季節の移ろいを味わう余裕もなく働きつづけて気が付くと、今年で60歳になります。年男もひとつの人生の折り返し点であり、還暦を自営業として迎えられることは、多くの方々のおかげと感謝しております。社会に出てからサラリーマン時代を10年あまり経験した後、独立開業してすでに20余年となりました。今日の社会経済状況は、まさに1929年の大恐慌の発端となった80年前の社会経済体制の激動の時期に思わせます。これから多年に渡り日本全体で既成の常識が覆されるような激しい時代が続くことになりそうですが、今日までの「毎日を悔いのないように生きる」ことを日々繰り返しながら、これから生じる多くの事項に取り組んでいきたいと思います。そして、皆様の喜びに貢献できれば幸いです。
経済の大きさは国内総生産(GDP)で表示されます。先ごろ中国に追い越され日本は世界第3位に落ちることが予想されて話題になっていましたし、昨年の1月には大田元経済財政大臣は国民一人当たりのGDPは先進国の中で18位に低下したのでもはや日本は「経済が一流」と呼ばれる状況ではないと国会で発言しました。GDPは、大きく分けて消費と投資に区分されます。そのうち70%占めるのが消費で、その他は主に投資です。消費の内訳は、民間消費55%と政府消費15%に分かれますし、投資も民間設備投資と政府の土木建設投資に区分されます。政府の支出は、国会の予算で決められますので、翌年に及ぼす影響は大きなものがあります。民間は財政支出の大きさとその方向に向けて設備投資をしますし、家計はサイフの紐を調整するわけです。
昔、景気対策として6月のボーナス時期に特別減税の援助をして消費を盛り上げようとしましたが、多くの家庭はこの資金を消費せずに貯蓄に回しました。近頃では定額給付金もありましたが、目に見える消費の盛り上がりは見当たりませんでした。今回の子供手当については、義務教育期間の小中学校生が対象であり、実際にはあまりお金のかからない年代なのです。それに比べて高校や大学は何倍も教育費がかかります。親御さんはその手当金を将来に備えて貯蓄に回しそうです。消費は増えずに、貯金経由での国債購入がその行き先ではないでしょうか?
地球の歴史は、氷河期と気温が温暖な間氷期を繰り返しています。人類の歴史は400万年前に始まりますが、その間、幾回もの氷河期を動物として生き延びてきました。そして、1万年前に氷河期が終わり間氷期が始まりました。このチャンスに私たちの祖先は、家畜を飼いならし、植物を育てて計画的な食料生産を始め、8000年前にはメソポタミア文明やエジプト文明が始まります。その後の人類は発展し生息域を宇宙にまで伸ばそうとしています。
これも、気候が温暖な間氷期だからこそ可能になったことです。氷期と間氷期の繰り返しには2万3000年、4万1000年、10万年といった周期性があるそうですが、最後の氷期が終わってから現在まで1万年が経過して、あと1万年は間氷期が続くと予想されています(中学校、高校の地学教科書より)。
でも、地球の温暖化が進み氷河が溶けて海水面が20m上昇すると、低い土地にある都市は海面に没することになりますが、反対に気候の変化により不毛の砂漠が肥沃な大地となり、高地が低地となってシベリアの凍土が広大な耕作地に変わるものです。人類は、傲慢にも地球をコントロールすることを考えるよりも、気温の上昇を地球の変動の一部として受け入れて、その提供される環境に合わせて生きることを考えるべきです。
人類が恐れなければならないのは、地球の温暖化の対極にある地球の凍結である氷河期ではないでしょうか?熱帯地方に暮らすホームレスは生きていけますが、極寒の地にはホームレスはいません。
今年の2月ころは、世界的不況の大合唱で国内企業への資金繰りのために、金融機関からどのように借入金を調達するかが問題でした。このため、国は、各種の緊急融資金を用意しました。
しかし、最近は、企業の業績がさらに悪化して毎月の返済が難しくなりつつあります。このため、借入金のリスケジュール(re-schedule)を金融機関と打ち合わせることが増えました。リスケジュールというのは、銀行にしばらくの間、返済を減額・繰り延べしてもらって資金繰りをつなぐ方法です。
零細中小企業の再生に向けてリスケジュールは一時的な猶予手段になります。手続きとしては、金融機関に、返済猶予申込書、資金繰り表、経営改善計画書等を提示してお願いすることになります。
でも、企業の業績向上のための手段は、社内的にはすでに実施済みであり、新たな売上増大策や経費の節減策は なかなか見つからないものです。このため、企業としては、金融機関にアピールできるものが少なく、資金繰りとともに苦しいのが現状です。
国立局地研究所の開放がありました。その内容は、南極観測の展示とお話が中心でした。説明をしている研究所の職員は、専門家ばかりですから隕石拾いの話、南極で自転車に乗る話等興味ある話が聞けて面白かったです。この秋に日本をたち昭和基地に赴く本吉隊長の講演が興味深いものでした。この方は、南極観測には何度も従事している地質学が専門の学者の方です。昭和基地での気温の変化は長年変動が無いこと、10数年前までは、世界の気象学者は、間氷期が終わりに向かうにつれて地球は寒冷化していくという予告していたことをあげて、最近の地球温暖化の世界的な合唱に疑問を呈していました。私も地球温暖化の問題は、情報の操作により作られた危機であると思っていますので、同意見の方がいてうれしくなりました。しかも、この方は、昭和基地観測の隊長であり純粋な学者の方だからです。地球温暖化の危機は、欧米の排出権取引市場で一儲けをたくらむ人たちの行為を正当化するための演出に見えるのです。
さて,
南極大陸に勤めるのには何が必要でしょうか?昭和基地に勤める隊員になるのには、学者をはじめコック、医師、機械の技術者等たくさんの職種がありますので、それぞれの分野での優れた技術を持つことが必要であり、そして頭の能力以上に頑強な体力と根性が必要になるそうです。昭和基地には、飛行機を使っても最短でも5日近くかかるそうですが、地球から宇宙に飛びだすのに必要な時間は8分30秒です。
緊急経済対策の大義名分の下におこなわれた定額給付金や高速道路料金の引下げは、目先を楽しむ人や老人にとっては朗報ですが、日本に行く末を案じる人や若人にとっては不安の種になりそうです。定額給付金の予算は、給付金の2兆円と事務費用825億円の合計2兆825億円であり、高速道路の料金引下げは5000億円の負担となり代金は道路公団に支払れます(2008年度第2次補正予算より)。当面は、道路財源が充てられますが、いづれは、国債(借入金)に置き換えられます
その一方で、2008年度は、国の租税収入が予算額を下回り歳入欠陥が生じました。国ばかりでなく地方公共団体も同様か、もっとひどい状態でしょう。いすれも、国の信用を前面に出し「国民」という担保により借入れを進めています。09年度の企業業績の厳しい見通しからは、同じように歳入欠陥が生じると予想されます。
国債の減額(償還)は、国の資産の売却や増税に財源を求める方法、およびインフレ利得による目減り待ちしかありません。話題として、消費税の税率を上げれば、年金や医療の問題がすべて解決するかのように取り上げられますが、これは錯覚です。今の消費税の税収は10兆円ですから、税率を20%に上げると40兆円の税収が見込めますが、 国債の残高 は846兆円(09年3月末)あります。さらに、国債のGDP比175%では、国民がその所得を1年9か月分全部ささげてやっと精算できる額です(笑)。
近い将来、国民が苦い薬の消費税増税を受け入れただけでは、一時的な延命処置に過ぎず根本的な解決にはなりません。長期金利の上昇を恐れるのは財務省の人ですが、その影響を受けるのは国民です。経常収支の黒字額が急速に減少している今、「借入金をどこまで支え続けられるか」の実験が続きます。
経済危機対策の補正予算案が、衆議院で再可決されました。これで、住宅取得に関しての贈与税控除額の500万円上積み控除が認められます。
関東と北陸地方は、10日梅雨入りしました。しばらくは、不快ですが梅雨明け後は、活動的な真夏になります。昨年(2008年)は、7月上中旬が暑く梅雨明け後は、天候が不順で都心では、ゲリラ豪雨が多かった年でした。例年は、夏の高気圧に覆われて晴天が続くものですが、天候不順は夏山も同じです。
雨降りの中では、屋内の散策にかぎります。 江戸東京博物館 で開催されている手塚
治虫展を見てきました。宝塚市にある同記念館からの出張展示物です。子供のころからの生い立ちや、作品
群の紹介とそこにこめられたメッセージについて、子供たちや若い人が薫陶を受けるかのように熱心に見
ていました。
私は、小学生のころ「少年サンデー.マガジン」で見かけた漫画に懐かしさを覚えながらも知
らない作品も多くあるので楽しめました。彼の学生時代の手帳やノートが展示されていましたが、そこには、
まるで教科書のように丁寧な文字や、きれいな線で書かれた昆虫写生、そして美しい写真のような絵が描かれていました。レオナルド・ダ・ヴィンチの
解剖図や細かい図形を思い起こさせます。私の記憶にある手塚氏は、初期の少年雑誌のころは、「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「リボンの騎士」など、おおいに人気がありましたが、雑誌の発行部数が伸び、読書層の年齢が上がるにつれて、迫力を売り物にした劇画やギャグ漫画にその人気を奪われ「手塚の時代は終わった」といわれました。
しかし、大人向けの小説のような漫画「ブラックジャック」「火の鳥」等を発表して、読者に強いメッセージを伝え、再度、その地位を不動のものにしていきました。その、こめられた読者への思いは、戦争で空襲にあい九死に一生を得るなかで、さながら地獄図
のような多くの死体を見たことが「生」にたいする原点であったそうです。
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帰りの駅で「東京メトロ線で人身事故発生のため運行停止」が表示されていました。鉄道の人身事故は、ニュースにもならない時勢だから、もう一度、先生の漫画を読み直して見ましょうか ----
今の経済情勢では、中小企業の事業主は売上げの減少に悩まされ、役員の報酬減額はすでに実行済みで、従業員の人件費の削減も緊急の課題となりました。しかし、従業員の解雇ではなく休業により雇用を守り、やがて来る景気回復を待つ方法もあります。それは、経営者が、従業員の協力により各人を順番に休業させることにより給与を減額して経営の安定を図る方法です。従業員には、休業した日には日当の60%を支払いますが、助成金を受領してその穴埋めをすることができます。この制度としてハローワークを窓口とする「中小企業緊急雇用安定助成金制度」がありますので、ご検討ください。詳細は、こちらの パンフレット 中小企業緊急雇用安定助成金 をご覧ください。
みなさんはすでに、定額給付金を受領したと思いますが、所得税から見ると、これは一時所得に該当します。しかし、今回は、生活給付金として所得税と住民税は課税されないことになりました。当然のようですが、非課税にするためには、条文を国会で可決しなければなりません。
経済危機対策の補正予算案は、5月13日に衆議院で可決しましたが、まだ参議院での審議が不透明です。税法としては成立していませんので、住宅取得に関しての贈与税控除額の500万円上積み控除等ありますが、贈与の実行は、もう少しお待ちください。4月の時点 では、すぐにでも施行されるように表現をしましたが、現在のところ、まだ成立の時期はわかりません。有効求人倍率や中小企業の売上高および地価の下落には、下げ止まり感はありません。株式市場は3月の安値から3割ほど上昇しましたが、再度、市場が崩れる前に有効な経済対策を実行してもらいたいものです。
三浦半島は、海からすぐに山が迫っている平地が少ない土地で、小さなトンネルが多いにもかかわらず京浜急行の快特電車は、速いうえに安定しています。中央線の特別快速や西武線の急行電車のスピードに慣れているものにとっては驚きです。大変快適なので横浜駅下車の予定が品川まで乗車して、新宿経由での帰宅となりました。 鉄道のレール幅(ゲージ)には、狭軌と標準軌とがあり、狭軌の鉄道はJR東日本や西武鉄道等多くの鉄道会社で利用されており、レール幅の広い標準軌は新幹線や京浜急行が採用しています。狭軌は、欧米列強に追いつくべく鉄道建設を急いだ明治時代のおきみやげのようです。
緑に囲まれた事務所の周りも花が満ちています。毎年、ビオラのこぼれた種が、春になると忘れずに花壇に咲きほこります。でも、花びらは、20世紀の植え付け時は幾多の色合いでしたが、単色が多くなりしだいに、原種に戻るようです。でも、丈夫で手間のかからないのが数多の種の中からの生き残りの条件のようです。
統計資料が揃っているのは一流国の証拠といわれます。総務省統計局のデーターを元に平均的日本人と国力の動向を考えてみました。現在の日本の人口は1億2千万人で世界の中で10位に位置し、その中位の年齢は45歳と推測されます。この年齢は、体力を使う時期はすでに過ぎて中年です。人生の峠にさしかかり、健康の問題も出てきたころです。そして、会社では、後輩を育てるのが任務となる年代でしょう。今の社会の仕組みを変えたがらず、昭和の過去を懐かしむ風潮は日本の老化現象ではないでしょうか。
それでは、他の国は何歳でしょうか?世界の人口は67億人(2008年)でその中位の年齢は29歳です。まだまだ、うらやましいくらい、若いですね。アメリカは、3.1億人の人口で36.5歳(2010年)と推計されています。注目の中国は13億人で35歳です。それぞれ若人から中年に差し掛かるころです。人口大国のインドは、12億人の人口で25歳と世界の中位の年齢よりも若いのが特徴です。インドから先進国への移民が、今後増大するのは、自然の道理でしょう。日本は、10年後の2020年には、人口は440万人減少して1億2千万人となり、その推定年齢は49歳となります。島国のうえ言葉の壁がある日本は、海外からの移民に国民が拒否反応を示すため、人口の社会増は期待できませんので、世界に占める日本のウエイトはさらに減少を続けることでしょう。
これは、日本経済に大きな影響を与えます。輸出主導の経済から内需を中心とした経済成長を維持し、日本経済からの持続的豊かさを享受するためには、一定の人口が必要だからです。マスコミに登場するエコノミストは、リーマンショック後のアメリカや欧州の経済危機(銀行危機)を捉えて盛んに円高を予測していますが、世界の資金が緊急避難している現状や
短期的にはともかく、長期の人口動態から判断すると1ドルが140円を突破する円安も視野に入るようです。
世界の人口統計参照
天気が良いので散歩として、靖国神社周辺を歩いてみました。すでに、桜は八重桜が、残り少ない花をつけているだけでした。今日が、昭和天皇の誕生日であることを右翼の街宣車の拡声器で思い起こされます。------ 髪の毛と 昭和はうすく なりにけり ------「平和な日本を守ろう」と叫ぶデモと右翼の拡声器の宣伝はいつものことですが、デモ参加者や街宣車よりも出働した機動隊員のほうが人数でも車両数でも圧倒していました。人気のラーメン店「斑鳩」は、路上に並んでいる人の列が短くてラッキーでした。やはり、祝日ですね! 祝日の呼び名は変わっても、不景気を一瞬でも忘れさせてくれる心地よい季節です。
都内散策は、歴史ある建物やテレビや映画で見聞きした事件等で見ものが多くあきさせません。今回は、暖かい陽気に誘われて築地、月島、佃島、聖路加タワ ーを散策してみました。この地区は、時代の先端を行く建築物と明治や江戸をしのばせる建物や景観が並存する面白い場所です。 休日の昼時には、軒を連ねる築地市場のすし屋さんが、外では呼び込みに店内では客の注文取りに 大忙しでした。でも、予想したよりは、人出は少ないように思いました。おい しそうに寿司をほうばるのは、若いカップルと熟年の二人ずれ、女性のグル ープと家族連れです。でも、ここには、青山や銀座のおしゃれな雰囲気ではありませんが、リラックスできる市場です。築地本願寺を見てから、子供のころ絵本で見た勝鬨橋をわたると月島地区です。月島の西仲通りは、もんじゃ焼き屋さんが並んでいます。商店街をあげての売込みに熱意を感じます。残念ながら、たいこ腹は、すでに寿司に占領されており別腹の余地がありませんので次回の楽しみとしました。佃島では、佃煮老舗の「天安」でおみやげを購入して、佃大橋をわたります。川風が肌に心地よく疲れた足を慰めてくれます。聖路加ガーデンの展望室からは、東京湾と隅田川を行き交う船が望め、また、今日の散策コースが眼下に広がり鳥瞰図のように見えます。あとは、新富町駅や築地駅から帰路に着いてもよし、銀座に出ても好しのコースです。
贈与税の減税の詳細が、明らかになりました。住宅の購入や増改築のために父母や、祖父母から受け取る金銭の贈与は500万円まで贈与税が課税されないことになります。歴年課税では、贈与税の非課税枠を500万円上げて610万円となり、相続税精算課税制度では4000万円までは贈与税がかからないことになります。土地価格が下落している状況では、住宅の第一次取得者にとっては朗報ですね。
桜の樹の枝が、自宅にかかる場所では、夏には風通しを悪くして毛虫を発生させ、秋には枯葉を撒き散らして掃除の手間をかけるので枝を切られて太い幹だけを晒している桜の樹が哀れに見える。公園や、学校の桜の樹はのびのびと枝を伸ばして花をつけているのに道端に植えられた桜は不運である。誰もが桜の花を賞賛し楽しむが、その感嘆の声は役所には届かず、桜樹の隣家の不満だけが行政を動かす。自然に癒しを求めるのは世間の風潮ですね。
贈与税の減税の詳細はまだ未発表ですが、住宅の購入や改修に関連させています。住宅産業への刺激は、既存の住宅取得控除や相続時精算課税方式と重なり目新しいことはありません。贈与税の非課税枠を500万円上げて610万円にしても住宅の購入や改築には、さらに多くの資金が必要なのが現実です。先行きに不安を抱える今、新たな住宅需要の増加はどのくらい発生するのかわかりませんが、安定した生活が送れる社会の実現が、内需を中心にした景気回復の基になることでしょう。
桜の咲く時期になりまして、自然と心も体も外に向き始めました。多摩地区の北部には、東京都の水源として作られた多摩湖や狭山湖があります。そして、その周りは水源を守るための広範囲の雑木林が狭山丘陵のうえに広がっています。春先には、 野山北・六道山公園 の整備された山道に新緑を求めて大勢のハイカーが、散策を楽しむようになりました。特に夫婦2人の熟年ハイカーが目立ちますね。冬が終わったことを実感し、活動的な夏に向けての足慣らしの散歩です。 また、汗を流すことのできる日帰りの入浴センターの 「かたくりの湯」もありますのでぜひ武蔵村山方面にお越しください。
山梨県塩山市にある 慈雲寺 のイトザクラを毎年訪れていますが、年毎に開花が早くなっているようです。一本の巨木は、今年も、見事な枝振りを見せています。桜花をつけた枝が、垂れ下がり人の体を包みこむようです。女性に人気なのは、「夜目、遠目、桜の内」と言うことなのでしょうか。一見の価値はあります。桜のあとは、ピンクの桃の花が一面に開きます。
個人に関係するもうひとつの税制改正は、証券関連です。(20年の税制改正ですが適用は21年1月からになります。)上場株式の配当所得と株式の譲渡損との相殺ができるようになりましたので、株式の含み損を抱えた投資家は、配当所得の額に見合った譲渡損失の額を発生させるのが合理的の行動になります。ただ、配当控除の規定は適用できないので給与所得や不動産所得等との関連には一切影響を与えません。現物株の配当金も、信用取引での配当金と同じ扱いになるということです。
個人に関係する今年の所得税改正は、不動産関連と証券関連です。不動産関連は、住宅の新規取得と住宅改造の費用を特別控除する制度です。また、新たに土地(住宅用に限らない)を取得して5年間以上保有していれば、売却時の利益から1000万円が特別控除されます。これらの改正は、景気回復を願う国の政策ですから、不動産の取得や住宅改築に踏み切れない人の背中を押すことになるでしょう。景気が回復しないことには、いつまでも、雇用助成金や緊急融資だけでは雇用は維持できないうえに、治安の悪化を招くことになります。
今年は、不景気風が吹き寂しい思いの国民に久しぶりに明るい話題を振りまいてくれました。勝てそうで勝越せないてフラストレーションがたまる展開でしたが、最後はイチローが決めてくれました。来月からはメジャーリーグやプロ野球が開幕しますので、大いに盛り上がり消費を刺激してほしいものです。
春になると外出が楽しくなります、特に自転車で風を切るのは爽快ですね。自転車は、サイクリングやマウンテンバイクのスポーツ車ばかりではなく、毎日の通勤用や買い物用でも多く利用されています。一台100万円を超えるような高級車は、常に盗難の心配をしなくてはなりませんが、安価な一般車は、消耗品扱いで気楽なものです。でも、大事に扱えば10年以上有効に利用できます。タイヤの磨耗、カゴの毀損、ブレーキの消耗等をコマめに修理すれば愛着がわきます。今の時代にはぴったりの状況です。まるで、定年退職者のようです。
昨年、株分けしたシンビジュウムがやっと開花しました。冬の時期、シクラメンや、ポインセチアの後を受けて確定申告で来客が多く注目されるべき時期を逃してしまいました。残念ながら、後数日でライバルの桜が咲き始めます。多くの人の関心は、暖かい気候と花見に移り室内でひっそり咲く小さな花には関心が向きません。でも、この花にとっては、1年の成果です。観客は少ないですが、満開を愛でてあげます。
毎年、確定申告書の提出は3月の13日.14日.15日に集中するものですが、今年は16日に税務署が大変な混雑状態でした。確定申告者の多くは、年金を2ヵ所から受給している人、医療費の還付請求、中途退職者のかただと思うますが、納税する人もこの日に集まります。今年の感想は、 平成20年前半の利益を10月からの株価急落により消費意欲が落ちたことで利益を減少させた事をうかがわせました。また、残念ですが個人事業の廃業が増加しています。
おはようございます。 変動の激しい現在において、経済状況から感じた社会の一面を載せたいと思います。そして、皆さんのお役に立てるような情報を提供できれば幸いです。