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    設立趣旨&ご利用法



◆ 専称寺文庫設立趣旨
◆専称寺文庫設立趣旨その2
― 当 文 庫 の 特 徴 ―
『専称寺文庫』を 
― 無 料 貸 出 専 門 私 設 図 書 館 ―
として開館しているのには、『文化のことは、できれば民間で!』との想いを形にしたものです。
公共性においては変わりなくとも、設立団体が公立(つまり、税金)か否かということで
す。
ちなみに、民間の設立であって、当館に先行している図書館をあげてみますと、
・ 各地の児童図書館
・ 雑誌専門の「大宅壮一文庫」、ゲーテを専門にしている「ゲーテ図書館」。
・ 松竹の経営になる「芸能図書館」、農協の設立による「農業図書館」
などがあります。
当館は、約40年間、個人(館長)が将来、私設図書館を設立せんと集めた、出版社品切れ、絶版の本、約10万点以上―人文・社会・文学・芸術系の研究・専門書を中心として文庫・新書など―の蔵書をもって、小型ながら各地の公立図書館に準じた「本格的な図書館」と評価されているものです。
また、インターネット検索可能な、無料貸出専門図書館ですが、更に、通信による貸出―来館者は無料ながら、通信貸出の場合は、貸出申請から返却に至るまでの諸費用は利用者負担―を主としていることが当館の大きな特徴です。今日までのところ、国内では唯一のようです。
次に、当館、蔵書(大体において、公立図書館の蔵書と重複していない)の内容をみます。
まず、『集めていないもの』
新刊本・新聞・雑誌・自然科学・マンガ・洋書・児童書・教科書・事典・和書・限定
本・私刊本・戦前の出版物など。特に注意を要するものに、時代小説、ミステリー、SF、
・ ベストセラー・地図など旅行本、いわゆる面白い本―いずれも例外はありますが―

次に『比較的よく集められているもの』(1990年以前のもの)
哲学・思想・宗教・日本史・法律・経済・社会学・教育史・民俗学・国語・国文学(含む近代日本文学)、各分野の個人全集、講座、叢書など。文庫、新書の類(約5万点)各出版社別(2010年以前の刊行物)
『特に強い分野』としては、
哲学・思想・法律・日本教育史・国文法・日本古典文学・日本近代文学の研究書、個人全集のほとんど。文庫として、岩波・中公・角川・新潮・ちくま・講談社・文春などは当然として、教養・旺文社も相当数。新書では、御三家と言われる、岩波・中公・講談社は、現在不要のものを除いて全体の9割ほど。後発のちくま、文春なども。


                                 専称寺文庫館長

◆ ご 利 用 法 2015年6月1日 改訂
今日まで、次の事項に留意してきています。
@、「不正やゆがみ」のないように!
A、「図書館法に準じて」図書館の自由、そして、当然ながら「個人情報保護」の                                      点から守秘義務を!
B、「原則無料」ですが、以下の「通信貸出」に伴う、諸費用なども「非営利」(近く運営主体を宗教法人からNPO法人に認可・申請を予定)で「実費負担」とします。
C、「会員制」ですが、貸出期間中、会員扱いとし、返却された時点で非会員とします。会員費用は「無料」です。「記録も抹消」します。
 ご利用法 1(共通)
○開館日      月曜日〜日曜日(除火曜日・お盆・年末年始)
○利用時間     9:00〜12:00
         (時間外は、TEL0296―22―4827 専称寺まで)
○貸出点数     5点まで(申請により変更可)
○貸出期間     1ヶ月
 ご利用法 2(来館者)
○ 貸出 
来館者は、従来通り、当館のすべての資料を対象に開架制書棚から、自由に手にとって、(あるいは、当館のホームページの蔵書検索によって、選定し、スタッフに取り出しを依頼)貸し出し台帳に記入して終了。その段階で、当館の会員登録とします。
○ 返却、会員登録抹消
返却は、本を返却棚に返し、貸し出し台帳に返却日付を記入して終了。当館はこの段階で非会員とみなします。
 ご利用法 3(通信貸出者)
@  貸し出し本の選定
「カーリル」または当館ホームページの蔵書検索によって、選定
A  在庫確認は往復メールかFAX、またはTELにて
B  貸し出し申し込みは、メールまたはFAXにて
申込書には、住所・氏名・電話番号・本の書名・著者名・出版社名
刊年・文庫か新書などの型。
更に、当館宛 の送金の為ゆうちょ銀行の通帳を作成して頂きます。(すでにお持ちの方はそれを使用)
ゆうちょ銀行の口座間の送金手数料は無料の為。尚、すでに送金された金額を精算するなどの場合に限って、利用者の口座通帳の記号・番号を照会することがあります。当館からの返却(送料無料)にその都度使用いたします。
C   諸費用の請求書の送付 (メールかFAX)
○  送料(実費)
○  手数料・最初の1点(冊)につき1000円              
ボランティアスタッフの1時間の人件費とみなす(本の出納、梱包)
2点目から1点200円(文庫・新書)
       1点300円(単行本)
   尚、画集など、大型本、全集など一括、高価な貴重本など市価1万円を超えるものに対しては、別途「預かり金」を請求します。
○  口座通帳からの送金は、無料扱いです。
D送本  入金が確認され次第早くて2・3日、通常1週間ほどかかります。
     同時に当文庫は利用者を会員とみなします。
E返却  利用者は利用終了次第、返却します。返却は郵便の書籍小包、宅急便
     などを利用、送料は利用者負担。
     尚、紛失、破損などの場合は新たに請求することがあります。
  ○返却確認をもって、当文庫は利用者を非会員とみなします
F個人情報保護の為、情報はその都度抹消いたします。
 ※ 特別会員
 当文庫をご自分の書斎として、頻繁に、または、継続してご利用なされる方には、事前に1万円ほど預かり、諸費用の差引、その都度会計報告をすることが出来ます
 ※※
 ご利用中購入したいとの希望者、あるいは、本は購入して読む習慣の方には、
 市価(代替本の入手のため)をもって、購入の途もあります。お問い合わせ下さい。
 ※※※  ご利用なさる方で
○ 良い本なので、是非、他の方にも利用してもらいたい本の寄贈を歓迎します。
○ 当館の運動に共鳴して、ご自分の蔵書を利用させても良いとの方もいらっしゃるかと思いますが、目録を送って下されば、当館の蔵書に準じて、ご紹介の労
もとります。
(利用委託)
 ○ご不用の本で、再利用を考えて、当館に譲渡したい方も居られるでしょう。しか
  し、「売る」場合は最新刊の時で定価の1割、古書ですと、定価の1%というの
が、最近の市場動向のようです。
 ※※※※
  大型の画集、全集などの一括、高額な貴重本などは、対価を預かる場合があります。

専称寺文庫


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