ヴァン幸せルート小説 6
									翌朝、またヴァンの腕の中で目覚めたガイは、ヴァンの幸せそうな笑顔に照れながらも、そのまま朝の挨拶を済ませた。妙な空気にならないうちにと、元気よくベッドから起きる。
											ガイは今日もイエモン達の所に手伝いに行くのだが。
									「貴公の育て子を放りっぱなしでも宜しいのか?」
									と、出かける間際にヴァンからそう問いかけられて、ガイは考えてしまった。
									ここのところ色々あり過ぎて、ちゃんとルークの面倒を見れていなかった。
											以前のルークであったら、ガイがそうやって他に気を逸らすだけでも気に入らないようだったのに、最近はすっかり良い子になってワガママを言わなくなった。
											それを少し寂しいとも思っていたのに、手がかからないのを良いことに放り過ぎてしまったかも知れない。しっかりとしてきたように見えても、ルークはまだ中身は子供なのだ。
									「そう…だな。じゃあ一度イエモンさん達の所で手伝ってから、昼過ぎまでにはこっちに戻ってくるよ」
											「さようですか」
											「でもお前がルークのことを気遣ってくれるなんて」
									今まであんなに愚かだのと貶してばかりいたのに、仲間たろうと努力してくれているんだなあ…とガイはしみじみと感動している。
											が、ヴァンとしては、音機関いじりはほどほどに切り上げて欲しいという目論見があったに過ぎなかったりした。
									
									
									
									
											「ガイ!」
											昼過ぎ宿の方へ戻ると、宿の前にある海の見える展望台の広場で、ヴァンとルークが剣の稽古をしている最中だった。
											ガイに目敏く気付いたルークが、飼い主の帰還を喜ぶ子犬のような喜びようで駆け寄ってくる。
									「イエモンさん達の手伝いは?」
											「ルークとヴァン謡将の手合わせを久しぶりに見たかったから、早めに切り上げてきたんだ」
									そう答えると、目の前の笑顔が更に輝きを増す。
									「やっぱヴァン師匠はすげーよ! 俺、けっこう強くなって気でいたけどさ、まだまだ全然かなわないんだ!」
									その久しぶりに見せるルークの無邪気な喜びようにガイはヴァンに感謝しつつ
									「でも随分ルークの腕は上がってるだろ?」
									と、その光景を見守っていたヴァンに視線を送りながら声をかける。
									「そうだな。実戦を重ねた経験は実力に反映されている。腕を上げたなルーク」
									かつて屋敷で聞いていたような、深い優し気な声でそう誉められて、舞い上がるルークに、調子に乗りすぎるなよ、と、ガイが苦笑する。
											それでもその暖かな光景を生み出してくれたヴァンに感謝の視線を向けると、どういたしまして、といったような笑顔を返される。
									「ガイラルディア様も腕を上げられたでしょう。手合わせを願いたいものですな」
											「師匠とガイか! 俺も見てみたい!」
									ガイが来るまでに、かなりヴァンとの稽古に満足ができたようで、ルークがヴァンとガイの手合わせを見たいとせがんでくる。
									「そうだなあ… ルーク達は昼飯は済ませたのか?」
									そう尋ねるとまだだという。随分と熱心に励んでいたらしい。
									昼は宿で調理場を借りて、簡単な物を作ろうということになった。
											他の仲間達もそろそろお腹が空いたと調理場に集まってきて、広い調理場だったので何人かで手分けして作ることに。
									「またガイラルディア様の手料理が食べられるとは、行幸です」
									堅苦しく喜ぶヴァンにガイは苦笑しつつ、
									「そうだ、その‘ガイラルディアさま’ってのは、仲間内では無しにしようぜヴァン」
									仲間であるからには、立場は大体同じぐらいの感じでやってるからな、とニマっと笑いかけてガイはヴァンを促した。
									「…貴公がそう望むなら。わかったガイ」
									切り替えの早いヴァンは、以前他人の目がある場所で使っていた言葉遣いに直す。だが、きゅうりを刻むガイの耳元に唇を寄せて
									「だが二人きりの時は、どのように呼んでも構わぬのだろう?」
											と低く囁きを付け加えるのを忘れなかった。
									それだけで、ぞくりとしたモノが背中に走ったガイは、
									「っ!」
									つい手を滑らせて小さく指を切ってしまった。
									「ガイラルディア様!」
											「ヴァン〜」
											「………ガイ。…指を見せなさい」
									言い直してから、ヴァンはガイの左手を取る。
									「大丈夫だよ、ちょっと切っただけだから。舐めとけば治る」
									というガイの言葉は素通りして、ヴァンは譜術でたちまちその傷を塞ぐ。
									「私が不用意だった。申し訳ない」
											「キッチンでふざけたらダメなんだぞ?」
									まるでお母さんが小さい子を諭すようなガイの物言いなのだが、ヴァンはガイの手を取ったまま、反省しているように少し首をうなだれさせている。
									「…………」
									その光景を、調理場に集まっていた仲間達が微妙な空気で見守っていた。
											キッチンにいるヴァン謡将というのもなかなかのシュールな絵面なのだが。
											ガイの一言でショボンとしている謡将なんて…今まで想像もしたことが無かっただけに
									「な…なんかイチャイチャしてるっ!」
											「兄さん…」
											「ガイとヴァン謡将は本当に仲良しですのね」
									ガイもヴァンもルークの剣の相手をするために普段とは違って軽装で。
											いつもながら調理場に馴染む主婦なガイは白いブラウスシャツの袖を捲った姿。
											ガイよりも長身で鍛え抜かれた体躯を浮きたたせる青いVネックのTシャツ姿のヴァン。
											二人が並んでいると、まるで……
									「なんだか新婚さんのようで、妬けますねえ」
									やれやれといった体のジェイドの言葉に、仲間達は気不味い汗をかくしかなかった。
									
											皆で作った昼ご飯は盛りだくさんでとても美味しく。
											「わっ、ヴァン謡将の盛りつけ、ホントにティアと同じ〜!」
											「ティアはヴァンに料理を習ったんだよな」
											「ええ、兄さんの手料理久しぶりだわ…」
									今日はヴァンは手伝ったただけなのだが、それでも兄の久しぶりの手料理に、ティアも浮かれている。
											ヴァンもガイの手料理を久しぶりに味わうことが許されて、あまりそうは見えないが、頬が緩みっぱなしである。
									公爵邸では晩餐などの正式な席以外では、ヴァンの求めるように食事が出されたので、ヴァンはそれを利用してこっそりガイに軽食などを作ってもらうことがあった。
											ガイに用事を言いつけて滞在する部屋に呼んで、二人きりになれる僅かな時間の儚さを共に分かちあっていた。
											こうして共に手料理を楽しんで作るなどと、ほんの少し以前の自分には何と遠い夢であったか。ヴァンは今の幸福を噛みしめていた。
									
											食後のお茶もゆっくりととって、ジェイドが解読した禁書の内容をヴァンに確認する作業などもしているうちに、時間も大分回ってしまっていた。
									「なあなあ、ガイ! ヴァン師匠との手合わせはやんないのか?」
									後かたづけも済んでのんびり音機関をいじり始めたガイにルークがたまらず声をかける。
											ワガママは言わないように我慢はしていたのだが、昨日一日ガイと過ごすことができなかっただけで、実はかなり寂しかったりしたのだ。
									「謡将とガイの手合わせですか、それは是非見学させていただきたいですねえ」
									ジェイドが手を止めて、ヴァンに食えない笑顔を向ける。
											ヴァンが剣術も譜術も桁違いの力量だということは皆知っていたのだが、敵として実際に刃を交えたことは無く。
											ルークに剣の稽古をつけていた時も本気を見せることも無いままだったので、皆謡将の実力を見てみたいものだと興味を隠せない。
									皆にせがまれるままガイはヴァンと皆の前で手合わせをすることになり、展望テラスでは器物を破損する可能性があるからと、町外れに場所を移した。
											シェリダンは荒野に囲まれた街なので街外れには広場がいくらでもある。
									仲間達の見守る中、ガイとヴァンは一礼して、模擬刀を構えた。
											とたんに、ルーク相手の時とは違う、空気にピリリとした緊張が走る。
									互いにアルバート流の一流の使い手。
											だが、ガイのそれはアルバート流の弱点を突くシグムント派。
											一子相伝のそれは、ヴァンにとっても未知の部分の多い剣術で。
									互いに相手の放つ剣技を受け流すのだが、ガイの俊敏さが勝るとヴァンのリズムを僅かに乱す。が、ヴァンの一撃もまた重くガイの手数を乱す。互いが僅かな隙を突く一瞬の気の緩みも許されない攻防は
									「それまで!」
									互いの喉に突きつけ止められた剣の刃先が再び臨戦の形を取ろうとするその一瞬に、ジェイドの良く通る凛とした声で終わりを迎えた。
									「はあああああ」
											「す……凄かった…ですわ…」
											「………っはぁ」
									知らずに詰めていた息を、一斉に仲間達が吐く。
									「いやあ、本当に素晴らしい戦いを見せていただきました。やはりお二人とも一流の剣士ですね」
											ジェイドはそれでも探るような目を止めない。
											その視線の意味はガイも理解するところで。
									「これでヴァンの譜術は旦那よりも多分上回るから、俺は正直全くかなわないよ」
									ガイとしてはかなり本気で挑んだのだが、悔しいがヴァンにはまだまだ余裕があるように感じた。
									「いえ、やはりあなたの流派は私には受けるのがもっとも難しく感じます。一番の強敵ですよ」
									ヴァンに穏やかな目を向けられて、やはりガイはちょっと悔しいとか思ってしまう。
									「なあなあ! ガイ凄かったな! ヴァン師匠を圧してたし! やっぱり俺にも剣教えてくれ!」
									尊敬するヴァンと互角に見える戦いをしたガイの、アルバート流に似て違う剣技の特色を今の戦いで更に印象付けられたルークが、ガイにも剣を教えて欲しいとせがみ出した。
									「あー、悪いルーク。俺んとこの剣技は一子相伝らしくて、俺が教える訳にはいかないみたいなんだ」
											ペールが教えられる範囲なら良いのかも知れないなと考え途中で
									「ガイのうちの子になれば教えてもらえるってことですよルーク」
									とまたジェイドがルークをからかい始めた。
									「は? ガイのうちの子!?」
											「一子相伝なのでしたら、ルークがガルディオス家の養子に入れば問題なく教えてもらえるのでしょう?」
											「あーまあそういうことになる…のかな?」
											「ルークはガイが育てたそうですし、ガイはルークのお母さんみたいなものじゃありませんか」
											「あー!大佐以前言ってましたよねー、ルークのお父さんはフォミクリーを作った大佐っていうより、それを使ったヴァン謡将だって」
											「それにガイも女性恐怖症のままですし、ガルディオス家を再興するとなると誰か養子を取ることになるんでしょう? だったらご自分の育てた子でも良いのではないかと思いましてね」
											「お母さんってのはともかく、いきなりこんな大きな子供ができるってのもなあ」
											「お、俺だって、ガイがお母さんとか…ねえよ! ガイはむしろ俺のヨ…」
											「でもヴァン謡将がお父さんですよ?」
									そのジェイドの言葉にルークが魅惑されそうになってクラっとなる。
									「まあそうなると、ティアが伯母さんになりますよねえ」
											「オバサっ…!?」
									冗談をあきれて聞いていたティアが、ショックの声を思わず上げる。
									「まあそれがイヤなら、ヴァン謡将ではなく、不本意ですが私がルークの生みの父ということを甘んじて受けますよガイ。あなたのことは子供共々幸せにします。私もどうせ養子ですし、養子のことは任せていただければ」
											「え…ちょっ?何の話になってるんだ?」
											「あなたと連れ子を幸せにする夫は誰がふさわしいかという話ですよ?」
											「そんな話でしたかしら?」
											「……」
									ジェイドがその場を混乱に陥れていると、明らかにガイ狙いなジェイドにヴァンが青筋を
											ビキビキと立てて睨んでいる。
											ルークは混乱させられながらも、やっぱりガイは俺の……とブツブツ悩んでいて。
									「あーあー、あの天然タラしの伯爵様のガイと、出世頭の髭の主席総長と、まあルークはともかく、皇帝の懐刀の大佐までっ お金持ちの独身男同士が取り合ってるとか、あんまりにも不毛過ぎだよー」
									アニスが女性代表として叫んでみる。
									「私、アッシュが好きで良かったですわ…」
											とこそっと呟いたナタリアに
											「わかんないよー!アッシュだって、ガイのこと気に入ってるみたいだったし! もしかしてー」
											「そ、そんな、ではガイが恋敵になりますの!?」
											「ガイ相手じゃ勝ち目ないかもねえ」
									金髪美人、性格最高、みんなが認めるスーパー主夫。
											見た目も性格も細かな気配りも、女性メンバーでは太刀打ちできないレベル過ぎるのだガイは。
									「ガイにはとっとと一人の人に決めてもらわないと、皆が迷惑するもんね!」
									そのアニスの言葉に、女性メンバーはしみじみとうんうん頷くのだった。
									
									
											そのまま賑やかに宿へと戻ったメンバーはまた皆で夕食を済ませ、平和に各自部屋へと戻っていった。
									
									
									「先にシャワーを使わせてもらって宜しいか?」
											「あ、うん」
									今日はルークの稽古ためにかなり時間を作ってくれたらしいヴァンは、ガイとの手合わせもあったので、早くシャワーを使いたいのだろう。
									「それとも一緒に入りますか?」
									また甘くそう囁かれて、ガイは顔に血を上らす。
											さっきまでワイワイと楽しかったのに、ヴァンと二人きりになると急激に空気を甘いものに変えられるので、ガイはまだ慣れずにいちいちオタついてしまうのだ。
									「いいから、さっさと入ってこいっ!」
									顔を赤くしたまま、ヴァンの背中をぐいぐい押すと、はははとヴァンは笑ってシャワー室に大人しく入っていった。
											それに安心して、ガイは荷物の整理などを始めたのだが、またさっさとヴァンはシャワーからあがって来た。
									やっぱりたくましい長躯にバスローブが似合っていてちょっとうらやましい。
											あのくらい胸板があったらなーとか思う。
									さて俺も汗を流すかとガイがベッドから立ち上がると、ばさばさと髪を拭いていたヴァンに腕を捕まれ引き寄せられた。
									「ヴァン?」
									ヴァンの口元あたりにあるガイの額に軽く唇が触れると、
									「今宵はいま一歩踏み込んだ練習をいたしましょう」
											「………! ……えうっ!」
									ヴァンの更なる言葉に、ガイは反応しきれずに変な声をあげてしまうのだった。
									
									軽くパニックになりながらもシャワーで身体をごしごしと洗ったガイは、ぐるぐるした頭のままバスローブを羽織った。
									大理石の床を素足のままひたひたとベッドルームへ向かうと、ヴァンが大きなベッドに腰掛けてこちらへ手を差し出している。
									緊張して足が止まりそうになりながらも、ガイはヴァンに近寄って行く。
									「!…あ!!」
									まだ手は届かないだろう距離で、意外な勢いでヴァンの腕がガイの方へと延び、ガイはそのままの強さでヴァンの腕の中に腰を抱き込まれてしまった。
											がっちりと腰を抱かれたまま、ヴァンが目の前にあるガイの胸に顔を寄せる。
											バスローブは羽織っているけれど胸元はすぐにはだけて、
									「!ひっ」
									無防備な胸の飾りをペロリと舐められ、ガイは思わず息を詰めた。
											びくりと身体が逃げようとするが、逞しいヴァンの腕はガイの細い腰を抱きしめたまま微動だにしない。片腕を背中に回され、ヴァンの顔にガイの胸が押しつけられ、ヴァンは舐めた突起を唇に含んだ。
											そのまま唇と舌とでガイの色付くそれを愛撫すると
									「ひっ…ゃ…っっ!!やぁっ……ヴァ…」
									急激に与えられた刺激にガイはがくがくと身体を震わせて必死にヴァンの肩に手を掛けその責めから逃れようとするものの、ヴァンはガイを抱きしめる腕に軽く力を増すだけで軽々とそれを阻止してしまった。
									濡れた音を立てて、ヴァンの唇がガイの胸の飾りだけを柔らかく責める。
まだ今日は口づけも他のドコにも直接触れられていないというのに、たったソコを唇でいじられただけでガイは既に酷い快楽に侵されてしまっていた。
									「やだっ!やっ…ヴァっ…あうっ」
									しつこい舌先から逃げようとしてもどうにもならないので、ガイは目の前のヴァンの肩に縋るしかない。喘ぐまま息があがり、がくりと膝がくだけた。
									「あっ…あっあっ…」
									喘ぎながらぐったりと身体をヴァンに預けると、ヴァンはガイをようやくベッドへと横たわらせた。くたりと沈むその身体にヴァンがのし掛かる。
									手早くバスローブをはだけてしまうと、ガイの足を大きく開かせ、その間にヴァンは身体を入れて足を閉じられないようにした。
									「あ…ヴァン…?」
									ひやりとする何かをソコに垂らされて、熱で鈍くなっていたガイの頭が冷えそうになるが、
									「ガイラルディア様…」
									その前にヴァンが、ガイの唇に唇を寄せてきた。
											今日初めて、優しく口づけを与えられる。
									あくまで柔らかく与えられるそれにガイは何だか安心を感じてしまった。
									身体から力を抜いて安堵していると、
									「……!?…ンっ」
									下肢のその奥まった入り口に、ヴァンの指を感じる。
									やわやわと揉むように先ほど濡らしたものを塗り込めているような感じだ。
									ガイがそれに気づいて身体を緊張させようとすると、一度舌を強く絡めたヴァンが、唇を頬や耳に寄せて窘めるようにくすぐりながら
									「大丈夫です…。力を入れないで…」
									低くそう告げてくる。
									ち…力を…入れるなって言われて…もっ
									ヴァンは指を休ませずに丁寧にそこを揉みほぐし続ける。
											たっぷりと垂らされた粘りのある液体が濡れた音を立て。
									「怖がらないで力を抜いて…大丈夫ですよ 優しくします」
									ヴァンは低く甘く、ガイの耳元でそう繰り返す。
									ヴァンのバスローブの袖にしがみついていたガイの腕をヴァンの肩にしっかりと回させると、もう一度深く口づける。その感覚にガイが夢中になっている間に。
									「……!…んンっ…ンンン!」
									ゆっくりと進入し始めた指を感じて、ガイが声をあげようとするが。
											ヴァンがそれを唇で飲み込む。
									熱で潤むガイの身体は少し指を進めただけでも敏感にビクつき、その反応一つ一つをヴァンは全身で感じながら押さえ込んでいる。
									十分に濡れた左手の中指を滑るまま、熱く包まれる狭いそこを傷つけないよう慎重に、ゆっくりと奥を目指して進ませた。
									
											
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