DVは児童虐待
 〜子どもはDVの第二の被害者〜


【児童虐待防止法】
「DV家庭において両親のDVを目撃して育つことは、子供に対する虐待である」

≪ DVが子ども及ぼす影響≫

1 母親と同じく暴力の直接の被害者になりやすい。
2 子どもの脳の海馬や小脳が傷つき、その発達が阻害される。
3 妊娠中母親が踏まれたり蹴られたりすることによって、死産や低体重・障害を持った子どもが生まれる確率が高い。
4 子どもは成長過程にあり、自分を中心として世の中が廻ってると考えているので、「お父さんとお母さんが仲が悪く喧嘩するのは自分が悪い子だからだ」と、自分を責める。
5 アンビバレント(両価感情)な自己像を持つようになる。
6 男女関係・人間関係をDV家庭で学び、暴力で問題を解決しようとする。暴力の世代間連鎖が起こる。
7 いじめたりいじめられたりするようになる。
8 子どもの健全な身体的・精神的成長発達が阻害される。
9 小さい子どもは遊びの中で外傷(トラウマ)を再演したりする。
10 どんなに小さい子ども、赤ちゃんでも、DVを見聞きすることにより、・緊張・不安・恐怖を体験する。
11 落ち着きのない子に育つ。子どもは両親間の暴力沙汰に落ち着いてなどいられないからである。
12 感情をあらわさない。話さない。


★幼少期・学童期
頭痛・腹痛・下痢・喘息・皮膚病などの体の不調・眠れない・悪夢・夜驚・夜尿・爪噛み・吐く・うつ状態・落ち着きがない・貧乏ゆすり・どもる(吃音)・親の暴力的行動を学校等でまねる、いじめる・学習面や言葉の発達の遅れや退化(学業不振)・登園拒否・登校拒否になりやすい・自分を肯定できない、自分を責める・人を信用できない・PTSD

★思春期以降
・人や世の中が信じられない、人間関係が持てない・自尊心の低下、自責感を持つ・安全や平穏が不安・感情がジェットコースターのように変わりやすい・摂食障害・過食・拒食・家出・非行・犯罪行為・アルコールや薬物依存・十代での妊娠・睡眠障害・統合失調症・自滅的・うつ病・自傷(リストカット)・自殺企画・PTSD・危険なことへの挑戦