宮崎税務会計事務所

〒208-0004 東京都武蔵村山市本町2丁目70-2

国の会計制度について

 2013年 2月 2日

個人事業主は、青色申告の届けをして複式簿記で帳簿をつけ、申告時に貸借対照表と損益計算書を添付すると青色申告特別控除65万円が適用されます。多くの真面目な事業者は、この制度を利用して節税をしています。
民間の中小零細企業はもちろん個人事業主までもが複式簿記により経理しているのに、国や地方公共団体は、明治以来の単式簿記で貸借対照表には減価償却や繰延資産の制度の適用はなく財産目録に取得価格での計上があるだけです。経理を明瞭にするのには、正規の簿記の原則に従って複式簿記にするほうが、適切であることは、税務署が65万円の青色申告控除を認めていることを考えれば明らかです。
国が複式簿記を適用すれば地方公共団体も一斉に採用する事になります。そして、現金主義から発生主義に会計を変えれば無理やり3月末に業者に支払うこともなくなります。仕掛工事か未払金を計上すれば良いのですから。また、減価償却制度を適用すれば、建物や橋、道路の適正な費用配分により毎期の会計が明瞭になるうえに残存耐用年数から更新時期の予測も可能です。
ソフト開発や基礎的な技術開発について繰延資産の考え方を適用をすれば適切な期間配分が図れ費用対効果が検証できます。
国の官僚は法学部出身者が多いので会計学、財務諸表については理解が不十分なのでしょうか?それとも、わからないほうが都合が良いのでしょうか?


ふるさと納税制度について

 2013年 1月 8日

来月からは確定申告が始まります。東北地方や日本赤十字、政治家の運動資金等に寄付をされた方もいると思います。その方は、所得税の確定申告による寄付金控除を適用して還付を受けることができます。
そのなかには、ふるさと納税制度が適用されることがあります。生まれ故郷はもちろん旅行して好印象な地域やお世話になった人のいる地域または被災地には、自らの意志で寄付をすることにより地域の発展を応援することができます。東京に住んでいる人が、東北地方や京都、沖縄の市役所等に寄付をするものです。
ふるさと納税の金額には、一定の枠がありますが、この点に注意するとおもしろい利用法があります。地方の自治体(市役所等)の中には、ふるさとの納税制度と地元の産業振興を一体としてキャンペーを行なっているところがあるのです。
例えば、 米子市役所  、境港市役所は1万円以上の寄付者には地元の産物をプレゼントしてくれます。寄付金の控除の足切り額2000円分の商品と思えばネットショッピングの感覚です。
自分の判断で住民税の納税地を替えることができますから、住所地の自治体に不満のある方にも利用できます。
同じ寄付金でも、神社への賽銭は寄付金控除の対象になりません。
−−−寄付証明書が発行されないからでしょうか?       願い事を成就してもらうための対価ということでしょうか?    


堆肥の話

 2012年 12月 27日

来年の野菜栽培のために使用する堆肥は、この時期に製造します。
四方を板で囲いその中に大量の落ち葉と家庭で出る野菜くず、畑にある野菜残滓、雑草や小さく切断した小枝等を集めて米ぬかや油カスと黒土を絡めて踏みつけると発酵が始まります。発酵熱は、害虫の卵を退治してこれらのものを堆肥に変えていきいます。昔の人の冬の営みの体験です。
11月から栗の落ち葉を集めて堆肥作りを開始しました。2週間ほどで下の部分では発酵が始まり掘り起こすと水蒸気が吹き出します。
戦前や戦後の貧しい時代は、日本の子どもたちにとっては甘いモノが一番のごちそうでした。近所のでんぷん工場では、さつま芋からでんぷんの粉を造り、菓子業者は麦芽糖に変換して水飴の原料にしました。小さな工場でしたが巨大な工場に見えたのは、子供の目線のためでしょう。
当時、この地方では、農家は春先に麦わらで四方を囲いを作り、その中に落ち葉を入れて発酵させ、この発酵熱を利用して「さつま床」としてさつま芋を芽吹かせて苗を取りました。−−−−おぼろげな記憶が蘇ります。


噂で買って事実で売る

 2012年 12月 21日

衆議院の解散が決まるとすぐに為替は円安になり株価は上昇を始めました。民主党の政策に対する不満が鬱積していた国内外の投資家が嬉しくて飛び跳ねているようです。
待望の円安と株価上昇は、1か月近い上昇相場となりますが、自民党の圧勝で政権が変わり、次の投資材料を求めて一息入れる頃でしょう。株価の指標から見ると市場参加者の多くがブル(強気)に傾いていることを示しています。
経済対策は公共事業を中心に行われるようですが、新規の建設工事着工よりも既存設備の改修や補修をしてもらいたいものです。東京オリンピック当時に作られた首都高速道路の高速走行には道幅に比べて車体が大きくなりすぎて不安を感じます。また、中国や韓国との外交問題は、とりあえず冷却期間がほしいところです。
ポピュリズムでの大衆迎合を排して未来のために、そして子ども達のためになる長期的視点での政治運営を望みます。


さつまいもの花

 2012年 12月 17日

今年は、珍しいことに植えつけて120日経過した時に花が咲きました。ヒルガオ科さつまいも属に区分されるさつまいもの花は、朝顔のような花です。
最近の野菜は、糖度が高く甘い傾向があります。柿、ぶどう、すいか、とうもろこしもなど水分と甘みがミックスして美味しくなっています。さつま芋にもその傾向が強く甘い芋が脚光を浴びています。今年は、甘い芋として安納芋と紅はるかを栽培しました。さつま芋は、苗を植えてから120日から150日で収穫するのですが、10月になっても熱い日が続いたので十分太らせて145日目で掘り出しました。その結果、芋が大きくなり焼き芋用には適さなくなってしまいました。焼き芋釜に入りきれないような大きな芋は、来年の種芋にして苗を作ろうと思います。
それでも、小さい芋よりもダルマ型の大きな芋のほうが美味しいです。
石焼き芋釜で火力を調整して2時間かけて焼き芋を作ると甘い匂いがあたりに立ちこめて、甘くねっとりした焼き芋になります。畑で取れる野菜の中で最も甘いのは、さつまいもです。それを、美味しく食べる方法は石焼き芋です。ぜひ、ご賞味ください。


おひさしぶりです

 2012年 12月 14 日

HPの更新は半年ぶりなので今までの農作業の経過をかいつまんで報告します。
6月になると農作物の管理は、一段と忙しくなり毎朝5時くらいから8時までを作業時間に割り当てていました。おかげで、霜が降り氷が張るこの時期でも太陽が登る前の明るさに反応して目覚めてしまう習慣が身につきました。6月からは、とうもろこし、枝豆、ナスにトマト、ピーマン、じゃがいもの収穫と多彩で不慣れな作業が続きましてHPの更新は、疎かになったわけです。
じゃがいもは、幸運にも大量の収穫があり近所の方に配りました。とうもろこしは、甘くて美味しいと評価されましたが300株の大量生産には、庭先販売とコーンスープで処理しました。
赤ん坊が食べられるようにと農薬を使わないよう野菜を育成しています。でも、枝豆は、農薬を使わないと生産できない作物であることを学びました。夜のビールを楽しみに大量生産したのですが、害虫のカメムシに美味しいところを吸い取られて全滅でした。泣き泣き処分です。
これから春先まで、農閑期を迎えますが作業量が少なくなるだけで農作業がなくなるわけではありません。
よろしくご支援ください。


サツマイモ芋の苗

2012年 5月 29 日

蜜のたくさん入った安納芋のやき芋が、おいしかったので生産から消費まで一貫して携わろうと苗を植えました。農家の方に聞いた栽培の方法やインターネットでの情報をまとめるてみました。
1.畝を高く肥料は控えめか無しにすること
2.この地域では、1960年代には、苗を直接に土の畝に差していましたが、今ではマルチ敷きが多いそうです。小麦栽培が行なわれていた頃は、苗の乾燥防止と風除けに小麦の間の畝を利用して植えつけられ、さつまの株が根を張り始めた頃に小麦が刈り取られるので好都合だったそうです。でも、今では、小麦の栽培はされていませんからマルチ敷きが有効だそうです。
畝は、より高くを目指してスコップで50cmほど盛り上げましたし、昨年、夏野菜を作った畑なので肥料は無しとしました。
苗は、インターネット経由で購入したりホームセンターで購入した安納芋30本、紅はるか10本です。ネットの予約購入で送られてきた苗は太いうえに茎も長くて良い苗でした。
苗の植付けには、前の晩に十分水を吸わせる原則的な方法と水を絶って植えつける例外的な方法が紹介されていました。水を絶って植えつけると良い芋ができるというのでこの方法で植えてみたところ、晴天が続き苗は干からびて茎の先端の芽だけが生きています。
十分に水を吸わせてから植付けるやり方には、枯れる心配をしなくて済む安心感があります。


休日の過ごし方――今昔物語

2012年 5月 20 日

30年前のある日曜日の朝早く、サラリーマンの山田さんは、寝ている妻と子供を起こさないように気をつけながら身支度を初めます。ゴールデンベアのワンポイントマーク付ウエアーを着て伸縮性の高いズボンと帽子を身に着けました。ボストンバックには、着替えとスパイクのついたゴルフシューズを入れました。
新調したカーボンシャフト風のウッドとアイアンに丁寧にカバーをかけてニューボールの数をチェックすることも忘れません。ゴルフ道具を傷つけないように丁寧にマークUのトランクに押し込みます。
テレビでは、香港で満漢全席を食べている日本人を映し出しています。今日だけは天気になって欲しいとの祈りが通じたように快晴です。
ゴミ出しをしていた隣の若奥さんが、「どちらへお出かけですか」と声をかけてくれます。これから、3人の同僚を乗せてはるばる軽井沢まで高速道路でゴルフ場に行きます。

最近の休日、朝早く山田さんは、寝ている妻を起こさないように気を使いながら身支度をします。少し汚れているシャツと古くなった太目のズボンを身につけ長靴を履きます。スーパーでもらったポリエチレンの袋には、手ぬぐいと「南アルプス天然水」をいれています。これは熱中症対策です。忘れずに薄くなった部分を守る麦藁帽子も持っていきます。
ホームセンターで買った手袋と鍬やスコップをバッグに入れて軽トラックの荷台に放り込みます。
テレビでは、地方のB級グルメ特集を映し出しています。ここのところ晴天続きで雨が欲しいなと独り言をつぶやきました。散歩に出かける隣のおばあさんが、「朝早いですねえ」と声をかけてくれます。「お互い年ですねえ」と返答します。これから、近くの貸し農園で夏野菜の手入れと草むしりの予定です。
山田さんは、永年の好景気が続き高揚した気分に浸っていたときの生活と、その後の急激な金利の引上に端を発したバブルの崩壊、銀行の倒産さらにリーマンショック、それに続く東日本大震災の時代に適応しようと生きている自分に時勢の流れを感じています。


トウモロコシの栽培

2012年 5月 17 日

今年は、子供に人気にある甘いトウモロコシの栽培を始めました。品種は、あまえん坊とゴールドラッシュ86(サカタ種苗)の2種類です。種苗店で購入した1袋には300粒の種がありました。計算上は300株の苗木と300本の実が取れることになります。これはどうみても、プロ農家用の数量です。
でも、今後の育成の手間とその処分先は考えないことにして育苗してみます。
トウモロコシは、密集させて同じ成育速度で育てるのがプロ農家です。しかし、一団にしても異なる種類のトウモロコシを育てると花粉が交じり合い混血の実ができるので、密集して育てないほうが良いそうですが、作業の行きがかり上隣り合わせに栽培しています。
種をまく時期をずらしながら夏の期間中長いこと楽しもうと計画していますが、原則から外れる栽培はどのようになることやら期待と不安があります。
ビニールトンネル中で育った苗は、大事に育てられた子供のようで風に吹かれるとひ弱さが目立ちます。雨風や害虫に負けないで実をつけてほしいものです。
こいのぼりが気持ちよく泳ぐ陽気になり、一雨ごとに作物はのびのび育ちはじめました。


原子力技術者はどこに行くのか?

2012年 5月  13 日

今の世相は、マスコミを中心に稼動している原子力発電を停止させて、当然に新規の原子力発電所は到底設置できないような状況です。
東京の夜景はすばらしいのですが電力不足は、都会の魅力を減少させて田舎との差異を少なくさせます。東京の魅力がなくなることは、世界の都市間競争に負けて一等国から落伍しかけている国をさらに三等国に引き下げることになります。
それでは、現在の原子力関係の中堅技術者と若くて原子力を勉強してきた優秀な研究員は、今までの技術を生かせるような活躍の場をどこに求めるのでしょうか?
新興国では、今後も原油価格の高騰に影響されない安価なエネルギーとして、また空気を汚さないクリーンエネルギーとして原子力発電の設置が続きますし、韓国や中国は発電プラントの輸出や原子力発電所運営に関するノウハウを必要としているので大きな需要があります。
 過去には、大手電機メーカーの技術者が土日を利用して半導体生産の技術や製品開発のノウハウを韓国に教えに行きサムスン電機の基礎を築きました。いまでは、日本の電機メーカーは、多くの会社が倒産の危機に追い込まれています。日本人は、過去の失敗を再度繰り返そうとしているように見えます。
日本の勤労者の8割の人は、内需に依存するといわれています。国は、財政再建を大義名分にした緊縮財政で公的需要を減らして内需が縮小させることになります。1億2千万人のうち特に若い人の職場と収入は、どのように確保されるのでしょうか?
すでに自動車産業や家電産業は輸出産業の花形ではありませんから、この産業に雇用の増大は望めません。観光産業や娯楽産業だけでは、その代替は難しいです。大学にハローワークを設置して就職先を斡旋するとのことですが、このような対症療法ではなく民間を活性化して働く場所を自然に増やすことが大事なことです。


スカイツリー展望台

2012年 5月 9  日

今話題のスカイツリー展望台に登る機会がありましたので報告します。
当日は、天候不順のGW中で雨の中を東武鉄道の浅草駅から乗車して東京スカイツリー駅(旧業平橋駅)で下車しました。
チケット売り場の雰囲気は、ディズニーランドに来たようでワクワクします。展望台へのエレベーターは、4基ありそれぞれが四季を表しています。昇りは、夏の隅田川の花火を江戸切子で現しているエレベーターでした。エレベーターに乗って350階まで60秒もかからないで到達します。急激な気圧の変化で耳を抑えるようです。
晴天ならば、遠くの山々が眺められるようですが、雨にけむる東京は高山に登ったように雲が眼下に低く早く流れていきます。それでも、隅田川の流れやアサヒビールの魂の塊は金色に光って浅草の目印には最適です。数台備え付けられているパラマウントビュー(東京時空ナビ)は、360度の展望を晴天の様子、交通網の配置、朝から夜までの24時間の変貌を映し出してくれます。最後を飾るのは、やはり隅田川の花火です。花火をここから見下ろすのは最高でしょう。
今回は、第2展望台には昇れませんでした。4フロアーほど下って降りのエレベーターに乗ります。このフロアーには、床にガラス張りの部分があり下がそのまま見えます。見下ろすと吸い込まれそうになり安全とわかっていても肝がチジミます。降りは、春のエレベーターにあたりました。この内部は河べりの桜模様で装飾されています。そして、下の建物の5階に到着します。まだ、準備中の店舗は従業員教育に忙しく開いている店はありませんでした。下から見あげるタワーは、雲に隠れたり現れたりしておのれの高さを強調しているようでした。
こんどは、晴れた日に訪問します。
スカイツリーH.P 


村山大島紬のこと

2012年 5月 3  日

武蔵村山市は、東京のベッドタウンです。地元の産業には農業と織物産業があります。町全体が桑畑に覆われていた大正時代から昭和40年代までは、農家では養蚕がさかんに行なわれていました。時世が、着物から洋服にと生活様式が変わり着物着用の機会は減り、しだいに、需要は減少していきます。折からの高度成長で人手不足とコスト削減に悩んでいた事業者は、韓国に技術とノウハウを教えて外注先に利用しましたが、やがて、安価な輸入品が増加して産地は大きな打撃を受けたそうです。今では、東京都指定無形文化財として絶滅危惧種のように存在しています。
電機産業や自動車産業のさきがけのようです。
村山大島紬H.P をご覧ください。


 ジャガイモの発芽 

 2012年 4月 27 日

ジャガイモを植えつけてから20日ほどで若芽が出てきました。
最初の発芽は、名前が示すように早生な「インカのめざめ」で始まりました。種芋が、男爵や北あかりに比べて小さいので一芋ををそのまま植えた方法と通常通り1/2、1/3に切り分けて種芋のした方法では、切り分けた方法での植え付けのほうが早く発芽しました。誕生後数日ですでに、悪い虫がついているようです。これから、一雨ごとに陽気も良くなり若草や虫たちも表舞台に現れます。いよいよ雑草との戦いが始まります。
GWには、多くの園芸愛好家で畑が活気付きますが、その前日には菜園用の苗を求めて園芸店をにぎわせています。すいか、かぼちゃ、ナス、トマト等多くの苗がありますが、その種類がさらに細分化されて昔のように単にすいかの苗だけでは購入できないようです。園芸家の要望に応じての多品種少量の生産は、苗が高コストになりそうです。枝豆、トウモロコシ等の野菜は、種から育苗すると植えられないほどに大量に苗を作ることができますので、それに比べるとホームセンターで販売されている苗の値段は高く感じます。


 ジャガイモの植え付け 

 2012年 4月 18 日    

 昨年のブログは、ジャガイモの種植えで終了したので今年はこの話題からはじめます。
ことしは、例年になく寒さの厳しい日が続き春の訪れが遅れましたので、ジャガイモの種植えも4月1日になりました。
昨年、評判の良かった北あかりやおなじみの男爵、今評判のインカのめざめ、よくわからないがおいしそうな北海こがねを植え付けました。
現在のところまだ、芽が出ていませんが、毎日期待をして畑を眺めています。
−−−これから始まる暑い中での草むしりや害虫刺されの苦労も忘れて−−−


 1年ぶりのHP更新になります。 

 2012年 4月 1 日    

 東日本大震災から1年が経過して不景気は相変わらずですが、多くの人が地震にも放射能にも慣れて世の中が幾分落ち着いてきました。ファンの皆様には、三日坊主のHPでご迷惑をおかけしました。
世の中の関心が、安全な食品を求めて趣味の園芸やたのしい農業に移りましたので、今年は私の趣味のひとつである農業を中心にHPを更新したいと思いますので、よろしくお願いいたします。



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