農園紹介

オーナーあいさつ

 当農園では,温州みかんやネーブルオレンジなどを中心に栽培しておりましたが,2021年度頃から,不知火(デコポン),はるみ,早香,甘夏,伊予柑などの中晩柑の栽培にも力を注ぎ始めました。現在では,合計で120本程度の柑橘を栽培していますが,温州みかんの老木化が目立ち始めてきておりますので,順次植え替えなどを行ってきております。特に,中晩柑の種類と本数の充実化を図ってきておりまますが,新しい品種の温州みかん(例えばゆら早生など)の導入も同時に行ってきております。そして,ほぼ100%農協に出荷しております。


農園MAP

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主な作物紹介

温州みかん
原産地は,鹿児島県の長島地域が発祥地ですが,柑橘類の名産地である中国の「温州(ウェンジョウ)」にあやかってこの名前が付けられたということです。日本の風土に適しており,最も多く栽培される柑橘です。収穫時期も長く,極早生,早生,中生,晩生品種など多品種です。一般的に,皮がやわらかく,手でむけやすく,まさに日本の冬を代表する果実です。
ネーブルオレンジ
見た目はやや縦長の楕円形で,果頂部に「へそ」のようなくぼみがあるのが特徴で,それが名前の由来となっています。温州みかんよりもやや大きめで,甘味・酸味共に濃く,華やかな香りも強いので,バレンシアオレンジよりもはっきりとした味わいを楽しめます。皮は薄いが,手で剥くのは難しいので,通常はナイフで皮を剥きます。また,種がほとんど無いのも特徴です。
不知火
「清見オレンジ」と「ポンカン」を交配して生まれた品種です。ゴツゴツとした見た目ですが皮はむきやすく,酸味と甘味のバランスがとれています。「不知火」は「デコポン」と呼ばれることが多いと思いますが,「デコポン」は熊本県果実連の登録商標なので,販売する時には使うことができません。そこで,当サイトでは「不知火」として紹介しています。手で皮が剥け,みかんのように内側の袋ごと食べられる手軽さと甘さが人気です。
はるみ
両親が「不知火」と同じで,姉妹の関係にある品種です。皮が剥きやすく,薄皮や果肉がやわらかくジューシーですっきりさわやかな甘みで,プチプチと弾ける大粒果肉で,皮が大変柔らかく,手で皮がむけるので食べやすい品種です。糖度,13~15度と,濃厚な味わいが特徴ですが,取り扱い期間は短く,市場に出回る量も限られています。
甘夏
正式名称は川野夏橙と人間のような名前です。
甘夏は夏みかんと比較すると,少し小さめで外皮にツヤがあります。甘さは温州みかんと同じぐらい,酸っぱさは甘夏が勝ります。皮はやや厚く包丁で切れ目をいれたほうが剥きやすいです。薄皮も厚いので剥いて実をたべます。
伊予柑
「伊予柑」は、明治19年に山口県阿武郡東分村(現萩市)の中村正路氏の園で発見された偶発実生です。
当初は穴門みかん(あなどみかん)と呼ばれていましたが、明治22年に松山市の三好保徳氏が原木を購入して愛媛県に導入。そして,苗木を育成して近隣の農家に配り栽培を奨励しました。
やがて松山市周辺に産地が形成され、伊予蜜柑という呼び名で京浜市場に出荷されるようになりましたが,愛媛県産の温州みかんと混同されることから,昭和5年に伊予柑という名に落ち着きました。
早香
早香は,ポンカンと温州みかんを交配し育成されたみかんです。香りはポンカンに似ており,糖度も高く,温州みかんより大きいのが特徴となっております。種はありますが,甘くて香り高いみかんです。