ベルベット・レイン
右がショーン・ユーのイック
左がエディソン・チャンのターボです


ベルベット・レイン
ラストシーンをターボとイックで… 
感想です〜//ネタバレ有りですので、読みたく無い方はお戻りください//

感想…


ホン=イック(アンディ・ラウ&ショーン・ユー)  
レフティ=ターボ(ジャッキーー・チュン&エディソン・チャン)
として書いていきます。

この映画、やはりラストシーンがけっこう衝撃的でした。
『ホン(イック)を本当に殺そうとしているのは、レフティ(ターボ)なのか』
『ターボはイックを利用してのし上がろうとしているのか…』
という表のフェイクが続いているので、そっちに気を取られて
ラストでヤられました(T◇T)。

それまで疑っていた、ターボという存在の切なさに
ただただ愕然とするばかり。
ターボ…あなたって…

ラストシーンを見て、ターボであるレフティがそれまで、ホン(イック)の何気ない言葉に、どれだけ傷ついてきたかがものすごく分かりました。
ホン(イック)が、『自分の妻子を守れてこそ真のボスであり、レフティ(ターボ)も母親を守れ』と告げるシーンで、レフティ(ターボ)はものすごく愕然としてますが。
あれは、自分の母親を人質に取られたような感覚かと思っていたら…そうじゃなかったんですね…。
レフティ(ターボ)にとって、守るべき身内って、ホン(イック)だけ…だったってこと。

ターボはイックさえ守れれば、それで良かったんだと
…ラストシーンで分かりました(T◇T)

ターボはイックを守りたかったんです。そのためなら何だって出来た。
イックが無事なら、イックをニュージーランドに移住させて、二度と会えなくても構わなかった。
なりたくもない、組織のボスになったって良かった。
元仲間の家族を皆殺しにするのも、自分がそれでどう狙われようと、自分ばかりが手を汚そうと
ターボはイックさえ守れればそれで良かったんです…

青年のエディソンのターボの一番印象的なシーンは、やっぱり、ショーンのイックが狙われていると知って、自分が囮になって、5、6人にボコられる所です。
ボコボコにされて、哀れな風で許しをこうても、右手をぐしゃぐしゃに潰された上に、犬とヤれと命令されるターボ。
そこで、これはエディの発案らしいですが、脱がされそうになるズボンを
「やめろ! 自分で脱ぐよ…」
って自分で脱ごうとする…

あああ(T◇T)ターボ!あんたイックを守るために、そこまでしちゃうのかよ!!
ターボ!あんたってメチャメチャカッコ良いよ(T□T)すっげー良い男だよ(T□T)!!
とにかく すごい衝撃的なシーンでした。

それが最後にホンとレフティとシンクロして
黄昏れた二人のすれ違いが、ようやく最後の最後で
重なりあって…(T□T)
ようやく、ターボは、イックと二人っきりの世界を得られる。

なんだよ!もう!切ないよ!!!(T□T)!!

映画館を出た時は泣かなかったんですが、1時間半くらいしたら、ぐあっと来ました(ニブイ…)
とにかく、青年のターボとイックが素晴らしかったです。
アンディとジャッキー・チュンも話題の映画ですが
正直、ショーンとエディソンの鮮烈な印象ばかりが焼き付きました。
ショーンの痛々しい哀しい澄んだ瞳には、圧倒されました。
何でそんな眼ができるんだ!ショーン・ユー!!
エディソンも圧倒的な存在感で、ショーンと張り合って、
ピリピリした甘えのない存在感のぶつかり合いが、ただただ心地よかったです。
すごいや!本物の中の本物だよ!二人とも!!

ターボは一見アホなチンピラですけど、イックより役に立ってた気がしますよ。
入れ墨の女を見つけて、イックに女をあてがってやって、銃の買い付けを案内したり
兄を助けようと無茶をするイックを命がけで止めたり
イックを守るために囮になったり、イックが入所してる時は、レフティとして名を上げて、ボスになっても良かったのに、出所してきたイックをボスとして仕えて…
直江信綱かお前は!!(←ちょっと違うような…)とか思ってしまいました。ポチ系エディキャラだ…

イックのショーンは、とにかくカリスマティック。
インファナル・アフェアでは、アンディの青年時代はエディソンが演じていて、
骨格的にはそっちの方が合ってるかな…と思うのですが
ショーンとアンディの立ち上る膨大な女王様オーラは、何と同等でした。
カリスマティックでセクシーで痛々しくて哀しい青年。

ヨーヨーとの恋愛は、恋愛になってなかったですが、
それはターボとの関係に複雑性を持たせるためのちょっと出キャラなので仕方ないのかも。

とにかく、ターボがどんなにイックのことを思ってきたのか…
ラストシーンはようやく二人だけになれたレフティとホン…
ではなくて、ターボとイックの二人で見たい!!!
と思ったんです。
でないと、あまりにも二人が切なすぎる。
苦しかったので、家に帰ってから、とにかく描くしかないと思って、描いてみました。
ラストシーンを、レフティとホンではなくって、ターボとイックで。
久しぶりにパソ塗りしました(-_-uやっぱ上手くいかないですや…

とにかく
お休みなさい、ターボとイック
やっと二人っきりになれたんですよ(T□T)
何て遠い道のりだったんだろう…





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