何ですか、シンまで米ですかい?」脚本(八住利雄)か原作(真山美保)のせいかは不明。('09.6/12)

漫画屋無駄話 其の2686
▼『文藝春秋』から『Mate』を股にかけるスーパー売れっ子ライター、南陀楼綾繁編集長の『書評のメルマガ』の長期原稿料タダ連載、「版元様の御殿拝見」を1回サボリ、ネット版『記録』(アストラ)に、「池田大作より他に神はなし」第1回を入稿。奥山“『葬』”子の話では、明日(12日)アップされると。1回目は『潮』誌面上での会長に讃歌を捧げたが、来月は『第三文明』か『灯台』、いや穴を狙って『リベラルタイム』か?タコ多田にまた編集費を値切られる。バナナの叩き売り?('09.6/11)

漫画屋無駄話 其の2685
▼昨日は近所のお葬式の手伝いで休み。受け付けで80人近い人々の名前、香典の額を筆記するのは大いに緊張したが(額を間違えると大変!)、宮司が伴ってた巫女さんが若い美人だったので、心がなごんだ(かたせ湘が巫女モノ好きだったね、元三世社の飯田さんヨ!)。田村、小宮山を筆頭に、この半月ばかり神保町が不毛。昨今めったに行かない「ブックオフ」は、余計になのだろう。でもつい1日に1回は(バ〜カ!)。「フィルムセンター」、今夜の上映作品は3時間以上。当然「神保町シアター」だ。('09.6/10)

漫画屋無駄話 其の2684
▼“一家に一匹”退屈男スイセンの、虫明亜呂無を初めて今朝。『ロマンチック街道』(話の特集'79)だ。テレビに出る奴ぁ全員馬鹿なはずだが、例外もいるな。マラソンの君原健二が巨根と知っても何のメリットもないが、楽しい気分に。エロ鋭く対象に肉迫。キネマ原人編集の映画論集も買うか。『Mate』と『特盛DVD人妻姦熟Comic』の計10台下版。それぞれ、三共グラフィック、光雅製版と古株が製版してるのに、各1カ所ページの順番ミスが。昨今、こういう間違いは小宮山印刷の独占状態だったが。('09.6/8)

漫画屋無駄話 其の2683
▼御高著『アダルトビデオ革命史』(幻冬舎新書)が爆発的売れ行き(?)の、藤木TDC先生に伝統あるエロビデオ批評誌、『ビデオ・ザ・ワールド』(コアマガジン)で、拙著『エロ漫画の黄金時代』の論評をいただき、光栄至極(掲載見本誌の手配まで!)。まだここでも仕事してたのね(『アダルト〜』に、グリーン企画やセルフ出版が登場しないのにも納得)。うだつの上がらなさは俺も。10数年前初めてインタビュー受けたのが、南陀楼綾繁の同人誌『日記日和』。最新がミニコミ『ゲロダク』だ。は〜あ…。('09.6/5)

漫画屋無駄話 其の2682
▼戯曲と評論以外は読む気がしない−三島由紀夫に対してはこういう俗説の側に立つ俺だが、『評伝 三島由紀夫』(佐伯彰一・中公文庫'88)の面白さには、つい三島を過大評価しそうな何かが。例の未亡人の生前に書かれた本なのに、ズケズケズケ。この人の伝記に関する本にはスカなし(保守的思想の持ち主だが、谷沢永一のように、政治的説教をまぎれ込ませるヤボはしない)。いトうと先月28日にあった、豪華極まるティーアイネット設立10周年パーティーの噂話。('09.6/4)

漫画屋無駄話 其の2681
▼富岡のフリマの雨での不参加といい(日曜日)、水難の相あり。今日も机の上のペットボトルに、栓をするのを忘れたまま倒し、CGではない漫画家の生原稿を濡らしてしまった。幸い余白部分にお茶のシミを付けただけで済んだが、マジで心臓が縮み上がった。すいません、月下冴喜先生!!(アストラの荻太社長の怨念か?)反射神経が退化してるのだ。ほぼ同世代のやまだのらにさっき電話。奴の子供は金がかかる盛りのため、外では2〜3カ月に1度しか酒を飲まないと。('09.6/3)

漫画屋無駄話 其の2680
▼続・奥山“『葬』”子との『エロ漫画の黄金時代』をめぐる会話。「カバーの女デザイナー、何で自分の名前入れねんだ?10年前の巨匠(いがらし)と今の巨匠(内澤)が、子供のお駄賃程度のギャラで名前出しで協力してんのに、失礼じゃねえか?」「い…いえ、とてもいい方でウッカリですねえ…」「荻の糞野郎の百姓なセンスに迎合した、自分の責任をインペイするなんてプロ失格。そのうち俺が内澤姐御に殺されかねん…」「ううう…」(先週の「高円寺書林」の集まり後の宴会の席にて)。('09.6/2)

漫画屋無駄話 其の2679
▼30日の「古書往来座」の外市は何とか持ったが、昨日の地元富岡のもみじ平総合公園でのフリマは、雨だったので本濡れを恐れ放棄(参加料1500円没収)。天気には勝てない。過日の『エロ漫画の黄金時代』の売れ行きをめぐる、アストラの奥山“『葬』”子との会話。「都心の書店から今でも注文が結構来てて、地方からの返品振り向けてマス!」「それじゃプラマイゼロじゃんか!」「ううう…」東京駅構内の「ブックガーデン」に、村上春樹の新刊の上巻は在庫切れとのざとらしい、貼り紙。ケッ!!!('09.6/1)

漫画屋無駄話 其の2678
▼3分の2までしか読んでないが、『アダルトビデオ革命史』(藤木TDC・幻冬舎新書)は労作。ここまで年代、固有名詞を調べ上げて、初版で終わりじゃやってられねえ。ただ幻冬舎の担当編集者はバカタレ。これに索引を付けんでどんな本に付ける?それより仙台での6月26日の、いがらしみきおとのトークショーだ。既に一カ月を切ってんのに、たった15名しか予約が入ってねえと(定員100名)。東京でジタバタしてもどうにもならねんで、東北地方の方々、是非1日も早く申し込んでね(マジ)。('09.5/29)

漫画屋無駄話 其の2677
▼やはり手持ちぶたさな人間が増えたのか?出勤時に毎朝前を通る、少年画報社ビルのショーウィンドー、以前は刷り出しがペタッと貼ってあっただけなのに、最近は各漫画誌ごとに区分けされ、単行本類も実にていねいに陳列(やっと竹書房並)。30年程前に前田俊夫んトコで時々見た、『増刊ヤングコミック』の戸田なんて出世したらしいね。素人古本市のスト破り野郎、書肆紅屋も付近で働いてたらしい。ただ画報社前の道路は危険。やたら車がスピード出してな。('09.5/28)

漫画屋無駄話 其の2676
▼昨今犬の糞並に増えた素人古本市。各々に個性が。彼女つくって結婚したけりゃ、元祖・千駄木一箱古本市(ゴールインカップルまで犬の糞級)。独身貴族を貫きたけりゃ、池袋古書往来座の外市(セドロー、NEGI、晩鮭亭、武藤良子、ピッポと枚挙にいとまなし)。後者の外市が30日・31日に開催。「嫌記箱」も生活のために参加。30日に店番をしますんで、ヨロピク!(本当に芸のある告知だ。他の安易なコピー組、反省しろっ!!)。屋上の毛布をそろそろ取り入れねば。('09.5/27)

漫画屋無駄話 其の2675
▼この季節、事務所はまだクーラー不要。横の窓を開けとくと、隣接する秋田書店の倉庫方向からいい風が。ところが昨今ままならず、時々閉める。街宣右翼の騒音だ。環境破壊や営業妨害して愛国もねえし、尾行する88ナンバーの、“裏金公安警察の私益公共事業”に結果的に加担してるのみ。東京の右翼は前近代的。その点、高崎駅西口で街宣活動してる右翼は、実に紳士的(怒鳴りも威張りもしないし、騒音など問題外)。何て団体か不明だが、今度ジックリ拝聴しよう。('09.5/26)

漫画屋無駄話 其の2674
▼貧乏エロライターの藤木TDCのガキが、新刊『アダルトビデオ革命史』(幻冬舎新書・本体820円)を送って来たが、生意気千万。献本なんてもっと売れっコがする行為。俺は読みたい本は身銭を出す主義なので、今後はこういう真似をするな(今日、「日本特価書籍」で買う予定だった)。奥山が明日の「高円寺書林」の件で電話を寄こし、例によって「出版社アストラの奥山と…」との口上を始めたので、「下請け編プロ、漫画屋の塩山です」と応じ、大いに受けた。('09.5/25)

漫画屋無駄話 其の2673
▼この世の果てみたいな、鶴川ってトコまで遠征しなけりゃならんので、昼飯前なのにもう本欄を。河上センセイの授業が終わったら、「神保町シアター」で『樋口一葉』を観る予定だが、6時45分にまで舞い戻れるのか?俺は大学1年(73年)の4月から約半年位、小田急線沿線に住んでてね。国立大蔵病院近くの「宮田牛乳店」てトコに住み込みを。駅は祖師ヶ谷大蔵と成城学園の間で、凄く歩いた(バス代の節約で)。半年も居なかったか。辞めると、明大松陰寮でしばらく居候を。('09.5/22)

漫画屋無駄話 其の2672
▼午後、奥山と明日の和光大学、26日の「高円寺書林」での一件で相談してると、長いFAXが。『獣欲』Vol.3巻頭作、カワディMAXの「犬小屋の少女」の下描きだ(30P)。20P以降が各2枚に分割して着く。紙の無駄は無論、胴体切りFAXは本当にムカムカ。同誌のふみまんも短編の下描き持参。「この熊はよ、北海道みやげの木彫りのオモチャにしか見えん!」「トーン貼ればもっとリアルに…」本当かよ。昨日も「フィルムセンター」帰りに、オ−ビックビル前から、裁判員制度反対のデモに加わった。('09.5/21)

漫画屋無駄話 其の2671
▼いトうが自著のサイン本を持参。ちょうど、『BUSTER COMIC』7月号の見本誌が届いてたので渡す(高い郵送代の節約に。厚くてメール便は不可)。「原稿用紙の質変えたら、絵が締まったな」「僕も少しそんな気が…」多くのCG系漫画家が使ってる、表面のザラついた紙から、さどっこ愛用の両面半光沢紙にしたのだ。ちと高いらしいが、修整シールを貼っても粒子が取れないし、編集にも便利。商品名、サンワサプライの、カラーレーザープリンタ専用、両面半光沢紙・厚手(長いね)。('09.5/20)

漫画屋無駄話 其の2670
▼東京も毎日も、衆議院と参議院の見学者が、院側の要請でマスクを1人残らずしてる、“北朝鮮&創価学会的異常景色”を、当然であるかのように写真入りで報じてたが、ドキチガイかテメーら!?立法府が法的根拠のねえ事を強制していいのか?裏金泥棒警官共が、繁華街で2〜3人たむろって、違法な強制職質・持ち者検査を、町のゴマの蝿よろしくするが如し。小沢よ、こういう連中を1人残らず粛正してくれ(後は岡田や長妻に任せろ)。今夜はよろしく。早目に出て、付近の古本屋でも歩くか。('09.5/19)

漫画屋無駄話 其の2669
▼明晩の「阿佐ヶ谷ロフトA」の件もあるので、今朝は『マンガ論争勃発2』(マイクロマガジン社)を斜め読み(実直な性格なもんで)。小池一夫の永田雅一並のホララッパ、伊藤剛の一人勝手な満足感、夏目房之介のエラソーさ、(財)日本ユニセフ協会のうさん臭さ、藤本由香里の良い子振り等が印象に残ったが、圧巻は田中秀臣(上武大学教授)。この人だけで30ページは読みたかった(長谷邦夫や中田雅喜は排水溝に流して)。俺はタダ酒飲んで本売るだけだが(買えよな!)。('09.5/18)

漫画屋無駄話 其の2668
▼「幸徳秋水!」歴史上の人物で誰を尊敬するかと問われたら、こう答えようと準備してるのに、誰も尋ねてくれないので書いておく。今朝読んでた『日本文壇史8 日露戦争の時代』(伊藤整・講談社)での、官民あげての『平民新聞』つぶしは、昨今の小沢バッシングそっくり(共産党まで検察と組んでるから、今の方が凄いか)。赤、無政府主義者、極右、人殺し、幼児性愛者、同性愛者、性病持ち、気違い、エロ本屋、やくざ…誰であろうと犯罪の具体的証拠がない限り、推定無罪が近代国家のイロハ。('09.5/15)

漫画屋無駄話 其の2667
▼「『グランド・カジノ』1枚!」「『グラン・トリノ』…ですね?」(昨日、三省堂1階のチケット売り場で)夜、「丸の内ピカデリー2」に。席決め女は空いてるのに外側から埋める(馬鹿タレが)。開始20分後。俺の左の2席が空いたまま。通路側なので詰める(1階の1番後ろ右側の列)。すると後ろに女性が1人立つ。何で今頃?ここを指定されたのか?仕方ないので自分の席に戻る。女性が俺が座ってた席に腰かける。しかし、終わって帰ろうとすると、彼女は「さっきはすいません!」と。よくわからない。('09.5/14)

漫画屋無駄話 其の2666
▼『BUSTER COMIC』&『本当にあった禁断愛』、合計13台分下ろしたのでゲッソリ。修整漏れや誤植、結構あんだろな。特に後者、5折りで全面断ちの某新人作家、描き方にも問題があるので、コグチ側のネームが切れがち。更に製版者がアホで、それをわざわざ切れるように面付け。シンに寄せろボケイ!!昨日の馬鹿記者、日テレレポーターの七尾藍佳と(『日刊ゲンダイ』による)。旦那も大手の新聞記者と言うから、“夫婦ワンコロポチ記者”。政治家より役人より、大手マスコミが一番悪い。('09.5/13)

漫画屋無駄話 其の2665
▼「今度はよ、レースクイーンと鹿が姦るの頼むぜ!」「し…鹿かぁ…」(『獣欲』Vol.3のやまだのらとの打ち合わせ)。ベテランかたせ湘と新人さどっこに、同誌への執筆を断わられる。かたせは金持ちだから仕方ないとして、さどっこの「僕はまだ人間同士のエロ漫画を…」との言葉にもらい泣き。人生とは忍耐だ。小沢の代表辞任記者会見で、議員辞職の意志を問うた記者がいたと。調活費泥棒検察のワンコロポチ記者が、よくも一丁前の台詞を。その厚顔記者、どの社の何て奴?('09.5/12)

漫画屋無駄話 其の2664
▼昨日、テクニックはあるが魂ゼロのフヌケ作、『チェ28歳の革命』が「シネマテークたかさき」で始まるまで時間が。暇つぶしに「高崎市立美術館」の“魯山人の宇宙”を覗くと、隣接する旧井上房一郎邸が公開されていた。焼き物界の寺山修司は放っといて、そちらをジックリ。茶室や離れは荒れてたが、メインの平家は味わい深かった。芸術家のパトロン、及び男色家としても知られた井上。この屋根の下で何人も若者が、淫らな微笑を浮かべたのかと思うとなおさら。('09.5/11)

漫画屋無駄話 其の2663
▼三省堂4階に納入した足で、『葬』編集長の奥山が、2号目を漫画屋までわざわざ持参。朝っぱらからうれしいような悲しいような。『本当にあった禁断愛』の本文を、小宮山印刷に投げ始める。同印刷の外注先は、中とじ本文5台の同誌面付けを、シンに行くほどコグチ側に寄せる奇怪振り。平とじとの区別がついてないのだ。外注する側が無知だと、下請け編プロも類した真似をするが。すずらん通りの「am pm」には、午後の雨の最中に傘が1本もなし。マジメに商売しろよ。('09.5/8)

漫画屋無駄話 其の2662
▼内容は並ながら、もったい振った言い回しのみ特上の、『早世の天才画家』(酒井忠康・中公新書)に余りにイラついたので(糖尿患者の小便風文体)、「神保町シアター」の『拳銃は俺のパスポート』の券を、昼飯ついでに買いに行った帰りに(本作は30年振りの鑑賞)、三省堂4階で『アニメーションのギャグ世界』(森卓也・アスペクト・本体2700円)を。糖尿臭をこれで消そう。さすがに、『BUSTER COMIC』と『本当にあった禁断愛』が重なり多忙。('09.5/7)

漫画屋無駄話 其の2661
▼5月4日、恒例の千駄木一箱古本市に、嫌記箱も生活のために出店。場所は「往来堂書店」裏手の、「ギャラリーKINGYO」ってトコ。11時〜16時で雨天決行。本は、みちくさ市の売れ残りばかりじゃありません(一部はそうだが…)。あと、『エロ漫画の黄金時代』を買って下さった方、サインが欲しければいくらでもしますので、ご持参を。『エロ漫画の〜』も、3冊くらい持ってって売るか?アストラの奥山も、どっかを手伝うとか。『葬」と一緒に拙著も売れヨ。('09.5/1)

漫画屋無駄話 其の2660
▼「マテオ・ファルコネ」を筆頭に、湧き水で顔を洗い直したような傑作短編が収められた、『エトルリヤの壺他五編』(メリメ・岩波文庫)を上信線で開いてて、印象に残った下り。“幸福な恋人は不幸な恋人と同じくらい退屈なものである”。1度言われてみたい。『本当にあった禁断愛』の、おがともよしの「息子と義父と母親の秘戯」のネーム指定してて、フッと奴の仕事場が見物したくなる(3秒後に忘れたが)。朝日の小沢バッシングは『赤旗』以上かも。築地の検察のポチ。('09.4/30)

漫画屋無駄話 其の2659
▼確かに俺は「ジュンク堂」池袋店の女店長は元より、親会社の大日本印刷の悪口も昔から書き続けてるが、1日に40冊入った拙著が、まだ同店に20冊も残ったままなのにイライラ(わざと目立たないトコに?)。近所の人、万引きするなり買うなりして、『エロ漫画の黄金時代』を減らして。『週刊読書人』で同書の書評を書いていただいた堀切直人、同じく『アックス』の浅川満寛、すいませんねえ。鋭い突っ込みも女子高生のキスのように甘い。アストラの奥山よ、マジメに営業してるか?('09.4/28)

漫画屋無駄話 其の2658
▼午前中、都営新宿線で西大島まで行く用事があったため、まず田村で5〜6冊買い、「神保町シアター」の今日の最終回、『とんかつ大将』の券を買いに行くと、既に30人近い中高年男女客の列(今日の初回は、成瀬巳喜男の『稲妻』)。2〜3枚買ってるオッサンまで(日に4作品上映)。ハゲや白髪頭が、劇場側には1000円札に見えるのだ。古本興業関連映画特集の、カンコ鳥が大合唱してた館と同一とはとても思えない。ここ半月ばかり、本当に暇な漫画屋。('09.4/27)

漫画屋無駄話 其の2657
▼“神保町の独立系立ち喰いそば屋最後の砦”、「利根」様へのお願い。調理中に衛生上の観点から、ビニールで手を覆ったりしないでいいから(ここの客はンなもの誰も気にしねえ)、小天丼セット(540円)、野菜てんぷらを御飯に乗せるのは当然として、そばにまでてんぷら入れんな。いくら「キッチンジロー」ほど悪い油使ってないとはいえ、胸やけ。そばはかけかもりにして、100円下げろ。「嫌われ者の記」を今日も更新。近く「塩山業界無駄話」も公開します。('09.4/24)

漫画屋無駄話 其の2656
▼民主主義国家の通俗的基本たる、“疑わしきは罰せず”など全く無視、“疑わしきは死刑に”を高らかに宣言した、日本の最高裁は立派だねえ。戦前の特高と70年代の部落解放同盟をミックスしたような、超傍若無人な犯罪被害者団体と同様に、時効の廃止を求める一方で、無能・無責任な警察、検察の責任追求など一切しない、強い者への卑屈な姿勢も頼もしい限り(犯罪加害者の家族も被害者。国から一銭も出ねえけど)。やっぱし凄いよニッポンコク。「嫌われ者の記」を更新。('09.4/23)

漫画屋無駄話 其の2655
▼『羅生門』(監督・黒澤明・'50大映京都)は豪雨が上がる場面で終わるが、昨夜上映終了後に「フィルムセンター」を出ると、依然バシャバシャ。「八重洲ブックセンター」前で、野音であった裁判員制度反対集会のデモに遭遇。東京駅までの2〜300メートル、デモのシッポについてシュプレキコールを。御苦労様(若い美女も多数)。『羅生門』のデジタル復元版はきれいだったが、日曜日に「シネマテークたかさき」で観た、『シェルブールの雨傘』の“デジタルリマスター版”は悲惨。版ズレと色がにじんだ、安手のビデオレベル。('09.4/22)

漫画屋無駄話 其の2654
▼(昨日のつづき)その他は片っ端クズだったが、中でも辻本力なる“チンピラ役人編集者”の、依頼の下りを自作冒頭に付した連中の分は特にひどい(佐々木敦、桐山知也、福永信、大澤遊他)。先週から今週にかけて暇。う〜む…(だから平日の真っ昼間から、つい「下々の者へ」などを長々と)。裸物DTP屋の最大手、公栄社の元ベテラン営業マンが、タクシーの運ちゃんしてるの、少年画報社の裏手で目撃、ビックリ。メディアックスの加藤に話すと、「何年も前からだヨ」だそうな。('09.4/21)

漫画屋無駄話 其の2653
▼今日、三省堂4階に追加分が山になってた、『WALK』の日記特集への感想。林哲夫・栗原裕一郎・岡崎武志がベスト3(面白い順)。偶然3人共に面識があるが、事実だから仕方ない。『エロ漫画の黄金時代』に対し、“ヤボテン”と見抜いた遠藤哲夫と並び、“マジメな退屈さ”と痛いトコ突いた林には、からんだろうと思ったが、構成と中身にスキがない。栗原のくどさも、日記の本質を理解してると。岡崎が3位なのは、ブログとの重複が多かったため。アングルを変えれば良かったのに。('09.4/20)

漫画屋無駄話 其の2652
▼武満徹の発言や音楽は、1度として共感を抱いた事はないが、昨夜は「フィルムセンター」で観た、『伊豆の踊子』(監督・恩地日出夫・'67東宝)の、歌謡曲をアレンジしたようなチャチな旋律は悪くなかった。驚いたのが団令子。ガリガリにやせてて、誰だかわからなかった。やせたアンパンなんて全然魅力ない(当時、恩地監督との仲が大いにマスコミを騒がせていた)。『新文化』編集部の皆様、拙著及び悪相を大きく紹介していただき、すいません。いつかアストラが、1ページ広告を出すはず(テキトーな…)。('09.4/17)

漫画屋無駄話 其の2651
▼田口久美子の『書店風雲録』(ちくま文庫)は自慢話だらけのつまらん本だが、一つだけ面白い所が。ジュンク堂池袋店は在庫部数を毎日公表してるが、某三文作家は自著がゼロになると、同店に直接電話して入れろとせっつくのだと。余りしばしばなので無視するようになったとあるが、100分の1位は三文作家の気持ちもわかる。『エロ漫画の黄金時代』は1日に40冊入荷で、今の在庫25冊。たった1日1冊の売り上げ。どなたか知りませんが、拙著を『週刊文春』の「新刊推薦文」で取り上げていただいた方、すいません。('09.4/16)

漫画屋無駄話 其の2650
▼初出時に眼を通していても再読に耐える、『日々雑録3』(金井美恵子・朝日新聞社)を上信線で開いてて、けど飯島耕一や鈴木志郎康の評論類同様、どうして小説だとあんなに金井おばさんは退屈なのだと(詩は3人共いいよ)いぶかりながらも、フットボールはともかく、一番つまんない部分だった、猫のトラーが死んだのはとにかくめでたいと一人微笑んでると、いつの間にか終点の高崎駅0番線ホームに、2輌の列車は着いていて、あわてて本をバッグにしまうと、前の肥満女子高生の胸に、馬鹿でかい高崎女子高校のバッジ。('09.4/15)

漫画屋無駄話 其の2649
▼『本当にあった禁断愛』Vol.19の台割引いたり、数誌の原稿料ノートを書き出した後、今週初めて三省堂の4階へ。拙著のサイン本がようやくなくなっててホッ。ミニコミコーナーで、『葬』の手前に1冊だけ残っていた、日記特集の『WALK』No.58を買う。雨でいつも寄る本屋は、どこも素通りするしかない。「神保町シアター」今夜の最終回、『有りがたうさん』の券を買い帰社。『白い牙』(ジャック・ロンドン)を読んで耐えられなくなり、同じ光文社文庫の『野性の呼び声』を仕事の合間に。('09.4/14)

漫画屋無駄話 其の2648
▼昨日、1000円も払って来ていただいた51名の皆様、どうもありがとう。南陀楼や武藤のアマはともかく、葬式開幕のあいさつ芸で独走したアストラの奥山、歌だけでなく、詩の朗読でも会場を唸らせたPippo、立松和平と松岡正剛を、ミックスしたようなインチキさが馬鹿受けだった、いがらしの旦那、御苦労様でした。内澤旬子姐御には、『週刊現代』の「リレー読書日記」で過分のお言葉をいただき、赤面の至り(担当編集に深い同情を抱きつつ)。('09.4/13)

漫画屋無駄話 其の2647
▼いよいよ明後日はトークショーですが、何の準備もしてません(いつものこってす)。早口になりすぎたり、言葉が聞きづらくならないようにとは、心してますが、リコシェの豆ちゃん、準備万端?(「もちろん!!」と聞こえましたぜ)それよか、1人で会場にたどり着けるかが問題。一昨年は、行きも帰りも誰かと一緒だったし…。昨夜は「早稲田松竹」でゴダールの『ウイークエンド』を。ここゴダールやると常に大入り。「大井武蔵野館」の石井輝男か?('09.4/10)

漫画屋無駄話 其の2646
▼草2号へ。「下々の者へ」の新データ送れ。草1号へ。生きてて元気なら、12日のトークショーはどう?そういや昔おった、まるくんなんて今は何を?(地下方面で)昨夜久々に「梅の湯」に行ったら、不潔なハゲ中年が3000円分位の湯を浪費中。この種の気違いは不愉快なので、出入り禁止にしろ。3回目だと思うが、ムチャクチャ面白い『白い牙』(ジャック・ロンドン・深町眞理子訳・光文社文庫)。小説の読み返しはめったにしないが、ヴェルヌとこの人は別格。('09.4/9)

漫画屋無駄話 其の2645
▼内澤旬子姐御、豚夫(南陀楼綾繁)を捨ててモノホンの豚に走るとは、まさか“人間だけじゃガマンできない!!!”の、我が『獣欲』の境地に達した訳じゃなかろうが、東京堂の週刊ベストセラーで拙著が、坪内祐三の後塵を拝しながらも、車谷長吉を押さえて2位になったのは痛快と、ルンルン気分で三省堂の4階に回ったら、先週納入したサイン本が売れ残ってゴロゴロ。近所の方、万引きするなり買うなり、素早く処置願いマス!リコシェの豆ちゃんと、電話で12日の打ち合わせ。('09.4/8)

漫画屋無駄話 其の2644
▼いよいよ12日のトークショーが迫って来た。内澤旬子姐御相手の時(一昨年11月)は、有料入場者数が確か48名。今回はそれを1人でも上回りたい。何せ餃子の「王将」の皿洗いにしか見えない武藤良子に加え、思考はファンタジックだが生き方はリアリストとの声もあるPippo、更には話題の『葬』編集長、奥山の飛び入り朗読芸まであり、たった1000円!!申し込みはこちら(id:wamezo:20090210)。『北京飯店旧館にて』(中薗英助・講談社文芸文庫)、長谷川四郎風で心が落ち着く。('09.4/7)

漫画屋無駄話 其の2643
▼『新文化』の兄ちゃん記者が、拙著の取材に来てくれた。終了間際、「発売後6日。どんな調子かアストラに電話してみるヨ」。ヨーデル太郎が出る。「ドンドコ注文入ってる訳じゃないんですが、まあまあの出足じゃないかと」。“まあまあ”って、最低の日本語の一つだな(使う奴も)。昼飯ついでに久々に一水社に出向いたが、ゴミ屋敷化がまた進行していた。あと電話の呼び出し音が、富岡市の気違い防災無線並の音量。よくあれで発狂しないとあきれる。('09.4/6)

漫画屋無駄話 其の2642
▼いトうと『BUSTER COMIC』の打ち合わせ終了後の会話。「パソコンとかプリンター、どんどん新しくしろ。独身は税金取られるだけだし、経費だよ!!」「はあ…」「で、古いのは全部漫画屋に払い下げろ。ウチのはユーチューブも見られねんだ」「………」一般書店にも並ぶようになったら、拙著の売れ行きが落ちてるような…(クヨクヨ)。奥山、タレントとしてもなかなか(テレビ映り良し)。今度宴会で、葬式用の朗読を披露してくれ。冗舌な待田京介こと、書肆紅屋は勉強不足。('09.4/3)

漫画屋無駄話 其の2641
▼神保町ばかりじゃ能がない。紀伊國屋の新宿東口店に、奥山の手作りポップによる、拙著コーナー設置と聞いたので、午前中に都営新宿線で、九段下から片道210円もかけて行くが、場所がわからないし、1冊も見当たらない。ジュンク堂にも寄るが同じ。運動にはなったが疲れた。後で奥山に、「他の店鋪じゃ?」と尋ねたら、あそこなのだと。う〜む…。老眼プラスボケ?いトうのいずみコミックス、『恋獄』の青焼き校正。図書印刷は、4C原稿の1色化がわざとらしく、下手糞。('09.4/2)

漫画屋無駄話 其の2640
▼今日拙著がやっと一般書店に並び始めた。リコシェの豆ちゃんに電話、4月12日のトークショーの申し込み状況を尋ねる。「丁度36人。定員は一応40人だけど、50人は入るので、もっと宣伝ヨロシク!」だそうだ(生汁も申し込んだようだが、ノーパン、いやパンツ見えそうなミニスカで来い)。午後、奥山がアストラにネット経由で申し込んだ、物好き読者用のサイン色紙を持参。計11名で女は1人。塩Qイラストや寝言をサラサラ。タコ多田にFAX。6月のいずみコミックスは、オイスターの『美徳乃不幸』だと。('09.4/1)

漫画屋無駄話 其の2639
▼奥山よ、例の題名を書くと気がめげる拙著、今日発売なんて書いてるけど、配本だろ?いや配本になってるにしちゃ、神保町の早出し系書店にゃなかった。零細版元の本の扱いはこんなものか。ミニコミ『ゲロダク』の何とかよ、校正今日宅急便で送った。トルツメの嵐で2Pはちぢまるので、レイアウトも変更だな。心配なのでもう一校見せろ。その際は、最低限の直ししか入れないので心配するな。今夜は久々に「早稲田松竹」に行ってみよう。('09.3/31)

漫画屋無駄話 其の2638
▼落ち下手は相変わらずだが、小説家としては小林信彦よりマシじゃと、『美人作家は二度死ぬ』(小谷野敦・論創社)を読了後に思った新幹線で、落ちてた朝日を見ると世論調査で小沢辞任の声急増と。テメーで検察のリーク垂れ流しといてよく言う。志位委員長も小沢秘書逮捕は当然と公言。NHK・朝日・ナベツネ・赤旗・WiLLの論調が見事に一致。これを翼賛報道と言うのだ。裏金警察や調活費泥棒検察に、白痴マスコミや政党がひれ伏し、土人国家はますます完成の域に。('09.3/30)

漫画屋無駄話 其の2637
▼先週の3連休、風邪で寝てすごした反動というか、『特盛DVD人妻姦熟Comic』Vol.9が急に出る事になった上に、土日で「ズンドコジョッキー」上げたり、ミニコミ『ゲロダク』のインタビューに赤字を入れたりと、メチャクチャ。しのげるのか初老男?『出版奈落の断末魔〜エロ漫画の黄金時代〜』(書くたびに発狂するっ!!!)、「タコシェ」と「模索舎」にも入った模様。どうせ奥山が、引っかついでったんだろうな。いよいよ来週半ばに全国発売だよ。('09.3/27)

漫画屋無駄話 其の2636
▼「日本中に神保町があればいいのに〜!!」昨夜、下の「まさみ」における拙著刊行祝いの席での、同社営業担当、奥山“葬”晶子の発言。その前に俺がこう述べた。「東京堂と三省堂じゃそこそこ売れてるけど、昔から俺の本は神保町じゃ成績いいの。業界人が多いしさ。けど、神保町は日本に1つ。全国データにスライドさせるような、甘い考えは捨てた方がいい」他にヨーデル太郎、斎藤典雄。アストラの接待(アストラに「まさみ」はよく似合う)。来月、急に1誌増えたので多忙。('09.3/26)

漫画屋無駄話 其の2635
▼NHK・朝日・赤旗。小沢バッシング3大メディア。御用放送・小心インテリ・独善主義と、それぞれ背景は異なるが、検察の忠義なる愛犬ポチ。中でも朝日が、小沢に退陣を呼び掛けた社説は噴飯物。捜査で疑惑の金が巨額化したとあるが、問題の本質はそこではない。秘書は別件逮捕に等しい(新左翼活動家への、免許証不実記載レベルの)。入口が別件&選挙干渉なのだから、以降収集されたデータもすべて無効。それを可としちゃ、検察&警察は今後もやりたい放題の、土人国家日本だ。('09.3/25)

漫画屋無駄話 其の2634
▼マッケン程度の作家なのかと思いつつも、旺文社文庫版を「ブックオフ」で時々見かけていた、ホフマンの『黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ』(大島かおり訳・光文社古典新訳文庫)を上信線で開いててビックリ。な…何て楽しい小説なんだっ!!!朝から勤労意欲がモリモリ。いトうのいずみコミックス、『恋獄』を図書印刷に入稿すると、出るか出ないかまだ不明の、『本当にあった禁断愛』Vol.19の台割引き。今夜はやっぱり「フィルムセンター」だな。('09.3/24)

漫画屋無駄話 其の2633
▼3日振りに世間様に復帰(頭痛と悪寒に襲われ、連休中の丸3日間を自宅にチッキョ)。無論、世間は一初老男の数年振りのダウンには無関係に、淡々と商いに精を出していた。ドン底不況など無縁にも思えるが、これは俺が老眼化しているためで、人によっては従来との差異が、ピントピッタリで見えるのだろう。今日は「フィルムセンター」も休み。いきなりロビーで、「ナンパだなんてひどいですヨ!」と、キネマ原人に糾弾される事もない。原人も敵は少ない性格だな。('09.3/23)

漫画屋無駄話 其の2632
▼神保町をウロついてるだけじゃない。古いいずみコミックス5冊分の、ネット配信用PR文を考えたり、『Mate』の月下冴喜のネーム指定したり、いトうの5月売りコミックス、『恋獄』(一水社)の原稿整理したり。間に『思い川/枯木のある風景/蔵の中』(宇野浩二・講談社文芸文庫'96)を読んだり、九段の「昭和館」で“ワーナー・ビショフ写真展”を見たり(ここの職員は今の3分の1で充分)、「珈琲美学」でレモンティ飲んだり、屋上の毛布取り入れたり。('09.3/19)

漫画屋無駄話 其の2631
▼昨夜の「フィルムセンター」、“カナダ・アニメーション映画名作選”の初日、いい年こいたキネマ原人の野郎が、蓮舫似の若い姉チャンをナンパしてたではなく、上信線で読んでた田村で100円だった、『ゲオルゲ詩集』(岩波文庫)の旧所有者の字が、俺そっくりで不気味だったでもなく、『Mate』の表紙は今でも版下付きで入稿してる、どうだ偉いだろうでも無論なくて、ただただ『出版奈落の断末魔〜エロ漫画の黄金時代〜』(アストラ)の増刷のみ祈る、昨今の俺デス。('09.3/18)

漫画屋無駄話 其の2630
▼永山薫、岡崎武志、退屈男、Pippoの各皆様、ブログで過分な評価、感謝感激雨あられ。これにだまされ…いや参考に、各地の書店や個人が注文してくれると助かるが。にしても永山薫。いつも俺を“塩山のオヤジ”と呼んでるが、確か同年齢だろ?昨日『本当にあった禁断愛』を下版したが、従来1カ所だった見開きPRページが、突然2カ所になってて大泣き。急きょ台割変更、山崎邦紀と南陀楼綾繁のコラムが左右の見開きに。キスしてるみてえで吐き気。オエッ!!('09.3/17)

漫画屋無駄話 其の2629
▼“あなたの知らない貧困”特集の『週刊ダイヤモンド』、相変わらず好調。データで現政権の無策を論証した上での、執筆者の熱い怒りがビシビシ読み手に伝播。右から左に、東京地検“野党専門”特捜部のリークを大々的に扱い煽り、憲兵・特高気取りの連中には黙したまま、小沢のみに説明責任を強いる、NHKや朝日と大違い(ナベツネ新聞は問題外)。特に「子供の貧困」には言葉もない。東京地検やNHK、最高裁が打ち壊しに遭わないのは、21世紀最大の謎だ。('09.3/16)

漫画屋無駄話 其の2628
▼4月12日のトークショー、昨日から受け付け始まってますんでヨロピク!!(id:wamezo:20090210)午後3時過ぎ、アストラの奥山から電話。『出版奈落の断末魔〜エロ漫画の黄金時代〜』の見本が、早くも上がったと。夕方、見本を下げてヨロヨロ来社。三省堂用に10冊サイン。早く行けば明日、遅くとも月曜からは、東京堂の3階、三省堂の4階には並ぶかも。レイアウトに関しては、現物見ても武藤良子のアマの暴言に、一切の抗弁の余地なし。“下町のみすず書房”か?('09.3/13)

漫画屋無駄話 其の2627
▼昨夜は無駄に豪華キャスティングの、『沈丁花』(監督・千葉泰樹・'66東宝)を「神保町シアター」に観に行く前に、東京堂3階に畠中観音を拝みに。入荷直後の、『報道されない警察とマスコミの腐敗』(寺澤有編・インシデンツ・本体1200円)が。ラッキー!!!これで『シネマぜんざい』の「原作VS映画」は決まり(傑作、『ポチの告白』の原作と言っていい面白本)。大した出来でもないのに、『沈丁花』は満員。キャスティング費用超過のせいか、団令子の旦那が全くの無名役者で、凄く変。('09.3/12)

漫画屋無駄話 其の2626
▼三共グラフィックの出張校正室の2大不思議。いつも26度もある暖房にのどカラカラ。自販機売り上げアップ策動か?トイレは清潔だが、便座の根元部分が昔から麻生首相の面みたい。ついみがきたくなるが、グッと耐える(小者だねえ)。『BUSTER COMIC』は、今月21日売りの5月号より独立創刊。500ページ以上あり、定価540円。一部下請けする者として、ここに至るにほとんど力になれず恥ずかしい(40過ぎた妾の心境)。生きるって本当に大変だ。('09.3/11)

漫画屋無駄話 其の2625
▼外市での拙著評判記。「なす事すべてが裏目に出てるような…」(退屈男。悪口は絶対に普段言わない男なのに…)。「一般人が読んで楽しめる、初めての本なのに…。ここ一番て時に、日頃の強気な姿勢を捨てちゃうんだから」(南陀楼綾繁。根が謙虚なもんで)。「(奥山に向かって)塩山さんの本のカバーも最低だけど、あなたのトコの本は全部ひどいよ、ネットでチェックしたけど。デザイナー即刻変えなヨ。このままじゃつぶれるよ、アストラは!」(武藤良子)。昼が長くなりましたね。('09.3/10)

漫画屋無駄話 其の2624
▼『獣欲』Vol.2の4色発色見本に、4Pの内1Pをプリントして付けたら、図書印刷の担当はそのページのみいい肌色に出稿、他3Pは土人色にして呆れたじゃなく(呆れたが)、昨夜は外市の打ち上げにアストラの奥山も呼び、4月12日のトークショーの打ち合わせ。建設的な意見が色々と。先週の奥山&ヨーデル太郎との、予算ゼロの『出版奈落の断末魔〜エロ漫画の黄金時代』の宣伝案会議の唯一の結論、「奥山よ、書店回りの際は、もっと胸元の開いた上着にしろ!」に比べ、はるかに収穫が。('09.3/9)

漫画屋無駄話 其の2623
▼佐藤優が言い出したらしいが、“国策捜査”との表現は大間違い。“公金横領インペイ捜査”が正しい。警察は捜査費で、検察は調活費で私服を肥やして来た。政権交代となれば利権を失うばかりか、逮捕されかねない。盗っ人共は必死だ。伊藤惇夫のような馬鹿から『日刊ゲンダイ』まで、特捜部がここまでやるからにゃ、余程の証拠がと泥棒検察を神様扱い。馬鹿も休み休みにしろ。三井環を、無実の罪でブタ箱に放り込んだのは、この盗っ人検事共だろうが。('09.3/6)

漫画屋無駄話 其の2622
▼昼飯は「ゆで太郎」のかきあげざる(430円)。「珈琲美学」で『ジャン・ブラスカの日記』の続き。ギャハハハハ!!『BUSTER COMIC』のいトうの原稿を修整してると、アストラの“ノーパン野宿女”奥山と、上司のヨーデル太郎が来社。『出版奈落の断末魔〜エロ漫画の黄金時代〜』の宣伝会議。資金ゼロの効果的方法なんてある訳ねえ。19日頃に見本が上り、神保町の三省堂と東京堂で数日後から先行発売と。また“神保町のベストセラー”で終わるのか?('09.3/5)

漫画屋無駄話 其の2621
▼全国27万警察官にゃ裏金を、全検察官には調活費を遣いたい放題させ飼っといて、本当に良かったと麻生“ケツの穴文盲”総理は思ってるな。売国奴・小泉や、国賊・中川が辞めないのだから、小沢も続投しろ。岡田に交代するとしても、俺は自公の崩壊は避けられないと見る。戦時下の東篠内閣の、憲兵隊による選挙大干渉並に、わざとらしすぎる。朝は不愉快な世情や天候を忘れ、『ジャン・ブラスカの日記』(ヴァンバ・平凡社ライブラリー)。楽しい。('09.3/4)

漫画屋無駄話 其の2620
▼『朝日新聞』のいしいひさいちの漫画が理解出来る人は、麻生“文盲”総理の支持率ほどにも存在するのかではなく、裏金ゴマの蝿オマーリの違法強制職質に面倒だからと応じるのは、娘の処女を大久保清に奉げるに等しいでもなく(等しいが)、“ファンタジック古本歌姫”Pippoさん、いただいたポスター、各方面に配る前に、まず事務所のドアの表に貼り、ついで近所の定食屋「まさみ」にも。アストラの奥山は、新宿の「模索舎」にも持ち込んだと。1枚、保存用に欲しいぞ。('09.3/3)

漫画屋無駄話 其の2619
▼左隣の席に監督自身、右隣に南陀楼綾繁、その右に遠藤哲夫、すぐ後ろにはタコ多田、プロ衆道者が林立する壁際には柳下毅一郎と、“監督人脈ダイヤモンドライン総結集”の感があった、昨日の「上野世界傑作劇場」最後の日。“老境薔薇族映画”『仮面の宿命』は、山崎邦紀監督の本畑の作品としては、『パレード』に並ぶ水準だった。にしてもだ。ATGでもあるまいし、大蔵映画はよくGOを出したもの。エロ漫画界だって下描き段階で没。貧しいが幸せな男だ。('09.3/2)

漫画屋無駄話 其の2618
▼は〜、また何とか月が越せた(来月は知らんが…)。3月は7〜8日と「古書往来座」の外市があったり、月末に拙著の見本が上がったりと、本業以外で忙しそう(今や何が本業なのかとの疑問はあるが…)。今夜は久々に新橋の「蛇の新」へ。業界の窓際族による、不景気話が続くのだろう。無論、俺は今夜は帰宅、3月1日の「上野世界傑作劇場」に備えマス(何を?)。本当は「フィルムセンター」でオランダ映画を観たいけど、映画や本だけが人生じゃないし。('09.2/27)

漫画屋無駄話 其の2617
▼11時過ぎ、「田村書店」前で右文書院の青さんではなく、“裸物DTP屋のキング”、公栄社のA営業員とバッタリ。ここ数年は仕事の縁は切れてるが、近所の「ドトール」で業界ドン底不景気話。DTP屋と下請け編プロが話せば、出るのは版元の悪口と相場が。今日も例外ではなかったが、ふっと気づく。悪口の出ない版元が2社だけある。一水社とマイウェイ出版だ。理由は異なるが、編集同士の間でも両社は評判がいい。つまり、以外のトコは全てズタボロ(Aさんは言いませんヨ)。('09.2/26)

漫画屋無駄話 其の2616
▼本人の意向か周りの方針か知らんが、70年代に梓英子が森美佐時代(ピンク映画時代の芸名)、夏純子が坂本直子時代(同)を隠すような真似、今更しなくてもいんじゃ?一番ムカつくのは、90年代有害コミック追放運動の旗振り役、麻生“文盲”総理が、本件でオベンチャラ並べてる点。こういう白痴野郎の鼻をあかす意味でも、もっと堂々としろよ(“鳩山家の首切り朝”、鳩山邦夫も数年後に類した発言を、エロ出身のアニメーターだか漫画家に漏らす可能性)。人それぞれの人生とはいえど。('09.2/25)

漫画屋無駄話 其の2615
▼追悼・高木功。いがらしみきおが『モーニング』でデビューしたというか(本当は『漫画エロジェニカ』)、滝田“アカデミー賞”洋二郎報道の、彼の出自たるピンク映画界の隠蔽振りは、大日本帝国のミッドウェー海戦報道レベル。デビュー作が『痴漢女教師』('81)で悪いか?『はみ出しスクール水着』('86)の清里めぐみは、存在しなかった事に?高木功は滝田と組み、“痴漢電車シリーズ”をヒットさせた天才脚本家(荒井晴彦の200倍の才能)。94年に38歳で死去。('09.2/24)

漫画屋無駄話 其の2614
▼今朝の新幹線、つまり東京駅着11時の、「たにがわ404号」1号車の、2号車寄りの出口が開くのを待つ間、ふと車内を見回すと、一番奥のシートの荷物棚に、見覚えのあるカバン。俺んだ!!あわてて戻り肩に。いくら紙袋とカサを下げてたからって、ボケが過ぎる(小学生の時、ランドセルを学校に忘れて来た以来の失態。その時は帰宅後、親に言われるまで気づかなかった)。白風のMUJIN COMICS『ママペット』が終了、『獣欲』のVol.2に着手。('09.2/23)

漫画屋無駄話 其の2613
▼“自動死刑執行人”、または“鳩山家の血まみれ首切り朝”こと鳩山邦夫の馬鹿が、かんぽの宿問題でチト人気が出たので調子づき、児ポ法改悪所持も禁止で、表現の自由の制限は当然とほざいたと。テメー、いつから最高裁の三百代言判事に?それより坪内祐三に嫌われてる、社民党の保坂展人は、何で繁華街でのゴマの蝿オマーリ共の、違法な強制職質を国会で取り上げない?昨夜の「神保町シアター」での『二人だけの橋』(監督・丸山誠治・'58東宝)、久保明と水野久美は、絶対に職工と女工には見えない。('09.2/20)

漫画屋無駄話 其の2612
▼『ポチの告白』を観て後、半年振りでゴールデン街の「レカン」に寄ったら、『週刊読書人』の武&田口コンビが(田口は去年定年退職)。しかもその奥には、浜野佐知&山崎邦紀の両監督まで。両者はもちろん別々に来たのだが、俺の名前が出たのを聞いた山崎が話かけ、“塩山悪口談義”で大いに盛り上がってた。そこに、偶然俺が入店したと(よっ!千両役者!!)。浜野監督と零細会社運営のグチ。「もう廃業した方が絶対に得なんだけど、60過ぎの山崎、ホームレスにも出来ないし…」フーッ…。('09.2/19)

漫画屋無駄話 其の2611
▼神保町の「ブンケン・ロック・サイド」の105円均一文庫は、最近低レベル化してるじゃなく、海外メディア→国内民間メディアに次いで、一番最後にやっとこさアル中大臣の醜態を報じたNHKこそ、一番「ロレツが回らねえ糞メディアだ!!」でもなく、今夜は「新宿k's cinema」に『ポチの告白』を観に行くのだが、“この国はイヌだらけ”の惹句が笑わせる。今朝も東京駅で、マジメそうな青少年のバッグを漁っていた。ゴマの蝿裏金警官共が、日本の治安と道徳を破壊している。('09.2/18)

漫画屋無駄話 其の2610
▼「メインタイトルとサブタイトルのあいだに整合性がない」(南陀楼綾繁)「タイトルがあまりにもイマイチ」(武藤良子)「あの題名で売上げ半減。余計な題名くっつけちゃって。バッカじゃねえの!!」(タコ多田)と、散々な言われようの『出版奈落の断末魔〜エロ漫画の黄金時代〜』(アストラ)だが、俺はなぜかもう慣れちゃってて、万一返品の山でも題名ではなく、塩山芳明のせいだとの覚悟は既に。後はもう奥山のノーパン営業と、読者の“予約力”にかかっとりますダ。('09.2/17)

漫画屋無駄話 其の2609
▼“21世紀のゲシュタポ”、イスラエルからの賞を喜々と受けとる村上春樹は、富岡多恵子の芸術院入りより、らしくてずっと説得力あるじゃなく、4月に「岩波ホール」で公開の『子供の情景』の監督、ハナ・マフマルバフ監督ファミリーの、欧米や日本の客へのマーケットリサーチの完璧さには、舌を巻かざるを得ないでもなく、55にもなるのに本当にゴワゴワ髪が伸び、うっとおしくて仕方ないので、床屋に行ったら4500円も取られた。早くハゲになりてえと言うのはゴーマン!?('09.2/16)

漫画屋無駄話 其の2608
▼昨日の記事の続き。上段にはオナニー見せたテニスコーチが、埼玉県蕨署に逮捕との実名記事。淫行警官が名前なしで民間人だとコレ。書いてる記者よ恥を知れっ!!!日本は公務員が支配する警察国家だと再認識。で、イスラエルの総選挙は、ヒトラーとムッソリーニの争いにしか見えなかったが、麻生&小泉ってのも、“売国腕くらべ”の感。コイツら守るために、裏金警察はビラくばりや歩いてるだけの納税者パクったり、違法強制職質を繰り返している。凄い国になったもんだヨ。('09.2/13)

漫画屋無駄話 其の2607
▼雑誌問題懇話会は、栃木県警に猛抗議しろ。同県警生活安全企画課の巡査部長(54歳)が、16歳の少女に淫行を働きながら、18歳未満との認識がなかったからと、立件もせずに退職金の出る自主退職にしたと(昨日の『東京新聞』)。本業界のグラフ誌の編集やカメラマンも、たまに未成年を使ってマスコミ沙汰になるが、当然「認識はねえよ!!!」(100%立件される)。しかもエロ本屋はこの巡査のように、オマンコまでしねえぞ。公式処分は停職一カ月のみ。警官犯罪が減らねえはずだよ。('09.2/12)

漫画屋無駄話 其の2606
▼三信ビル、中2階と2階を借りていたDTP屋さんが、2階部分からは撤去したらしく、塗り直していた。築45年のビルにこれから越して来る店子って一体?(外見さえ気にしなければ、安くて日当たりもいい)。数日前、二松学舎の学生が出しているミニコミ、『ゲロダク』の編集者が2人(1人は漫画屋の元投稿者)、俺にインタビューに(「タコシェ」で売ってるとか)。アストラの奥山にその件を話したら、「『ゲロダク』ですか…」と絶句。『葬』の編集長がそれでいいのか?('09.2/10)

漫画屋無駄話 其の2605
▼自らの進行の不手際で、今夜は家に帰れない。酒を飲まない日に(俺は週3日しか酒は口にしない)、事務所のソファで寝るのはつらい。印刷所の出稿の都合もあるので、「神保町シアター」や「フィルムセンター」にも行けないし。退屈ではないが冗長な、『西條八十』(筒井清忠・中公文庫)でも斜め読みするしかないか。アストラの拙著の題名だが、『週刊日販速報』掲載分も、まだ正式じゃないと。煮え切らない、“24時間日陰編集部”こと、アストラではある。('09.2/9)

漫画屋無駄話 其の2604
▼新藤兼人が篠田正浩と並ぶ、邦画界の究極の恥部なのは、四方田犬彦レベルの俗物さえ認める真実だが、“新藤は脚本家としては一流説”も神話だと。50点以下の駄作を書かないだけ(右翼反動だが、石堂淑朗の『非行少女』におけるようなひらめきもないし)。なのに何でデカイ面を?不動産屋としての手腕だ(シナリオ会館建設に尽力)。つまり、監督・脚本家として無能な新藤が、あれだけの地位を築いてる。なら俺だってと、荒晴が後継者工作に乗り出すのも納得は行く(愚かではあるが)。('09.2/6)

漫画屋無駄話 其の2603
▼“荒晴論”の完結編は明日に延期、「田村書店」店頭に中継車を。いつも凄いが、今日午前中の活況は一際。何せ右側の台に、尾崎一雄、木山捷平、葛西善三らの旺文社文庫が、300円均一で30〜40冊。左側の100円箱には、藤沢桓夫の講談社ロマン・ブックス、十返肇、小川徹他の新書が山。両方で4000円分買う(額の新記録)。しかも昼飯後、2回目の出撃で1000円分。これで外市も一箱古本市も大丈夫。年老いた晩鮭亭みたいなのが死んで、買い付けて来たのだろう。('09.2/5)

漫画屋無駄話 其の2602
▼(つづき)“荒晴”もいいトコはあるヨ。「川崎市民ミュージアム」での自分の特集に、脅迫状が来た際の、警備の官憲へのゴロニャン振りは超涙モノだし、厚顔無恥さを基本的に隠さない(隠せない?)トコは立派。こういう愚かな点を楽しんでやるのが大人(50代の余裕)。そもそも脚本家としての“荒晴”など、井手俊郎、水木洋子、和田夏十、笠原和夫の100分の1、白坂衣志夫、田村孟、永原秀一、石堂淑朗の50分の1の価値もない、内藤誠と同レベル、ゲタをはかしても桂千穂クラスの存在にすぎない。('09.2/4)

漫画屋無駄話 其の2601
▼柳下毅一郎が「映画評論家緊張日記」で、『映画芸術』ベスト10&ワースト10での、荒井晴彦の私怨&嫉妬に満ちた操作について、怒りを爆発させている。南陀楼綾繁も類した嫌悪を昔から口に。俺は“ネタミ・ソネミ・シット”を人生哲学にしてるせいか、そこら寛容。「いいじゃん!身銭で赤字雑誌出してんだし!!」けど、“シナリオ界の天皇”、新藤兼人へのおべっかは眼に余る。新藤が死んだら同誌で全項追悼特集をやり、周辺に恩を売って後継者を目ざすのか?('09.2/3)

漫画屋無駄話 其の2600
▼林克明は『週刊金曜日』でいい仕事をしているが、以下の企画を編集部に提案せよ。まずアーミールックで身を固め、リュック背負った本人が、午前11時20分頃に東京駅の一番広いコンコースをウロウロ。ゴマの蝿警官コンビが、即強制的な違法職質を。そのやりとりの声はテープレコーダーで録音、姿は新幹線改札の辺から、編集部の小林、いや誰でもいいが撮影、誌面で公開する(俺もその時間帯なら声だけ加勢)。東京の玄関から、一日も早くならず者共を追放してくれ。('09.2/2)

漫画屋無駄話 其の2599
▼“わめぞ”の“女代貸し”、リコシェの豆ちゃんの主導で、『エロ漫画の黄金時代』(仮題・アストラ)の、刊行記念トークショーが企画されてたのだが、日取りのみ決定。4月12日ね。参加者。“武闘派極貧イラストレーター”武藤良子、“ファンタジック古本歌姫”田中ピッポ、俺様、総合司会は“トーク界の何でも屋”南陀楼綾繁。多分夕方からになりそうだが、会場、時間、入場料等はのちほど。今から4月12日の予定は真っ白にしとこう。今週は1本も映画を観てない。('09.1/30)

漫画屋無駄話 其の2598
▼千代田区の現職ド腐れ区長、石川雅己が神保町で選挙カーから手を振っていた。ゴーマンな奴で(都の役人上がり)、“手を振ってやっている”って感じ。ムカムカ。下田武夫に是非勝ってもらいたい。そして、公衆便所を復活させてくれ(切実な初老男)。昨夜は『エロ漫画の〜』の再校を、半分だけ担当の奥山“葬式”晶子に渡し、神保町で飲んだ。彼女は背が大きいので、「寄って来る男はチビだろ?」と尋ねると、外れてなかった。各地の書店からの注文が、800部を突破したと(全部売れる訳じゃないが…)。('09.1/29)

漫画屋無駄話 其の2597
▼2月1日の千代田区長選挙は、漫画屋付近の公衆便所を2カ所も廃止した、バブル現役区長、石川雅己のボケでなく、新人の下田武夫に、じゃなかった、東京駅の治安問題だ。一番広いコンコースに、近頃3〜4人のゴマの蝿がたむろ、乗客にインネンつけて、カバンを開けさせ金品を…と思ったらオマーリでやんの。歌舞伎町の無法職質強制持ち物検査を、東京の玄関にまで拡大。見逃してるJR東日本も狂ってる。斎藤典雄よ、国労はゴロツキ警察の横暴に抗議すべきだ。('09.1/28)

漫画屋無駄話 其の2596
▼『エロ漫画の黄金時代』(仮題・アストラ)の、再校の2度目の校正してると、担当の奥山晶子から電話。「サイン本売ってくれるお店、神保町で見つかったんですが、何冊やっていただけますか?」「何冊でも。『東京の暴れん坊』の時は、〈書肆アクセス〉だけで100冊以上サインした」「うれしーっ!!」「けどオメ、冊数は書店の了解得ないと。返品出来なくなんだし」「あっそうですねえ」当人は今、人名索引を製作中と(投稿者のP・Nも入れさせマス)。('09.1/27)

漫画屋無駄話 其の2595
▼エロ劇画の再録原稿を借りに、某編プロとフリーの、醜い顔した30代半ばのコンビが事務所に(1人アバタデブ、1人マッドトニー谷)。「僕ら、この業界に入って以来、1度もいい思いしてませんヨ」と口を揃える。確かに。エロ漫画を含むエロ本産業の、凋落が始まったのが君らの就職した時期だから。「今が転職する最後のチャンスじゃ?」「いえもう、駄目ですよ僕ら…」と再び口を揃える。10年後に公園の青テントの下で、「塩山さんの言う通りにしてれば…」と反省するかも。('09.1/26)

漫画屋無駄話 其の2594
▼その部屋は、地下鉄半蔵門駅から徒歩10分のマンション12階で、3LDK。家賃高いだろって?とんでもない。逆に毎月50万のお金がもらえる。君住んでみない?もちろん部屋に何の問題もない。ただ一点のみ承知を。右隣の部屋に小谷野敦、左隣の部屋には笙野頼子、下の部屋には中島義道が住んでいる(上は屋上で問題なし)。もひとつ。管理人は大塚英志だ(駄映画と駄文庫で、角川書店は倒産したとか)。今朝上信線で、『おはよう、水晶−おやすみ、水晶』(笙野頼子・筑摩書房)を読みつつ抱いた妄想。('09.1/23)

漫画屋無駄話 其の2592
▼極寒の高崎駅新幹線ホームで、『ホフマンスタール詩集』(川村二郎訳・岩波文庫)を。訳文も読み易いし解説も的確。ただ2本の詩人論がチンプンカンプン。訳者自身も理解しかねるモノを(解説の一文)、なぜわざわざ収める?例の本の校正、3分の1アップ。南陀楼綾繁は1日で校正終了、昨夜神保町でもらう。中身より、「構成が素晴らしい!!」だっと(アストラの荻編集長の手腕)。関係ねえがpippoんトコのリンク、何で漫画屋だけ仲間外れなのか?(説明せよ)('09.1/21)

漫画屋無駄話 其の2591
▼俺が遠山企画に入社した頃の、遠山孝社長の年齢にも達してないのに、ボケが進行する一方。昨夜は「早稲田松竹」で『アクロス・ザ・ユニバース』を観たが、130分ある同作は7時30分からの上映。俺は満喫(プロデューサー以外は、ビートルズを嫌ってる感じがいい)、東西線で大手町に向かった。が、東京駅が妙に静か。フッと腕時計を見ると10時近い(俺が帰れる最終は、同駅発9時16分)。1時間カン違いを。仕方なくシラフで事務所泊り(校正は進んだが…)。('09.1/20)

漫画屋無駄話 其の2590
▼公務員、中でも警官は大嫌いだが、今朝高崎駅新幹線13番ホームで、見回りの鉄道警察隊員に「御苦労様です」とつい。だっていちいちゴミまで拾ってるんだもん。「1つ放っとくと次々に捨てるんですヨ」と恥ずかしそうに語っていたが、こういう人が出世出来る組織でないのは知っての通り。『エロ漫画の黄金時代』(仮題・アストラ)の再校が出る。タコ多田、南陀楼綾繁に宅急便で発送。校正、1週間くらいで頼む。各地の書店から、500部位の注文が来てると。もっともっとよろしく!!('09.1/19)

漫画屋無駄話 其の2589
▼やはり空気銃ではなく、散弾銃で向井透史は射殺しとくべきだったではなく、2月13日売りのMUJIN COMICS、『コアフェス』にあんなに手を入れ、矢上健喜朗はそろばんが合うのかでもなく、『エロ漫画の黄金時代』(仮題・アストラ)の再校がやっと19日に出るらしいが、発売はどう考えても3月になるなでももちろんなく、内澤旬子姐御の『おやじがき』が遂に馬鹿売れしだしたのはめでたいが、担当編集者が得意気なのがムカつくんだよ。('09.1/16)

漫画屋無駄話 其の2588
▼赤城神社、建て替え中なのだね。丁度ほぼ30年前、ひなびた境内であった、夜行館の小尾掛け芝居を観に来たのをふと(『BUSTER COMIC』の出張校正帰り)。夕方からは『本当にあった禁断愛』の下版。この2日間で19台ばかり下ろした。楽しいよな忙しいって(しみじみ…)。栄昇ビル仲間、近藤さんが顔を(裁判仲間でもあった)。同ビル、建て替えられないんじゃないの、この景気じゃってな話を。そういうビルが実際に付近には何棟も。ざまあ見さらせではある。('09.1/15)

漫画屋無駄話 其の2587
▼上信電車で『だまされた女/すげかえられた首』(マン・岸美光訳・光文社古典新訳文庫)を開いてて既視感。奔放な母親、ストイックで知的な娘…12日に「神保町シアター」で観た傑作、『千羽鶴』(監督・吉村公三郎・'53大映)の設定と同じだ。ロレンスっぽいトコもあり面白い。同文庫は他の作家もだが、“マン”はどうも。トーマスと付けろよ。『オンディーヌ』の厚顔無恥翻訳者(二木麻里)のように、50ページもあるジロドゥ論を巻末に入れるような、馬鹿もやってない。('09.1/14)

漫画屋無駄話 其の2586
▼“俗権”(ぞくごん)なる新しいニックネーム(“俗論の権化”の略)を付けてやった、シャワー男こと晩鮭亭は、外市でいいズボンをはいてたじゃなく、ロクでもねえたかり女だが、締まりのないブログに比べ、活字化すると武藤良子の文は締まるでもなく(『オ風呂ノ話。』)、ペンギンウォークする向井透史の後ろ姿を眺めてると、空気銃を乱射したくなるでもなく、連休明けのせいもあり忙しい(ホッ!!)。香坂ツトム、やまだのら、扇蘭丸などの、プチ失業エロ劇画家が次々に来社、ごったがえす。('09.1/13)

漫画屋無駄話 其の2585
▼「三省堂」3階で、やっと話題の『セブン−イレブンの正体』(古川琢也&週刊金曜日取材班・金曜日)を発見。他の書店も、唐沢俊一の盗作本などは撤去、こういう本をもっと目立つ所に置け。恒例、10日、11日の池袋「古書往来座」の外市にまた参加。「嫌記箱」の主な出品本。『本の狩人』『ボン書店の幻』『おかしな時代』『キムはなぜ裁かれたのか』『蛇儀礼』他。11日は店番します。明日の天気が心配。2日連続事務所泊りにはなったが、仕事ははかどる。('09.1/9)

漫画屋無駄話 其の2584
▼あくびと時計の確認、計50回以上したのが、昨夜の「岩波ホール」の『懺悔』。同ホールの支配人は今誰!?本当に映画を観る眼がない。こんな2時間30分もある愚作、銭払って観る側の心労を考えよ。一方邦画は、日本共産党系の9条の会が検閲してるような、映画的面白味に欠ける“良心作”ばっか。不思議な事に、客の入りは結構いい。動員?「岩波日共ホール」と改名を。館内を改修したらしいが、椅子の柄が変わり、トイレが明るくなった程度。近いからつい行っちゃって、常に懺悔。('09.1/8)

漫画屋無駄話 其の2583
▼月曜に高崎駅構内の「くまざわ書店」で買った、『シナリオ』2月号に乱丁。毎号楽しみにしている、浦崎浩實の「映画ときどき墓参り」の見開き2ページの、左ページがない。どうでもいい凡優の陳腐新連載、「川谷拓三伝」(奥薗守)のページがダブってる。昨日、交換をと思い同店で残部をチェックすると、全て同じ状態。完全な雑誌は一部もないのだ(奥付に印刷所名はない)。『ロリタッチ』(東京三世社)創刊初期(80年代後半)に、既に潰れた印刷所にこれをやられ、責任ないのにめげた。('09.1/7)

漫画屋無駄話 其の2582
▼年末に入稿してたのに、うっかり忘れていた拙著、『エロ漫画の黄金時代』(仮題)カバー用の、いがらしみきおのカット、タタキを昼飯ついでにアストラへ。美人な上に使い減りしなそうなボディの、奥山晶子嬢が再校出しのため、1人で必死にパソコン作業中(同社の事務所は一日中日が当たらず、中世の地下牢並に湿気まみれで陰惨)。彼女が関係する“フリースタイルなお別れざっし”、『葬』1号をもらう。本邦初のお葬式ミニコミだ。死体オンリーに専門化した方が売れたか?('09.1/6)

漫画屋無駄話 其の2581
▼今朝の越後湯沢からの始発で高崎駅発、9時57分の「たにがわ404号」東京行き、1号車内での出来事。ガラガラなので、シートを4人掛けにしていた30代初めの夫婦は、高崎駅から10人程客が乗って来たので、シートを元に戻した。通路を隔てた席に、小学生と幼稚園児位の兄弟。弟がうるさい。注意しても直らない。妻が素早く弟の隣に移動して監督、兄は夫の隣に。即静かに。誰かに注意された訳ではなく、夫婦の自主的行動だ。大宮で降りて行ったこの一家に、永遠の幸あれ。結構初日から仕事をこなした。('09.1/5)

漫画屋無駄話 其の2580
▼音楽こそ富岡市の防災無線並に騒々しくて往生したが、村一番の尻軽女の、都会帰りの幼友達をぶちのめした、地元のアル中肉体労働者への台詞(両方と肉体関係)、「強いのね」にしびれた、昨夜の「新文芸坐」の『美しきセルジュ』(監督・クロード・シャブロル・'57仏)を回想しつつ開いてた、『シネマの記憶喪失』(阿部和重・中原昌也・文藝春秋'07)は、中原の世渡り上手がまたも大爆発。“絶対的平凡野郎”、阿部がしゃべればしゃべるほど輝く、中原のゲテモノ性。実に照明の位置を心得た憎い奴。「嫌われ者の記」を更新。('08.12/26)

漫画屋無駄話 其の2579
▼1時20分頃、「ゆで太郎」飯田橋店は20人近い客で大混雑。25日の給料日でこれだ。不況の深刻さがうかがえる。“漫画屋鬼畜エロ漫画家ダイヤモンドライン”の中では、三下なのに一丁前の口を叩き、俺に嫌われてるカワディMAXの新刊『穴少女』(いずみコミックス・1月末売り)、最終話に4Pを描き下ろし、初出時とは全く違う余韻が。まだまだ下手だがそれなりに努力を。『シェイクスピア物語』(チャールズ・ラム/メアリー・ラム・岩波文庫)、心がすごく洗われるね。('08.12/25)

漫画屋無駄話 其の2578
▼神保町の特製もりそば「桑山」、17日午前中にビルが火事だったのに、当日夕方から突貫工事、翌日から営業しててビックリ。靖国通りをはさんで反対側にある「日本特価書籍」、ゾッキコーナーに日本古書通信社本が山。ゾッキと言えば八木書店だが、関連会社だからと言って、仕入れ値に色を付けるような、甘い業界じゃねえよな。今日、『エロ漫画の黄金時代』(仮題・アストラ)の初稿を全部返す。追加脚注60カ所強。レースクイーン姿が似合いそうな、奥山晶子編集部員もうんざり?('08.12/24)

漫画屋無駄話 其の2577
▼お隣からいただいた、『増刊劇画実話時報』を開いて、なつかしさの余りめまい。ももなり高、政岡としや、みやわき心太郎。〈孔子〉様が〈暴力湾〉に現われた〈レイプマン〉に、人間の道を説いて改心させたとでも言おうか。そこへ〈ゴキブリ刑事〉が現われ、孔子様を射殺した…つまり新岡勲でも登場すればカンペキ。『アックス』でもおなじみ、遠山企画の自衛官上がりの編集者Mさんが、よく『コミックVAN』時代の、新岡のデタラメな締め切りを嘆いてたっけ(『ゴキブリ刑事』の映画化は73年)。('08.12/22)

漫画屋無駄話 其の2576
▼『アックス』編集部の浅川満寛からメール。同誌66号、早出し店では既に並んでるかも知れないが、見本誌送ったので買わないようにと。同号は俺の個人全集状態とも。そんな事を言われりゃ絶対に買うよ。田村帰りにすずらん堂で、『映画秘宝』と共に。確かに清水おさむの「JUKU」、杉作J太郎の「ふんどしのはらわた」、巻末の書評欄にまで登場。浅やん、一度も会った事なにのにすまんね。今度、下の「まさみ」で一杯おごるよ。留守中に坂崎重盛老が、新刊『東京煮込み横丁評判記』(光文社)を届けてくれていた。('08.12/19)

漫画屋無駄話 其の2575
▼松尾スズキの最近の本は、中島義道並に中身スカスカで全く買う気しねえだじゃなく、『朝日新聞』の今年の映画ベスト3に、『天皇伝説』(監督・渡辺文樹)を入れた柳下毅一郎はさすがだでもなく、何とか『エロ漫画の黄金時代』(仮題・アストラ)の初稿校正が終わったのはいいが、脚注を新設しすぎたと反省しつつも、週末には結局、巻末の「嫌われ者の記・断末魔篇」に、大幅加筆しちゃうんだろうな。1月売りの『母子相姦中毒』に、どこも依頼してくれないので、自ら映画コラム新設。何書くんだ?('08.12/18)

漫画屋無駄話 其の2574
▼天皇の記者会見中止はおかしい。でなくとも最近は、皇后、皇太子以下を含め、誕生日等でもメモを一方的に発表するのみ。民主主義の根本たる、対話がそこには一切ない。主張を認める気はないが、戦争責任を問われ、文学的言葉の綾と言い放った、天皇裕仁の方がまだ進んでいた。田中康夫に言わせれば、リベラルらしい天皇がこれでは、次の世代が心配だ。ガンやストレスが理由に挙げられているが、乳ガンの内澤旬子姐御は地の果てで羊の首と戯れてるし、78歳の俺の母ちゃんは、今朝も曲がった腰で下仁田ねぎ掘りを。('08.12/17)

漫画屋無駄話 其の2573
▼おがともよし、香坂ツトム、扇蘭丸と最近話をしたが、俺と同じくどうして喰ってるのかわからない惨状。小海隆夫だけが、やくざ実録漫画に活路を。公園の炊き出しに並んでる、元エロ劇画家も多数いる事だろう(『トウキョウソナタ』の景色)。一方、俺達をいじめ続けた(今もか)、警視庁保安課や、都庁の青少年健全育成課の職員共は、さぞや優雅な老後を送ってるこったろう。温厚な者が多いから、小泉毅のような真似に及ぶ奴はいないと思うが(願望?)。('08.12/16)

漫画屋無駄話 其の2572
▼カワディMAX、1月売りのいずみコミックス、『穴少女』のカラーデータ持参。相変わらずカバーデザインに注文つけたり、生意気。「売れっコ(増刷組)は絶対にそういう事は言わん!!」と説教。俺も自分の本に対して、中身以外は版元に、一切の注文を付けない。デザイナーも作家だし、自分の構想に入る前に、著者にゴチャゴチャ言われちゃやる気が失せる。中には「いいアイデアですね」とか表面で言いながら、仕事を投げる者も。ケツの青いうちはコレがわからない。('08.12/15)

漫画屋無駄話 其の2571
▼どの社の編集でも「一番ヤな仕事!」と口を揃える、原稿料ノートを書き出したり、『本当にあった禁断愛』の台割引きして、ネーム指定1本すると、あっという間に夕方。本当なら新橋での、タコ多田他の忘年会に参加する予定だったが、「フィルムセンター」の亀井文夫監督特集で、三木のり平を主人公にした、“JAL空の旅シリーズ”が3本も上映と(のり平は2本出演)。死に損ないのハゲオヤジと安酒飲むより、当然こっち。適当な理由をつけてすっぽかそう。('08.12/12)

漫画屋無駄話 其の2570
▼『エロ漫画の黄金時代』(仮題・アストラ)の1回目の校正終了。手伝い校正してもらってる、永山薫、加藤健次両名の直しを加え、もう1回読む。来週末まではかかる。間を縫い、来月売りのアンソロ描き下ろしいずみコミックス、『母子相姦中毒』の入稿済み分のネーム指定したり、『獣欲』Vol.2の台割考えたり、「版元様の御殿拝見」のデータを“西日暮里のドラえもん”に送ったり、結構忙しい。蟹工船店員、退屈男がコンビニのバイトまでしてると昨夜初めて知る。一生奴隷船から下船できない奴。('08.12/11)

漫画屋無駄話 其の2569
▼NHK出版から自著を出してるせいか、吉田司が同局批判をしないのは不満だが(NHK出版は創価学会の潮出版と同じ役目)、『創』や『東京新聞』で派遣労働者について、80〜90年代の同じ境遇の外人労働者を、日本人が放置して来た事のツケが、今我が身に降りかかってると指摘してたのは鋭い。そして今や正社員でさえポイ捨て。団結して仲間を助ける精神を捨てた、日本人の自業自得だ。ギリシャを見ろ。戦前も、アナキスト、共産主義者、民主主義者、宗教人の順で殺されたのだ。('08.12/10)

漫画屋無駄話 其の2568
▼内澤姐御が海外に飛んではや5日。無精ヒゲが伸びて顔面にはギラ脂、股間には酸っぱい悪臭がただよい始めた、南陀楼綾繁から電話。「畠中さんや退屈(男)君なんかと、内輪で忘年会しましょうか、明晩?」今年初めての忘年会への誘いがコレ(ちなみにお歳暮はゼロ)。「フィルムセンターで『人類みな兄弟』を観るんだ!!」と断わろうかと思ったが、そうすると今年の忘年会はゼロ。「やりましょやりましょ!」こういう柔な神経で、老後がしのげるのか?('08.12/9)

漫画屋無駄話 其の2567
▼『天皇伝説』&『ノモンハン』上映した、「日比谷公会堂」も相当の寒さだったが(暖房不要で値切った?)、親戚の一周忌で昨日寄った、富岡市役所近所の料理屋、「しば遼」も入るなりブルブル。年寄りが多いのに気の効かねえ店と呆れたが、驚くのは早かった。暖房つけとくと、出入りする従業員がスイッチを切る(無論怒鳴りつけた)。彼等がそれで得するはずもなし、経営者の営業方針だろう。料理は普通にまずいだけだったが、厨房内の実態を想像するとめまいが。('08.12/8)

漫画屋無駄話 其の2566
▼上信線の西吉井駅の辺で、『ハルミンの読書クラブ』(浅生ハルミン・彷徨舎)読了、『なぎの葉考』(野口冨士男・文藝春秋)に。巻頭作で、中上健次の先輩作家の紀州旅行への如才ない配慮を、主人公が露骨にうっとおしがってる所が面白い。田村店頭で500円。1月の外市で700円で売ろう。どんどん本への執着が失せる。置き場に困ってもいないのに(雑誌やポスター類は愛しい)。本への愛は、土方が弁当箱に執着するようにしか見えない。ハルミン本も売りたいが、当人が外市に出品してるし…。('08.12/5)

漫画屋無駄話 其の2565
▼「津つ井」の跡に出来た越後へぎそば、「一真」へ初めて。味は悪くないが高い。そばランチなる品を頼んだが、容器に凝ってるが単なるもりそば。これで750円!!!無駄に従業員も多いし、「ゆで太郎」の敵ではない。近所の人は今のうちに行っといた方がいい。今日は『Mate』本文関係で忙しく、100ページまで進んだ、『エロ漫画の黄金時代』(仮題・アストラ)の校正が1ページも(全300余ページ)。夜にゃ昔と違って、校正仕事をなんて気になれないし。朝起きてやるか?('08.12/4)

漫画屋無駄話 其の2564
▼“右翼街宣車のマスコミへの引き込み役”、『週刊新潮』の記事を読み抗議活動した活動家で、実際に『ノモンハン』と『天皇伝説』を観た者は、「してやられた。宣伝の片棒をかつがされた…」と唇を噛んだろう(俺でさえそんな気分に)。出来も思った程はサイケじゃなかった。敗戦後の伊藤大輔や稲垣浩は、もっともっとひでえ映画、大量に撮ってるし。「日比谷公会堂」に100人チョイは寂しかったが、入場料2000円で、パンフもあんだけ売れりゃ絶対に黒字(使用料は11万前後)。('08.12/3)

漫画屋無駄話 其の2563
▼3カ月振りくらいで新橋の一水社に顔を出したら、編集部のゴミ屋敷化がますます進行、呆れ果てる。夜中にドブネズミが運動会してるはず。漫画屋はその点、ボロビルながらピカピカ。下請けを見習いなさい(華美なビルに無理して移転、傾かれるよりマシだが…)。入稿前にハードな赤字入れしただけあり、『エロ漫画の黄金時代』(仮題・アストラ)の初稿チェック、案外楽。発売は1月末がやっとだろう。さて、早目に「日比谷公会堂」に、生まれて初めて行かねば。('08.12/2)

漫画屋無駄話 其の2562
▼今朝、田村の店頭で火災流のように、江藤淳の本が100円で溢れていた。昨日のみちくさ市、もう一息で2万円突破だったのに。明日の日比谷公会堂の渡辺文樹の上映会、大丈夫なのか?(万一中止なら、「フィルムセンター」の亀井文夫に行くが)。日本が北朝鮮やビルマと違うという事を、身を賭けて証明してる彼に、日本国は勲章、いや特別功労金を支払え。午後、てっちゃんに「刺殺犯の小泉に、体型が似てると言われませんか?」とほざき、嫌がられた(当然だヨ!)。('08.12/1)

漫画屋無駄話 其の2561
▼11月30日、池袋の鬼子母神通り商店街の古本市、“みちくさ市”に生活のため「嫌記箱」も参加(午前10時〜午後4時)。場所はあしあと動物病院前で、今回のメインは福武文庫の内田百けん(10冊以上)。その前に、明日は午後一杯、下仁田ねぎ掘り手伝わなきゃ(午前中はズンジョ書きや拙著の校正)。翌日、腰痛で店番出来るかな?ペイントロボに電話。いつも小声で話すが、腸に響くのだろう。漫画家って昔から小声の人が多い。例外はDONKEYくらいだった(過去形)。('08.11/28)

漫画屋無駄話 其の2560
▼初めて読む柏原兵三の『長い道』(中公文庫'89)に感銘。日本人観を極める事で、世界文学になってると。矢島Indexの来月売りのいずみコミックス、『お尻の秘密・』の青焼と、『エロ漫画の黄金時代』(仮題・アストラ)の初稿が同時に出た上、『Mate』本文進行が加わり、シッチャカメッチャカ。忙しいって素晴らしい。そろそろ九段会館に行かないと。目白通りの右翼の街宣車も、いつもより多い感じ。あのサイケなポスターとかも、販売してるのか?('08.11/27)

漫画屋無駄話 其の2559
▼ついでに横尾和子、田母神俊雄、海老沢勝二の他、20〜30人始末してから出頭すれば良かったのに、どうせ死刑になるなら。非公務員賤民階級は熱狂、顕彰碑がタダ同然の公務員宿舎と同数は全国に建った、じゃなくて、“古本界の文芸坐”とも言うべき「田村書店」は、店頭客にのみ所得制限を設けよ。デッチ共の外見上の値踏みでいいから、年収600万以上の客には販売拒否。知人でも拒否されるのは内澤旬子姐御(期間限定)、岡崎武志くらいだから、全然困らない。('08.11/26)

漫画屋無駄話 其の2558
▼内澤旬子姐御、『おやじがき』(にんげん出版・本体1300円)、三省堂1階で入手、即読了(白シャツダンボの3階までは、連休の下仁田ネギ掘り疲れの腰痛で行く気になれず)。ちと高いけど、21世紀の『球根栽培法』、いや『腹々時計』のように、危険さと脂足の香りに満ちた名著ですたい。どれだけマスコミ受けするかがポイント?リンククラブ、10日以上もメールの返事を寄こさない。俺の口座から5万近い金を勝手にかすめ取って、はや2カ月。統一教会かリンククラブ…なのか?('08.11/25)


漫画屋無駄話 其の2557
▼田母神俊雄、海老沢勝二、奥田硯、横尾和子、小林文雄(リンククラブの頭目)、タコ多田…。別に俺の頭の中の、“幻の求殺隊ターゲット一覧”って訳じゃないが、何も殺すこたない。一昔前のTV朝日の復讐ドラマ、『ハングマン』程度にしときゃ、俗衆の支持もより広がった。田母神の馬鹿が6000万に執着したのと同水準の、プロパガンダセンスの無さ。総裏金公務員共の、情報隠しのネタにされるのが関の山。暇。神保町と「神保町シアター」、「フィルムセンター」に通うために日々上京してる感じ。生きていくのもつらい。('08.11/21)

漫画屋無駄話 其の2556
▼映画『非行少女』(監督・浦山桐郎・'63日活)の3大名場面(昨夜「神保町シアター」で)。1/コップの水をゴクゴク飲む若枝。2/「あんたはべっぴんさんやから」と、ブスな不良仲間が若枝に言い放つ。3/村の子供や悪党用務員(小沢昭一)が若枝を集団でいじめると、敵対するブス不良仲間がかかんに助ける。心情的には1が一番だが、今観て異様に盛り上がるのは3。仲間を助ける精神。60年代の美徳だ。社会主義以前からの貧乏人の仁義だが、脚本(浦山&石堂淑朗)は、巧みに映像化している。('08.11/20)

漫画屋無駄話 其の2555
▼ひき逃げの検挙率は9割以上だと読んだ記憶あるが、統計があるかは不明だが、被害者が警官だとそれは10割近いのでは?公務員全般が被害者でも、民間人に比べはるかに検挙率は高いはずだ。裏金泥棒仲間スピリッツ。何の心配もない老後を送っていた、日本人民への官営テロ組織、厚労省元幹部の超豪邸を警備する、警官連中の表情の真剣さと来たら。税金を遣いまくる側だけでなく、納める側が被害に遭った際も、同じ態度でのぞめば、治安も少しはマシになる。('08.11/19)

漫画屋無駄話 其の2554
▼神保町に出るのに、いつも専大側からでは能がないので、少年画報社の横から水道橋駅西口へ出て、東京三世社に至るマック右手の道へ。元岩波映画があった反対側に、カレーの「ハングリー味川」が健在でビックリ。マスターはまだダスターで、皿にこぼれたカレールーをぬぐってるのか?80年代の7セントラルビル時代は、景気も身入りも良かったのによくここへ。多分、三世社、司書房、コミックハウス、KIYO出版のぺーぺー編集もだったろう。ま〜旦那は週に3度は通ってた。('08.11/18)

漫画屋無駄話 其の2553
▼ガンで闘病中だった、「シネマテークたかさき」の茂木正男総支配人(61歳)が、吉井町の自宅で15日に亡くなったと、『東京新聞』群馬版に写真入り3段で。高崎映画祭なんざどうでもいいが、同館がないと俺の初老生活は退屈だった。今年も既に27本。観続ける事が最大の香典だ。甘楽郡吉井町は、宮崎学の『突破者・それから』の舞台。曙出版のカトケンに暇なんで仕事くれと電話したら、「それどこじゃないデス。版元も大変。下請けは廃業したら?」とアッサリ。生きてくのもつらい。('08.11/17)

漫画屋無駄話 其の2552
▼慶応の大麻学生は元気あっていい。本来パクるべきなのは、渋谷の舗道歩いてただけの納税者を不当に逮捕した、警視庁の坊主頭の裏金私服公安だ、ではなく、一昨日の夜に『追悼のざわめき』を観てさわやかな気分になってたのに、昨夜「早稲田松竹」で観た『アフタースクール』が、とんだ警察のチョウチン持ち映画で、胸糞が悪くなったでもなく(“左を演じたら右に出る者はない”〈川原テツ〉山本圭に、権力の犬を演じさせるなんて最低だな、脚本・監督の内田けんじは)、たまにゃアレがしたい。('08.11/14)

漫画屋無駄話 其の2551
▼午後やっと暖房が復活。ホッ・昨日は寒さに耐え切れず、必要もないのに『BUSTER COMIC』分数台を、三共グラフィックに“押しかけ出張校正”。暖かい同社5階で素早く作業、青焼を2階の営業部へ。見れば旧知の営業部員Kが、左奥のでかい机でふんぞり返っている。「何ぃエラソーにしてんだよ、オメー?」と言うと、米つきばったに瞬時に変身。東西線神楽坂駅への坂道で反省。俺の知る15年前の彼ではなく、今は役職(次長)なのだ。部下の前でとんだ恥を。無論俺も、あの頃とは全く違う境遇だ。('08.11/13)

漫画屋無駄話 其の2550
▼田母神さんの銭ゲバ父ちゃんも書いてるらしいな、日本は蒋介石の罠で大戦に引き込まれたと。真珠湾闇討ち攻撃も、ルーズベルトの策略だという珍論も、一時流行した。この種のタワ言を並べる自称愛国者ほど、悪質な不逞のやからはいない。要するに連中は、大元帥・天皇裕仁以下の大日本帝国が、無能だったとあざけってるのだから。小学校のホームルームでもあるまいし、国家間の争いで罠にはまるのは究極の恥。日本がそうだったと俺は毛頭思わないが、恥が弁明になると考えてる所が救い難い。「嫌われ者の記」を更新。('08.11/12)

漫画屋無駄話 其の2549
▼生きてても何一ついい事ねえな。仕事はますます減る一方だし、リンククラブは去年まで23640円だった年間利用料、突然アップし45380円も奪い去りながら、抗議メールに返事なかなか寄こさないし、昨日初めて付けた暖房は、完全に故障してるし(冷房は効く…)。仕事、口座、肉体共にブルブルブルブルブルドックソース。昨日から読み始めた、『B級ノワール論 ハリウッド転換期の巨匠たち』(吉田広明・作品社)が、わかりやすくて面白いのがせめてもの救い。高いけど価値あり。('08.11/11)

漫画屋無駄話 其の2548
▼アストラの大畑センセから電話。すっかり忘れていた『エロ漫画の黄金時代』(仮題)、もう少しで初稿が出ると。重複部分等は適当にカットしてくれと頼む。帯を頼む予定のいがらしみきおについても、正確なギャラ、字数、あるいはカットも要るのか等、早く連絡してくんないと困るとも。まだ年内発売予定の腹づもりのようだが、無理だと思う。立ち喰いそばの「利根」で、取り忘れた券売機の釣り60円を、同年代のおっちゃんに拾っていただく。名店は常連客の筋もいいね。('08.11/10)

漫画屋無駄話 其の2547
▼「フィルムセンター」が、休憩時間に一切BGMを流さないのは偉い。JR東日本は全く逆で、高崎駅新幹線ホームで、わざわざ鳥の鳴き声を放送したり等、馬鹿丸出し。天下り用子会社に、仕事を作ってやってる感じ。基本的に一切のBGMは嫌いだが、唯一流してもいいと思うのがトイレ。他人の脱糞音など絶対に聞きたくない。が、JR東日本はこーゆ所の静かさは保障。八木節やジャズメッセンジャーズなら、ブリブリ音もあっちに飛んでくってモノ。腐った会社だからダメか?('08.11/7)

漫画屋無駄話 其の2546
▼昨夜の「神保町シアター」、『飛びっちょ勘太郎』の全観客数が9名というのは、「シネマテークたかさき」もビックリじゃなく、外市での話。南陀楼綾繁と飯を喰い、尾崎一雄原作の『愛妻記』について触れた際、フランキー堺じゃ菊池寛にしか見えん等の下らぬ話はしたのに、一番大事な横山道代の怪演を弁じ忘れた。NHKの『若い季節』時代からのファンだが、凄いよ本作での女中役は。凡作映画だが、彼女が出ると画面が唸る。既に72歳。まだあの声と抑揚で婆さんしてるのだな。('08.11/6)

漫画屋無駄話 其の2545
▼今朝、愚妻の車で家を出ようとしたら、すぐ裏の堤防にキジが一羽。濃い緑の羽毛が朝日に輝き、実に神々しかった。直前までなぜ秋葉原駅には、鼻糞をしつこく掘る馬鹿客が多いのだとの義憤にかられてたので、気持ちが洗われた。新幹線に、キンキン声の糞ガキが皆無だったのもホッ・(濡れた脱脂綿をノドに詰めたい家畜親子ばかり)。お陰で『ウィーンの辻音楽師』(グリルバルツァー・岩波文庫)がジックリ楽しめた。見知らぬメタボエロガッパが突然乱入…かと思ったらやまだのら。いやはや。('08.11/5)

漫画屋無駄話 其の2544
▼田母神さんのお父さん、えらい事になっちゃったね(以前娘さんが、漫画屋で漫画描いたり編集も。親よりよっぽど立派だった)。これ以上の出世は望めないと、あえて名前を売り、退職金もガッポリもらい(6000万!!)、選挙にでも出ようってんだな(日本会議あたりの支援も考えられる)。日教組批判の中山君に比べ、姑息さが露骨。確かに渋谷駅前の舗道歩いてるだけでパクられる、日本の警察国家振りは北朝鮮並だが、軍隊の親玉が政府批判していいはずがない。退職金全額返上してから、戦後体制にゴロを巻け。('08.11/4)

漫画屋無駄話 其の2543
▼11月1日、2日は池袋「古書往来座」の外市。「嫌記箱」は以下のような本を。『ミステリと東京』『谷崎先生の書簡』『装丁探索』『石の星座』『絶対毎日スエイ日記』他。2日は老骨にムチ打ち店番も(野郎が声かけたらぶっくらす!!)。今朝から『本の狩人』(山口昌男・右文書院)を。学生時代を思い出しニヤニヤ。が、扱った本の版元名がないのは不満。日付けのない日記のようだ。お隣から『実話時報』最新号をいただく。面白い。ネットも携帯配信も敵じゃない世界。('08.10/31)

漫画屋無駄話 其の2542
▼メディアックスの加藤健次が、『漫画山口組 完全データBOOK』VOL・3(定価500円)を送ってくれた。前田俊夫、小海隆夫ら懐かしいメンバーが執筆する楽しい本だが、やくる〜とがポツリ。「コンビニに大量に入ってますが、ウチの雑誌より問題な気も。都条例とかも来ないらしいし」「だよなあ…って、言える立場じゃねえか。エロも暴力も差別しないで扱って欲しいぜ。成年コーナーはちゃんとあんだし」「ですよね!」リコシェの豆ちゃんを神保町で見た(売子してた)。('08.10/30)

漫画屋無駄話 其の2541
▼偶然性、過剰な会話、情景描写の少なさ等、通俗小説の概念は色々あるが、読み手の主人公への同化が一番では?しかも気分良く。初めて読んだ舟橋聖一の『悉皆屋康吉』(講談社文芸文庫)への感想。1冊も読んだ事ないが、川口松太郎とかも?高崎駅構内の国労の色あせた組合旗が、いつの間にか新しく。“共闘”との文字。ケチつけながらも連日古本祭へ。田舎者目当てに値上げしてる店も多いが、「田村書店」の100円均一は普段より凄いぞ。女子高生、女子大生、人妻、未亡人…何でもあり。('08.10/29)

漫画屋無駄話 其の2540
▼もうこれで池袋「古書往来座」の外市の準備は完了、と同市出品者の誰もが確信。だって「田村書店」前の廃棄コーナーの辺に、講談社文芸文庫の棚がダダーン!!!田村は同文庫、1冊200〜300円。棚ごとせどっても安いと思いきや、1冊1000円以上が大半。「???」横の表示見て納得。「村山書店」の棚なのだ。「ブックオフ」の105円均一コーナー脇で、「一誠堂」が営業するが如し。関係者は猛省を!!(「田村書店」がないと、首都圏の素人古本市の大半は成立しないと)。('08.10/28)

漫画屋無駄話 其の2539
▼朝からてっちゃんと業界無駄話。ふむふむふむ。行く気なかったのに、天気につれられて神保町。予想通り、リュック背負った傍若無人な初老男の大群が(キッチン「グラン」近くの回転寿司には、リュックしたまま喰ってる白痴まで)。とても本買うムードじゃないので早々に引き上げたが、「山本書店」店頭の100円均一文庫にはいいモノが(10冊買う)。『本当にあった禁断愛』の記事校正を、山崎邦紀と南陀楼綾繁にFAXしたが、後者はいがらしみきおも住む仙台だよ確か。('08.10/27)

漫画屋無駄話 其の2538
▼「身銭じゃなく、内閣官房機密費で毎晩豪遊してんだろ!?」と、なぜ麻生“酷使したAV嬢のケツの穴”太郎総理に突っ込まないのか、番記者諸君?高名作必ずしも傑作ならず。昨夜、満杯の「フィルムセンター」での『忠治旅日記』だが、『斬人斬馬剣』や『水戸黄門 血刃の巻』の方が、俺には面白かった。大入り続きの無声映画週間だが、ムカつくのが弁士の澤登翠。「私の尊敬するだ…」「『戦艦ポチョムキン』の影響が…」とか、評論家気取りの浅はかなゴタクを。こざかしいババア。黙って弁じてろ。('08.10/24)

漫画屋無駄話 其の2537
▼年々体がひからびて行くせいか、毎朝ビン牛乳を飲んでいるのに、日々の通じが悪い。事務所泊りの今朝など、500ccのヨーグルト飲んだのに便意なし(3年前ならすぐ下ってた)。でも気分悪いので、共同トイレで緒方拳してたら赤いモノが。切れたのだ。便意完全喪失。肺病と糖尿を併発した気分。暇。結局神保町へ。昨夜は「フィルムセンター」帰りに「駒忠」京橋1号店へ。あそこはビール大ビンだし、野菜タップリのスタミナ焼きも。50代半ばの体はゴビ砂漠?('08.10/23)

漫画屋無駄話 其の2536
▼あれで1000円は安い。今夜も行くか?(昨夜の「フィルムセンター」、『地雷火組』『弥次喜多 伏見鳥羽の巻』『斬人斬馬剣』3本立ての、弁士、フルート、ギター付き興業)。明日の『忠治旅日記』のピアノ伴奏、柳下美恵ってなぁ奴の女房?本当に暇で。久々に昼飯ついでに早稲田の「ブックオフ」へ。帰り、人身事故で東西線が神楽坂駅でストップ。仕方なく歩いて来たが、文庫5冊しか下げてなかったからまだしも、105円の『映画秘宝』、6〜7冊抱えてたら地獄だった。('08.10/22)

漫画屋無駄話 其の2535
▼暇。連日神保町通い(池袋「古書往来座」外市の準備)。来週になると古本祭で、絶対に行きたくないし。某書店3階で退屈男と遭遇。脚は全快したらしいが、休んだ間は身分からして無給だ。めげない笑顔が涙を誘う。アストラの単行本、『エロ漫画の全盛時代』(仮題)の原稿、昨日までに全部渡す。“エロ本界の昭和の妖怪”、坂崎重盛老…ではなく、遠山老人についても一章さき詳しく(荻編集長はココが一番オモロイと)。『アックス』の清水おさむの老人の絵と、重ねて読めばこの世の生き地獄。('08.10/21)

漫画屋無駄話 其の2534
▼清水おさむ様。『アックス』連載「Juku」におき、拙著『出版業界最底辺日記』(ちくま文庫)の過分な宣伝、ありがとうございます。『東京の暴れん坊』(右文書院)も送るのでヨロピク。遠山孝老人も、21世紀の世に我が雄姿が、故ふくしま政美タッチで甦るとは、よもや予想しなかったはず。ただワンカット登場する俺の外見は不満。あれじゃ高取英(京都精華大学教授・劇作家・詩人)。ゲタ面じゃないし、もっとインテリ風だって(松本さんと混同?)。コピーだらけだけど、『ガロ』同様に稿料は出ないの?('08.10/20)

漫画屋無駄話 其の2533
▼朝一番で「田村書店」の100円箱覗いたら、講談社文芸文庫が5〜6冊。全部買ったが、最近の新サービス?昔からだが、退屈男が全部買い占めてたとか?(只今骨折中)。編集者として辣腕なのは知ってたが、白井佳夫と同じく、書く本はどれも退屈と決めつけていた、津野海太郎の『おかしな時代』(本の雑誌社)、案外面白い(下ネタに突入しないトコは、濱田研吾センスで不満)。神保町の放浪おばさん、昼頃は冨山房裏手に。留守に「モンガの西荻日記」の爺さんが来社、手みやげを。変な窓際族。('08.10/17)

漫画屋無駄話 其の2532
▼今夜は地元飯田橋で、旧栄昇ビルの店子仲間と宴会だとの件は「下々の者へ」で書いたが、新橋の「蛇の新」でタコ多田やメディアックスの加藤健次、元司の山田らも一杯やると。飯田橋はスタートが早いから、2次会は断念、新橋へ足を伸ばすか。事前に「ゆで太郎」でもりそばでも。だって深夜に眼を覚ましたら、品川近辺の児童公園だなんてのじゃ、シャレにならねえ。リンククラブには年に約24000円払えば良かったのに(9年間ずっと)、突然今年は45000円台に。サギじゃねえの?('08.10/16)

漫画屋無駄話 其の2531
▼今日は自宅で、『エロ漫画の黄金時代』(仮題・年末か年頭にアストラから発売予定)の、前説部分の執筆。業界の現状報告で、何とか50枚以内に収める予定。一休みして観た、NHKの国会中継が面白かった。参議院予算委員会での、民主党の石井一の創価学会&公明党追求だ。特に新ネタはなかったが、麻生首相以下の大臣のとまどった顔が楽しい。うっかりあいづち打ったりすると、後で地元の気違い拝み屋共に突き上げられるのだ。石井よ、野中広務のようにひよるな。('08.10/15)

漫画屋無駄話 其の2530
▼秋晴れのもと、「千駄木一箱古本市の底力!」(南陀楼綾繁談)が大爆発、嫌記箱の売上げは27300円と文句なし。やっぱ「古書往来座」のある池袋とは、付近住民の年収格差があるよ。文句あるのは俺自身。昨夜午前1時、寒いので目覚めると、全く知らない児童公園のベンチで寝ていた。そこまでどうしてたどり着いてたのか、全然記憶なし。とにかくタクシーをと歩き回ると、染井霊園の巨大な敷地。午前2時頃に三信ビルに帰還したが、今でも謎は深まるばかり。ポッケに、南北戦本駒込駅からの160円切符。('08.10/14)

漫画屋無駄話 其の2529
▼『Mate』が終了、『本当にあった禁断愛』が始まるまで暇。初老性のボケは相変わらず。先日も三共グラフィックの出稿が夜9時過ぎになるというので、「フィルムセンター」の『巨人傳』(監督・伊丹万作・'38東宝)へ。1時間27分というから丁度いい。面白かったが妙に長い。終了後に腕時計を見ると9時過ぎ。127分だったのだ。営業の兄ちゃんに平身低頭(三信ビル前の車で待ちぼうけ)。3階の白シャツダンボんトコで買った、『Spin』04が追悼特集してた湯川書房の社長、不愉快な俗物と。('08.10/10)

漫画屋無駄話 其の2528
▼テメーがもらったような、白痴マスコミのノーベル賞騒動。ド百姓根性丸出しの自画自賛振りは、中国、韓国と同レベル。英国BBCを見習え。元漫画評論家の永山薫に電話したら、しぶとくも生きていた(DTP屋として)。朝日文化人、唐沢俊一並に盗癖がある訳でもなく、伊藤剛のようにパラノイアでもないのに、うだつの上がらない野郎。根が馬鹿だからと言っちゃおしめえだが、要はセールスポイント不足。泥棒や気違いの方が絵になる。根が真面目な人間の気持ちは、よ〜くわかる。('08.10/9)

漫画屋無駄話 其の2527
▼乙羽信子が大根なのは知ってたが、「神保町シアター」の“松竹の女優たち”に通い、有馬稲子はそのレベルでさえないと痛感。昭和の宮沢りえ?ツワイクの『ジョゼフ・フーシェ』(高橋禎二・秋山英夫訳・'79岩波文庫)、翻訳もよどみなく、重量級個性派人物の裏切り合いが息もつかせないが、本文が小さすぎて。早く新装版出せ(彼の他の評伝も)。『エロ漫画の黄金時代』(仮題・年末にアストラより刊行予定)の特別版「嫌われ者の記」、30枚を突破しても終わらず。「嫌われ者の記」を更新。('08.10/8)

漫画屋無駄話 其の2526
▼愛媛県警の裏金を告発した、“日本のセルピコ”こと同県警の仙波敏郎巡査部長、勝訴確定と。この人や『気骨の判決 東條英機と闘った裁判官』(清水聡・新潮新書)での大審院判事、吉田久のような人物を見るに、愛国者、国士の言葉はこういう人にこそと痛感(騒音公害営業街宣右翼や、安倍他の世襲チンピラ総理がその言葉を使うと、見る間に日本語が腐食、砂と化すのがわかる)。で、社会保険庁の巨額退職金、ポッポに入れたまま辞任した、元最高裁判事の横尾和子、逃げ得か?('08.10/7)

漫画屋無駄話 其の2525
▼午後、「珈琲美学」の隣席で、漫画家のコンテだか下描きをチェックしてた、どっかの編集の声が(野郎なので顔は見ず)、凄くエラソーに聞こえた。帰り際にチラリ見ると、単に下品で醜い顔してるだけで、威張ってる風はない。傍から見ると俺もああなのか?(ここ数年、喫茶店で打ち合わせはしてないが。節約節約)。また呼びもしないのに、悠社の営業の兄ちゃんが朝一番で顔を。金曜夕方には女社長が。あれが親切だと思い込んでんのだな。うざってんだヨ。('08.10/6)

漫画屋無駄話 其の2524
▼発見。今日2時30分頃、神保町の放浪おばさんが、足下に4〜5個の荷物を置き、「信山社」裏口前、「巌南堂」ビル角地の石に腰かけ、うつらうつら。これから夜は大変だ。皇居警備のオマーリに、意地悪されたりすんだろう。すずしくなり足が遠のいたが、専大交差点裏手の「梅の湯」、以前は冷たくしてたマラソン客、ニコニコ歓迎路線に。着替えて一度外出する客が急増、先日はロッカーの空きがゼロ。商売のためとはいえ、公衆衛生上もちょっとマズイよ(自治体の援助も受けてるはず)。('08.10/3)

漫画屋無駄話 其の2523
▼『自伝的女流文壇史』、最後までカンペキに面白かった(山田順子がズーズー弁気味だったなんて…)。今日も何か落ちてないかと前を通るが、甘かった(仕方なく買う)。落ちていたのは「すずらん堂」前。パンパンの白いビニール袋と、黒いバックの計4個の荷物が。例の放浪おばさんの物だ。姿なき本人は何を?夜、「神保町シアター」に行くからまたチェックを。辞任したひと汽車遅れの中山“極右”国交相、思想信条は自由だが、己れの感情を律しられんトコが最悪。左翼にも多いヨ。('08.10/2)

漫画屋無駄話 其の2522
▼10月12日(日)の秋の千駄木一箱古本市、「嫌記箱」は光源寺てトコに出店(豪雨だと10月13日)。11時〜17時。生活かかってんのでヨロピク。今朝、「田村書店」前の無料コーナーで拾った、『自伝的女流文壇史』(吉屋信子・中公文庫'77)、20ページしかまだ読んでないが、すっごく面白い。“人間だけじゃガマンできない!!”『COMIC獣欲』(一水社)、買ってな(山崎邦紀のコラムあり)。今日は映画1000円デーらしいので、観に行くのやめよう。またHP扉のカウンターが壊れている。('08.10/1)

漫画屋無駄話 其の2521
▼『エロ漫画の黄金時代』(仮題・年末にアストラから発売予定)の加筆が佳境に。昨夜は投稿者篇を。やす○、M子、Q-Bee、カゼらは本文に堂々と登場するが、名前だけの連中にも、寂しいので注釈を各200字程度(豊川ピコ、夜、GISM他)。1回目は苦労したが、2回目のチェックは楽しい。今週で終わらせ、後は前に業界の現状を400字で15枚、特別版「嫌われ者の記」をケツに同じく20枚ほどくっつけるつもり。今朝、東京駅〜飯田橋駅の間で、老眼鏡を紛失。1万円もしたのに…。('08.9/30)

漫画屋無駄話 其の2520
▼絵は達者だが、どうもエロ漫画に少し不慣れなさどっこに電話。健全漫画のアシやってんので仕方ないが、女のコの顔は絶対に汚したり、ワンカットでもブスに描かぬようにとかの説教(この辺は理屈じゃない)。今朝から読んでる『フランク・オコナー短篇集』(阿部公彦訳・岩波文庫)、永井龍男みたいでいい。ただ子供の描写は下手。いかにも大人が造形した子供像(児童劇団所属のガキの演技)。そういう意味で巻頭に、「ぼくのエディプス・コンプレクス」を持って来たのは疑問。('08.9/29)

漫画屋無駄話 其の2519
▼神保町交差点のみずほ銀行脇に(「信山社」との間の道)、ワイシャツ姿のダンボが捨てられて…と思ったら、畠中ぺ−ぺ−店員が丸くなって携帯電話中だった(午後1時50分)。無視して信号を渡り、「さぼうる」前の露地を「古瀬戸」方向に抜けると、パンパンの白いビニール袋4個と、カサが2本一列横隊に。例のおばさんホームレスの荷物だな。「神保町シアター」で今夜の『からみ合い』を買うと、6番。結構混むかも。何か毎晩映画ばっか観てるせいか、全然宴会もしてない。誰か誘ってヨ。('08.9/26)

漫画屋無駄話 其の2518
▼アストラの本の加筆修正で、数年振りに静岡のDONKEYに電話すると、まだ生きていた。昔話。当人もまいなぁぼぉいもITOYOKOも、未だに独身と。第一次おたく世代は、一人身でこのまま死んで行くのだ。続く世代より、常識あるインテリが多いのに(右翼も少ない)。アストラの美人営業ウーマン、奥山女史より電話。知り合いの書店さんがあったら教えてと。古本屋なら一杯いるが。書店関係者、「塩山の本を!!」と、アストラ(FAX03-3288-3947)に大量注文してな。('08.9/25)

漫画屋無駄話 其の2517
▼22日の“今日の家計簿”に追加。「R.S.Books」で講談社文芸文庫2冊(1850円)。大丸地下の幕の内弁当とお茶(計890円)。『日刊ゲンダイ』(120円)。もっと節約しなきゃ。ベテランAV女優の、酷使しすぎてゆがんだアヌスー麻生総理の昔からの印象だが、極度の政治音痴の我が同胞も、ケツの穴にゃ顔そむけんじゃ?群馬県民はその点わからん。虫喰いとうもろこし並の頭カラッポ野郎、山本一太を何期も参議院に送ってるし。全国一の政治白痴県の群馬県。('08.9/24)

漫画屋無駄話 其の2516
▼今日の家計簿。『映画秘宝』(1050円)。「ゆで太郎」のおおもり(360円)。「珈琲美学」のコーヒー(400円)。今夜は新橋に試写会に行くので、往復の交通費(260円)。古本屋に行かないと安くすむ。最新刊『生贄と牢獄』が一水社から好評発売中の、オイスターに来月売りの『Mate』で、久々に巻頭カラーを。先週は、死にそこないのペイントロボを叱った。下描きに、ソーニュ−場面のないエロゴマが何カ所もあんだモン。修整は編集の仕事。単に楽してるだけ!?(漫画家が)('08.9/22)

漫画屋無駄話 其の2515
▼ゲッペルスの元愛人だ、反省なきファシストだ、生前の評判は散々だったレニ・リーフェンシュタールだが、『美の祭典 オリンピア 第2部』は、1部に比べ少し落ちるが、それは彼女のレベル内においてで、やはり何度観てもしびれる(昨夜「フィルムセンター」で)。強くて美しいモノにしか興味のない女。藤田嗣治の戦争画をふと。専大近くの「侘助」でそばを喰い、さて神保町へと出ると雨。仕方なく引き返す。お陰で仕事がはかどる。さて今夜は?('08.9/19)

漫画屋無駄話 其の2514
▼雑誌の数も収入もドンドン減ってるのに、なぜか忙しい。訳がわからない。10月10日発売予定のMUJIN COMICS、てっちゃんの『とろける穴』の進行が、まるで雑誌並。予定通り店頭に並ぶといいな。アストラの単行本用原稿の加筆修正、やっと半分突破。最初は我ながら「ウ〜ン…」だったけど、次第に面白くなる。消えた編集上の技術一覧、全盛時代の投稿者の生(性)態、警視庁保安課や都庁の青少年健全育成課でのやり取り等。ケーハクかつ貴重な描写(予約しなさいヨ!)。('08.9/18)

漫画屋無駄話 其の2513
▼黙って昔の焼き直し本出してりゃいいのに。今朝から読み始めた『世界見世物づくし』(金子光晴・中公文庫)の担当者は、将来出世する。何を見ても日本及び日本人に対する、カミソリ付きブーメランのような金子の名文から、“ナベツネ史観の範囲内”、つまり危険でなく、単に面白い物のみ念入りに選択。社内的地位と従来の金子ファンの尊敬を、同時に確保。NHKの政治討論会における、解説委員みたいな奴。“ナベツネのアップリケ”の同社には、既にこの類いしかおらぬの?('08.9/17)

漫画屋無駄話 其の2512
▼最近は、遂に「フィルムセンター」にまで(「神保町シアター」がペケの日)。役人の接客は思ったほど悪くないが、九段の「昭和館」同様、不必要な人間がゴロついてんのがムカつく(役人や政治家の縁故採用だろう)。いずれも定期の範囲内というのがミソ。90分以内の映画なら、「フィルムセンター」帰りに大丸地下の弁当も買えるし(3割引き)。『本当にあった禁断愛』の表紙用に、「東西堂書店」で6〜7冊エログラフ誌買うが(古い号なので約3000円)、使えるのは1〜2冊。('08.9/16)

漫画屋無駄話 其の2511
▼小宮山印刷がいきなり青焼き5台分持って来て、今日中に下版してくれだと。馬鹿野郎!! 発売の早い本がまだ引っ掛かってんだよ。事前の打ち合わせも全然せず。自分の都合を中心に地球が回ってると思ってる、ドカス野郎。不思議と昔から、三共グラフィックや図書印刷にゃ、ここまで無礼な営業はいない。確かにたのしい事務所のま〜旦那のように、せっつかないと仕事しない編集はいる。当然逆も。営業は編集の性格に合わせるのが仕事。さ〜て、これから江戸川橋の三共グラフィックだ。('08.9/12)

漫画屋無駄話 其の2510
▼ウチのBBSの書き込みに、渡辺文樹監督逮捕との書き込みが。本当?上映だけは是非実現を。横尾和子のような、人殺し厚生省出身で、社会保険庁長官に天下り腐敗させ、高額の退職金をポッポに入れると、再び最高裁判事に天下り。トンデモ判決平気で出し、過去が追求されそうになるや、3度目のベラボーな退職金を〈盗み〉トンヅラ。こんな泥棒牝イタチのような輩が、平気で“憲法の番人”になる国ゆえ、裏金公安が北朝鮮並にバッコする。どこが民主国家か!?('08.9/11)

漫画屋無駄話 其の2509
▼来年はもうどうしようもなくなりそうだが、今は『BUSTER COMIC』『本当にあった禁断愛』『獣欲』が重なり、つかの間の忙しさ。編集は発売順に下版準備をするが、ムカつくのがテメ−の都合だけで、入稿をせかせるアホ業者。印刷屋なら小宮山印刷(ミス多し)、DTP屋なら悠社が筆頭。そばの出前に催促電話するが如し。前者には「うるせーっ!!!」とガチャ切り。30分の間に2度馬鹿面見せた後者には、「気持ちわりんだよボケイッ!!」。ミニスカ姉ちゃんなら大歓迎するが。('08.9/10)

漫画屋無駄話 其の2508
▼画力はあるが大衆性に欠け、豪気を装ってはいるが繊細な性格の、本業界には多い犬の糞タイプ。かつての彼女のイメージだが、わめぞ文庫第1弾、『大阪京都死闘篇 武藤良子関西旅行記 完全版』(500円)を昨夜読了、その無駄のない日本語の運びに、瞠目せざるを得なかった。久々の保守本流文体の心地良さ。南陀楼の野郎も書くモンはロクなもんじゃねえが、俺様の時といい、物書きを見る眼は少しある。一昨日の「世界の山ちゃん」での宴会で、もっと優しく交接、いや接してやんだったよ、武藤に。('08.9/9)

漫画屋無駄話 其の2507
▼高田馬場のジャイアントパンダ(セドロー種)が、BIGBOXの市で『東京の暴れん坊』を400円で入手と。超々ムカついたが、今朝「田村書店」店頭に500円で。やっぱ場末の古本屋は価値を知らんな(100円の間にロンドンとパリが)。遂に!!神保町にまで『天皇伝説』(監督・渡辺文樹)のサイケポスターが!!!9月17日、18日、19日、「代々木八幡区民会館」で、同作と『ノモンハン』の上映会があると。絶対に行って2本共に観るぞ。('08.9/8)

漫画屋無駄話 其の2506
▼ありゃ大麻ってよりシャブ面だろうじゃなく、6日、7日は池袋「古書往来座」の外市。“嫌記箱”は『文学鶴亀』『ロリータ、ロリータ、ロリータ』『青いムーブメント』他を格安で出品。6日はアレだけど、7日は終日中店番の予定。入稿済みの『BUSTER COMIC』分の或るネームについて、いトうと電話。「そ…そうっすよね。キャラ的にちょっと矛盾が…」「それ程オーバーなもんじゃねえが、今進行中のじゃ気をつけて」「はい!」3日振りに「神保町シアター」へ。('08.9/5)

漫画屋無駄話 其の2505
▼初老の不便さその3。眼の老化は小銭を間違えるだけじゃない。先日、「日本特価書籍」で『昭和天皇』(福田和也・文藝春秋)を買った際、第二部を2冊差し出したらしく、気づいたレジのオッサンを、50メートルも走らせてしまった(今日、同店でやっと第一部を)。昨夜は「新文芸坐」で『武器なき斗い』(監督・山本薩夫・'60大東映画)を。70年代のピンクでもないのに、パートカラーでビックリ。突然、山本宣治の墓のある墓地が、赤旗で埋まる。恒例、山薩映画の“赤色アクション”。絶対に退屈させない。('08.9/4)

漫画屋無駄話 其の2504
▼平地に波瀾を起てると言うが、いかなる技巧をもって化粧をしても、小池百合子の鼻の周辺に陰影を出すのは永遠に無理。で、コイツ記者に囲まれると、濡れちゃってんのが見え見え。堪え性なき尻軽鼻ペチャ女総理も、1度くらいは見たいが。初老の不便さその2。100円と50円玉、5円玉と1円玉をよく間違える。穴の有無や色が全然違うとお考えのあなた、老眼者は過剰な照明下のレジじゃ往々に。小銭入れだと余計に。さすがに札はまだ(実は既にやってたり…)。('08.9/3)

漫画屋無駄話 其の2503
▼ボロクソ言われてるけど、安倍も福田も決断力あって立派。昭和天皇なんてその点、全国の大都市が焦土と化し、沖縄戦で民間人があれだけ日米両軍の間で死んでも、原爆が2個落とされるまで、“御聖断”には至らなかったのだから(呉智英は、明治、大正の両天皇に並ぶ名君と言ってるが)。あとは安倍のように再チャレンジして恥をさらす前に、さっさと引退を。アストラの荻&大畑両氏来社、単行本の話のツメを。今月中に大幅加筆修正する事に。出るのかな、本当に?('08.9/2)

漫画屋無駄話 其の2502
▼担当編集者が銀行口座を尋ねなかったので、謝礼は出ないと思ってた某版元から、今日現金書留で少なくない額が届く。うれしいよな、予想外の入金て!凄く気分がでかくなり、昼飯の「ゆで太郎」のおおもり(360円)に、大胆にもかきあげ(120円)を付けブルジョワ気分(人間はここまで小さくなれる…)。それよか、俺の前のあったかいかきあげそば頼んだ、20代半ばの変質的な感じの奴が、わさびをどんぶりのフチに塗ってた。生まれて初めて見たが、通なんかい?('08.9/1)

漫画屋無駄話 其の2501
▼例のiMac、ドタマどやしながら、もう1〜2カ月使うしかなくなる。深刻な理由が。9月25日で新幹線の3カ月分定期、上信電鉄の半年分定期が同時に切れる(新幹線は3カ月が最長)。前者292630円、後者137540円。合計で430170円。15年目にしてもめまいのする散歩、いや額。漫画屋に中古パソコン寄付するなら今。最近、「田村書店」店頭に詩集が以前ほど出ない。“神保町はボクの図書館だ”風のドゲロ妄言を吐くほど白痴じゃないが、同店が詩の本棚なのは事実。('08.8/29)