マリコのかけ込み部屋について


女性のためのDV・モラルハラスメント相談、マリコのかけ込み部屋はDV・モラルハラスメント・性暴力・子供の虐待等に関連した問題について、情報を提供する目的で作られているバーチャルな部屋です。

ウェブ上の情報提供を通じて、DV・モラルハラスメント・性暴力・子供の虐待に対する理解を広めることを目的とし、暴力被害当事者や支援者にとって、リアルに役立てる構成にしてあります。

日本では「男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしく育てたい」という「らしさ」が根強く存在する国です。「学校教育」においては「隠れたカリキュラム」という仕組みがあり、子どもたちが無自覚なまま性別役割を教え込まれている現状があります。
「隠れたカリキュラム」により、何事も男子が優先するということが、まるで空気のように見えない形で社会教育、家庭教育を通じて存在しています。

女性へのあらゆる暴力の根に、女性を二流、男性より劣った存在、男性を補助していればいい、女性はサービスの提供者という、女性を周辺に押しやる女性差別が存在します。
日本には、女性差別が厳然とありながら、女性自身も、また男性も、差別に気づこうともしない社会です。差別により抑圧されることで生ずる生きにくさ、様々な女性問題(実は差別する側の男性の問題である)が、存在するなどとは思ってもいないのです。

私は、「DV防止法」「男女共同参画社会基本法」が施行されてから10年以上も経過する現在に至っても、暴力を認めたくない、暴力を大したことではないと過小評価する人たちから、「秋田にもDVがあるのですか?」と、問われことが非常に多いのです。

トップページに挙げてる数字は内閣府の調査結果です。全国どこでも、女性への暴力は存在します。例外の都道府県などありません。あなたの周囲にも、夫の暴力をじっと耐え、我慢して暮らしてる女性や子どもは必ずいます。

暴力に対して無関心な社会は、DV・モラルハラスメントだけではなく、あらゆる暴力を蔓延させ、人々にハイリスクをもたらす社会です。
暴力を根絶することは、女性や子どもの健康を回復させ、笑顔があふれ、男性にとっても生きやすい社会となるでしょう。

女性や子どもが、安全で安心して自由に選択し自己決定ができる社会、自分らしく一人前を生きられる社会の実現に向けて、一緒に歩み続けましょう。


コラム


11月25日は「女性に対する暴力撤廃国際デー」です。
日本でも、毎年、各地で「女性への暴力撤廃」キャンペーンが行われています。
東京タワーをはじめ各地でテレビ塔などがパープル色にライトアップされます。
お近くの男女共同参画センター・女性センター・子育て課・男女共同参画課へ何処でど んな行事があるのか、お問い合わせください。

by マリコ