コラム 〜子どもの親権と面会について〜
Aさん、こんにちは。はじめまして。フェミニストカウンセラーのマリコと申します。 DV夫が裁判引き伸ばしのため、「妻は精神病だから子どもは渡せない、親権は俺が取る」と親権を主張してきたのですね。酷いですね。 それで、家庭裁判所調査官が調査に入ることになり心配されてるのですね。 家庭裁判所調査官の面接は、裁判所で行われる場合と家庭まで調査官が入る場合とがあります。また、幼稚園・小学校に問い合わせることもします。 「どちらが親権者にふさわしいか?」ですか? Aさんと一緒に暮し、Aさんが子どもさんを養育し、発達障害があっても子どもさんは安定して育ってるのですから、親権はAさんに決まると思います。 子どもの福祉にとって両親のどちらが適切か判断されるのですが、現状ではモラハラ夫に親権が行くということはないでしょう。 小さい子どもの親権はどちらが養育しているかがポイントです。 面会して付け焼刃でいい父親を演じても無理ですよ。 DV夫という奴は自己中心的で、子どもの健全な成長には関心がありません。子供の将来を真剣に考えたりはません。子どもと一緒に暮らせば、あなたに対すると同じように子どもにも虐待をします。 また、DV・モラハラ夫が子どもに面会したいという真の目的は、Aさんを離婚後も支配コントロールしたいためです。「俺と離婚したからって自由気ままに暮らさせはしないぞ」と、Aさんの行動を監視するため、子どもを利用するのです。 いづれにしてもDV夫の発言は矛盾し馬脚を現し、裁判官や調査官の信用を失うこととなるでしょう。 私は今まで多くの離婚調停及び離婚裁判に関わってきました。DV・モラハラ夫たちは嘘で固めた陳述書を提出し、DV被害女性たちに揺さぶりをかけ、混乱させようとします。彼の陳述書の主張に巻き込まれないよう、深呼吸し、落ち着いて対処するよう頑張ってください。 子どもがDV夫と面会することで、どういうプラス点があるか、マイナスは何か、ノートに書いて整理をしてみてください。面接権は親の権利ではなく、子どもの権利なのです。子どもにとってどうなのか考えてみてください。 面会は子どもさんの発達障害を考慮に入れて、過剰な刺激にならないよう、通常の生活のペースが乱れることがないように配慮する必要があります。父親は1か月1回の面接を要求してきてるのですよね。日時、場所、子どもの体調の兼ね合いもあり、打ち合わせが結構大変だと思います。1か月ごとの面会は回数が多過ぎると思いませんか?面接と養育費の支払いを交換条件に出してくる父親も多いのですが、この点はどうでしょうか? 裁判をどう戦うか弁護士とよく相談をしてください。疑問があったら遠慮しないで弁護士に聞いてください。 Aさんと子どもさんが恐怖に晒されることなく、安心して安全に暮らせますよう、応援しています。